JP3429510B2 - パケット通信装置 - Google Patents
パケット通信装置Info
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- JP3429510B2 JP3429510B2 JP31623391A JP31623391A JP3429510B2 JP 3429510 B2 JP3429510 B2 JP 3429510B2 JP 31623391 A JP31623391 A JP 31623391A JP 31623391 A JP31623391 A JP 31623391A JP 3429510 B2 JP3429510 B2 JP 3429510B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット交換機を介し
て接続される複数の分散処理プロセッサを備えたパケッ
ト通信システム(パケット通信装置)に関し、更に、こ
のようなシステムにおける各プロセッサ、および、該プ
ロセッサに付設されるアダプタモジュールに関する。分
散型情報処理システムにおいては、システム内の複数の
プロセッサ間で情報の遣り取りが行われるが、このと
き、プロセッサ間で情報が確実に相手に転送されたか否
かを確認することが必要である。この確認は、なるべく
プロセッサに負担を掛けないように行われることが望ま
しい。
て接続される複数の分散処理プロセッサを備えたパケッ
ト通信システム(パケット通信装置)に関し、更に、こ
のようなシステムにおける各プロセッサ、および、該プ
ロセッサに付設されるアダプタモジュールに関する。分
散型情報処理システムにおいては、システム内の複数の
プロセッサ間で情報の遣り取りが行われるが、このと
き、プロセッサ間で情報が確実に相手に転送されたか否
かを確認することが必要である。この確認は、なるべく
プロセッサに負担を掛けないように行われることが望ま
しい。
【0002】
【従来の技術】図6は、本発明が適用される分散型情報
処理システムの1例として、パケット交換システムの構
成を示すものである。図6において、42はパケット交
換スイッチ、31,34,37,および,40は、分散
型処理を行うプロセッサ、32は入出力装置(例えば、
磁気ディスク装置)、35,38,および,41は、そ
れぞれ複数の回線を収容し、接続するプロセッサの制御
の下に各回線の通信データを交換機との間で遣り取りす
る通信多重装置である。そして、30,33,36,お
よび,39は、各プロセッサにおいてパケット交換機4
2との間に設けられ、プロセッサ間通信のパケットの生
成・分解、および、送受信の機能を有するプロセッサ間
通信アダプタモジュールである。
処理システムの1例として、パケット交換システムの構
成を示すものである。図6において、42はパケット交
換スイッチ、31,34,37,および,40は、分散
型処理を行うプロセッサ、32は入出力装置(例えば、
磁気ディスク装置)、35,38,および,41は、そ
れぞれ複数の回線を収容し、接続するプロセッサの制御
の下に各回線の通信データを交換機との間で遣り取りす
る通信多重装置である。そして、30,33,36,お
よび,39は、各プロセッサにおいてパケット交換機4
2との間に設けられ、プロセッサ間通信のパケットの生
成・分解、および、送受信の機能を有するプロセッサ間
通信アダプタモジュールである。
【0003】上記の分散処理において、プロセッサ31
は、この交換システムの全体を制御するマネージメント
プロセッサであり、また、他のプロセッサ34,37,
および,40は、それぞれが接続する通信多重装置が収
容する回線の通信を制御するラインプロセッサである。
パケット交換スイッチ42は、上記の各通信多重装置が
収容する回線間のパケット交換を行うと共に、自システ
ム内の上記のプロセッサ31,34,37,および,4
0間で行われるパケット通信のための交換機能をも有す
る。
は、この交換システムの全体を制御するマネージメント
プロセッサであり、また、他のプロセッサ34,37,
および,40は、それぞれが接続する通信多重装置が収
容する回線の通信を制御するラインプロセッサである。
パケット交換スイッチ42は、上記の各通信多重装置が
収容する回線間のパケット交換を行うと共に、自システ
ム内の上記のプロセッサ31,34,37,および,4
0間で行われるパケット通信のための交換機能をも有す
る。
【0004】上記のようなシステムにおいては、従来、
プロセッサ間のデータの転送に対する正常性の確認は、
各プロセッサと対応するアダプタモジュール間、アダプ
タモジュール内、アダプタモジュールとパケット交換ス
イッチの間のみで可能である。したがって、例えば、プ
ロセッサからのデータがアダプタモジュールを通って交
換スイッチ42まで正常に転送されると、送信元のプロ
セッサは、そのデータが正常に転送されたものと認識し
て次の処理に移る。
プロセッサ間のデータの転送に対する正常性の確認は、
各プロセッサと対応するアダプタモジュール間、アダプ
タモジュール内、アダプタモジュールとパケット交換ス
イッチの間のみで可能である。したがって、例えば、プ
ロセッサからのデータがアダプタモジュールを通って交
換スイッチ42まで正常に転送されると、送信元のプロ
セッサは、そのデータが正常に転送されたものと認識し
て次の処理に移る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、もし、
交換スイッチから宛先のプロセッサのアダプタモジュー
ルまでの間で転送に失敗したとすると、送信側プロセッ
サは、データの送信が正常に終了したものと認識してい
るので、データの喪失の危険がある。これを回避するた
めには、送受信両側のプロセッサにおけるソフトウエア
によって、送信するデータにシーケンス番号を付し、送
受信両側のプロセッサにおいて、このシーケンス番号を
管理して、障害等によって、このシーケンス番号が途絶
えたときには、受信側から送信側へ再送要求を送信する
と言うことも考えられるが、このような方法によれば、
高速な分散処理が要求される各プロセッサの上位ソフト
ウエアに通信制御機能を介在させるためにプロセッサの
負担が大きくなって、全体の処理時間が増大するという
問題がある。
交換スイッチから宛先のプロセッサのアダプタモジュー
ルまでの間で転送に失敗したとすると、送信側プロセッ
サは、データの送信が正常に終了したものと認識してい
るので、データの喪失の危険がある。これを回避するた
めには、送受信両側のプロセッサにおけるソフトウエア
によって、送信するデータにシーケンス番号を付し、送
受信両側のプロセッサにおいて、このシーケンス番号を
管理して、障害等によって、このシーケンス番号が途絶
えたときには、受信側から送信側へ再送要求を送信する
と言うことも考えられるが、このような方法によれば、
高速な分散処理が要求される各プロセッサの上位ソフト
ウエアに通信制御機能を介在させるためにプロセッサの
負担が大きくなって、全体の処理時間が増大するという
問題がある。
【0006】本発明は、相手先へのデータの正常な到達
の確認ができ、上位ソフトウエアへの負担が軽減できる
プロセッサ間通信システムを提供することを目的とす
る。
の確認ができ、上位ソフトウエアへの負担が軽減できる
プロセッサ間通信システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】パケット交換スイッチを
介して接続される複数のプロセッサ間におけるパケット
通信システムであって、各プロセッサは、各々、アダプ
タモジュールを介して前記交換スイッチ手段と接続する
システムにおける、各アダプタモジュールが具備する構
成を示すものである。
介して接続される複数のプロセッサ間におけるパケット
通信システムであって、各プロセッサは、各々、アダプ
タモジュールを介して前記交換スイッチ手段と接続する
システムにおける、各アダプタモジュールが具備する構
成を示すものである。
【0008】図1に示されているように、各アダプタモ
ジュールは、各々、前記交換スイッチ手段を介して他の
プロセッサから送信されたパケットを受信する受信手段
2と、前記受信したパケットが含む、該パケットを送信
したプロセッサのアドレスを宛先表示として、また、自
プロセッサのアドレスを送信元表示として含む応答パケ
ットを作成する応答パケット作成手段3と、前記応答パ
ケットを前記交換スイッチ手段に対して送信する送信手
段1とを有する。
ジュールは、各々、前記交換スイッチ手段を介して他の
プロセッサから送信されたパケットを受信する受信手段
2と、前記受信したパケットが含む、該パケットを送信
したプロセッサのアドレスを宛先表示として、また、自
プロセッサのアドレスを送信元表示として含む応答パケ
ットを作成する応答パケット作成手段3と、前記応答パ
ケットを前記交換スイッチ手段に対して送信する送信手
段1とを有する。
【0009】上記の応答パケット作成手段3は、前記応
答パケットに、前記受信したパケットの受信状態を示す
情報を含めることができる。また、上記の応答パケット
作成手段3は、前記応答パケットに、自アダプタモジュ
ールの受信状態を示す情報を含めることができる。
答パケットに、前記受信したパケットの受信状態を示す
情報を含めることができる。また、上記の応答パケット
作成手段3は、前記応答パケットに、自アダプタモジュ
ールの受信状態を示す情報を含めることができる。
【0010】
【作用】本発明によれば、各プロセッサ、或るいは、各
プロセッサに付設されるアダプタモジュールは、システ
ム内の他のプロセッサからパケットを受信する毎に、該
パケットが含む該パケットの送信元アドレスを宛先アド
レスとし、自プロセッサを送信元アドレスとする応答パ
ケットを作成して、交換スイッチ手段を介して、上記の
受信したパケットを送信した他のプロセッサに返送する
ので、該システム内にて、他のプロセッサにデータを転
送したプロセッサは、この応答パケットを受信すること
により、送信したデータが相手先のプロセッサに到達し
たか否かを確認することができる。
プロセッサに付設されるアダプタモジュールは、システ
ム内の他のプロセッサからパケットを受信する毎に、該
パケットが含む該パケットの送信元アドレスを宛先アド
レスとし、自プロセッサを送信元アドレスとする応答パ
ケットを作成して、交換スイッチ手段を介して、上記の
受信したパケットを送信した他のプロセッサに返送する
ので、該システム内にて、他のプロセッサにデータを転
送したプロセッサは、この応答パケットを受信すること
により、送信したデータが相手先のプロセッサに到達し
たか否かを確認することができる。
【0011】更に、上記の応答パケットに、前記受信し
たパケットの受信状態を示す情報を含めることによっ
て、送信元のプロセッサは、該パケットの受信状態を知
ることができ、また、上記の応答パケットに、自アダプ
タモジュールの受信状態を示す情報を含めることによっ
て、送信元のプロセッサは、相手先のプロセッサ、或る
いは、アダプタモジュールにおける受信状態(例えば、
受信規制中等)を知ることができる。
たパケットの受信状態を示す情報を含めることによっ
て、送信元のプロセッサは、該パケットの受信状態を知
ることができ、また、上記の応答パケットに、自アダプ
タモジュールの受信状態を示す情報を含めることによっ
て、送信元のプロセッサは、相手先のプロセッサ、或る
いは、アダプタモジュールにおける受信状態(例えば、
受信規制中等)を知ることができる。
【0012】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明の実施例におけるプロセッ
サ間通信アダプタモジュールの構成を示す図である。図
2において、11はアダプタ制御部、12は送信データ
RAM、13は送信ヘッダメモリ、14はコミュニケー
ションバスコントローラ、15は当該アダプタモジュー
ルに接続するプロセッサ、16は送信部、17は応答ヘ
ッダ作成部、18は受信部、19は受信データRAM、
20は受信ヘッダメモリ、そして、21は交換スイッチ
である。
に説明する。図2は、本発明の実施例におけるプロセッ
サ間通信アダプタモジュールの構成を示す図である。図
2において、11はアダプタ制御部、12は送信データ
RAM、13は送信ヘッダメモリ、14はコミュニケー
ションバスコントローラ、15は当該アダプタモジュー
ルに接続するプロセッサ、16は送信部、17は応答ヘ
ッダ作成部、18は受信部、19は受信データRAM、
20は受信ヘッダメモリ、そして、21は交換スイッチ
である。
【0013】コミュニケーションバスコントローラ14
は、プロセッサとの接続部に設けられ、プロセッサから
の送信データをDMA機能によって送信データRAM1
2に書き込み、受信データRAM19内のデータをDM
A機能によってプロセッサへ転送し、更に、プロセッサ
からのコマンドをアダプタ制御部11へ伝達する。送信
データRAM12および受信データRAM19は、それ
ぞれ、上記のように、送信すべきデータ、および、受信
したデータを一時保持するメモリである。
は、プロセッサとの接続部に設けられ、プロセッサから
の送信データをDMA機能によって送信データRAM1
2に書き込み、受信データRAM19内のデータをDM
A機能によってプロセッサへ転送し、更に、プロセッサ
からのコマンドをアダプタ制御部11へ伝達する。送信
データRAM12および受信データRAM19は、それ
ぞれ、上記のように、送信すべきデータ、および、受信
したデータを一時保持するメモリである。
【0014】送信ヘッダメモリ13および受信ヘッダメ
モリ20は、それぞれ例えば、FIFOメモリからな
り、送信すべきパケットに付加するヘッダ、受信したパ
ケットに含まれていたヘッダを、それぞれ、一時保持す
る。送信すべきパケットに付加するヘッダは、プロセッ
サ15からのコマンドに基づいてアダプタ制御部11が
作成して送信ヘッダメモリ13に書き込む。
モリ20は、それぞれ例えば、FIFOメモリからな
り、送信すべきパケットに付加するヘッダ、受信したパ
ケットに含まれていたヘッダを、それぞれ、一時保持す
る。送信すべきパケットに付加するヘッダは、プロセッ
サ15からのコマンドに基づいてアダプタ制御部11が
作成して送信ヘッダメモリ13に書き込む。
【0015】なお、このシステムにおいて転送される通
常のパケットは、図3に示されているようなフォーマッ
トを有する。受信部18は、交換スイッチ21からパケ
ットを受信し、このパケットのうち、ヘッダは受信ヘッ
ダメモリ20および応答ヘッダ作成部17に、データ部
分は受信データRAM19に、それぞれ書き込む。ま
た、例えば、パリティチェック等の受信データの正常性
のチェック機能を有し、受信データが正常か否かの情
報、パケット異常時の要因(ハードエラー、メモリ要領
不足等)をも応答ヘッダ作成部17に転送する。尚、受
信部18は、アダプタ制御部11より、受信規制コマン
ドを受信すると、受信規制中であることを示す情報を応
答ヘッダ作成部17に転送し、受信したヘッダやデータ
は、受信ヘッダメモリ20および受信データRAM19
には書き込まない。受信部18は更に、パケットを受信
する毎にパケットを受信したことを示す信号を、アダプ
タ制御部11、応答ヘッダ作成部17、および、送信部
16に送信する。
常のパケットは、図3に示されているようなフォーマッ
トを有する。受信部18は、交換スイッチ21からパケ
ットを受信し、このパケットのうち、ヘッダは受信ヘッ
ダメモリ20および応答ヘッダ作成部17に、データ部
分は受信データRAM19に、それぞれ書き込む。ま
た、例えば、パリティチェック等の受信データの正常性
のチェック機能を有し、受信データが正常か否かの情
報、パケット異常時の要因(ハードエラー、メモリ要領
不足等)をも応答ヘッダ作成部17に転送する。尚、受
信部18は、アダプタ制御部11より、受信規制コマン
ドを受信すると、受信規制中であることを示す情報を応
答ヘッダ作成部17に転送し、受信したヘッダやデータ
は、受信ヘッダメモリ20および受信データRAM19
には書き込まない。受信部18は更に、パケットを受信
する毎にパケットを受信したことを示す信号を、アダプ
タ制御部11、応答ヘッダ作成部17、および、送信部
16に送信する。
【0016】応答パケットは、図4に示されているよう
なフォーマットを有し、応答ヘッダ作成部17は、図4
に示されているような情報を保持する領域を有する、例
えば、レジスタからなり、上記の受信部18は、交換ス
イッチ21から受信したパケットのヘッダのうち、送信
元アドレスを応答パケットの送信先アドレスDAの領域
に書き込み、上記の受信データが正常か否かの情報、お
よび、パケット異常時の要因(ハードエラー、メモリ要
領不足等)等は、図4のフォーマットのOptionの領域に
書き込む。図4のフォーマットの送信元アドレスSAの
領域には当該プロセッサのアドレスが、そして、図4の
フォーマットのOptionの領域には、このパケットが応答
パケットであることを示す情報が、それぞれ固定的に書
き込まれている。
なフォーマットを有し、応答ヘッダ作成部17は、図4
に示されているような情報を保持する領域を有する、例
えば、レジスタからなり、上記の受信部18は、交換ス
イッチ21から受信したパケットのヘッダのうち、送信
元アドレスを応答パケットの送信先アドレスDAの領域
に書き込み、上記の受信データが正常か否かの情報、お
よび、パケット異常時の要因(ハードエラー、メモリ要
領不足等)等は、図4のフォーマットのOptionの領域に
書き込む。図4のフォーマットの送信元アドレスSAの
領域には当該プロセッサのアドレスが、そして、図4の
フォーマットのOptionの領域には、このパケットが応答
パケットであることを示す情報が、それぞれ固定的に書
き込まれている。
【0017】上記の受信部18からパケット受信時に送
信される信号は、応答ヘッダ作成部17のレジスタへの
書き込みをイネーブルにすると共に、送信部16に対し
ては、応答ヘッダ作成部17の内容を読み出して交換ス
イッチ21へ送信する動作を起動する。送信部16は、
アダプタ制御部11から送信コマンドを受信すると、送
信ヘッダメモリ13の内容および送信データRAM12
の内容を順に読み出して交換スイッチ21へ送信する。
送信が完了すると、送信結果を確認し、アダプタ制御1
1に対して送信の完了を通知する。アダプタ制御部11
は、これを更にプロセッサ15に通知する。
信される信号は、応答ヘッダ作成部17のレジスタへの
書き込みをイネーブルにすると共に、送信部16に対し
ては、応答ヘッダ作成部17の内容を読み出して交換ス
イッチ21へ送信する動作を起動する。送信部16は、
アダプタ制御部11から送信コマンドを受信すると、送
信ヘッダメモリ13の内容および送信データRAM12
の内容を順に読み出して交換スイッチ21へ送信する。
送信が完了すると、送信結果を確認し、アダプタ制御1
1に対して送信の完了を通知する。アダプタ制御部11
は、これを更にプロセッサ15に通知する。
【0018】送信部16は、また、上記の受信部18か
らパケット受信時に送信される信号を受信すると、応答
パケット作成部17に書き込まれた内容を読み出して送
信する。更に、図示しないが、上記の送信部16はタイ
マ機能を具備しており、各パケットを送信した後、所定
の時間内に応答パケットを受信しなかったとき、すなわ
ち、所定の時間内に上記の受信部18からパケット受信
時に送信される信号を受信しなかったときには、「応答
なし」の状態をアダプタ制御部11、および、コミュニ
ケーションバスコントローラ14を介してプロセッサ1
4に報告する。
らパケット受信時に送信される信号を受信すると、応答
パケット作成部17に書き込まれた内容を読み出して送
信する。更に、図示しないが、上記の送信部16はタイ
マ機能を具備しており、各パケットを送信した後、所定
の時間内に応答パケットを受信しなかったとき、すなわ
ち、所定の時間内に上記の受信部18からパケット受信
時に送信される信号を受信しなかったときには、「応答
なし」の状態をアダプタ制御部11、および、コミュニ
ケーションバスコントローラ14を介してプロセッサ1
4に報告する。
【0019】アダプタ制御部11は、コミュニケーショ
ンバスコントローラ14を介してプロセッサ15から受
信したコマンドに従って、マイクロプログラム制御によ
り、図2のアダプタモジュール全体を制御する。特に、
プロセッサ15より受信コマンドを受信すると、受信デ
ータRAM19の内容を読み出して、コミュニケーショ
ンバスコントローラ14のDMA機能を起動して、この
データをプロセッサ15に転送する。データ転送が終了
すると、転送結果を確認してプロセッサに対して受信コ
マンドの終了を通知する。
ンバスコントローラ14を介してプロセッサ15から受
信したコマンドに従って、マイクロプログラム制御によ
り、図2のアダプタモジュール全体を制御する。特に、
プロセッサ15より受信コマンドを受信すると、受信デ
ータRAM19の内容を読み出して、コミュニケーショ
ンバスコントローラ14のDMA機能を起動して、この
データをプロセッサ15に転送する。データ転送が終了
すると、転送結果を確認してプロセッサに対して受信コ
マンドの終了を通知する。
【0020】以上の構成によれば、データ転送の相手先
から、「正常受信」であることを示す応答パケットを受
信すれば、送信元のプロセッサにおいては、少なくと
も、相手先のアダプタモジュールの受信データRAM内
には送信したデータが到達したことを確認することがで
きる。したがって、プロセッサ間通信におけるデータの
紛失といった事態は発生しない。
から、「正常受信」であることを示す応答パケットを受
信すれば、送信元のプロセッサにおいては、少なくと
も、相手先のアダプタモジュールの受信データRAM内
には送信したデータが到達したことを確認することがで
きる。したがって、プロセッサ間通信におけるデータの
紛失といった事態は発生しない。
【0021】また、受信側のプロセッサにおける障害あ
るいは処理の遅滞等によって、受信規制を行う場合は、
プロセッサ15は、受信規制のコマンドをアダプタ制御
部11に与える。これに応じてアダプタ制御部11は上
記のコマンドを受信部18に与え、更に、受信データR
AM19および受信ヘッダメモリ20を書き込み禁止に
する。これにより、他のプロセッサからのパケットは、
受信部18には受信されても受信データRAM19およ
び受信ヘッダメモリ20には書き込まれない。すなわ
ち、廃棄される。そして、対応する応答パケットにおけ
る前記Optionの領域に、受信規制中であることを表示し
て送信元のプロセッサに返送する。これにより、送信元
のプロセッサは、相手先プロセッサが受信規制中である
ために、送信したデータが廃棄されたことを知ることが
できる。従来、受信規制を行うためには、交換スイッチ
21から受信側のアダプタモジュール自体にパケットが
送信されないように交換スイッチ21側で複雑な制御が
必要であったが、本実施例によれば、交換スイッチ21
は、このような制御は一切不要である。
るいは処理の遅滞等によって、受信規制を行う場合は、
プロセッサ15は、受信規制のコマンドをアダプタ制御
部11に与える。これに応じてアダプタ制御部11は上
記のコマンドを受信部18に与え、更に、受信データR
AM19および受信ヘッダメモリ20を書き込み禁止に
する。これにより、他のプロセッサからのパケットは、
受信部18には受信されても受信データRAM19およ
び受信ヘッダメモリ20には書き込まれない。すなわ
ち、廃棄される。そして、対応する応答パケットにおけ
る前記Optionの領域に、受信規制中であることを表示し
て送信元のプロセッサに返送する。これにより、送信元
のプロセッサは、相手先プロセッサが受信規制中である
ために、送信したデータが廃棄されたことを知ることが
できる。従来、受信規制を行うためには、交換スイッチ
21から受信側のアダプタモジュール自体にパケットが
送信されないように交換スイッチ21側で複雑な制御が
必要であったが、本実施例によれば、交換スイッチ21
は、このような制御は一切不要である。
【0022】更に、図6の交換システム等においては、
前記マネージメントプロセッサ30は、システム起動時
等に、I/O装置32に格納した他のプロセッサ34,
37,および,40に共通の初期プログラムを読み出し
て、交換スイッチ42の同報機能を利用して、同時に他
のプロセッサ全てに送信してロードさせる初期プログラ
ムローディング(IPL)を行うことが要求される。こ
の場合のパケットは、図5に示されているように、送信
先アドレスの代わりに同報コードBCCを含んでいる。
この場合、この同報パケットを受信したアダプタモジュ
ールにおいては、応答パケットのOption欄に、受信動作
が正常終了か否か、IPL同報パケットに対する応答で
あるか否か等の情報(フラグ)を表示して、送信元に返
送する。図2のアダプタ制御部11は、送信部16から
の送信完了の通知の後、上記の受信部18からパケット
受信時に送信される信号を受信する毎に、受信ヘッダメ
モリ20を監視して、受信したパケットがIPL同報パ
ケットに対する応答パケットであるか否かを監視し、I
PL同報パケットに対する応答パケットであるならば、
その送信元アドレスSAを読み取って、全てのプロセッ
サからの応答パケットを受信したか否かを確認する。も
し、所定の時間内に全てのプロセッサからの応答パケッ
トを受信したならば、「正常終了」を、そうでなけれ
ば、「応答なし」状態を、その応答の無いプロセッサの
アドレスの情報と共にプロセッサ15に通知する。こう
して、本実施例によれば、短時間で確実に同報通信機能
によって初期プログラムローディングを実行することが
できる。
前記マネージメントプロセッサ30は、システム起動時
等に、I/O装置32に格納した他のプロセッサ34,
37,および,40に共通の初期プログラムを読み出し
て、交換スイッチ42の同報機能を利用して、同時に他
のプロセッサ全てに送信してロードさせる初期プログラ
ムローディング(IPL)を行うことが要求される。こ
の場合のパケットは、図5に示されているように、送信
先アドレスの代わりに同報コードBCCを含んでいる。
この場合、この同報パケットを受信したアダプタモジュ
ールにおいては、応答パケットのOption欄に、受信動作
が正常終了か否か、IPL同報パケットに対する応答で
あるか否か等の情報(フラグ)を表示して、送信元に返
送する。図2のアダプタ制御部11は、送信部16から
の送信完了の通知の後、上記の受信部18からパケット
受信時に送信される信号を受信する毎に、受信ヘッダメ
モリ20を監視して、受信したパケットがIPL同報パ
ケットに対する応答パケットであるか否かを監視し、I
PL同報パケットに対する応答パケットであるならば、
その送信元アドレスSAを読み取って、全てのプロセッ
サからの応答パケットを受信したか否かを確認する。も
し、所定の時間内に全てのプロセッサからの応答パケッ
トを受信したならば、「正常終了」を、そうでなけれ
ば、「応答なし」状態を、その応答の無いプロセッサの
アドレスの情報と共にプロセッサ15に通知する。こう
して、本実施例によれば、短時間で確実に同報通信機能
によって初期プログラムローディングを実行することが
できる。
【0023】尚、以上の構成におけるパケット交換の技
術については、例えば、本出願人よる特開平2─137
543号、特開平2─158243号、特開平3─79
140号、特願平1─315587号、特願平2─00
4790号、および、特願平1─315588号等に開
示されている。
術については、例えば、本出願人よる特開平2─137
543号、特開平2─158243号、特開平3─79
140号、特願平1─315587号、特願平2─00
4790号、および、特願平1─315588号等に開
示されている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相手先へのデータの正常な到達の確認ができ、上位ソフ
トウエアへの負担が軽減できるという効果がある。
相手先へのデータの正常な到達の確認ができ、上位ソフ
トウエアへの負担が軽減できるという効果がある。
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例におけるプロセッサ間通信アダ
プタモジュールの構成を示す図である。
プタモジュールの構成を示す図である。
【図3】通常パケットのフォーマットを示す図である。
【図4】応答パケットのフォーマットを示す図である。
【図5】同報IPL用パケットのフォーマットを示す図
である。
である。
【図6】本発明を適用する交換システムの構成を示す図
である。
である。
11…アダプタ制御部
12…送信データRAM
13…送信ヘッダメモリ
14…コミュニケーションバスコントローラ
15…当該アダプタモジュールに接続するプロセッサ
16…送信部
17…応答ヘッダ作成部
18…受信部
19…受信データRAM
20…受信ヘッダメモリ
21…交換スイッチ
30,33,36,39…プロセッサ間通信アダプタモ
ジュール 31,34,37,40…分散型処理を行うプロセッサ 32…入出力装置(例えば、磁気ディスク装置) 35,38,41…通信多重装置 42…パケット交換スイッチ
ジュール 31,34,37,40…分散型処理を行うプロセッサ 32…入出力装置(例えば、磁気ディスク装置) 35,38,41…通信多重装置 42…パケット交換スイッチ
Claims (6)
- 【請求項1】 パケット交換機能を有する交換スイッチ
手段を介して接続される複数の分散処理プロセッサを備
えたパケット通信装置において、 前記プロセッサは、各々、アダプタモジュールを介して
前記交換スイッチ手段と接続し、該アダプタモジュール
は、 前記交換スイッチ手段を介して他のプロセッサから送信
されたパケットを受信する受信手段と、 前記受信したパケットが含む、該パケットを送信したプ
ロセッサのアドレスを宛先表示として、また、自プロセ
ッサのアドレスを送信元表示として含む正常受信を確認
するための応答パケットを作成する応答パケット作成手
段と、前記他のプロセッサからパケットを受信する毎に、前記
応答パケットを前記交換スイッチ手段に対して送信する
送信手段とを有することを特徴とするパケット通信装
置。 - 【請求項2】 前記応答パケット作成手段は、前記応答
パケットに、前記受信したパケットの受信状態を示す情
報を含める請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記応答パケット作成手段は、前記応答
パケットに、自アダプタモジュールの受信状態を示す情
報を含める請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のアダプタ
モジュール。 - 【請求項5】 前記送信手段は、他の複数のプロセッサ
に対する同報通信パケットを送信する機能を有し、 前記応答パケット作成手段は、前記同報通信パケットを
受信すると、前記応答パケットに、前記同報通信パケッ
トを受信したことを示す情報を含める請求項1記載の装
置。 - 【請求項6】 前記アダプタモジュールは、前記同報通
信パケットの送信の後、所定の時間内に前記同報通信パ
ケットを送信した全てのプロセッサからの前記同報通信
パケットを受信したことを示す情報を含めた応答パケッ
トを受信したか否かを確認し、対応するプロセッサに報
告する請求項5記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31623391A JP3429510B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パケット通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31623391A JP3429510B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パケット通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153161A JPH05153161A (ja) | 1993-06-18 |
JP3429510B2 true JP3429510B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=18074799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31623391A Expired - Fee Related JP3429510B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | パケット通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429510B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP31623391A patent/JP3429510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153161A (ja) | 1993-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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