JP2006016121A - 搬送機構及び画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録材料の振り分けを行った際に、複数設けられたガイドローラプレート間の隙間に記録材料の側端が引っ掛かることを防止した搬送機構、及び画像記録装置を提供する。
【解決手段】 主走査方向に複数設けれたガイドローラプレート101で、露光位置での記録材料の浮きを押さえる。これらのガイドローラプレート101の記録材料と接する面には、搬送方向に沿ってすじ状に隆起したリブ107を形成する。リブ107は、各ガイドローラプレート101同士が隣接する側端部には必ず設ける。主走査方向に振り分けられた記録材料は、リブ107によってガイドローラプレート101から離れる方向に案内されるので、引っ掛かることなく各ガイドローラプレート101間の隙間を越える。
【選択図】 図3
【解決手段】 主走査方向に複数設けれたガイドローラプレート101で、露光位置での記録材料の浮きを押さえる。これらのガイドローラプレート101の記録材料と接する面には、搬送方向に沿ってすじ状に隆起したリブ107を形成する。リブ107は、各ガイドローラプレート101同士が隣接する側端部には必ず設ける。主走査方向に振り分けられた記録材料は、リブ107によってガイドローラプレート101から離れる方向に案内されるので、引っ掛かることなく各ガイドローラプレート101間の隙間を越える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、シート体の搬送方向と略直交するシート体の幅方向に複数の押さえ板を有する搬送機構、及びこの搬送機構を用いた画像記録装置に関する。
写真フイルムに記録された画像を光電的に読み取ることで得られるデジタルの画像データや、メモリカードなどの記録媒体に記録された画像データに基づいて強度変調される記録光で感光性記録紙(記録材料)を露光した後、現像・乾燥処理を行ってプリント写真を作成するプリンタプロセサ(画像記録装置)が広く普及している。
このようなプリンタプロセサで感光性記録紙に露光を行う露光部は、例えば、光源となるレーザを備えた画像記録手段としての露光装置と、感光性記録紙を一定の方向に搬送する搬送装置(搬送機構)とから構成されている。搬送装置は、露光を行う位置(以下、「露光位置」と称す)の前後に駆動ローラとニップローラとからなる搬送ローラ対を備えており、この搬送ローラ対で感光性記録紙を挟持搬送している。ところが、搬送ローラ対に感光性記録紙が突き当たるときや抜け出るときの負荷変動が、感光性記録紙の搬送に影響を与えて、いわゆる露光ムラの要因となることがあった。この露光ムラは、プリント写真の画質を著しく低下させるため、露光位置の前後に配された搬送ローラ対のうち、従動回転するニップローラを上下に移動させてニップ/ニップ解除の制御を行い、露光ムラの発生を抑えたプリンタプロセサが、例えば、下記特許文献1などで知られている。
また、前述の搬送装置には、搬送ローラ対の他に、露光位置の前後で感光性記録紙の浮きを防止する押さえ板が設けられている。この押さえ板は、搬送方向と直交する方向(以下、「主走査方向」と称す)に複数並べられており、感光性記録紙の幅に応じた長さが形成されている。
一方、装置の小型化やコストダウン、及び処理能力の向上を目的として、例えば、感光性記録紙を挟持したローラ対を主走査方向に移動させることにより、露光後の感光性記録紙を複数列に振り分けて現像装置に送り込む振り分け装置(振り分け機構)を備えたプリンタプロセサが、例えば、下記特許文献2などで知られている。
装置の小型化やコストダウンといった観点から、前述の振り分けは、露光が終了した直後に行われることが好ましい。しかしながら、感光性記録紙の後端が露光部にあるうちに振り分けを行ってしまうと、搬送装置に設けられた各押さえ板間の隙間に感光性記録紙の側端が引っ掛かり、例えば、この感光性記録紙に傷などのダメージを与えてしまったり、引っ掛かった際に露光部に振動や衝撃を加えて、露光している次の感光性記録紙に露光ムラが生じたりといった問題があった。そのため、感光性記録紙の後端が露光部を通過するまで振り分けを行うことができず、その分搬送距離が長くなっていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、感光性記録紙の後端が露光部にあるうちに振り分けを行った際にも、各押さえ板間の隙間に感光性記録紙の側端が引っ掛かることを防止した搬送機構及び画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の搬送機構及び画像記録装置は、搬送するシート状の記録材料を受ける受け板と、この受け板に近接して配置され、前記記録材料の浮きを防止するために前記記録材料の搬送方向と略直交する前記記録材料の幅方向に複数設けられた押さえ板とを備え、前記各押さえ板の前記記録材料と接する面に、すじ状に隆起したリブを設けたことを特徴とする。
また、前記リブは、前記搬送方向に沿って形成されており、少なくとも前記各押さえ板同士が隣接する側端部に設けられていることが好ましい。
なお、前記リブは、搬送方向の上流側から下流側に向けて外側に広がるように斜めに形成してもよい。
また、本発明の搬送機構及び画像記録装置は、搬送するシート状の記録材料を受ける受け板と、この受け板に近接して配置され、前記記録材料の浮きを防止するために前記記録材料の搬送方向と略直交する前記記録材料の幅方向に複数設けられた押さえ板とを備え、前記各押さえ板を、外側のものほど前記受け板との間隔が広がるように、段階的に設ける構成としてもよい。
さらに、前記各押さえ板の前記記録材料と接する面には、摺動性のよい樹脂材料が用いられていることが好ましい。
本発明の搬送機構、及び画像記録装置によれば、主走査方向に複数設けられた押さえ板の記録材料と接する面に、すじ状に隆起したリブを設けたので、記録材料が主走査方向に移動した際に、このリブによって押さえ板から離れる方向に案内されるので、各押さえ板間の隙間に記録材料の側端が引っ掛かることを防止して、搬送距離を短くすることができる。
図1は、本発明を実施したプリンタプロセサ(画像記録装置)10の構成を概略的に示す説明図である。プリンタプロセサ10は、画像入力装置12、画像処理装置13、プリンタ15及びプロセサ16を備えている。プリンタプロセサ10を構成する各部は、図示しない配線を介して制御部17に接続されており、この制御部17によってプリンタプロセサ10全体の動作が制御される。
画像入力装置12は、写真フィルムに記録された画像の投影光をCCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて光電的に読み取ることで画像データを作成し、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録された画像データを読み出すことで、画像データを取得する。この画像データは画像処理装置13に送られ、カラーバランス補正や濃度補正などの画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データはプリンタ15に送られ、画像記録に用いられる。
プリンタ15は、所定長にカットされたカット記録紙を搬送しながら、画像データに基づいて強度変調された記録光にて画像記録を行うものであり、搬送方向の上流側から、供給部20、裏印字部22、レジスト部24、露光部26、振り分け部28、及び搬出部30を備える。各部位には、駆動ローラとニップローラとから構成される搬送ローラ対が、カット記録紙の搬送路に沿って複数設けられている。
供給部20には、ロール状に巻かれた長尺の感光性記録紙(記録材料)34を収納するマガジン20a、20bがセットされる。各マガジン20a、20bには、感光性記録紙34を引き出して裏印字部22に向けて搬送するための引出ローラ対21a、21bが設けられている。なお、本実施例では2つのマガジン20a、20bを設けているが、マガジンの数は1個でもよいし、3個以上でもよい。
マガジン20a、20bの出口から所定長だけ離れた位置には、感光性記録紙34を切断するためのカッタ36が備えられている。カッタ36は、制御部17からの制御信号を受けて駆動し、プリントサイズに合わせて送り出された感光性記録紙34を切断してカット記録紙Pを形成する。なお、本実施形態においては、ギロチン型のカッタを用いているが、これに限らず回転刃を用いたロータリカッタなど、他の方式のカッタを用いてもよい。
裏印字部22は、例えば、写真の撮影日、プリント日、コマ番号、各種IDなどのプリント情報を、カット記録紙Pの非記録面(乳剤面と反対側の面)に記録する裏印字ヘッド38を備えている。裏印字ヘッド38としては、後に行われる湿式の現像処理に耐性のあるものであればドットインパクトヘッド、インクジェットヘッド、熱転写プリントヘッドなどの公知のプリントヘッドを用いることができる。
レジスト部24は、露光部26における露光位置・角度ズレを防止するために、カット記録紙Pの傾き及び幅方向の位置を調整するレジスト用ローラ対40と、このレジスト用ローラ対40の前後に配置される複数の搬送ローラ対から構成される。レジスト用ローラ対40による傾き及び幅方向位置を調整する方法は、チルトレジスト、トップレジスト、及びサイドレジストなどの公知の方法を用いることができる。
露光部26は、光源となるレーザを備えた画像記録手段としての露光装置42と、カット記録紙Pを一定の方向に搬送する搬送装置(搬送機構)44とから構成されている。露光装置42は、画像処理装置13と接続されており、この画像処理装置13から入力された画像データに基づいて強度変調した赤、緑、青のレーザ光LBを、搬送方向と略直交する主走査方向(幅方向)に走査して、カット記録紙Pに画像を記録する。搬送装置44には、レーザ光LBによる露光位置EPを挟むようにして、第1搬送ローラ対70、及び第2搬送ローラ対71が設けられており、この第1搬送ローラ対70と第2搬送ローラ対71でカット記録紙Pを所定の速度で挟持搬送する。
振り分け部28は、単列で搬送されたカット記録紙Pを予め定められた第1速度で搬送しながら、これを主走査方向に複数列に振り分ける。この振り分け部28は、交換可能なユニットとして構成されており、プリンタプロセサ10の処理速度に応じた能力のものが着脱自在にセットされる。また、搬出部30は、振り分け部28から送られるカット記録紙Pを、プロセサ16の処理速度に対応する第2速度に調速し、プロセサ16へ送る。
プロセサ16は、現像処理部50、乾燥処理部51、振り戻し部52、およびソータ53から構成される。現像処理部50には、搬送方向の上流側から順に、現像槽60、漂白定着槽61と、第1水洗槽63、第2水洗槽64、第3水洗槽65、第4水洗槽66からなる水洗槽62とが設けられている。現像槽60には現像液が、漂白定着槽61には漂白定着液が、また、第1水洗槽63〜第4水洗槽66には洗浄水が、それぞれ所定量貯蔵されており、カット記録紙Pが、現像槽60、漂白定着槽61、および第1水洗槽63〜第4水洗槽66にそれぞれ設けられた搬送ラックの駆動力を受けて各処理槽60〜62内を搬送されることで、現像・定着・洗浄の各処理が行われる。
乾燥処理部51は、各処理槽60〜62の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、カット記録紙Pを搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクトの上を通過させることで、カット記録紙Pに付着した洗浄水が除去される。
乾燥処理部51を通過したカット記録紙Pは、振り戻し部52に送られる。振り戻し部52は、2列で搬送されたカット記録紙Pを単列に振り戻す。ソータ53は、振り戻し部52から送られた複数のカット記録紙Pをプリントジョブ毎にまとめて出力する。
図2は、搬送装置44の構成を概略的に示す説明図である。前述のとおり搬送装置44には、露光装置42が走査露光する露光位置EPの上流側及び下流側に、それぞれ第1搬送ローラ対70、第2搬送ローラ対71が設けられている。
第1搬送ローラ対70は、図示を省略した搬送モータによって回転駆動される第1キャプスタンローラ72と、この第1キャプスタンローラ72とともにカット記録紙Pを挟持して従動回転する第1ニップローラ73とから構成されている。また、第2搬送ローラ対71は、図示せぬベルトを介して第1キャプスタンローラ72に接続され、第1キャプスタンローラ72と同期して回転する第2キャプスタンローラ74と、従動回転する第2ニップローラ75とから構成されており、各搬送ローラ対70、71は、搬送するカット記録紙Pを受けるガイドプレート(受け板)76を、各キャプスタンローラ72、74と各ニップローラ73、75とで挟むように配置されている。また、これらの各ローラ72〜75は、軸方向で複数に分離された、いわゆる串型ローラであって、ガイドプレート76に設けた切り欠きから各キャプスタンローラ72、74の周面がわずかに突出している。
各ニップローラ73、75は、それぞれ第1ローラフレーム80、及び第2ローラフレーム81に回動自在に取り付けられており、各ローラフレーム80、81は、取付軸82、83を介して機枠78の側板に回動自在に取り付けられる。
機枠78の側板には、各ローラフレーム80、81を図中上下方向に移動させて、各ニップローラ73、75のニップ及びニップ解除を行うカム機構90が設けられている。カム機構90は、プーリ部91と、第1偏芯カム92と、第2偏芯カム93と、2つのプーリ94、95とから構成されており、プーリ部91と、各プーリ94、95には、タイミングベルト96が巻き架けられている。また、プーリ94には、制御部17からの指示に応じてプーリ94を回転駆動するモータ97が接続されている。このモータ97がプーリ94を回転駆動することにより、タイミングベルト96を介してプーリ部91が回転し、これに応じて第1偏芯カム92、及び第2偏芯カム93が回転する。
各ローラフレーム80、81の一端には、第1偏芯カム92、及び第2偏芯カム93の外周面と接するように、それぞれ第1カムフォロワ84、及び第2カムフォロワ85が設けられている。また、各ローラフレーム80、81は、機枠78の上カバーとの間に取り付けられたコイルバネ86によって、それぞれ第1偏芯カム92、及び第2偏芯カム93の外周面に向かう方向に付勢されている。これにより、各偏芯カム92、93を回転させることによって、各ローラフレーム80、81が各取付軸82、83を中心として揺動するので、各ニップローラ73、75のニップ及びニップ解除を行うことができる。
また、各ローラフレーム80、81には、露光位置EPにおけるカット記録紙Pの浮き上がりを防止するため、先端にガイドローラ102、103が取り付けられたガイドローラプレート(押さえ板)100、101が、それぞれ各取付軸82、83に回動自在に設けられている。また、各ローラフレーム80、81と、各ガイドローラプレート100、101との間には、ねじりコイルバネ104、105が設けられている。このねじりコイルバネ104、105は、カット記録紙Pを押さえつける方向に、各ガイドローラプレート100、101を付勢する。
図3は、搬送方向下流側に位置する第2ローラフレーム81と、ガイドローラプレート101とを下方から見た斜視図である。ガイドローラプレート101は、製造性や保全性の向上を目的として、主走査方向に複数設けられ、カット記録紙Pの幅に応じた長さが形成されている。
各ガイドローラプレート101には、串型ローラである第2ニップローラ75の各ローラ本体75aを露呈させる窓部106が形成されている。また、各ガイドローラプレート101のカット記録紙Pと接する面には、すじ状に隆起したリブ107が形成されている。このリブ107は、搬送方向に沿って形成されており、少なくとも各ガイドローラプレート101同士が隣接する側端部には必ず設けられている。なお、各ガイドローラプレート101のカット記録紙Pと接する面は、カット記録紙Pとの摩擦を抑えるため、摺動性のよい樹脂材料、例えば、ポリアセタールやフッ素樹脂などを用いることが好ましい。
また、第2ローラフレーム81の背面には、各ガイドローラプレート101の後端部と当接する複数のストッパ108が形成されており、このストッパ108によって、ガイドローラプレート101の回動が制限される。
次に、上記構成によるプリンタプロセサ10の作用について説明する。プリントが指示された制御部17は、供給部20に装填されたマガジン20a、20bから感光性記録紙34を所定長だけ引き出し、カッタ36を駆動してカット記録紙Pを形成する。このカット記録紙Pは、裏印字部22にて撮影情報などの所定情報が記録された後、レジスト部24においてスキューや主走査方向の位置が調整され、露光部26に送られる。
カット記録紙Pが送られた露光部26では、搬送装置44が各搬送ローラ対70、71を駆動して、カット記録紙Pを所定速度で搬送する。このとき搬送装置44は、例えば、図示しない位置センサなどでカット記録紙Pの先端または後端を検出したときにカム機構90を駆動し、各ニップローラ73、75のニップ及びニップ解除を切り替える。これにより、カット記録紙Pの先端が下流側の第2搬送ローラ対71に突き当たったり、後端が上流側の第1搬送ローラ対70から抜け出ることで、カット記録紙Pに過度の衝撃が加わることを防止する。露光装置42は、搬送装置44が露光位置EPに搬送したカット記録紙Pに対して、画像処理装置13からの画像データに基づいて変調したレーザ光LBで画像を走査露光する。
画像記録がなされたカット記録紙Pは、振り分け部28に送られ、この振り分け部28によって複数列に振り分けられる。この際、下流側に位置する各ガイドローラプレート101のカット記録紙Pと接する面には、リブ107が形成されているので、カット記録紙Pの後端が各ガイドローラプレート101にあるうちに振り分けを行っても、リブ107によってガイドローラプレート101から離れる方向に案内されるので、各ガイドローラプレート101間の隙間にカット記録紙Pの側端が引っ掛かることを防止することができる。
これにより、各ガイドローラプレート101を抜けるまでカット記録紙Pを搬送する必要がないので、搬送距離を短くすることができる。また、露光部26が次のカット記録紙に画像記録を行っている際に、引っ掛かりによる振動や衝撃が発生しないので、次のカット記録紙に露光ムラが発生することもない。さらに、リブ107を設けたことによって、カット記録紙Pとの接触面積が減少するので、例えば、温度や湿度などによって乳剤面(各ガイドローラプレート101と接触する側の面)がべと付く場合にも、その影響を低減させることができる。
振り分け部28で複数列に振り分けられたカット記録紙Pは、搬出部30でプロセサ16の処理速度に対応する速度に調速された後、プロセサ16に送られる。プロセサ16は、画像記録がなされたカット記録紙Pに現像・定着などの処理を行ってプリント写真を形成し、乾燥処理部51で乾燥させた後に振り戻し部52に送る。
カット記録紙Pが複数列に振り分けられている場合には、振戻部52において単列に戻されてソータ53に送られる。ソータ53は、複数のカット記録紙Pをプリントジョブ毎にまとめ、これをプリンタプロセサ10の外部に出力する。
感光性記録紙34は、乾燥などによって乳剤面が縮み、裏面を凸としたカールが発生することがある。上記実施形態では、露光装置42が搬送装置44の上方に位置しているため、前述のカールが発生した場合、カット記録紙Pの側端部が各ガイドローラプレート101側を向いている。また、露光部26を通過したカット記録紙Pは、下方に曲げられながら振り分け部28に向かう。このときカット記録紙Pの腰によって、後端部分は各ガイドローラプレート101側に押し付けられる。これらの理由から、本実施形態ではガイドローラプレート101側にリブ107を設けたが、露光装置42が搬送装置44の下方に位置している場合や、露光部26を通過したカット記録紙Pが上方に曲げられながら振り分け部28に向かう場合などには、カット記録紙Pを受けるガイドプレート76側にリブ107を設ける構成としてもよい。
また、例えば、振り分け部28が露光部26の上流側に位置する場合などには、上流側のガイドローラプレート100にリブ107を設ける構成としてもよい。
なお、リブ107は、図4に示すように、搬送方向の上流側から下流側に向けて外側に広がるように斜めに形成してもよい。これにより、振り分け部28がカット記録紙Pの振り分けを行った際に、各ガイドローラプレート101間の隙間にカット記録紙Pの側端が引っ掛かることを防止することができるとともに、斜めに形成されたリブ110に沿うようにして主走査方向に案内されるので、振り分けをスムーズに行うことができる。また、図5に示すように、リブ107の代わりに従動ローラ112を設けて、主走査方向に振り分けられるカット記録紙Pを案内するようにしてもよい。
なお、ガイドローラプレート101を押しつけ方向に付勢するねじりコイルバネ105は、主走査方向に複数設けられた各ガイドローラプレート101のそれぞれに取り付けられていることが好ましい。このとき、各ねじりコイルバネ105の付勢力は同一であってもよいし、外側のガイドローラプレート101に対応するものほど付勢力を弱くしていき、カット記録紙Pを主走査方向に振り分けたときにスムーズに流れるようにしてもよい。
図6は、本発明の別の実施形態を示す各ガイドローラプレート101の斜視図である。本実施形態のガイドローラプレート101は、外側に向かうほどガイドプレート76との間隔が広がるように、段階的に設けられている。これにより、カット記録紙Pが搬送中心から外側に向かう際には、ガイドローラプレート101間の段差を降りるようになるので、カット記録紙Pの側端が各ガイドローラプレート101間の隙間に引っ掛かることを防止できる。
但し、カット記録紙Pの浮きを押さえるという性質上、ガイドローラ103は、直線状に設ける必要がある。図6では、取付ステー120を介して第2ローラフレーム81の取付軸83に取り付ける構成としたが、各ガイドローラプレート101から同一の高さとなるように取り付ける構成としてもよい。
上記実施形態では、デジタルデータに基づいて画像記録を行うことによりプリント写真を作成するタイプのプリンタプロセサを例に説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えば、フィルムからの投影光で直接画像を記録するタイプのプリンタプロセサに適用してもよい。また、インクジェットプリンタやサーマルプリンタなどの他のタイプの画像記録装置に本発明を適用してもよい。
10 プリンタプロセサ(画像記録装置)
28 振り分け部(振り分け機構)
34 感光性記録紙(記録材料)
42 露光装置(画像記録手段)
44 搬送装置(搬送機構)
76 ガイドプレート(受け板)
101 ガイドローラプレート(押さえ板)
107 リブ
28 振り分け部(振り分け機構)
34 感光性記録紙(記録材料)
42 露光装置(画像記録手段)
44 搬送装置(搬送機構)
76 ガイドプレート(受け板)
101 ガイドローラプレート(押さえ板)
107 リブ
Claims (8)
- 搬送するシート体を受ける受け板と、この受け板に近接して配置され、前記シート体の浮きを防止するために前記シート体の搬送方向と略直交する前記シート体の幅方向に複数設けられた押さえ板とを備えた搬送機構において、
前記各押さえ板の前記シート体と接する面に、すじ状に隆起したリブを設けたことを特徴とする搬送機構。 - 前記リブは、前記搬送方向に沿って形成されており、少なくとも前記各押さえ板同士が隣接する側端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の搬送機構。
- 前記リブは、搬送方向の上流側から下流側に向けて外側に広がるように斜めに形成されていることを特徴とする請求項1記載の搬送機構。
- 前記各押さえ板の前記シート体と接する面には、摺動性のよい樹脂材料が用いられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送機構。
- 搬送するシート状の記録材料を受ける受け板と、この受け板に近接して配置され、前記記録材料の浮きを防止するために前記記録材料の搬送方向と略直交する前記記録材料の幅方向に複数設けられた押さえ板とを有する搬送機構と、この搬送機構で搬送される前記記録材料に対して画像記録を行う画像記録手段と、画像記録がなされた前記記録材料を前記幅方向に振り分けて複数列で搬出する振り分け機構とを備えた画像記録装置において、
前記各押さえ板の前記記録材料と接する面に、すじ状に隆起したリブを設けたことを特徴とする画像記録装置。 - 前記リブは、前記搬送方向に沿って形成されており、少なくとも前記各押さえ板同士が隣接する側端部に設けられていることを特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
- 前記リブは、搬送方向の上流側から下流側に向けて外側に広がるように斜めに形成されていることを特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
- 前記各押さえ板の前記記録材料と接する面には、摺動性のよい樹脂材料が用いられていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061225 |