JPH0731946Y2 - パレット搬入搬出装置 - Google Patents

パレット搬入搬出装置

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JPH0731946Y2
JPH0731946Y2 JP8038090U JP8038090U JPH0731946Y2 JP H0731946 Y2 JPH0731946 Y2 JP H0731946Y2 JP 8038090 U JP8038090 U JP 8038090U JP 8038090 U JP8038090 U JP 8038090U JP H0731946 Y2 JPH0731946 Y2 JP H0731946Y2
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JP
Japan
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loading
pallet
unloading
hook
movable table
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JP8038090U
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JPH0438338U (ja
Inventor
良一 道下
孝行 小竹
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、工作機械の工作テーブルとの間でパレットを
搬入搬出するパレット搬入搬出装置に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 第5図に示すように、工作機械の工作テーブルTの摺動
方向の延長線上に回転テーブル1を配設し、この回転テ
ーブル1上に直径線を挟んで一対の案内レール2,3を平
行に配設し、この案内レール2,3と工作テーブルTとの
間でパレットPを搬入搬出するようにしたパレット搬入
搬出装置においては、一般に、パレットPの係合部P1に
係合する搬入出フック4が工作テーブルTの前面側に設
置されたシリンダ等の駆動装置5により往復動されるよ
うになっている。
この種のパレット搬入搬出装置においては、回転テーブ
ル1上の一対の案内レール2、3に2つのパレットPが
同時に支持された状態で回転テーブル1の180°回転さ
れ、この回転テーブル1の180°回転を利用して、搬入
出フック4と2つのパレットPとの係脱を行うようにな
っている関係上、搬入出フック4に係合するパレットP
の係合部P1は、回転テーブル1の中心に近い直径線位置
に配設する必要があり、しかも搬入出フック4が工作テ
ーブルTの前面側に設置される制約上、回転テーブル1
は工作テーブルTに対して第5図の如く配置されること
になる。
〈考案が解決しようとする課題〉 かかるパレット搬入搬出装置においては、上記した構造
上の制約から、パレット搬入搬出装置が工作機械の工作
テーブルの前面より突出する構成となり、マシンスペー
ス上不利となり、しかも搬入出フックの駆動装置が工作
機械の工作テーブル側に設けられていることから、工作
テーブルに切粉だまりが発生する問題がある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記した従来の問題点を解決するためになされ
たもので、フレーム本体に可動台を工作テーブルの摺動
方向と平行な方向に移動可能に支持し、この可動台を往
復移動させる往復移動手段を設け、前記可動台上にパレ
ットに離脱可能に係合する搬入出フックを鉛直軸線の回
りに旋回可能に枢支し、この搬入出フックの旋回を拘束
する昇降可能な拘束ピンを設け、前記可動台の後退端近
傍において前記拘束ピンに係合する係合溝を有し可動台
の移動につれて拘束ピンを搬入出フックの旋回を許容す
べく昇降させるカムプレートを設け、前記可動台の後退
端において前記搬入出フックを前記パレットに対し係合
離脱させるべく旋回させる旋回手段を設けたものであ
る。
〈作用〉 上記した構成により、工作機械内の工作物の加工が終了
すると、工作テーブルが所定の位置に位置決めされると
ともに、搬入出フックが前進端に位置決めされ、工作テ
ーブルの上昇によりパレットが搬入出フックに係合され
る。しかる状態で可動台が後退方向に移動され、搬入出
フックに係合されたパレットが工作機械の工作テーブル
よりパレット搬入搬出装置の一方の案内レール上に搬出
される。この移動中、搬入出フックは拘束ピンにより旋
回を拘束されているが、可動台が後退端の近傍まで達す
ると、カム作用によって拘束ピンが作動され、前記拘束
が解除される。
パレットが一方の案内レール上に搬出されると、旋回用
シリンダにより搬入出フックが旋回されてパレットより
離脱される。その状態で回転テーブルが180°回転さ
れ、他方の案内レールに支持されたパレットが工作テー
ブルの延長線上に割出されるとともに、旋回用シリンダ
により搬入出フックが旋回されてパレットに係合され
る。しかる状態で可動台が前進方向に移動され、搬入出
フックに係合されたパレットがパレット搬入搬出装置の
一方の案内レールより工作機械の工作テーブル上に搬入
される。その後、パレットをクランプするための工作テ
ーブルの下降によりパレットは搬入出フックより離脱さ
れ、パレットの搬入搬出サイクルが終了する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、10は工作機械MTの工作テ
ーブルを示し、この工作テーブル10はベッド上に矢印方
向に摺動可能に載置されている。工作テーブル10にはパ
レットPを摺動可能に案内する昇降可能なクランプレー
ル11が設けられている。
前記工作テーブル10の側方には、パレット搬入搬出装置
PCのフレーム本体13が床上に設置され、このフレーム本
体13に回転テーブル14が鉛直な軸線の回りに回転可能に
支持されている。回転テーブル14上には直径線上を挟ん
で両側に、パレットPを摺動可能に案内する一対の案内
レール15,16が平行に設置されている。しかして回転テ
ーブル14は、何れか一方の案内レール15(16)が前記工
作テーブル10の延長線上に位置するように回転中心を定
められ、通常は案内レール15(16)が工作テーブル10の
摺動方向と平行となる角度位置に割出されている。前記
回転テーブル14は図略の回転駆動手段により180°ずつ
回転割出しされるようになっており、これによって前記
一対の案内レール15,16が工作テーブル10の延長線上に
順次割出されるようになっている。
前記フレーム本体13の前方には、前記工作テーブル10の
摺動方向と平行にガイドレール17が形成されているとと
もに、ねじ軸18が回転可能に軸承されている。ガイドレ
ール17には可動台20が滑動可能に案内され、この可動台
20にねじ軸18に螺合するナット21が装着されている。ね
じ軸18はフレーム本体13に設置された回転駆動モータ22
に連結され、この回転駆動モータ22によるねじ軸18の回
転により、可動台20がガイドレール17に沿って滑動され
るようになっている。
前記可動台20上には、搬入出フック23が鉛直軸線の回り
に旋回可能に枢支され、この搬入出フック23の先端側の
一端に前記パレットPに取付られた鉤形フックP1に離脱
可能に係合する係合ローラ24が設けられ、後端側の一端
に後述する係合プレートに係合する係合ピン25が設けら
れている。また可動台20上には第3図および第4図に示
すように、前記搬入出フック23の旋回動を拘束する拘束
ピン26が昇降可能に設けられ、この拘束ピン26は通常ス
プリング27の発力により上昇端に保持され、搬入出フッ
ク23の側面に係合して搬入出フック23の旋回動を拘束す
るようになっている。
一方、前記フレーム本体13上には、旋回用シリンダ28が
設置され、この旋回用シリンダ28のピストンロッドの先
端に前記係合ピン25が係合する係合溝を形成した係合プ
レート29が装着されている。またフレーム本体13上に
は、傾斜カム溝31を形成したロック解除用のカムプレー
ト32が設置されている。そして前記可動台20の原位置
(後退端)の近傍において、可動台20上の搬入出フック
23に突設された前記係合ピン25が係合プレート29に係合
され、また前記拘束ピン26の下端に軸承されたカムロー
ラ33が前記カムプレート32の傾斜カム溝31に係合され、
可動台20の滑動につれて拘束ピン26をカム作用にてスプ
リング27に抗して下降させ、搬入出フック23の旋回動の
拘束を解除するようになっている。
次にパレットの搬入、搬出動作について説明する。
通常は、工作テーブル10の延長線上に位置されている一
方の案内レール15上は空になっており、他方の案内レー
ル16上に次に加工すべき工作物をセツトしたパレットP
が支持されている。
今、工作機械MT内のパレットP上の工作物の加工が終了
すると、工作テーブル10がパレット搬入搬出装置PCに対
応する搬入出位置に位置決めされるとともに、可動台20
が前進端位置(第1図の2点鎖線位置)に位置決めされ
る。しかる状態で工作テーブル10上のクランプレール11
が上昇され、パレットPを一定量S1上昇させてアンクラ
ンプする。かかるアンクランプによるパレットPの上昇
により、クランプレール11上のパレットPの鉤形フック
P1が可動台20上の搬入出フック23の係合ローラ24に係合
される。
続いて回転駆動モータ22が起動されてねじ軸18が回転駆
動され、可動台20がガイドレール17上を滑動されて原位
置まで後退される。なお、可動台20の移動中、拘束ピン
26によって搬入出フック23の旋回は拘束されている。
前記可動台20が原位置近傍まで後退されると、拘束ピン
26のカムローラ33がカムプレート32の傾斜カム溝31に係
合され、可動台20の滑動につれて拘束ピン26をカム作用
にてスプリング27に抗して一定量S2下降させる。同時に
搬入出フック23に突設された係合ピン25が係合プレート
29の係合溝に係合される。これにより拘束ピン26による
搬入出フック23の旋回拘束は解除される。
前記可動台20が原位置まで後退されると、旋回用シリン
ダ28が作動され、係合プレート29および係合ピン25を介
して搬入出フック23を旋回動させ、その先端の係合ロー
ラ24をパレットPの鉤形フックP1より離脱させ、パレッ
トPを回転割出しできる状態にする。
続いて回転テーブル14が図略の回転手段により180°回
転割出しされ、工作テーブル10の延長線上に次に加工す
べき工作物をセットした案内レール16上のパレットPを
割出す。その後、旋回用シリンダ28により搬入出フック
23を旋回動させて係合ローラ24をパレットPの鉤形フッ
クP1に係合させ、その状態で回転駆動モータ22により可
動台20を工作テーブル10に向かって前進させ、パレット
Pを工作機械MTの工作テーブル10上に搬入する。しかし
てクランプレール11を下降させてパレットPを位置決め
クランプするとともに、搬入出フック23の係合ローラ24
よりパレットPの鉤形フックP1を離脱させ、可動台20を
待機位置まで後退させる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案は、搬入出フックの駆動装置を
パレット搬入搬出装置側に設置した構成であるので、工
作機械の工作テーブルに切粉だまりが発生する問題を解
消でき、しかも搬入出フックを旋回できるようにして回
転テーブルの回転時にパレットのフックより離脱できる
ようにした構成であるので、パレットのフックは必ずし
も回転テーブルの直径線近くに配設する必要がなくな
り、これによりパレット搬入搬出装置を工作機械の工作
テーブルの前面より突出しないようにでき、マシンスペ
ース上有利となる。
しかも搬入出フックは通常旋回を拘束されていて、後退
端の近傍でメカ的に拘束を解除されるので、パレットに
安定的に係合できるとともに、搬入出フックの拘束およ
びその解除のために特別な駆動源を必要としない利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すパレット搬入搬出装置の
平面図、第2図は第1図のII矢視図、第3図は第1図の
III矢視図、第4図は第3図のIV−IV線矢視断面図、第
5図は従来のパレット搬入搬出装置を備えた工作機械を
示す図である。 10……工作テーブル、11……クランプレール、13……フ
レーム本体、14……回転テーブル、15,16……案内レー
ル、20……可動台、22……搬入出駆動モータ、23……搬
入出フック、26……拘束ピン、28……旋回駆動シリン
ダ、29……カムプレート、P……パレット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の工作テーブルの摺動方向の延長
    線上にフレーム本体に鉛直軸線の回りに回転可能に支承
    された回転テーブルと、この回転テーブル上に回転テー
    ブルの直径線を挟んで互いに平行に配置されパレットを
    摺動可能に案内する一対の案内レールと、前記パレット
    に係合可能な搬入出フックとを備え、この搬入出フック
    を往復移動してパレットを前記案内レールと工作テーブ
    ルとの間で搬入出するパレット搬入搬出装置において、
    前記フレーム本体に可動台を前記工作テーブルの摺動方
    向と平行な方向に移動可能に支持し、この可動台を往復
    移動させる往復移動手段を設け、前記可動台上にパレッ
    トに離脱可能に係合する搬入出フックを鉛直軸線の回り
    に旋回可能に枢支し、この搬入出フックの旋回を拘束す
    る昇降可能な拘束ピンを設け、前記可動台の後退端近傍
    において前記拘束ピンに係合する係合溝を有し可動台の
    移動につれて拘束ピンを搬入出フックの旋回を許容すべ
    く昇降させるカムプレートを設け、前記可動台の後退端
    において前記搬入出フックを前記パレットに対し係合離
    脱させるべく旋回させる旋回手段を設けてなるパレット
    搬入搬出装置。
JP8038090U 1990-07-27 1990-07-27 パレット搬入搬出装置 Expired - Lifetime JPH0731946Y2 (ja)

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JP8038090U JPH0731946Y2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 パレット搬入搬出装置

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JP8038090U JPH0731946Y2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 パレット搬入搬出装置

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JPH0438338U JPH0438338U (ja) 1992-03-31
JPH0731946Y2 true JPH0731946Y2 (ja) 1995-07-26

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JP (1) JPH0731946Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101105054B1 (ko) * 2009-08-11 2012-01-16 현대위아 주식회사 공작기계용 파렛트 반입 및 반출 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101105054B1 (ko) * 2009-08-11 2012-01-16 현대위아 주식회사 공작기계용 파렛트 반입 및 반출 장치

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JPH0438338U (ja) 1992-03-31

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