JPH0731644B2 - メッセージ転送チェック方法 - Google Patents

メッセージ転送チェック方法

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JPH0731644B2
JPH0731644B2 JP1189895A JP18989589A JPH0731644B2 JP H0731644 B2 JPH0731644 B2 JP H0731644B2 JP 1189895 A JP1189895 A JP 1189895A JP 18989589 A JP18989589 A JP 18989589A JP H0731644 B2 JPH0731644 B2 JP H0731644B2
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message
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プロセッサが搭載されデータをパケット形式
で転送するメッセージ転送機能を有するボードをシステ
ムバスに複数接続しマルチプロセッサシステムに於いて
メッセージ転送が正常に行なわれるか否かをチェックす
るメッセージ転送チェック方法に関する。
〔従来の技術〕 メッセージ転送機能を有するボードをシステムバスに複
数接続し、電源投入後にマスタボードからスレーブボー
ドに対してメッセージ転送により、実行プログラム等の
データを転送するようにしたマルチプロセッサシステム
は従来より実用化されており、このようなスシテムに於
いては一般にメッセージ転送に先立ってメッセージ転送
が正常に行なわれるか否かをチェックしている。ところ
で、このようなマルチプロセッサシステムに於いて、メ
ッセージ転送が正常に行なわれるか否かをチェックする
場合、従来は、マルチプロセッサシステムを構成する各
ボード内のプロセッサが自ボード内に設けられたメッセ
ージ転送を可能にするためのバスインタフェースを制御
してバスインタフェースに於いてメッセージをループバ
ックさせ、ループバックさせたメッセージと元のメッセ
ージとを比較することにより、或いは2枚のボード間で
予め定められているメッセージの送受信を行なわせ、メ
ッセージの正しく送受信できたか否かを確認する送受信
対向テストをマスタボードの制御のもとで全てのボード
間で行なわせることにより、メッセージ転送が正常に行
なわれるか否かをチェックしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来例の内、前者はシステムバスを介
したチェックとなっていないため、システムバス障害に
対するチェックを行なうことができないという問題があ
り、後者はシステムバスのチェックを行なうことはでき
るが、全てのボード間で対向テストを行なうため、処理
が繁雑になり、処理時間が長くなると共に、マスタボー
ドの負荷が大きくなるという問題がある。また、後者は
単に予め定められたメッセージを送受信し、それが正し
く送受信されたか否かを判断しているだけであるので、
メッセージ転送が正常に行なわれなかった場合の処理を
行う異常処理系のチェックを行なうことができないとい
う問題もある。
本発明の目的はシステムバス,異常処理系のチェックを
含めたメッセージ転送機能のチェックを短時間で行なえ
るようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、 システムバスにメッセージ転送機能を有するボードが複
数接続されたシステムに於いて、 前記システムバスにバス異常を発生させるバス異常発生
手段を接続し、 前記各ボードは再送された自ボード宛のメッセージ転送
チェックパケットを正常受信することにより。受信した
メッセージ転送チェックパケットに正常受信できたこと
を示す情報を付加したメッセージ転送チェックパケット
を自ボードの次のボードに対して送出し、 前記バス異常発生手段は前記各ボードからの第1回目の
メッセージ転送チェックパケットの送出を検出すること
により、前記システムバスにバス異常を発生させてメッ
セージ転送チェックパケットの転送元のボードにメッセ
ージ転送チェックパケットの再送処理を行なわせ、 再送したメッセージ転送チェックパケットが転送先で正
常受信されなかった転送元のボードは、再送したメッセ
ージ転送チェックパケットに正常受信されなかったこと
を示す情報を付加したメッセージ転送チェックパケット
を、再送したメッセージ転送チェックパケットを正常受
信できなかったボードの次のボードに対して送出する。
〔作 用〕
自ボード宛のメッセージ転送チェックパケットを正常受
信したボードは受信したメッセージ転送チェックパケッ
トに正常受信したことを示す情報を付加したメッセージ
転送チェックパケットを自ボードの次のボードに対して
送出する。しかし、第1回目の転送時にはバス異常発生
手段によりバス異常が発生されるので、転送先のボード
ではメッセージ転送チェックパケットを正常受信でき
ず、メッセージ転送チェックパケットの転送元のボード
からメッセージ転送チェックパケットが再送される。転
送先のボードはこの再送されたメッセージ転送チェック
パケットを正常受信した場合は、受信したメッセージ転
送チェックパケットに正常受信したことを示す情報を付
加し、次のボードへ送出する。また、再送したメッセー
ジ転送チェックパケットが転送先で正常受信されなかっ
た場合は、転送元のボードは再送したメッセージ転送チ
ェックパケットに正常受信できなかったことを示す情報
を付加し、再送されたメッセージ転送チェックパケット
を正常受信できなかったボードの次のボードへ送出す
る。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
第1図は本発明の実施例のブロック図であり、バスサー
ビスボード1と、マスタボード2と、スレーブボード3,
5と、非メッセージ転送ボード4と、バステストサービ
スボード6とがシステムバス7に接続されている。ま
た、システムバス7にはボードが実装されていない空き
スロット8が存在している。バスサービスボード1,マス
タボード2及びスレーブボード3,5はデータをパケット
形式で転送するメッセージ転送機能を有するボードであ
り、メッセージ転送をサポートするプロセッサ,バスイ
ンタフェース(図示せず)とメッセージの送受信をサポ
ートするプログラムと異常が発生した場合にメッセージ
の再送,異常処理等をサポートするプログラムを有して
いる。また、非メッセージ転送ボード4はメッセージ転
送機能を持たないボードであり、上記したメッセージ転
送をサポートするバスインタフェース,プログラム等は
有していない。但し、パケット形式以外の形でデータを
送受信することはできる。
第2図はメッセージが正常に行なわれるか否かをチェッ
クする際に転送されるメッセージ転送チェックパケット
の形式を示す図であり、ソースアドレスが収容されるソ
ースアドレス部21と、ディストネーションアドレスが収
容されるディストネーションアドレス部22と、メッセー
ジ転送チェックパケットであることを示すIDが収容され
パケットタイプID部23と、ボードの種類を示す情報或い
はスロット番号が収容されるボードID部24−1〜24−7
と、診断結果情報が収容される診断結果情報部25−1〜
25−7とから構成されている。
次に、本実施例の動作を説明する。電源投入後、バスサ
ービスボード1はバスリセット動作を行なう、バスサー
ビスボード1はバスリセット動作期間中にシステムバス
7に接続されている各ボード2〜6に対してそのボード
位置を示すIDを送出する。但し、この送出はシステムバ
ス7を介したメッセージ転送では行なわず、他の手段、
例えばID送出用の信号線(図示せず)により行なう。こ
の信号線はシステムバス7の各スロット対応に設けられ
ており、バスサービスボード1はボードの実装されてい
ない空きスロット8対応の信号線にもボード位置を示す
IDを出力する。尚、本実施例ではボード位置を示すIDと
して、バスサービスボード1は各ボードが実装されてい
るスロットの番号を送出するものとし、スロットの番号
はバスサービスボード1が実装されているスロットの番
号がシステムに於ける最初の番号となっており、以下マ
スタボード2が実装されているスロット,空きスロット
8,スレーブボード3が実装されているスロット,非メッ
セージ転送ボード4が実装されているスロット,スレー
ブボード5が実装されているスロット,バステストサー
ビスボード6が実装されているスロットの順になってい
るとする。また、各ボード1〜6に与えられているアド
レスはそれが実装されているスロットの番号と対応して
いるものとする。
バスサービスボード1は各ボード2〜6にボード位置を
示すIDとしてスロットの番号を送出すると、システムバ
ス7を介してマスタボード2に対してボード位置を示す
IDの送出が完了したことを通知し、また、各ボード2〜
6はバスサービスボード1から通知されたIDを内部の記
憶手段(図示せず)に設定する。
マスタボード2はバスサービスボード1からIDの送出が
完了したことを通知されると、先ず、システムに於ける
最初のスロットに実装されているバスサービスボード1
に対してメッセージ転送機能のチェックを実行すること
を指示するコマンドを発行する。バスサービスボード1
はマスタボード2から上記コマンドが加えられると、次
のスロットにボードが実装されているか否かを判断す
る。この判断は例えば自ボードが実装されているスロッ
トの次のスロットの番号に対応したアドレス及び応答を
要求するコマンドをシステムバス7に送出ることにより
行なわれ、応答の有無によりボードが実装されているか
否かを判断する。
そして、次のスロットにボードが実装されていると判断
した場合は、バスサービスボード1は第3図(a)に示
すように、ソースアドレス部21にバスサービスボード1
のアドレスを収容し、ディストネーションアドレス部22
にボードが実装されていると判断したスロットのスロッ
ト番号に対応したアドレス(マスタボード2のアドレ
ス)を、パケットタイプID部23にこのパケットがメッセ
ージ転送チェックパケットであることを示すIDを、ボー
ドID部24−1にボードの種類がバスサービスボードであ
ることを示す情報を、ボードID部24−2〜24−及び診断
結果情報部25−1〜25−7に00hを収容したメッセージ
をシステムバス7に出力する。また、次のスロットにボ
ードが実装されていないと判断した場合は、更にその次
のスロットにボードが実装されているか否かを前述した
と同様にして判断する。バスサービスボード1はこの処
理をボードが実装されているスロットを認識するまで繰
返し行ない、ボードの実装されているスロットを認識す
ると、ソースアドレス部21,パケットタイプID部23,ボー
ドID部24−1に第3図(a)に示した情報と同一の情報
を収容し、ディストネーションアドレス部22にボードが
実装されていることを認識したスロット対応のアドレス
を収容し、ボードID部24−2以降のボードID部にボード
が実装されていないと判断したスロットの番号を1つず
つ順番に収容し、スロットの番号を収容したボードID部
24−j(j=1,2,…,7)と対応する診断結果情報部25−
jに空きスロットが存在することを示す情報を収容した
メッセージ転送チェックパケットをシステムバス7に送
出する。この例では、バスサービスボード1の実装され
ているスロットの次のスロットにはマスタボードボード
2が実装されているので、バスサービスボード1は第3
図(a)に示すメッセージ転送チェックパケットを出力
することになる。
また、バスサービスボード1はシステムバス7にメッセ
ージ転送チェックパケットを送出した場合、メッセージ
転送チェックパケットを送出してから一定時間以内に転
送先のボードからシステムバス7にメッセージ転送チェ
ックパケットの再送を要求する再送要求或いはメッセー
ジを正しく受信できたことを示す受信応答が出力された
か否かを監視している。そして、上記一定時間以内に再
送要求或いは受信応答を検出することができなかった場
合は、転送先のボードが非メッセージ転送ボードである
と判断し、00hが収容されているボードID部の内の先頭
のボードID部24−i(i=1,2,…,7)に上記非メッセー
ジ転送ボードが実装されていると判断したスロットのス
ロット番号を収容すると共に、ボードID部24−i対応の
診断結果情報部25−iに非メッセージ転送ボードが存在
することを示す情報を収容し、その後、非メッセージ転
送ボードが実装されていると判断したスロットの次のス
ロットに対して前述したと同様の処理を行なう。また、
バスサービスボード1は他のボードがメッセージ転送チ
ェックパケットをシステムバス7に出力した場合も、メ
ッセージ転送チェックパケットが出力されてから一定時
間以内に再送要求或いは受信応答がシステムバス7に出
力されたか否かを監視しており、上記一定時間以内に再
送要求或いは受信応答を検出できなかった場合は、メッ
セージ転送チェックパケットの転送先のボードに対して
タイムアウトになったことを通知する処理も行なってい
る。
バステストサービスボード6は第3図(a)に示したメ
ッセージ転送チェックパケットがシステムバス7に出力
されたことを検出すると、そのソースアドレス部21,デ
ィストネーションアドレス部22に収容されているアドレ
スと前回システムバス7に出力されたメッセージ転送チ
ェックパケットのソースアドレス部21,ディストネーシ
ョンアドレス部22に収容されていたアドレスとが同一か
否かを判断する。そして、同一でないと判断した場合、
即ち再送されたメッセージ転送チェックパケットではな
いと判断した場合はシステムバス7に意図的にバス異常
を発生させる。このバス異常としては、例えばデータ或
いはアドレスバスのパリティ異常等がある。また、同一
であると判断した場合、即ち再送されたメッセージ転送
チェックパケットであると判断した場合はバス異常を発
生させない。
今回、バスサービスボード1からシステムバス7に出力
されたメッセージ転送チェックパケットは再送時のもの
ではないので、バステストサービスボード6はバス異常
を発生させることになる。バス異常が発生すると、マス
タボード2ではメッセージ転送チェックパケットを正し
く受信することができないので、その転送元のバスサー
ビスボード1に対して再送要求を行なう。これにより、
バスサービスボード1はマスタボード2に対して第3図
(a)に示したメッセージ転送チェックパケットを再送
する。この時、バステストサービスボード6はメッセー
ジ転送チェックパケットを検出しても、再送時のもので
あるので、バス異常を発生させない。
従って、再送時にはシステムに異常がなければバスサー
ビスボード1から出力されたメッセージ転送チェックパ
ケットがマスタボード2で正常に受信されることにな
る。マスタボード2はメッセージ転送チェックパケット
を正常受信すると、第3図(b)に示すように、受信し
たメッセージ転送チェックパケットの診断結果情報部25
−1にメッセージを正常受信できたことを示す情報を付
加し、ボードID部24−2に自ボードの種類を示す情報を
付加すると共に、メッセージ転送チェックパケットの転
送元のバスサービスボード1に対してメッセージ転送チ
ェックパケットを正常受信できたことを示す受信応答を
返す。また、再送時に異常があり、バスサービスボード
1から出力されたメッセージ転送チェックパケットをマ
スタボード2が正常に受信できなかった場合は、マスタ
ボード2はバスサービスボード1に対して再度再送要求
を行なう。バスサービス1はマスタボード2から再度再
送要求が加えられると、第3図(c)に示すように、マ
スタボード2に送出したメッセージ転送チェックパケッ
トのボードID部24−2に再度再送要求を行なったマスタ
ボード2のボード位置を示す情報(マスタボード2が実
装されているスロットの番号)を、診断結果情報部25−
2にメッセージを正常受信できなかったことを示す情報
を付加し、その後、マスタボード2が実装されているス
ロットの次のスロットにボードが実装されているか否か
を判断し、その判断結果に基づいて前述したと同様の処
理を行なう。
マスタボード2はバスサービスボード1からのメッセー
ジ転送チェックパケットを正常受信し、前述した処理を
行なうと、バスサービスボード1と同様に次のスロット
にボードが実装されているか否かを判断し、その判断結
果に基づいてバスサービスボード1と同様の処理を行な
う。この例ではマスタボード2が実装されているスロッ
トの次のスロットは空きスロット8であり、空きスロッ
ト8の次のスロットにはスレーブボード3が実装されて
いるので、マスタボード2は第3図(d)に示すよう
に、バスサービスボード1から加えられたメッセージ転
送チェックパケットのソースアドレス部21,ディストネ
ーションアドレス部22の内容をそれぞれマスタボード2,
スレーブボード3のアドレスに変更し、ボードID部24−
3に空きスロット8のスロット番号を付加し、診断結果
情報部25−3に空きスロットが存在することを示す情報
を付加したメッセージ転送チェックパケットを作成し、
システムバス7に出力する。
第3図(d)に示したメッセージ転送チェックパケット
がシステムバス7に出力されることにより、バステスト
サービスボード6は前述したと同様にシステムバス7に
バス異常を発生させる。これにより、スレーブボード3
はマスタボード2に対してメッセージ転送チェックパケ
ットの再送を要求し、マスタボード2はスレーブボード
3に対して第3図(d)に示したメッセージ転送チェッ
クパケットを再送する。この再送されたメッセージ転送
チェックパケットを正しく受信できた場合は、スレーブ
ボード3は正常受信したメッセージ転送チェックパケッ
トの診断結果情報部25−2にメッセージを正しく受信で
きたことを示す情報を、ボードID部24−4にボードの種
類がスレーブボードであることを示す情報を付加すると
共に、転送元のマスタボード2に正常受信できたことを
示す受信応答を返す。その後、スレーブボード3は次の
スロットにボードが実装されているか否かを判断し、そ
の判断結果に従ってバスサービスボード1と同様の処理
を行なう。この例ではスレーブボード3が実装されてい
るスロットの次のスロットには非メッセージ転送ボード
4が実装されているので、スレーブボード3は第3図
(e)に示すようにソースアドレス部21にスレーブボー
ド3のアドレスを収容し、ディストネーションアドレス
部22に非メッセージ転送ボード4のアドレスを収容した
メッセージをシステムバス7に送出する。
また、再送されたメッセージ転送チェックパケットを正
常受信できなかった場合はスレーブボード3はマスタボ
ード2に対して再度再送要求を行ない、マスタボード2
は再度再送要求が加えられることにより、バスサービス
ボード1と同様の処理を行なう。
第3図(e)に示すメッセージ転送チェックパケットが
スレーブボード3からシステムバス7に出力されること
により、バステストサービスボード6は前述したと同様
にバス異常を発生させるが、非メッセージ転送ボード4
はメッセージ転送機能を有していないので、非メッセー
ジ転送ボード4からは再送要求も受信応答も出力されな
い。従って、スレーブボード3から第3図(e)に示し
たメッセージ転送チェックパケットがシステムバス7に
出力された場合、バスサービスボード1はメッセージ転
送チェックパケットを検出してから一定時間以内に再送
要求或いは受信応答を検出することができないので、メ
ッセージ転送チェックパケットの転送元のスレーブボー
ド3にタイムアウトになったことを通知することにな
る。
スレーブボード3はバスサービスボード1からタイムア
ウトになったことが通知されると、転送先のボードが非
メッセージ転送ボードであると判断し、ボードID部25−
5に非メッセージ転送ボードであると判断したボードが
実装されているスロットのスロット番号を付加し、診断
結果情報部25−5に非メッセージ転送ボードが存在する
ことを示す情報を付加し、その後、非メッセージ転送ボ
ードが実装されていると判断したスロットの次のスロッ
トにボードが実装されているか否かを判断し、その判断
結果に基づいてバスサービスボード1と同様の処理を行
なう。この場合、非メッセージ転送ボード4が実装され
ているスロットの次のスロットにはスレーブボード5が
実装されているので、スレーブボード3は第3図(f)
に示すように、ソースアドレス部21にスレーブボード3
のアドレスを収容し、ディストネーショボードアドレス
部22にスレーブボード5のアドレスを収容したメッセー
ジ転送パケットをシステムバス7に出力する。
スレーブボード3からシステムバス7に第3図(f)に
示したメッセージ転送チェックパケットが出力される
と、バステストサービスボード6は前述したと同様にバ
ス異常を発生させ、スレーブボード3にメッセージ転送
チェックパケットを再送させる。スレーブボード5はス
レーブボード3から再送されたメッセージ転送チェック
パケットを正しく受信した場合は、ボードID部24−6に
ボードの種類がスレーブボードであることを示す情報を
付加し、診断結果情報部25−4にメッセージ転送チェッ
クパケットを正常に受信したことを示す情報を付加す
る。その後、スレーブボード5は次のスロットにボード
が実装されているか否かを判断し、判断結果に基づいて
バスサービスボード1と同様の処理を行なう。この例で
は、スレーブボード5が実装されているスロットの次の
スロットにバステストサービスボード6が実装されてい
るので、スレーブボード5は第3図(g)に示すよう
に、ソースアドレス部21にスレーブボード5のアドレス
を収容し、ディストネーションアドレス部22にバステス
トサービスボード6のアドレスを収容したメッセージ転
送チェックパケットをシステムバス7に出力する。
また、スレーブボード3から再送されたメッセージ転送
チェックパケットを正常受信できなかった場合は、スレ
ーブボード5はスレーブボード3に再度再送要求を行な
い、スレーブボード3は再度再送要求が加えられること
により、バスサービスボード1と同様の処理を行なう。
システムバス7に第3図(g)に示したメッセージ転送
チェックパケットが出力された場合も、バステストサー
ビスボード6によりバス異常が発生させられ、スレーブ
ボード5からバステストサービスボード6にメッセージ
転送チェックパケットが再送される。この再送されたメ
ッセージ転送チェックパケットを正常受信すると、バス
テストサービスボード6は第3図(h)に示すように、
ボードID部24−7にボードの種類がバステストサービス
ボードであることを示す情報を、診断結果情報部25−6
にメッセージ転送チェックパケットが正常受信されたこ
とを示す情報を付加し、ソースアドレス部21にバステス
トサービスボード6のアドレスを、ディストネーション
アドレス部22にバスサービスボード1のアドレスを収容
したメッセージ転送チェックパケットをシステムバス7
に出力する。
第3図(h)に示すメッセージ転送チェックパケットが
システムバス7に出力された場合にも、バステストサー
ビスボード6によりバス異常が発生させられ、バステス
トサービスボード6はメッセージ転送チェックパケット
を再送する。バスサービスボード1はバステストサービ
スボード6からのメッセージ転送チェックパケットを正
常受信できた場合は診断結果情報部25−7にメッセージ
転送チェックパケット正常受信できたことを示す情報を
付加した後、正常受信できなかった場合はそのことを示
す情報を診断結果情報部25−7に付加した後、マスタボ
ード2にチェック完了を通知する。マスタボード2は完
了通知を受けると、バスサービスボード1がバステスト
サービスボード6から受信し、診断結果情報部25−7に
情報を付加したメッセージ転送チェックパケットに基づ
いてメッセージ転送機能に異常があるか否かを判断す
る。以上の処理により、異常処理系を含めたメッセージ
転送機能のチェックを行なうことができ、更に、非メッ
セージ転送ボードの有無や、空きスロットの存在を知る
こともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、システムバスにバス異
常を発生させ、メッセージ転送チェックパケットの転送
元のボードにメッセージを再送させるバステストサービ
スボード等のバス異常発生手段を設けたものであるの
で、異常処理系を含めたチェックが可能になる効果があ
る。また、本発明はメッセージ転送チェックパケットを
システムバスを介してボード位置の高いボードからボー
ド位置の低いボードに向かって順次転送させることによ
り、メッセージ転送が正常に行なわれるか否かをチェッ
クするようにしているものであるので、チェックに要す
る時間を従来例に比較して短縮することができると共に
マスタボードの負荷を減少させることができる効果があ
り、また、更に、システムバスの異常をチェックするこ
とができる効果もある。
従って、本発明をワークステーション等、装置の電源投
入後の初期診断処理としてシステムバスを使用したメッ
セージ転送機能の故障検出を必要とし、しかもその故障
検出処理を短時間で実行する必要があるような装置のメ
ッセージ転送チェックに適用した場合、その効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、 第2図はメッセージ転送チェックパケットの形式例を示
す図及び、 第3図は第1図の動作説明図である。 図に於いて、1……バスサービスボード、2……マスタ
ボード、3,5……スレーブボード、4……非メッセージ
転送ボード、6……バステストサービスボード、7……
システムバス、8……空きスロット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムバスにメッセージ転送機能を有す
    るボードが複数接続されたシステムに於いて、 前記システムバスにバス異常を発生させるバス異常発生
    手段を接続し、 前記各ボードは再送された自ボード宛のメッセージ転送
    チェックパケットを正常受信することにより、受信した
    メッセージ転送チェックパケットに正常受信できたこと
    を示す情報を付加したメッセージ転送チェックパケット
    を自ボードの次のボードに対して送出し、 前記バス異常発生手段は前記各ホードからの第1回目の
    メッセージ転送チェックパケットの送出を検出すること
    により、前記システムバスにバス異常を発生させてメッ
    セージ転送チェックパケットの転送元のボードにメッセ
    ージ転送チェックパケットの再送処理を行なわせ、 再送したメッセージ転送チェックパケットが転送先で正
    常受信されなかった転送元のボードは、再送したメッセ
    ージ転送チェックパケットに正常受信されなかったこと
    を示す情報を付加したメッセージ転送チェックパケット
    を、再送したメッセージ転送チェックパケットを正常受
    信できなかったボードの次のボードに対して送出するこ
    とを特徴とするメッセージ転送チェック方法。
JP1189895A 1989-07-21 1989-07-21 メッセージ転送チェック方法 Expired - Lifetime JPH0731644B2 (ja)

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