JPH07318130A - 人工竜巻発生装置 - Google Patents

人工竜巻発生装置

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JPH07318130A
JPH07318130A JP11090694A JP11090694A JPH07318130A JP H07318130 A JPH07318130 A JP H07318130A JP 11090694 A JP11090694 A JP 11090694A JP 11090694 A JP11090694 A JP 11090694A JP H07318130 A JPH07318130 A JP H07318130A
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JP
Japan
Prior art keywords
casing
air
artificial tornado
air flow
sucked
Prior art date
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Pending
Application number
JP11090694A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Narukawa
嘉則 成川
Kunihiko Miyake
邦彦 三宅
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて安定な状態の人工竜巻が得られるよう
にする。 【構成】 複数の空気吸込口2,2・・を有する筒状の
ケーシング1内に、前記空気吸込口2,2・・から吸い
込まれる空気流W1をケーシング1の中心部へ誘導案内
するガイド部材3を設けるとともに、前記ケーシング3
の一端側に空気吸引用のファン4を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、安定した状態の人工
竜巻が得られるようにした人工竜巻発生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から人工的に竜巻を発生させ、この
人工竜巻が極めて大きな吸引力を発揮することを利用し
て排気装置等を構成する試みがなされてきている。
【0003】例えば、特開昭64ー38540号公報に
開示されているように、4本の支柱から空気流を吹き出
し、エアカーテンで仕切られた空間内に環状流を発生さ
せ、該空間の中心部において前記環状流に直交する方向
に吸引することにより人工竜巻を発生させるもの、ある
いは特開平4ー140号公報に開示されているように、
天井あるいは(および)床面からエアカーテン流と接線流
とを吹き出し、接線流により環状流を発生させ、該空間
の中心部において前記環状流に直交する方向に吸引する
ことにより人工竜巻を発生させるもの等が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の前者の場合、4本の支柱を設置しなければならないと
ころから、設置スペースが制約されるとともに、空気流
の吹出空間がエアカーテンのみで外部と仕切られている
ため、外乱の影響を受け易く、得られる人工竜巻が不安
定なものとなるおそれがある。
【0005】また、上記公知例の後者の場合、上下方向
からのみの接線流吹き出しでは、得られる人工竜巻を上
下方向に延ばすことが難しいとともに、空気流の吹出空
間がエアカーテンのみで外部と仕切られているため、外
乱の影響を受け易く、得られる人工竜巻が不安定なもの
となるおそれがある。なお、吹出空気流をかなりの高速
で吹き出せば、得られる人工竜巻を上下方向に延ばすこ
とができるが、通常の居住空間ではドラフトが大きすぎ
て不適である。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、極めて安定な状態の人工竜巻が得られるようにす
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成は、
複数の空気吸込口を有する筒状のケーシング内に、前記
空気吸込口から吸い込まれる空気流をケーシング中心部
へ誘導案内するガイド部材を設けるとともに、前記ケー
シングの一端側に空気吸引用のファンを配設したことを
特徴としている。
【0008】また、本願発明の基本構成において、前記
ケーシングの一端側に、前記ファンを含み且つ室内側へ
開口する空気吹出口に至る空気流通路を形成するととも
に、該空気流通路内には熱交換器あるいは(および)空気
清浄ユニットを配設するのが好ましい。
【0009】
【作用】本願発明の基本構成では、次のような作用が得
られる。
【0010】即ち、ケーシングに形成された空気吸込口
から吸い込まれた空気流は、ガイド部材によってケーシ
ング中心部へ誘導案内されて環状流となった後、ファン
によって環状流と直交する方向に吸引されて安定した状
態の人工竜巻となる。つまり、ケーシングによって外部
と区画された空間内においてガイド部材に誘導案内され
て環状流が生成されるため、外乱の影響を受けることな
く安定した状態の人工竜巻が得られるのである。
【0011】また、前記ケーシングの一端側に、前記フ
ァンを含み且つ室内側へ開口する空気吹出口に至る空気
流通路を形成するとともに、該空気流通路内には熱交換
器あるいは(および)空気清浄ユニットを配設した場合、
人工竜巻を利用した空気調和機としての機能あるいは
(および)空気清浄化機能をも得られることとなる。
【0012】
【発明の効果】本願発明によれば、ケーシングによって
外部と区画された空間内においてガイド部材に誘導案内
されて環状流が生成され、該環状流と直交する方向に吸
引することにより人工竜巻が得られるようにしたので、
外乱の影響を受けることのない極めて安定した状態の人
工竜巻が簡単な構成で得られるという優れた効果があ
る。
【0013】また、ケーシングの一端側に、ファンを含
み且つ室内側へ開口する空気吹出口に至る空気流通路を
形成するとともに、該空気流通路内には熱交換器あるい
は(および)空気清浄ユニットを配設した場合、人工竜巻
を利用した空気調和機としての機能あるいは(および)空
気清浄化機能をも得られることとなり、居住空気の快適
化に寄与するという効果が得られる。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0015】実施例1 図1ないし図3には、本願発明の実施例1にかかる人工
竜巻発生装置が示されている。
【0016】本実施例の人工竜巻発生装置は、複数(本
実施例の場合、4個)の空気吸込口2,2・・を有する角
筒状のケーシング1と、該ケーシング1内にあって前記
空気吸込口2,2・・から吸い込まれる空気流W1をケー
シング1中心部へ誘導案内するガイド部材3,3・・
と、前記ケーシング1の一端側(本実施例の場合、上端
側)に配設された空気吸引用のターボファン4とを備え
ており、前記ケーシング1の上端側には、前記ファン4
を含み且つ室内側へ開口する空気吹出口5,5・・に至
る空気流通路6を形成するとともに、該空気流通路6内
には、前記ファン4の上流側に位置するエアフィルター
7および空気清浄ユニット8と、前記ファン4の下流側
に位置する熱交換器9とを配設して構成されている。
【0017】前記空気吸込口2,2・・は、ケーシング
1の各辺1a,1a,・・における一端側に縦長に形成され
ている。
【0018】また、前記各ガイド部材3は、前記空気吸
込口2の全長に亘って沿うように縦長に形成されてお
り、前記各空気吸込口2に連続して吸込空気流W1をケ
ーシング1の内面に沿って直線状に誘導案内する第1ガ
イド部3aと、隣の空気吸込口2からの吸込空気流W1
ケーシング1の中心部へ誘導案内する円弧状の第2ガイ
ド部3bによって構成されている。
【0019】前記空気流通路6は、前記ケーシング1の
上端に連続し且つケーシング1より一辺が長い矩形状の
底板10と該底板10の上方に位置する同形状の天板1
1との間に形成されており、4方に空気吹出口5,5・
・が形成されている。また、前記天板11の中心部に
は、前記ターボファン4のファンモータ12が支持され
ている。さらに、該ターボファン4の吹出側を囲繞し且
つ前記空気吹出口5,5・・に対応して4個の熱交換器
9,9・・が配設されている。
【0020】図面中、符号13は吹出グリル、14はケ
ーシング1の土台である。
【0021】上記のように構成された人工竜巻発生装置
は、次のように作用する。
【0022】即ち、空気吸込口2,2・・から吸い込ま
れた吸込空気流W1は、ケーシング1によって外部と区
画された空間内においてガイド部材3,3・・に誘導案
内されて環状流W2となり、該環状流W2と直交する方向
にターボファン4によって吸引されることにより人工竜
巻Dが生成される。従って、外乱の影響を受けることの
ない極めて安定した状態の人工竜巻Dが簡単な構成で得
られるのである。
【0023】その後、人工竜巻Dとなった空気流は、エ
アフィルター7および空気清浄ユニット8を通過する過
程で除塵され、熱交換器9によって冷却あるいは加熱さ
れて調和空気W3となって空気吹出口5,5・・から室内
へ吹き出される。つまり、本実施例の場合、人工竜巻を
利用した空気調和機としての機能および空気清浄化機能
をも得られることとなっているのである。
【0024】ちなみに、ケーシング1内にガイド部材を
設けないものを比較例とし、該比較例と本実施例のもの
とにおける風速分布を調べたところ、図4(比較例)およ
び図5(本実施例)に示す結果が得られた。
【0025】これによれば、比較例のものに比べて本実
施例のものがケーシング中心部近傍において急激な風速
変化が生じており、有効な竜巻の発生が確認できる。
【0026】なお、本実施例では、ケーシング1の上端
側に吸引用のターボファン4を設けているが、ケーシン
グ1の下端側に空間が得られる場合には、吸引用のター
ボファン4をケーシング1の下端側に設けても良いこと
は勿論である。その場合、エアフィルター7、空気清浄
ユニット8および熱交換器9を有する空気流通路6もケ
ーシング1の下端側に設けられる。
【0027】実施例2 図6および図7には、本願発明の実施例2にかかる人工
竜巻発生装置が示されている。
【0028】本実施例の場合、ケーシング1には、その
上部、下部および中間部において全周に亘って開口する
空気吸込口2,2,2が形成されている。また、ガイド部
材3は、ケーシング1の内面に一端が固定され、他端側
がケーシング1の中心部に向かって湾曲する板状部材に
より構成されている。このような構成により、ケーシン
グ1の全周からの空気吸込が可能となり、吸込空気量を
多くできる。そして、空気吸込口2から吸い込まれた吸
込空気流W1は、このガイド部材3に誘導案内されて環
状流W2となる。その他の構成および作用効果は実施例
1と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0029】実施例3 図8ないし図10には、本願発明の実施例3にかかる人
工竜巻発生装置が示されている。
【0030】本実施例の場合、ケーシング1は円筒形状
とされ且つ空気流通路6を構成する底板10および天板
11はケーシング1より大径の円板形状とされている。
従って、空気吹出口5および熱交換器9は円形形状とさ
れている。このような構成とした場合、吹出グリル13
を空気吹出口5に取り付けるために支持部材15を必要
とする。
【0031】また、ケーシング1には、上下方向に並び
且つ全周に亘って開口する多数の空気吸込口2,2・・
が形成されている。
【0032】さらに、ガイド部材3は、実施例2と同様
に、ケーシング1の内面に一端が固定され、他端側がケ
ーシング1の中心部に向かって湾曲する板状部材により
構成されており、90°間隔でケーシング1内に配設さ
れている。このような構成により、ケーシング1の全周
からの空気吸込が可能となり、吸込空気量を多くでき
る。そして、空気吸込口2から吸い込まれた吸込空気流
1は、このガイド部材3に誘導案内されて環状流W2
なる。その他の構成および作用効果は実施例1と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0033】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる人工竜巻発生装置
の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III拡大断面図である。
【図4】比較例にかかる人工竜巻発生装置における風速
分布を示す特性図である。
【図5】本願発明の実施例1にかかる人工竜巻発生装置
における風速分布を示す特性図である。
【図6】本願発明の実施例2にかかる人工竜巻発生装置
の縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII拡大断面図である。
【図8】本願発明の実施例3にかかる人工竜巻発生装置
の縦断面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】図8のX−X拡大断面図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2は空気吸込口、3はガイド部材、4
はファン、5は空気吹出口、6は空気流通路、8は空気
清浄ユニット、9は熱交換器、W1は吸込空気流、W2
環状流、W3は調和空気、Dは人工竜巻。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空気吸込口を有する筒状のケーシ
    ングと、該ケーシング内にあって前記空気吸込口から吸
    い込まれる空気流をケーシング中心部へ誘導案内するガ
    イド部材と、前記ケーシングの一端側に配設された空気
    吸引用のファンとを備えたことを特徴とする人工竜巻発
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの一端側には、前記ファ
    ンを含み且つ室内側へ開口する空気吹出口に至る空気流
    通路を形成するとともに、該空気流通路内には熱交換器
    を配設したことを特徴とする前記請求項1記載の人工竜
    巻発生装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの一端側には、前記ファ
    ンを含み且つ室内側へ開口する空気吹出口に至る空気流
    通路を形成するとともに、該空気流通路内には空気清浄
    ユニットを配設したことを特徴とする前記請求項1記載
    の人工竜巻発生装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングの一端側には、前記ファ
    ンを含み且つ室内側へ開口する空気吹出口に至る空気流
    通路を形成するとともに、該空気流通路内には熱交換器
    および空気清浄ユニットを配設したことを特徴とする前
    記請求項1記載の人工竜巻発生装置。
JP11090694A 1994-05-25 1994-05-25 人工竜巻発生装置 Pending JPH07318130A (ja)

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JP (1) JPH07318130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104971567A (zh) * 2015-07-07 2015-10-14 叶建荣 一种可360度进出风的空气净化器
KR102358452B1 (ko) * 2020-12-21 2022-02-09 씨엠씨(주) 배기가스 배출장치

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CN104971567A (zh) * 2015-07-07 2015-10-14 叶建荣 一种可360度进出风的空气净化器
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