JPH07319112A - 写真材料 - Google Patents

写真材料

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JPH07319112A
JPH07319112A JP7369395A JP7369395A JPH07319112A JP H07319112 A JPH07319112 A JP H07319112A JP 7369395 A JP7369395 A JP 7369395A JP 7369395 A JP7369395 A JP 7369395A JP H07319112 A JPH07319112 A JP H07319112A
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JP
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photographic material
protective layer
photographic
silver halide
polyether
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JP7369395A
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Begel Yannick
ベジュル ヤニック
Jean-Marie Bredoux Francois
ジャン−マリー ブレドゥー フランソワ
Maurice Droin Gerard
モーリス ドロワン ジェラール
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3029Materials characterised by a specific arrangement of layers, e.g. unit layers, or layers having a specific function
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/7614Cover layers; Backing layers; Base or auxiliary layers characterised by means for lubricating, for rendering anti-abrasive or for preventing adhesion

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の感光性ハロゲン化銀層に加えて、保護
最上層を含んでなる写真材料に関する。 【構成】 前記保護層は、界面活性フッ素化ポリエーテ
ルおよびビニルポリマーを合わせて含んでなる。この保
護最上層は、センシトメトリー性質を変えることなく、
写真処理中に染みや傷跡が生じるのを防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の感光性ハロゲン
化銀層に加えて、保護最上層を含んでなる写真材料に関
する。より詳細には、本発明は、写真処理中に染みや傷
跡が出現するのを防止する保護最上層を含んでなる写真
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】保護最上層を含んでなる写真材料の用途
は既知である。そのような最上層は、例えば、写真材料
の調製中あるいは写真処理中に出現する、指の跡、すり
傷もしくはスクラッチ(かき傷)から写真材料を保護す
るのに有用である。また、これらの保護最上層は特別な
表面組織、例えば、マット面であってもよく、またそれ
らを反射防止層として使用してもよい。これらの最上層
は、一時的なもしくは永久的な層であってもよい。その
ような層は、写真材料に特別な組成物の溶液もしくは分
散体のコーティングを行うことにより得られる。例え
ば、米国特許第 2,536,764号明細書には、1マイクロメ
ートルよりも小さいサイズの透明な固形粒子を含有する
最上層が記載されている。
【0003】特許出願WO 91/18325 には、(a)ヒドロ
キシル化ラテックス、(b)加水分解金属アルコキシ
ド、および(c)ポリフルオロアルキルエーテル界面活
性剤からなる保護層を含んでなる写真材料が記載されて
いる。これらの3種の化合物の組み合わせは、すり傷に
対して写真材料を保護することを可能にする。欧州特許
出願番号第 245,090号明細書は、フッ素化化合物および
/またはアニオン界面活性剤ならびに高分子量の硬膜剤
からなる最上層を含んでなる写真材料に関する。そのよ
うな最上層は、帯電防止性を有する。従って、保護層に
おいて、極めて異なる種類の数多くの化合物、例えば、
ポリマー類、マット剤類、硬膜剤類などと組み合わせて
界面活性剤を使用することは既知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真分
野において、この写真材料のセンシトメトリーおよび/
または物理的性質を損なうことなく、機械的作用による
処理跡から保護する保護層を含んでなる写真材料を得る
ことは極めて困難である。例えば、それらの保護作用に
加えて、これらの最上層は、完全に透明でありかつ柔軟
でなければならない。これらの成分は、写真処理中に写
真浴に溶解してはならない。さらに、これらの保護層
は、現像の速度を遅延させてはならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、センシトメト
リー性質を変えることなく、写真処理中の染みや傷跡の
問題をすっかり排除することを可能にする新規保護層に
関する。詳細には、本発明は、少なくとも1つの感光性
ハロゲン化銀乳剤層を被覆した支持体と、乳剤層を覆う
保護層とを含んでなる写真材料に関する。本発明に従え
ば、保護層は、界面活性フッ素化ポリエーテルと、少な
くとも1つの疎水性エチレン系不飽和モノマーおよび少
なくとも1つの可溶化基で置換されたビニルモノマーよ
り得られたビニルポリマーとを合わせて含有する親水性
コロイド・バインダーを含んでなる。
【0006】疎水性エチレン系不飽和モノマーは、アル
キルアクリレート類およびアルキルメタクリレート類
(ここで、アルキル基は、1〜12個の炭素原子を有する
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、オク
チル、エチルヘキシルおよびシクロヘキシルなどを表
す)からなる群より選ばれる。有用な疎水性エチレン系
不飽和モノマーとしては、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、アミルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、オクチルアクリレート、2−メトキシエチルア
クリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−フ
ェノキシエチルアクリレート、シアノエチルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレ
ート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルアクリレート、フェニルアクリレート、2−アセトア
セトキシエチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミ
ルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、オク
チルメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリレー
ト、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−
(3−フェニルプロピルオキシ)エチルメタクリレー
ト、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ナフチル
メタクリレートが挙げられる。
【0007】可溶化基置換ビニルモノマーは、スルホ
基、カルボキシル基、ホスホノ基、スルファト基および
スルフィノ基より選ばれる可溶化基で置換されている、
アルキルアクリレート類およびアルキルメタクリレート
類、N−アルキルアクリルアミドおよびN−アルキルメ
タクリルアミド、ビニルモノマーからなる群より選ばれ
る。好ましい可溶化基置換ビニルモノマーは、スルホ基
置換N−アルキルアクリルアミドおよびスルホ基置換N
−アルキルメタクリルアミドである。本発明のビニルポ
リマーは、1つ以上の前記モノマーからなり得る。本発
明に従えば、ビニルポリマーは、少なくとも2つの疎水
性エチレン系不飽和モノマー、好ましくはアクリレート
モノマーからなり得る。
【0008】ある態様に従えば、ビニルポリマーは、次
式で示されるモノマー(A)、(B)および(C)から
なるターポリマーである。 (A)CH2 =CH−COOR1 (B)CH2 =CH−COOR2 OCOR2 COR1 (C)CH2 =CH−CONR3 2 SO3 - ,X 上式中、R1 基は、同一であっても異なっていてもよ
く、炭素原子数1〜12の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル
基であり;R2 基は、同一であっても異なっていてもよ
く、炭素原子数1〜10の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレ
ン基であり;R3 基は、水素、炭素原子数1〜5の直鎖
もしくは分枝鎖のアルキル基であり;そしてXは、アル
カリ金属イオン、アンモニウムもしくはアルキルアンモ
ニウム基より選ばれるスルホ基に関連するカチオンであ
る。
【0009】好ましくは、R1 基およびR2 基は、1〜
4個の炭素原子を含んでなる。例えば、モノマー(A)
は、CH2 =CH−COOCH3 、CH2 =CH−CO
OC2 5 、CH2 =CH−COOC(CH3 3 、C
2 =CH−COOC 3 7 より選択でき;モノマー
(B)は、CH2 =CH−COOCH2 OCOCH2
OCH3 、CH2 =CH−COOCH2 CH2 OCOC
2 COC2 5、CH2 =CH−COOCH2 CH2
OCOCH2 COCH3 より選択でき;モノマー(C)
は、CH2 =CH−CONHCH2 SO3 - ,Na+
CH2 =CH−CONHC2 4 SO3 - ,Na+ 、C
2 =CH−CONHC(CH3 2 CH2 SO3 -
Na+ 、より選択できる。
【0010】別の態様に従えば、ビニルポリマーは、以
下の構造を有するビニルターポリマーである。
【化2】
【0011】上式中、xは、ターポリマーの10重量%
から95重量%の間、好ましくは85重量%から95重
量%の間を表し、yは、ターポリマーの3重量%から5
0重量%の間、好ましくは5重量%から10重量%の間
を表し、そしてzは、ターポリマーの2重量%から80
重量%の間、好ましくは4重量%から10重量%の間を
表すが、但し、x、yおよびzの合計は100重量%で
ある。本発明に従う好ましいターポリマーは、xが88
重量%を表し、yが7重量%を表し、そしてzが5重量
%を表すターポリマーである。
【0012】本発明の範囲内では、界面活性フッ素化ポ
リエーテル類は、少なくとも部分的にフッ素原子で置換
された、3〜16個の炭素原子を有する脂肪族部分と、所
望によりフッ素で置換されていない3〜16個の炭素原子
を有する脂肪族部分とを含む界面活性剤である。好まし
くは、ポリエーテル部分は、少なくとも3つのエーテル
官能基、より好ましくは9〜14個のエーテル官能基を含
んでなる。ポリエーテル部分は、アルキレン鎖、例え
ば、ポリエチレン鎖もしくはポリプロピレン鎖を含んで
もよい。ある態様に従えば、界面活性フッ素化ポリエー
テル類は、次式の化合物類もしくは化合物類の混合物で
ある。
【0013】
【化3】
【0014】上式中、Rは、水素原子もしくはアルキル
基、例えば、メチルである。この定義に対応する界面活
性剤は、DuPontで製造されているZonyl-FSN (商標)で
ある。本発明の保護層に用いられる界面活性剤の量は、
0.2〜5.0mg/dm2 の間、好ましくは 0.8〜2.0mg/dm2
間である。本発明の保護層に用いられるビニルターポリ
マーの量は、 0.5〜10mg/dm2の間、好ましくは1〜5mg
/dm2の間である。
【0015】ある態様に従えば、画像の形成に関与しな
い微粒子ハロゲン化銀乳剤が、保護層に導入される。そ
のような乳剤は、特許出願WO 93/19397 に詳細に記載さ
れている。この乳剤は、好ましくは50モル%の臭化銀を
含有する臭塩化銀微粒子乳剤である。保護層は、写真分
野で有用な別の化合物を含有できる。本発明の保護層
は、いずれの型のカラーもしくは黒白写真材料、例え
ば、ネガ、ポジもしくはリバーシブル材料に使用しても
よい。
【0016】一般的には、カラー写真材料は、イエロー
色素生成性カプラーと組合わさった少なくとも1つの青
感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素生成性カプラー
と組合わさった少なくとも1つの緑感性ハロゲン化銀乳
剤層、およびシアン色素生成性カプラーと組合わさった
少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を有する支
持体を含んでなる これらの材料は、写真材料では一般的な別の層、例え
ば、スペーシング層、フィルター層およびハロ防止層を
含んでもよい。支持体は、写真材料に用いられるいずれ
か適当な支持体であってもよい。従来の支持体として
は、ポリマーフィルム、紙(ポリマーでコーティングし
た紙を包含する)、ガラスおよび金属が挙げられる。
サーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure),
1978年12月,No. 17643, Section XVII,は、写真材料用
の支持体および補助層に関して詳細な説明を提供してい
る。
【0017】感光性ハロゲン化銀乳剤の調製は、例え
ば、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclos
ure), No. 17643, Section I およびIIに記載されてい
る。ハロゲン化銀乳剤を、前記リサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure)の Section IIIに記載さ
れる方法に従って化学増感してもよい。常用される化学
増感剤は、硫黄および/またはセレンおよび金化合物で
ある。また、還元による増感も使用できる。ハロゲン化
物粒子は、異なる組成物を有していてもよい。例えば、
臭化銀、ヨウ臭化銀、塩化銀、塩ヨウ化銀もしくは塩臭
ヨウ化銀粒子を使用することができる。ハロゲン化銀粒
子は、球状、立方体、八面体、立方八面体もしくは平板
状でありうる。ハロゲン化銀粒子は、例えば、米国特許
第 3,505,068号明細書中にあるようなコア/シェル粒子
であってもよく、または米国特許第4,713,320号明細書
中にあるようなエピタキシャル沈殿物を有していてもよ
い。また、これらのハロゲン化銀乳剤は、ドーピング
剤、例えば、ロジウム、インジウム、オスミウム、イリ
ジウムなどのイオンを一般的には少量含んでもよい。
【0018】ハロゲン化銀乳剤および本発明の写真材料
用の別の層は、キャリヤーとして、単独でまたは別のポ
リマー物質(例えば、ラテックス)と組み合わせて使用
される親水性コロイドを含んでもよい。適当な親水性物
質としては、天然物、例えば、セルロース誘導体類、例
えば、セルロース・エステル類、タンパク質類もしくは
タンパク質誘導体類、ゼラチン、塩基で処理したゼラチ
ン(骨ゼラチンもしくはなめしたゼラチン(tanned gel
atin))または酸で処理したゼラチン(豚皮ゼラチ
ン)、ゼラチン誘導体類、例えば、アセチル化ゼラチ
ン、フタル化ゼラチンなど、あるいは多糖類、例えば、
デキストラン、アラビアゴム、ゼイン、カゼイン、ペク
チン、コラーゲン誘導体類、コロジオン、寒天およびア
ルブミンが挙げられる。
【0019】乳剤は、多分散であっても単分散であって
もよく、または異なる粒子サイズおよび/または組成物
を有する乳剤の混合物からなるものであってもよい。分
光増感もしくは着色方法は、同じ刊行物の Section IV
に記載されている。増感色素は、乳剤の調製中の様々な
段階で、詳細には、化学増感の前に、その最中にもしく
はその後に添加してもよい。シアニン類、メロシアニン
類、複合シアニン類およびメロシアニン類(すなわち、
トリ、テトラ、および多核シアニン類およびメロシアニ
ン類)、オキソノール類、ヘミオキソノール類、スチリ
ル類、メロスチリル類、およびストレプトシアニン類を
含んでなる、ポリメチン色素クラスを包含する種々クラ
スの色素で、ハロゲン化銀乳剤を分光増感してもよい。
前記リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclos
ure), No. 17643, Section IV は、代表的な分光増感色
素を記載している。
【0020】本発明の写真材料は、とりわけ、前記リサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)の S
ection V、VI、VIII、XI、XII およびXVI に記載されて
いるような光学蛍光増白剤類、カブリ防止化合物類、界
面活性剤類、可塑剤類、滑剤類、硬膜剤類、安定剤類、
および吸収および/または拡散剤類を含んでもよい。こ
れらの異なる化合物類を添加する方法および被覆し乾燥
する方法は、 Section XIVおよび XV に記載されてい
る。
【0021】露光した後に、写真材料を、潜像の銀現像
(黒白現像)と、発色現像主薬およびカプラーの存在下
における(特定の場合では、写真材料中に組み入れてお
いてもよい)カラー現像とを含んでなる写真処理にかけ
る。次いで写真材料を洗浄し、漂白にかけ、次いで定着
浴で処理し、その後安定化浴で処理する。漂白浴および
定着浴は、単一の漂白/定着浴で置き換えてもよい。銀
現像は、露光されたハロゲン化銀粒子を金属銀粒子へ変
換できる還元性化合物の存在下で実施される。これらの
化合物は、ジヒドロキシベンゼン類、例えば、ヒドロキ
ノン、3−ピラゾリドン類、アミノフェノール類などか
ら選ばれる。これらの化合物は、単独で使用しても、ま
たは混合物の状態で使用してもよい。この第一浴は、さ
らに、安定剤、例えば、亜硫酸塩、緩衝剤、例えば、炭
酸塩、硼酸、硼酸塩もしくはアルカノールアミン類を含
んでもよい。
【0022】カラー画像を得ることができる、発色現像
液に含まれる発色現像主薬は、一般的には、芳香族第一
アミン、例えば、p−フェニレンジアミン類、より詳細
には、N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミン類
(ここで、アルキル基および芳香核は、置換されていて
も置換されていなくてもよい)である。発色現像主薬と
して使用されるp−フェニレンジアミン類は、例えば、
N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン・一塩酸塩
(monochlorhydrate)、4−N,N−ジメチル−2−メ
チルフェニレンジアミン・一塩酸塩、もしくは4−(N
−エチル−N−2−ヒドロキシエチル)−2−メチルフ
ェニレンジアミン・硫酸塩である。この発色現像液は、
別の化合物、例えば、安定剤類、現像促進剤類(一般的
にはピリジニウム化合物類もしくは別の化合物である)
を含んでもよい。
【0023】漂白浴に必須の化合物は、金属銀を銀イオ
ン、例えば、アミノカルボン酸の第二鉄錯体のアルカリ
金属塩、もしくは過硫酸塩化合物に変換させる、酸化性
化合物である。常用される漂白化合物は、ニトロロ三酢
酸、エチレンジアミン四酢酸、1,3−プロピレンジア
ミン四酢酸、トリエチレントリアミン五酢酸、オルト−
ジアミノシクロヘキサン四酢酸およびエチルイミノ二酢
酸などの第二鉄錯体である。定着浴は、ハロゲン化銀を
可溶性銀錯体に完全に変換し、次いで写真材料の層から
排除することができる。定着に用いられる化合物は、例
えば、チオ硫酸塩類、例えば、チオ硫酸アンモニウムも
しくはチオ硫酸アルカリ金属である。安定剤類もしくは
金属イオン封鎖剤を、定着浴に添加してもよい。
【0024】処理工程は、通常、カラー安定化剤、例え
ば、ホルムアルデヒド、および湿潤剤を含む安定化浴を
含んでなる。ある態様に従えば、本発明の写真材料は、
特許出願 WO 93/19397に記載されるリバーサル材料であ
る。リバーサル材料を露光した後に、銀現像工程を行
い、その後、カブらせ露光または化学カブリによって、
露光されていない残りのハロゲン化銀粒子を現像可能に
すること、そして発色現像主薬およびカプラーの存在下
で(後者は、一般的には材料に組み入れられる)、これ
らのカブらせたハロゲン化銀粒子をカラー現像にかける
ことからなるリバーサル工程を含んでなる写真処理に、
リバーサル材料をかける。以下の実施例では、写真材料
は、露光され、次いでエクタクローム(Ektachrome)
(商標)R-3 プロセスの標準方法に従って処理された、
カラー・リバーサル材料である。
【0025】
【実施例】実施例1(対照) 以下の実施例で用いられる写真材料は、ゼラチンと、画
像の形成に際して沈殿しない、平均等価円直径が0.11μ
mであり、0.15mg/dm2の割合で被覆した微粒子臭塩化銀
乳剤(臭化物50%)とを含んでなる保護層を、ラジアン
ス(Radiance)(商標)型のエクタクローム(Ektachro
me)(商標)写真材料に被覆したものである。写真材料
は、写真感光性層の1つに導入される総ゼラチンの約
0.9重量%の多量の硬膜剤により、硬化させた。このよ
うにして得られた材料を、タングステンランプの光(28
50°K)に対して露光した。次いでそれを、従来のエク
タクローム(Ektachrome)(商標)R-3プロセスを構成
する処理装置で処理した。
【0026】標準エクタクローム(Ektachrome)(商
標)R-3 プロセスは、以下の工程を含んでなる。 黒白現像 1分15秒 洗浄 1分30秒 再露光 発色現像(38℃) 2分15秒 洗浄 0分45秒 漂白/定着 2分 洗浄 2分15秒
【0027】実施例2(比較) 実施例1で定義したものにさらにビニルターポリマー
(PI)を含む保護層を、ラジアンス(Radiance)(商
標)型の写真材料に被覆した。従って、ビニルターポリ
マー含有量1mg/dm2の保護層が得られた。次いで得られ
た写真材料を、実施例1に記載した方法に従って処理し
た。
【化4】 上式中、xは、ターポリマーの88重量%を表し、yは、
ターポリマーの7重量%を表し、そしてzは、ターポリ
マーの5重量%を表す。
【0028】実施例3(比較) ターポリマー含有量が2mg/dm2の保護層を得るためにビ
ニルターポリマー(PI)の量を変えた実施例2の水性塗
布組成物を、実施例1の写真材料に適用した。次いで得
られた写真材料を、実施例1に記載した方法に従って処
理した。
【0029】実施例4 実施例1で定義したものに、ゼラチンおよび画像の形成
に際して沈殿しない微粒子乳剤に加えて、Zonyl-FSN
(商標)およびターポリマー(PI)を含む保護層を、ラ
ジアンス(Radiance)(商標)型の写真材料に被覆し
た。従って、Zonyl-FSN (商標)界面活性剤含有量1mg
/dm2およびコポリマー含有量1mg/dm2の保護層が得られ
た。次いで得られた写真材料を、実施例1に記載した方
法に従って処理した。
【0030】実施例5 本例では、実施例4の保護層を再生成し、そして硬膜剤
含有量を総ゼラチンの0.9から1.3 重量%まで増大させ
た。この硬膜剤は、写真感光性層の1つに導入した。次
いで得られた写真材料を、実施例1に記載した方法に従
って処理した。
【0031】結果 実施例1から5の結果を下記表に集めた。「M」の数値
は、写真処理中に出現する染みや傷跡のレベルを表し、
そして「S」の数値は、前記写真材料の各々を現像した
後に処理浴の表面に出現する不純物の程度を表す。
【表1】
【0032】上記表では、保護層における本発明のフル
オロアルキル化ポリエーテルとビニルポリマーの組み合
わせが、処理浴を汚染することなく写真処理中に出現す
る染みや傷跡を低減できることが認められる。比較例2
および3は、保護層における本発明のビニルポリマーの
存在が、処理中の染みや傷跡の出現を低減することを示
している。しかしながら、そのようなターポリマーは、
紙のさえ(光沢)に影響を及ぼす。さらに、ポリマー
は、処理浴に溶解して、急速に浴を汚染し始める。
【0033】実施例4および5は、保護層にフッ素化ポ
リエーテルと組み合わせてビニルポリマーを使用する
と、処理による染みや傷跡を完全に排除できることを示
している。さらに、現像速度は、実施例1の写真材料を
用いて得られたものに匹敵するものであり、そしてセン
シトメトリー性質の減損は全く認められなかった。特
に、写真材料のスピードは損なわれなかった。前記表中
の実施例4および5は、本発明の保護層の存在におい
て、着色レベル(tanning level)が処理中の染みや傷跡
の出現に全く影響を与えないことを示している。
【0034】本発明のさらなる具体的な態様を以下に列
挙する。 1.支持体;少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤
層;ならびに少なくとも1つの界面活性フルオロアルキ
ル化ポリエーテルと、少なくとも1つの疎水性エチレン
系不飽和モノマーおよび少なくとも1つの可溶化基で置
換された1つのビニルモノマーから得られた少なくとも
1つのビニルポリマーとを含む親水性コロイドバインダ
ーを含んでなる保護層;を含んでなる写真材料。 2.前記ビニルポリマーが、次式 (A)CH2 =CH−COOR1 (B)CH2 =CH−COOR2 OCOR2 COR1 (C)CH2 =CH−CONR3 2 SO3 - ,X (上式中、R1 基は、同一であっても異なっていてもよ
く、炭素原子数1〜12、そして好ましくは炭素原子数1
〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり;R2
は、同一であっても異なっていてもよく、炭素原子数1
〜10の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン基であり;R3
基は、水素、炭素原子数1〜5のアルキル基であり;そ
してXは、アルカリ金属イオン、アンモニウムもしくは
アルキルアンモニウム基より選ばれるスルホ基に関連す
るカチオンである)のモノマー(A)、(B)および
(C)から得られたものである、具体的な態様1に記載
の写真材料。
【0035】3.前記界面活性フルオロアルキル化ポリ
エーテルが、次式
【化5】 (上式中、Rは、水素もしくはメチル基である)により
定義される、具体的な態様1に記載の写真材料。 4.前記界面活性フルオロアルキル化ポリエーテルが、
Zonyl-FSN (商標)である、具体的な態様3に記載の写
真材料。
【0036】5.前記ビニルポリマーが、次式
【化6】 (上式中、xは、ターポリマーの10重量%から95重
量%の間、好ましくは85重量%から95重量%の間を
表し、yは、ターポリマーの3重量%から50重量%の
間、好ましくは5重量%から10重量%の間を表し、そ
してzは、ターポリマーの2重量%から80重量%の
間、好ましくは4重量%から10重量%の間を表すが、
但し、x、yおよびzの合計は100重量%である)の
ビニルターポリマーである、具体的な態様1に記載の写
真材料。 6.前記ビニルターポリマーが、xが88重量%であ
り、yが7重量%であり、そしてzが5重量%であるよ
うなビニルターポリマーである、具体的な態様5に記載
の写真材料。
【0037】7.前記保護層中のターポリマー含有量
が、 0.5〜10mg/dm2の間、好ましくは1〜5mg/dm2の間
である、具体的な態様6に記載の写真材料。 8.前記保護層中の界面活性フルオロアルキル化ポリエ
ーテル含有量が、 0.2〜5mg/dm2の間、好ましくは 0.8
〜2mg/dm2 の間である、具体的な態様1に記載の写真材
料。 9.前記保護層が、臭化物含有量が約50モル%で平均サ
イズが 0.5μm未満の臭塩化銀粒子を含む、画像の形成
に際して沈殿しない微粒子臭塩化銀乳剤を含んでなる、
前記具体的な態様のいずれか一項に記載の写真材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラール モーリス ドロワン フランス国,21200 ビューネ,シュマン デ モンスニエール(番地なし)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体;少なくとも1つの感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層;ならびに少なくとも1つの界面活性フル
    オロアルキル化ポリエーテルと、少なくとも1つの疎水
    性エチレン系不飽和モノマーおよび少なくとも1つの可
    溶化基で置換された1つのビニルモノマーから得られた
    少なくとも1つのビニルポリマーとを含む親水性コロイ
    ドバインダーを含んでなる保護層;を含んでなる写真材
    料。
  2. 【請求項2】 前記界面活性フルオロアルキル化ポリエ
    ーテルが、次式 【化1】 (上式中、Rは、水素もしくはメチル基である)により
    定義される、請求項1に記載の写真材料。
JP7369395A 1994-03-31 1995-03-30 写真材料 Pending JPH07319112A (ja)

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FR9404266 1994-03-31
FR9404266A FR2718257B1 (fr) 1994-03-31 1994-03-31 Surcouche protectrice et produits photographiques comprenant cette surcouche.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1466600A (en) * 1965-12-20 1977-03-09 Eastman Kodak Co Copolymer-containing layers useful in photogrpahy and coating compositions for their manufacture
EP0245090A3 (en) * 1986-05-06 1990-03-14 Konica Corporation Silver halide photographic material having improved antistatic and antiblocking properties
US5037871A (en) * 1990-05-23 1991-08-06 Eastman Kodak Company Protective overcoat compositions and photographic elements containing same
FR2688604A1 (fr) * 1992-03-16 1993-09-17 Kodak Pathe Procede de traitement photographique et produits photographiques comprenant une surcouche a grains fins.

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