JP5445229B2 - ロボットの制御装置及びロボットの接続不良判定方法 - Google Patents
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モータの駆動制御系について誤配線がある状態でロボットを動作させようとすると、本来発生すべきトルクが発生しなかったり、動作を停止させようとすると逆にモータが加速したり、動作対象に指定したはずの軸とは異なる軸のモータが突然動作することなどが想定される。これらは、ユーザが予期しないロボットの動作を引き起こすことになるため、状況によっては安全上問題になることがある。
また、特許文献1,2の方式では、判定を行うためにモータをある程度回転させることが前提となっている。ところが、ロボットの動作制御は一般に、各軸モータの回転量をエンコーダ等の位置検出器により検出しつつ行うフィードバック制御である。そのため、複数の軸間で誤配線が生じていると、フィードバック制御量が本来の値とは異なる不適切な値となって誤動作量が大きく増加することも想定される。
以下、第1実施例について図1ないし図9を参照して説明する。図4は、ロボットシステムの構成を示す。このロボット本体1は、ベース(回転軸)2上に、この場合6軸のアームを有し、そのアームの先端には、図示しないハンド等のツールが取り付けられる。前記ベース2上には、第1関節(可動軸)J1を介して第1のアーム3が回転可能に連結されている。この第1のアーム3には、第2関節J2を介して上方に延びる第2のアーム4の下端部が回転可能に連結され、さらに、この第2のアーム4の上端部には、第3関節J3を介して第3のアーム5が回転可能に連結されている。
座標変換部33U,33Vより出力される波形データは、減算器36U,36Vに夫々与えられ、インバータ16のU,V相出力端子に夫々配置されている電流検出器37U,37Vにより検出されるU相電流,V相電流との差がとられる。電流検出器37U,37Vは、例えばカレントトランス(CT)等で構成される。減算器36U,36Vより出力される減算結果は、乗算器38U,38Vにより電流ループ比例ゲインKcpが乗じられて、PWM発生器・プリドライバ39に出力される。
ここで、多可動軸型のロボットでは、一般にアームの基部に近いほどサーボモータの負荷が高くなるため、相対的に容量の大きいものが使用される。例えば6軸ロボットの場合について一例を挙げると、第1軸〜第6軸にかけて容量が1500W,750W,400W,200W,200W,100Wとなっている。つまり、第6軸のサーボモータ9(6)の容量が最小であるから、最初は第6軸が選択される。
図9は、図8に示す一部の状態を回転座標系で示したものである。図9(a)は(電気角θa)=(電流位相角θb);すなわち、図8の通電位相差が0度の場合に対応し、図9(b)は(電気角θa)−(電流位相角θb)=90[DEG];すなわち、図8の通電位相差が90度の場合に対応している。
そこで、再びステップS11と同様にして各サーボモータ9の位置θaを取得し(ステップS13)、初期位置との差から何れかの軸のサーボモータ9が回転したか否かを判断する(ステップS14)。そして、何れかの軸のサーボモータ9が回転した場合は(YES)、検査対象である第j軸の判定結果は「異常」となり(ステップS22)、処理を終了する。一方、何れの軸のサーボモータ9も回転しなかった場合は(NO)、ステップS15に移行する。
ここで図2は、ステップS19で「YES」と判断した正常な場合のイメージであり、検査対象とする第j軸のサーボモータ9(j)が、検査を行う毎に順番に回転することになる。また、図3は、ステップS18で「YES」と判断した異常な場合のイメージであり、第j軸のサーボモータ9(j)とは異なる他軸のサーボモータ9が回転した場合を示している。
ステップS6において、検査軸数を超えた場合は(YES)全体の判定結果を「正常」として(ステップS8)処理を終了する。また、ステップS5において、第j軸の検査結果が「異常」であれば(NO)、その時点で全体の判定結果を「異常」として(ステップS7)処理を終了する。
図10は第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例は、具体的には図示しないが、ロボット本体1の各軸に機械ブレーキが作用する構成となっている場合で、機械ブレーキを解除すると、各軸の回転位置は重量の作用や外乱により容易に変化し得る状態にあるとする。この状態で故障検出を行う場合を示す。
以上のように第2実施例によれば、ロボット本体1の各軸に機械ブレーキが作用する構成となっており、機械ブレーキを解除すると、各軸の回転位置が変化し得る構成においても、第1実施例と同様に故障診断を行うことができる。
位置検出器には、その他例えばレゾルバ等を用いても良い。
永久磁石型の同期モータは、SPM(Surface Permanent Magnet)型,IPM(Interior Permanent Magnet)型の何れでも良い。また、4極6スロット構成に限ることもない。
水平多可動軸型のロボットに適用しても良い。
尚、「可動軸」は回転軸だけでなく、直動軸も含むものとする。
Claims (6)
- 多可動軸型ロボット本体の各軸に配置される永久磁石型のモータにそれぞれ対応して配置される、前記モータの各相巻線に電流を出力する複数の駆動回路及び前記モータの電気角を検出する複数の位置検出器と、前記複数の位置検出器より各モータの電気角を得ると、前記複数の駆動回路を介して各モータを駆動制御する制御回路とを備えるロボットの制御装置において、
前記制御回路は、前記複数のモータの何れか1つを検査対象モータとして、
電源投入時に、前記検査対象モータに配置されている位置検出器によって得られる位置信号から、前記検査対象モータの電気角を初期位置として取得する初期位置取得手段と、
前記検査対象モータの電気角が前記初期位置を維持するように、対応する駆動回路を介して前記検査対象モータの各相巻線に駆動電流を出力する駆動制御手段と、
この駆動制御手段が前記駆動電流を出力している期間に、前記各軸に配置されるモータの何れかが回転した場合は、前記複数の駆動回路とそれぞれに対応するモータとの接続状態の不良を判定する接続状態判定手段とを備えることを特徴とするロボットの制御装置。 - 前記制御回路は、前記複数のモータの内、最初に容量が最小のモータを前記検査対象モータとして選択すると、以降は容量が大きくなる順に前記検査対象モータを順次選択して、前記接続状態判定手段による判定を繰り返し実行することを特徴とする請求項1記載のロボットの制御装置。
- 前記駆動制御手段は、前記接続状態判定手段による前記判定の結果が「良」である場合に、前記検査対象モータに付与する回転力を漸増させるように前記検査対象モータの各相巻線に駆動電流を出力し、
前記接続状態判定手段は、前記検査対象モータが前記駆動電流に応じて回転したか否かによって、更に前記接続状態の良否を判定することを特徴とする請求項1又は2記載のロボットの制御装置。 - 多可動軸型ロボット本体の各軸に配置される永久磁石型のモータにそれぞれ対応して配置される、前記モータの各相巻線に電流を出力する複数の駆動回路及び前記モータの電気角を検出する複数の位置検出器と、前記複数の位置検出器より各モータの電気角を得ると、前記複数の駆動回路を介して各モータを駆動制御する場合、
前記複数のモータの何れか1つを検査対象モータとして、
電源投入時に、前記検査対象モータに配置されている位置検出器によって得られる位置信号から、前記検査対象モータの電気角を初期位置として取得すると、
前記検査対象モータの電気角が前記初期位置を維持するように、対応する駆動回路を介して前記検査対象モータの各相巻線に駆動電流を出力し、
前記駆動電流を出力している期間に、前記各軸に配置されるモータの何れかが回転した場合は、前記複数の駆動回路とそれぞれに対応するモータとの接続状態の不良を判定することを特徴とするロボットの接続不良判定方法。 - 前記複数のモータの内、最初に容量が最小のモータを前記検査対象モータとして選択すると、以降は容量が大きくなる順に前記検査対象モータを順次選択して、前記接続状態の判定を繰り返し実行することを特徴とする請求項4記載のロボットの接続不良判定方法。
- 前記接続状態の判定結果が「良」である場合に、前記検査対象モータに付与する回転力を漸増させるように前記検査対象モータの各相巻線に駆動電流を出力し、
前記検査対象モータが前記駆動電流に応じて回転したか否かによって、更に接続状態の良否を判定することを特徴とする請求項4又は5記載のロボットの接続不良判定方法。
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