JP2007126265A - 記録媒体排出ロール - Google Patents

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Abstract

【課題】排出ロールによる記録媒体の排出性能を向上する。
【解決手段】排出ロール100では、駆動ロール102に設けられた2個のロール部112と従動ロール104に設けられた3個のロール部114とが、互いに非接触で軸方向へ交互に配列されており、カット記録紙34´が自身のコシでロール部112とロール部114とに狭持される。駆動ロール102のロール部112より軸方向の外側には、ロール部112よりも小径且つ軸方向の断面形状が鋸歯状のロール部118が設けられており、ロール部112とロール部114との狭持から開放されたカット記録紙34´の幅方向中央部がロール部112から浮上った場合でも、ロール部118の段差部からカット記録紙34´の幅方向両端部の後端縁部に搬送力が与えられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、軸方向の断面形状が凸凹の複数の第1ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された駆動ロールと、複数の第2ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された従動ロールと、で構成され、互いに非接触で軸方向へ交互に配列された第1ロール部と第2ロール部とで記録媒体を狭持して画像記録装置から排出する記録媒体排出ロールに関する。
プリンタプロセッサでは、感光性記録紙が、マガジンから巻き出されて発色現像・漂白定着・安定化・乾燥等の各処理を施され、その後、所定のサイズにカットされて排出ロールによってトレイ上に排出される。ここで、排出ロールとしては、駆動ロールと従動ロールの軸方向中央部にそれぞれ、複数のロール部が軸方向へ間隔を空けて並べて設けられ、且つ、駆動ロールのロール部と従動ロールのロール部とが互いに非接触で軸方向へ交互に配列され、感光性記録紙が自身のコシで駆動ロールのロール部と従動ロールのロール部とに狭持されるものが考案されている。
ところで、排出ロールの搬送力が不十分の場合、駆動ロールのロール部と従動ロールのロール部とによる感光性記録紙の狭持が解除された後、感光性記録紙の後端部がトレイまで押し出されずに排出ロールの周辺に停止する。これによって、トレイ上での感光性記録紙の集積状態が乱れ、また、後続の感光性記録紙の排出が妨げられる。
このため、駆動ロールのロール部の表面に軸方向へ延びる溝を形成し、この溝から感光性記録紙の後端縁部に搬送力を作用させることで、感光性記録紙の排出性を高めている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した構成の排出ロールによって、感光性記録紙を記録面(乳剤面)を下向きにしてトレイへ排出する場合、高温低湿度下では、駆動ロールのロール部と従動ロールのロール部とによる狭持から開放された感光性記録紙が、幅方向中央部が浮上る形状に湾曲し、幅方向中央部を駆動ロールのロール部から浮上らせる。このため、駆動ロールのロール部の溝から感光体記録紙の後端縁部に搬送力を作用させることができず、感光性記録紙の排出性を高めることができないという問題があった。
特開平11−349198号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、軸方向の断面形状が凸凹の複数の第1ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された駆動ロールと、複数の第2ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された従動ロールと、で構成され、互いに非接触で軸方向へ交互に配列された第1ロール部と第2ロール部とで記録媒体を狭持して画像記録装置から排出する記録媒体排出ロールにおいて、湾曲した記録媒体に対する排出性を向上させることを防止する。
請求項1に記載の記録媒体排出ロールは、軸方向の断面形状が凸凹の複数の第1ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された駆動ロールと、軸方向の断面形状が凸凹の複数の第2ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された従動ロールと、で構成され、互いに非接触で軸方向へ交互に配列された前記第1ロール部と前記第2ロール部とで記録媒体を狭持して画像記録装置から排出する記録媒体排出ロールであって、前記駆動ロールの前記第1ロール部より軸方向の外側に、軸方向の断面形状が凸凹で、前記第1ロール部よりも小径の第3ロール部を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の記録媒体排出ロールでは、駆動ロールに設けられた複数の第1ロール部と従動ロールに設けられた複数の第2ロール部とがそれぞれ、間隔を空けて駆動ロール及び従動ロールの軸方向へ配列され、また、第1ロール部と第2ロール部とは、互いに非接触で駆動ロール及び従動ロールの軸方向へ交互に配列されており、記録媒体が、自身のコシで第1ロール部と第2ロール部とに狭持されて、画像記録装置から排出される。このように、記録媒体にコシを与えることで、記録媒体を記録媒体排出ロールからより遠くまで排出でき、排出済みの記録媒体の上に重ねて集積できるので、排出される記録媒体が排出済みの記録媒体を押し出したり、排出される記録媒体が排出済みの記録媒体に引っ掛って裏返る等の集積不良を防止できる。
ここで、第1ロール部の軸方向の断面形状が凸凹とされている。このため、第1ロール部と第2ロール部とによる記録媒体の狭持が解除された後、記録媒体が第1ロール部から浮上りさえしなければ、第1ロール部の表面に形成された凹部から記録媒体の後端縁部へ搬送力が与えられる。
ところで、記録媒体が、幅方向中央部が第1ロール部から浮上る形状に湾曲して記録媒体排出ロールへ送られてきた場合、第1ロール部と第2ロール部とによる記録媒体の狭持が解除された後、記録媒体の幅方向中央部は第1ロール部から浮上り、記録媒体の幅方向両端部は駆動ロールの第1ロール部より軸方向の外側へ垂れ下がる。ここで、駆動ロールの第1ロール部より軸方向の外側には、第1ロール部よりも小径で軸方向の断面形状が凸凹の第3ロール部が設けられており、この第3ロール部の表面に形成された凹部が、湾曲して垂れ下がった記録媒体の幅方向両端部の後端縁部に当接して搬送力を与える。
これによって、記録媒体が湾曲して第1ロール部から浮上った場合でも、記録媒体の後端縁部に搬送力を与えることができ、記録媒体を画像記録装置から排出させることができる。
また、幅方向中央部が第1ロール部から浮上る形状に湾曲した記録媒体は、第1ロール部と第2ロール部とによる狭持を解除された後、湾曲状態に復元する際の弾性力で第1ロール部から跳ね上がろうとするが、第3ロール部を第1ロール部よりも小径としたことで第1ロール部と第2ロール部とにより狭持された記録媒体の状態が元の湾曲状態により近くなるので、抑制できる。これによって、記録媒体を安定して搬送できる。
請求項2に記載の記録媒体搬送ロールは、請求項1に記載の記録媒体搬送ロールであって、前記第1ロール部の軸方向の断面形状の凸凹を、前記第1ロール部の表面に軸方向へ延びる溝で形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の記録媒体排出ロールでは、第1ロール部の表面に軸方向へ延びる溝が形成されることで、第1ロール部の軸方向の断面形状が凸凹になっており、第1ロール部と第2ロール部とによる狭持から開放された記録媒体が、第1ロール部から浮上りさえしなければ、該記録媒体の後端縁部に、第1ロール部の表面の溝から搬送力が与えられる。
ここで、第1ロール部の表面の凸部を円弧状としたことで、記録媒体を狭持している際、第1ロール部と記録媒体とが常時、面接触するので、記録媒体に与えられるダメージを抑制できる。
請求項3に記載の記録媒体排出ロールは、請求項1に記載の記録媒体排出ロールであって、前記第3ロール部の軸方向の断面形状の凸凹を、前記第3ロール部の表面に軸方向へ延びる段差部で形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の記録媒体排出ロールでは、第3ロール部の表面に軸方向へ延びる段差部が形成されることで、第3ロール部の軸方向の断面形状が凸凹になっており、第1ロール部と第2ロール部とによる狭持から開放された記録媒体が湾曲して第1ロール部から浮上った場合には、記録媒体の後端縁部に、第3ロール部の表面の段差部から搬送力が与えられる。
請求項4に記載の記録媒体排出ロールは、請求項3に記載の記録媒体排出ロールであって、前記第3ロール部の軸方向の断面形状を鋸歯状としたことを特徴とする。
請求項4に記載の記録媒体排出ロールでは、第3ロール部の軸方向の断面形状が鋸歯状になっており、第1ロール部と第2ロール部とによる狭持から開放された記録媒体が湾曲して第1ロール部から浮上った場合には、記録媒体の後端縁部に、第3ロール部の鋸歯状の表面の段差部から搬送力が与えられる。
ここで、第3ロール部を第1ロール部よりも小径としたことで、第3ロール部の周速が第1ロール部の周速よりも遅くなるので、記録媒体の後端縁部が段差部に嵌り込む際、記録媒体の後端部に局所的な曲げが生じ易いが、段差部にテーパを付けることで抑制している。
請求項5に記載の記録媒体排出ロールは、請求項1乃至4の何れか1項に記載の記録媒体排出ロールであって、記録媒体が、感光材料であり、記録面を前記駆動ロール側に向けて搬送されることを特徴とする。
請求項5に記載の記録媒体排出ロールでは、感光材料が記録面を駆動ロール側に向けて搬送されるので、高温低湿下では、第1ロール部と第2ロール部との狭持から開放された感光材料が、幅方向中央部が第1ロール部から浮上る形状に湾曲する。しかし、本発明の記録媒体排出ロールでは、駆動ロールの第1ロール部より軸方向の外側へ垂れ下がった感光材料の幅方向両端部の後端縁部に、第3ロール部の表面の凹部から搬送力が与えられる。従って、湾曲した状態で搬送される記録媒体を、画像記録装置から確実に排出できる。
本発明は上記構成にしたので、軸方向の断面形状が凸凹の複数の第1ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された駆動ロールと、複数の第2ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された従動ロールと、で構成され、互いに非接触で軸方向へ交互に配列された第1ロール部と第2ロール部とで記録媒体を狭持して画像記録装置から排出する記録媒体排出ロールにおいて、湾曲した記録媒体に対する排出性を向上できる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明のソータ50を搭載したプリンタプロセッサ10は、画像入力装置12、画像処理装置13、プリンタ15、プロセッサ16及びソータ50を備えている。プリンタプロセッサ10を構成する各部は、図示しない配線を介して制御部17に接続されており、この制御部17によってプリンタプロセッサ10全体の動作が制御される。
画像入力装置12は、写真フィルムに記録された画像の投影光をCCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて光電的に読み取ることで画像データを生成し、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録された画像データを読み出すことで、画像データを取得する。この画像データは画像処理装置13に送られ、カラーバランス補正や濃度補正などの画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データはプリンタ15に送られ、後述する画像記録時に用いられる。
プリンタ15は、所定長にカットされたカット記録紙を搬送しながら、画像データに基づいて強度変調された記録光にて画像記録を行うものであり、搬送方向の上流側から、供給部20、裏印字部22、レジスト部24、画像記録部26、副走査受け部28、及び搬出部32を備える。各部位には、駆動ローラとニップローラとから構成される搬送ローラ対が、カット記録紙の搬送路に沿って複数設けられている。
供給部20には、ロール状に巻かれた長尺の感光性記録紙34を収納するマガジン20A、20Bがセットされる。各マガジン20A、20Bには、感光性記録紙34を引き出して裏印字部22に向けて搬送するための引出ローラ対21A、21Bが設けられている。本実施例では2つのマガジン20A、20Bが設けられているが、マガジンは1個でもよいし、3個以上でもよい。また、このマガジン20A、20Bに収納される感光性記録紙34には、図2に示すように、製造工程上のロスを無くすために、帯状記録紙の端部同士を接合した接合部80が設けられている。そして、接合部80には、接合部であることを示すスプライスホール81が設けられている。このスプライスホールの幅L1は、例えば、20mmとされている。
マガジン20A、20Bの出口にはそれぞれ、感光性記録紙34を切断するためのカッタ36A、36Bが備えられている。カッタ36A、36Bは、制御部17からの制御信号を受けて駆動し、プリントサイズに合わせて所定長だけ送り出された感光性記録紙34を切断してカット記録紙を形成する。プリントサイズとしては、例えば、L(89X127)、パノラマ(89X254)、2L(127×178)、8切り(165×216)、6切り(203×254)、4切り(254×305)などがあり、本実施例は、例えば、搬送方向と直交する方向の幅が89、95、 102、 117、 120、 127、 130、 152、165、178、203、210、216、254、305のカット記録紙に対応する。なお、単位は何れもmmである。また、カッタ36A、36Bの上流にはそれぞれ、感光性記録紙34に設けられたスプライスホール81を検出して制御部17に信号を出力するスプライスセンサ37A、37Bが設けられており、このスプライスセンサ37A、37Bがスプライスホール81を検出すると、制御部17は接合部80が通過する所定の長さの感光性記録紙34を送り出した後にカッタ36A、36Bを駆動する。このようにして形成された接合部80を含むカット記録紙は、裏印字や画像記録が行われずに、そのままソータ50に排出される。なお、本実施形態においては、ギロチン型のカッタとしているが、これに限らず回転刃を用いたロータリカッタなど、公知の手段を用いてもよい。
裏印字部22は、写真の撮影日、プリント日、コマ番号、各種IDなどのプリント情報を、カット記録紙の非記録面(露光面と反対側の面)に記録する裏印字ヘッド38を備える。裏印字ヘッド38としては、後に行われる湿式の現像処理に耐性のあるものであればドットインパクトヘッド、インクジェットヘッド、熱転写プリントヘッドなどの公知のプリントヘッドを用いることもできる。
レジスト部24は、画像記録部26における露光位置・角度ズレを防止するために、カット記録紙の傾き及び幅方向の位置を調整するレジスト用ローラ対40と、このレジスト用ローラ対40の前後に配置される複数の搬送ローラ対から構成される。レジスト用ローラ対40による傾き及び幅方向位置を調整する方法は、チルトレジスト、トップレジスト、及びサイドレジストなどの公知の方法を用いることができる。
画像記録部26は、露光ユニット42、副走査ロ―ラ対44、46と、カット記録紙の通過を検出する記録紙センサ45、47とから構成され、制御部17によって動作制御される。露光ユニット42は、画像処理装置13と接続されており、カット記録紙の先端が通過したことを記録紙センサ45が検出すると、画像データに基づいて強度変調された赤、緑、青の光ビームLBを主走査方向(搬送方向と直交する方向)に走査して、カット記録紙に画像を記録する。副走査ローラ対44、46は、光ビームLBによる露光位置を挟むように搬送方向の上流側及び下流側に配置され、カット記録紙を所定の速度で副走査方向(搬送方向と平行な方向)に搬送する。なお、副走査ロ―ラ対44、46のニップローラは、カット記録紙を挟持する位置とカット記録紙から離れる位置との間で切り替え可能とされており、記録紙センサ47でカット記録紙の先端または後端を検出したときに切り替えられる。これにより、カット記録紙の先端が下流側の副走査ローラ対46に突き当たったり、後端が上流側の副走査ロ―ラ対44から抜け出ることで、カット記録紙に過度の衝撃が加わることを防止する。
副走査受け部28は、画像記録中に画像記録部26から送り出されるカット記録紙の先端部を保持する複数のローラ対を備えており、画像記録部26による搬送速度と同一の速度にてカット記録紙を下流側に送り出す。副走査受け部28の各ローラ対は、駆動ローラと、ニップ解除可能なニップローラとからなり、画像記録中のカット記録紙の先端が通過した後にカット記録紙を挟持する。これにより、カット記録紙の先端が突き当たって搬送速度が変動することを防止する。
搬出部32は、副走査受け部28から送られるカット記録紙を、プロセッサ16の処理速度に対応する速度にて搬送し、プロセッサ16へ送る。
プロセッサ16は、現像処理部60、スクイズ部61、乾燥処理部62及び搬出部63から構成される。現像処理部60には、搬送方向の上流側から順に、発色現像槽70、漂白定着槽71と、第1安定槽73、第2安定槽74、第3安定槽75からなる安定槽72とが設けられている。発色現像槽70には発色現像液が、漂白定着槽71には漂白定着液が、また、第1安定槽73〜第3安定槽75には安定処理液が、それぞれ所定量貯蔵されており、カット記録紙が、発色現像槽70、漂白定着槽71、および第1安定槽73〜第3安定槽75にそれぞれ設けられた搬送ラック52、54、56、58の駆動力を受けて各処理槽70〜72内で搬送されることで、発色現像・漂白定着・安定化の各処理が行われる。
スクイズ部61は第3安定槽75の上方に配設されており、ブレードと送風ダクトと搬送ロールとから構成されている。ブレードは搬送ロールによって搬送されるカット記録紙の両面に当接してカット記録紙から処理液を掻き落し、送風ダクトは搬送ロールによって搬送されるカット記録紙に向けてエアーを吹き出して、カット記録紙から処理液を吹き飛ばす。
乾燥処理部62はスクイズ部61の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、カット記録紙を搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクトの前を通過させることで、カット記録紙に付着した処理液が完全に除去される。そして、乾燥処理部62を通過したカット記録紙は、搬出部63によってソータ50へ送られる。
図3に示すように、ソータ50では、複数のトレイ146が、プロセッサ16の出口148から斜め下方へ下降し、そして最下位から斜め上方へ上昇する周回路において周回される。このソータ50では、トレイ146が出口148から斜め下方へ下降される間、トレイ146がハウジング160外に露出し、この間にトレイ146上からカット記録紙を取り出すことができるようになっている。
ここで、プロセッサ16の出口148からソータ50のトレイ146上へカット記録紙を排出する排出ロール100について説明する。
図4に示すように、排出ロール100は、駆動ロール102と従動ロール104とで構成されている。駆動ロール102は、カット記録紙の搬送経路の下側に配設され、従動ロール104は、カット記録紙の搬送経路の上側に配設されている。また、駆動ロール102の回転軸102A、従動ロール104の回転軸104Aは、軸受(図示省略)を介してフレーム(図示省略)に回転可能に支持されている。駆動ロール102の軸方向一端部には、図示しないモータの駆動を伝達するギア列に含まれるギア110が取付けられており、該モータの駆動で駆動ロール102が回転駆動される。
駆動ロール102の回転軸102Aの軸方向中央部には、2個の円筒状のロール部112が設けられている。この2個のロール部112は同一部品で、間隔を空けて駆動ロール120の軸方向へ並べられている。また、従動ロール104の回転軸104Aの軸方向中央部には、3個のロール部114が設けられている。この3個のロール部114は、回転軸104Aに取付けられた円柱状の部材115の軸方向両端部及び中央部の3箇所に形成された凸部であり、間隔を空けて軸方向へ並べられている。
ここで、駆動ロール102のロール部112は、従動ロール104の隣接した一対のロール部114の間に配設され、即ち、ロール部112とロール部114とは軸方向へ交互に配列されており、互いに非接触となっている。また、ロール部112とロール部114は、軸方向に重なっている。
このため、図5に示すように、カット記録紙34´は、駆動ロール102と従動ロール104との間へ突入すると、自身のコシにより、幅方向(排出方向と直交する方向)の中央部をロール部112とロール部114とによって狭持される。これによって、駆動ロール102の駆動力がカット記録紙34´を介して従動ロール104に伝達されて従動ロール104が従動回転し、カット記録紙34´が、駆動ロール102と従動ロール104によって狭持搬送される。このように、カット記録紙34´にコシを与えることで、カット記録紙34´を排出ロール100からより遠くまで排出でき、排出済みのカット記録紙34´の上に重ねて集積できるので、排出されるカット記録紙34´が排出済みのカット記録紙34´を押し出したり、排出されるカット記録紙34´が排出済みのカット記録紙34´に引っ掛って裏返る等の集積不良を防止できる。
ここで、駆動ロール102のロール部112の周面には、軸方向へ延びる複数本の溝112Aが、所定間隔毎に形成されている。また、一方のロール部112の溝112Aと他方のロール部112の溝112Aとは、同一直線上に揃えられている。このため、図6に示すように、ロール部112とロール部114とによるカット記録紙34´の幅方向中央部の狭持が解除された直後、カット記録紙34の幅方向中央部の後端縁部が両側のロール部112の溝112Aに嵌り込む。これによって、駆動ロール102からカット記録紙34´の幅方向中央部の後端部に作用する力が、溝112Aが無い場合と比較して大きくなるので、カット記録紙34´の排出性が向上する。
また、図4、図5に示すように、従動ロール104のロール部114の軸方向両端部は面取りによってR形状にされており、カット記録紙34´の記録面(乳剤面)に押し痕が付かないようになっている。
また、ロール部112の表面の凸部を円弧状としたことで、カット記録紙34´を狭持している際、ロール部112とカット記録紙34´とが面接触するので、カット記録紙34´に与えられるダメージを抑制できる。
また、駆動ロール102の2個のロール部112の下側と出口148の下部との隙間を塞ぐガイド部材116が、出口148の下部に取付けられており、カット記録紙34´の幅方向中央部の後端が、駆動ロール102の下側と出口148の下部との間に巻き込まれることが防止されている。
ところで、図7に示すように、乾燥処理部62(図1参照)において乾燥されたカット記録紙34´は、記録面を下向きにして排出ロール100へ送られてくる。この際、高温低湿下では、カット記録紙34´の乳剤面の凝集が急速に進行するので、図示するように、カット記録紙34は幅方向の中央部が浮上る形状に湾曲した状態で排出ロール100へ送られてくる。なお、カット記録紙34´が幅方向に湾曲するのは、カット記録紙34´に対して搬送方向へのテンションが作用しているためと推測される。
このため、図8に示すように、カット記録紙34´の幅方向のサイズが大きい場合、駆動ロール102と従動ロール104とによるカット記録紙34´の狭持が解除された後、カット記録紙34´の幅方向中央部がロール部112から浮上る。従って、駆動ロール102の搬送力がカット記録紙34´の後端縁部に作用しなくなるので、カット記録紙34´は停止しようとしたり、湾曲が大きい場合には従動ロール104に乗り上げたりする。
そこで、排出ロール100では、駆動ロール102の一対のロール部112より軸方向の外側に、カット記録紙34´の幅方向の両端部に当接するロール部118を計4個設け、このロール部118によってカット記録紙34´の後端縁部に搬送力を作用させている。
4個のロール部118は、同一部品であり、回転軸102Aの軸方向の一端側及び他端側に各2個ずつ設けられている。内側に設けられた2個のロール部118はそれぞれ、従動ロール104の外側のロール部114と対向している。
ここで、幅方向中央部がロール部112から浮上る形状に湾曲したカット記録紙34´は、ロール部112とロール部114とによる狭持を解除された後、湾曲状態に復元する際の弾性力でロール部112から跳ね上がろうとする。そして、カット記録紙34´が、ロール部112から跳ね上がった場合には、カット記録紙34´は幅方向両端縁部のみをロール部118に当接させて浮いた状態になるので、搬送状態が不安定になる。そこで、本実施形態では、ロール部118をロール部112よりも小径とし、ロール部112とロール部114とにより狭持されたカット記録紙34´の状態を元の湾曲状態により近づけることで、ロール部112とロール部114とによる狭持を解除された後の、カット記録紙34´の跳ね上がりを抑制している。これによって、カット記録紙34´を安定して搬送できる。
また、ロール部118の軸方向の断面形状が鋸歯状とされ、ロール部118の表面に軸方向へ延びる段差部118Aが形成されている。このため、図9に示すように、ロール部112とロール部114とによるカット記録紙34´の幅方向中央部の狭持が解除された直後、カット記録紙34の幅方向両端部の後端縁部が両側のロール部118の段差部118Aに嵌り込む。これによって、駆動ロール102からカット記録紙34´の幅方向両端部の後端部に作用する力が、段差部118Aが無い場合と比較して大きくなるので、カット記録紙34´の排出性が向上する。
ここで、ロール部118をロール部112よりも小径としたことで、ロール部118の周速がロール部112の周速よりも遅くなるので、カット記録紙34´の後端縁部が段差部118Aに嵌り込む際、カット記録紙34´の後端部に局所的な曲げが生じ易いが、段差部118Aにテーパを付けることで抑制している。
また、カット記録紙34´の幅方向両端部の後端縁部が段差部118Aに嵌り込む際、カット記録紙34´の幅方向両端部の後端部がロール部118の周面に倣うので、カット記録紙34´の幅方向両端部の後端部に局所的な折れが生じることを防止できる。
以上、説明したように、駆動ロール102の一対のロール部112をより軸方向の外側に、ロール部112よりも小径のロール部118を設けたことで、幅方向中央部がロール部112から浮上った形状に湾曲したカット記録紙34´の後端縁部に搬送力を与えることができる。従って、湾曲した状態で搬送されるカット記録紙34´を、プリンタプロセッサ10からソータ50へ確実に排出できる。
本発明の実施形態の排出ロールを備えるプリンタプロセッサの構成の概略を示す図である。 感光性記録紙の接合部を示す平面図および側面図である。 プリンタプロセッサに備えられたソータを示す斜視図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す斜視図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す正面図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す断面図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す斜視図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す正面図である。 本発明の実施形態の排出ロールを示す断面図である。
符号の説明
10 プリンタプロセッサ(画像記録装置)
34´ カット記録紙(記録媒体)
100 排出ロール(記録媒体排出ロール)
102 駆動ロール
104 従動ロール
112 ロール部(第1ロール部)
112A 溝
114 ロール部(第2ロール部)
118 ロール部(第3ロール部)
118A 段差部

Claims (5)

  1. 軸方向の断面形状が凸凹の複数の第1ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された駆動ロールと、
    複数の第2ロール部が間隔を空けて軸方向へ配列された従動ロールと、で構成され、
    互いに非接触で軸方向へ交互に配列された前記第1ロール部と前記第2ロール部とで記録媒体を狭持して画像記録装置から排出する記録媒体排出ロールであって、
    前記駆動ロールの前記第1ロール部より軸方向の外側に、軸方向の断面形状が凸凹で、前記第1ロール部よりも小径の第3ロール部を設けたことを特徴とする記録媒体排出ロール。
  2. 前記第1ロール部の軸方向の断面形状の凸凹を、前記第1ロール部の表面に軸方向へ延びる溝で形成したことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体排出ロール。
  3. 前記第3ロール部の軸方向の断面形状の凸凹を、前記第3ロール部の表面に軸方向へ延びる段差部で形成したことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体排出ロール。
  4. 前記第3ロール部の軸方向の断面形状を鋸歯状としたことを特徴とする請求項3に記載の記録媒体排出ロール。
  5. 記録媒体が、感光材料であり、記録面を前記駆動ロール側に向けて搬送されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の記録媒体排出ロール。
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