JPH07317858A - ばね特性が非線形のばねを具えたテンショナ - Google Patents
ばね特性が非線形のばねを具えたテンショナInfo
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジング内を摺動するプランジャに、ばね
によって突出力を付与したテンショナにおいて、ベルト
等の目飛び及び騒音を防止すること。 【構成】 テンショナ10は、ハウジングに対して摺動
可能なプランジャ18を有する。プランジャ18にはば
ね12により突出力が付与されている。ばね12は、ピ
ッチ及びばね定数が比較的大きい第1部分14と、ピッ
チ及びばね定数が比較的小さい第2部分16からなる。
ばね12は、一定量たわむと第2部分16が互いに密着
してばね定数が変化する。これにより、プランジャの後
退量は小さくなるとともにプランジャの突出速度も小さ
くなり、ベルト等には早期に所定の張力が付与される。
によって突出力を付与したテンショナにおいて、ベルト
等の目飛び及び騒音を防止すること。 【構成】 テンショナ10は、ハウジングに対して摺動
可能なプランジャ18を有する。プランジャ18にはば
ね12により突出力が付与されている。ばね12は、ピ
ッチ及びばね定数が比較的大きい第1部分14と、ピッ
チ及びばね定数が比較的小さい第2部分16からなる。
ばね12は、一定量たわむと第2部分16が互いに密着
してばね定数が変化する。これにより、プランジャの後
退量は小さくなるとともにプランジャの突出速度も小さ
くなり、ベルト等には早期に所定の張力が付与される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのカム軸駆動
用の歯付きベルト若しくはチェーンに張力を付与するた
めに使用されるテンショナ、又は、補機駆動用ベルト若
しくはチェーンに張力を付与するために使用されるテン
ショナに関する。
用の歯付きベルト若しくはチェーンに張力を付与するた
めに使用されるテンショナ、又は、補機駆動用ベルト若
しくはチェーンに張力を付与するために使用されるテン
ショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテンショナ60は、図9に示され
るように、ハウジング62と、このハウジング62を低
圧室64と高圧室66に分割するプランジャ68と、プ
ランジャ68に突出力を付与するばね70を有してな
る。72はチェックバルブである。プランジャ68は、
例えば、アイドラローラを具えたアーム(図示せず)に
当接する。この種のテンショナ60においては、高圧室
66から低圧室64への油の流れを制限することで、プ
ランジャ68は緩徐に後退し、低圧室64から高圧室6
6への油の流れを実質的に制限しないことで、プランジ
ャ68は迅速に突出する。
るように、ハウジング62と、このハウジング62を低
圧室64と高圧室66に分割するプランジャ68と、プ
ランジャ68に突出力を付与するばね70を有してな
る。72はチェックバルブである。プランジャ68は、
例えば、アイドラローラを具えたアーム(図示せず)に
当接する。この種のテンショナ60においては、高圧室
66から低圧室64への油の流れを制限することで、プ
ランジャ68は緩徐に後退し、低圧室64から高圧室6
6への油の流れを実質的に制限しないことで、プランジ
ャ68は迅速に突出する。
【0003】テンショナ60に使用されるばね70は、
等ピッチコイルばね、又は、ねじりコイルばねである。
そのばね特性は、通常、線形である。テンショナという
用途においては、歯付きベルト又はチェーン(以下、
「ベルト等」という。)の初張力のばらつきを抑える必
要がある。そのため、ばね定数の小さいばねを使用する
ことが多い。
等ピッチコイルばね、又は、ねじりコイルばねである。
そのばね特性は、通常、線形である。テンショナという
用途においては、歯付きベルト又はチェーン(以下、
「ベルト等」という。)の初張力のばらつきを抑える必
要がある。そのため、ばね定数の小さいばねを使用する
ことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ばね特性が
線形のばねをテンショナに利用すると、エンジン始動時
に目飛びや騒音を発生するという問題を生じる。テンシ
ョナは、通常、ベルト等の緩み側に配置される。ベルト
等の緩み側の張力は、エンジン作動中よりエンジン停止
時の方が大きくなる場合がある。従って、この場合、プ
ランジャは、エンジン作動中よりもエンジン停止時の方
が後退している。このような状態でエンジンを始動させ
ると、プランジャが突出するまでの間、ベルト等には所
定の張力が付与されない。そのため、目飛びや騒音が発
生する。
線形のばねをテンショナに利用すると、エンジン始動時
に目飛びや騒音を発生するという問題を生じる。テンシ
ョナは、通常、ベルト等の緩み側に配置される。ベルト
等の緩み側の張力は、エンジン作動中よりエンジン停止
時の方が大きくなる場合がある。従って、この場合、プ
ランジャは、エンジン作動中よりもエンジン停止時の方
が後退している。このような状態でエンジンを始動させ
ると、プランジャが突出するまでの間、ベルト等には所
定の張力が付与されない。そのため、目飛びや騒音が発
生する。
【0005】また、ばね定数の小さいばねを利用する
と、エンジン停止時におけるプランジャの後退量が大き
くなる。油の流動抵抗はプランジャの突出速度に比例す
るので、プランジャの後退量が大きいときには、ベルト
等に所定の張力が付与されるまでの間、ベルト等は目飛
びの危険に曝される。
と、エンジン停止時におけるプランジャの後退量が大き
くなる。油の流動抵抗はプランジャの突出速度に比例す
るので、プランジャの後退量が大きいときには、ベルト
等に所定の張力が付与されるまでの間、ベルト等は目飛
びの危険に曝される。
【0006】なお、同様の問題が、特開平2−6635
6号及び特開平2−72252号のような、揺動型テン
ショナにおいても生じる。この種のテンショナは、固定
軸の周りで揺動可能な偏心体を有する。偏心体には、ば
ねによって、歯付きベルト又はチェーンの張力が増加す
る方向への旋回力が付与される。
6号及び特開平2−72252号のような、揺動型テン
ショナにおいても生じる。この種のテンショナは、固定
軸の周りで揺動可能な偏心体を有する。偏心体には、ば
ねによって、歯付きベルト又はチェーンの張力が増加す
る方向への旋回力が付与される。
【0007】本発明の目的は、ばねを利用して歯付きベ
ルトやチェーンに緊張力を付与するテンショナにおい
て、そのばねを非線形のものにすることで、目飛びや騒
音を抑制することにある。
ルトやチェーンに緊張力を付与するテンショナにおい
て、そのばねを非線形のものにすることで、目飛びや騒
音を抑制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第1
に、ハウジング内を摺動するプランジャに、ばねによっ
て突出力を付与したテンショナにおいて、非線形のばね
特性を具えたばねを利用することにより前記課題を解決
した。
に、ハウジング内を摺動するプランジャに、ばねによっ
て突出力を付与したテンショナにおいて、非線形のばね
特性を具えたばねを利用することにより前記課題を解決
した。
【0009】本発明は、第2に、固定軸の周りで揺動可
能な偏心体に、ばねによって旋回力を付与したテンショ
ナにおいて、非線形のばね特性を具えたばねを利用する
ことにより前記課題を解決した。
能な偏心体に、ばねによって旋回力を付与したテンショ
ナにおいて、非線形のばね特性を具えたばねを利用する
ことにより前記課題を解決した。
【0010】
【作用】第1の発明においては、ばね特性が非線形のば
ねを利用することで、プランジャの後退量に伴ってばね
力が増加する。エンジン停止時にベルト等の緩み側の張
力が増加して、プランジャに後退方向の力が作用して
も、線形ばねを利用したテンショナに比べて、本発明の
テンショナではプランジャの後退量が小さくなる。
ねを利用することで、プランジャの後退量に伴ってばね
力が増加する。エンジン停止時にベルト等の緩み側の張
力が増加して、プランジャに後退方向の力が作用して
も、線形ばねを利用したテンショナに比べて、本発明の
テンショナではプランジャの後退量が小さくなる。
【0011】エンジン始動時、ベルト等の緩み側の張力
が減少すると、プランジャは突出しようとする。プラン
ジャの後退量は小さいから、その分、プランジャの突出
速度も小さくなる。従って、油の流動抵抗も小さくな
り、ベルト等に所定の張力が付与されるまでの時間が短
縮される。
が減少すると、プランジャは突出しようとする。プラン
ジャの後退量は小さいから、その分、プランジャの突出
速度も小さくなる。従って、油の流動抵抗も小さくな
り、ベルト等に所定の張力が付与されるまでの時間が短
縮される。
【0012】第2の発明においても同様である。すなわ
ち、ばね特性が非線形のばねを利用することで、偏心体
の旋回量に伴ってばね力が増加する。エンジン停止時に
ベルト等の緩み側の張力が増加して、偏心体を旋回させ
る力が作用しても、線形ばねを利用したテンショナに比
べて、本発明のテンショナでは偏心体の旋回量が小さく
なる。
ち、ばね特性が非線形のばねを利用することで、偏心体
の旋回量に伴ってばね力が増加する。エンジン停止時に
ベルト等の緩み側の張力が増加して、偏心体を旋回させ
る力が作用しても、線形ばねを利用したテンショナに比
べて、本発明のテンショナでは偏心体の旋回量が小さく
なる。
【0013】エンジン始動時、ベルト等の緩み側の張力
が減少すると、偏心体は旋回しようとする。偏心体の旋
回量は小さいから、その分、偏心体の旋回速度も小さく
なる。従って、油の流動抵抗も小さくなり、ベルト等に
所定の張力が付与されるまでの時間が短縮される。
が減少すると、偏心体は旋回しようとする。偏心体の旋
回量は小さいから、その分、偏心体の旋回速度も小さく
なる。従って、油の流動抵抗も小さくなり、ベルト等に
所定の張力が付与されるまでの時間が短縮される。
【0014】
【実施例】図1は、本発明によるテンショナの第1実施
例を示している。テンショナ10の基本構造は、図9の
従来のテンショナと実質的に同じである。以下、本発明
の特徴について説明する。
例を示している。テンショナ10の基本構造は、図9の
従来のテンショナと実質的に同じである。以下、本発明
の特徴について説明する。
【0015】図1に示されるように、ばね12は、ピッ
チ及びばね定数が比較的大きい第1部分14と、ピッチ
及びばね定数が比較的小さい第2部分16からなる。図
2はばね12のばね特性を示し、ばね12のたわみ量、
すなわち、プランジャ18の後退量が一定量に達する
と、ばね定数(dF/dx)はkからk’に変化する。
ばね定数は、k<k’の関係となる。
チ及びばね定数が比較的大きい第1部分14と、ピッチ
及びばね定数が比較的小さい第2部分16からなる。図
2はばね12のばね特性を示し、ばね12のたわみ量、
すなわち、プランジャ18の後退量が一定量に達する
と、ばね定数(dF/dx)はkからk’に変化する。
ばね定数は、k<k’の関係となる。
【0016】このようなばね特性となる理由は、プラン
ジャ18の後退量が一定量に達したとき、ばね12の第
2部分16のみが互いに密着して、ばね全体のばね定数
が、第1部分14のばね定数に支配されるからである。
ジャ18の後退量が一定量に達したとき、ばね12の第
2部分16のみが互いに密着して、ばね全体のばね定数
が、第1部分14のばね定数に支配されるからである。
【0017】すなわち、第1部分14のばね定数をk
1、第2部分16のばね定数をk2とすると、第2部分
16が密着するまでは、ばね全体のばね定数kは下記式
で表される。 k = k1・k2/(k1+k2) 上記式より、ばね特性を非線形にするには、k<k2で
なければならないことがわかる。なお、第2部分16が
密着した後のばね全体のばね定数k’は、k2となる。
1、第2部分16のばね定数をk2とすると、第2部分
16が密着するまでは、ばね全体のばね定数kは下記式
で表される。 k = k1・k2/(k1+k2) 上記式より、ばね特性を非線形にするには、k<k2で
なければならないことがわかる。なお、第2部分16が
密着した後のばね全体のばね定数k’は、k2となる。
【0018】図3は、本発明によるテンショナの第2実
施例を示している。本実施例のテンショナ20は、2つ
のばね22,24を有する。ばねは、外周側のばね22
と内周側のばね24からなる。内周側のばね24は外周
側のばね22よりも短い。また、内周側のばね24は、
外周側のばね22よりも、ばね定数が大きい。もっと
も、外周側のばねを内周側のばねよりも短くし、外周側
のばねのばね定数を内周側のばねのばね定数より大きく
してもよい。
施例を示している。本実施例のテンショナ20は、2つ
のばね22,24を有する。ばねは、外周側のばね22
と内周側のばね24からなる。内周側のばね24は外周
側のばね22よりも短い。また、内周側のばね24は、
外周側のばね22よりも、ばね定数が大きい。もっと
も、外周側のばねを内周側のばねよりも短くし、外周側
のばねのばね定数を内周側のばねのばね定数より大きく
してもよい。
【0019】プランジャ28が一定量後退するまでは、
外周側のばね22がプランジャ28にばね力を作用させ
る。プランジャ28がさらに後退しようとすると、外周
側のばね22及び内周側のばね24の双方がプランジャ
28にばね力を作用させる。このように、ばね定数及び
長さの異なる2つのばねを利用することにより、ばね特
性は非線形となる。
外周側のばね22がプランジャ28にばね力を作用させ
る。プランジャ28がさらに後退しようとすると、外周
側のばね22及び内周側のばね24の双方がプランジャ
28にばね力を作用させる。このように、ばね定数及び
長さの異なる2つのばねを利用することにより、ばね特
性は非線形となる。
【0020】なお、ばね自体が非線形のばね特性を具え
た竹の子ばね(ボリュートばね)を利用しても、テンシ
ョナは上記実施例と同様の作用・効果を奏する。
た竹の子ばね(ボリュートばね)を利用しても、テンシ
ョナは上記実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0021】図4乃至図8は、固定軸32,42の周り
で揺動可能な偏心体34,44に、ばね36,46によ
って旋回力を付与したテンショナ30,40の例であ
る。本発明は、この種のテンショナにも適用でき、ばね
特性を非線形にすることによって、上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
で揺動可能な偏心体34,44に、ばね36,46によ
って旋回力を付与したテンショナ30,40の例であ
る。本発明は、この種のテンショナにも適用でき、ばね
特性を非線形にすることによって、上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0022】図4及び図5のテンショナ30において
は、図1に示されるようにピッチ又はばね定数の異なる
2以上のばねを接続するか、図3に示されるようにばね
を2重にすれば、一定の旋回量を越えたときにばね全体
のばね定数が変化する。
は、図1に示されるようにピッチ又はばね定数の異なる
2以上のばねを接続するか、図3に示されるようにばね
を2重にすれば、一定の旋回量を越えたときにばね全体
のばね定数が変化する。
【0023】図6及び図7のテンショナ40において
は、図8に示されるように、径の異なる2以上のばねを
接続すれば、一定の旋回量を越えたときにばね全体のば
ね定数が変化する。
は、図8に示されるように、径の異なる2以上のばねを
接続すれば、一定の旋回量を越えたときにばね全体のば
ね定数が変化する。
【0024】また、図6において、偏心体44が矢印方
向に旋回するとき、ばね46の直径は縮小する。ばねの
小径部分48に、偏心体44又は固定軸42の外径より
僅かに大きいものを使用すると、偏心体44が一定以上
旋回するとき、その小径部分48は偏心体44又は固定
軸42に巻き付いて、ばね機能を喪失する。その結果、
ばね全体のばね定数は大径部分50に支配されることに
なり、ばね46は非線形となる。
向に旋回するとき、ばね46の直径は縮小する。ばねの
小径部分48に、偏心体44又は固定軸42の外径より
僅かに大きいものを使用すると、偏心体44が一定以上
旋回するとき、その小径部分48は偏心体44又は固定
軸42に巻き付いて、ばね機能を喪失する。その結果、
ばね全体のばね定数は大径部分50に支配されることに
なり、ばね46は非線形となる。
【0025】
【発明の効果】ばね特性が非線形のばねを利用したか
ら、エンジン停止時のプランジャの後退量を小さくで
き、これに伴って、プランジャの突出速度も小さくする
ことができる。そして、プランジャの突出速度を小さく
することで、油の流動抵抗も小さくなる。以上のよう
に、プランジャの後退量、プランジャの突出速度、油の
流動抵抗をそれぞれ小さくした結果、ベルト等に所定の
張力が与えられるまでの時間を短縮でき、ベルト等の目
飛び及び騒音の発生を抑制することができる。
ら、エンジン停止時のプランジャの後退量を小さくで
き、これに伴って、プランジャの突出速度も小さくする
ことができる。そして、プランジャの突出速度を小さく
することで、油の流動抵抗も小さくなる。以上のよう
に、プランジャの後退量、プランジャの突出速度、油の
流動抵抗をそれぞれ小さくした結果、ベルト等に所定の
張力が与えられるまでの時間を短縮でき、ベルト等の目
飛び及び騒音の発生を抑制することができる。
【図1】 本発明によるテンショナの第1実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 図1のばねのばね特性を示すグラフである。
【図3】 本発明によるテンショナの第2実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】 本発明によるテンショナの第3実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図5】 図4のテンショナの断面図である。
【図6】 本発明によるテンショナの第4実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図7】 図6のテンショナの断面図である。
【図8】 図6のテンショナに利用されるばねの正面図
である。
である。
【図9】 従来のテンショナの断面図である。
10,20,30,40 テンショナ 12,22,24,36,46 ばね 14 第1部分 16 第2部分 18,28 プランジャ 32,42 固定軸 34,44 偏心体
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジング内を摺動するプランジャに、
ばねによって突出力を付与したテンショナにおいて、 前記ばねが、非線形のばね特性を具えていることを特徴
とする、テンショナ。 - 【請求項2】 固定軸の周りで揺動可能な偏心体に、ば
ねによって旋回力を付与したテンショナにおいて、 前記ばねが、非線形のばね特性を具えていることを特徴
とする、テンショナ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130878A JPH07317858A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | ばね特性が非線形のばねを具えたテンショナ |
KR1019950008632A KR950033185A (ko) | 1994-05-23 | 1995-04-13 | 스프링 특성이 비선형인 스프링을 구비한 장력조절기 |
DE19517935A DE19517935A1 (de) | 1994-05-23 | 1995-05-18 | Spannvorrichtung |
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