JP3133226U - ポンプ - Google Patents

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智崇 西川
技雷 唐
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株式会社工進
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Abstract

【課題】サイフォン現象を抑制するために常時開口する空気導入口を流路に備えてなるポンプにおいて、空気導入口から漏れ出た灯油が周囲や使用者の手を汚すことを防止する。
【解決手段】吸引パイプ20の上端近傍に、灯油の流路に空気を導入する空気導入口21を設けるとともに、吸引パイプ20の長手方向に沿ってカバー部材25を取り付ける。吸引パイプ20とカバー部材25との間に形成される排液流路を通して、空気導入口21から、吸引パイプの下方位置の排出口22まで灯油を導く。
【選択図】図5

Description

本考案は、例えば、ポリタンクから家庭用石油ストーブに灯油を供給する際に使用するポンプに関する。
ポリタンク内に挿入したパイプ材と、石油ストーブのタンクに至るホースとを連結し、パイプ材の先端に設けたスクリューを回転させて給油を行う電動式ポンプは、従来から種々提供されている。
一般的に、ポンプを使った給油作業には、サイフォン現象という問題が伴う。一旦給油を開始した後にサイフォン現象が生じると、電源を切ってスクリューを停止させても灯油の流れが止まらなくなる。
サイフォン現象は、電動式ポンプに限らず手動式ポンプにおいても見られる現象で、手動式ポンプにおいては、パイプ材からホースへと続く流路の途中に設けた開閉可能な空気導入口を手動で開く等して、流路内に空気を送り込み、これにより灯油の流れを停止させている。
電動式ポンプでは、空気の導入を手動で行ったのではポンプ自体を電動式とした意味が薄れるので、スクリューを停止させた後で、流路に自動的に空気を送り込むための工夫が必要となる。
特開2001−165084号公報に開示されたポンプにおいては、ポンプ本体と吸液パイプとの接続部に空気取入口を設けている。この空気取入口は常時開口しているので、手動による開閉操作は必要ないが、常時開口しているが故に、当該開口から灯油が漏れ出してしまう。
一方、吸液パイプの周面に凹状の溝が設けられていて、漏れ出た灯油は、この凹状溝を伝って吸液パイプの下方へと導かれる。
しかしながら、上記公開公報では、漏れ出た灯油が吸液パイプの外周面に設けた溝を伝って流れるので、この灯油が周囲を汚したり、使用者がパイプを持った場合に手を汚すといった問題が残る。
本考案は、そのような不都合を解消すべく創案されたもので、以下の特徴を備えたポンプを提供する。
本考案のポンプは、スクリューを内蔵した吸引パイプを備えたポンプ本体に供給ホースを取り付け、ポンプ本体内の電池でスクリューを駆動し、吸引パイプから供給ホースへと至る流路を通して流体を運ぶポンプである。
吸引パイプの上端近傍に、上記流路に空気を導入する空気導入口を設けるとともに、吸引パイプの長手方向に沿ってカバー部材を取り付けることで、当該吸引パイプとカバー部材の間に、空気導入口から、吸引パイプの下方位置の排出口に至る排液流路を形成したことを特徴としている。
上記構成を備えた本考案のポンプにおいては、サイフォン現象を抑制するために流路に常時開口する空気導入口を設けているが、この空気導入口から漏れ出た灯油は、吸引パイプとカバー部材の間に形成された排液流路を通って下方に流れ、排出口から排出される。そして、排液流路は、カバー部材の内側にあって外部から遮蔽されているので、排液流路を流れる灯油が周囲や使用者の手を汚すことがない。
本考案の実施形態を添付の図面を参照して、以下に詳細に説明する。図1は一実施形態に係る電動灯油ポンプ1の正面図を、図2はその分解図を、それぞれ示している。
電動灯油ポンプ1は、例えば、灯油の入ったポリタンクに吸引パイプ20を差し込み、一方、供給ホース30を石油ストーブの燃料タンクに差し込んで、ポリタンク内の灯油を燃料タンクに給油する。
吸引パイプ20と供給ホース30は、連結部材40で連結されて、この連結部材40がポンプ本体10内に収容される。すなわち、図2の分解図に示したように、ポンプ本体10は、2つの分割片10a、10bから構成されている。分割片10aは外面側を図示していて、分割片10bは内面側を図示している。そして、連結部材40は、2つの分割片10a、10bに挟み込まれるようにして、ポンプ本体10内に収容される。
図3は、組立後における電動ポンプ1の斜視図を示している(ただし、供給ホース30の図示は省略している)。
吸引パイプ20は、その上端が連結部材40の下連結部41に連結され、供給ホース30はその一端が連結部材40の横連結部42に連結され、これにより、吸引パイプ20から供給ホース30へと至る流路を構成している。
吸引パイプ20はその先端部20aの内部にスクリュー(不図示)を備えており、このスクリューが回転することにより、灯油の流れを生じさせる。ポンプ本体10内には、連結部材40の上方位置に乾電池(不図示)が収容されて、これにより、スクリューが駆動される。
乾電池とスクリューは、吸引パイプ20内に配設したコードによって電気接続される。ポンプ本体10の側面(分割片10a)には、スクリューのオン・オフを操作するスライド式のスイッチ11が配置され、その反対側(分割片10b)には、電池蓋12が配置される(図2)。
本考案の特徴は、吸引パイプ20の側面にカバー部材25を設け、この吸引パイプ20とカバー部材25との間に排液流路28を構成した点にある。図4はこれを説明する断面図である。
図4(a)は、図1中の4a−4a線断面図であって、吸引パイプ20の側面にカバー部材25を取り付けた状態を示している。図4(b)は、図2中の4b−4b線断面図であって、吸引パイプ20からカバー部材25を外した状態を示している。
吸引パイプ20は、ブロー成形された筒状の部材であって、その側面に畝部27が形成されており、当該畝部27の両側に凹部27a、27aが形成されている。一方、カバー部材25は、射出成形された円弧状断面の細長い部材であって、その裏面から2本の脚部25a、25aが突出している。
脚部25a、25aが凹部27a、27a内に弾性係合することで、吸引パイプ20の側面にカバー部材25が固定され、両者の間には、吸引パイプ20の長手方向に沿って延在する排液流路28が形成される(図4(a))。
排液流路28は、次に説明する通り、吸引パイプ20上端近傍の空気導入口21から、吸引パイプ20下方位置の排出口22に至る流路である。
図5(a)は、カバー部材25を取り外した状態の吸引パイプ20を、畝部27を正面側に向けて示したものである。
図中に一部拡大して示したように、吸引パイプ20の上端近傍において、畝部27に空気導入口21を形成している。空気導入口21は、スイッチ11をオフにして給油を停止する場合に、流路内に空気を導入してサイフォン現象を抑制するために設けられたものであるが、常時開口しているために、ここから灯油が漏れ出す。
なお、空気導入口21から流路内に入る空気は、主として、次の経路を通って外部から引き込まれる。すなわち、例えば図5(a)において、カバー部材25の上端部25bの位置を、畝部27の上端部27bの位置よりもやや下方にズラすことで、カバー部材25を吸引パイプ20に固定した場合に当該上端部に隙間(不図示)が生じるように構成する。あるいは、カバー部材25の上端部25bに切欠きを設けることで、同様の隙間(不図示)を構成する。このようにして構成した隙間を通して引き込まれた外部の空気が空気導入口21から流路内に導入される。
本考案では、漏れ出た灯油の流路をカバー部材25で覆って、灯油が周囲を汚したり、使用者の手を汚すことのないように構成している。
図5(b)は、図5(a)の状態から、カバー部材25を吸引パイプ20の側面に取り付けた状態を示している。
カバー部材25を吸引パイプ20に取り付けると、カバー部材25の下端と吸引パイプ20との間に開口(隙間)22が生じることとなるように、カバー部材25および吸引パイプ20の物理的形状を適宜定める(開口が生じるものであれば、どのような形状であってもよい)。
この開口22が漏れ出た灯油の排出口22として機能する。
すなわち、空気導入口21から漏れ出た灯油は、吸引パイプ20とカバー部材25の間に形成された排液流路28を通って下方に流れ、排出口22から排出される。そして、排液流路28は、カバー部材25の内側にあって外部から遮蔽されているので、排液流路28を流れる灯油が周囲や使用者の手を汚すことを防止できる。
空気導入口21は、流路内に空気を採り入れることができる開口であれば、どのような形態であってもよいが、図6に示したように、吸引パイプの下方位置に向かって開口していることが好ましい。
図6(a)では、吸引パイプ20の周壁から外方に突出するドーム状の隆起部51が形成されており、その下方側の斜面に開口が形成されている。また、図6(b)では、吸引パイプ20の周壁から内方に突出するドーム状の隆起部52が形成されており、その上方側の斜面に開口が形成されている。
図6(a)、(b)いずれの例においても、開口が下方側を向いているため、矢印で示したように、漏れ出た灯油が下方に向かってスムーズに流れるというメリットがある。
また、開口が下方側を向いていると、空気導入口21から灯油が勢いよく漏れ出た場合であっても、灯油が上方向に向かうことはない。つまり、図5(a)中カバー部材25の上端部25bに設けた不図示の上記隙間(外部の空気を空気導入口21に向けて取り入れるために設けた隙間)から灯油が飛び出す、といった不都合も生じない。
本考案の一実施形態に係る電動灯油ポンプの正面図。 図1の電動灯油ポンプの分解図。 図1の電動灯油ポンプの組立斜視図(供給ホースは省略)。 図1中の4a−4a線断面図および図2中の4b−4b線断面図。 図1の電動灯油ポンプにおける吸引パイプとカバー部材を、取付け状態および取外し状態で示す図。 空気導入口の例を説明する断面図。
符号の説明
1 電動灯油ポンプ
10 ポンプ本体
10a、10b 分割片
11 スイッチ
12 電池蓋
20 吸引パイプ
20a 吸引パイプの先端部
21 空気導入口
22 排出口
25 カバー部材
25a 脚部
25b カバー部材の上端部
27 畝部
27a 凹部
27b 畝部の上端部
28 排液流路
30 供給ホース
40 連結部材
41 下連結部
42 横連結部
51 外方に突出する隆起部
52 内方に突出する隆起部

Claims (2)

  1. スクリューを内蔵した吸引パイプ(20)を備えたポンプ本体(10)に供給ホース(30)を取り付け、ポンプ本体(10)内の電池でスクリューを駆動し、
    吸引パイプ(20)から供給ホース(30)へと至る流路を通して流体を運ぶポンプにおいて、
    吸引パイプ(20)の上端近傍に、上記流路に空気を導入する空気導入口(21)を設けるとともに、
    吸引パイプ(20)の長手方向に沿ってカバー部材(25)を取り付けることで、当該吸引パイプ(20)とカバー部材(25)の間に、上記空気導入口(21)から、吸引パイプの下方位置の排出口(22)に至る排液流路(28)を形成したことを特徴とする、ポンプ。
  2. 上記空気導入口(21)は、吸引パイプ(20)の周壁から外方または内方に突出する隆起部(51、52)の斜面に形成されていて、吸引パイプの下方位置に向かって開口していることを特徴とする、請求項1記載のポンプ。
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