JP2006235536A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化が可能であると共に、処理時間を短縮可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 第2搬送ローラ対32の搬送方向下流側には、ループ部48が配置されている。ループ部48は、プリンタ15の内部に設けられ、ループ路49を構成する案内板48Aを含んで構成されている。ループ路49は、直接搬送路29から分岐して形成され、第2搬送ローラ対32の下流側から第1搬送ローラ対30の上流側へ続いている。ループ路49には、画像記録部26から送り出されるカット記録紙34Sが収容可能とされている。ループ路49と直接搬送路29との合流点Gには、第2切換ガイド部材88が配置されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 第2搬送ローラ対32の搬送方向下流側には、ループ部48が配置されている。ループ部48は、プリンタ15の内部に設けられ、ループ路49を構成する案内板48Aを含んで構成されている。ループ路49は、直接搬送路29から分岐して形成され、第2搬送ローラ対32の下流側から第1搬送ローラ対30の上流側へ続いている。ループ路49には、画像記録部26から送り出されるカット記録紙34Sが収容可能とされている。ループ路49と直接搬送路29との合流点Gには、第2切換ガイド部材88が配置されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像形成装置に係り、特に、記録材料に画像情報を画像形成したあと、現像処理を行なって記録材料への画像形成を完成させる画像形成装置に関する。
画像形成装置には、印画紙等の感光材料に対して、レーザ露光部から画像情報に対応して変調されたレーザビームを照射して走査露光した後、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施して感光材料上に画像を形成する、いわゆるデジタルミニラボと呼ばれるものがある。
このような画像形成装置での走査露光が、感光材料を搬送しながらの露光である場合には、搬送速度が一定に保たれなければ、露光ムラが発生してしまう。したがって、感光材料の露光中は、この感光材料に負荷を与えないようにしなければならない。
露光中の感光材料への負荷の原因としては、露光部と現像処理部の搬送速度の差、現像処理部への突入時に生じる感光材料の屈曲や、処理液面への突入による衝撃などが考えられる。そのため、従来は、露光部から現像処理部の入り口までの距離を長くして、感光材料の露光が終了した後に、この感光材料が現像処理部へ至るようにされていた。
しかしながら、上記構成では、露光部から現像処理部の入り口までの距離は、処理される感光材料のうちの最長のものの長さよりも長くしなければならず、画像形成装置のサイズの小型化が難しかった。
ところで、特許文献1には、露光部と現像処理部との間に感光材料を搬入可能な袋小路部を設け、露光後の感光材料を一旦袋小路部へ搬入し、スイッチバックにより現像処理部へ搬送するプリンタプロセッサが開示されている。この技術は、ジャムになった感光材料がスイッチバックにより良好に排出されることを目的としているが、露光されたすべての感光材料が袋小路部へ搬入される構成のため、処理時間が長くなってしまうという問題がある。
特開平11−305414号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、小型化が可能であると共に、処理時間を短縮可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、記録材料を所定の画像形成速度で搬送しながらこの記録材料に画像情報を画像形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像形成された記録材料を所定の現像搬送速度で搬送しながら現像処理する現像処理部と、前記画像形成部と前記現像処理部との間に設けられ、所定の搬送長を有し、前記画像形成部で画像形成された記録材料を、前記画像形成部から前記現像処理部へ搬送する直接搬送路と、前記直接搬送路から分岐される分岐部、及び、前記分岐部よりも前記直接搬送路の上流側に配置され前記直接搬送路と合流される合流部を有し、前記画像形成部から送り出される記録材料をこの送り出し方向と同じ順方向の搬送で前記分岐部から搬入させると共に前記合流部から排出させるループ搬送路と、前記分岐部に配置され、前記記録材料の搬送先を前記現像処理部と前記ループ搬送路との間で切換える第1切換部材と、前記合流部に配置され、前記画像形成部からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第1位置、及び、前記ループ搬送路からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第2搬送位置、との間を移動可能とされた第2切換部材と、前記記録材料の搬送方向の長さが、前記搬送長よりも短い場合には、この記録材料が前記画像形成部から前記直接搬送路を経て前記現像処理部へ搬送され、前記搬送長よりも長い場合には、この記録材料が前記ターン搬送路を経て前記現像処理部へ搬送されるように、前記第1切換部材、及び、第2切換部材を切換える切換制御手段と、を備えている。
本発明の画像形成装置は、記録材料への画像形成をこの記録材料を所定の画像形成速度で搬送しながら行なう。通常、画像形成部で画像形成された記録材料は、次に現像処理部へ搬送されるが、前述のように、画像形成中に記録材料の先端が現像処理部へ至ると、記録材料に負荷がかかって、画像形成にムラが生じてしまう。
そこで、本発明では、画像形成部で画像形成された記録材料を、画像形成部から現像処理部へ搬送する直接搬送路の他に、ループ搬送路を備える。ループ搬送路は、直接搬送路から分岐される分岐部、及び、分岐部よりも直接搬送路の上流側に配置され直接搬送路と合流される合流部を有し、画像形成部から送り出される記録材料をこの送り出し方向と同じ順方向の搬送で分岐部から搬入させて合流部から排出させるものである。
ここで、前記分岐部には、記録材料の搬送先を現像処理部とループ搬送路との間で切換える第1切換部材が配置され、前記合流部には画像形成部からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第1位置とループ搬送路からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第2搬送位置との間を移動可能とされた第2切換部材が配置されている。そして、切換制御手段により、記録材料の搬送方向の長さが、直接搬送路の搬送長よりも短い場合には、この記録材料が画像形成部から直接搬送路を経て現像処理部へ搬送され、前記搬送長よりも長い場合には、この記録材料がターン搬送路を経て現像処理部へ搬送されるように、第1切換部材、及び、第2切換部材が切換えられる。
上記構成によれば、直接搬送路の搬送長よりも短い記録材料の場合には、画像形成後に直接現像処理部へ搬送されても、現像処理部へ至るまでに記録材料後端部の画像形成は終了しており、画像形成中の記録材料への負荷は加えられない。また、直接搬送路の搬送長よりも長い記録材料の場合には、画像形成部から送り出されながらループ搬送路へ搬入されるので、画像形成中の記録材料が現像処理部へ入ることにより負荷が生じるのを防止することができる。
また、本発明によれば、直接搬送路の搬送長を最長の記録材料を考慮して装置の設計を行なう必要がなく、直接搬送路の搬送長を短くすることができるので、画像形成装置を小型化することができる。
また、本発明によれば、記録材料の長さが直接搬送路よりも短い場合には、記録材料は最短の直接搬送路を経由して現像処理部へ搬送されるので、すべての記録材料について同一の長い搬送路を経由させる場合と比較して、処理時間を短縮させることができる。
また、本発明によれば、合流部に第2切換部材が配置されているので、画像形成部からの記録材料は、第2切換部材によりガイドされて、スムーズに合流部を通過することができる。
請求項2に記載の発明の画像形成装置は、前記記録材料を前記ループ搬送路内で前記順方向に搬送可能な搬送ローラを備えたものである。
このように、搬送ローラを用いてループ搬送路内において記録材料を搬送することができる。
本発明は上記構成としたので、画像形成装置の小型化が可能であると共に、処理時間を短縮することもでき、画像形成時における記録材料への負荷も抑制することができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の画像形成装置10は、画像入力装置12、画像処理装置13、プリンタ15及びプロセサ16を備えている。画像形成装置10を構成する各部は、図示しない配線を介して制御部17に接続されており、この制御部17によって画像形成装置10全体の動作が制御される。
画像入力装置12は、写真フィルムに記録された画像の投影光をCCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて光電的に読み取ることで画像データを生成し、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録された画像データを読み出すことで、画像データを取得する。この画像データは画像処理装置13に送られ、カラーバランス補正や濃度補正などの画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データはプリンタ15に送られ、後述する画像記録時に用いられる。
プリンタ15は、所定長にカットされたカット記録紙34Sを搬送しながら、画像データに基づいて強度変調された記録光にて画像記録を行うものであり、搬送方向の上流側から、供給部20、裏印字部22、レジスト部24、画像記録部26、副走査受け部28、ループ部48を備える。各部位には、駆動ローラとニップローラとから構成される搬送ローラ対が、カット記録紙34Sの搬送路に沿って複数設けられている。
供給部20には、ロール状に巻かれた長尺の感光性記録紙34を収容するマガジン20Aがセットされている。マガジン20Aには、感光性記録紙34を引き出して裏印字部22に向けて搬送するための引出ローラ対21が設けられている。本実施形態では1つのマガジンのみを設けているが、マガジンは2個以上でもよい。
また、このマガジン20Aに収容される感光性記録紙34には、図2に示すように、製造工程上のロスを無くすために、帯状記録紙の端部同士を接合した接合部80が設けられている。そして、接合部80には、接合部であることを示すスプライスホール81が設けられている。このスプライスホールの幅L1は、例えば、20mmとされている。
マガジン20Aの出口から所定長だけ離れた位置には、感光性記録紙34を切断するためのカッタ36が備えられている。カッタ36は、制御部17からの制御信号を受けて駆動し、プリントサイズに合わせて所定長だけ送り出された感光性記録紙34を切断してカット記録紙34Sを形成する。プリントサイズとしては、例えば、L(89X127)、パノラマ(89X254)、2L(127×178)、8切り(165×216)、6切り(203×254)、4切り(254×305)などがある。なお、単位は何れもmmである。
また、カッタ36の上流には、感光性記録紙34に設けられたスプライスホール81を検出して制御部17に信号を出力するスプライスセンサ37が設けられており、このスプライスセンサ37がスプライスホール81を検出すると、制御部17は接合部80が通過する所定の長さの感光性記録紙34を送り出した後にカッタ36を駆動する。このようにして形成された接合部80を含むカット記録紙34Sは、裏印字や画像記録が行われずに、そのままソータ63に排出される。
裏印字部22は、写真の撮影日、プリント日、コマ番号、各種IDなどのプリント情報を、カット記録紙34Sの非記録面(露光面と反対側の面)に記録する裏印字装置50を備える。裏印字装置50は、裏印字ヘッド38とプラテン39とで構成されており、裏印字ヘッド38としては、後に行われる湿式の現像処理に耐性のあるものであればドットインパクトヘッド、インクジェットヘッド、熱転写プリントヘッドなどの公知のプリントヘッドを用いることができる。
レジスト部24は、画像記録部26における露光位置・角度ズレを防止するために、カット記録紙34Sの傾き及び幅方向の位置を調整するレジスト用ローラ対40と、このレジスト用ローラ対40の前後に配置される複数の搬送ローラ対から構成される。レジスト用ローラ対40による傾き及び幅方向位置を調整する方法は、チルトレジスト、トップレジスト、及びサイドレジストなどの公知の方法を用いることができる。
画像記録部26は、露光ユニット42、副走査ロ―ラ対44、46と、カット記録紙34Sの通過を検出する記録紙センサ45とから構成され、制御部17によって動作制御される。露光ユニット42は、画像処理装置13と接続されており、カット記録紙34Sの先端が通過したことを記録紙センサ45が検出すると、画像データに基づいて強度変調された赤、緑、青の光ビームLBを主走査方向(搬送方向と直交する方向)に走査して、カット記録紙34Sに画像を記録する。副走査ローラ対44、46は、光ビームLBによる露光位置を挟むように搬送方向の上流側及び下流側に配置され、カット記録紙34Sを所定の画像形成速度で副走査方向(搬送方向と平行な方向)に搬送する。これにより、カット記録紙34Sは、所定の画像形成速度で搬送されながら露光される。
なお、副走査ロ―ラ対44、46のニップローラは、カット記録紙34Sを挟持する位置とカット記録紙34Sから離れる位置との間で切り替え可能とされており、図示しない位置センサでカット記録紙34Sの先端または後端を検出したときに切り替えられる。これにより、カット記録紙34Sの先端が下流側の副走査ローラ対46に突き当たったり、後端が上流側の副走査ロ―ラ対44から抜け出ることで、カット記録紙34Sに過度の衝撃が加わることを防止する。
図3にも示すように、副走査受け部28は、記録紙検知センサ47A、47B、第1搬送ローラ対30、第2搬送ローラ対32を備えている。記録紙検知センサ47A、47Bは、カット記録紙34Sの先端部及び後端部を検知可能とされている。記録紙検知センサ47Aは、副走査ローラ対46の下流側に、記録紙検知センサ47Bは、第2搬送ローラ対32の上流側に配置されている。第1搬送ローラ対30、第2搬送ローラ対32は、画像記録中に画像記録部26から送り出されるカット記録紙34Sの先端部を保持し、画像記録部26の画像形成速度と同一の速度で、カット記録紙34Sを下流側に送り出す。第1搬送ローラ対30、第2搬送ローラ対32は、駆動ローラと、ニップ解除可能なニップローラとからなり、画像記録中のカット記録紙34Sの先端が通過した後にカット記録紙34Sを挟持する。これにより、カット記録紙34Sの先端が突き当たって搬送速度が変動することを防止する。カット記録紙34Sは、第1搬送ローラ対30、第2搬送ローラ対32により、後述する現像処理部60、またはループ部48へ搬送される。
なお、画像記録部26の副走査ローラ対46のニップ部から現像処理部60までの搬送路を「直接搬送路29」といい、その搬送長を「副走査受搬送長FL」とし、本実施形態では180mmとされている。
第2搬送ローラ対32の搬送方向下流側には、ループ部48が配置されている。ループ部48は、プリンタ15の内部に設けられ、ループ路49を構成する案内板48Aを含んで構成されている。ループ路49は、直接搬送路29から分岐して形成され、第2搬送ローラ対32の下流側から第1搬送ローラ対30の上流側へ続いている。ループ路49には、画像記録部26から送り出されるカット記録紙34Sが収容可能とされている。ループ路49は直線及び緩いカーブで構成されており、カット記録紙34Sの先端部への負荷が軽減されるようになっている。ループ部48へのカット記録紙34Sの収容は、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対32のR1方向への回転によりカット記録紙34Sが順方向Dに搬送されることで行なわれる。
直接搬送路29の第2搬送ローラ対32の下流側に位置するループ路49との分岐点Bには、第1切換ガイド部材86が配置されている。第1切換ガイド部材86は、制御部17によって制御され、カット記録紙34Sを現像処理部60へ案内する第1位置P1と、カット記録紙34Sをループ部48へ案内する第2位置P2とに移動可能とされている。第1切換ガイド部材86は、通常は、第1位置P1に配置されている。
また、直接搬送路29の第1搬送ローラ対30の上流側に位置するループ路49との合流点Gには、第2切換ガイド部材88が配置されている。第2切換ガイド部材88は、画像記録部26から搬送されてくるカット記録紙34Sが、合流点Gのループ路49と直接搬送路29との間に構成される空間(フリーホール)に落ち込まないように、カット記録紙34Sを支持可能とされている。第2切換ガイド部材88は、制御部17によって制御され、画像記録部26からのカット記録紙34Sを副走査受け部28へ案内する第3位置P3と、ループ路49を経た記録紙34Sを合流点Gから直接搬送路29へ戻す第4位置P4とを移動可能とされている。第2切換ガイド部材88は、通常は、第3位置P3に配置されている。
画像記録部26の副走査ローラ対46のニップ部から、第1搬送ローラ対30、第2搬送ローラ対32を経てループ路49の終点(合流点G)までの長さは、画像形成装置10で処理される最長のカット記録紙34Sよりも長く構成されている。
プロセサ16は、現像処理部60、乾燥処理部61、振戻部62、およびソータ63から構成される。現像処理部60には、搬送方向の上流側から順に、現像槽70、漂白定着槽71と、第1水洗槽73、第2水洗槽74、第3水洗槽75、第4水洗槽76からなる水洗槽72とが設けられている。現像槽70には現像液が、漂白定着槽71には漂白定着液が、また、第1水洗槽73〜第4水洗槽76には洗浄水が、それぞれ所定量貯蔵されており、カット記録紙34Sが、現像槽70、漂白定着槽71、および第1水洗槽73〜第4水洗槽76内を搬送されることで、現像・定着・洗浄の各処理が行われる。
乾燥処理部61は各処理槽70〜72の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、カット記録紙34Sを搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクトの上を通過させることで、カット記録紙34Sに付着した洗浄水が除去される。そして、乾燥処理部61を通過したカット記録紙34Sは、プロセサ16から排出される。
次に、本実施形態の画像形成装置10での画像記録中、及び画像記録後のカット記録紙34Sの搬送について説明する。
カット記録紙34Sは、画像記録部26で所定の画像形成速度で搬送されつつ画像が形成される。制御部17は、1枚のカット記録紙34Sの通過毎に、図5に示す切換処理を行なう。まず、ステップS10で、カット記録紙34Sの搬送方向の長さが180mmよりも短いかどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS12で、第1切換ガイド部材86を第1位置P1へ移動させる。これにより、180mmよりも短いカット記録紙34S(Lサイズ、2Lサイズなど)は、直接搬送路29を経て直接現像処理部60へ搬送される。
直接搬送路29の搬送長である副走査受搬送長FLは180mmであるので、180mmよりも短いカット記録紙34Sは、現像処理部60へ至る前に画像記録部26での画像記録が終了している。したがって、画像記録中のカット記録紙34Sに、現像処理部60への突入により負荷が加えられことはない。
ステップS10での判断が否定された場合には、ステップS14で、第1切換ガイド部材86を第2位置P2へ移動させる。これにより、180mm以上の長さのカット記録紙34Sは、ループ路49へ案内される。そして、画像記録中のカット記録紙34Sは、図4(A)に示すように、先端部からループ路49へ搬入されていく。
ステップS14の処理後、制御部17では、図6に示すループ処理S20が行なわれる。ループ処理S20は、まず、ステップS22で、中間搬送ローラ対43をR1方向へ回転させる。次に、ステップS24で、カット記録紙34Sの後端部が副走査ローラ対46を通過するまで待機する。ここでの判断は、記録紙検知センサ47Aからの信号により行なわれる。カット記録紙34Sの後端部が副走査ローラ対46を通過したら、ステップS26で、第2切換ガイド部材88を第4位置P4へ移動させる(図4(B)参照)。これにより、カット記録紙34Sの先端部が合流点Gで直接搬送路29へ案内され、カット記録紙34Sをループ路49から出して直接搬送路29へ戻すことができる。
ステップS28で、カット記録紙34Sの後端部が第1搬送ローラ対30を通過するまで待機する。ここでの判断は、記録紙検出センサ47Bからの信号により行なわれる。カット記録紙34Sの後端部が第1搬送ローラ対30を通過したら、ステップS30で、第1切換ガイド部材86を第1位置P1へ移動させる。これにより、直接搬送路29へ戻されたカット記録紙34Sが、分岐点Bで現像処理部60へ案内され、カット記録紙34Sが現像処理部60へ搬送される(図4(C)参照)。
その後、ステップS32で、カット記録紙34Sの後端部が第1搬送ローラ対30を通過するまで待ち、通過後にステップS34で、第2切換ガイド部材88を第3位置P3へ戻して本処理を終了する。
前述のように、副走査受搬送長FLは180mmであるので、180mmよりも長いカット記録紙34Sは、直接現像処理部60へ搬送すると、画像記録部26での画像記録中に先端部が現像処理部60に突入してしまい、負荷が加わって露光ムラが生じてしまう。そこで、180mmよりも長いカット記録紙34Sについては、上述のように、ループ処理を行なう。ループ処理によれば、180mmよりも長いカット記録紙34Sは、ループ路49へ搬入され、画像記録の終了後に現像処理部60へ搬送されるので、画像記録中に負荷が加わるのを防止することができる。
また、本実施形態では、すべてのカット記録紙34Sについてループ処理を実行するのではなく、180mmよりも長いカット記録紙34Sについてのみ実行する。したがって、すべての記録紙についてループ処理を実行する場合と比較して、全体の処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、長いカット記録紙34Sを収納可能なループ部48を設けているので、直接搬送路29の搬送長を、最長のカット記録紙34Sの長さよりも長くする必要はなく短縮できるので、プリンタ15を小型化することができる。
また、本実施形態では、合流点Gに第2切換ガイド部材88を配置しているので、カット記録紙34Sが、画像記録部26から送り出されながら搬送される際に、ループ路49との間に構成されるフリーホールがカバーされ、カット記録紙34Sがフリーホールに落ち込む等により衝撃を受けることを防止することができる。
また、本実施形態では、カット記録紙34Sは、順方向Dに搬送されてループ路49へ搬入され、同方向(順方向D)に搬送されながらループ路49から排出され直接搬送路29へ戻されるので、逆方向に搬送してループ路49から排出する場合と比較して、搬送ローラやガイド部材を簡易な構成とすることができる。また、搬送ローラの回転制御等のためのソフト面についても負荷が軽減され、動作の信頼性が維持される。
なお、本実施形態では、副走査受搬送長FLの長さを180mmとしたが、必ずしも180mmである必要はない。但し、処理頻度の高い長さのカット記録紙34Sが直接現像処理部60へ搬送されるように、設定されることが好ましい。
10 画像形成装置
17 制御部
26 画像記録部
28 副走査受け部
29 直接搬送路
30 第1搬送ローラ対
32 第2搬送ローラ対
34S カット記録紙
42 露光ユニット
44 副走査ローラ対
46 副走査ローラ対
48 収容部
49 ループ路
60 現像処理部
86 第1切換ガイド部材
88 第2切換ガイド部材
90 画像形成装置
92 収容部
94 退避路
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
P4 第4位置
17 制御部
26 画像記録部
28 副走査受け部
29 直接搬送路
30 第1搬送ローラ対
32 第2搬送ローラ対
34S カット記録紙
42 露光ユニット
44 副走査ローラ対
46 副走査ローラ対
48 収容部
49 ループ路
60 現像処理部
86 第1切換ガイド部材
88 第2切換ガイド部材
90 画像形成装置
92 収容部
94 退避路
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
P4 第4位置
Claims (2)
- 記録材料を所定の画像形成速度で搬送しながらこの記録材料に画像情報を画像形成する画像形成部と、
前記画像形成部で画像形成された記録材料を所定の現像搬送速度で搬送しながら現像処理する現像処理部と、
前記画像形成部と前記現像処理部との間に設けられ、所定の搬送長を有し、前記画像形成部で画像形成された記録材料を、前記画像形成部から前記現像処理部へ搬送する直接搬送路と、
前記直接搬送路から分岐される分岐部、及び、前記分岐部よりも前記直接搬送路の上流側に配置され前記直接搬送路と合流される合流部を有し、前記画像形成部から送り出される記録材料をこの送り出し方向と同じ順方向の搬送で前記分岐部から搬入させて前記合流部から排出させるループ搬送路と、
前記分岐部に配置され、前記記録材料の搬送先を前記現像処理部と前記ループ搬送路との間で切換える第1切換部材と、
前記合流部に配置され、前記画像形成部からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第1位置と、前記ループ搬送路からの記録材料を搬送方向下流側へガイドする第2搬送位置と、の間を移動可能とされた第2切換部材と、
前記記録材料の搬送方向の長さが、前記搬送長よりも短い場合には、この記録材料が前記画像形成部から前記直接搬送路を経て前記現像処理部へ搬送され、前記搬送長よりも長い場合には、この記録材料が前記ターン搬送路を経て前記現像処理部へ搬送されるように、前記第1切換部材、及び、第2切換部材を切換える切換制御手段と、
を備えた画像形成装置。 - 前記記録材料を前記ループ搬送路内で前記順方向に搬送可能な搬送ローラを備えた画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005054045A JP2006235536A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 画像形成装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006235536A true JP2006235536A (ja) | 2006-09-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005054045A Pending JP2006235536A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006235536A (ja) |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005054045A patent/JP2006235536A/ja active Pending
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A711 | Notification of change in applicant |
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