JP4508843B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、用紙に生じたカールを矯正するためのデカーラ装置を有する画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置には、トナー像やインク像を加熱して用紙に定着するための定着装置を有するものがある(たとえば、特許文献1参照)。このような画像形成装置において、定着装置を通過した後の用紙には、加熱されたトナーが冷えて収縮することなどにより、カールが生じることがある。
そこで、用紙のカールを矯正するために、デカーラ装置を設けたものがある(たとえば、特許文献2参照)。デカーラ装置は、たとえば、金属からなるハードローラと、芯金にゴムなどの弾性層を外嵌したソフトローラとからなるローラ対を備えている。ハードローラおよびソフトローラは、それぞれ、用紙の幅方向の全域に亘って延びており、互いに圧接されている。上記の構成により、ローラ対のニップ部を用紙が通過することで、用紙にコシをつけてカールを矯正することができる。
特開2004−151476号公報 特開2003−295657号公報
通常、定着装置とデカーラ装置との間には、用紙搬送方向に延びるガイド板が配置されており、定着装置を通過した用紙は、ガイド板を通って、デカーラ装置に搬送されるようになっている。しかしながら、ガイド板の用紙搬送方向の先端部と、ローラ対との間には、ギャップ(隙間)があるため、このギャップに用紙の先端が入って不用意な方向に進み、ジャムを起こすおそれがある。
また、通常、ローラ対のニップ部の面積をより多くするために、ハードローラをソフトローラよりも小径に形成して、ハードローラがソフトローラに食い込むようにしている。その結果、デカーラ装置に到達した用紙の先端は、小径のハードローラ側に押されて不用意な方向に進み、ジャムを起こすおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、デカーラ装置に送られた用紙のジャムの発生を防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、硬度の異なる2つのローラ(6,7)が対をなしてニップ(N)を形成しており、このローラ対のニップ間を用紙(P)が搬送される間に、用紙に生じているカールを矯正するためのデカーラ装置(4)と、上記デカーラ装置のローラ対のうち、硬度の高いローラ(7)に対し、ローラの回転方向(R2)上流側から上記ニップに向けてエアを吹き付ける送風手段(40)と、を有し、上記硬度の高いローラは、硬度の低いローラ(6)よりも小径に形成されて硬度の低いローラに食い込まされており、上記送風手段は、上記硬度の高いローラ側から硬度の低いローラ側に向けてエアを吹き付けることを特徴とする画像形成装置(1)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、ローラ対のニップに向けてエアを吹き付けることにより、搬送されてきた用紙の先端を、ニップに案内することができる。これにより、用紙の先端が不用意な方向に進んでジャムが生じることを防止できる。
また、通常、ローラ対のニップの面積をより多くするために、硬度の高いローラを硬度の低いローラよりも小径に形成して、硬度の高いローラが硬度の低いローラに食い込むようにしている。このため、デカーラ装置に到達した用紙の先端は、硬度の高いローラ側に押されて不用意な方向に進む傾向にあるが、硬度の高いローラの回転方向上流側からニップ部に向けて、エアを吹き付けていることにより、当該用紙の先端は、硬度の高いローラ側に押しやられることが防止されている。これにより、用紙の先端をニップ部に確実に送ることができ、ジャムの発生を、より確実に防止することができる。
請求項2記載の発明は、上記硬度の高いローラを回転自在に保持する保持手段(16)と、上記送風手段の一部を形成しており、上記ニップに向けてエアを吹き出す送風口(30)と、上記ニップへ用紙を案内するために、用紙搬送方向(C)に見て、ニップの上流側に配置された用紙搬送ガイド(15)とを備え、上記保持手段、送風口および用紙搬送ガイドは、一体成形品(13)として形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
この構成によれば、保持手段、送風口および用紙搬送ガイドを互いに組み付ける必要がなく、装置の組み立てにかかる手間をより少なくすることができる。また、部品点数をより少なくして製造コストをより安くすることができる。さらに、硬度の高いローラと送風口との相対的な位置決めを、高い精度で行うことができる。これにより、エアを確実にニップに向けて吹き付けることができる。
請求項3記載の発明は、上記送風口は、搬送される用紙の幅方向(W)両角が通過する位置を避けて配置されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
この構成によれば、用紙の幅方向両角が送風口内に垂れて、送風口の縁などに引っ掛かることを防止でき、ジャムの発生をより確実に防止することができる。
請求項4記載の発明は、上記デカーラ装置は、用紙搬送方向に見て、定着装置(3)の下流側に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置である。
通常、定着装置は、用紙上に載ったトナーなどを加熱するための加熱手段を有しており、定着装置から出てきた用紙は、高温になっている。
この構成によれば、デカーラ装置には、定着装置から出てきた高温の用紙が搬送されるため、デカーラ装置による用紙のコシ付けを、より良好に行うことができる。したがって、用紙のカールをより確実に矯正することができる。また、ローラ対は、高温の用紙の通過に伴い高温になるが、ニップにエアが吹き付けられていることにより、冷却されることとなる。すなわち、用紙をニップへ案内するためのエアを、ローラ対の冷却に兼用することができ、ローラ対が過度に加熱されることを確実に防止することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる複写機の概略構成を示す図解的な正面図である。複写機1は、電子写真方式によって、画像データに基づくトナー像を形成して、用紙Pに転写し、転写したトナー像を用紙Pに定着させることにより、所定の画像を用紙Pに形成するものである。
なお、以下では、「上」または「下」というときは、図1の上下方向UDに沿う方向における上下をいうものとする。また、用紙Pは、搬送方向Cに沿って複写機1内を搬送されるようになっている。
複写機1は、感光体ドラム2と、定着装置3と、デカーラ装置4とを有している。
感光体ドラム3は、その軸方向(図1の紙面に垂直な方向)に長い筒状に形成されている。画像形成時、感光体ドラム3の外周面には、所定の画像データに基づくトナー像が形成され、このトナー像は、たとえば、転写位置Bで用紙Pに転写される。
転写位置Bを通過した用紙Pは、感光体ドラム2に対して、搬送方向Cの下流側に配置された定着装置3に送られ、トナー像が定着されるようになっている。定着装置3は、感光体ドラム2と平行に延びる熱ローラ3aと圧ローラ3bとを有している。熱ローラ3a内には、この熱ローラ3aを過熱するためのヒータ(図示せず)が備えられている。圧ローラ3bは、熱ローラ3aの下方に配置されており、熱ローラ3aに圧接されている。
定着装置3に送られた用紙P、および用紙Pに転写されたトナー像は、熱ローラ3aおよび圧ローラ3bによって、加熱・加圧され、用紙Pにトナー像が定着される。
定着装置3を通過した用紙Pは、定着したトナーが冷めて収縮することなどにより、搬送方向Cに沿ってカールする傾向にある。このため、用紙Pは、定着装置3からデカーラ装置4に送られて、カールを矯正されるようになっている。
デカーラ装置4は、定着装置3に対して、搬送方向Cの下流側に隣接して配置されている。このデカーラ装置4は、対をなす大径ローラ6および小径ローラ7(硬度の高いローラ)を有している。これら大径ローラ6および小径ローラ7は、感光体ドラム2と平行に延びており、小径ローラ7は、大径ローラ6の下方に配置されている。
大径ローラ6は、回転軸8と、回転軸8に一体回転可能に外嵌されたロール体9とを有している。回転軸8は、第1のフレーム10に回転自在に保持されており、所定の回転方向R1に回転するようになっている。ロール体9は、スポンジなどの弾性体を用いて形成されており、自由状態(小径ローラ7に接触していない状態)における直径は、約21mmに設定されている。
小径ローラ7は、鉄などの金属材料を用いて形成されており、後述するガイドユニット13に回転自在に保持されて、回転方向R1と反対方向である回転方向R2に回転するようになっている。小径ローラ7は、回転軸11と、回転軸11の中間部において当該回転軸11よりも大径に形成された圧接部12とを有している。圧接部12は、大径ローラ6のロール体9に圧接されている。圧接部12の直径は、約13mmに設定されており、自由状態における大径ローラ6のロール体9の直径よりも、小さくされている。
圧接部12は、大径ローラ6のロール体9の一部に食い込んでおり、ロール体9の一部が窪んでいる。これにより、小径ローラ7の圧接部12と、大径ローラ6のロール体9との間に、ニップNが形成されている。
前述したように、ニップNを形成する小径ローラ7の圧接部12と、大径ローラ6のロール体9とは、硬度が異なっており、硬度の相対的に高い小径ローラ7の圧接部12が、硬度の相対的に低い大径ローラ6のロール体9に食い込んでいる。
定着装置3からデカーラ装置4に搬送された用紙Pは、その全域がニップN間に入り、このニップN間を搬送される間に、小径ローラ7および大径ローラ6によってしごかれて、カールが矯正される。
図2は、複写機1の要部の斜視図である。図1および図2に示すように、複写機1には、ガイドユニット13が備えられており、このガイドユニット13は、定着装置3から搬送された用紙Pの移動を案内するとともに、小径ローラ7を回転自在に保持している。
図3は、ガイドユニット13の斜視図である。図2および図3に示すように、ガイドユニット13は、合成樹脂製の一体成形品からなり、第2のフレーム14に取り付けられている。
このガイドユニット13は、第1のガイド部15(用紙搬送用ガイド)と、第1のガイド部15に対して搬送方向Cの下流側に配置される保持部16(保持手段)と、保持部16に対して搬送方向Cの下流側に配置される第2のガイド部17とを有している。
第1のガイド部15は、定着装置から出てきた用紙Pを、搬送方向Cに沿ってデカーラ装置のニップNに案内するためのものである。この第1のガイド部15は、搬送方向Cにおいて、定着装置の下流側に配置されるとともに、デカーラ装置のニップNの上流側に配置されており、小径ローラ7の軸方向S(以下、単に「軸方向」という。)に長手に延びている。
保持部16は、小径ローラ7を回転自在に保持するためのものであり、軸方向Sに長手に延びている。
第2のガイド部17は、ニップNを通過した用紙Pを排出トレイ(図示せず)に案内するためのものであり、軸方向Sに延びている。
図4は、図3のA−A線に沿う縦断面図である。図3および図4に示すように、第1のガイド部15は、上面18と、上面18の搬送方向Cの両端部に配置される一対の側面19,20と、上面の18の軸方向Sの両端部に配置される一対の端面21,22とを有している。
上面18は、搬送方向Cに沿う勾配を有しており、搬送方向Cの上流側から下流側に向かうにしたがって、上方に傾斜している。この上面18上を、用紙Pが通過するようになっている。一方の側面19は、上面18の搬送方向Cの下流側の端部から、下方に延設されている。他方の側面20は、上面18の搬送方向Cの上流側の一端部から、下方に延設されている。一対の端面21,22は、上面18の軸方向Sの両端部から、下方に延設されている。上記上面18、一対の側面19,20および一対の端面21,22により、上面18の下方に空間Dが区画されている。
保持部16は、軸方向Sの中間部において、軸方向Sに見た断面が、溝状に形成されており、小径ローラ7の圧接部12の下方に配置される底面23と、底面23の搬送方向Cの両端部に配置される一対の側面19、24と、底面23の軸方向Sの両端部に設けられる一対の受け部25,26とを有している。
一方の側面19は、第1のガイド部15の一方の側面19と兼用されており、底面23の搬送方向Cの上流側の端部から、上方に延びている。他方の側面24は、底面23の搬送方向Cの下流側の一端部から、上方に延設されている。一対の側面19,24は、搬送方向Cに対向している。
底面23および一対の側面19,24により、底面23の上方に、溝形の収容空間Eが区画されている。小径ローラ7の圧接部12は、この収容空間Eに収容されつつ、上下方向UDの上端部(ニップN)が、一対の側面19,24に対して上方に配置されている。
一対の受け部25,26は、軸方向Sに見て、溝形をなしており、小径ローラ7の回転軸11(図2参照)の両端部を受けている。
第2のガイド部17は、搬送方向Cに延びる上面27を有しており、この上面27上を用紙Pが通過するようになっている。この上面27の搬送方向Cの上流側の端部は、保持部16の他方の側面24の上端部に接続されている。
図2および図4を参照して、この実施形態の特徴の1つは、送風手段40を用いて、ニップNに向けてエアを吹き付けることにより、用紙Pがジャムを起こすことを防止するとともに、デカーラ装置4の各ローラ6,7、特に、小径ローラ7の圧接部12を、冷却するようになっている点にある。
具体的には、送風手段40は、エア流発生用のファン28と、ファン28からのエア流をガイドユニット13の第1のガイド部15の空間Dに送るためのダクト29と、第1のガイド部15と、第1のガイド部15に形成された送風口30とを備えている。
ファン28は、ガイドユニット13の下方に配置されており、そのケーシング28aが、第2のフレーム14に取り付けられている。ダクト29は、第2のフレーム14に取り付けられており、ファン28、および、ガイドユニット13の第1のガイド部15のそれぞれに、接続されている。
図3および図4を参照して、送風口30は、空間D内のエアを、ニップNへ吹き出すためのものであり、軸方向Sに沿って、間欠的に複数個形成されている。各送風口30は、第1のガイド部15の上面18のうち、搬送方向Cの上流側略半部を切り欠くとともに、一方の側面19のうち、上端側略半部を切り欠いて形成されている。また、各送風口30は、軸方向Sに所定の幅を有しており、十分な量のエアを通すことができるようになっている。
各送風口30は、第1のガイド部15のうち、用紙Pの幅方向W(軸方向Sに沿う方向)の両角が通過する位置を避けて、配置されている。具体的には、用紙Pは、JIS(日本工業規格)に定められた定形の用紙であり、各送風口30は、この用紙Pに対して、その幅方向Wの両角が通過する位置を避けて、配置されている。
各送風口30は、第1のガイド部15上を搬送される用紙Pのうち、幅方向Wに最も長い用紙P1(たとえば、JISのA4の用紙)が通過したときに、当該用紙P1の幅方向Wの両角よりも、幅方向Wの内側に位置するように、配置されている。
すなわち、第1のガイド部15上を、幅方向Wに最も長い用紙P1が通過したとき、用紙P1の幅方向Wの両角は、上面18によって受けられる。
同様に、各送風口30は、第1のガイド部15上を搬送される用紙Pのうち、幅方向Wに2番目に長い用紙P2(たとえば、JISのB5の用紙)が通過したときに、当該用紙P2の幅方向Wの両角に対して、幅方向Wの両側方に位置するように、配置されている。
すなわち、第1のガイド部15上を、幅方向Wに2番目に長い用紙P2が通過したとき、用紙P2の幅方向Wの両角は、上面18によって受けられる。
また、第1のガイド部15の空間D内には、各送風口30の近傍に、案内部材31が設けられている。案内部材31は、空間Dから各送風口30を通って吹き出されるエアを、搬送方向Cに案内するようになっている。
各案内部材31は、軸方向Sに対向する一対の側板32,33と、一対の側板32,33の下端部間を接続する底板34とを有している。一対の側板32,33は、それぞれ、平板状に形成されており、対応する送風口30の軸方向Sの両端部に接続されている。底板34は、略水平に延び、搬送方向Cの下流側の端部が、対応する送風口30の下端部に接続されている。
上記の構成により、第1のガイド部15の空間D内に送られたエアは、図4の白抜き矢符に示すように、案内部材31によって搬送方向Cに案内され、送風口30から搬送方向Cを向きつつ、上向きに吹き出される。これにより、小径ローラ7の回転方向R2の上流側から、各ローラ6,7のニップN、特に小径ローラ7のニップNに向けて、エアが吹き付けられる。また、第1のガイド部15上を通る用紙Pは、上記ニップNに向かうエアを吹き付けられる。
以上説明したように、この実施形態によれば、デカーラ装置4のニップNに向けてエアを吹き付けることにより、搬送されてきた用紙Pの先端を、ニップNに案内することができる。これにより、用紙Pの先端が不用意な方向に進んでジャムが生じることを防止できる。
また、デカーラ装置4のニップNの面積をより多くするために、小径ローラ7の圧接部12を、大径ローラ6のロール体9よりも小径に形成して、圧接部12がロール体9に食い込むようにしている。このため、デカーラ装置4に到達した用紙Pの先端は、圧接部12およびロール体9のうち、圧接部12側に押されて不用意な方向(たとえば、下向き)に進む傾向にあるが、小径ローラ7の回転方向R2の上流側から当該小径ローラ7のニップNに向けて、エアを吹き付けていることにより、当該用紙Pの先端は、圧接部12側に押しやられることが防止されている。これにより、用紙Pの先端をニップNに確実に送ることができ、ジャムの発生を、より確実に防止することができる。
特に、ガイドユニット13を、合成樹脂製の一体成形品により形成しているため、ガイドユニット13を形成するための金型の形状上の制約などにより、第1のガイド部15の上面18と、保持部16に保持された小径ローラ7の圧接部12との間のギャップGがある程度できてしまうが、小径ローラ7の回転方向R2の上流側からニップNに向けて、エアを吹き付けていることにより、上記ギャップGに用紙Pが入ってジャムを起こすことを、確実に防止することができる。
また、保持部16、送風口30および第1のガイド部15を、一体成形品により形成しているため、これら保持部16、送風口30および第1のガイド部15を互いに組み付ける必要がなく、複写機1の組み立てにかかる手間をより少なくすることができる。また、部品点数をより少なくして製造コストをより安くすることができる。さらに、小径ローラ7の圧接部12と送風口30との相対的な位置決めを、高い精度で行うことができる。これにより、エアを確実にニップNに向けて吹き付けることができる。
さらに、送風口30を、用紙Pの幅方向Wの両角が通過する位置を避けて配置している。これにより、用紙Pの幅方向Wの両角が送風口30内に垂れて、第1のガイド部15に引っ掛かることを防止でき、ジャムの発生をより確実に防止することができる。
また、デカーラ装置4を、定着装置3に対して搬送方向Cの下流側に隣接して設けている。これにより、デカーラ装置4には、定着装置3から出てきた高温の用紙Pが搬送されるため、デカーラ装置4による用紙Pのコシ付けを、より良好に行うことができる。したがって、用紙Pのカールをより確実に矯正することができる。
また、デカーラ装置4の各ローラ6,7は、高温の用紙Pの通過に伴い高温になるが、ニップNにエアが吹き付けられていることにより、冷却されることとなる。すなわち、用紙PをニップNへ案内するためのエアを、上記各ローラ6,7の冷却に兼用することができ、各ローラ6,7が過度に加熱されることを確実に防止することができる。
特に、金属製の小径ローラ7の圧接部12は、用紙Pの熱に起因して高温になり易いが、この圧接部12にエアが直接吹き付けられるため、十分な冷却がなされる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、小径ローラ7の圧接部12の直径は、上記例示した値より大きくてもよいし、小さくてもよい。同様に、大径ローラ6のロール体9の直径は、上記例示した値より大きくてもよいし、小さくてもよい。また、各送風口30は、上記例示したサイズ以外の定形の用紙に対して、その幅方向の両角が通過する位置を避けて配置されてもよい。
さらに、ガイドユニット13と第1のガイド部15とを別体に形成してもよいし、ガイドユニット13と保持部16とを別体に形成してもよいし、ガイドユニット13と第2のガイド部17とを別体に形成してもよい。また、ダクト29を廃止して、ファン28で生じたエア流を、直接第1のガイド部15の空間D内に送ってもよい。
さらに、小径ローラ7の圧接部12は、例示した材料以外の材料により形成されていてもよい。同様に、大径ローラ6のロール体9は、例示した材料以外の材料により形成されていてもよい。また、搬送方向Cにおける定着装置3とデカーラ装置4との間の距離をより大きくしてもよい。
その他、この発明は、プリンタなどの他の画像形成装置に適用することができ、また、インクを用いる画像形成装置に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる複写機の概略構成を示す図解的な正面図である。 複写機の要部の斜視図である。 ガイドユニットの斜視図である。 図3のA−A線に沿う縦断面図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
3 定着装置
4 デカーラ装置
6 大径ローラ(硬度の異なるローラの一方)
7 小径ローラ(硬度の異なるローラの他方、硬度の高いローラ)
13 ガイドユニット(一体成形品)
15 第1のガイド部(用紙搬送ガイド)
16 保持部(保持手段)
30 送風口(送風手段の一部)
40 送風手段
C 用紙搬送方向
N ニップ
P,P1,P2 用紙
R2 回転方向
W 幅方向

Claims (4)

  1. 硬度の異なる2つのローラが対をなしてニップを形成しており、このローラ対のニップ間を用紙が搬送される間に、用紙に生じているカールを矯正するためのデカーラ装置と、
    上記デカーラ装置のローラ対のうち、硬度の高いローラに対し、ローラの回転方向上流側から上記ニップに向けてエアを吹き付ける送風手段と、
    を有し、
    上記硬度の高いローラは、硬度の低いローラよりも小径に形成されて硬度の低いローラに食い込まされており、
    上記送風手段は、上記硬度の高いローラ側から硬度の低いローラ側に向けてエアを吹き付けることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記硬度の高いローラを回転自在に保持する保持手段と、
    上記送風手段の一部を形成しており、上記ニップに向けてエアを吹き出す送風口と、
    上記ニップへ用紙を案内するために、用紙搬送方向に見て、ニップの上流側に配置された用紙搬送ガイドとを備え、
    上記保持手段、送風口および用紙搬送ガイドは、一体成形品として形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記送風口は、搬送される用紙の幅方向両角が通過する位置を避けて配置されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 上記デカーラ装置は、用紙搬送方向に見て、定着装置の下流側に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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