JPH07315623A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH07315623A
JPH07315623A JP6139611A JP13961194A JPH07315623A JP H07315623 A JPH07315623 A JP H07315623A JP 6139611 A JP6139611 A JP 6139611A JP 13961194 A JP13961194 A JP 13961194A JP H07315623 A JPH07315623 A JP H07315623A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
dew condensation
paper
plates
paper sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6139611A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Nishimura
重樹 西村
Yoshito Takashima
義人 高嶋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の水分が定着部の熱により蒸発して結露
となることの弊害を防止する。 【構成】 定着部を構成する加熱ロール11および加圧
ロール12の後段にガイド15,16を設ける。このガ
イドはそれぞれ複数枚の縦板15b,16bとこれらを
保持する横板15a,16aとからなる。定着部から排
出された用紙4は縦板15b,16b端面に案内されて
搬送される。したがって、用紙4から蒸発した水分は縦
板に結露として付着するが、用紙4には直接接触しな
い。また、横板15a,16aに、上下に貫通する開口
を設けて結露の発生の防止や発生した結露の蒸発促進を
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙搬送装置に関するも
のであり、特に、装置内の結露による搬送異常や転写不
良などの弊害を除去するのに好適な用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等の用紙搬送経路には
熱定着装置など熱源となるものが配設されている。搬送
中の用紙が前記熱源によって暖められると、用紙に含ま
れる水分が蒸発して装置内に付着して結露が発生する。
特に装置の起動時など装置内が冷えているときとか、季
節によって用紙が水分を多く含んでいる場合には、結露
が顕著である。そして、前記装置内に結露した水分が搬
送中の用紙に付着すると、用紙にうねりつまり波状の変
形が生じる。このような用紙の変形は、両面印字におけ
る第2面印字の際に印字抜け等の転写不良やジャム等の
搬送異常を引き起こす要因となる。
【0003】前記結露による不都合を回避するため、次
のような装置が提案されている。まず、特開平4−15
1679号公報には、定着装置の熱源側に位置する面に
水分を吸い取る部材を設けた画像形成装置が開示されて
いる。
【0004】また、特開平4−166968号公報に
は、定着装置下流に設けた上下2枚のガイド板に発熱体
を設け、この発熱体によって用紙通路内の雰囲気を適度
な温度に維持し、温度差による結露の発生を防止するよ
うにした定着装置が開示されている。この定着装置に
は、温度検出のためのセンサが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2種類の装
置にはそれぞれ次のような問題点があった。まず、前者
では、搬送中に用紙が直接接触するガイド上の結露対策
が講じられていないため、このガイドに接触する用紙に
水分が付着するという問題点がある。また、水分を吸い
取る部材に関しては、コストや耐久性の面を考慮すると
部材の選定が容易ではなく、頻繁に交換を要する消耗部
品とならざるを得ない場合も生じる。
【0006】また、後者では、発熱体や温度センサなら
びにこれらの制御手段を要するために構成が複雑にな
り、発熱体や制御手段に供給する電力も増大する。この
ために、製造コストのみならず消費コストも増大するこ
とになり好ましくない。さらに、発熱体を設けたため
に、ガイド板が、用紙との接触面積が大きくなる構造と
なっていて、用紙搬送時の抵抗が大きいという問題点も
ある。
【0007】本発明は、上記問題点を解消し、結露によ
る弊害を防止でき、かつ用紙の円滑な搬送を実現できる
用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、定着装置から排出された
用紙に対して上下にそれぞれ配設されたガイドを具備
し、該ガイドが、搬送される用紙の面に対してその端面
が対向し、かつその長手方向が用紙搬送方向と略一致す
るように予定間隔で整列配置された複数枚の縦ガイド部
材と、前記縦ガイド部材を保持する横板とからなる点に
第1の特徴がある。
【0009】また、本発明は、前記縦ガイド部材の前記
端面が、互いに他方のガイドに設けられた縦ガイド部材
の端面と対向するように配置された点に第2の特徴があ
る。さらに本発明は、前記横板に、該横板を上下に貫通
する開口が設けられている点に第3の特徴がある。
【0010】
【作用】上記の第1および第2の特徴を有する本発明で
は、定着装置によって加熱されたときに発生する用紙の
水分は、前記ガイドの表面に結露として付着する。しか
し、搬送される用紙の面には縦ガイド部材の端面が直接
接触し、該端面の結露はきわめて少ないため、用紙に対
してうねり等の変形を生じさせることがない。
【0011】また、用紙は縦ガイド部材の端面と接触し
て搬送されるため、接触抵抗が少なく、搬送を円滑に行
える。また、上下のガイドに配置された縦ガイド部材の
端面同士は対向して配置されているため、用紙に対し、
うねりつまり波状の変形が加えられることがない。
【0012】さらに、第3の特徴によれば、ガイドの上
下方向の通気状態がよくなり、結露を防止できるととも
に、発生した結露の蒸発が促進される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図4は本発明の一実施例に係る用紙搬送装置を含む
記録装置の構成を示す系統図である。該記録装置は、本
体1および給紙部2からなる。給紙部2はサイズの異な
る用紙を供給できるように3段の給紙トレー3a,3
b,3cを有する。該給紙トレー3a〜3cには用紙4
を繰り出す搬送ロール対5a,5b,5c、および繰り
出された用紙4を本体1に搬送する用紙ガイド6が付設
される。
【0014】本体1には、画情報に基づいてトナーを付
着する感光体ドラム7と、該感光体ドラム7に付着され
たトナーを用紙に転写する転写部8と、用紙に転写され
たトナーを定着させる定着部10とを具備する。定着部
10は定着用の加熱ロール11および該加熱ロール11
に押圧される加圧ロール12、ならびに該加熱ロール1
1および加圧ロール12から用紙を剥離する爪13a,
13bを有する。さらに、定着部10には前記加熱ロー
ル11および加圧ロール12へ用紙を案内するガイド1
4と、加熱ロール11および加圧ロール12の下流に配
置された排出用の上ガイド15および下ガイド16とを
有する。
【0015】また、前記定着部10の上流には、該定着
部10へ用紙を搬送するバキュームトランスポート17
が配設される。給紙部2から繰り出された用紙は所定の
位置に配設されたガイドに案内されて搬送され、画像の
現像・定着がなされて排出トレー18へ排出される。用
紙の搬送経路は矢印A,B,C,Dで示すとおりであ
り、用紙の両面に印字する経路を構成している。搬送経
路の途中には、用紙を所定位置に揃えるためのスキュー
ロールや搬送ロールが多数設けられているが、本発明の
要旨には直接関係ないので図の繁雑を防ぐため符号は省
略する。なお、感光および転写タイミングを得るための
レジゲート19と、両面印字と片面印字の切替えのため
のゲート20がそれぞれ設けられている。
【0016】続いて、前記定着部10を詳細に説明す
る。図1は定着部の要部を示す部分断面側面図であり、
図2は図1のX−X位置での断面図である。図1および
2において、加熱ロール11のヒ―タ9は取付ガイド2
4によって支持され、図示しない給電部から電力が供給
されている。ガイド14によって矢印A方向に搬送され
てきた用紙4は加熱ロール11と加圧ロール12とで押
圧され、熱によってトナー像が溶融して用紙4に定着す
る。該用紙4は加熱ロール11または加圧ロール12の
いずれかに巻き付くようにして排出されるため、剥離用
の爪13a,13bで剥離する。トナー像が定着された
用紙4は上ガイド15および下ガイド16に案内されて
下流に搬送される。
【0017】ここで、上ガイド15は、搬送される用紙
4の面に対してその端面が接触するように配置された複
数の縦ガイド部材(以下、単に「縦板」という)15b
と該縦板15bを保持する横板15aとからなる。同様
に、下ガイド16も横板16aと縦板16bとからな
る。前記縦板15b,16bはその長手方向が用紙4の
搬送方向と略一致するように配置される。各縦板15
b,16bの配置間隔は20mmが最良であった。これ
より大きいと用紙に波状変形を生じさせるし、小さいと
搬送時の用紙との接触抵抗が増大し、円滑な搬送の観点
から好ましくない。
【0018】図2の例では前記縦板15b,16bはL
字型断面形状を有し、横板15a,16aに例えばスポ
ット溶接等の固着手段で固定されている。縦板15bと
16bとの相互位置関係は、厳密にではないが、互いに
その端面が対向するように配列されるのが望ましい。本
発明者等の実験によれば、縦板の種々の配置のうち、こ
の配列が最も用紙4のうねりがつまり波状変形が少なか
ったからである。
【0019】図2において、粒状物21は横板15a,
16a,縦板15b,16bに付着している水滴つまり
結露である。なお、縦板を示す符号15b,16bなら
びに結露を示す符号21は図示の簡単のため一部にのみ
付与している。
【0020】また、空気の対流を促進し、水蒸気を含ん
だ熱気を外部に排出して結露をしにくくし、かつ発生し
た結露を早期に解消するため、前記横板15a,16a
には上下に貫通する開口を設けるとよい。
【0021】図3は、開口を形成したガイドを示す図で
ある。この図では、横板15aをプレス加工によって打
ち抜きおよび折り曲げして縦板15bを形成した例を示
す。この打ち抜きおよび折り曲げによって開口22を同
時に形成することができる。同図(b)は折り曲げ部の
拡大図である。図3(a)に示した切り欠き23は、所
定間隔で配設される前記爪13aとの干渉を回避するた
めの「逃げ」である。なお、本実施例では、開口22は
矩形としたが、横板15aと縦板15bとを別部品で構
成してスポット溶接等で固着するタイプ、つまり図2に
示したものでは円形等にすることもできる。
【0022】以上の説明のように、定着部10の雰囲気
中の水分や用紙4から発生した水分を含む熱気は開口2
2を通って外部に抜けるため、ガイド15,16には結
露が発生しにくくなるし、また、発生した結露は通気に
よって消え易くなる。さらに、結露はガイド15,16
の表面に発生しやすいが、縦板15b,16bの端面つ
まり用紙4が直接接触する部分には発生しないため、水
滴が用紙4に付着することもない。
【0023】さらに、用紙4はガイド15,16の縦板
端面にのみ接触して搬送されるため、平板の面が用紙と
接触するようなガイドと比較すると接触抵抗が少ないた
め、搬送状態が円滑になる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、定着部から排出された用紙に水分が付着しに
くくなるため、この水分に起因するうねり等の用紙の変
形がなくなる。したがって、用紙の搬送が円滑になるほ
か、両面印字などの場合に、前記用紙の変形部分で印字
抜けや搬送異常が発生することがなくなる。
【0025】また、請求項2の発明によれば、縦板の端
面が互いに対向するようにしたので、用紙が接触したと
きのうねりがより少なくなり、上記の効果がより一層顕
著となる。
【0026】さらに、請求項3の発明によれば、定着部
内での空気の流れが良好となり、水分を多く含んだ熱気
の排出が促進され、結露もしにくくなるため、上記効果
がより一層顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送装置の要部を示す拡大図で
ある。
【図2】 ガイドの形状を示す断面図である。
【図3】 ガイドの変形例を示す図およびその拡大図で
ある。
【図4】 本発明に係る搬送装置を含む記録装置の構成
を示す系統図である。
【符号の説明】
1…本体、 2…給紙部、 4…用紙、 10…定着
部、 11…加熱ロール、12…加圧ロール、 15…
上ガイド、 16…下ガイド、 15a,16a…横
板、 15b,16b…縦板、 22…開口、 23…
切り欠き

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ロールと加圧ロールとで用紙を挟ん
    で次工程に搬送するように構成された定着装置の排出側
    に設けられた用紙搬送装置において、 前記定着装置から排出された用紙に対して上下にそれぞ
    れ配設されたガイドを具備し、 該ガイドが、前記搬送される用紙の面に対してその端面
    が対向し、かつその長手方向が用紙搬送方向と略一致す
    るように予定間隔で整列配置された複数枚の縦ガイド部
    材と、前記縦ガイド部材を保持する横板とからなること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記縦ガイド部材の前記端面が、互いに
    他方のガイドに設けられた縦ガイド部材の端面と対向す
    るように配置されたことを特徴とする請求項1記載の用
    紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記横板に、該横板を上下に貫通する開
    口が設けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の用紙搬送装置。
JP6139611A 1994-05-31 1994-05-31 用紙搬送装置 Pending JPH07315623A (ja)

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JP6139611A JPH07315623A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 用紙搬送装置

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JP6139611A JPH07315623A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 用紙搬送装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1215541A2 (de) * 2000-12-13 2002-06-19 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Belüftete Abstreiferbaugruppe für eine Fixierstation in einer Bilderzeugungsvorrichtung
US7466949B2 (en) 2004-11-30 2008-12-16 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having a separation plate
US9323207B2 (en) 2013-09-30 2016-04-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (4)

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EP1215541A2 (de) * 2000-12-13 2002-06-19 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Belüftete Abstreiferbaugruppe für eine Fixierstation in einer Bilderzeugungsvorrichtung
EP1215541A3 (de) * 2000-12-13 2006-02-08 Eastman Kodak Company Belüftete Abstreiferbaugruppe für eine Fixierstation in einer Bilderzeugungsvorrichtung
US7466949B2 (en) 2004-11-30 2008-12-16 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having a separation plate
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