JPH07316350A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07316350A JPH07316350A JP13135594A JP13135594A JPH07316350A JP H07316350 A JPH07316350 A JP H07316350A JP 13135594 A JP13135594 A JP 13135594A JP 13135594 A JP13135594 A JP 13135594A JP H07316350 A JPH07316350 A JP H07316350A
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- JP
- Japan
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- ethylene
- weight
- polyolefin
- resin composition
- butene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a)プロピレンとエチレンおよび/または
ブテン−1を共重合させた非晶質ポリオレフィン2〜5
0重量%および(b)エチレンを主体とするポリオレフ
ィン樹脂50〜98重量%を含有してなる樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、軟質塩化ビニル樹
脂が持つ環境問題、社会的問題に関する欠点がなく、し
かも軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性、弾性回復
力、非粘着性を有するものであり、業務用・家庭用ラッ
プフィルムや繊維・雑貨などの包装用シートやフィル
ム、土木・建築分野における建材用シートあるいは繊維
・テープ・金属表面保護フィルム用基材などの各種の用
途に好適に使用できる。
ブテン−1を共重合させた非晶質ポリオレフィン2〜5
0重量%および(b)エチレンを主体とするポリオレフ
ィン樹脂50〜98重量%を含有してなる樹脂組成物。 【効果】 本発明の樹脂組成物は、軟質塩化ビニル樹
脂が持つ環境問題、社会的問題に関する欠点がなく、し
かも軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性、弾性回復
力、非粘着性を有するものであり、業務用・家庭用ラッ
プフィルムや繊維・雑貨などの包装用シートやフィル
ム、土木・建築分野における建材用シートあるいは繊維
・テープ・金属表面保護フィルム用基材などの各種の用
途に好適に使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン樹脂組
成物に関し、さらに詳しくは、常温において柔軟性と機
械的強度に優れた新規なポリオレフィン樹脂組成物に関
する。
成物に関し、さらに詳しくは、常温において柔軟性と機
械的強度に優れた新規なポリオレフィン樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術および問題点】従来より、シートやフィル
ムに用いられる軟質樹脂としては、可塑剤を含む軟質塩
化ビニル樹脂が多用されてきた。この軟質塩化ビニル樹
脂は、常温で弾性率が100kg/cm2 以下と非常に
柔軟性に富み、しかも引張あるいは圧縮応力などに対す
る引張強度が50〜200kg/cm2 と機械的性質に
も優れるという特徴がある。また、常温で外力により変
形させても外力を解放すると歪みはほとんど回復すると
いう応力緩和性にも優れている。しかし、この軟質塩化
ビニル樹脂には可塑剤や塩化ビニルモノマーのブリード
アウトによる毒性の問題、また焼却時に塩化水素ガスの
発生による酸性雨の問題など社会的な問題要因を有して
いる。
ムに用いられる軟質樹脂としては、可塑剤を含む軟質塩
化ビニル樹脂が多用されてきた。この軟質塩化ビニル樹
脂は、常温で弾性率が100kg/cm2 以下と非常に
柔軟性に富み、しかも引張あるいは圧縮応力などに対す
る引張強度が50〜200kg/cm2 と機械的性質に
も優れるという特徴がある。また、常温で外力により変
形させても外力を解放すると歪みはほとんど回復すると
いう応力緩和性にも優れている。しかし、この軟質塩化
ビニル樹脂には可塑剤や塩化ビニルモノマーのブリード
アウトによる毒性の問題、また焼却時に塩化水素ガスの
発生による酸性雨の問題など社会的な問題要因を有して
いる。
【0003】一方、上記の軟質塩化ビニル樹脂に匹敵す
る軟質樹脂としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
エチレン・エチルアクリレート共重合体、アイオノマー
樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン、極低密度ポリエチレ
ン、エチレン・プロピレン共重合体などのエチレン成分
を主体とするものがある。しかし、これらの軟質樹脂の
多くは常温での弾性率は600〜2,000kg/cm
2 と上記の軟質塩化ビニル樹脂に比較して柔軟性に乏し
く、また柔軟性に富むものは、引張強度が約20kg/
cm2 以下と機械的強度が低く実用性に欠ける。また、
これらの軟質樹脂からなるシートあるいはフィルムにつ
いて、常温での応力緩和試験(降伏点歪みより小さい歪
みをかけ、一定の変形量を保持した状態で、応力の保持
状態を観測する)をすると時間とともに応力は減少し、
ついには応力を解放した後にも変形が残り、弾性回復力
が劣る欠点がある。
る軟質樹脂としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
エチレン・エチルアクリレート共重合体、アイオノマー
樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン、極低密度ポリエチレ
ン、エチレン・プロピレン共重合体などのエチレン成分
を主体とするものがある。しかし、これらの軟質樹脂の
多くは常温での弾性率は600〜2,000kg/cm
2 と上記の軟質塩化ビニル樹脂に比較して柔軟性に乏し
く、また柔軟性に富むものは、引張強度が約20kg/
cm2 以下と機械的強度が低く実用性に欠ける。また、
これらの軟質樹脂からなるシートあるいはフィルムにつ
いて、常温での応力緩和試験(降伏点歪みより小さい歪
みをかけ、一定の変形量を保持した状態で、応力の保持
状態を観測する)をすると時間とともに応力は減少し、
ついには応力を解放した後にも変形が残り、弾性回復力
が劣る欠点がある。
【0004】また、機械的性質に優れるポリプロピレン
樹脂を軟質化する試みとして、プロピレンとエチレンを
ランダムに共重合することにより融点を低下させ、十分
な機械的強度を保持しつつ、柔軟性を付与することが行
われている。しかし、現在の技術ではエチレン含有量は
たかだか5〜6重量%までしか高めることができず、上
記の軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性および弾性回
復力を有するものはいまだ得られていない。
樹脂を軟質化する試みとして、プロピレンとエチレンを
ランダムに共重合することにより融点を低下させ、十分
な機械的強度を保持しつつ、柔軟性を付与することが行
われている。しかし、現在の技術ではエチレン含有量は
たかだか5〜6重量%までしか高めることができず、上
記の軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性および弾性回
復力を有するものはいまだ得られていない。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな状況に鑑み、軟質塩化ビニル樹脂の有する環境問
題、社会的問題に関する欠点がなく、柔軟性および弾性
回復力に優れた樹脂組成物を提供することを目的として
鋭意研究し本発明を完成させた。本発明は(a)プロピ
レンとエチレンおよび/またはブテン−1を共重合させ
た非晶質ポリオレフィン2〜50重量%および(b)エ
チレンを主体とするポリオレフィン樹脂50〜98重量
%を含有してなる樹脂組成物。本発明の樹脂組成物は、
業務用・家庭用ラップフィルムや繊維・雑貨などの包装
用シートやフィルム、土木・建築分野における建材用シ
ートあるいは繊維・テープ・金属表面保護フィルム用基
材、パイプ、ホース、積層材などの各種の用途に好適に
使用できる。
うな状況に鑑み、軟質塩化ビニル樹脂の有する環境問
題、社会的問題に関する欠点がなく、柔軟性および弾性
回復力に優れた樹脂組成物を提供することを目的として
鋭意研究し本発明を完成させた。本発明は(a)プロピ
レンとエチレンおよび/またはブテン−1を共重合させ
た非晶質ポリオレフィン2〜50重量%および(b)エ
チレンを主体とするポリオレフィン樹脂50〜98重量
%を含有してなる樹脂組成物。本発明の樹脂組成物は、
業務用・家庭用ラップフィルムや繊維・雑貨などの包装
用シートやフィルム、土木・建築分野における建材用シ
ートあるいは繊維・テープ・金属表面保護フィルム用基
材、パイプ、ホース、積層材などの各種の用途に好適に
使用できる。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の(a)成分の非晶質のポリオレフィンとは、プロ
ピレンとエチレンおよび/またはブテン−1を各モノマ
ー単位がランダムに配列するように共重合させたプロピ
レンおよび/またはブテン−1が主成分をなす共重合体
であり、エチレン含量が0〜30重量%、好ましくは1
〜20重量%の範囲であり、または、ブテン−1含量が
1〜70重量%、好ましくは10〜70重量%の範囲で
あり、残余はプロピレンである。また、共重合体の数平
均分子量1,000〜20,000好ましくは2,00
0〜10,000の範囲である。この非晶質ポリオレフ
ィンについて、エチレン含量が30重量%以上である
と、得られる樹脂組成物の機械的強度が劣り、表面粘着
性が増して取り扱いが困難となる。また、ブテン−1含
量が70重量%以上であると、得られる樹脂組成物の軟
化点が低くなり、60℃付近での耐熱性が劣る。数平均
分子量が1,000未満であると、凝集力が劣り、樹脂
組成物の機械的強度が不十分となる。また、この非晶質
ポリオレフィンは、DSC法による結晶化度が20%未
満であり、環球法による軟化点が90〜170℃であ
り、190℃における溶融粘度が200〜20,000
cpsの範囲にある。さらに、この非晶質ポリオレフィ
ンの室温における単体での機械的性質について、破断点
強度が1〜50kg/cm2 であり、破断点伸びが20
〜1200%であり、引張弾性率が10〜500kg/
cm2 の範囲にある。
発明の(a)成分の非晶質のポリオレフィンとは、プロ
ピレンとエチレンおよび/またはブテン−1を各モノマ
ー単位がランダムに配列するように共重合させたプロピ
レンおよび/またはブテン−1が主成分をなす共重合体
であり、エチレン含量が0〜30重量%、好ましくは1
〜20重量%の範囲であり、または、ブテン−1含量が
1〜70重量%、好ましくは10〜70重量%の範囲で
あり、残余はプロピレンである。また、共重合体の数平
均分子量1,000〜20,000好ましくは2,00
0〜10,000の範囲である。この非晶質ポリオレフ
ィンについて、エチレン含量が30重量%以上である
と、得られる樹脂組成物の機械的強度が劣り、表面粘着
性が増して取り扱いが困難となる。また、ブテン−1含
量が70重量%以上であると、得られる樹脂組成物の軟
化点が低くなり、60℃付近での耐熱性が劣る。数平均
分子量が1,000未満であると、凝集力が劣り、樹脂
組成物の機械的強度が不十分となる。また、この非晶質
ポリオレフィンは、DSC法による結晶化度が20%未
満であり、環球法による軟化点が90〜170℃であ
り、190℃における溶融粘度が200〜20,000
cpsの範囲にある。さらに、この非晶質ポリオレフィ
ンの室温における単体での機械的性質について、破断点
強度が1〜50kg/cm2 であり、破断点伸びが20
〜1200%であり、引張弾性率が10〜500kg/
cm2 の範囲にある。
【0007】本発明の(b)成分のエチレンを主体とす
るポリオレフィン樹脂とは、エチレン単独重合体、エチ
レンとブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1の中から選ばれたα−オレフィン1
〜40重量%を共重合させたエチレン−α−オレフィン
共重合体あるいはエチレンと酢酸ビニルを1〜30重量
%共重合させたエチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙
げられる。これらのポリオレフィン樹脂は、押出成形、
射出成形、ブロー成形用などとして通常市販されている
ものを挙げることができる。
るポリオレフィン樹脂とは、エチレン単独重合体、エチ
レンとブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1の中から選ばれたα−オレフィン1
〜40重量%を共重合させたエチレン−α−オレフィン
共重合体あるいはエチレンと酢酸ビニルを1〜30重量
%共重合させたエチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙
げられる。これらのポリオレフィン樹脂は、押出成形、
射出成形、ブロー成形用などとして通常市販されている
ものを挙げることができる。
【0008】本発明の樹脂組成物は、上記(a)成分を
2〜50重量%および(b)成分を50〜98重量%と
なるような比率で配合することにより得られる。(a)
成分の含有量が2重量%未満であると、常温での柔軟性
が欠け、弾性回復力も十分には得られない。また、50
重量%以上であると、機械的強度が低くなりすぎ、実用
に供し得ない。
2〜50重量%および(b)成分を50〜98重量%と
なるような比率で配合することにより得られる。(a)
成分の含有量が2重量%未満であると、常温での柔軟性
が欠け、弾性回復力も十分には得られない。また、50
重量%以上であると、機械的強度が低くなりすぎ、実用
に供し得ない。
【0009】本発明のプロピレンとエチレンおよび/ま
たはブテン−1を共重合させた非晶質ポリオレフィン樹
脂を含有してなる樹脂組成物は、室温における引張弾性
率が50〜1,500kg/cm2 、強度が20〜15
0kg/cm2 、弾性回復率が40〜75%の範囲にあ
り、軟質塩化ビニル樹脂とほぼ同等の性能をもつ。上記
(a)成分と(b)成分の配合方法は特に制限はなく、
従来のポリオレフィン組成物の製法で慣用されている方
法、例えば、ニーダー、バンバリーミキサーなどの混練
機または単軸あるいは二軸押出機などを用いて加熱溶融
混練して行うことができる。また、必要に応じて、耐熱
安定剤、酸化防止剤、滑剤、核剤などの添加剤あるいは
炭酸カルシウム、マイカ、タルク、ガラス短繊維などの
補強材、あるいは充填剤などを添加することができる。
さらに他の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーなどを
配合することもできる。
たはブテン−1を共重合させた非晶質ポリオレフィン樹
脂を含有してなる樹脂組成物は、室温における引張弾性
率が50〜1,500kg/cm2 、強度が20〜15
0kg/cm2 、弾性回復率が40〜75%の範囲にあ
り、軟質塩化ビニル樹脂とほぼ同等の性能をもつ。上記
(a)成分と(b)成分の配合方法は特に制限はなく、
従来のポリオレフィン組成物の製法で慣用されている方
法、例えば、ニーダー、バンバリーミキサーなどの混練
機または単軸あるいは二軸押出機などを用いて加熱溶融
混練して行うことができる。また、必要に応じて、耐熱
安定剤、酸化防止剤、滑剤、核剤などの添加剤あるいは
炭酸カルシウム、マイカ、タルク、ガラス短繊維などの
補強材、あるいは充填剤などを添加することができる。
さらに他の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーなどを
配合することもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、軟質塩化ビニル
樹脂が持つ環境問題、社会的問題に関する欠点がなく、
しかも軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性、弾性回復
力、非粘着性を有するものであり、業務用・家庭用ラッ
プフィルムや繊維・雑貨などの包装用シートやフィル
ム、土木・建築分野における建材用シートあるいは繊維
・テープ・金属表面保護フィルム用基材などの各種の用
途に好適に使用できる。
樹脂が持つ環境問題、社会的問題に関する欠点がなく、
しかも軟質塩化ビニル樹脂に匹敵する柔軟性、弾性回復
力、非粘着性を有するものであり、業務用・家庭用ラッ
プフィルムや繊維・雑貨などの包装用シートやフィル
ム、土木・建築分野における建材用シートあるいは繊維
・テープ・金属表面保護フィルム用基材などの各種の用
途に好適に使用できる。
【0011】本発明において、常温での柔軟性、機械的
強度および弾性回復力は以下の方法で測定した。180
℃に設定したブラベンダー小型混練機により、所定の配
合比の(a)成分と(b)成分を30分溶融混練して得
られた樹脂組成物をプレス温度180℃、プレス圧力1
00kg/cm2 でホットプレスして厚さ2mmのシー
トを成形する。 (柔軟性、機械的強度)得られたシートをJIS2号ダ
ンベルで打ち抜き、引張試験用試験片とした。これをJ
IS K7113「プラスチックの引張試験方法」に準
拠して、チャック間距離80mm、クロスヘッド速度5
0mm/分により23℃での引張試験を行い、柔軟性の
目安となる引張弾性率(kg/cm2 )および機械的強
度の代表値としての引張強度(kg/cm2 )を求め
た。 (弾性回復率)上記の試験片を用いて、上記と同様の試
験方法により、クロスヘッド速度500mm/分、試験
温度23℃にて20%歪みまで引張後、同一歪みで保持
した時の初期応力:σ0 と、1分後の応力:σとの比
(σ/σ0 ×100:%)から応力緩和性を評価した。
強度および弾性回復力は以下の方法で測定した。180
℃に設定したブラベンダー小型混練機により、所定の配
合比の(a)成分と(b)成分を30分溶融混練して得
られた樹脂組成物をプレス温度180℃、プレス圧力1
00kg/cm2 でホットプレスして厚さ2mmのシー
トを成形する。 (柔軟性、機械的強度)得られたシートをJIS2号ダ
ンベルで打ち抜き、引張試験用試験片とした。これをJ
IS K7113「プラスチックの引張試験方法」に準
拠して、チャック間距離80mm、クロスヘッド速度5
0mm/分により23℃での引張試験を行い、柔軟性の
目安となる引張弾性率(kg/cm2 )および機械的強
度の代表値としての引張強度(kg/cm2 )を求め
た。 (弾性回復率)上記の試験片を用いて、上記と同様の試
験方法により、クロスヘッド速度500mm/分、試験
温度23℃にて20%歪みまで引張後、同一歪みで保持
した時の初期応力:σ0 と、1分後の応力:σとの比
(σ/σ0 ×100:%)から応力緩和性を評価した。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
る。
【0013】(試験に使用した樹脂) (a)成分の非晶質ポリオレフィン
【0014】
【表1】
【0015】(b)成分のエチレンを主体とするポリオ
レフィン樹脂(宇部興産(株)製)
レフィン樹脂(宇部興産(株)製)
【0016】
【表2】
【0017】実施例および比較例 (a)成分の非晶質ポリオレフィンと(b)成分のエチ
レンを主体とするポリオレフィン樹脂を所定の比率で配
合した樹脂組成物について、23℃における引張弾性
率、引張強度および応力緩和性を測定した。結果を表3
に示す。
レンを主体とするポリオレフィン樹脂を所定の比率で配
合した樹脂組成物について、23℃における引張弾性
率、引張強度および応力緩和性を測定した。結果を表3
に示す。
【0018】
【表3】
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)プロピレンとエチレンおよび/ま
たはブテン−1を共重合させた非晶質ポリオレフィン2
〜50重量%および(b)エチレンを主体とするポリオ
レフィン樹脂50〜98重量%を含有してなる樹脂組成
物。 - 【請求項2】 エチレン含量が1〜20重量%、ブテン
−1含量が10〜70重量%、残余がプロピレンである
請求項1に記載の非晶質ポリオレフィン。 - 【請求項3】 エチレンを主体とするポリオレフィン樹
脂がエチレン単独重合体、エチレンとブテン−1、ヘキ
セン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1の中
から選ばれたα−オレフィンを1〜40重量%共重合さ
せたエチレン−α−オレフィン共重合体あるいはエチレ
ンと酢酸ビニル1〜30重量%を共重合させたエチレン
・酢酸ビニル共重合体である請求項1に記載のエチレン
を主体とするポリオレフィン樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13135594A JP3147138B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13135594A JP3147138B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07316350A true JPH07316350A (ja) | 1995-12-05 |
JP3147138B2 JP3147138B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=15055995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13135594A Expired - Fee Related JP3147138B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147138B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005126677A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-05-19 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂組成物および積層体 |
JP2021121677A (ja) * | 2016-03-11 | 2021-08-26 | 三井化学株式会社 | 成形体 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP13135594A patent/JP3147138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005126677A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-05-19 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂組成物および積層体 |
JP2021121677A (ja) * | 2016-03-11 | 2021-08-26 | 三井化学株式会社 | 成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3147138B2 (ja) | 2001-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |