JPH0731773Y2 - 眼内レンズケース - Google Patents
眼内レンズケースInfo
- Publication number
- JPH0731773Y2 JPH0731773Y2 JP10237490U JP10237490U JPH0731773Y2 JP H0731773 Y2 JPH0731773 Y2 JP H0731773Y2 JP 10237490 U JP10237490 U JP 10237490U JP 10237490 U JP10237490 U JP 10237490U JP H0731773 Y2 JPH0731773 Y2 JP H0731773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- lid
- intraocular lens
- lens
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Prostheses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は眼内レンズを収納するのに好適な眼内レンズケ
ースに関するものである。
ースに関するものである。
［従来の技術］ 従来より眼内レンズは埃や汚れが付着しないようにケー
スに収納されて保管されるのが通常である。この眼内レ
ンズケースの構造を大別すると、レンズの取り出し方は
引き出し方式、回転方式、蓋開け方式に分けられる。
スに収納されて保管されるのが通常である。この眼内レ
ンズケースの構造を大別すると、レンズの取り出し方は
引き出し方式、回転方式、蓋開け方式に分けられる。
ところで、眼内レンズを装着する手術は患者に適したレ
ンズを予め用意するため慎重に取り扱わねばならない。
殊にケースからレンズを取り出す場合の操作性が重要で
ある。好ましくは片手でケースからレンズを解放し他方
の手でケースからレンズを取り出せるようにするのがよ
い。
ンズを予め用意するため慎重に取り扱わねばならない。
殊にケースからレンズを取り出す場合の操作性が重要で
ある。好ましくは片手でケースからレンズを解放し他方
の手でケースからレンズを取り出せるようにするのがよ
い。
［考案が解決しようとする課題］ しかし、前述の引き出し方式の場合、ケースからレンズ
を保持するカセットを取り出すのに両手を使わなければ
ならず、操作が面倒であるという欠点があった。
を保持するカセットを取り出すのに両手を使わなければ
ならず、操作が面倒であるという欠点があった。
また、回転方式の場合、片手で開けられるものもあるが
構造が複雑であり、コストが高くなるという欠点があっ
た。
構造が複雑であり、コストが高くなるという欠点があっ
た。
さらに、蓋開け方式にしても構造が簡単でありコストが
低くなるが、片手で容易に蓋があけられ他方の手でレン
ズを簡単に取り出せるものはなかった。
低くなるが、片手で容易に蓋があけられ他方の手でレン
ズを簡単に取り出せるものはなかった。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、片手で容易
に蓋があけられ、しかも構造が簡単でコストが安い眼内
レンズケースを提供することを技術課題とする。
に蓋があけられ、しかも構造が簡単でコストが安い眼内
レンズケースを提供することを技術課題とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明の眼内レンズケースは、眼内レンズを収納するた
めの凹部をもち該凹部に蓋をすることによりレンズを収
納する眼内レンズケースにおいて、ケース本体は一方向
に長手方向をもちその一端部付近に前記凹部が形成さ
れ、前記蓋は長手方向の該凹部周縁にヒンジをもち先端
付近に該ケース本体に係止される係止部材を持つことに
より、該ケースを保持した術者の手の指先で該先端が押
圧され前記蓋の開閉が可能なことを特徴とする。
めの凹部をもち該凹部に蓋をすることによりレンズを収
納する眼内レンズケースにおいて、ケース本体は一方向
に長手方向をもちその一端部付近に前記凹部が形成さ
れ、前記蓋は長手方向の該凹部周縁にヒンジをもち先端
付近に該ケース本体に係止される係止部材を持つことに
より、該ケースを保持した術者の手の指先で該先端が押
圧され前記蓋の開閉が可能なことを特徴とする。
また、前記蓋の先端には術者の指が当接しやすいように
当接部材が設けられていることを特徴とする。
当接部材が設けられていることを特徴とする。
［作用］ 上記構成によれば、ケース本体が一方向に長手方向をも
つことにより片手で容易に保持でき親指等を自由にする
ことができる。そして、親指等により、蓋の先端を軽く
上方に押すだけで蓋を解放することができる。この操作
によれば、眼内レンズを簡単かつ安全に他方の手で取り
出すことができる。
つことにより片手で容易に保持でき親指等を自由にする
ことができる。そして、親指等により、蓋の先端を軽く
上方に押すだけで蓋を解放することができる。この操作
によれば、眼内レンズを簡単かつ安全に他方の手で取り
出すことができる。
［実施例］ 以下に本考案の実施例について第１図および第２図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
本実施例の眼内レンズケースの全体形状は略長方形であ
り、材質はポリプロピレンを用いている。大きさは長さ
8cm、幅4cm、厚さ5mm程度である。
り、材質はポリプロピレンを用いている。大きさは長さ
8cm、幅4cm、厚さ5mm程度である。
このケースは図のようにレンズ収納部１、レンズ洗浄用
凹部２、ラベル付着部３により構成されレンズ収納部１
側の先端部にはヒンジ５を介して蓋４が開閉自在に設け
られている。ヒンジとはケース本体と蓋との中継部分で
あり、蓋の開閉のための支点となる作用を有する機構を
いい、本実施例ではケース本体と蓋とは一体成形されて
おり、ヒンジは他の部分と比べて薄肉にされている。本
明細書ではその具体的構成を限定する意味はない。
凹部２、ラベル付着部３により構成されレンズ収納部１
側の先端部にはヒンジ５を介して蓋４が開閉自在に設け
られている。ヒンジとはケース本体と蓋との中継部分で
あり、蓋の開閉のための支点となる作用を有する機構を
いい、本実施例ではケース本体と蓋とは一体成形されて
おり、ヒンジは他の部分と比べて薄肉にされている。本
明細書ではその具体的構成を限定する意味はない。
レンズ収納部１には凹部の底である基底部６が形成され
中央に直径２乃至3mmの孔７が貫通している。この孔７
は眼内レンズの洗浄や滅菌のための液体や気体の出口と
なるものである。かさ上げされたブロックからなる４つ
の搭載台８が孔７を中心に放射状に伸び、各搭載台８の
端部にはピン９が立設されている。この搭載台８は眼内
レンズのレンズ部を支持するものでありレンズの取り出
しを容易にしている。またピン９はレンズの横ずれを防
止するためのものである。
中央に直径２乃至3mmの孔７が貫通している。この孔７
は眼内レンズの洗浄や滅菌のための液体や気体の出口と
なるものである。かさ上げされたブロックからなる４つ
の搭載台８が孔７を中心に放射状に伸び、各搭載台８の
端部にはピン９が立設されている。この搭載台８は眼内
レンズのレンズ部を支持するものでありレンズの取り出
しを容易にしている。またピン９はレンズの横ずれを防
止するためのものである。
基底部６には搭載台８やピン９を取り囲むようにリング
10が形成されレンズの移動をさらに制限し安全を確保し
ている。
10が形成されレンズの移動をさらに制限し安全を確保し
ている。
蓋４は本体の長手方向の先端にヒンジ５を介して設けら
れ、蓋４を閉じた状態ではレンズ収納部１の凹部をすべ
て覆う構成となっている。閉じた場合の蓋４の係止は蓋
４の先端付近に設けられたオスのスナップ11が隔壁12に
設けられたメスのスナップ13と係合することにより確実
になされる。また蓋４の先端には蓋４に対して20度程度
角度を持つ舌部14が設けられており、この舌部14を押せ
ばスナップ11、13は容易に外れる構成となっている。こ
の舌部14は図に示すようなものに限らず、ブロックであ
ってもよい。
れ、蓋４を閉じた状態ではレンズ収納部１の凹部をすべ
て覆う構成となっている。閉じた場合の蓋４の係止は蓋
４の先端付近に設けられたオスのスナップ11が隔壁12に
設けられたメスのスナップ13と係合することにより確実
になされる。また蓋４の先端には蓋４に対して20度程度
角度を持つ舌部14が設けられており、この舌部14を押せ
ばスナップ11、13は容易に外れる構成となっている。こ
の舌部14は図に示すようなものに限らず、ブロックであ
ってもよい。
また蓋４には蓋４が閉じたときに孔７と整合する位置に
円筒状の突出部15が形成されている。そして突出部15の
孔16は第２図に示すように貫通している。この突出部15
はレンズの上下動を制限し脱落を防止するものである。
孔16は洗浄や滅菌のための液体や気体の入り口となるも
のである。
円筒状の突出部15が形成されている。そして突出部15の
孔16は第２図に示すように貫通している。この突出部15
はレンズの上下動を制限し脱落を防止するものである。
孔16は洗浄や滅菌のための液体や気体の入り口となるも
のである。
レンズ洗浄用凹部２は凹部内に生理食塩水等の洗浄液を
入れてレンズを濯ぐためのものである。ラベル付着部３
はこの平面上にレンズのモデル、度数、シリアルナンバ
ーを記入したラベルを付着するのに利用するものであ
る。
入れてレンズを濯ぐためのものである。ラベル付着部３
はこの平面上にレンズのモデル、度数、シリアルナンバ
ーを記入したラベルを付着するのに利用するものであ
る。
以上に説明した構成により本実施例のケースは片手によ
り容易に保持できしかも親指を自由にすることができ
る。蓋４が閉じられたケースは舌部14が親指におされて
スナップが外れることにより容易に開けられる。
り容易に保持できしかも親指を自由にすることができ
る。蓋４が閉じられたケースは舌部14が親指におされて
スナップが外れることにより容易に開けられる。
また、蓋のヒンジ及び先端の位置は上記実施例のものに
限らず、第１図においてスナップ13側にヒンジが設けら
れヒンジ５側にスナップ機構が設けられたものであって
もよい。この場合、ケースを保持した手の人差し指を用
いて蓋の先端を押して開閉するのが好ましい場合が多
い。
限らず、第１図においてスナップ13側にヒンジが設けら
れヒンジ５側にスナップ機構が設けられたものであって
もよい。この場合、ケースを保持した手の人差し指を用
いて蓋の先端を押して開閉するのが好ましい場合が多
い。
また、眼内レンズケースの形状はこの実施例のものに限
られるものではなく片手で用意に保持できしかも蓋が同
じ片手で開けられるものであれば例えば長円形のものな
ど種々採用できることはいうまでもない。
られるものではなく片手で用意に保持できしかも蓋が同
じ片手で開けられるものであれば例えば長円形のものな
ど種々採用できることはいうまでもない。
なお、孔７と孔16により蓋４を閉じたままでも洗浄や滅
菌ができることはいうまでもない。
菌ができることはいうまでもない。
［効果］ 本発明の眼内レンズケースによれば、片手で容易かつ安
全に保持、開閉ができ、手術をスムーズに行うことがで
きるとともに構造がシンプルであるためコストを安くす
ることができる。殊に片手で容易にかつ安全に蓋を開け
られることは他方の手で別の手術具をもつ手術直前に有
効である。
全に保持、開閉ができ、手術をスムーズに行うことがで
きるとともに構造がシンプルであるためコストを安くす
ることができる。殊に片手で容易にかつ安全に蓋を開け
られることは他方の手で別の手術具をもつ手術直前に有
効である。
【図面の簡単な説明】 第１図乃至第２図は本発明の実施例である眼内レンズケ
ースを示す斜視図であり、第１図は蓋の開いた状態、第
２図は蓋の閉じた状態を示す。 １……レンズ収納部 ２……レンズ洗浄用凹部 ３……ラベル付着部 ４……蓋 ５……ヒンジ 14……舌部
ースを示す斜視図であり、第１図は蓋の開いた状態、第
２図は蓋の閉じた状態を示す。 １……レンズ収納部 ２……レンズ洗浄用凹部 ３……ラベル付着部 ４……蓋 ５……ヒンジ 14……舌部
Claims (2)
- 【請求項１】眼内レンズを収納するための凹部をもち該
凹部に蓋をすることによりレンズを収納する眼内レンズ
ケースにおいて、 ケース本体は一方向に長手方向をもちその一端部付近に
前記凹部が形成され、前記蓋は長手方向の該凹部周縁に
ヒンジをもち先端付近に該ケース本体に係止される係止
部材を持つことにより、該ケースを保持した術者の手の
指先で該先端が押圧され前記蓋の開閉が可能なことを特
徴とする眼内レンズケース。 - 【請求項２】前記蓋の先端には術者の指が当接しやすい
ように当接部材が設けられていることを特徴とする請求
項１記載の眼内レンズケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10237490U JPH0731773Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 眼内レンズケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10237490U JPH0731773Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 眼内レンズケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0460219U JPH0460219U (ja) | 1992-05-22 |
| JPH0731773Y2 true JPH0731773Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31846577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10237490U Expired - Fee Related JPH0731773Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 眼内レンズケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731773Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP10237490U patent/JPH0731773Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0460219U (ja) | 1992-05-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |