JP3138945B2 - デ−タ転送方法 - Google Patents
デ−タ転送方法Info
- Publication number
- JP3138945B2 JP3138945B2 JP04203454A JP20345492A JP3138945B2 JP 3138945 B2 JP3138945 B2 JP 3138945B2 JP 04203454 A JP04203454 A JP 04203454A JP 20345492 A JP20345492 A JP 20345492A JP 3138945 B2 JP3138945 B2 JP 3138945B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processor
- normal operation
- data
- confirmation signal
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサ相互
間でデ−タ転送を行う場合に、送信側プロセッサで暴走
等の異常動作が起ったときでも、受信側プロセッサでデ
−タ破壊や誤デ−タの受信を防止することができるデ−
タ転送方法に関する。
間でデ−タ転送を行う場合に、送信側プロセッサで暴走
等の異常動作が起ったときでも、受信側プロセッサでデ
−タ破壊や誤デ−タの受信を防止することができるデ−
タ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチプロセッサ等で複数のプロ
セッサが相互接続されている場合に、送信側プロセッサ
で暴走を始めとする異常動作が引き起されたときには、
受信側プロセッサは少し遅れてこれを検出し、転送動作
を停止する等の措置をとっていたので、停止するまでの
期間にデ−タ破壊や誤デ−タの受信等が発生するおそれ
があった。例えば、SP系(通話路系)とCP系(制御
系)とを備えた交換装置において、通話路回路(IF)
からセルバッファを介して通話路回路(SW)に接続さ
れ、セルをスイッチングする装置内では、入力したセル
のヘッダを書き換える処理を行っている。この処理は、
SP系プロセッサが、入力したセルのヘッダを基に新ヘ
ッダデ−タをヘッダ変換用デ−タが記憶されているメモ
リテ−ブルを検索して行う。このヘッダ変換用デ−タ
は、時々変換される。その通知は、先ずCP系プロセッ
サに通知され、次にCP系プロセッサはこの通知をSP
系プロセッサに通知して、テ−ブルを書き替えさせる。
CP系プロセッサは、多くの複雑なプログラムで動作し
ているので、暴走する危険性があり、SP系プロセッサ
に誤情報を通知すると、SP系のスイッチングが誤動作
を起す可能性がある。また、交換装置においては、SP
系とCP系の間だけでなく、二重系プロセッサを具備す
る場合の0系と1系の系間デ−タ転送のときにも、上記
の問題が発生する。
セッサが相互接続されている場合に、送信側プロセッサ
で暴走を始めとする異常動作が引き起されたときには、
受信側プロセッサは少し遅れてこれを検出し、転送動作
を停止する等の措置をとっていたので、停止するまでの
期間にデ−タ破壊や誤デ−タの受信等が発生するおそれ
があった。例えば、SP系(通話路系)とCP系(制御
系)とを備えた交換装置において、通話路回路(IF)
からセルバッファを介して通話路回路(SW)に接続さ
れ、セルをスイッチングする装置内では、入力したセル
のヘッダを書き換える処理を行っている。この処理は、
SP系プロセッサが、入力したセルのヘッダを基に新ヘ
ッダデ−タをヘッダ変換用デ−タが記憶されているメモ
リテ−ブルを検索して行う。このヘッダ変換用デ−タ
は、時々変換される。その通知は、先ずCP系プロセッ
サに通知され、次にCP系プロセッサはこの通知をSP
系プロセッサに通知して、テ−ブルを書き替えさせる。
CP系プロセッサは、多くの複雑なプログラムで動作し
ているので、暴走する危険性があり、SP系プロセッサ
に誤情報を通知すると、SP系のスイッチングが誤動作
を起す可能性がある。また、交換装置においては、SP
系とCP系の間だけでなく、二重系プロセッサを具備す
る場合の0系と1系の系間デ−タ転送のときにも、上記
の問題が発生する。
【0003】図3は、従来の複数プロセッサの接続構成
図である。図3において、1は送信側プロセッサ、2は
受信側プロセッサ、3は送信側プロセッサの正常動作監
視回路、4は受信側プロセッサの正常動作監視回路、5
は蓄積回路、101〜104は通信線、105,106
は正常動作通知信号、107,108はプロセッサ停止
信号である。送信側プロセッサ1は先ず蓄積回路5に対
して転送すべきデ−タを書き込み、書き込みが終了した
時点で、受信側プロセッサ2に通知することにより、受
信側プロセッサ2から蓄積回路5にアクセスして、書き
込まれたデ−タを読み出し、これを受信プロセッサ2内
に取り込む。従来においては、送信側プロセッサ1の異
常動作から受信側プロセッサ2のデ−タを保護する方法
として、送信側プロセッサ1の動作の正常性を確認する
正常動作監視回路3を設けて、この回路3により正常性
を確認していた。すなわち、正常動作監視回路3におい
ては、送信側プロセッサ1からの正常動作通知信号10
5を受け取ることにより正常性を確認しており、正常性
が確認できなくなると、送信側プロセッサ1に対してプ
ロセッサ停止信号107を送出することにより、デ−タ
転送を停止させる等の処置を行っていた。これにより、
受信側プロセッサ2のデ−タは保護されていた。また、
プロセッサの動作の正常性を確認する他の方法として
は、例えばプロセッサ正常動作監視回路3内等のプロセ
ッサ外に設置したカウンタを、プロセッサが周期的にリ
セットするようにしておき、このプロセッサが正常に動
作していない場合には、殆んどの場合、カウンタを周期
時間内にリセットできないので、カウンタがある一定時
間を過ぎてリセットされない場合には、そのプロセッサ
が正常に動作していないと判断する方法がある。
図である。図3において、1は送信側プロセッサ、2は
受信側プロセッサ、3は送信側プロセッサの正常動作監
視回路、4は受信側プロセッサの正常動作監視回路、5
は蓄積回路、101〜104は通信線、105,106
は正常動作通知信号、107,108はプロセッサ停止
信号である。送信側プロセッサ1は先ず蓄積回路5に対
して転送すべきデ−タを書き込み、書き込みが終了した
時点で、受信側プロセッサ2に通知することにより、受
信側プロセッサ2から蓄積回路5にアクセスして、書き
込まれたデ−タを読み出し、これを受信プロセッサ2内
に取り込む。従来においては、送信側プロセッサ1の異
常動作から受信側プロセッサ2のデ−タを保護する方法
として、送信側プロセッサ1の動作の正常性を確認する
正常動作監視回路3を設けて、この回路3により正常性
を確認していた。すなわち、正常動作監視回路3におい
ては、送信側プロセッサ1からの正常動作通知信号10
5を受け取ることにより正常性を確認しており、正常性
が確認できなくなると、送信側プロセッサ1に対してプ
ロセッサ停止信号107を送出することにより、デ−タ
転送を停止させる等の処置を行っていた。これにより、
受信側プロセッサ2のデ−タは保護されていた。また、
プロセッサの動作の正常性を確認する他の方法として
は、例えばプロセッサ正常動作監視回路3内等のプロセ
ッサ外に設置したカウンタを、プロセッサが周期的にリ
セットするようにしておき、このプロセッサが正常に動
作していない場合には、殆んどの場合、カウンタを周期
時間内にリセットできないので、カウンタがある一定時
間を過ぎてリセットされない場合には、そのプロセッサ
が正常に動作していないと判断する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、プロセッ
サの動作正常性を確認する方法を用いることにより、送
信側プロセッサの異常を殆んど検出して、異常動作時の
デ−タ転送を停止させていた。しかしながら、送信側プ
ロセッサの異常発生からデ−タ転送を停止させるまでの
間に、異常検出時間および回路動作時間による若干の時
間が必要であるため、その間の送信側プロセッサ異常動
作により受信プロセッサ側でデ−タの破壊や誤デ−タの
受信が発生してしまい、これを防止することはできなか
った。本発明の目的は、このような従来の課題を解決
し、送信側プロセッサの異常を迅速に検出でき、受信プ
ロセッサ側のデ−タの破壊や誤デ−タの受信を確実に防
止できるデ−タ転送方法を提供することにある。
サの動作正常性を確認する方法を用いることにより、送
信側プロセッサの異常を殆んど検出して、異常動作時の
デ−タ転送を停止させていた。しかしながら、送信側プ
ロセッサの異常発生からデ−タ転送を停止させるまでの
間に、異常検出時間および回路動作時間による若干の時
間が必要であるため、その間の送信側プロセッサ異常動
作により受信プロセッサ側でデ−タの破壊や誤デ−タの
受信が発生してしまい、これを防止することはできなか
った。本発明の目的は、このような従来の課題を解決
し、送信側プロセッサの異常を迅速に検出でき、受信プ
ロセッサ側のデ−タの破壊や誤デ−タの受信を確実に防
止できるデ−タ転送方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデ−タ転送方法は、(イ)それぞれに正常
な動作を監視する回路を備えたプロセッサが複数台相互
接続され、送信側プロセッサと受信側プロセッサの間
に、送信側プロセッサから書き込み可能で、かつ受信側
プロセッサから読み出し可能なデ−タ蓄積回路が具備さ
れた複数プロセッサ間のデ−タ転送方法において、正常
動作監視回路からの正常動作確認信号をデ−タ蓄積回路
に入力されるように結線し、デ−タ蓄積回路は正常動作
確認信号が通知された場合にのみデ−タ蓄積回路内のデ
−タを受信側プロセッサにより読み出すことができるよ
うに、読み出し許可を与えることを特徴としている。ま
た、(ロ)正常動作監視回路からの正常動作確認信号
を、デ−タ蓄積回路の代りに受信側プロセッサに入力さ
れるように結線し、受信側プロセッサは正常動作確認信
号が通知された場合にのみデ−タ蓄積回路内のデ−タを
読み出すことも特徴としている。
め、本発明のデ−タ転送方法は、(イ)それぞれに正常
な動作を監視する回路を備えたプロセッサが複数台相互
接続され、送信側プロセッサと受信側プロセッサの間
に、送信側プロセッサから書き込み可能で、かつ受信側
プロセッサから読み出し可能なデ−タ蓄積回路が具備さ
れた複数プロセッサ間のデ−タ転送方法において、正常
動作監視回路からの正常動作確認信号をデ−タ蓄積回路
に入力されるように結線し、デ−タ蓄積回路は正常動作
確認信号が通知された場合にのみデ−タ蓄積回路内のデ
−タを受信側プロセッサにより読み出すことができるよ
うに、読み出し許可を与えることを特徴としている。ま
た、(ロ)正常動作監視回路からの正常動作確認信号
を、デ−タ蓄積回路の代りに受信側プロセッサに入力さ
れるように結線し、受信側プロセッサは正常動作確認信
号が通知された場合にのみデ−タ蓄積回路内のデ−タを
読み出すことも特徴としている。
【0006】
【作用】本発明においては、送信側プロセッサの動作を
監視する正常動作監視回路の監視出力を用いて、蓄積回
路に向けてデ−タを送信した時点の送信側プロセッサ動
作の正常性が確認された後に、そのデ−タを受信側プロ
セッサに転送するようにしている。その場合、送信側プ
ロセッサの正常動作監視回路と蓄積回路間に正常動作確
認信号線を結線する方法と、送信側プロセッサの正常動
作監視回路と受信側プロセッサ間に正常動作確認信号線
を結線する方法の2つがある。前者の場合には、蓄積回
路は、送信側プロセッサからの転送デ−タを蓄積回路に
書き込んだ後、正常動作確認信号を受信した後に読み出
し許可を出し、従って受信側プロセッサはそれ以降に蓄
積回路から転送デ−タを読み出すことができる。また、
後者の場合には、受信側プロセッサは、送信側プロセッ
サからの転送デ−タが蓄積回路に書き込まれた後、正常
動作確認信号を受信した後に蓄積回路にアクセスして、
蓄積回路から転送デ−タを読み出す。もし、タイムアウ
ト時間内に正常動作確認信号を受信できなかったときに
は、蓄積回路に書き込まれた転送デ−タを消去する。こ
れにより、受信側プロセッサは、送信側プロセッサの異
常動作によるデ−タ破壊や誤デ−タの受信を確実に防止
することができる。
監視する正常動作監視回路の監視出力を用いて、蓄積回
路に向けてデ−タを送信した時点の送信側プロセッサ動
作の正常性が確認された後に、そのデ−タを受信側プロ
セッサに転送するようにしている。その場合、送信側プ
ロセッサの正常動作監視回路と蓄積回路間に正常動作確
認信号線を結線する方法と、送信側プロセッサの正常動
作監視回路と受信側プロセッサ間に正常動作確認信号線
を結線する方法の2つがある。前者の場合には、蓄積回
路は、送信側プロセッサからの転送デ−タを蓄積回路に
書き込んだ後、正常動作確認信号を受信した後に読み出
し許可を出し、従って受信側プロセッサはそれ以降に蓄
積回路から転送デ−タを読み出すことができる。また、
後者の場合には、受信側プロセッサは、送信側プロセッ
サからの転送デ−タが蓄積回路に書き込まれた後、正常
動作確認信号を受信した後に蓄積回路にアクセスして、
蓄積回路から転送デ−タを読み出す。もし、タイムアウ
ト時間内に正常動作確認信号を受信できなかったときに
は、蓄積回路に書き込まれた転送デ−タを消去する。こ
れにより、受信側プロセッサは、送信側プロセッサの異
常動作によるデ−タ破壊や誤デ−タの受信を確実に防止
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す複数プロセ
ッサの接続構成図である。図1において、1は送信側プ
ロセッサ、2は受信側プロセッサ、3は送信側プロセッ
サの正常動作監視回路、4は受信側プロセッサの正常動
作監視回路、5は蓄積回路であり、これら各回路を接続
する信号線は図3と同じである。図3と異なる点は、送
信側および受信側プロセッサの各正常動作監視回路3,
4から蓄積回路5に対して送出する正常動作確認信号1
09,110用の信号線が設けられたことである。送信
側プロセッサ1が受信側プロセッサ2に対してデ−タを
転送するには、送信側プロセッサ1は蓄積回路5をアク
セスして、転送デ−タを順次書き込む。正常動作監視回
路3は、送信側プロセッサ1の正常性を確認したとき、
正常動作確認信号109を蓄積回路5に出力する。正常
動作確認信号109は、例えば周期的に出力される。蓄
積回路5は、正常動作確認信号109を受信することに
より、正常に動作するプロセッサ1から転送デ−タが出
力されていることを確認して、その正常動作確認信号1
09の入力以前に送信側プロセッサ1から転送されたデ
−タの読み出しを許可する。受信側プロセッサ2は、転
送デ−タを受信するために蓄積回路5にアクセスし、正
常動作確認信号109により読み出しが許可された転送
デ−タを読み出す。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す複数プロセ
ッサの接続構成図である。図1において、1は送信側プ
ロセッサ、2は受信側プロセッサ、3は送信側プロセッ
サの正常動作監視回路、4は受信側プロセッサの正常動
作監視回路、5は蓄積回路であり、これら各回路を接続
する信号線は図3と同じである。図3と異なる点は、送
信側および受信側プロセッサの各正常動作監視回路3,
4から蓄積回路5に対して送出する正常動作確認信号1
09,110用の信号線が設けられたことである。送信
側プロセッサ1が受信側プロセッサ2に対してデ−タを
転送するには、送信側プロセッサ1は蓄積回路5をアク
セスして、転送デ−タを順次書き込む。正常動作監視回
路3は、送信側プロセッサ1の正常性を確認したとき、
正常動作確認信号109を蓄積回路5に出力する。正常
動作確認信号109は、例えば周期的に出力される。蓄
積回路5は、正常動作確認信号109を受信することに
より、正常に動作するプロセッサ1から転送デ−タが出
力されていることを確認して、その正常動作確認信号1
09の入力以前に送信側プロセッサ1から転送されたデ
−タの読み出しを許可する。受信側プロセッサ2は、転
送デ−タを受信するために蓄積回路5にアクセスし、正
常動作確認信号109により読み出しが許可された転送
デ−タを読み出す。
【0008】このような構成になっているため、もし、
送信側プロセッサ1に異常状態が発生し、誤ったデ−タ
を転送した場合でも、正常動作監視回路3は送信側プロ
セッサ1の異常を検出して正常動作確認信号109を出
力しないので、蓄積回路5はデ−タ読み出しを許可しな
い。そのため、受信側プロセッサ2が蓄積回路5にアク
セスしても、読み出すことができないので、デ−タ破壊
や誤りデ−タの転送を防止することができる。図4は、
図1における動作手順を示すシ−ケンスチャ−トであ
る。先ず、時刻tWにおいて、蓄積回路5に送信側プロ
セッサ1から転送デ−タを書き込む。その後、時刻T1
において、受信側プロセッサ2が蓄積回路5にデ−タ読
み出しのためにアクセスする。しかし、デ−タ書き込み
時刻tW以後に、正常動作確認信号109が蓄積回路5
に通知されていないので、蓄積回路5はリ−ドイネ−ブ
ル(読み出し許可)状態にならず、受信側プロセッサ2
はデ−タを読み出すことができない。時刻t1におい
て、正常動作監視回路3から正常動作確認信号109が
蓄積回路5に通知されると、蓄積回路5がリ−ドイネ−
ブル状態となるため、時刻T2の受信側プロセッサ2の
アクセスにより転送デ−タを読み出すことができる。
送信側プロセッサ1に異常状態が発生し、誤ったデ−タ
を転送した場合でも、正常動作監視回路3は送信側プロ
セッサ1の異常を検出して正常動作確認信号109を出
力しないので、蓄積回路5はデ−タ読み出しを許可しな
い。そのため、受信側プロセッサ2が蓄積回路5にアク
セスしても、読み出すことができないので、デ−タ破壊
や誤りデ−タの転送を防止することができる。図4は、
図1における動作手順を示すシ−ケンスチャ−トであ
る。先ず、時刻tWにおいて、蓄積回路5に送信側プロ
セッサ1から転送デ−タを書き込む。その後、時刻T1
において、受信側プロセッサ2が蓄積回路5にデ−タ読
み出しのためにアクセスする。しかし、デ−タ書き込み
時刻tW以後に、正常動作確認信号109が蓄積回路5
に通知されていないので、蓄積回路5はリ−ドイネ−ブ
ル(読み出し許可)状態にならず、受信側プロセッサ2
はデ−タを読み出すことができない。時刻t1におい
て、正常動作監視回路3から正常動作確認信号109が
蓄積回路5に通知されると、蓄積回路5がリ−ドイネ−
ブル状態となるため、時刻T2の受信側プロセッサ2の
アクセスにより転送デ−タを読み出すことができる。
【0009】図5は、図1における蓄積回路の詳細ブロ
ック図である。ここでは、ダブルバッファを使用した例
を示しているが、その他のFIFOメモリやデュアルポ
−トメモリを使用しても実施可能である。31,32が
バッファ、33はメモリ制御回路、101,103は送
信側プロセッサ1との間の通信線、102,104は受
信側プロセッサ2との間の通信線、109は正常動作監
視回路3からの確認信号通知信号線、110は正常動作
監視回路4からの確認信号通知信号線である。メモリ制
御回路33は、通信線101を介して送信側プロセッサ
1からデ−タ転送要求が来ると、書き込みモ−ドに設定
されている一方のバッファ31または32にアドレス信
号203または204を送出し、通信線101を介して
転送されてきたデ−タをバッファ31または32に書き
込む。次に、正常動作監視回路3から正常動作確認信号
109が送られてくると、メモリ制御回路33は、転送
デ−タの書き込み先を他方のバッファ32または31に
切り替える。次に、受信側プロセッサ2から読み出し要
求信号が通信線102を介して送られてくると、メモリ
制御回路33はアドレス線205を介して書き込みを終
了した方のバッファ31または32にアドレス信号を送
出し、それまでに書き込まれた転送デ−タを読み出し、
通信線104を介して受信側プロセッサ2に転送する。
さらに、正常動作監視回路3から次の正常動作確認信号
109が送られてくると、メモリ制御回路33は、転送
デ−タの書き込み先を他方のバッファ31または32に
切り替え、以下同じような動作を行う。
ック図である。ここでは、ダブルバッファを使用した例
を示しているが、その他のFIFOメモリやデュアルポ
−トメモリを使用しても実施可能である。31,32が
バッファ、33はメモリ制御回路、101,103は送
信側プロセッサ1との間の通信線、102,104は受
信側プロセッサ2との間の通信線、109は正常動作監
視回路3からの確認信号通知信号線、110は正常動作
監視回路4からの確認信号通知信号線である。メモリ制
御回路33は、通信線101を介して送信側プロセッサ
1からデ−タ転送要求が来ると、書き込みモ−ドに設定
されている一方のバッファ31または32にアドレス信
号203または204を送出し、通信線101を介して
転送されてきたデ−タをバッファ31または32に書き
込む。次に、正常動作監視回路3から正常動作確認信号
109が送られてくると、メモリ制御回路33は、転送
デ−タの書き込み先を他方のバッファ32または31に
切り替える。次に、受信側プロセッサ2から読み出し要
求信号が通信線102を介して送られてくると、メモリ
制御回路33はアドレス線205を介して書き込みを終
了した方のバッファ31または32にアドレス信号を送
出し、それまでに書き込まれた転送デ−タを読み出し、
通信線104を介して受信側プロセッサ2に転送する。
さらに、正常動作監視回路3から次の正常動作確認信号
109が送られてくると、メモリ制御回路33は、転送
デ−タの書き込み先を他方のバッファ31または32に
切り替え、以下同じような動作を行う。
【0010】もし、転送デ−タの書き込み中にバッファ
31または32が満杯になりそうな場合には、メモリ制
御回路33がこれをアドレス番号から検出して、通信線
103を介して送信側プロセッサ1に通知する。送信側
プロセッサ1は、この通知を受けると、デ−タ転送を一
時中断する。また、受信側プロセッサ2が転送デ−タを
読み出し中に、正常動作確認信号109が送られてきた
場合には、読み出しが終了するまで書き込みバッファの
切り替えを延期し、従って送信側プロセッサ1からバッ
ファへのデ−タ転送も一時中断する。図2は、本発明の
他の実施例を示す複数プロセッサの接続構成図である。
図1においては、正常動作確認信号109を蓄積回路5
に通知しているのに対して、図2の本実施例では、確認
動作確認信号111を受信側プロセッサ2に通知するよ
うに通知信号線が設けられる。図2において、受信側プ
ロセッサ2は、正常動作監視回路3から送信側プロセッ
サ1の正常動作確認信号111を受信すると、これを契
機として蓄積回路5をアクセスして、転送デ−タを読み
出す。ところで、交換機の装置内で行われるプロセッサ
間のデ−タ転送は、大別して2通りが考えられる。その
1つは、系間転送であり、2重化された系の間で行われ
るデ−タ転送である。また他の1つは、制御系と通話路
系の間で行われるデ−タ転送である。以下、これらの2
つの対象に、図2に示すような正常動作確認信号が受信
側プロセッサに通知される方法を適用した場合を説明す
る。
31または32が満杯になりそうな場合には、メモリ制
御回路33がこれをアドレス番号から検出して、通信線
103を介して送信側プロセッサ1に通知する。送信側
プロセッサ1は、この通知を受けると、デ−タ転送を一
時中断する。また、受信側プロセッサ2が転送デ−タを
読み出し中に、正常動作確認信号109が送られてきた
場合には、読み出しが終了するまで書き込みバッファの
切り替えを延期し、従って送信側プロセッサ1からバッ
ファへのデ−タ転送も一時中断する。図2は、本発明の
他の実施例を示す複数プロセッサの接続構成図である。
図1においては、正常動作確認信号109を蓄積回路5
に通知しているのに対して、図2の本実施例では、確認
動作確認信号111を受信側プロセッサ2に通知するよ
うに通知信号線が設けられる。図2において、受信側プ
ロセッサ2は、正常動作監視回路3から送信側プロセッ
サ1の正常動作確認信号111を受信すると、これを契
機として蓄積回路5をアクセスして、転送デ−タを読み
出す。ところで、交換機の装置内で行われるプロセッサ
間のデ−タ転送は、大別して2通りが考えられる。その
1つは、系間転送であり、2重化された系の間で行われ
るデ−タ転送である。また他の1つは、制御系と通話路
系の間で行われるデ−タ転送である。以下、これらの2
つの対象に、図2に示すような正常動作確認信号が受信
側プロセッサに通知される方法を適用した場合を説明す
る。
【0011】図6は、2重化された0系と1系の間のデ
−タ転送の場合の接続構成図である。1は0系プロセッ
サ、2は1系プロセッサ、3は0系プロセッサ1の正常
動作監視回路、4は1系プロセッサ2の正常動作監視回
路、7は0系プロセッサ1のメインメモリ、8は1系プ
ロセッサ2のメインメモリ、9は0系プロセッサ1の一
時蓄積メモリ、10は1系プロセッサ2の一時蓄積メモ
リ、11は0系のシステムバス、12は1系のシステム
バスである。図6から明らかなように、図2に示す蓄積
回路5は、各系毎に一時蓄積メモリ9,10として配置
されており、それぞれバス11,12に接続されてい
る。各正常動作監視回路3,4は、それぞれのプロセッ
サ1,2の正常動作通知105,106を受信すること
により、監視対象とするプロセッサ1,2の動作を監視
し、正常に動作していると判断する場合には正常動作確
認信号111,112を他系のプロセッサ2,1に通知
する。プロセッサ間デ−タ転送の要求等が通信線113
を介して送られてくると、各プロセッサ1,2は他系の
一時蓄積メモリ10,9に対してデ−タ転送を行う。そ
の他のプロセッサ間通信も、通信線113を介して行わ
れる。このようにして、他系プロセッサからの転送デ−
タは、系間デ−タ転送線115,116を介してプロセ
ッサとは異なる系の一時蓄積メモリ9,10に最初に収
容される。
−タ転送の場合の接続構成図である。1は0系プロセッ
サ、2は1系プロセッサ、3は0系プロセッサ1の正常
動作監視回路、4は1系プロセッサ2の正常動作監視回
路、7は0系プロセッサ1のメインメモリ、8は1系プ
ロセッサ2のメインメモリ、9は0系プロセッサ1の一
時蓄積メモリ、10は1系プロセッサ2の一時蓄積メモ
リ、11は0系のシステムバス、12は1系のシステム
バスである。図6から明らかなように、図2に示す蓄積
回路5は、各系毎に一時蓄積メモリ9,10として配置
されており、それぞれバス11,12に接続されてい
る。各正常動作監視回路3,4は、それぞれのプロセッ
サ1,2の正常動作通知105,106を受信すること
により、監視対象とするプロセッサ1,2の動作を監視
し、正常に動作していると判断する場合には正常動作確
認信号111,112を他系のプロセッサ2,1に通知
する。プロセッサ間デ−タ転送の要求等が通信線113
を介して送られてくると、各プロセッサ1,2は他系の
一時蓄積メモリ10,9に対してデ−タ転送を行う。そ
の他のプロセッサ間通信も、通信線113を介して行わ
れる。このようにして、他系プロセッサからの転送デ−
タは、系間デ−タ転送線115,116を介してプロセ
ッサとは異なる系の一時蓄積メモリ9,10に最初に収
容される。
【0012】図7は、図6における各回路間の動作手順
を示すシ−ケンスチャ−トであり、図8および図9は、
それぞれ送信側プロセッサ、受信側プロセッサの処理動
作フロ−チャ−トである。以下、0系を送信側とし、1
系を受信側として、系間デ−タ転送を説明する。0系プ
ロセッサ1において、0系から1系に対して系間デ−タ
転送が必要になると、1系プロセッサ2に対して、プロ
セッサ間デ−タ転送のための一時蓄積メモリ10の書き
込み領域の割り当てを要求する(ステップ101)。受
信側プロセッサ2は、正常動作確認信号111の通知を
受信することにより、この要求が正常なプロセッサから
行われたことを確認すると(ステップ202)、プロセ
ッサ間通信用信号線113を介して書き込み開始および
終了のアドレスを返送する(ステップ206)。0系プ
ロセッサ1は、これを受けると(ステップ102)、自
系のメインメモリ7をアクセスしてデ−タを読み出し、
1系プロセッサ2から通知されたアドレスに従って、1
系の一時蓄積メモリ10にデ−タを順次書き込む(ステ
ップ103)。
を示すシ−ケンスチャ−トであり、図8および図9は、
それぞれ送信側プロセッサ、受信側プロセッサの処理動
作フロ−チャ−トである。以下、0系を送信側とし、1
系を受信側として、系間デ−タ転送を説明する。0系プ
ロセッサ1において、0系から1系に対して系間デ−タ
転送が必要になると、1系プロセッサ2に対して、プロ
セッサ間デ−タ転送のための一時蓄積メモリ10の書き
込み領域の割り当てを要求する(ステップ101)。受
信側プロセッサ2は、正常動作確認信号111の通知を
受信することにより、この要求が正常なプロセッサから
行われたことを確認すると(ステップ202)、プロセ
ッサ間通信用信号線113を介して書き込み開始および
終了のアドレスを返送する(ステップ206)。0系プ
ロセッサ1は、これを受けると(ステップ102)、自
系のメインメモリ7をアクセスしてデ−タを読み出し、
1系プロセッサ2から通知されたアドレスに従って、1
系の一時蓄積メモリ10にデ−タを順次書き込む(ステ
ップ103)。
【0013】デ−タの書き込みが終了すると(ステップ
104)、0系プロセッサ1は、1系プロセッサ2に対
してデ−タ書き込み終了をプロセッサ間通信用信号線1
13を介して通知する(ステップ208)。1系プロセ
ッサ2は、この終了通知以後に正常動作確認信号111
を受信すると(ステップ209)、デ−タ転送が正常に
行われたものと判断し、一時蓄積メモリ10の内容を先
に0系プロセッサ1に通知した書き込み開始アドレスお
よび終了アドレスに従って読み出し、自系メインメモリ
8に転送して(ステップ214)、系間デ−タ転送を終
了する。これ以後、1系プロセッサ2は、自系メインメ
モリ8にアクセスすることにより、転送デ−タを読み出
すことができる。なお、正常動作確認信号待ち合わせ時
にタイムアウトになった場合には(ステップ203,2
04,210,211)、0系プロセッサ1が異常動作
したものと判断し、1系プロセッサ2はプロセッサ間デ
−タ受信プロセスおよび一時蓄積メモリ10内転送デ−
タを消去する(ステップ205,212)。また、1系
一時蓄積メモリ10から1系メインメモリ8にデ−タを
転送する方法として、0系プロセッサ1から1系一時蓄
積メモリ10にデ−タ転送途中であっても、1系プロセ
ッサ2が正常動作確認信号111を受信する毎に、1系
プロセッサ2が1系の一時蓄積メモリ10からデ−タを
読み出す方法もある。
104)、0系プロセッサ1は、1系プロセッサ2に対
してデ−タ書き込み終了をプロセッサ間通信用信号線1
13を介して通知する(ステップ208)。1系プロセ
ッサ2は、この終了通知以後に正常動作確認信号111
を受信すると(ステップ209)、デ−タ転送が正常に
行われたものと判断し、一時蓄積メモリ10の内容を先
に0系プロセッサ1に通知した書き込み開始アドレスお
よび終了アドレスに従って読み出し、自系メインメモリ
8に転送して(ステップ214)、系間デ−タ転送を終
了する。これ以後、1系プロセッサ2は、自系メインメ
モリ8にアクセスすることにより、転送デ−タを読み出
すことができる。なお、正常動作確認信号待ち合わせ時
にタイムアウトになった場合には(ステップ203,2
04,210,211)、0系プロセッサ1が異常動作
したものと判断し、1系プロセッサ2はプロセッサ間デ
−タ受信プロセスおよび一時蓄積メモリ10内転送デ−
タを消去する(ステップ205,212)。また、1系
一時蓄積メモリ10から1系メインメモリ8にデ−タを
転送する方法として、0系プロセッサ1から1系一時蓄
積メモリ10にデ−タ転送途中であっても、1系プロセ
ッサ2が正常動作確認信号111を受信する毎に、1系
プロセッサ2が1系の一時蓄積メモリ10からデ−タを
読み出す方法もある。
【0014】図10は、制御系と通話路系の間でデ−タ
転送が行われた場合の回路の実施例を示す図である。図
10において、1は制御系プロセッサ、3は制御系プロ
セッサ1の正常動作監視回路、7は制御系プロセッサ1
のメインメモリ、9は制御系の一時蓄積メモリ、11は
システムバス、13はシステムバス11と通話路系バス
17とを結合するバスインタフェ−ス回路、14はシス
テムバスアクセス回路、15は制御系と通話路系との間
のデ−タ転送用一時蓄積メモリ、16は通話路系バス制
御回路、17は通話路系バス、18は通話路系マイクロ
プロセッサ、19は通話路系マイクロプロセッサ18の
正常動作監視回路、20は通話路系マイクロプロセッサ
18内のメモリである。また、111,119は、それ
ぞれ監視回路3,19から他系のプロセッサ18,1に
送出される正常動作確認信号である。なお、図2におけ
る蓄積回路5は、図10ではバスインタフェ−ス回路1
3内のデ−タ転送用一時蓄積メモリ15として配置され
ている。このデ−タ転送用一時蓄積メモリ15には、シ
ステムバス11を介して制御系プロセッサ1から、また
通話路系バス17を介して通話路系マイクロプロセッサ
18から、アクセス可能である。この一時蓄積メモリ1
5を実現するためには、例えば、リ−ドポ−トとライト
ポ−トを少なくとも1対備えた2ポ−トRAMを2つ用
いる方法、あるいはリ−ド/ライトポ−トを2つ備えた
2ポ−トリ−ド/ライトRAMを用いる方法がある。
転送が行われた場合の回路の実施例を示す図である。図
10において、1は制御系プロセッサ、3は制御系プロ
セッサ1の正常動作監視回路、7は制御系プロセッサ1
のメインメモリ、9は制御系の一時蓄積メモリ、11は
システムバス、13はシステムバス11と通話路系バス
17とを結合するバスインタフェ−ス回路、14はシス
テムバスアクセス回路、15は制御系と通話路系との間
のデ−タ転送用一時蓄積メモリ、16は通話路系バス制
御回路、17は通話路系バス、18は通話路系マイクロ
プロセッサ、19は通話路系マイクロプロセッサ18の
正常動作監視回路、20は通話路系マイクロプロセッサ
18内のメモリである。また、111,119は、それ
ぞれ監視回路3,19から他系のプロセッサ18,1に
送出される正常動作確認信号である。なお、図2におけ
る蓄積回路5は、図10ではバスインタフェ−ス回路1
3内のデ−タ転送用一時蓄積メモリ15として配置され
ている。このデ−タ転送用一時蓄積メモリ15には、シ
ステムバス11を介して制御系プロセッサ1から、また
通話路系バス17を介して通話路系マイクロプロセッサ
18から、アクセス可能である。この一時蓄積メモリ1
5を実現するためには、例えば、リ−ドポ−トとライト
ポ−トを少なくとも1対備えた2ポ−トRAMを2つ用
いる方法、あるいはリ−ド/ライトポ−トを2つ備えた
2ポ−トリ−ド/ライトRAMを用いる方法がある。
【0015】図10において、各正常動作監視回路3,
19は、それぞれのプロセッサ1,18の正常動作通知
105,117を受信することにより、監視対象とする
プロセッサ1,18の動作を監視し、正常に動作してい
ると判断する場合には、正常動作確認信号111,11
9により相互のプロセッサ18,1に通知する。制御系
と通話路系間のデ−タ転送要求等でプロセッサ間通信が
必要な場合には、システムバス11とバスインタフェ−
ス回路13と通話路系バス17を介して通信が行われ
る。制御系プロセッサ1からの転送デ−タおよび通話路
系マイクロプロセッサ18からの転送デ−タは、ともに
バスインタフェ−ス回路13内のデ−タ転送用一時蓄積
メモリ15に最初に収容され、送信側プロセッサの正常
動作が確認されると、受信側プロセッサにより読み出さ
れる。
19は、それぞれのプロセッサ1,18の正常動作通知
105,117を受信することにより、監視対象とする
プロセッサ1,18の動作を監視し、正常に動作してい
ると判断する場合には、正常動作確認信号111,11
9により相互のプロセッサ18,1に通知する。制御系
と通話路系間のデ−タ転送要求等でプロセッサ間通信が
必要な場合には、システムバス11とバスインタフェ−
ス回路13と通話路系バス17を介して通信が行われ
る。制御系プロセッサ1からの転送デ−タおよび通話路
系マイクロプロセッサ18からの転送デ−タは、ともに
バスインタフェ−ス回路13内のデ−タ転送用一時蓄積
メモリ15に最初に収容され、送信側プロセッサの正常
動作が確認されると、受信側プロセッサにより読み出さ
れる。
【0016】図11および図12、図13は、それぞれ
図10における各回路間の動作手順を示すシ−ケンスチ
ャ−ト、および各プロセッサの処理動作フロ−チャ−ト
である。以下、制御系を送信側とし、通話路系を受信側
として、制御系から通話路系へのデ−タ転送の動作を説
明する。制御系プロセッサ1において、制御系プロセッ
サ1から通話路系マイクロプロセッサ18にデ−タの転
送が必要になると、バスインタフェ−ス回路13を介し
て、通話路系マイクロプロセッサ18に対してプロセッ
サ間デ−タ転送のための一時蓄積メモリ15の書き込み
領域の割り当てを要求する(ステップ301)。通話路
系マイクロプロセッサ18は、正常動作確認信号111
の通知により、この要求が正常なプロセッサから行われ
たことを確認すると(ステップ402)、バスインタフ
ェ−ス回路13を介して書き込み開始および終了のアド
レスを返送する(ステップ406)。制御系プロセッサ
1は、これを受けて(ステップ302)、メインメモリ
7をアクセスしてデ−タを読み出し、通話路系マイクロ
プロセッサ18から通知されたアドレスに従って、バス
インタフェ−ス回路13内の一時蓄積メモリ15にデ−
タを順次書き込む(ステップ303)。デ−タ書き込み
が終了すると(ステップ304)、制御系プロセッサ1
は、バスインタフェ−ス回路13を介して通話路系マイ
クロプロセッサ18にデ−タ書き込みの終了を通知する
(ステップ408)。通話路系マイクロプロセッサ18
は、この終了通知を受けた後に正常動作確認信号111
を受信すると、デ−タ転送が正常に行われたものと判断
し(ステップ409)、先に制御系プロセッサ1に通知
した書き込み開始アドレスおよび終了アドレスに従っ
て、一時蓄積メモリ15の内容を読み出し、通話路系マ
イクロプロセッサ用メモリ20に転送して、制御系から
通話路系へのデ−タ転送を終了する(ステップ41
4)。
図10における各回路間の動作手順を示すシ−ケンスチ
ャ−ト、および各プロセッサの処理動作フロ−チャ−ト
である。以下、制御系を送信側とし、通話路系を受信側
として、制御系から通話路系へのデ−タ転送の動作を説
明する。制御系プロセッサ1において、制御系プロセッ
サ1から通話路系マイクロプロセッサ18にデ−タの転
送が必要になると、バスインタフェ−ス回路13を介し
て、通話路系マイクロプロセッサ18に対してプロセッ
サ間デ−タ転送のための一時蓄積メモリ15の書き込み
領域の割り当てを要求する(ステップ301)。通話路
系マイクロプロセッサ18は、正常動作確認信号111
の通知により、この要求が正常なプロセッサから行われ
たことを確認すると(ステップ402)、バスインタフ
ェ−ス回路13を介して書き込み開始および終了のアド
レスを返送する(ステップ406)。制御系プロセッサ
1は、これを受けて(ステップ302)、メインメモリ
7をアクセスしてデ−タを読み出し、通話路系マイクロ
プロセッサ18から通知されたアドレスに従って、バス
インタフェ−ス回路13内の一時蓄積メモリ15にデ−
タを順次書き込む(ステップ303)。デ−タ書き込み
が終了すると(ステップ304)、制御系プロセッサ1
は、バスインタフェ−ス回路13を介して通話路系マイ
クロプロセッサ18にデ−タ書き込みの終了を通知する
(ステップ408)。通話路系マイクロプロセッサ18
は、この終了通知を受けた後に正常動作確認信号111
を受信すると、デ−タ転送が正常に行われたものと判断
し(ステップ409)、先に制御系プロセッサ1に通知
した書き込み開始アドレスおよび終了アドレスに従っ
て、一時蓄積メモリ15の内容を読み出し、通話路系マ
イクロプロセッサ用メモリ20に転送して、制御系から
通話路系へのデ−タ転送を終了する(ステップ41
4)。
【0017】これ以後、通話路系マイクロプロセッサ1
8は、通話路系マイクロプロセッサ用メモリ20にアク
セスすることにより、転送デ−タを読み出すことができ
る。なお、正常動作確認信号111の待ち合わせ時にタ
イムアウトになった場合には(ステップ404,41
1)、制御系プロセッサ1が異常動作したものと判断
し、通話路系マイクロプロセッサ18はデ−タ受信プロ
セスおよびデ−タ転送用一時蓄積メモリ15内転送デ−
タを消去する(ステップ405,412)。また、一時
蓄積メモリ15から通話路系マイクロプロセッサ用メモ
リ20にデ−タを読み出す方法としては、制御系プロセ
ッサ1から一時蓄積メモリ15への転送デ−タ書き込み
を完了していなくても、通話路系マイクロプロセッサ1
8が正常動作確認信号111を受信する毎に、通話路系
マイクロプロセッサが一時蓄積メモリ15からデ−タを
読み出す方法も可能である。なお、各実施例では、2重
化されたプロセッサ間のデ−タ転送の場合が示されてい
るが、2台のプロセッサだけに限らず、複数のプロセッ
サが設けられている場合にも勿論適用可能である。
8は、通話路系マイクロプロセッサ用メモリ20にアク
セスすることにより、転送デ−タを読み出すことができ
る。なお、正常動作確認信号111の待ち合わせ時にタ
イムアウトになった場合には(ステップ404,41
1)、制御系プロセッサ1が異常動作したものと判断
し、通話路系マイクロプロセッサ18はデ−タ受信プロ
セスおよびデ−タ転送用一時蓄積メモリ15内転送デ−
タを消去する(ステップ405,412)。また、一時
蓄積メモリ15から通話路系マイクロプロセッサ用メモ
リ20にデ−タを読み出す方法としては、制御系プロセ
ッサ1から一時蓄積メモリ15への転送デ−タ書き込み
を完了していなくても、通話路系マイクロプロセッサ1
8が正常動作確認信号111を受信する毎に、通話路系
マイクロプロセッサが一時蓄積メモリ15からデ−タを
読み出す方法も可能である。なお、各実施例では、2重
化されたプロセッサ間のデ−タ転送の場合が示されてい
るが、2台のプロセッサだけに限らず、複数のプロセッ
サが設けられている場合にも勿論適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数プロセッサ相互間でデ−タ転送を行う場合、送信側
プロセッサの正常性を確認した後に初めて一時蓄積した
転送デ−タを受信側プロセッサが読み出せるようになっ
ているので、送信側プロセッサの異常を検出できれば、
送信側プロセッサの異常動作による受信プロセッサ側の
デ−タ破壊および誤デ−タの受信を確実に防止すること
ができる。
複数プロセッサ相互間でデ−タ転送を行う場合、送信側
プロセッサの正常性を確認した後に初めて一時蓄積した
転送デ−タを受信側プロセッサが読み出せるようになっ
ているので、送信側プロセッサの異常を検出できれば、
送信側プロセッサの異常動作による受信プロセッサ側の
デ−タ破壊および誤デ−タの受信を確実に防止すること
ができる。
【0019】
【図1】本発明の一実施例を示す複数プロセッサ相互間
デ−タ転送システムの構成図である。
デ−タ転送システムの構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す複数プロセッサ相互
間デ−タ転送システムの構成図である。
間デ−タ転送システムの構成図である。
【図3】従来の複数プロセッサ相互間デ−タ転送システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図4】図1における各回路間の動作手順を示すシ−ケ
ンスチャ−トである。
ンスチャ−トである。
【図5】図1における蓄積回路の詳細ブロック図であ
る。
る。
【図6】図2における構成を交換装置の系間転送に適用
した場合の構成図である。
した場合の構成図である。
【図7】図6における各回路間の動作手順を示すシ−ケ
ンスチャ−トである。
ンスチャ−トである。
【図8】図6における送信側プロセッサの処理動作フロ
−チャ−トである。
−チャ−トである。
【図9】図6における受信側プロセッサの処理動作フロ
−チャ−トである。
−チャ−トである。
【図10】図2における構成を交換装置の制御系と通話
路系の間の転送に適用した場合の構成図である。
路系の間の転送に適用した場合の構成図である。
【図11】図10における各回路間の動作手順を示すシ
−ケンスチャ−トである。
−ケンスチャ−トである。
【図12】図10における送信側プロセッサの処理動作
フロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
【図13】図10における受信側プロセッサの処理動作
フロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
1 送信側プロセッサ、制御系プロセッサ、0系プロセ
ッサ 2 受信側プロセッサ、1系プロセッサ 3 送信側プロセッサの正常動作監視回路、 4 受信側プロセッサの正常動作監視回路 5 蓄積回路 7,8 メインメモリ 9,10 一時蓄積メモリ 11,12 システムバス 13 バスインタフェ−ス回路 14 システムバスアクセス回路 15 デ−タ転送用一時蓄積メモリ 16 通話路系バス制御回路 17 通話路系バス 18 通話路系マイクロプロセッサ 19 通話路系マイクロプロセッサの正常動作監視回路 20 通話路系マイクロプロセッサ用メモリ 31,32 バッファメモリ 33 メモリ制御回路 101〜104 通信線
ッサ 2 受信側プロセッサ、1系プロセッサ 3 送信側プロセッサの正常動作監視回路、 4 受信側プロセッサの正常動作監視回路 5 蓄積回路 7,8 メインメモリ 9,10 一時蓄積メモリ 11,12 システムバス 13 バスインタフェ−ス回路 14 システムバスアクセス回路 15 デ−タ転送用一時蓄積メモリ 16 通話路系バス制御回路 17 通話路系バス 18 通話路系マイクロプロセッサ 19 通話路系マイクロプロセッサの正常動作監視回路 20 通話路系マイクロプロセッサ用メモリ 31,32 バッファメモリ 33 メモリ制御回路 101〜104 通信線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−112051(JP,A) 特開 昭55−108025(JP,A) 特開 平3−6741(JP,A) 特開 昭60−134954(JP,A) 実開 平2−23754(JP,U) 特公 平1−20460(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/00 G06F 15/16 - 15/177 G06F 13/00 G06F 11/16 - 11/20 H04L 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれに正常な動作を監視する正常動
作監視回路を備えたプロセッサが複数台相互接続され、
送信側プロセッサと受信側プロセッサの間に、上記送信
側プロセッサから書き込み可能で、かつ上記受信側プロ
セッサから読み出し可能なデータ蓄積回路が具備された
複数プロセッサ間のデータ転送方法であって、 上記送信側プロセッサに備えられた上記正常動作監視回
路が当該送信側プロセッサの正常性を確認した場合にの
み出力する正常動作確認信号を上記データ蓄積回路に入
力されるように結線し、該データ蓄積回路は、上記正常
動作確認信号が入力されると、該正常動作確認信号で正
常な動作が確認された上記送信側プロセッサから該正常
動作確認信号の入力以前に転送されてきたデータの上記
受信側プロセッサによる読み出しを許可することを特徴
とするデータ転送方法。 - 【請求項2】 それぞれに正常な動作を監視する正常動
作監視回路を備えたプロセッサが複数台相互接続され、
送信側プロセッサと受信側プロセッサの間に、上記送信
側プロセッサから書き込み可能で、かつ上記受信側プロ
セッサから読み出し可能なデータ蓄積回路が具備された
複数プロセッサ間のデータ転送方法であって、 上記送信側プロセッサに備えられた上記正常動作監視回
路が当該送信側プロセッサの正常性を確認した場合にの
み出力する正常動作確認信号を上記受信側プロセッサに
入力されるように結線し、該受信側プロセッサは、上記
正常動作確認信号が入力されると、該正常動作確認信号
で正常な動作が確認された上記送信側プロセッサから該
正常動作確認信号の入力以前に転送され上記データ蓄積
回路に蓄積されたデータを読み出すことを特徴とするデ
ータ転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04203454A JP3138945B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | デ−タ転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04203454A JP3138945B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | デ−タ転送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652000A JPH0652000A (ja) | 1994-02-25 |
JP3138945B2 true JP3138945B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=16474392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04203454A Expired - Fee Related JP3138945B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | デ−タ転送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138945B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097007A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Fujitsu Limited | メモリ制御装置およびメモリ制御方法 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP04203454A patent/JP3138945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652000A (ja) | 1994-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7383377B2 (en) | Method and apparatus for transferring data | |
JP3138945B2 (ja) | デ−タ転送方法 | |
JP3401160B2 (ja) | 分散共有メモリネットワーク装置 | |
JPS634209B2 (ja) | ||
US20060129714A1 (en) | Method and apparatus for transferring data | |
JP2007334668A (ja) | メモリダンプ方法、クラスタシステム、それを構成するノードおよびプログラム | |
JP2859178B2 (ja) | プロセッサ間データ転送方式及びプロセッサ間データ転送用リングバッファメモリ | |
JP2786065B2 (ja) | メモリデータコピー方式 | |
US6882651B1 (en) | Flow control of data units across a bus bridge and inter-bus communication system employing same | |
US5592680A (en) | Abnormal packet processing system | |
JP3230798B2 (ja) | 冗長システム | |
JPH05224964A (ja) | バス異常通知方式 | |
JPH0427239A (ja) | Lan接続装置の制御方法 | |
JP3429510B2 (ja) | パケット通信装置 | |
KR100211960B1 (ko) | 패리티 방식을 이용한 프레임 구별방법 | |
KR100380328B1 (ko) | 교환기 시스템의 보드 탈장시 다운 방지장치 | |
JPS5870670A (ja) | 二重系の交換機の障害情報転送方式 | |
JPH06103251A (ja) | 情報処理装置の監視制御方式 | |
JPH0751633Y2 (ja) | メモリ制御回路 | |
JPS5853777B2 (ja) | マルチプロセツサシステムにおける共通バス制御方式 | |
JPH0440534A (ja) | 予備装置切換方式 | |
JPH0675796A (ja) | パリティエラー記録装置 | |
JPH09181771A (ja) | Lanのスイッチング装置 | |
JPH0677974A (ja) | フレーム通信装置 | |
WO2004079573A1 (ja) | マルチプロセッサシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071215 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |