JP3722105B2 - 液体供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ポリタンク内の灯油をストーブの内蔵タンクに供給する際等に用いて好適な液体供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリタンク等に備蓄した灯油をストーブの内蔵タンクに供給する際には、給油ポンプが用いられるのが一般的である。従来の給油ポンプとしては、例えば、特許文献1に開示されるような電動式の給油ポンプや、特許文献2に開示されるような手動式の給油ポンプが知られている。
これら給油ポンプには、上記何れの方式においても、ポリタンク内の灯油を汲み上げるためのパイプと、パイプから汲み上げた灯油を内蔵タンクに供給するためのホースとが設けられている。これら給油ポンプを用いて、ポリタンク内の灯油をストーブの内蔵タンクに供給する場合には、ポリタンクの開口部と内蔵タンクの開口部をそれぞれ開放して、ポリタンクの開口部から給油ポンプのパイプを挿入するとともに、内蔵タンクの開口部から給油ポンプのホースを差し込んで、電動式または手動式のポンプを作動させるといった操作が必要になる。一方、灯油の供給が完了した後には、給油ポンプのパイプやホースをそれぞれ引き抜いて、各々のタンクの開口部をキャップ等の蓋部材で閉塞するといった操作が必要になる。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−280189号公報(段落0012、図1)
【特許文献2】
特開平6−123422号公報(段落0015、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の給油ポンプにおいては、パイプやホースをタンクから引き抜く際に、それらの内部に残留した灯油が垂れ落ちて、床が汚れたり、周囲に不快な臭いが発生したりするという問題点があった。
また、ポリタンク内の灯油をストーブの内蔵タンクに供給する際に、ポリタンクや内蔵タンクの開口部を蓋部材で開閉しなければならないという煩わしさがあり、その操作の際に、蓋部材に付着している灯油が手などに付き易いという問題点もあった。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、床や手を汚すことなく、一方の容器(例えば、ポリタンクなど)内の液体(例えば、灯油など)を他方の容器(例えば、ストーブの内蔵タンクなど)内に容易に移すことができる液体供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、一方の容器内の液体を他方の容器内に供給するための液体供給装置であって、上記一方の容器の開口部に装着される送出ユニットと、この送出ユニットと結合・分離自在に構成され、上記他方の容器の開口部に装着される受入ユニットとを備え、上記送出ユニットは、上記一方の容器の開口部に着脱自在に取り付けられ、上記液体の排出孔と突出片とが設けられた送出ユニット本体と、上記一方の容器内に配置され一端が上記排出孔に接続されたパイプと、上記パイプの他端側から吸引した液体を上記排出孔に向けて送出するポンプとを備える一方、上記受入ユニットは、上記他方の容器の開口部に取り付けられるとともに上記送出ユニット本体と結合・分離自在に構成され、結合状態において上記排出孔に連通する注入孔が設けられた受入ユニット本体と、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に、上記突出片との協働により上記注入孔を開放する一方、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが分離した際に上記注入孔を閉塞する注入孔開閉手段と、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に上記ポンプを作動させる一方、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが分離した際に上記ポンプの作動を停止させるポンプ作動スイッチとを備え、上記受入ユニット本体は、筒状の取付フレームと、この取付フレームの内部に摺動自在な状態で収納された筒状の可動部材とを有し、この可動部材の先端部には上記注入孔が形成される一方、この可動部材には、上記注入孔から流入した液体を上方に案内するパイプが接続されて、このパイプ内を通って液体が供給されるようになっていることを特徴とするものである。
【0007】
この請求項1に記載の本発明に係る液体供給装置によれば、送出ユニット本体と受入ユニット本体とが結合した際に、注入孔開閉手段と突出片との協働により注入孔が開放されて、当該注入孔と排出孔を介して、一方の容器と他方の容器とが互いに連通状態になるとともに、上記注入孔の開放に伴いポンプが作動して、当該ポンプにより一方の容器内の液体が排出孔に向けて送出される。その結果、一方の容器内の液体が他方の容器内に送り込まれることとなる。
一方、送出ユニット本体と受入ユニット本体とが分離した際には、注入孔が閉塞されて、注入孔からの液体の流出が防止されるとともに、上記注入孔の閉塞に伴いポンプの作動が停止され、その結果、一方の容器から他方の容器への液体の供給が停止されることとなる。
【0008】
すなわち、送出ユニットと受入ユニットとを結合・分離する操作のみで、一方の容器から他方の容器に液体を供給したり、その供給を停止したりすることができる。また、パイプやホースを容器から引き抜く操作等が不要になることから、容器内の液体が垂れ落ちて床が汚れたり、垂れ落ちた液体から不快な臭いが発生したりする虞もなくなる。
したがって、床や手を汚すことなく、一方の容器内の液体を他方の容器内に容易に移すことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液体供給装置において、上記注入孔開閉手段は、上記可動部材の先端位置に配置され、上記注入孔を閉塞する第1状態と上記注入孔を開放する第2状態とに切換可能な球状の弁体と、上記弁体に付勢力を付与して上記弁体を上記第1状態で維持する付勢部材とを備えてなり、上記弁体は、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に、上記付勢方向と反対方向の押圧を上記突出片より受けて、上記第2状態に変換されるようになっていることを特徴とするものである。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、送出ユニット本体と受入ユニット本体とが結合した際には、弁体が突出片の押圧を受けて、注入孔が自動的に開放される一方で、両ユニット本体が分離した際には、弁体が付勢部材により付勢されて、注入孔が自動的に閉塞されることとなる。したがって、注入孔の開閉操作が不要になり、注入孔からの液漏れを防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液体供給装置において、上記ポンプ作動スイッチは、上記ポンプへの通電を維持する閉状態と上記ポンプへの通電を停止する開状態とに切換可能な接点を備えるとともに、上記弁体の状態遷移に伴い上記接点の開閉状態を切換可能な切換部材を備えることを特徴とするものである。
【0012】
この請求項3に記載の発明によれば、弁体の状態遷移に伴い接点の開閉状態が切り換えられるので、注入孔の開閉操作とポンプの作動タイミングを合わせることができ、例えば、注入孔が開く前にポンプが作動したり、ポンプが停止する前に注入孔が閉じたりすることを防止することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液体供給装置において、上記他方の容器の内部にはフロートが収納され、当該フロートが浮力によって所定高さ以上に上昇したときに、当該フロートの押圧を受けて、上記接点が開状態に変換されるようになっていることを特徴とするものである。
【0014】
この請求項4に記載の発明によれば、フロートが浮力によって所定高さ以上に上昇したときに、当該フロートの押圧を受けて、ポンプ作動スイッチの接点が開状態に変換されるので、他方の容器内に所定量の液体が供給されたところで自動的に液体の供給が停止されることとなる。したがって、他方の容器に液体が過剰に供給されて他方の容器から液体が溢れ出すといった不具合の発生を未然に防止することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の液体供給装置において、上記他方の容器には、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に開放され、両ユニット本体が分離した際に閉塞される通気孔が設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
この請求項5に記載の発明によれば、送出ユニット本体と受入ユニット本体との結合状態に応じて開閉される通気孔が他方の容器に設けられているので、液体の供給時には通気孔を介してエア抜きが行われて、一方の容器内の液体を他方の容器内に円滑に供給することができるとともに、液体の供給が行われていない間には、他方の容器が密閉状態で維持されて、通気孔を介して内部の液体やその臭いが外部に漏れるのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は、本発明に係る液体供給装置の一実施形態を示すものである。この液体供給装置は、ポリタンク(一方の容器)1内の灯油(液体)をストーブの内蔵タンク(他方の容器)2内に供給するためのもので、ポリタンク1の開口部(灯油の出入口)1aに装着された送出ユニット10と、内蔵タンク2の開口部(灯油の出入口)2aに装着された受入ユニット20とにより構成されている。なお、この実施形態では、ポリタンク1の上方に内蔵タンク2を配置して両タンクの開口部1a、2aを互いに対向させた状態で、送出ユニット10と受入ユニット20とが互いに結合されるようになっている。
【0018】
送出ユニット10は、送出ユニット本体11、パイプ16、ポンプ17、固定部材18等により構成されている。
送出ユニット本体11は、筒状の取付フレーム12と、この取付フレーム12の内部に水平な状態(軸線と垂直な状態)で取り付けられた板状のベース部材13とを備えている。これら取付フレーム12およびベース部材13は何れも導電性を有する材料(例えば、金属や導電性樹脂など)によって形成されている。
【0019】
取付フレーム12は、その外径がポリタンク1の開口部1aとほぼ同じ寸法に設定されている。この取付フレーム12の上部には、位置決め用の鍔部12aが周方向に形成され、この鍔部12aが開口部1aの周縁部で係止されることにより、取付フレーム12の上半部がポリタンク1の外側に突出する状態で配置されるようになっている。
また、取付フレーム12の内部には、軸線方向の中間部に段部12bが形成されている。この段部12bの上側は下側よりも内径が大きくなっており、この段部12bの水平面には、ベース部材13の周縁部が固着されている。そして、このベース部材13の上側には、受入ユニット20の先端部を嵌入するための第一凹部12cが形成され、ベース部材13の下側には、パイプ16の一端を取り付けるための第二凹部12dが形成されている。また、取付フレーム12の側壁内には、パイプ16の内部からポリタンク1の外部に向けてポンプ17の電源線17aを通すための配線挿通孔12eが穿設されている。
【0020】
また、ベース部材13の中心部には、先端部が円錐状に形成された突出片14がポリタンク1の外側(上方)に向けて突設されている。この突出片14の周囲には、ベース部材13を厚み方向に貫通する複数の排出孔15が設けられ、これら排出孔15を介して、上記第二凹部12dに取り付けられたパイプ16と、上記第一凹部12cに嵌入された受入ユニット20の注入孔25とが互いに連通するようになっている。
【0021】
パイプ16は、導電性を有する材料によって形成され、その一端が上記のように送出ユニット本体11の第二凹部12dに取り付けられる一方、他端が開放された状態でポリタンク1の底部に配置されている。このパイプ16の中途部には、パイプ16の他端側から吸引した灯油を排出孔15に向けて送出する電動式のポンプ17が取り付けられている。このポンプ17からは、外周部が絶縁材によって被覆された一対の電源線17a、17bが延び、その一方の電源線17aは、パイプ16および配線挿通孔12eを通ってポリタンク1の外部に導き出され、その先端部が電池19の一方の電極(図示例では負極)に接続されている。この電源線17aと配線挿通孔12eとの隙間には、当該隙間を介して灯油漏れ等が生じることのないように、ゴム等のシール部材が充填されている。一方、ポンプ17から延びる他方の電源線17bは、その先端部がパイプ16の側壁に半田等で接合されている。これにより、電源線17b、パイプ16、取付フレーム12およびベース部材13の各々が電気的に接続された状態となっている。
【0022】
固定部材18は、送出ユニット本体11をポリタンク1に固定するための部材である。この固定部材18は、ポリタンク1の開口部1a周縁の起立壁1bに螺合するネジ溝を内周側に有する筒部18aと、この筒部18aが起立壁1bと螺合した状態において取付フレーム12の鍔部12aを起立壁1bの上端面との間に挟み込む状態で押さえ付ける係止部18bとを備えている。
【0023】
このように構成される送出ユニット10をポリタンク1の開口部1aに装着する際には、送出ユニット10のパイプ16側を開口部1aからポリタンク1の内部に挿入して行き、取付フレーム12の鍔部12aが開口部1aの周縁で係止されたところで、固定部材18を開口部1a周縁の起立壁1bに取り付ける。これにより、送出ユニット10が位置決めされた状態でポリタンク1の開口部1aに装着された状態となる。一方、この状態から、上記と反対の操作を行うようにすれば、送出ユニット10をポリタンク1の開口部1aから簡単に取り外すことができる。
【0024】
受入ユニット20は、受入ユニット本体21、ロッド26、弁体24、アーム(切換部材)29、フロート28、通気孔開閉部材31等により構成されている。
受入ユニット本体21は、筒状の取付フレーム22と、この取付フレーム22の内部に摺動自在な状態で収納された可動部材23とを備えている。
【0025】
取付フレーム22は、内蔵タンク2の開口部2aの内径とほぼ同寸法の外径を有し、下半部が内蔵タンク2の外側に突出する状態で内蔵タンク2に取り付けられている。この取付フレーム22は、内蔵タンク2の外部に突出する先端部分が、送出ユニット本体11の第一凹部12cに嵌入し得る形状および寸法に形成され、図4に示すように、当該取付フレーム22の先端面(下端面)がベース部材13の上面に当接した状態において、鍔部22aの下面が送出ユニット10の取付フレーム12の先端面(上端面)に当接するようになっている。また、取付フレーム22は、軸線方向の両端側にそれぞれ開口部を有し、上端側の開口部からはパイプ27が延出し、下端側の開口部からは可動部材23の先端部が出没できるように構成されている。
また、取付フレーム22の先端部(下端部)には、先端に向けて内径および外径が狭まる方向の傾斜が内周面と外周面のそれぞれに付けられている。さらに、取付フレーム22には、内蔵タンク2内の側壁に、径方向に貫通する貫通孔22bが周方向に沿って複数設けられている。
【0026】
一方、可動部材23は筒状に形成され、その軸線方向の両端側にそれぞれ開口部を備えている。この可動部材23の上端側の開口部には、パイプ27の一端が接続され、この可動部材23とパイプ27の内部には、可動部材23の下端側の開口部(以下、注入孔25と称する。)から流入した灯油を上方に案内する流路27aが形成されている。
この可動部材23の先端部(下端部)には、取付フレーム22の先端部とほぼ同じ角度の傾斜が内周面と外周面のそれぞれに付けられている。すなわち、可動部材23の先端外周面が取付フレーム22の先端内周面に当接するまでの範囲に、可動部材23の可動範囲が制限され、両者が当接した状態において、可動部材23の先端部が取付フレーム22の下端側開口部から外部に所定量突出するようになっている。
【0027】
また、可動部材23の基端部(上端部)には、当該可動部材23を取付フレーム22の先端方向に付勢するバネ材33が取り付けられている。そして、可動部材23の側壁には、当該可動部材23の先端部が取付フレーム22に当接した状態のときに取付フレーム22の貫通孔22bに対向配置される溝23aが周方向に形成され、この溝23aの底部には、当該側壁を径方向に貫通する貫通孔23bが複数設けられている。さらに、可動部材23の上端側には、ロッド26を軸方向に移動自在な状態で保持する軸受け23cが設けられている。
【0028】
ロッド26は金属製の棒状部材であって、その先端部(下端部)には球状の弁体24が取り付けられている。この実施形態では、注入孔25の内径より大径の直径を有する鋼球によって弁体24が構成されている。この弁体24は、可動部材23の先端位置に配置されて注入孔25を閉塞する第1状態(図1の状態)と、上記先端位置から後退して注入孔25を開放する第2状態(図4の状態)とに可逆的に切換可能となっている。この弁体24には、当該弁体24を可動部材23の先端方向に付勢するバネ材(付勢部材)32が接続されている。このため、送出ユニット本体11と受入ユニット本体21とが分離した状態においては、弁体24が上記第1状態で維持される。
【0029】
また、弁体24は、突出片14と対応する位置に配置され、その下端部に、突出片14の先端部を嵌入するための凹部24aを備えている。すなわち、弁体24は、送出ユニット本体11と受入ユニット本体21とが結合した際に、バネ材32の付勢方向と反対方向の押圧を突出片14より受けて、上記第2状態に変換されるようになっている。
【0030】
一方、ロッド26の基端部(上端部)には、支軸29aを中心に揺動自在な状態でアーム29が取り付けられている。このアーム29の一端側には、内蔵タンク2に固着された固定接点30aと対をなす可動接点30bが設けられている。また、アーム29には、可動接点30bが固定接点30aに近接する回動方向に当該アーム29を付勢するバネ材34が接続されている。そして、アーム29は、ロッド26や弁体24と同様に、金属製の部材によって構成され、それぞれが電気的に接続された状態となっている。したがって、弁体24と突出片14とが当接した状態においては、ポンプ17から延びる電源線17bと可動接点30bとが電気的に接続された状態となる。また、固定接点30aには、ポンプ17の電源となる電池19の一方の電極(図示例では正極)から延びる電源線17cが接続されていることから、可動接点30bと固定接点30aとが接触して接点30が閉じた状態においてはポンプ17への通電が行われ、可動接点30bと固定接点30aとが離間して接点30が開いた状態においてはポンプ17への通電が停止されることとなる。すなわち、本発明に係るポンプ作動スイッチが、可動接点30bと固定接点30aの組合せからなる接点30とアーム29とにより構成されている。なお、内蔵タンク2には、接点30の周囲を被覆して内蔵タンク2内の灯油から当該接点30を隔離するためのカバー部材等を設けることが望ましい。
【0031】
また、アーム29の下方には、パイプ27の外周面に沿って昇降自在な状態でフロート28が配置されている。このフロート28は、内蔵タンク2内の灯油量に応じて昇降し、内蔵タンク2内に所定量の灯油が供給された際に、アーム29の他端側を浮力により押し上げて、可動接点30bと固定接点30aとを互いに離間させるようになっている。
【0032】
また、ロッド26の基端部には、内蔵タンク2の天井面に設けられた通気孔2b(図3)を開閉するための通気孔開閉部材31が接続されている。この通気孔開閉部材31は、通気孔2bの内径よりも小径の外径を有するシャフト部31aと、このシャフト部31aの両端に設けられたフランジ部31bとを備えて構成されている。シャフト部31aは、通気孔2bを介して内蔵タンク2の天井面を貫通する状態で設けられ、上端側のフランジ部31bは、内蔵タンク2の外部に配置されている。すなわち、シャフト部31aと通気孔2bとの間に生じる隙間を上端側のフランジ部31bで開閉するようになっている。この通気孔開閉部材31は、シャフト部31aの外周に巻回されたバネ材35によって、上端側のフランジ部31bが内蔵タンク2の天井面に当接する方向(通気孔2bを閉塞する方向)に付勢された状態となっている。
【0033】
次に、上記構成からなる液体供給装置の作用を説明する。図1に示すように、ポリタンク1の送出ユニット10と内蔵タンク2の受入ユニット20とが分離した状態においては、バネ材33の付勢により可動部材23の先端部が取付フレーム22の下端側開口部を介して外部に突出するとともに、取付フレーム22の貫通孔22bと可動部材23の溝23aとが互いに対向配置されて、受入ユニット本体21の内側と外側の空間が内蔵タンク2の内部で連通状態となっている。また、バネ材32の付勢により弁体24が注入孔25を閉塞し、且つ通気孔開閉部材31が通気孔2bを閉塞する状態となっている。また、固定接点30aと可動接点30bとが互いに離間して、ポンプ17への通電が停止された状態となっている。
【0034】
この状態から、受入ユニット20を送出ユニット10に接近させて、受入ユニット本体21の先端部を送出ユニット本体11の第一凹部12cに嵌入させて行くと、図2に示すように、先ず、受入ユニット20の弁体24が送出ユニット10の突出片14と当接する。これにより、パイプ16、取付フレーム12、ベース部材13、弁体24、ロッド26およびアーム29を介して、ポンプ17から延びる電源線17bと可動接点30bとが電気的に接続された状態となる。
【0035】
この状態から、さらに受入ユニット本体21の先端部を第一凹部12cに嵌入させて行くと、弁体24が突出片14の押圧を受けて可動部材23の先端位置から後退することにより、弁体24と可動部材23との間に隙間が生じて注入孔25が開放される。これにより、ポリタンク1と内蔵タンク2とが注入孔25および排出孔15を介して互いに連通状態になる。また、弁体24の後退に伴い、ロッド26とともに通気孔開閉部材31が押し上げられて、通気孔2bが開放される。
【0036】
この状態から、さらに受入ユニット本体21の先端部を第一凹部12cに嵌入させて行くと、図3に示すように、先ず、可動部材23の先端部がベース部材13の上面に当接し、次いで、図4に示すように、可動部材23がベース部材13の押圧を受けて後退し、その後、取付フレーム22の先端面がベース部材13の上面に当接するとともに、鍔部22aの下面が取付フレーム12の先端面に当接する。これにより、受入ユニット本体21と送出ユニット本体11とが互いに結合された状態となる。また、この状態においては、ロッド26とともにアーム29が押し上げられて、可動接点30bと固定接点30aとが接触し(接点30が閉じ)、ポンプ17への通電が開始される。その結果、ポンプ17が作動して、ポリタンク1内の灯油が排出孔15および注入孔25を介して内蔵タンク2内に送り込まれる。さらに、この状態においては、取付フレーム22の貫通孔22bが可動部材23の側壁により閉塞されて、注入孔25から可動部材23の内部に流入した灯油がパイプ27を通って受入ユニット20の周囲に放出される。
【0037】
そして、内蔵タンク2内の灯油の液面が取付フレーム22の高さ以上になると、フロート28が浮力によって上昇を始め、図5に示すように、所定高さ以上に到達すると、フロート28の押圧を受けてアーム29が回動し、これにより、固定接点30aと可動接点30bとが互いに離間して(接点30が開状態となって)、ポンプ17への通電が停止される。その結果、ポンプ17が作動を停止して、内蔵タンク2への灯油の供給が停止される。以上により、ポリタンク1から内蔵タンク2への灯油の供給が完了となり、内蔵タンク2の内部に所要量の灯油が充填された状態となる。
【0038】
そして、この状態から、内蔵タンク2を持ち上げて、受入ユニット本体21の先端部を第一凹部12cから離脱させて行くと、バネ材33の付勢により可動部材23の先端部が外部に押し出されるとともに、バネ材32の付勢により弁体24が可動部材23の先端方向に押し出されて、注入孔25が弁体24によって閉塞される。また、弁体24が押し出されるのに伴い、通気孔開閉部材31が内蔵タンク2の内部に引き込まれて通気孔2bが通気孔開閉部材31のフランジ部31bによって閉塞される。
【0039】
なお、送出ユニット本体11と同様の機能を有するアダプタをストーブの給油口に予め取り付けておくようにすれば、上記と同様の手順で、内蔵タンク2の受入ユニット20とアダプタとを結合または分離させることができる。その際には、受入ユニット20とアダプタの結合状態に応じて注入孔25の開閉が自動的に行われることとなるので、内蔵タンク2をストーブに着脱するのも容易となる。
【0040】
以上のように、この実施の形態の液体供給装置によれば、送出ユニット本体11と受入ユニット本体21とが結合した際に、突出片14が弁体24を可動部材23の内部に押し込むことにより注入孔25が開放されて、当該注入孔25と排出孔15を介して、ポリタンク1の内部と内蔵タンク2の内部とが互いに連通状態になるとともに、注入孔25の開放に伴いポンプ17が作動して、当該ポンプ17によりポリタンク1内の灯油が内蔵タンク2内に送り込まれることとなる。一方、送出ユニット本体11と受入ユニット本体21とが分離した際には、バネ材32が弁体24を可動部材23の先端部に押し出すことにより注入孔25が閉塞されて、灯油の流路が遮断されるとともに、注入孔25の閉塞に伴いポンプ17の作動が停止されて、ポリタンク1から内蔵タンク2への灯油の供給が停止されることとなる。
【0041】
すなわち、送出ユニット10と受入ユニット20とを結合・分離する操作のみで、ポリタンク1から内蔵タンク2に灯油を供給したり、その供給を停止したりすることができる。また、パイプやホースを内蔵タンク2から引き抜く操作等が不要になることから、内蔵タンク2内の灯油が垂れ落ちて床が汚れたり、垂れ落ちた灯油から不快な臭いが発生したりする虞もなくなる。
したがって、床や手を汚すことなく、ポリタンク1内の灯油を内蔵タンク2内に容易に移すことができる。
【0042】
また、弁体24の状態遷移に伴い接点30の開閉状態が切り換えられるので、注入孔25の開閉操作とポンプ17の作動タイミングを合わせることができ、例えば、注入孔25が開く前にポンプ17が作動したり、ポンプ17が停止する前に注入孔25が閉じたりすることを防止することができる。
また、所定量の灯油が内蔵タンク2に供給されたところで、ポンプ作動スイッチの接点30がフロート28により開状態に変換されて、ポンプ17の作動が自動的に停止されるので、内蔵タンク2に供給される灯油の量を適正量に保つことができ、内蔵タンク2から灯油が溢れ出すといった不具合の発生を極力防止することができる。
【0043】
さらに、送出ユニット本体11と受入ユニット本体21との結合状態に応じて開閉される通気孔2bが内蔵タンク2に設けられているので、灯油の供給時には通気孔2bを介してエア抜きが行われて、ポリタンク1内の灯油を内蔵タンク2内に円滑に供給することができるとともに、灯油の供給が行われていない間には、内蔵タンク2が密閉状態で維持されて、通気孔2bを介して内部の灯油やその臭いが外部に漏れるのを防止することができる。
【0044】
なお、本実施形態では、受入ユニット20と送出ユニット10を装着する容器の組合せとして、ストーブの内蔵タンク2とポリタンク1の組合せを例示したが、これに限られるものではなく、その他の容器の組合せであってもよい。また、本実施形態では、一方の容器内から他方の容器内に供給する液体として灯油を例示したが、例えば、その他の液体燃料や薬品などの液体であってもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る液体供給装置によれば、送出ユニットと受入ユニットとを結合・分離する操作のみで、一方の容器から他方の容器に液体を供給したり、その供給を停止したりすることができる。また、パイプやホースを容器から引き抜く操作等が不要になることから、容器内の液体が垂れ落ちて床が汚れたり、垂れ落ちた液体から不快な臭いが発生したりする虞もなくなる。
したがって、床や手を汚すことなく、一方の容器内の液体を他方の容器内に容易に移すことができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、送出ユニット本体と受入ユニット本体との結合状態に応じて注入孔が自動的に開閉されることから、注入孔を開閉する手間を省くことができる。
請求項3に記載の発明によれば、注入孔の開閉操作とポンプの作動タイミングを合わせることができ、例えば、注入孔が開く前にポンプが作動したり、ポンプが停止する前に注入孔が閉じたりすることを防止することができる。
【0047】
請求項4に記載の発明によれば、他方の容器に液体が過剰に供給されて他方の容器から液体が溢れ出すといった不具合の発生を未然に防止することができる。請求項5に記載の発明によれば、液体の供給時には通気孔を介してエア抜きが行われて、一方の容器内の液体を他方の容器内に円滑に供給することができるとともに、液体の供給が行われていない間には、他方の容器が密閉状態で維持されて、通気孔を介して内部の液体やその臭いが外部に漏れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体供給装置の一実施形態を示す概略構成図で、送出ユニットと受入ユニットとが分離した状態を示している。
【図2】図1の送出ユニットと受入ユニットとが結合または分離する過程の状態を示す図である。
【図3】図1の送出ユニットと受入ユニットとが結合または分離する過程の状態を示す図である。
【図4】図1の送出ユニットと受入ユニットとが結合した状態を示す図である。
【図5】図1の受入ユニットに所定量の灯油が供給された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ポリタンク(一方の容器)
1a 開口部
2 内蔵タンク(他方の容器)
2a 開口部
2b 通気孔
10 送出ユニット
11 送出ユニット本体
14 突出片
15 排出孔
16 パイプ
17 ポンプ
20 受入ユニット
21 受入ユニット本体
24 弁体
25 注入孔
28 フロート
29 アーム(切換部材)
30 接点
32 バネ材(付勢部材)
Claims (5)
- 一方の容器内の液体を他方の容器内に供給するための液体供給装置であって、
上記一方の容器の開口部に装着される送出ユニットと、この送出ユニットと結合・分離自在に構成され、上記他方の容器の開口部に装着される受入ユニットとを備え、
上記送出ユニットは、
上記一方の容器の開口部に着脱自在に取り付けられ、上記液体の排出孔と突出片とが設けられた送出ユニット本体と、
上記一方の容器内に配置され一端が上記排出孔に接続されたパイプと、
上記パイプの他端側から吸引した液体を上記排出孔に向けて送出するポンプとを備える一方、
上記受入ユニットは、
上記他方の容器の開口部に取り付けられるとともに上記送出ユニット本体と結合・分離自在に構成され、結合状態において上記排出孔に連通する注入孔が設けられた受入ユニット本体と、
上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に、上記突出片との協働により上記注入孔を開放する一方、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが分離した際に上記注入孔を閉塞する注入孔開閉手段と、
上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に上記ポンプを作動させる一方、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが分離した際に上記ポンプの作動を停止させるポンプ作動スイッチとを備え、
上記受入ユニット本体は、筒状の取付フレームと、この取付フレームの内部に摺動自在な状態で収納された筒状の可動部材とを有し、この可動部材の先端部には上記注入孔が形成される一方、この可動部材には、上記注入孔から流入した液体を上方に案内するパイプが接続されて、このパイプ内を通って液体が供給されるようになっていることを特徴とする液体供給装置。 - 上記注入孔開閉手段は、上記可動部材の先端位置に配置され、上記注入孔を閉塞する第1状態と上記注入孔を開放する第2状態とに切換可能な球状の弁体と、上記弁体に付勢力を付与して上記弁体を上記第1状態で維持する付勢部材とを備えてなり、
上記弁体は、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に、上記付勢方向と反対方向の押圧を上記突出片より受けて、上記第2状態に変換されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。 - 上記ポンプ作動スイッチは、上記ポンプへの通電を維持する閉状態と上記ポンプへの通電を停止する開状態とに切換可能な接点を備えるとともに、上記弁体の状態遷移に伴い上記接点の開閉状態を切換可能な切換部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。
- 上記他方の容器の内部にはフロートが収納され、当該フロートが浮力によって所定高さ以上に上昇したときに、当該フロートの押圧を受けて、上記接点が開状態に変換されるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の液体供給装置。
- 上記他方の容器には、上記送出ユニット本体と上記受入ユニット本体とが結合した際に開放され、両ユニット本体が分離した際に閉塞される通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体供給装置。
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