JP2001210670A - 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース - Google Patents

半導体ボンディングワイヤ用スプールケース

Info

Publication number
JP2001210670A
JP2001210670A JP2000014857A JP2000014857A JP2001210670A JP 2001210670 A JP2001210670 A JP 2001210670A JP 2000014857 A JP2000014857 A JP 2000014857A JP 2000014857 A JP2000014857 A JP 2000014857A JP 2001210670 A JP2001210670 A JP 2001210670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
container
holding
flange
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000014857A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotsugu Komori
清継 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Micrometal Corp
Original Assignee
Nippon Micrometal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Micrometal Corp filed Critical Nippon Micrometal Corp
Priority to JP2000014857A priority Critical patent/JP2001210670A/ja
Publication of JP2001210670A publication Critical patent/JP2001210670A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/04Kinds or types
    • B65H75/08Kinds or types of circular or polygonal cross-section
    • B65H75/14Kinds or types of circular or polygonal cross-section with two end flanges
    • B65H75/141Kinds or types of circular or polygonal cross-section with two end flanges covers therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/36Wires
    • B65H2701/361Semiconductor bonding wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/85Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector
    • H01L2224/851Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector the connector being supplied to the parts to be connected in the bonding apparatus
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/00014Technical content checked by a classifier the subject-matter covered by the group, the symbol of which is combined with the symbol of this group, being disclosed without further technical details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01004Beryllium [Be]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01005Boron [B]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01006Carbon [C]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01033Arsenic [As]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01082Lead [Pb]

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンディングワイヤが巻かれたスプール1を
収納するスプールケースの容器2又は蓋3の少なくとも
一方によってスプールを確実に保持するとともに、保持
を開放するに際しては容易に開放できる半導体ボンディ
ングワイヤ用スプールケースを提供する。 【解決手段】 容器2及び蓋3の少なくとも一方に、ス
プール1縁部のフランジ外側面11を吸引してスプール
1を保持する吸盤部6を備えたことを特徴とするスプー
ルケース。容器2及び蓋3の少なくとも一方に、スプー
ル1縁部のフランジ外側面11と内側面12との間を押
さえてスプール1を保持する保持部7を有し、保持部7
はスプール1の周方向一方の半周側に位置し、スプール
1と保持部7との間はスプール1をフランジ5に平行な
面に沿って移動することによって着脱が可能であること
を特徴とするスプールケース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ボンディン
グワイヤが巻かれたスプールを収納するスプールケース
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子のチップ電極と外部リードと
の間は、ボンディングワイヤによって結線される。ボン
ディングワイヤはスプールに巻かれて供給され、該ボン
ディングワイヤが巻かれたスプールをワイヤボンダのス
プールホルダーに装着し、半導体素子へのワイヤボンデ
ィングを行なう。
【0003】ボンディングワイヤが巻かれたスプール
は、スプールケースに収納して供給される。スプールケ
ースは通常は合成樹脂製の相互に嵌合する容器と蓋とか
らなる。該スプールケースから取り出したスプールをワ
イヤボンダのスプールホルダーに装着する。最も一般的
には、作業者がスプールを手に持って装着を行なう。ス
プールの装着作業中に作業者の指などがワイヤに接触す
るとワイヤが汚染され、ボンディング不良の原因とな
る。そのため、スプールケースから取り出したスプール
をワイヤボンダのスプールホルダーに装着するに際して
は、作業者の身体がワイヤに接触しないよう、作業者の
細心の注意が必要となり、生産性を阻害する原因となっ
ていた。
【0004】特開平7−86326号公報においては、
相互に嵌合する容器と蓋とから構成され、容器及び蓋の
うち少なくとも一方に、スプールを保持すると共にスプ
ールに直接手を触れることなく着脱できるスプール保持
部を備えたボンディングワイヤ用スプールケースが開示
されている。該公報の実施例によると、保持部はスプー
ルの胴部内側面に係合してスプールを保持する。
【0005】特許第2826307号公報においては、
相互に嵌合する容器本体と蓋体からなり、該容器本体と
蓋体との少なくとも一方に、スプールのフランジ外周縁
に係合してスプールを保持する係合片を備えたボンディ
ングワイヤ用スプールケースが開示されている。
【0006】これら公知の方法においては、容器又は蓋
に備えたスプール保持部又は係合片によってスプールを
該容器又は蓋に保持し、該容器又は蓋を手に持ってスプ
ールのハンドリングを行ない、スプールをワイヤボンダ
のスプールホルダーに装着する。このため、作業者の指
などがスプールに巻かれたワイヤに接触しないようにス
プールのハンドリングを行なうことが可能になる。な
お、本発明で用いるスプール各部の名称を図13に示
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のスプール保持部
又は係合片によるスプールの保持は、保持中はスプール
をしっかりと保持してスプールの脱落を防止する必要が
ある一方、スプールホルダーへのスプールの装着が完了
した後に該スプールの保持を開放し、容器又は蓋をスプ
ールから容易に離脱できなければならない。容器又は蓋
からのスプールの開放がスムーズに行なわれないと、ス
プールに手を添えて無理に開放を行なおうとしてワイヤ
に作業者の指が触れたり、あるいは回収しようとした容
器又は蓋に拘束されたままスプールがスプールホルダー
から外れたりするトラブルの原因となる。
【0008】スプールのフランジ外径あるいは胴部内側
部内径は所定の公差内のばらつきを有している。スプー
ルケースについても同様に所定の公差内の大きさばらつ
きが存在する。上記従来のフランジ外周縁を挟持する係
合片を有するスプール保持機構においては、スプールの
フランジ外径が公差内最小であり、かつスプールケース
の大きさが公差内最大である場合にも十分な保持力を有
するように係合片が配置される。そのため、フランジ外
径が公差内最大でありかつスプールケースの大きさが公
差内最小である場合には、係合が強すぎるために係合を
開放しようとしても容易には開放できない事態が発生す
る。従来のスプール胴部内側面を保持するスプール保持
部を有するスプール保持機構においては、逆にスプール
の胴部内側面内径が公差内最大でありかつスプールケー
スの大きさが公差内最小である場合にも十分な保持力を
有するようにスプール保持部が配置される。そのため、
内側面内径が公差内最小でありスプールケースの大きさ
が公差内最大である場合には、保持力が強すぎるために
保持を開放しようとしても容易には開放できない事態が
発生する。
【0009】従来のスプール保持機構は、いずれもスプ
ールを保持する部位がスプールの軸に対して左右対称の
位置、あるいは円周上の全周においてスプールと接して
いる。従って、上記のように保持力が強すぎて保持を開
放できない事態が発生した場合、スプールの軸に平行な
方向に力を加えることによって開放を行なう必要があ
る。該スプールの軸に平行な方向の力は、スプールをス
プールホルダーから抜き取る方向の力であるから、スプ
ールを十分に大きな力で固定しておかないとスプールが
スプールホルダーから外れる事態が発生する。またスプ
ールを固定する際にスプールに巻かれたボンディングワ
イヤに手や機具が接触し、該ワイヤを破損あるいは汚染
する危険性もある。
【0010】本発明は、ボンディングワイヤが巻かれた
スプールを収納するスプールケースの容器又は蓋の少な
くとも一方にスプールを保持する保持部を有し、該保持
部によってスプールを確実に保持するとともに、保持を
開放するに際しては容易に開放できる半導体ボンディン
グワイヤ用スプールケースを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは以下の通りである。 (1)ボンディングワイヤが巻かれたスプール1を収納
するスプールケースであって、相互に嵌合する容器2と
蓋3とからなり、容器2及び蓋3の少なくとも一方に、
スプール1縁部のフランジ外側面11を吸引してスプー
ル1を保持する吸盤部6を備えたことを特徴とする半導
体ボンディングワイヤ用スプールケース。 (2)吸盤部6は、フランジ外側面11に対応した形状
をなし、全体として1個の形状又は複数個に分割されて
なることを特徴とする上記(1)に記載の半導体ボンデ
ィングワイヤ用スプールケース。 (3)吸盤部6を備える容器2又は蓋3は、弾力性を有
する材質で吸盤部6と一体成形されてなることを特徴と
する上記(1)又は(2)に記載の半導体ボンディング
ワイヤ用スプールケース。 (4)ボンディングワイヤが巻かれたスプール1を収納
するスプールケースであって、相互に嵌合する容器2と
蓋3とからなり、容器2及び蓋3の少なくとも一方に、
スプール1縁部のフランジ外側面11と内側面12との
間を押さえてスプール1を保持する保持部7を有し、保
持部7はスプール1の周方向一方の半周側に位置し、ス
プール1と保持部7との間はスプール1をフランジ5に
平行な面に沿って移動することによって着脱が可能であ
ることを特徴とする半導体ボンディングワイヤ用スプー
ルケース。 (5)保持部7のフランジ外周縁10が到達できる奥端
9を結んだ形状17は、フランジ外周縁10の形状より
も大きいことを特徴とする上記(4)に記載の半導体ボ
ンディングワイヤ用スプールケース。 (6)保持部7は1個の形状又は複数個に分割されてな
ることを特徴とする上記(4)又は(5)に記載の半導
体ボンディングワイヤ用スプールケース。 (7)保持部7は弾力性を有する材質で構成されてなる
ことを特徴とする上記(4)乃至(6)のいずれかに記
載の半導体ボンディングワイヤ用スプールケース。 (8)ボンディングワイヤが巻かれたスプール1を収納
するスプールケースであって、該スプールケースは容器
2と蓋3と保持体8とからなり、容器2と蓋3とは相互
に嵌合し、保持体8は容器2又は蓋3の一方に係合し、
保持体8はスプール1縁部のフランジ外側面11と内側
面12との間を押さえてスプール1を保持する保持部7
を有し、保持部7はスプール1の周方向一方の半周側に
位置し、スプール1と保持部7との間はスプール1をフ
ランジ5に平行な面に沿って移動することによって着脱
が可能であることを特徴とする半導体ボンディングワイ
ヤ用スプールケース。
【0012】上記(1)の発明においては、容器2又は
蓋3によるスプール1の保持は、フランジ外側面11を
吸引する吸盤部6によって行う。従って、たとえフラン
ジ5の外径あるいは内径に若干の寸法公差が存在したと
しても、その寸法公差に影響されずに確実にスプールを
保持することが可能になる。
【0013】上記(4)の発明においては、容器2又は
蓋3によるスプール1の保持は、フランジ外側面11と
内側面12との間を押さえる保持部7によって行う。フ
ランジ5の外周縁10を係合する方式あるいは胴部内側
面14を保持する方式を用いていないので、たとえフラ
ンジ5の外径あるいは内径に若干の寸法公差が存在した
としても、その寸法公差に影響されずに確実にスプール
1を保持することが可能になる。また、該保持部7はス
プール1の周方向一方の半周側に位置しているので、ス
プール1と保持部7との間はスプール1をフランジ5に
平行な面に沿って移動することによって着脱が可能であ
る。即ち、従来のフランジ5の外周縁10を係合する方
式のように、保持部を有する容器又は蓋を変形させるこ
とによってスプールの着脱を行う必要がない。
【0014】上記(8)の発明においては、上記(4)
の発明の特徴を有すると同時に、スプール1の保持部7
は保持体8に配置され、保持体8は容器2又は蓋3の一
方に係合している。スプール1は保持部7において保持
されスプールケースに収納されている。例えば保持体8
が容器2に係合している場合において、スプール1をワ
イヤボンダのスプールホルダー18に装着するに際して
は、容器2を手に持ってスプール1をスプールホルダー
18に装着し、次いで保持体8と容器2との係合を外
す。その結果、保持体8はスプール1のフランジ5を保
持したままスプール1がスプールホルダー18に装着さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】上記(1)の発明を図1、図2、
図3に基づいて説明する。図1(a)は本発明の容器
2、蓋3、スプール1をセットした状態の断面図、図1
(b)は容器2を上から見た図、図2は吸盤部6の斜視
図、図3は容器2にスプールを保持した状態を示す斜視
図である。
【0016】図1においては、スプール1のフランジ外
側面11を吸引する吸盤部6は容器2に配置されてい
る。もちろん、吸盤部6を蓋3に配置しても同様の機能
を有することができる。
【0017】吸盤部6はスプール1のフランジ外側面1
1の平面部に吸着するため、図1、図2に示すように吸
盤部6は必然的にフランジ外側面11に対応した形状を
なす。吸盤部6は、図2(a)に示すようにフランジ外
側面11を1周する1個の吸盤部6とすることができ、
あるいは図2(b)に示すように複数個に分割してもよ
い。分割した場合、吸盤部6の一部、例えば6aでフラ
ンジ外側面11との間の減圧が損なわれても、残りの吸
盤部6b、6c、6dによって吸着保持が維持すること
ができるという有利な点を有している。
【0018】ボンディングワイヤーを巻き付けたスプー
ル1を容器2の所定の位置に押し付けることにより、図
1(a)に示すようにスプール外側面11が吸盤部6に
押し付けられ、結果としてスプール外側面11が吸盤部
6に吸引される。更に容器2に蓋3を嵌合することによ
り、スプール1を収納したスプールケースが完成する。
【0019】スプール1をワイヤボンダのスプールホル
ダー18に装着するに際しては、まず容器2から蓋3を
取り外す。次いでスプール1が容器2に吸着保持された
状態で容器2を手で持ち上げ、スプール1をスプールホ
ルダー18に装着する。装着完了後、スプール1の中心
軸に垂直な方向を軸として容器2を回転するように容器
2に対して手で力を加えることにより、吸引は簡単に解
除され、スプールホルダー18に装着されるスプール1
から容器2を取り外すことができる。この場合、スプー
ルの軸に平行な引張力をかけないので、容器2を取り外
すときにスプール1がスプールホルダー18から抜け落
ちるトラブルが発生することはない。
【0020】吸盤部6は容器2又は蓋3と一体成形する
ことにより、安価に製造することができる。吸盤部6が
安定した吸着力を発揮するためには、吸盤部6を備える
容器2又は蓋3は弾力性を有する材質を用いて形成する
ことが好ましい。弾力性を有する材質として、PVC
(軟質塩ビ)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエ
チレン)を用いることができる。
【0021】上記(4)の発明を図4、図5、図6を用
いて説明する。図4、5においては、スプール1のフラ
ンジ5を保持する保持部7は容器2に配置されている。
もちろん、保持部7を蓋3に配置しても同様の機能を有
することができる。
【0022】図4において、保持部7は半円形状をな
し、フランジ当接面15との間でフランジ5を保持す
る。図5にあるように、フランジ当接面15にフランジ
外側面11を当接しつつ、半円形状保持部7の開いた側
からフランジ5を保持部7とフランジ当接面11との間
に挿入することにより、図6のようにスプール1を容器
2に保持することができる。スプール1を容器2に保持
した状態で、保持部7はスプール1の周方向一方の半周
側に位置することがわかる。
【0023】保持部7の断面は図7に示す形状とするこ
とができる。フランジ5を保持部7の最も奥まで挿入し
たときにフランジ外周縁10が接触する位置を奥端9と
する。本発明において、保持部7の該奥端9を結んだ形
状17は、フランジ外周縁10の形状よりも大きくする
ことが好ましい。前述のようにフランジ5の外径は寸法
公差範囲内でばらつきを有するが、保持部7の奥端9を
結んだ形状17を図8に示すようにフランジ外周縁10
の形状より大きくすることにより、たとえフランジの外
径がばらつき最大の大きさとなっても、保持部7によっ
てフランジ5を安定して保持することができる。
【0024】本発明においては、スプール1の保持はフ
ランジの外側面11をフランジ当接面15に当接しつつ
フランジの内側面12を保持部7で押し付けることによ
って行っている。従来技術のようなフランジ外周縁10
を係合する係合片を用いていないため、フランジの外径
がばらつきを有していても安定した保持を行うことがで
きる。
【0025】本発明においてフランジ5を保持部7の奥
端9に押し付けると、奥端9を結んだ形状ライン17の
1点のみにおいてフランジ外周縁10は奥端9に接触す
る。この場合、フランジ外周縁10と奥端9との接触
は、単に接触しているのみであり、何らフランジ5を保
持部7に係合する機能を発揮していないことは明らかで
ある。
【0026】保持部7は、図4に示すように半円状の1
個の部分としてもよく、あるいは図9に示すように複数
個に分割することもできる。分割することにより、一部
の保持部に不具合が発生し保持能力を失っても他の保持
部がスプールを保持できるとともに、製造の際の金型の
制作が容易になり安価になるという効果を発揮すること
ができる。
【0027】保持部7によってスプール1のフランジ5
を保持するためには、保持部7は弾力性を有する材質で
構成することが好ましい。弾力性を有する材質としてP
P(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ABS
(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)、GP
(ジェネラル・ポリスチレン)、HiPS(ハイインパ
クト・ポリスチレン)を用いることができる。
【0028】本発明において保持部7は複雑な形状を有
しているため、保持部7と容器2本体とを一体成形する
ことは困難である場合が多い。従って、保持部7と容器
本体とを別々に成形し、しかる後に保持部7を容器本体
に接合する方法で製造することができる。
【0029】スプール1をワイヤボンダのスプールホル
ダー18に装着するに際しては、容器2の保持部7にス
プール1を保持したまま容器2を手で持ち、スプール1
をスプールホルダー18に装着する。装着後に容器2を
スプール1のフランジ5に平行な面に沿って移動し、フ
ランジ5を保持部7から開放することにより、容器2を
スプール1から取り外すことができる。容器2の移動方
向はスプール1をスプールホルダー18から開放する方
向と直角方向であるため、従来のように容器2を解放す
る際に誤ってスプール1がスプールホルダー18から外
れるトラブルが発生することはない。
【0030】スプール装着後においてスプールホルダー
18の先端19がスプール1のフランジ外側面11より
も若干の寸法で飛び出す場合がある。本発明において
は、図4に示すように容器2の半円形保持部7の開いた
側にフランジ当接面15よりも低い高さを有する段差部
16を設けることができる。フランジ外側面11からス
プールホルダー先端19が飛び出している場合でも、図
10に示すように該スプールホルダー先端19はこの段
差部16を通過することが可能であり、スプール1から
容器2を取り外すことができる。
【0031】上記(8)の発明を図11、図12に基づ
いて説明する。本発明(8)のスプールケースは容器2
と蓋3と保持体8とからなる。保持体8は係合部21を
有し、容器2又は蓋3に係合する。図11、図12にお
いては保持体8と容器2とが係合している。図11
(c)に示すように、保持体8に容器2を組み合わせて
矢印方向に回転することにより、保持体8の係合部21
aと容器2の係合部21bとが係合する。保持体8と容
器2とを反対方向に回転すれば係合を解除することがで
きる。
【0032】保持体8はスプール縁部のフランジ5外側
面11と内側面12との間を押さえてスプール1を保持
する保持部7を有する。本発明(8)の保持部7の機能
は前記発明(4)の保持部7の機能と同等である。
【0033】本発明(8)において、保持体8と容器2
とを係合した状態で保持部7にスプール1を保持し、蓋
3をかぶせてスプール1を運搬保管する。スプール1を
スプールホルダー18に装着するに際しては、蓋3を取
り外し、容器2を手で保持しつつスプール1をスプール
ホルダー18に装着する。次いで、保持体8はスプール
1のフランジ5に固定したまま、容器2と保持体8との
間の係合を解除する。図11の例においては、容器2を
回転することによって係合部21における係合を解除す
ることができる。保持体8はスプール1に固定したまま
でワイヤーボンディングを実施する。ワイヤーボンディ
ング終了後、スプールに固定した保持体8に再度容器2
を係合し、空のスプール1と保持体8とを容器2と共に
スプールホルダーから取り外す。これにより、スプール
1に全く触れることなくスプールのスプールホルダーへ
の着脱を安定して行なうことができる。
【0034】本発明においては、図12に示すように、
蓋3に蓋突出部23を設けることができる。スプール1
を固定した容器2から蓋3を取り外すに際しては、蓋3
の先端部がスプール1の胴部6に巻いたワイヤーに触
れ、ワイヤーを損傷する可能性がある。図12に示すよ
うに蓋突出部23を設けた場合には、蓋3を取り外すと
きに蓋3の先端がワイヤーに接触する可能性を排除する
ことができる。この場合、蓋突出部23が容器2に接触
しないように、容器2にも容器突出部22を設ける必要
がある。
【0035】
【発明の効果】本発明により、ボンディングワイヤを巻
いたスプールをスプールホルダーに装着するに際し、ス
プールを手で保持することが必要なくなり、ボンディン
グワイヤを汚染したり破損することを防止することがで
きる。また、スプールのフランジ外径あるいは胴部内側
部内径が寸法公差内でばらついても、容器又は蓋とスプ
ールとの保持を安定して行ない、かつスプールからの容
器又は蓋の開放を容易に行なうことが可能になった。更
に、スプールからの容器又は蓋の開放に際してスプール
の軸に平行な方向に力を加える必要がないので、スプー
ルを大きな力で固定せずに容易にスプールから容器又は
蓋を開放することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸盤部を有する本発明のスプールホルダーを示
す図であり、(a)はスプールを保持した容器に蓋を嵌
合させた断面図、(b)は吸盤部を有する容器の斜視図
である。
【図2】本発明の吸盤部の斜視図である。
【図3】蓋にスプールを吸着した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】保持部を有する本発明の容器を示す図であり、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図で
ある。
【図5】保持部を有する本発明の容器にスプールを保持
させる状況を示す断面図である。
【図6】スプールを保持した容器を示す斜視図である。
【図7】保持部の拡大断面図である。
【図8】保持部の奥端を結んだ形状とスプールのフラン
ジ外周縁との関係を示す図である。
【図9】複数に分割した保持部を有する本発明の容器の
斜視図である。
【図10】スプールホルダー先端がフランジ外側面から
突出する場合に容器をスプールから取り外す状況を示す
断面図である。
【図11】容器に係合する保持体を有する本発明を示す
図であり、(a)は保持体にスプールを保持した状況を
示す斜視図、(b)はスプールを保持した保持体の係合
部を示す斜視図、(c)は係合部の拡大斜視図である。
【図12】容器と蓋と保持体を有する本発明において、
スプールを保持した保持体を容器に係合し、該容器に蓋
を嵌合した状況を示す断面図である。
【図13】スプール各部の名称を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スプール 2 容器 3 蓋 4 胴部 5 フランジ 6 吸盤部 7 保持部 8 保持体 9 奥端 10 フランジ外周縁 11 フランジ外側面 12 フランジ内側面 13 胴部外側面 14 胴部内側面 15 フランジ当接面 16 段差部 17 奥端を結んだ形状 18 スプールホルダー 19 スプールホルダー先端部 21 係合部 22 容器突出部 23 蓋突出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングワイヤが巻かれたスプール
    を収納するスプールケースであって、相互に嵌合する容
    器と蓋とからなり、該容器及び蓋の少なくとも一方に、
    前記スプール縁部のフランジ外側面を吸引して該スプー
    ルを保持する吸盤部を備えたことを特徴とする半導体ボ
    ンディングワイヤ用スプールケース。
  2. 【請求項2】 前記吸盤部は、フランジ外側面に対応し
    た形状をなし、全体として1個の形状又は複数個に分割
    されてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体ボ
    ンディングワイヤ用スプールケース。
  3. 【請求項3】 前記吸盤部を備える容器又は蓋は、弾力
    性を有する材質で該吸盤部と一体成形されてなることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の半導体ボンディング
    ワイヤ用スプールケース。
  4. 【請求項4】 ボンディングワイヤが巻かれたスプール
    を収納するスプールケースであって、相互に嵌合する容
    器と蓋とからなり、該容器及び蓋の少なくとも一方に、
    前記スプール縁部のフランジ外側面と内側面との間を押
    さえてスプールを保持する保持部を有し、該保持部はス
    プールの周方向一方の半周側に位置し、スプールと保持
    部との間はスプールをフランジに平行な面に沿って移動
    することによって着脱が可能であることを特徴とする半
    導体ボンディングワイヤ用スプールケース。
  5. 【請求項5】 前記保持部のフランジ外周縁が到達でき
    る奥端を結んだ形状は、フランジ外周縁の形状よりも大
    きいことを特徴とする請求項4に記載の半導体ボンディ
    ングワイヤ用スプールケース。
  6. 【請求項6】 前記保持部は1個の形状又は複数個に分
    割されてなることを特徴とする請求項4又は5に記載の
    半導体ボンディングワイヤ用スプールケース。
  7. 【請求項7】 前記保持部は弾力性を有する材質で構成
    されてなることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか
    に記載の半導体ボンディングワイヤ用スプールケース。
  8. 【請求項8】 ボンディングワイヤが巻かれたスプール
    を収納するスプールケースであって、該スプールケース
    は容器と蓋と保持体とからなり、該容器と蓋とは相互に
    嵌合し、該保持体は該容器又は蓋の一方に係合し、該保
    持体は前記スプール縁部のフランジ外側面と内側面との
    間を押さえてスプールを保持する保持部を有し、該保持
    部はスプールの周方向一方の半周側に位置し、スプール
    と保持部との間はスプールをフランジに平行な面に沿っ
    て移動することによって着脱が可能であることを特徴と
    する半導体ボンディングワイヤ用スプールケース。
JP2000014857A 2000-01-24 2000-01-24 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース Withdrawn JP2001210670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014857A JP2001210670A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014857A JP2001210670A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001210670A true JP2001210670A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18542245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000014857A Withdrawn JP2001210670A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001210670A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302980A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-16 W.C. Heraeus GmbH & Co. KG Spool case for bonding wire, and method of handling spool using same
EP1316522A3 (en) * 2001-11-27 2003-11-26 W.C. Heraeus GmbH & Co. KG Spool gripper and method of handling a spool using the same
EP2093008A1 (de) * 2008-02-19 2009-08-26 Markus Bräm Halterung für eine Lötzinnrolle mit bezüglich einer Grundplatte verschiebbaren Seitenwänden und Vorsprünge zum Aufnehmen der Lötzinnrolle
US20180362287A1 (en) * 2017-06-16 2018-12-20 Lincoln Global, Inc. Storage device for spooled wire

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302980A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-16 W.C. Heraeus GmbH & Co. KG Spool case for bonding wire, and method of handling spool using same
EP1316522A3 (en) * 2001-11-27 2003-11-26 W.C. Heraeus GmbH & Co. KG Spool gripper and method of handling a spool using the same
KR100431472B1 (ko) * 2001-11-27 2004-05-22 헤라우스오리엔탈하이텍 주식회사 스풀용 그립퍼, 이 그립퍼를 갖는 스풀 취급 수단 및 이를 이용한 스풀 취급 방법
EP2093008A1 (de) * 2008-02-19 2009-08-26 Markus Bräm Halterung für eine Lötzinnrolle mit bezüglich einer Grundplatte verschiebbaren Seitenwänden und Vorsprünge zum Aufnehmen der Lötzinnrolle
US20180362287A1 (en) * 2017-06-16 2018-12-20 Lincoln Global, Inc. Storage device for spooled wire
US10556769B2 (en) * 2017-06-16 2020-02-11 Lincoln Global, Inc. Storage device for spooled wire

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002047154A1 (fr) Element d'etancheite et contenant de stockage d'un substrat utilisant l'element d'etancheite
US20030080011A1 (en) Spool case for bonding wire, and method of handling spool using same
JP2001210670A (ja) 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース
JP2826307B1 (ja) ボンディングワイヤ用スプールケース
US20030098253A1 (en) Spool case for bonding wire, and method of handling spool using same
JP3794601B2 (ja) ボンディングワイヤ用スプールケース
EP0896363B1 (en) Spool case of bonding wire
JP3945431B2 (ja) ボンディングワイヤー用スプールケース
KR100422986B1 (ko) 본딩와이어 스풀용 자석 부착식 케이스
JP2003168703A (ja) スプールグリッパ、スプールグリッパを備えたスプール取扱いユニットおよびスプールグリッパを使用したスプール取扱い方法
JP2001093930A (ja) 半導体ボンディングワイヤ用スプールケース
JP3793355B2 (ja) ボンディングワイヤ用スプールケース
JPH09210884A (ja) X線回折装置用サンプルホルダ
JP6935128B2 (ja) ブレードケースホルダー
KR102021070B1 (ko) 본딩 와이어용 스풀 케이스 및 이의 제조 방법
JP2023060574A (ja) 切削ブレードケース
JP2000012599A (ja) ボンディングワイヤ用スプールケース並びにそのスプールケースを用いたスプール取り扱い方法
JPH0676169U (ja) ディスク収容ケース
JP2020136215A (ja) 蓄電池用ハンドル
JP3491515B2 (ja) ボンディングワイヤー用スプールケース
KR200265550Y1 (ko) 스풀용 그립퍼 및 이 그립퍼를 갖는 스풀 케이스
JP2001035877A (ja) ボンディングワイヤ用スプールケース
JPH0581292U (ja) 投げテープ収納容器
JPH11278568A (ja) ボンディングワイヤー用スプールケース
JPH11284013A (ja) ボンディングワイヤー用スプールケース

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403