JP2005235994A - ウエハトレイ - Google Patents

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登 後藤
Masakazu Kashiwase
雅一 柏瀬
Ryusuke Nakai
龍資 中井
Kazuhiko Oida
和彦 笈田
Soichiro Otani
聡一郎 大谷
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Abstract

【課題】 製造コストを低く抑えることができ、ウエハのピンセットでの取出しが容易なウエハトレイを提供する。
【解決手段】 ウエハトレイは、ウエハ収容領域4を有するトレイ本体1と、トレイ本体1のウエハ収容領域4がある側の面に対向してトレイ本体1に係合することによってウエハ収容領域4の上側を閉鎖するための蓋部3とを備える。トレイ本体1は、ウエハ収容領域4を取り囲む外壁部5を含む。蓋部3の少なくとも主要部とトレイ本体1とは一体物である。蓋部3は、閉状態においてウエハをトレイ本体1に向けて押し付けるためのスプリング部2と、ウエハが側方へ移動することを抑止するためのストッパ部6とを含む。外壁部5は、ウエハの外周の一部を側方に向かって露出させるためのウエハ把持用切欠き7a,7bを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置などの製造現場においてウエハを保持、保管、搬送などするために用いられるウエハトレイに関するものである。
従来、半導体ウエハを1枚ずつ保管、搬送する際には、米国特許第3,552,548号に開示されているような形態のウエハトレイを用いることが一般的であった。このウエハトレイ100は、図13に示すように、トレイ本体101と、スプリング102と、蓋103という互いに完全に分離した3つの部品からなるものであった。これら3つの部品はいずれも樹脂成形によって作られたものである。スプリング102は、球面のように湾曲した薄い板であり、上から見て放射状となるように8本の脚102tを備える。いま、説明のために、図14に示すようなウエハ90を想定し、その第1面90aが主に素子が形成される面であり、第2面90bが裏面であるものとする。
ウエハトレイ100にウエハ90を収納する際には、図15に示すように、まずトレイ本体101の曲面になっている凹部101cにウエハ90を第1面90aが凹部101cの底を向くように配置する。ウエハ90の第2面90bの上にスプリング102を載せる。スプリング102上側から蓋103を被せて蓋103をトレイ本体101に対して矢印61(図13参照)の向きに回転させる。こうすることによって、蓋103の外周壁103wの内面とトレイ本体101の外周壁101wの外面とが締め付け合って、蓋103とトレイ本体101とが互いに固定される仕組みとなっていた。
このウエハトレイ100からウエハ90を取り出す際には、2つの方法が考えられる。まず第1の取出し方法としては、トレイ本体101が下側になるようにトレイ本体101を一方の手に持ち、上側にある蓋103を他方の手で回転させることによって、蓋103とトレイ本体101との締結状態を解除し、蓋103を取り去る。次に、ウエハ90の上に載っているスプリング102を取り去ることによってウエハ90の上面を完全に露出させる。この状態ではウエハ90の第2面90bが上を向いている。この後、適宜、ピンセット(図示せず)などを用いてウエハ90を取り出す。
第2の取出し方法としては、蓋103を下側にして蓋103を一方の手で持ち、上側にあるトレイ本体101を他方の手で回転させることによって締結状態を解除し、トレイ本体101を取り去る。こうすることで、ウエハ90は、第1面90aが上側を向く姿勢で現れる。ただし、この状態では、ウエハ90はスプリング102を介して蓋103の上に載っている。この後、適宜、ピンセット(図示せず)などを用いてウエハ90を取り出す。第2の方法では、第1面90aが上側になるので、第1面90aの外観検査を行ないたい場合は、しばしば第2の方法がとられる。その場合は、ピンセットなどでウエハ90を取り出さなくてもそのまま外観検査を行なうことができる。
米国特許第3,552,548号
上述のような従来のウエハトレイにおいては、トレイ本体101と蓋103とを相対的に回転させることによって外周壁同士を緩めたり締め付けたりすることによって開閉する方式であったため、トレイ本体101と蓋103とが擦れ合い、粉塵が発生していた。しかも、その粉塵は、ウエハトレイ100の内部空間に入り込みやすい位置で発生していたため、ウエハトレイ100内部に粉塵が侵入し、本来クリーンに保たれるべきウエハ90の表面に付着してしまうという問題があった。
さらに、上述のような従来のウエハトレイにおいては、ウエハトレイ100内部には独立した部品であるスプリング102がウエハ90とともに収納されており、スプリング102の放射状に延びた脚102tの先端は、ウエハ90の第2面90bに押し付けられる状態となっていた。ウエハトレイ100の開閉の際には、スプリング102も蓋103につられて回転し、脚102tの先端がウエハ90の第2面90bと擦れる傾向があるので、擦れる際に脚102tの先端が第2面90bによって削られ、その削りかすが第2面90bにこすり付けられて付着するという問題があった。第2面90bはウエハ90の中で素子を形成する第1面とは反対側の面であるが、第2面に異物が付着することは、後のプロセスを実施する上でさまざまな問題を引き起こしていた。
さらに、上述のような従来のウエハトレイにおいては、第1の取出し方法を行なった場合には、ウエハ90は第2面90bが上側となるため第1面の外観検査を行ないたい場合には不向きである。また、トレイ本体101の凹部101cの内部にはまり込んだ状態となり、なおかつ外周壁101wがウエハ90の周囲を完全に囲むように突出しているため、ウエハを挟んで保持する方式のピンセットやウエハを真空吸着する方式のピンセットでウエハ90を取り出すことが困難であった。
一方、第2の取出し方法を行なった場合には、第1面90aが上側となる点は外観検査に好都合であるが、ウエハトレイが開いた状態ではウエハ90が曲面状のスプリング102を介して蓋103の上に載った状態で提供されるので、ウエハ90の支持が不安定であり、ウエハ90が落下しやすいという問題があった。
さらに、上述のような従来のウエハトレイは、トレイ本体101と、スプリング102と、蓋103という3つの部品からなるものであったので、3つの部品をそれぞれ別々の金型で成形する必要があり、製造コストがかさむという問題があった。
そこで、本発明は、製造コストを低く抑えることができ、ウエハのピンセットでの取出しが容易なウエハトレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくウエハトレイは、ウエハを内部に載置して収容するためのウエハ収容領域を有するトレイ本体と、上記トレイ本体の上記ウエハ収容領域がある側の面に対向して上記トレイ本体に係合することによって上記ウエハ収容領域の上側を閉鎖するための蓋部とを備え、上記トレイ本体は、上記ウエハ収容領域を取り囲む外壁部を含み、上記蓋部の少なくとも主要部と上記トレイ本体とは一体物であり、上記蓋部は、上記蓋部が上記トレイ本体に係合している状態において上記ウエハ収容領域内の上記ウエハを上記トレイ本体に向けて押し付けるためのスプリング部と、上記蓋部が上記トレイ本体に係合している状態での上記ウエハ収容領域内において上記ウエハが側方へ移動することを抑止するためのストッパ部とを含み、上記外壁部は、上記ウエハ収容領域内に載置された上記ウエハの外周の一部を側方に向かって露出させるためのウエハ把持用切欠きを有する。この構成を採用することにより、蓋部の少なくとも主要部とトレイ本体とは一体物となっているので、部品点数を減らすことができ、成形金型などの必要個数を減らすことができる。また、トレイ本体の外壁部にウエハ把持用切欠きがあることによって、ウエハ収容領域内に載置されたウエハをピンセットなどで把持しやすくなる。さらに、ストッパ部が蓋部に設けられていることにより、ウエハトレイが開いていて蓋部にウエハを置いている状態でのウエハの支持が安定したものとなる。
上記発明において好ましくは、上記トレイ本体と上記蓋部とが互いに係合した状態のときに両者の係合状態を外側から固定するためのロック手段を備える。この構成を採用することにより、トレイ本体と蓋部との係合状態を外側から固定することができるので、不用意にトレイ本体と蓋部とが外れて内部のウエハが飛び出すことを防止できる。また、固定に関わる部分から粉塵が発生するとしても既にウエハ収容領域の上側を閉鎖した状態でのこととなるので、ウエハ収容領域の内部に粉塵が侵入しにくくなる。ロック手段によって係合状態が固定可能となるので、トレイ本体に対して蓋部をねじ込む必要はなくなり、ウエハに削りかすがこすり付けられることもなくなる。
上記発明において好ましくは、上記ロック手段は、上記蓋部および上記トレイ本体のうちいずれか一方の外縁に接続されたロック部を含み、上記ロック部と他方の外縁との間を互いに接続するためのものである。この構成を採用することにより、トレイ本体と蓋部との係合状態を簡単な構造で確実に固定することができる。
上記発明において好ましくは、上記ロック手段は、上記蓋部の外縁に接続されたロック部と、上記ロック部からさらに、上記蓋部が上記トレイ本体に係合したときに内側を向く向きに突出した爪部と、上記爪部を受け入れるために上記トレイ本体の外縁に設けられた爪受入れ部とを含む。この構成を採用することにより、爪部を爪受入れ部に挿入したり外したりすることによってトレイ本体と蓋部との係合を固定状態にしたり非固定状態にしたりすることができる。
上記発明において好ましくは、上記ロック部は上記蓋部に対して回動自在に接続されている。この構成を採用することにより、ロック部の操作が行ないやすくなる。
上記発明において好ましくは、上記スプリング部は、上記蓋部から上記トレイ本体に向かって突出する第1の部分と、上記第1の部分の先端から側方に向かって延在する第2の部分とを含む。この構成を採用することにより、単純な構造で優れたスプリング部を実現することができる。
上記発明において好ましくは、上記第2の部分は、上記第1の部分の先端から側方に向かって延在し、上記第1の部分の先端から離れるにつれてより高くなるように傾斜している。この構成を採用することにより、載置されるウエハに対してスプリング部が面接触ではなく線接触となるので、ウエハに接触する面積を最小限にすることができる。
上記発明において好ましくは、上記スプリング部は、1つの上記蓋部当たり4ヶ所に設けられている。この構成を採用することにより、ウエハトレイを閉めたときにウエハを安定して押さえ付けることができ、なおかつ、ウエハトレイの製造時の煩雑さを最小に抑えることができる。
上記発明において好ましくは、上記ストッパ部は、上記第2の部分から上記トレイ本体に向かって突出する凸部である。この構成を採用することにより、ストッパ部をスプリング部からさらに突出する部分として用意することができるので、ストッパ部として突出する長さは少なくて済み、必要な材料の量を少なく抑えることができる。
上記発明において好ましくは、上記ストッパ部は、上記スプリング部とは別に上記蓋部から上記トレイ本体に向かって突出する凸部である。この構成を採用することにより、スプリング部の配置に左右されずにストッパ部の配置を自由に決めることができる。
上記発明において好ましくは、上記ストッパ部は、1つの上記蓋部当たり4ヶ所に設けられている。この構成を採用することにより、ウエハを安定して保持することができ、なおかつ、ウエハトレイの製造時の煩雑さを最小に抑えることができる。
上記発明において好ましくは、上記スプリング部は、上記蓋部のうち他の部分から分離可能となっている。この構成を採用することにより、スプリング部の成形が容易になる。また、ウエハトレイ内に収納するウエハの大きさに合わせてスプリング部を交換することが可能となる。
上記発明において好ましくは、上記ストッパ部は、上記蓋部が上記トレイ本体に係合している状態において、上記ウエハ把持用切欠きの内部に入り込むように配置されている。この構成を採用することにより、ウエハトレイを閉めた状態においてストッパ部が邪魔になることを回避できるので、全体をコンパクトにすることができる。
上記発明において好ましくは、上記トレイ本体は上記ウエハ収容領域において凹んでいる。この構成を採用することにより、ウエハを傷つけずに安定して載置しやすくなる。
上記発明において好ましくは、上記ウエハ収容領域は球面状に凹んでいる。この構成を採用することにより、ウエハのサイズにかかわらずウエハの外周のみに接触してウエハを支持することができる。
上記発明において好ましくは、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂を主成分として成形されている。この構成を採用することにより、ウエハトレイの成形が容易になる。また、ウエハトレイ全体を軽量化することができる。さらに、材料コストを抑えることができる。
上記発明において好ましくは、カーボン粉を混入させたポリエチレン樹脂を主成分として成形されている。この構成を採用することにより、全体の成形しやすさ、軽さを維持したまま、帯電を防止することができる。
上記発明において好ましくは、上記蓋部が上記トレイ本体に係合している状態において全体を平面的に見たときの外形線が、直線部分と丸み部分とからなる略D字形をしており、上記蓋部は、上記直線部分に配置された蝶番部を介して、上記トレイ本体に対して回動自在に接続されている。この構成を採用することにより、材料を節減することができる。また、全体を概観しただけで開ける側がどちら側にあるかが即座に判別できるようになる。
上記発明において好ましくは、上記蓋部が上記トレイ本体に係合していない状態で上記トレイ本体を平坦な場所に上記ウエハ収容領域が上側を向くように置いて負荷をかけないときに、上記蓋部と上記トレイ本体とがなす角度が約180°となる。この構成を採用することにより、作業者にとってより取り扱いやすく、ウエハトレイの転倒などの事故が起こりにくくすることができる。
本発明によれば、蓋部の少なくとも主要部とトレイ本体とは一体物となっているので、部品点数を減らすことができ、成形金型などの必要個数を減らすことができるので製造コストを抑えることができる。また、トレイ本体の外壁部にウエハ把持用切欠きがあることによって、ウエハ収容領域内に載置されたウエハをピンセットなどで把持しやすくなり、取出しが容易になる。さらに、ストッパ部が蓋部に設けられていることにより、ウエハトレイが開いていて蓋部にウエハを置いている状態でのウエハの支持が安定したものとなる。さらに、トレイ本体と蓋部との係合状態は従来のようにねじ込んで締めるのではなく、一旦両者を係合させてウエハ収容領域を閉鎖した後に両者の係合状態を外側から固定することとなるので、開閉動作によってこの固定に関わる部分から粉塵が発生したとしても内部に粉塵が侵入する確率を低くすることができる。また、蓋部とウエハ本体に対してねじ込んで締めるのではないので、ウエハに削りかすがこすり付けられることもなくなる。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図9を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイについて説明する。このウエハトレイ200は、図1に示すように、トレイ本体1と蓋部3とを備える。トレイ本体は、ウエハを内部に載置して収容するためのウエハ収容領域4を有する。蓋部3は、トレイ本体1のウエハ収容領域4がある側の面に対向してトレイ本体1に係合することによってウエハ収容領域4の上側を閉鎖するためのものである。トレイ本体1は、ウエハ収容領域4を取り囲む外壁部5を含む。蓋部3は、少なくとも主要部がトレイ本体1と一体物である。図1に示した例では蓋部3の全部がトレイ本体1と一体物である。ただし、蓋部3は蝶番部11を介してトレイ本体1と接続されている。
蓋部3がトレイ本体1に係合している状態のことを以下「閉状態」と呼び、同じく係合していない状態のことを以下「開状態」と呼ぶものとする。また、各部の役割をよりわかりやすく説明するためにウエハ90を内部に収納する例を示す。ウエハ90はウエハトレイ200の一部を構成するものではない。開状態においてウエハ収容領域4にウエハ90を載置した状態を図2に示す。ただし、ウエハ90は、素子を形成する面とは反対側の面である第2面90bが上側になるように載置されている。図2に示す状態から、蝶番部11を折り曲げて蓋部3の向きを変え、トレイ本体1に蓋部3が係合するようにした直後の状態を図3に示す。この状態は既に閉状態である。
まず、閉状態であっても外観に現れるような部分の構成について説明する。図1に示すように、蓋部3のうち蝶番部11に接する部分以外の外周には壁状の外周覆い部12が設けられている。閉状態では、外周覆い部12がトレイ本体1の外壁部5のさらに外側に覆いかぶさることとなる。
好ましいことに、このウエハトレイ200は、図3に示すように、閉状態のときにトレイ本体1と蓋部3との係合状態を固定するためのロック手段を備える。本実施の形態では、ロック手段は、蓋部3の外縁に接続されたロック部8を含む。ロック手段は、ロック部8とトレイ本体1との間を互いに接続するためのものである。図1に示すように、ロック部8が配置された位置においては、外周覆い部12には切欠き13が設けられているが、この切欠き13がある位置においてもなお外周覆い部12は、閉状態において外壁部5をいくらか覆うことができる程度の高さを有していることが好ましい。
なお、ロック部は上述の例とは逆にトレイ本体1の外縁に設けられていてもよい。その場合、ロック手段は、ロック部と蓋部3の外縁との間を互いに接続するためのものであればよい。結局のところ、ロック手段は、蓋部およびトレイ本体のうちいずれか一方の外縁に接続されたロック部を含み、ロック部と他方の外縁との間を互いに接続するためのものであればよい。ロック手段は外縁に沿って複数箇所に設けてもよい。
さらに好ましいことに、このウエハトレイ200は、図3に示すように、蓋部3の外縁に接続されたロック部8と、ロック部8からさらに、閉状態において内側を向く向きに突出した爪部9と、爪部9を受け入れるためにトレイ本体1の外縁に設けられた爪受入れ部10とを含む。図1〜図3に示すように、爪受入れ部10はトレイ本体1の外縁の下部に設けられた切欠きである。
さらに好ましいことに、ロック部8は、図3に示すように、蓋部3に対して回動自在に接続されている。ロック部8を回転させて爪部9を爪受入れ部10に挿入した状態を図4に示す。この状態で、ロックが完了し、閉状態は固定されたことになる。ウエハトレイ200の内部にはウエハ90が収められている。
図4におけるV−V線に関する矢視断面図を図5に示す。図5におけるZ部の拡大を図6に示す。図4におけるVII−VII線に関する矢視断面図を図7に示す。図3、図4、図6に示すように、爪部9は爪受入れ部10に挿入され、引っ掛かった状態となっている。なお、この例では、爪受入れ部10は下部に設けた切欠きであったが、切欠きとする代わりに貫通孔として、爪部が貫通孔に挿入される構成としてもよい。
また、逆に、トレイ本体1の外縁から突出するように爪部を設けて、蓋部3に爪受入れ部としての切欠きまたは貫通孔を設けてもよい。
次に、閉状態のときにウエハトレイ200の内側に隠れる部分の構成について説明する。
図1に示すように、蓋部3は、閉状態においてウエハ収容領域4内のウエハ90をトレイ本体1に向けて押し付けるためのスプリング部2と、閉状態のウエハ収容領域4内においてウエハ90が側方へ移動することを抑止するためのストッパ部6とを含む。外壁部5は、ウエハ収容領域4内に載置されたウエハ90の外周の一部を側方に向かって露出させるためのウエハ把持用切欠き7a,7bを有する。
スプリング部2の詳細について説明する。この説明のために、開状態で蓋部3にウエハ90を載置した状態を図8に示す。ただし、ウエハ90は、素子を形成する面である第1面90aが上側になるように載置されている。ウエハ90を収納した閉状態から蓋部3を下側にして開けたときにはこの状態になる。この状態は第1面90aの外観検査の際に多用される姿勢である。図8におけるY部を拡大したところを図9に示す。図8ではウエハ90を実線で表示していたが、図9では説明の便宜のためウエハ90を二点鎖線で表示している。
スプリング部2は、図9に示すように、蓋部3からトレイ本体1に向かって突出する第1の部分2aと、第1の部分2aの先端から側方に向かって延在する第2の部分2bとを含むことが好ましい。この例では、第2の部分2bは第1の部分2aの先端から内側に向かって延在している。さらに、第2の部分2bは、第1の部分2aの先端から離れるにつれてより高くなるように傾斜していることが好ましい。
さらに、ストッパ部6は、閉状態のときにトレイ本体1に向かう向き(図9における上向き)で第2の部分2bから突出する凸部であることが好ましい。開状態においては、ウエハ90は図9の二点鎖線で示すように、第2の部分2bの上側に載り、ストッパ部6に外周を支えられる形で保持されている。スプリング部2は、第2の部分2bが片持ち梁構造となっているので、第2の部分2bが蓋部3に対して上下に変位するように弾性変形することができる。スプリング部2がこのような構造となっていることにより、閉状態においては、図5、図7に示したように、ウエハ90を破壊することなく適度な押圧力でウエハ90をウエハ本体1に向けて付勢することができる。その結果、このウエハトレイ200は、内部に配置したウエハ90をウエハ収容領域4内でがたつかないように固定して保持することができる。
この例では、ストッパ部6は、スプリング部2の第2の部分2bから突出することとしたが、ストッパ部は、スプリング部とは別に蓋部から直接突出する構造としてもよい。
開状態、閉状態のいずれにおいても、ウエハを安定して保持し、なおかつ、ウエハトレイの製造時の煩雑さを最小に抑えることを考慮すれば、スプリング部は、1つの蓋部当たり4ヶ所に設けることが好ましい。同様の理由から、ストッパ部についても1つの蓋部当たり4ヶ所に設けることが好ましい。
ここでは、スプリング部2は、蓋部3の主要部と一体物となっているが、スプリング部は、蓋部のうち他の部分から分離可能な部品としてもよい。その場合、スプリング部を除いた蓋部の内側の面は平坦であってもよく、ストッパ部のみが突出する構造であってもよい。分離可能な部品としてのスプリング部は、従来のウエハトレイに用いられていたスプリング102のような形状のものを用いることができる。
たとえスプリング部が蓋部のうち他の部分から分離可能な部品であったとしても、概念上はスプリング部は蓋部に属する。すなわち、主要部と別部品であるスプリング部とをまとめて蓋部と呼ぶものとする。
このウエハトレイ200の外壁部5は、図1、図2に示したように、4ヶ所のウエハ把持用切欠き7aと、1ヶ所のウエハ把持用切欠き7bとを有している。ウエハ把持用切欠き7aはトレイ本体1の四隅に近い位置にそれぞれ設けられ、基本的には幅が狭く途中に略円形に広がった領域を有する。ウエハ把持用切欠き7bはトレイ本体1の直線的な辺の途中に設けられ、幅が広いものとなっている。ストッパ部6は、ウエハ把持用切欠き7aに対応するように4ヶ所設けられている。ストッパ部6は、図7に示すように、閉状態においてはそれぞれウエハ把持用切欠き7aの内部に入り込むように配置されている。
本実施の形態では、トレイ本体1はウエハ収容領域4において凹んでいるものとした。ウエハ収容領域4はウエハを載置できる形状であれば必ずしも凹んでいる形状には限らないが、ウエハを傷つけずに安定して載置するためには本実施の形態のように凹んでいることが好ましい。ウエハ収容領域4の凹んだ形状としては、円錐台を上下逆さにした形状でくり抜いた凹部であってもよいし、中央の底面が平坦で周囲が球面であってもよい。また、ウエハ収容領域4をレンズの表面のように球面状に凹ませた形状とすれば、ウエハのサイズにかかわらずウエハの外周のみに接触してウエハを支持することができるのでより一層好ましい。
このウエハトレイ200の材料は、ウエハを傷つけたりウエハに悪影響を与えたりしないような材料であれば何でもよいが、成形しやすさ、軽さ、材料コストのことを考慮すれば、ウエハトレイ200はポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂を主成分とした成形品であることが好ましい。特に帯電を防止したい場合は、カーボン粉を混入させたポリエチレン樹脂を主成分とした成形品であることが好ましい。
(作用・効果)
本実施の形態におけるウエハトレイでは、トレイ本体1と蓋部3とは、係合した後に外側からロック手段によって固定される方式となっていて、従来のウエハトレイ100(図13、図15参照)のようにねじ込んで締める部分がないので、粉塵の発生を大幅に低減することができる。ロック部8は、爪部9によって爪受入れ部10に引っ掛けたり貫通させたりすることとなっているが、ここでこすれ合う部分は、トレイ本体1を蓋部3によって閉鎖した空間の外側にあり、ウエハ収容領域4から遠い部位であるので、仮に爪部9近傍において何らかの粉塵が発生したとしても、その粉塵がウエハトレイ内部に入り込んだり、取り扱われるウエハに付着したりする危険性は、きわめて低く抑えることができる。
ウエハを押さえ付けるスプリング部が、蓋部に一体化して設けられている場合であっても分離可能な別部品として提供される場合であっても、本実施の形態では、スプリング部が回転することはないので、従来のウエハトレイ100の場合のように、スプリングがつれ回りによってウエハと擦れるという事態は、本実施の形態におけるウエハトレイでは起こり得ない。したがって、本実施の形態では、スプリングの先端が擦れることによってウエハ表面に削りかすが付着するという問題は解消することができる。
さらに、本実施の形態では、ウエハ把持用切欠き7a,7bが設けられていることによって、ウエハ収容領域4内に載置されたウエハ90の外周の一部が側方に向かって露出しているので、ウエハ収容領域4内にウエハ90が載置されている状態であっても、ウエハ把持用切欠き7a,7bからピンセットを差し込むことによってウエハ90を把持しやすい。これはピンセットが挟む方式のものであっても真空吸着方式のものであってもいえることである。本実施の形態では、ウエハ把持用切欠き7aとウエハ把持用切欠き7bとの両方を設けたが、いずれか一方だけであってもよい。ウエハ把持用切欠きをあまりに多くまたは広く設けるとその分、外部からの粉塵侵入の危険が増すので、ウエハ把持用切欠きをどこにどのような形状で設けるかはウエハの把持しやすさと粉塵侵入を防止するための外周壁の役割とを比較考量して決めるべきである。
本実施の形態では、図1、図2に示すように、ウエハ把持用切欠き7bが設けられる位置は、ウエハ本体1を、蝶番部11が奥側となるように手に持って斜め上から見たときに右側となる側の辺に設けている。こうすることで、使用者は右側からウエハ把持用切欠き7bを介してピンセットをウエハ収容領域4内に差し込むことができるので、右利きの作業者にとってウエハの取扱いがしやすくなる。
なお、ロック部8が配置された位置においても外周覆い部12が、閉状態において外壁部5をいくらか覆うことができる程度の高さを有する構成とすれば、ロック部8から発生する粉塵がウエハトレイ内部に侵入することをより確実に防止することができる。
ウエハ90の第1面90aを上側にするようにウエハトレイを開けた場合においては、従来は、蓋103の上にスプリング102を介してウエハ90が載った状態となってウエハ90の支持がきわめて不安定であったが、本実施の形態では、ウエハ90が蓋部3に載るようにウエハトレイを開けた場合、ウエハ90はストッパ部6によってしっかりと保持されているので、ウエハが不安定になることはなく、ウエハの落下も防止できる。また、この状態ではスプリング部2によってウエハ90が蓋部3から若干浮いた状態で保持されるので、この状態からピンセットを用いてウエハを把持することも容易である。
本実施の形態では、ウエハトレイのトレイ本体、蓋部、蝶番部を合わせた全体を一体物として成形することができるので、製造に必要な金型の個数を少なくすることができる。また、成形によって出来上がってくる部品の種類が1種類となるので成形品の洗浄作業の負担も大幅に軽減することができる。また、蓋部のうちスプリング部を分離可能な別部品とする例も示したが、その場合であっても、蓋部の主要部はトレイ本体と一体物とすることができるので、ウエハトレイとして必要な部品は、スプリング部とそれ以外(トレイ本体を含む部分)との合計2種類に抑えることができ、従来のウエハトレイのように3種類もの部品を用意する必要はなくなる。
本実施の形態におけるウエハトレイ200は、図3、図4に示されるように、閉状態で全体を平面的に見たときの外形線が、直線部分と丸み部分とからなる略D字形をしており、蓋部3は、この直線部分に配置された蝶番部11を介して、トレイ本体1に対して回動自在に接続されている。閉状態でウエハトレイの全体を平面的に見たときの外形線は、略D字形である以外に、略正方形、略長方形などであってもよいが、ウエハトレイを構成する材料の節減のためには不要な角を削って丸くした図3、図4に示す形状、すなわち、略D字形とすることが好ましい。また、略D字形にしておけば、全体を概観しただけで開ける側がどちら側にあるかが即座に判別できるという利点もある。
なお、ここでいう「略D字形」の概念には、図10、図11に示すウエハトレイ300のように2つの角を面取りした形状も含むものとする。図10、図11ではウエハトレイ300の閉状態を示しているが、このウエハトレイ300を開状態にしたところを図12に示す。ここではウエハは入っていない状態を表示している。ウエハトレイ300においても、構成の各部においてはウエハトレイ200と同様のことがいえ、同様の効果を奏することができる。
ウエハトレイ200,300のいずれにおいても、外壁部、スプリング部、ストッパ部、ウエハ把持用切欠きなどは角を丸くするか面取りしておくことが好ましい。これはウエハを傷つけないためでもあり、作業者の手先に不快感を与えないためでもある。ウエハトレイに尖った部分がある場合には、その先端が何か他のものに擦れて削れることによって粉塵を発生するおそれがあるが、このように各部の角を丸くするか面取りしておけば、このような原因による粉塵発生も低減することができる。
なお、図1、図2、図8、図12においては、開状態でトレイ本体1を平坦な場所にウエハ収容領域4が上側を向くように置いて負荷をかけないときに、蓋部3とトレイ本体1とがなす角度が約180°となっている。このようになることが好ましい。仮に無負荷で平坦な場所に開状態のウエハトレイを置いたときの蓋部3とトレイ本体1とがなす角度が約180°よりも小さく全体が「く」の字形になるようであれば、入っているウエハを持ち上げた途端にウエハトレイが急激に動いたり、蓋部およびトレイ本体のうち斜めに上がっている一方を作業者がひっかけてウエハトレイをひっくり返したり作業の邪魔になったりするおそれがある。その場合も、作業者が十分に注意して取り扱えば事故を防止できるので、本発明の範囲から除外するものではない。しかし、作業者にとってより取り扱いやすく、ウエハトレイの転倒などの事故が起こりにくくするためには、できれば上述のように、無負荷で平坦な場所に開状態のウエハトレイを置いたときには蓋部3とトレイ本体1とがなす角度が約180°となることが好ましい。言い換えれば、蝶番部11の復元力は、無負荷で平坦な場所に開状態のウエハトレイを置いたときには蓋部3とトレイ本体1とがなす角度が約180°となる程度に弱くしておくことが好ましい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの開状態における斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの開状態においてトレイ本体にウエハを設置した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの閉状態において爪部を爪受入れ部から外した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの閉状態において爪部を爪受入れ部に係合させた状態の斜視図である。 図4のV−V線に関する矢視断面図である。 図5におけるZ部の部分拡大断面図である。 図4のVII−VII線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの開状態において蓋部にウエハを設置した状態の斜視図である。 図8におけるY部の部分拡大斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの変形例の閉状態において爪部を爪受入れ部から外した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの変形例の閉状態において爪部を爪受入れ部に係合させた状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるウエハトレイの変形例の開状態の斜視図である。 従来技術に基づくウエハトレイの分解斜視図である。 一般的なウエハの側面図である。 従来技術に基づくウエハトレイの分解断面図である。
符号の説明
1,101 トレイ本体、2 スプリング部、3 蓋部、4 ウエハ収容領域、5 (トレイ本体の)外壁部、6 ストッパ部、7a,7b ウエハ把持用切欠き、8 ロック部、9 爪部、10 爪受入れ部、11 蝶番部、12 (蓋部の)外周覆い部、13 切欠き、61 矢印、90 ウエハ、100,200 ウエハトレイ、102 スプリング、103 蓋。

Claims (19)

  1. ウエハを内部に載置して収容するためのウエハ収容領域を有するトレイ本体と、
    前記トレイ本体の前記ウエハ収容領域がある側の面に対向して前記トレイ本体に係合することによって前記ウエハ収容領域の上側を閉鎖するための蓋部とを備え、
    前記トレイ本体は、前記ウエハ収容領域を取り囲む外壁部を含み、
    前記蓋部の少なくとも主要部と前記トレイ本体とは一体物であり、
    前記蓋部は、前記蓋部が前記トレイ本体に係合している状態において前記ウエハ収容領域内の前記ウエハを前記トレイ本体に向けて押し付けるためのスプリング部と、前記蓋部が前記トレイ本体に係合している状態での前記ウエハ収容領域内において前記ウエハが側方へ移動することを抑止するためのストッパ部とを含み、
    前記外壁部は、前記ウエハ収容領域内に載置された前記ウエハの外周の一部を側方に向かって露出させるためのウエハ把持用切欠きを有する、
    ウエハトレイ。
  2. 前記トレイ本体と前記蓋部とが互いに係合した状態のときに両者の係合状態を外側から固定するためのロック手段を備える、請求項1に記載のウエハトレイ。
  3. 前記ロック手段は、前記蓋部および前記トレイ本体のうちいずれか一方の外縁に接続されたロック部を含み、前記ロック部と他方の外縁との間を互いに接続するためのものである、請求項2に記載のウエハトレイ。
  4. 前記ロック手段は、前記蓋部の外縁に接続されたロック部と、前記ロック部からさらに、前記蓋部が前記トレイ本体に係合したときに内側を向く向きに突出した爪部と、前記爪部を受け入れるために前記トレイ本体の外縁に設けられた爪受入れ部とを含む、請求項2に記載のウエハトレイ。
  5. 前記ロック部は前記蓋部に対して回動自在に接続されている、請求項3または4に記載のウエハトレイ。
  6. 前記スプリング部は、前記蓋部から前記トレイ本体に向かって突出する第1の部分と、前記第1の部分の先端から側方に向かって延在する第2の部分とを含む、請求項1に記載のウエハトレイ。
  7. 前記第2の部分は、前記第1の部分の先端から側方に向かって延在し、前記第1の部分の先端から離れるにつれてより高くなるように傾斜している、請求項6に記載のウエハトレイ。
  8. 前記スプリング部は、1つの前記蓋部当たり4ヶ所に設けられている、請求項6または7に記載のウエハトレイ。
  9. 前記ストッパ部は、前記第2の部分から前記トレイ本体に向かって突出する凸部である、請求項6から8のいずれかに記載のウエハトレイ。
  10. 前記ストッパ部は、前記スプリング部とは別に前記蓋部から前記トレイ本体に向かって突出する凸部である、請求項1から8のいずれかに記載のウエハトレイ。
  11. 前記ストッパ部は、1つの前記蓋部当たり4ヶ所に設けられている、請求項9または10に記載のウエハトレイ。
  12. 前記スプリング部は、前記蓋部のうち他の部分から分離可能となっている、請求項1から5のいずれかに記載のウエハトレイ。
  13. 前記ストッパ部は、前記蓋部が前記トレイ本体に係合している状態において、前記ウエハ把持用切欠きの内部に入り込むように配置されている、請求項1から12のいずれかに記載のウエハトレイ。
  14. 前記トレイ本体は前記ウエハ収容領域において凹んでいる、請求項1から13のいずれかに記載のウエハトレイ。
  15. 前記ウエハ収容領域は球面状に凹んでいる、請求項14に記載のウエハトレイ。
  16. ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂を主成分として成形されている、請求項1から15のいずれかに記載のウエハトレイ。
  17. カーボン粉を混入させたポリエチレン樹脂を主成分として成形されている、請求項1から15のいずれかに記載のウエハトレイ。
  18. 前記蓋部が前記トレイ本体に係合している状態において全体を平面的に見たときの外形線が、直線部分と丸み部分とからなる略D字形をしており、前記蓋部は、前記直線部分に配置された蝶番部を介して、前記トレイ本体に対して回動自在に接続されている、請求項1から17のいずれかに記載のウエハトレイ。
  19. 前記蓋部が前記トレイ本体に係合していない状態で前記トレイ本体を平坦な場所に前記ウエハ収容領域が上側を向くように置いて負荷をかけないときに、前記蓋部と前記トレイ本体とがなす角度が約180°となる、請求項1から18のいずれかに記載のウエハトレイ。
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