JPH07317619A - ガソリンエンジンの燃料供給装置 - Google Patents
ガソリンエンジンの燃料供給装置Info
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- JPH07317619A JPH07317619A JP10883994A JP10883994A JPH07317619A JP H07317619 A JPH07317619 A JP H07317619A JP 10883994 A JP10883994 A JP 10883994A JP 10883994 A JP10883994 A JP 10883994A JP H07317619 A JPH07317619 A JP H07317619A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガソリンエンジンを長期保管する場合に、気
化器のフロート室のドレン操作を簡略化する。 【構成】 燃料供給路6とドレン流路12の交差部に流
路切り換え具8を設け、運転中は、流路切り換え具8を
燃料供給位置Aに切り換えて、切り換え具8の第一流路
10を開き、第二流路11を閉じて、燃料をフィードポ
ンプ3の圧送力で燃料タンク1から第一流路10を介し
て気化器4に供給する。エンジンEを長期保管する場
合、切り換え具8をドレン位置Bに切り換えて、第一流
路10を閉じ、第二流路11を開いて、フロート室5の
残留燃料をフィードポンプ3でドレン口7から第二流路
11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通して戻
す。流路切り換え具8の操作だけで、残留燃料を外部に
漏らさずに燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作がき
わめて簡便になる。
化器のフロート室のドレン操作を簡略化する。 【構成】 燃料供給路6とドレン流路12の交差部に流
路切り換え具8を設け、運転中は、流路切り換え具8を
燃料供給位置Aに切り換えて、切り換え具8の第一流路
10を開き、第二流路11を閉じて、燃料をフィードポ
ンプ3の圧送力で燃料タンク1から第一流路10を介し
て気化器4に供給する。エンジンEを長期保管する場
合、切り換え具8をドレン位置Bに切り換えて、第一流
路10を閉じ、第二流路11を開いて、フロート室5の
残留燃料をフィードポンプ3でドレン口7から第二流路
11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通して戻
す。流路切り換え具8の操作だけで、残留燃料を外部に
漏らさずに燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作がき
わめて簡便になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリンエンジンの燃料
供給装置に関し、エンジンを長期保管する場合に、気化
器のフロート室を簡便にドレン操作できるものを提供す
る。
供給装置に関し、エンジンを長期保管する場合に、気化
器のフロート室を簡便にドレン操作できるものを提供す
る。
【0002】
【発明の背景】本発明の対象となるガソリンエンジンの
燃料供給装置の基本構造は、図1又は図6に示すよう
に、ガソリンエンジンEの燃料タンク1をフィードポン
プ3を介して気化器4のフロート室5の入口5aに燃料
供給路6により連通し、当該フロート室5の底部5bに
ドレン口7を設けた形式のものである。
燃料供給装置の基本構造は、図1又は図6に示すよう
に、ガソリンエンジンEの燃料タンク1をフィードポン
プ3を介して気化器4のフロート室5の入口5aに燃料
供給路6により連通し、当該フロート室5の底部5bに
ドレン口7を設けた形式のものである。
【0003】
【従来の技術】この形式の従来技術としては、図6に示
すように、ガソリンエンジンEの燃料供給路6に燃料フ
ィルタ2及びフィードポンプ3を流通下手側に順番に設
け、燃料タンク1内の燃料を燃料フィルタ2で濾過し、
フィードポンプ3で気化器4に圧送するように構成し、
フロート室5のドレン口7に止め栓50を着脱可能にネ
ジ嵌合したものが一般的である。
すように、ガソリンエンジンEの燃料供給路6に燃料フ
ィルタ2及びフィードポンプ3を流通下手側に順番に設
け、燃料タンク1内の燃料を燃料フィルタ2で濾過し、
フィードポンプ3で気化器4に圧送するように構成し、
フロート室5のドレン口7に止め栓50を着脱可能にネ
ジ嵌合したものが一般的である。
【0004】そして、通常、回し切り操作によるエンジ
ン停止では、フロート室5内に燃料が残留してしまうの
で、ガソリンエンジンEを長期保管する場合には、フロ
ート室5のドレン口7から止め栓50を抜き外して、フ
ロート室5に残留した燃料をドレン口7から気化器4外
に排除するようにして、ドレン操作する。
ン停止では、フロート室5内に燃料が残留してしまうの
で、ガソリンエンジンEを長期保管する場合には、フロ
ート室5のドレン口7から止め栓50を抜き外して、フ
ロート室5に残留した燃料をドレン口7から気化器4外
に排除するようにして、ドレン操作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ド
レン操作する場合、作業者が手で止め栓50を抜き外し
て燃料を排除するので、手やエンジン周辺が燃料で汚損
するうえ、廃油の処理が煩雑である。しかも、エンジン
を作業機のボンネットなどに収容する場合、周辺機器と
の関係で、止め栓50の抜き外し操作、或は止め栓50
への接触自体が困難なことがあり、ドレン操作は容易で
はない。本発明は、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作を簡略化するこ
とを技術的課題とする。
レン操作する場合、作業者が手で止め栓50を抜き外し
て燃料を排除するので、手やエンジン周辺が燃料で汚損
するうえ、廃油の処理が煩雑である。しかも、エンジン
を作業機のボンネットなどに収容する場合、周辺機器と
の関係で、止め栓50の抜き外し操作、或は止め栓50
への接触自体が困難なことがあり、ドレン操作は容易で
はない。本発明は、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作を簡略化するこ
とを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図1〜図5により以下に説明す
る。即ち、請求項1の発明は前記基本構造のガソリンエ
ンジンの燃料供給装置において、フロート室5のドレン
口7を燃料タンク1にドレン流路12により連通し、上
記燃料供給路6とドレン流路12の交差部に流路切り換
え具8を設け、流路切り換え具8に第一流路10と第二
流路11を設け、流路切り換え具8の第一流路10を燃
料供給路6に連通させ、第二流路11をドレン流路12
に連通させ、上記流路切り換え具8を燃料供給位置Aと
ドレン位置Bとに切り換え操作可能に構成し、流路切り
換え具8を燃料供給位置Aに切り換え操作すると、第一
流路10が開き、第二流路11が閉じて、燃料が燃料タ
ンク1から流路切り換え具8の第一流路10及びフィー
ドポンプ3を介して燃料供給路6により気化器4に供給
されるとともに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切
り換え操作すると、第一流路10が閉じ、第二流路11
が開いて、フロート室5内の燃料がドレン口7からフィ
ードポンプ3及び流路切り換え具8の第二流路11を介
してドレン流路12により燃料タンク1に戻されること
を特徴とするものである。
の手段を、実施例を示す図1〜図5により以下に説明す
る。即ち、請求項1の発明は前記基本構造のガソリンエ
ンジンの燃料供給装置において、フロート室5のドレン
口7を燃料タンク1にドレン流路12により連通し、上
記燃料供給路6とドレン流路12の交差部に流路切り換
え具8を設け、流路切り換え具8に第一流路10と第二
流路11を設け、流路切り換え具8の第一流路10を燃
料供給路6に連通させ、第二流路11をドレン流路12
に連通させ、上記流路切り換え具8を燃料供給位置Aと
ドレン位置Bとに切り換え操作可能に構成し、流路切り
換え具8を燃料供給位置Aに切り換え操作すると、第一
流路10が開き、第二流路11が閉じて、燃料が燃料タ
ンク1から流路切り換え具8の第一流路10及びフィー
ドポンプ3を介して燃料供給路6により気化器4に供給
されるとともに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切
り換え操作すると、第一流路10が閉じ、第二流路11
が開いて、フロート室5内の燃料がドレン口7からフィ
ードポンプ3及び流路切り換え具8の第二流路11を介
してドレン流路12により燃料タンク1に戻されること
を特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明は前記基本構造のガソリン
エンジンの燃料供給装置において、フロート室5の下方
にドレン専用のダイヤフラムポンプ30を気化器4と一
体に設け、フロート室5をダイヤフラムポンプ30の吸
入室31にドレン口7を介して連通し、ダイヤフラムポ
ンプ30の吐出室32をドレン流路12を介して燃料タ
ンク1に連通し、ダイヤフラムポンプ30のダイヤフラ
ム室33をエンジンEの吸気路34に連通し、上記ダイ
ヤフラムポンプ30により、フロート室5内の燃料をド
レン口7からダイヤフラムポンプ30を介してドレン流
路12により燃料タンク1に戻すように構成したことを
特徴とするものである。
エンジンの燃料供給装置において、フロート室5の下方
にドレン専用のダイヤフラムポンプ30を気化器4と一
体に設け、フロート室5をダイヤフラムポンプ30の吸
入室31にドレン口7を介して連通し、ダイヤフラムポ
ンプ30の吐出室32をドレン流路12を介して燃料タ
ンク1に連通し、ダイヤフラムポンプ30のダイヤフラ
ム室33をエンジンEの吸気路34に連通し、上記ダイ
ヤフラムポンプ30により、フロート室5内の燃料をド
レン口7からダイヤフラムポンプ30を介してドレン流
路12により燃料タンク1に戻すように構成したことを
特徴とするものである。
【0008】
(1) 請求項1の発明では、燃料供給路6とドレン流路
12の交差部に流路切り換え具8を設けるので、エンジ
ン運転中は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り
換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路10が開
き、第二流路12が閉じるので、燃料はフィードポンプ
3の圧送力で、燃料タンク1から流路切り換え具8の第
一流路10を介して気化器4に円滑に供給される。
12の交差部に流路切り換え具8を設けるので、エンジ
ン運転中は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り
換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路10が開
き、第二流路12が閉じるので、燃料はフィードポンプ
3の圧送力で、燃料タンク1から流路切り換え具8の第
一流路10を介して気化器4に円滑に供給される。
【0009】一方、エンジンEを長期保管する場合に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aからドレン位置
Bに切り換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路
10が閉じ、第二流路12が開くので、フロート室5内
の残留燃料は、燃料供給の場合と同様に、フィードポン
プ3の圧送力で、ドレン口7から流路切り換え具8の第
二流路11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通
って円滑に還流される。このため、ドレン操作する場
合、燃料はドレン流路12内を流れて燃料タンク1に回
収されるだけであり、外部に漏れることはない。
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aからドレン位置
Bに切り換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路
10が閉じ、第二流路12が開くので、フロート室5内
の残留燃料は、燃料供給の場合と同様に、フィードポン
プ3の圧送力で、ドレン口7から流路切り換え具8の第
二流路11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通
って円滑に還流される。このため、ドレン操作する場
合、燃料はドレン流路12内を流れて燃料タンク1に回
収されるだけであり、外部に漏れることはない。
【0010】(2) 請求項2の発明は、ガソリンエンジ
ンEを長期保管する場合、フロート室5内の残留燃料を
ドレン流路12を介してポンプの圧送力で燃料タンク1
内に還流させる点で請求項1の発明と同じである。但
し、請求項2の発明では、燃料供給用のフィードポンプ
3とは別途に、ドレン専用のダイヤフラムポンプ30を
追加し、このダイヤフラムポンプ30をエンジンEの吸
気路34の脈圧を利用して駆動しながら、ドレン操作す
る点が異なる。
ンEを長期保管する場合、フロート室5内の残留燃料を
ドレン流路12を介してポンプの圧送力で燃料タンク1
内に還流させる点で請求項1の発明と同じである。但
し、請求項2の発明では、燃料供給用のフィードポンプ
3とは別途に、ドレン専用のダイヤフラムポンプ30を
追加し、このダイヤフラムポンプ30をエンジンEの吸
気路34の脈圧を利用して駆動しながら、ドレン操作す
る点が異なる。
【0011】
(1) 請求項1の発明では、流路切り換え具をドレン位
置に切り換え操作するだけで、フロート室内の残留燃料
をドレン流路を介して、外部に漏らすことなく、燃料タ
ンクに戻せるので、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作がきわめて簡便
になり、作業者の手やエンジンの周囲を汚損することは
ない。また、エンジンを作業機のボンネットに収容する
場合でも、流路切り換え具を操作するだけなので、ドレ
ン操作の困難性は解消できる。しかも、燃料供給用のフ
ィードポンプをドレン操作にも利用できるので、ドレン
機構を簡略にできる。
置に切り換え操作するだけで、フロート室内の残留燃料
をドレン流路を介して、外部に漏らすことなく、燃料タ
ンクに戻せるので、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作がきわめて簡便
になり、作業者の手やエンジンの周囲を汚損することは
ない。また、エンジンを作業機のボンネットに収容する
場合でも、流路切り換え具を操作するだけなので、ドレ
ン操作の困難性は解消できる。しかも、燃料供給用のフ
ィードポンプをドレン操作にも利用できるので、ドレン
機構を簡略にできる。
【0012】(2) 請求項2の発明では、フロート室の
残留燃料をドレン流路を介してポンプの圧送力で燃料タ
ンク内に還流させる点で請求項1の発明と同じなので、
ガソリンエンジンの長期保管に際して、気化器のフロー
ト室のドレン操作がきわめて簡便になる。しかも、請求
項2の発明では、ドレン専用のダイヤフラムポンプを設
けることを特徴とするが、エンジンの吸気路の脈圧を当
該ポンプの駆動源にするので、やはり、ドレン機構が簡
略になる。
残留燃料をドレン流路を介してポンプの圧送力で燃料タ
ンク内に還流させる点で請求項1の発明と同じなので、
ガソリンエンジンの長期保管に際して、気化器のフロー
ト室のドレン操作がきわめて簡便になる。しかも、請求
項2の発明では、ドレン専用のダイヤフラムポンプを設
けることを特徴とするが、エンジンの吸気路の脈圧を当
該ポンプの駆動源にするので、やはり、ドレン機構が簡
略になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1及び図2は実施例1を各々示すガソリンエンジ
ンの燃料供給装置の概略系統図であり、図1は燃料供給
時の、図2はドレン操作時の説明図である。
る。図1及び図2は実施例1を各々示すガソリンエンジ
ンの燃料供給装置の概略系統図であり、図1は燃料供給
時の、図2はドレン操作時の説明図である。
【0014】図1及び図2に示すように、ガソリンエン
ジンEの燃料タンク1の底面1aを燃料供給路6を介し
て気化器4のフロート室5のニードル弁を収容した入口
5aに連通し、当該燃料供給路6に燃料フィルタ2、ダ
イヤフラムポンプより成るフィードポンプ3、及び流路
切り換え具8を介装し、燃料タンク1の燃料を燃料フィ
ルタ2で濾過し、フィードポンプ3で気化器4のフロー
ト室5に圧送可能に構成する。上記フロート室5の底部
5bにドレン口7を開け、ドレン口7を燃料タンク1の
上部1bにドレン流路12を介して連通し、上記燃料供
給路6とドレン流路12の交差部に上記流路切り換え具
8及びフィードポンプ3を設ける。
ジンEの燃料タンク1の底面1aを燃料供給路6を介し
て気化器4のフロート室5のニードル弁を収容した入口
5aに連通し、当該燃料供給路6に燃料フィルタ2、ダ
イヤフラムポンプより成るフィードポンプ3、及び流路
切り換え具8を介装し、燃料タンク1の燃料を燃料フィ
ルタ2で濾過し、フィードポンプ3で気化器4のフロー
ト室5に圧送可能に構成する。上記フロート室5の底部
5bにドレン口7を開け、ドレン口7を燃料タンク1の
上部1bにドレン流路12を介して連通し、上記燃料供
給路6とドレン流路12の交差部に上記流路切り換え具
8及びフィードポンプ3を設ける。
【0015】図1及び図2に示すように、上記流路切り
換え具8は円筒本体14に中栓15を回動可能に内嵌し
て構成され、円筒本体15の周方向に等間隔で三股状の
案内流路16a・b・c及び案内流路17a・b・cを2セ
ット設け、中栓15の周方向に略120度の間隔を空け
て二股状の中流路18・19を2セット設け、各中流路
18(19)が各案内流路16(17)の三つの流路a・b・
cのうちの異なる二組の流路に同時に連通するようにし
て、これらの異なる流路の組み合わせで第一流路10及
び第二流路11を構成する。即ち、 流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17aで第一流路10を形成し、 流路切り換え具8の案内流路16b→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17bで第二流路11を形成する。
換え具8は円筒本体14に中栓15を回動可能に内嵌し
て構成され、円筒本体15の周方向に等間隔で三股状の
案内流路16a・b・c及び案内流路17a・b・cを2セ
ット設け、中栓15の周方向に略120度の間隔を空け
て二股状の中流路18・19を2セット設け、各中流路
18(19)が各案内流路16(17)の三つの流路a・b・
cのうちの異なる二組の流路に同時に連通するようにし
て、これらの異なる流路の組み合わせで第一流路10及
び第二流路11を構成する。即ち、 流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17aで第一流路10を形成し、 流路切り換え具8の案内流路16b→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17bで第二流路11を形成する。
【0016】図1及び図2に示すように、上記燃料フィ
ルタ2を流路切り換え具8の案内流路16aに連通し、
案内流路16cをフィードポンプ3の吸入口3aに、ま
た、フィードポンプ3の吐出口3bを流路切り換え具8
の案内流路17cに各々連通し、案内流路17aをフロ
ート室5の入口5aに連通して、流路切り換え具8の第
一流路10を燃料供給路6に連通可能に構成する。ま
た、上記気化器4のドレン口7を流路切り換え具8の案
内流路16bに連通し、案内流路17bを燃料タンク1
の上部1bに連通して、流路切り換え具8の第二流路1
1をドレン流路12に連通可能に構成する。
ルタ2を流路切り換え具8の案内流路16aに連通し、
案内流路16cをフィードポンプ3の吸入口3aに、ま
た、フィードポンプ3の吐出口3bを流路切り換え具8
の案内流路17cに各々連通し、案内流路17aをフロ
ート室5の入口5aに連通して、流路切り換え具8の第
一流路10を燃料供給路6に連通可能に構成する。ま
た、上記気化器4のドレン口7を流路切り換え具8の案
内流路16bに連通し、案内流路17bを燃料タンク1
の上部1bに連通して、流路切り換え具8の第二流路1
1をドレン流路12に連通可能に構成する。
【0017】図1及び図2に示すように、上記流路切り
換え具8では、案内流路16(17)と中流路18(19)
との異なる組み合わせにより第一流路10と第二流路1
1とを選択できるので、流路切り換え具8の操作部21
により、中栓15を円筒本体14に相対回動操作するこ
とで、燃料供給位置Aとドレン位置Bとに切り換え可能
になり、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え
ると、第一流路10が開き、第二流路11が閉じるとと
もに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え操作
すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開く。
換え具8では、案内流路16(17)と中流路18(19)
との異なる組み合わせにより第一流路10と第二流路1
1とを選択できるので、流路切り換え具8の操作部21
により、中栓15を円筒本体14に相対回動操作するこ
とで、燃料供給位置Aとドレン位置Bとに切り換え可能
になり、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え
ると、第一流路10が開き、第二流路11が閉じるとと
もに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え操作
すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開く。
【0018】そこで、本実施例1の燃料供給装置の機能
を説明する。 (1) 図1に示すように、ガソリンエンジンの運転中に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換える。
この場合、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路11が閉じるので、燃料タンク1内の燃料は、フ
ィードポンプ3の圧送力により、燃料フィルタ2で濾過
され、流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18
→案内流路16c→フィードポンプ3→流路切り換え具
8の案内流路17c→中流路19→案内流路17a(即
ち、第一流路10)から気化器4に燃料供給路6を通っ
て円滑に供給される。
を説明する。 (1) 図1に示すように、ガソリンエンジンの運転中に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換える。
この場合、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路11が閉じるので、燃料タンク1内の燃料は、フ
ィードポンプ3の圧送力により、燃料フィルタ2で濾過
され、流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18
→案内流路16c→フィードポンプ3→流路切り換え具
8の案内流路17c→中流路19→案内流路17a(即
ち、第一流路10)から気化器4に燃料供給路6を通っ
て円滑に供給される。
【0019】(2) 図2に示すように、ガソリンエンジ
ンEを長期保管する場合には、エンジン停止スイッチを
入れる代わりに、流路切り換え具8を燃料供給位置Aか
らドレン位置Bに位置切り換え操作する。流路切り換え
具8の第一流路10が閉じ、第二流路11が開くので、
フロート室5内の残留燃料は、燃料供給の場合と同様
に、フィードポンプ3の圧送力で、ドレン口7から流路
切り換え具8の案内流路16b→中流路18→案内流路
16c→フィードポンプ3→流路切り換え具8の案内流
路17c→中流路19→案内流路17b(即ち、第二流
路11)を経て燃料タンク1にドレン流路12を通って
円滑に還流される。
ンEを長期保管する場合には、エンジン停止スイッチを
入れる代わりに、流路切り換え具8を燃料供給位置Aか
らドレン位置Bに位置切り換え操作する。流路切り換え
具8の第一流路10が閉じ、第二流路11が開くので、
フロート室5内の残留燃料は、燃料供給の場合と同様
に、フィードポンプ3の圧送力で、ドレン口7から流路
切り換え具8の案内流路16b→中流路18→案内流路
16c→フィードポンプ3→流路切り換え具8の案内流
路17c→中流路19→案内流路17b(即ち、第二流
路11)を経て燃料タンク1にドレン流路12を通って
円滑に還流される。
【0020】このため、ガソリンエンジンを長期保管す
る場合には、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換
え操作するだけで、フロート室5内の残留燃料を外部に
漏らすことなく燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作
がきわめて簡便になり、作業者などを汚損することはな
い。また、燃料供給用のフィードポンプ3をこのドレン
操作に利用できるので、ドレン機構を簡略にできる。
尚、ガソリンエンジンEを長期保管することなく、単に
運転停止する場合には、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aに保持したままで、エンジン停止スイッチで停止す
る。
る場合には、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換
え操作するだけで、フロート室5内の残留燃料を外部に
漏らすことなく燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作
がきわめて簡便になり、作業者などを汚損することはな
い。また、燃料供給用のフィードポンプ3をこのドレン
操作に利用できるので、ドレン機構を簡略にできる。
尚、ガソリンエンジンEを長期保管することなく、単に
運転停止する場合には、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aに保持したままで、エンジン停止スイッチで停止す
る。
【0021】図3及び図4は本発明の実施例2を示し、
実施例1の流路切り換え具8を燃料タンク1の出口部2
2に一体に取り付けたものである。即ち、図3及び図4
に示すように、上記流路切り換え具8の上部に燃料入口
23を、背部に燃料出口24を設け、流路切り換え具8
の左・右側部にドレン入口25及び出口26を設ける。
上記燃料入口23から出口24までを第一流路10と
し、ドレン入口25から出口26までを第二流路11と
して、第一流路10を燃料供給路6に、第二流路11を
ドレン流路12に各々連通可能に構成する。また、両流
路10・11の交差部に中栓27を回動可能に嵌挿し
て、操作部29を90度の範囲で回動する操作により、
中栓27に貫設した透孔28を第一流路10又は第二流
路11に選択連通して、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aとドレン位置Bに切り換え操作可能に構成する。
実施例1の流路切り換え具8を燃料タンク1の出口部2
2に一体に取り付けたものである。即ち、図3及び図4
に示すように、上記流路切り換え具8の上部に燃料入口
23を、背部に燃料出口24を設け、流路切り換え具8
の左・右側部にドレン入口25及び出口26を設ける。
上記燃料入口23から出口24までを第一流路10と
し、ドレン入口25から出口26までを第二流路11と
して、第一流路10を燃料供給路6に、第二流路11を
ドレン流路12に各々連通可能に構成する。また、両流
路10・11の交差部に中栓27を回動可能に嵌挿し
て、操作部29を90度の範囲で回動する操作により、
中栓27に貫設した透孔28を第一流路10又は第二流
路11に選択連通して、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aとドレン位置Bに切り換え操作可能に構成する。
【0022】そこで、本実施例2の機能を説明すると、
図3及び図4Aの黒矢印に示すように、エンジンEの運
転中には、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換
えて、燃料を燃料タンク1→流路切り換え具8の第一流
路10→燃料フィルタ2→フィードポンプ3を経て気化
器4に燃料供給路6を通して円滑に供給する。
図3及び図4Aの黒矢印に示すように、エンジンEの運
転中には、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換
えて、燃料を燃料タンク1→流路切り換え具8の第一流
路10→燃料フィルタ2→フィードポンプ3を経て気化
器4に燃料供給路6を通して円滑に供給する。
【0023】また、エンジンEを長期に保管する場合に
は、図3及び図4Bの白矢印に示すように、流路切り換
え具8を燃料供給位置Aからドレン位置Bに90度回動
操作して、気化器4のフロート室5内の残留燃料をドレ
ン口7→フィードポンプ3→流路切り換え具8の第二流
路11を経て燃料タンク1にドレン流路12を通して円
滑に戻す。
は、図3及び図4Bの白矢印に示すように、流路切り換
え具8を燃料供給位置Aからドレン位置Bに90度回動
操作して、気化器4のフロート室5内の残留燃料をドレ
ン口7→フィードポンプ3→流路切り換え具8の第二流
路11を経て燃料タンク1にドレン流路12を通して円
滑に戻す。
【0024】図5は本発明の実施例3を示し、上記実施
例1及び2とは異なり、流路切り換え具8を省略し、燃
料供給路6とドレン流路12とにフィードポンプ3を各
々設けるとともに、気化器4のフロート室5の底壁5b
にドレン専用のフィードポンプ30を一体化したもので
ある。
例1及び2とは異なり、流路切り換え具8を省略し、燃
料供給路6とドレン流路12とにフィードポンプ3を各
々設けるとともに、気化器4のフロート室5の底壁5b
にドレン専用のフィードポンプ30を一体化したもので
ある。
【0025】即ち、図5に示すように、フロート室5の
下方にフランジ部36を延出し、フロート室5の底壁5
bにドレン口7を開け、ドレン専用のダイヤフラムポン
プ30を締結ボルト35を介して気化器4のフランジ部
36に着脱可能に一体的に取り付ける。上記フロート室
5をダイヤフラムポンプ30の吸入室31にドレン口7
を介して連通し、ダイヤフラムポンプ30の吐出室32
をドレン流路12を介して燃料タンク1に連通し、ダイ
ヤフラムポンプ30のダイヤフラム室33を縦型ガソリ
ンエンジンEの吸気路34に通気路37及び開閉弁38
を介して連通する。
下方にフランジ部36を延出し、フロート室5の底壁5
bにドレン口7を開け、ドレン専用のダイヤフラムポン
プ30を締結ボルト35を介して気化器4のフランジ部
36に着脱可能に一体的に取り付ける。上記フロート室
5をダイヤフラムポンプ30の吸入室31にドレン口7
を介して連通し、ダイヤフラムポンプ30の吐出室32
をドレン流路12を介して燃料タンク1に連通し、ダイ
ヤフラムポンプ30のダイヤフラム室33を縦型ガソリ
ンエンジンEの吸気路34に通気路37及び開閉弁38
を介して連通する。
【0026】そこで、本実施例3の機能を説明すると、
図5に示すように、エンジンEの運転中には、燃料供給
路6の開閉弁38aを開弁して気化器4のフロート室5
に燃料を供給する。一方、通気路37の開閉弁38bを
閉弁してダイヤフラム室33へのエンジンEの脈圧を遮
断し、ダイヤフラムポンプ30を作動停止する。燃料タ
ンク1の燃料は、燃料供給路6のフィードポンプ3(ベ
ーンポンプ、トロコイドポンプ、或はダイヤフラムポン
プなど)で圧送されて、気化器4に円滑に供給される。
図5に示すように、エンジンEの運転中には、燃料供給
路6の開閉弁38aを開弁して気化器4のフロート室5
に燃料を供給する。一方、通気路37の開閉弁38bを
閉弁してダイヤフラム室33へのエンジンEの脈圧を遮
断し、ダイヤフラムポンプ30を作動停止する。燃料タ
ンク1の燃料は、燃料供給路6のフィードポンプ3(ベ
ーンポンプ、トロコイドポンプ、或はダイヤフラムポン
プなど)で圧送されて、気化器4に円滑に供給される。
【0027】一方、エンジンEを長期に保管する場合に
は、燃料供給路6の開閉弁38aを閉弁して気化器4へ
の燃料の供給を遮断するとともに、通気路37の開閉弁
38bを開弁してダイヤフラム室33にエンジンEの脈
圧を伝達する。気化器4内の残留燃料は、ダイヤフラム
ポンプ30の作動によりドレン口7→ダイヤフラムポン
プ30の吸入室31→吐出室32から燃料タンク1にド
レン流路12を介して円滑に戻される。
は、燃料供給路6の開閉弁38aを閉弁して気化器4へ
の燃料の供給を遮断するとともに、通気路37の開閉弁
38bを開弁してダイヤフラム室33にエンジンEの脈
圧を伝達する。気化器4内の残留燃料は、ダイヤフラム
ポンプ30の作動によりドレン口7→ダイヤフラムポン
プ30の吸入室31→吐出室32から燃料タンク1にド
レン流路12を介して円滑に戻される。
【0028】尚、本実施例3では、燃料供給用のフィー
ドポンプ3とは別途に、ドレン専用のダイヤフラムポン
プ30を追加し、このダイヤフラムポンプ30をエンジ
ンEの吸気路34の脈圧で駆動してドレン操作するの
で、当該ポンプ30の駆動源を新たに追加する必要はな
く、ドレン機構が簡略になる。
ドポンプ3とは別途に、ドレン専用のダイヤフラムポン
プ30を追加し、このダイヤフラムポンプ30をエンジ
ンEの吸気路34の脈圧で駆動してドレン操作するの
で、当該ポンプ30の駆動源を新たに追加する必要はな
く、ドレン機構が簡略になる。
【図1】実施例1を示すガソリンエンジンの燃料供給装
置の概略系統図であり、燃料供給時の説明図である。
置の概略系統図であり、燃料供給時の説明図である。
【図2】図2は同燃料供給装置のドレン操作時の説明図
である。
である。
【図3】実施例2を示す燃料供給装置の概略系統図であ
る。
る。
【図4】図4Aは同実施例2を示す流路切り換え具の縦
断左側面図、図4Bは同切り換え具の正面図である。
断左側面図、図4Bは同切り換え具の正面図である。
【図5】実施例3を示す燃料供給装置の概略系統図であ
る。
る。
【図6】従来技術を示す燃料供給装置の概略系統図であ
る。
る。
1…燃料タンク、1a…燃料の底部、2…燃料フィル
タ、3…フィードポンプ、4…気化器、5…フロート
室、5a…フロート室の入口、5b…フロート室の底
部、6…燃料供給路、7…ドレン口、8…流路切り換え
具、10…流路切り換え具の第一流路、11…流路切り
換え具の第二流路、12…ドレン流路、30…ダイヤフ
ラムポンプ、31…ダイヤフラムポンプの吸入室、32
…ダイヤフラムポンプの吐出室、33…ダイヤフラム
室、A…燃料供給位置、B…ドレン位置、E…ガソリン
エンジン。
タ、3…フィードポンプ、4…気化器、5…フロート
室、5a…フロート室の入口、5b…フロート室の底
部、6…燃料供給路、7…ドレン口、8…流路切り換え
具、10…流路切り換え具の第一流路、11…流路切り
換え具の第二流路、12…ドレン流路、30…ダイヤフ
ラムポンプ、31…ダイヤフラムポンプの吸入室、32
…ダイヤフラムポンプの吐出室、33…ダイヤフラム
室、A…燃料供給位置、B…ドレン位置、E…ガソリン
エンジン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ガソリンエンジンの燃料供給装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリンエンジンの燃料
供給装置に関し、エンジンを長期保管する場合に、気化
器のフロート室を簡便にドレン操作できるものを提供す
る。
供給装置に関し、エンジンを長期保管する場合に、気化
器のフロート室を簡便にドレン操作できるものを提供す
る。
【0002】
【発明の背景】本発明の対象となるガソリンエンジンの
燃料供給装置の基本構造は、図1又は図3に示すよう
に、ガソリンエンジンEの燃料タンク1をフィードポン
プ3を介して気化器4のフロート室5の入口5aに燃料
供給路6により連通し、当該フロート室5の底部5bに
ドレン口7を設けた形式のものである。
燃料供給装置の基本構造は、図1又は図3に示すよう
に、ガソリンエンジンEの燃料タンク1をフィードポン
プ3を介して気化器4のフロート室5の入口5aに燃料
供給路6により連通し、当該フロート室5の底部5bに
ドレン口7を設けた形式のものである。
【0003】
【従来の技術】この形式の従来技術としては、図3に示
すように、ガソリンエンジンEの燃料供給路6に燃料フ
ィルタ2及びフィードポンプ3を流通下手側に順番に設
け、燃料タンク1内の燃料を燃料フィルタ2で濾過し、
フィードポンプ3で気化器4に圧送するように構成し、
フロート室5のドレン口7に止め栓50を着脱可能にネ
ジ嵌合したものが一般的である。
すように、ガソリンエンジンEの燃料供給路6に燃料フ
ィルタ2及びフィードポンプ3を流通下手側に順番に設
け、燃料タンク1内の燃料を燃料フィルタ2で濾過し、
フィードポンプ3で気化器4に圧送するように構成し、
フロート室5のドレン口7に止め栓50を着脱可能にネ
ジ嵌合したものが一般的である。
【0004】そして、通常、回し切り操作によるエンジ
ン停止では、フロート室5内に燃料が残留してしまうの
で、ガソリンエンジンEを長期保管する場合には、フロ
ート室5のドレン口7から止め栓50を抜き外して、フ
ロート室5に残留した燃料をドレン口7から気化器4外
に排除するようにして、ドレン操作する。
ン停止では、フロート室5内に燃料が残留してしまうの
で、ガソリンエンジンEを長期保管する場合には、フロ
ート室5のドレン口7から止め栓50を抜き外して、フ
ロート室5に残留した燃料をドレン口7から気化器4外
に排除するようにして、ドレン操作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ド
レン操作する場合、作業者が手で止め栓50を抜き外し
て燃料を排除するので、手やエンジン周辺が燃料で汚損
するうえ、廃油の処理が煩雑である。しかも、エンジン
を作業機のボンネットなどに収容する場合、周辺機器と
の関係で、止め栓50の抜き外し操作、或は止め栓50
への接触自体が困難なことがあり、ドレン操作は容易で
はない。本発明は、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作を簡略化するこ
とを技術的課題とする。
レン操作する場合、作業者が手で止め栓50を抜き外し
て燃料を排除するので、手やエンジン周辺が燃料で汚損
するうえ、廃油の処理が煩雑である。しかも、エンジン
を作業機のボンネットなどに収容する場合、周辺機器と
の関係で、止め栓50の抜き外し操作、或は止め栓50
への接触自体が困難なことがあり、ドレン操作は容易で
はない。本発明は、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作を簡略化するこ
とを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図1及び図2により以下に説明
する。即ち、本発明は前記基本構造のガソリンエンジン
の燃料供給装置において、フロート室5のドレン口7を
燃料タンク1にドレン流路12により連通し、上記燃料
供給路6とドレン流路12の交差部に流路切り換え具8
を設け、流路切り換え具8に第一流路10と第二流路1
1を設け、流路切り換え具8の第一流路10を燃料供給
路6に連通させ、第二流路11をドレン流路12に連通
させ、上記流路切り換え具8を燃料供給位置Aとドレン
位置Bとに切り換え操作可能に構成し、流路切り換え具
8を燃料供給位置Aに切り換え操作すると、第一流路1
0が開き、第二流路11が閉じて、燃料が燃料タンク1
から流路切り換え具8の第一流路10及びフィードポン
プ3を介して燃料供給路6により気化器4に供給される
とともに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え
操作すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開い
て、フロート室5内の燃料がドレン口7からフィードポ
ンプ3及び流路切り換え具8の第二流路11を介してド
レン流路12により燃料タンク1に戻されることを特徴
とするものである。
の手段を、実施例を示す図1及び図2により以下に説明
する。即ち、本発明は前記基本構造のガソリンエンジン
の燃料供給装置において、フロート室5のドレン口7を
燃料タンク1にドレン流路12により連通し、上記燃料
供給路6とドレン流路12の交差部に流路切り換え具8
を設け、流路切り換え具8に第一流路10と第二流路1
1を設け、流路切り換え具8の第一流路10を燃料供給
路6に連通させ、第二流路11をドレン流路12に連通
させ、上記流路切り換え具8を燃料供給位置Aとドレン
位置Bとに切り換え操作可能に構成し、流路切り換え具
8を燃料供給位置Aに切り換え操作すると、第一流路1
0が開き、第二流路11が閉じて、燃料が燃料タンク1
から流路切り換え具8の第一流路10及びフィードポン
プ3を介して燃料供給路6により気化器4に供給される
とともに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え
操作すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開い
て、フロート室5内の燃料がドレン口7からフィードポ
ンプ3及び流路切り換え具8の第二流路11を介してド
レン流路12により燃料タンク1に戻されることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、燃料供給路6とドレン流路12の
交差部に流路切り換え具8を設けるので、エンジン運転
中は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え操
作すると、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路12が閉じるので、燃料はフィードポンプ3の圧
送力で、燃料タンク1から流路切り換え具8の第一流路
10を介して気化器4に円滑に供給される。
交差部に流路切り換え具8を設けるので、エンジン運転
中は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え操
作すると、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路12が閉じるので、燃料はフィードポンプ3の圧
送力で、燃料タンク1から流路切り換え具8の第一流路
10を介して気化器4に円滑に供給される。
【0008】一方、エンジンEを長期保管する場合に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aからドレン位置
Bに切り換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路
10が閉じ、第二流路12が開くので、フロート室5内
の残留燃料は、燃料供給の場合と同様に、フィードポン
プ3の圧送力で、ドレン口7から流路切り換え具8の第
二流路11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通
って円滑に還流される。このため、ドレン操作する場
合、燃料はドレン流路12内を流れて燃料タンク1に回
収されるだけであり、外部に漏れることはない。
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aからドレン位置
Bに切り換え操作すると、流路切り換え具8の第一流路
10が閉じ、第二流路12が開くので、フロート室5内
の残留燃料は、燃料供給の場合と同様に、フィードポン
プ3の圧送力で、ドレン口7から流路切り換え具8の第
二流路11を介して燃料タンク1にドレン流路12を通
って円滑に還流される。このため、ドレン操作する場
合、燃料はドレン流路12内を流れて燃料タンク1に回
収されるだけであり、外部に漏れることはない。
【0009】
【発明の効果】本発明では、流路切り換え具をドレン位
置に切り換え操作するだけで、フロート室内の残留燃料
をドレン流路を介して、外部に漏らすことなく、燃料タ
ンクに戻せるので、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作がきわめて簡便
になり、作業者の手やエンジンの周囲を汚損することは
ない。また、エンジンを作業機のボンネットに収容する
場合でも、流路切り換え具を操作するだけなので、ドレ
ン操作の困難性は解消できる。しかも、燃料供給用のフ
ィードポンプをドレン操作にも利用できるので、ドレン
機構を簡略にできる。
置に切り換え操作するだけで、フロート室内の残留燃料
をドレン流路を介して、外部に漏らすことなく、燃料タ
ンクに戻せるので、ガソリンエンジンを長期保管する場
合に、気化器のフロート室のドレン操作がきわめて簡便
になり、作業者の手やエンジンの周囲を汚損することは
ない。また、エンジンを作業機のボンネットに収容する
場合でも、流路切り換え具を操作するだけなので、ドレ
ン操作の困難性は解消できる。しかも、燃料供給用のフ
ィードポンプをドレン操作にも利用できるので、ドレン
機構を簡略にできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1及び図2は本発明の実施例を各々示すガソリン
エンジンの燃料供給装置の概略系統図であり、図1は燃
料供給時の、図2はドレン操作時の説明図である。
る。図1及び図2は本発明の実施例を各々示すガソリン
エンジンの燃料供給装置の概略系統図であり、図1は燃
料供給時の、図2はドレン操作時の説明図である。
【0011】図1及び図2に示すように、ガソリンエン
ジンEの燃料タンク1の底面1aを燃料供給路6を介し
て気化器4のフロート室5のニードル弁を収容した入口
5aに連通し、当該燃料供給路6に燃料フィルタ2、ダ
イヤフラムポンプより成るフィードポンプ3、及び流路
切り換え具8を介装し、燃料タンク1の燃料を燃料フィ
ルタ2で濾過し、フィードポンプ3で気化器4のフロー
ト室5に圧送可能に構成する。上記フロート室5の底部
5bにドレン口7を開け、ドレン口7を燃料タンク1の
上部1bにドレン流路12を介して連通し、上記燃料供
給路6とドレン流路12の交差部に上記流路切り換え具
8及びフィードポンプ3を設ける。
ジンEの燃料タンク1の底面1aを燃料供給路6を介し
て気化器4のフロート室5のニードル弁を収容した入口
5aに連通し、当該燃料供給路6に燃料フィルタ2、ダ
イヤフラムポンプより成るフィードポンプ3、及び流路
切り換え具8を介装し、燃料タンク1の燃料を燃料フィ
ルタ2で濾過し、フィードポンプ3で気化器4のフロー
ト室5に圧送可能に構成する。上記フロート室5の底部
5bにドレン口7を開け、ドレン口7を燃料タンク1の
上部1bにドレン流路12を介して連通し、上記燃料供
給路6とドレン流路12の交差部に上記流路切り換え具
8及びフィードポンプ3を設ける。
【0012】図1及び図2に示すように、上記流路切り
換え具8は円筒本体14に中栓15を回動可能に内嵌し
て構成され、円筒本体15の周方向に等間隔で三股状の
案内流路16a・b・c及び案内流路17a・b・cを2セ
ット設け、中栓15の周方向に略120度の間隔を空け
て二股状の中流路18・19を2セット設け、各中流路
18(19)が各案内流路16(17)の三つの流路a・b・
cのうちの異なる二組の流路に同時に連通するようにし
て、これらの異なる流路の組み合わせで第一流路10及
び第二流路11を構成する。即ち、 流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17aで第一流路10を形成し、 流路切り換え具8の案内流路16b→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17bで第二流路11を形成する。
換え具8は円筒本体14に中栓15を回動可能に内嵌し
て構成され、円筒本体15の周方向に等間隔で三股状の
案内流路16a・b・c及び案内流路17a・b・cを2セ
ット設け、中栓15の周方向に略120度の間隔を空け
て二股状の中流路18・19を2セット設け、各中流路
18(19)が各案内流路16(17)の三つの流路a・b・
cのうちの異なる二組の流路に同時に連通するようにし
て、これらの異なる流路の組み合わせで第一流路10及
び第二流路11を構成する。即ち、 流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17aで第一流路10を形成し、 流路切り換え具8の案内流路16b→中流路18→
案内流路16c、及び案内流路17c→中流路19→案
内流路17bで第二流路11を形成する。
【0013】図1及び図2に示すように、上記燃料フィ
ルタ2を流路切り換え具8の案内流路16aに連通し、
案内流路16cをフィードポンプ3の吸入口3aに、ま
た、フィードポンプ3の吐出口3bを流路切り換え具8
の案内流路17cに各々連通し、案内流路17aをフロ
ート室5の入口5aに連通して、流路切り換え具8の第
一流路10を燃料供給路6に連通可能に構成する。ま
た、上記気化器4のドレン口7を流路切り換え具8の案
内流路16bに連通し、案内流路17bを燃料タンク1
の上部1bに連通して、流路切り換え具8の第二流路1
1をドレン流路12に連通可能に構成する。
ルタ2を流路切り換え具8の案内流路16aに連通し、
案内流路16cをフィードポンプ3の吸入口3aに、ま
た、フィードポンプ3の吐出口3bを流路切り換え具8
の案内流路17cに各々連通し、案内流路17aをフロ
ート室5の入口5aに連通して、流路切り換え具8の第
一流路10を燃料供給路6に連通可能に構成する。ま
た、上記気化器4のドレン口7を流路切り換え具8の案
内流路16bに連通し、案内流路17bを燃料タンク1
の上部1bに連通して、流路切り換え具8の第二流路1
1をドレン流路12に連通可能に構成する。
【0014】図1及び図2に示すように、上記流路切り
換え具8では、案内流路16(17)と中流路18(19)
との異なる組み合わせにより第一流路10と第二流路1
1とを選択できるので、流路切り換え具8の操作部21
により、中栓15を円筒本体14に相対回動操作するこ
とで、燃料供給位置Aとドレン位置Bとに切り換え可能
になり、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え
ると、第一流路10が開き、第二流路11が閉じるとと
もに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え操作
すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開く。
換え具8では、案内流路16(17)と中流路18(19)
との異なる組み合わせにより第一流路10と第二流路1
1とを選択できるので、流路切り換え具8の操作部21
により、中栓15を円筒本体14に相対回動操作するこ
とで、燃料供給位置Aとドレン位置Bとに切り換え可能
になり、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換え
ると、第一流路10が開き、第二流路11が閉じるとと
もに、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換え操作
すると、第一流路10が閉じ、第二流路11が開く。
【0015】そこで、本実施例の燃料供給装置の機能を
説明する。 (1) 図1に示すように、ガソリンエンジンの運転中に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換える。
この場合、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路11が閉じるので、燃料タンク1内の燃料は、フ
ィードポンプ3の圧送力により、燃料フィルタ2で濾過
され、流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18
→案内流路16c→フィードポンプ3→流路切り換え具
8の案内流路17c→中流路19→案内流路17a(即
ち、第一流路10)から気化器4に燃料供給路6を通っ
て円滑に供給される。
説明する。 (1) 図1に示すように、ガソリンエンジンの運転中に
は、流路切り換え具8を燃料供給位置Aに切り換える。
この場合、流路切り換え具8の第一流路10が開き、第
二流路11が閉じるので、燃料タンク1内の燃料は、フ
ィードポンプ3の圧送力により、燃料フィルタ2で濾過
され、流路切り換え具8の案内流路16a→中流路18
→案内流路16c→フィードポンプ3→流路切り換え具
8の案内流路17c→中流路19→案内流路17a(即
ち、第一流路10)から気化器4に燃料供給路6を通っ
て円滑に供給される。
【0016】(2) 図2に示すように、ガソリンエンジ
ンEを長期保管する場合には、エンジン停止スイッチを
入れる代わりに、流路切り換え具8を燃料供給位置Aか
らドレン位置Bに位置切り換え操作する。流路切り換え
具8の第一流路10が閉じ、第二流路11が開くので、
フロート室5内の残留燃料は、燃料供給の場合と同様
に、フィードポンプ3の圧送力で、ドレン口7から流路
切り換え具8の案内流路16b→中流路18→案内流路
16c→フィードポンプ3→流路切り換え具8の案内流
路17c→中流路19→案内流路17b(即ち、第二流
路11)を経て燃料タンク1にドレン流路12を通って
円滑に還流される。
ンEを長期保管する場合には、エンジン停止スイッチを
入れる代わりに、流路切り換え具8を燃料供給位置Aか
らドレン位置Bに位置切り換え操作する。流路切り換え
具8の第一流路10が閉じ、第二流路11が開くので、
フロート室5内の残留燃料は、燃料供給の場合と同様
に、フィードポンプ3の圧送力で、ドレン口7から流路
切り換え具8の案内流路16b→中流路18→案内流路
16c→フィードポンプ3→流路切り換え具8の案内流
路17c→中流路19→案内流路17b(即ち、第二流
路11)を経て燃料タンク1にドレン流路12を通って
円滑に還流される。
【0017】このため、ガソリンエンジンを長期保管す
る場合には、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換
え操作するだけで、フロート室5内の残留燃料を外部に
漏らすことなく燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作
がきわめて簡便になり、作業者などを汚損することはな
い。また、燃料供給用のフィードポンプ3をこのドレン
操作に利用できるので、ドレン機構を簡略にできる。
尚、ガソリンエンジンEを長期保管することなく、単に
運転停止する場合には、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aに保持したままで、エンジン停止スイッチで停止す
る。
る場合には、流路切り換え具8をドレン位置Bに切り換
え操作するだけで、フロート室5内の残留燃料を外部に
漏らすことなく燃料タンク1に戻せるので、ドレン操作
がきわめて簡便になり、作業者などを汚損することはな
い。また、燃料供給用のフィードポンプ3をこのドレン
操作に利用できるので、ドレン機構を簡略にできる。
尚、ガソリンエンジンEを長期保管することなく、単に
運転停止する場合には、流路切り換え具8を燃料供給位
置Aに保持したままで、エンジン停止スイッチで停止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すガソリンエンジンの燃料
供給装置の概略系統図であり、燃料供給時の説明図であ
る。
供給装置の概略系統図であり、燃料供給時の説明図であ
る。
【図2】図2は同燃料供給装置のドレン操作時の説明図
である。
である。
【図3】従来技術を示す燃料供給装置の概略系統図であ
る。
る。
【符号の説明】 1…燃料タンク、1a…燃料タンクの底部、2…燃料フ
ィルタ、3…フィードポンプ、4…気化器、5…フロー
ト室、5a…フロート室の入口、5b…フロート室の底
部、6…燃料供給路、7…ドレン口、8…流路切り換え
具、10…流路切り換え具の第一流路、11…流路切り
換え具の第二流路、12…ドレン流路、A…燃料供給位
置、B…ドレン位置、E…ガソリンエンジン。
ィルタ、3…フィードポンプ、4…気化器、5…フロー
ト室、5a…フロート室の入口、5b…フロート室の底
部、6…燃料供給路、7…ドレン口、8…流路切り換え
具、10…流路切り換え具の第一流路、11…流路切り
換え具の第二流路、12…ドレン流路、A…燃料供給位
置、B…ドレン位置、E…ガソリンエンジン。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
Claims (2)
- 【請求項1】 ガソリンエンジン(E)の燃料タンク(1)
をフィードポンプ(3)を介して気化器(4)のフロート室
(5)の入口(5a)に燃料供給路(6)により連通し、当該
フロート室(5)の底部(5a)にドレン口(7)を設けたガ
ソリンエンジンの燃料供給装置において、 フロート室(5)のドレン口(7)を燃料タンク(1)にドレ
ン流路(12)により連通し、上記燃料供給路(6)とドレ
ン流路(12)の交差部に流路切り換え具(8)を設け、流
路切り換え具(8)に第一流路(10)と第二流路(11)を
設け、 流路切り換え具(8)の第一流路(10)を燃料供給路(6)
に連通させ、第二流路(11)をドレン流路(12)に連通
させ、 上記流路切り換え具(8)を燃料供給位置(A)とドレン位
置(B)とに切り換え操作可能に構成し、 流路切り換え具(8)を燃料供給位置(A)に切り換え操作
すると、第一流路(10)が開き、第二流路(11)が閉じ
て、燃料が燃料タンク(1)から流路切り換え具(8)の第
一流路(10)及びフィードポンプ(3)を介して燃料供給
路(6)により気化器(4)に供給されるとともに、 流路切り換え具(8)をドレン位置(B)に切り換え操作す
ると、第一流路(10)が閉じ、第二流路(11)が開い
て、フロート室(5)内の燃料がドレン口(7)からフィー
ドポンプ(3)及び流路切り換え具(8)の第二流路(11)
を介してドレン流路(12)により燃料タンク(1)に戻さ
れることを特徴とするガソリンエンジンの燃料供給装
置。 - 【請求項2】 ガソリンエンジン(E)の燃料タンク(1)
をフィードポンプ(3)を介して気化器(4)のフロート室
(5)の入口(5a)に燃料供給路(6)により連通し、当該
フロート室(5)の底部(5a)にドレン口(7)を設けたガ
ソリンエンジンの燃料供給装置において、 フロート室(5)の下方にドレン専用のダイヤフラムポン
プ(30)を気化器(4)と一体に設け、フロート室(5)を
ダイヤフラムポンプ(30)の吸入室(31)にドレン口
(7)を介して連通し、ダイヤフラムポンプ(30)の吐出
室(32)をドレン流路(12)を介して燃料タンク(1)に
連通し、ダイヤフラムポンプ(30)のダイヤフラム室
(33)をエンジン(E)の吸気路(34)に連通し、 上記ダイヤフラムポンプ(30)により、フロート室(5)
内の燃料をドレン口(7)からダイヤフラムポンプ(30)
を介してドレン流路(12)により燃料タンク(1)に戻す
ように構成したことを特徴とするガソリンエンジンの燃
料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10883994A JP2896848B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | ガソリンエンジンの燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10883994A JP2896848B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | ガソリンエンジンの燃料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317619A true JPH07317619A (ja) | 1995-12-05 |
JP2896848B2 JP2896848B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=14494887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10883994A Expired - Fee Related JP2896848B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | ガソリンエンジンの燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896848B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008016037A1 (fr) * | 2006-08-01 | 2008-02-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Dispositif automatique de mise à l'air libre du carburant résiduel pour carburateur |
JP2009243442A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hitachi Koki Co Ltd | エンジン |
CN102128102A (zh) * | 2010-01-12 | 2011-07-20 | 本田技研工业株式会社 | 化油器和通用发动机 |
JP2013119778A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Hitachi Koki Co Ltd | エンジン作業機 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP10883994A patent/JP2896848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008016037A1 (fr) * | 2006-08-01 | 2008-02-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Dispositif automatique de mise à l'air libre du carburant résiduel pour carburateur |
JP2008038611A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Honda Motor Co Ltd | 気化器の残存燃料自動抜取装置 |
US7775194B2 (en) | 2006-08-01 | 2010-08-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Automatic residual fuel vent device for carburetor |
EP2312147A3 (en) * | 2006-08-01 | 2011-05-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Automatic residual fuel vent device for carburetor |
JP2009243442A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hitachi Koki Co Ltd | エンジン |
CN102128102A (zh) * | 2010-01-12 | 2011-07-20 | 本田技研工业株式会社 | 化油器和通用发动机 |
JP2013119778A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Hitachi Koki Co Ltd | エンジン作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2896848B2 (ja) | 1999-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |