JPH07313830A - 除湿装置 - Google Patents
除湿装置Info
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- JPH07313830A JPH07313830A JP6111462A JP11146294A JPH07313830A JP H07313830 A JPH07313830 A JP H07313830A JP 6111462 A JP6111462 A JP 6111462A JP 11146294 A JP11146294 A JP 11146294A JP H07313830 A JPH07313830 A JP H07313830A
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- JP
- Japan
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- heater
- dehumidifying device
- short circuit
- dehumidifier
- abnormal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒーター短絡により異常が発生した場合に、
その異常を確実に検知する。 【構成】 吸気口部と排気口部とを有するケーシングの
内部に庫内及び庫外の両方に開放される通気路が形成さ
れ、この通気路に、ファン、ヒーター及び通風性吸湿材
が配設されるとともに、動作制御を行う制御部19が備
えられた除湿装置において、ヒーター短絡による異常電
流によって切れる電流ヒューズ17を、ヒーターへの電
源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給する位置に
配設し、制御部においてヒーター短絡時の運転異常を検
知する。
その異常を確実に検知する。 【構成】 吸気口部と排気口部とを有するケーシングの
内部に庫内及び庫外の両方に開放される通気路が形成さ
れ、この通気路に、ファン、ヒーター及び通風性吸湿材
が配設されるとともに、動作制御を行う制御部19が備
えられた除湿装置において、ヒーター短絡による異常電
流によって切れる電流ヒューズ17を、ヒーターへの電
源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給する位置に
配設し、制御部においてヒーター短絡時の運転異常を検
知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、除湿装置に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、ヒーター短絡
により異常が発生した場合に、その異常を確実に検知す
ることのできる除湿装置に関するものである。
のである。さらに詳しくは、この発明は、ヒーター短絡
により異常が発生した場合に、その異常を確実に検知す
ることのできる除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気中の水分を吸湿し、適度
な湿度に調節する装置として、調湿器等の各種の除湿装
置が知られている。たとえば、そのような除湿装置とし
て、図5に例示した装置がこれまでに提供されてもい
る。
な湿度に調節する装置として、調湿器等の各種の除湿装
置が知られている。たとえば、そのような除湿装置とし
て、図5に例示した装置がこれまでに提供されてもい
る。
【0003】この図5に例示した除湿装置においては、
吸気口部(1)と排気口部(2)とがケーシング(3)
の左右両端部に設けられ、このケーシング(3)の内部
に、除湿装置が配置される収納庫等の庫内及び庫外の両
方に開放される通気路が形成されている。より具体的に
は、図6に例示したように、中空箱状としたケーシング
(3)の上面に、庫外側にケーシング(3)の内部通気
路を開放するための吸気口(1a)及び排気口(2a)
を設けている。また、ケーシング(3)の正面には、庫
内側に内部通気路を開放するための吸気口(1b)及び
排気口(2b)が設けられている。
吸気口部(1)と排気口部(2)とがケーシング(3)
の左右両端部に設けられ、このケーシング(3)の内部
に、除湿装置が配置される収納庫等の庫内及び庫外の両
方に開放される通気路が形成されている。より具体的に
は、図6に例示したように、中空箱状としたケーシング
(3)の上面に、庫外側にケーシング(3)の内部通気
路を開放するための吸気口(1a)及び排気口(2a)
を設けている。また、ケーシング(3)の正面には、庫
内側に内部通気路を開放するための吸気口(1b)及び
排気口(2b)が設けられている。
【0004】また図5に例示したように、除湿装置に
は、上記したケーシング(3)の内部通気路に、ファン
(7)、ヒーター(8)及び通風性吸湿材としてのハニ
カム状に成形したシリカゲル(9)が、ケーシング
(3)に設けた吸気口部(1)側から排気口部(2)側
にかけて順次配設されている。そして、ケーシング
(3)の内部後方に、これらのファン(7)、ヒーター
(8)及び小型モーター(6)の動作とその制御を行う
電源部、制御部等を備えた回路部(10)を設けてい
る。
は、上記したケーシング(3)の内部通気路に、ファン
(7)、ヒーター(8)及び通風性吸湿材としてのハニ
カム状に成形したシリカゲル(9)が、ケーシング
(3)に設けた吸気口部(1)側から排気口部(2)側
にかけて順次配設されている。そして、ケーシング
(3)の内部後方に、これらのファン(7)、ヒーター
(8)及び小型モーター(6)の動作とその制御を行う
電源部、制御部等を備えた回路部(10)を設けてい
る。
【0005】さらに、排気口部(2)には、排気温度を
検知するための温度センサ(11)を設けてもいる。収
納庫等の庫内を除湿する吸湿運転の場合には、ケーシン
グ(3)の内部通気路を庫内側に開放するとともに、フ
ァン(7)を駆動させ、庫内空気(12)を図6に示し
た吸気口(1b)から取り入れ、ハニカム状シリカゲル
(9)に通過させる。そして、このハニカム状シリカゲ
ル(9)で、取り入れた庫内空気(12)中の水分を吸
湿し、排気口(2b)より除湿空気(13)を庫内に吹
き出す。
検知するための温度センサ(11)を設けてもいる。収
納庫等の庫内を除湿する吸湿運転の場合には、ケーシン
グ(3)の内部通気路を庫内側に開放するとともに、フ
ァン(7)を駆動させ、庫内空気(12)を図6に示し
た吸気口(1b)から取り入れ、ハニカム状シリカゲル
(9)に通過させる。そして、このハニカム状シリカゲ
ル(9)で、取り入れた庫内空気(12)中の水分を吸
湿し、排気口(2b)より除湿空気(13)を庫内に吹
き出す。
【0006】一方、除湿後に、ハニカム状シリカゲル
(9)から吸着した水分を放出させ、吸湿能力を復帰さ
せるために再生運転を行う場合には、ケーシング(3)
の内部通気路を庫外側に開放し、ヒーター(8)を作動
させるとともに、ファン(7)を駆動させて、図6に示
した吸気口(1a)から庫外空気(14)を取り入れ、
これをヒーター(8)で加熱し、温風とした後にハニカ
ム状シリカゲル(9)に当てて吸着した水分を放出さ
せ、湿気を含んだ温風(15)を庫外に排出する。再生
後には、ハニカム状シリカゲル(9)は放熱させる。
(9)から吸着した水分を放出させ、吸湿能力を復帰さ
せるために再生運転を行う場合には、ケーシング(3)
の内部通気路を庫外側に開放し、ヒーター(8)を作動
させるとともに、ファン(7)を駆動させて、図6に示
した吸気口(1a)から庫外空気(14)を取り入れ、
これをヒーター(8)で加熱し、温風とした後にハニカ
ム状シリカゲル(9)に当てて吸着した水分を放出さ
せ、湿気を含んだ温風(15)を庫外に排出する。再生
後には、ハニカム状シリカゲル(9)は放熱させる。
【0007】図7は、図5に示した除湿装置回路部の電
源部の回路構成を示した部分回路構成図である。この図
7に示したように、ヒーター(8)には、温度ヒューズ
(16)とともに電流ヒューズ1(17)を電気的に接
続している。この電流ヒューズ1(17)は、ヒーター
(8)が短絡した場合に、発生する異常電流によって切
れ、ヒーター(8)への電源の供給を停止させ、安全性
を確保するためのものである。ヒーター(8)として特
にPTCヒーターを用いた場合には、ヒーター故障によ
り大電流がヒーター(8)の回路に流れることがある。
源部の回路構成を示した部分回路構成図である。この図
7に示したように、ヒーター(8)には、温度ヒューズ
(16)とともに電流ヒューズ1(17)を電気的に接
続している。この電流ヒューズ1(17)は、ヒーター
(8)が短絡した場合に、発生する異常電流によって切
れ、ヒーター(8)への電源の供給を停止させ、安全性
を確保するためのものである。ヒーター(8)として特
にPTCヒーターを用いた場合には、ヒーター故障によ
り大電流がヒーター(8)の回路に流れることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の除湿装置においては、電流ヒューズ1(1
7)の回路挿入位置は、図7に示したような位置に限ら
れており、このため、ヒーター短絡の異常時にヒーター
(8)への電源供給を停止することができるものの、こ
れと同時に、電流ヒューズ1(17)が切れると、除湿
装置全体への電源供給が停止されるという不都合があっ
た。
うな従来の除湿装置においては、電流ヒューズ1(1
7)の回路挿入位置は、図7に示したような位置に限ら
れており、このため、ヒーター短絡の異常時にヒーター
(8)への電源供給を停止することができるものの、こ
れと同時に、電流ヒューズ1(17)が切れると、除湿
装置全体への電源供給が停止されるという不都合があっ
た。
【0009】すなわち、図8にヒーター短絡の異常時の
除湿装置の動作をフローチャートとして示したように、
ヒーター短絡によって発生する異常電流によって、電流
ヒューズ1(17)が断線すると、除湿装置全体の電源
がOFFとなる。この状態においては、除湿装置には電
源が供給されないため、確かに安全性は確保される。し
かしながらその一方で、ヒータ短絡による異常状態は全
く検知されない。従って、除湿装置の使用者がその停止
状態に気が付かない限り、除湿装置に異常が発生してい
ることは知る由もない。
除湿装置の動作をフローチャートとして示したように、
ヒーター短絡によって発生する異常電流によって、電流
ヒューズ1(17)が断線すると、除湿装置全体の電源
がOFFとなる。この状態においては、除湿装置には電
源が供給されないため、確かに安全性は確保される。し
かしながらその一方で、ヒータ短絡による異常状態は全
く検知されない。従って、除湿装置の使用者がその停止
状態に気が付かない限り、除湿装置に異常が発生してい
ることは知る由もない。
【0010】たとえば、除湿装置が、床下に設けられた
収納庫のような人目に付きにくい場所に備えられた場合
には、使用者は、そのようなヒーター短絡の異常に気が
付かない場合が多く、その結果、長い間停止状態のまま
放置され、収納された物品等の収納物にかびや錆などが
発生することがある。この発明は、以上の通りの事情に
鑑みてなされたものであり、従来の除湿装置の欠点を解
消し、ヒーター短絡により異常が発生した場合に、その
異常を確実に検知することのできる除湿装置を提供する
ことを目的としている。
収納庫のような人目に付きにくい場所に備えられた場合
には、使用者は、そのようなヒーター短絡の異常に気が
付かない場合が多く、その結果、長い間停止状態のまま
放置され、収納された物品等の収納物にかびや錆などが
発生することがある。この発明は、以上の通りの事情に
鑑みてなされたものであり、従来の除湿装置の欠点を解
消し、ヒーター短絡により異常が発生した場合に、その
異常を確実に検知することのできる除湿装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、吸気口部と排気口部とを有する
ケーシングの内部に庫内及び庫外の両方に開放される通
気路が形成され、この通気路に、ファン、ヒーター及び
通風性吸湿材が配設されるとともに、動作制御を行う制
御部が備えられた除湿装置において、ヒーター短絡によ
る異常電流によって切れる電流ヒューズを、ヒーターへ
の電源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給する位
置に配設し、制御部においてヒーター短絡時の運転異常
を検知することを特徴とする除湿装置を提供する。
を解決するものとして、吸気口部と排気口部とを有する
ケーシングの内部に庫内及び庫外の両方に開放される通
気路が形成され、この通気路に、ファン、ヒーター及び
通風性吸湿材が配設されるとともに、動作制御を行う制
御部が備えられた除湿装置において、ヒーター短絡によ
る異常電流によって切れる電流ヒューズを、ヒーターへ
の電源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給する位
置に配設し、制御部においてヒーター短絡時の運転異常
を検知することを特徴とする除湿装置を提供する。
【0012】またこの発明においては、制御部に表示部
と鳴動部とを設け、ヒーター短絡時の運転異常をその表
示部に表示し、かつ鳴動部を鳴動させることを好ましい
態様の一つとしてもいる。この場合、表示部にはLED
を設けることができ、運転異常を点滅によって表示する
ことができる。また、鳴動部にはブザーを備えることが
でき、運転異常をブザーの鳴動で使用者に報知すること
ができる。
と鳴動部とを設け、ヒーター短絡時の運転異常をその表
示部に表示し、かつ鳴動部を鳴動させることを好ましい
態様の一つとしてもいる。この場合、表示部にはLED
を設けることができ、運転異常を点滅によって表示する
ことができる。また、鳴動部にはブザーを備えることが
でき、運転異常をブザーの鳴動で使用者に報知すること
ができる。
【0013】
【作 用】この発明の除湿装置においては、ヒーター短
絡による異常電流によって切れる電流ヒューズを、ヒー
ターへの電源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給
する位置に配設し、制御部においてヒーター短絡時の運
転異常を検知するため、ヒーター短絡時にはヒーターの
動作のみを不能とすることができ、これに基づく運転状
態の異常を制御部で検知することができる。一方、ヒー
ター短絡時には、他の部位へは正常時と同様に電源を供
給することができ、異常検知は確実に行われる。
絡による異常電流によって切れる電流ヒューズを、ヒー
ターへの電源供給のみを切り、他の部位へは電源を供給
する位置に配設し、制御部においてヒーター短絡時の運
転異常を検知するため、ヒーター短絡時にはヒーターの
動作のみを不能とすることができ、これに基づく運転状
態の異常を制御部で検知することができる。一方、ヒー
ター短絡時には、他の部位へは正常時と同様に電源を供
給することができ、異常検知は確実に行われる。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の除湿装置についてさらに詳しく説明する。図1は、こ
の発明の除湿装置の回路構成の一実施例を示した回路構
成図である。
の除湿装置についてさらに詳しく説明する。図1は、こ
の発明の除湿装置の回路構成の一実施例を示した回路構
成図である。
【0015】たとえばこの図1に示した回路構成は、図
5に例示した構成を有する除湿装置に適用することがで
きる。この図1に例示した回路構成においては、電源回
路(18)及び制御部として機能するCPU(19)が
設けられている。この内、電源回路(18)は、両切と
した電源スイッチ(20)を介して電源(21)に接続
されており、このような電源回路(18)と電源(2
1)とを含むループにヒーター(8)が接続されてい
る。
5に例示した構成を有する除湿装置に適用することがで
きる。この図1に例示した回路構成においては、電源回
路(18)及び制御部として機能するCPU(19)が
設けられている。この内、電源回路(18)は、両切と
した電源スイッチ(20)を介して電源(21)に接続
されており、このような電源回路(18)と電源(2
1)とを含むループにヒーター(8)が接続されてい
る。
【0016】一方、図5には示していないが、除湿装置
には、庫内の湿度を検知する湿度センサ(22)をも設
けることが可能で、この湿度センサ(22)は、温度セ
ンサ(11)とともに上記したCPU(19)に接続す
ることができる。また、CPU(19)には、ファン
(7)に備えられたファンモーター(23)及び除湿装
置の動作状態を表示する表示部(24)を接続すること
ができる。この表示部(24)には、動作異常を表示す
る異常LEDとブザーとを設けることができ、これらの
異常LED及びブザーにより動作異常を使用者に報知す
ることができるようにしている。
には、庫内の湿度を検知する湿度センサ(22)をも設
けることが可能で、この湿度センサ(22)は、温度セ
ンサ(11)とともに上記したCPU(19)に接続す
ることができる。また、CPU(19)には、ファン
(7)に備えられたファンモーター(23)及び除湿装
置の動作状態を表示する表示部(24)を接続すること
ができる。この表示部(24)には、動作異常を表示す
る異常LEDとブザーとを設けることができ、これらの
異常LED及びブザーにより動作異常を使用者に報知す
ることができるようにしている。
【0017】またこの図1に示した例においては、除湿
装置には、ヒーター(8)の動作を制御するために、C
PU(19)に接続されたヒーターリレー(25)を設
けてもいる。このヒーターリレー(25)は、上記した
電源回路(18)に接続したヒーター(8)が含まれる
ループに接続されている。そして図1の例においては、
ヒーター(8)が含まれ、ヒーターリレー(25)が接
続されたループに電流ヒューズ1(17)を挿入してい
る。
装置には、ヒーター(8)の動作を制御するために、C
PU(19)に接続されたヒーターリレー(25)を設
けてもいる。このヒーターリレー(25)は、上記した
電源回路(18)に接続したヒーター(8)が含まれる
ループに接続されている。そして図1の例においては、
ヒーター(8)が含まれ、ヒーターリレー(25)が接
続されたループに電流ヒューズ1(17)を挿入してい
る。
【0018】この電流ヒューズ1(17)付近の回路構
成をより具体的に示したものが図2である。このよう
に、電流ヒューズ1(17)を、ヒーター(8)が含ま
れ、ヒーターリレー(25)が接続されたループに挿入
し、また、これを電源スイッチ(20)及び電源(2
1)が含まれるループに接続することで、ヒーター短絡
によって発生する異常電流が流れることで電流ヒューズ
1(17)は切れ、ヒーター(8)への電源供給のみを
切ることができる。一方、他の部位へは正常時と同様に
電源が供給される。
成をより具体的に示したものが図2である。このよう
に、電流ヒューズ1(17)を、ヒーター(8)が含ま
れ、ヒーターリレー(25)が接続されたループに挿入
し、また、これを電源スイッチ(20)及び電源(2
1)が含まれるループに接続することで、ヒーター短絡
によって発生する異常電流が流れることで電流ヒューズ
1(17)は切れ、ヒーター(8)への電源供給のみを
切ることができる。一方、他の部位へは正常時と同様に
電源が供給される。
【0019】なお、温度ヒューズ(16)は、電源スイ
ッチ(20)及び電源(21)が含まれるループに挿入
することができる。図3は、図1に示したCPUにおけ
る除湿装置の制御方式を例示したフローチャートであ
る。この図3に例示したように、図1のCPU(19)
においては、電源ONとされると、湿度センサ(22)
の検知湿度に応じた自動運転を行わせる。除湿装置が設
けられる収納庫等の庫内の湿度が多湿状態にある時に
は、ヒーター(8)を作動させ、図5に例示したような
通風性吸湿材としてのハニカム状シリカゲル(9)の再
生を行わせた後に、吸湿運転に入る。そして、この吸湿
運転において、CPU(19)はその吸湿回数をカウン
トする。
ッチ(20)及び電源(21)が含まれるループに挿入
することができる。図3は、図1に示したCPUにおけ
る除湿装置の制御方式を例示したフローチャートであ
る。この図3に例示したように、図1のCPU(19)
においては、電源ONとされると、湿度センサ(22)
の検知湿度に応じた自動運転を行わせる。除湿装置が設
けられる収納庫等の庫内の湿度が多湿状態にある時に
は、ヒーター(8)を作動させ、図5に例示したような
通風性吸湿材としてのハニカム状シリカゲル(9)の再
生を行わせた後に、吸湿運転に入る。そして、この吸湿
運転において、CPU(19)はその吸湿回数をカウン
トする。
【0020】ところで、図1に示したヒーター(8)が
短絡し、その時に発生する異常電流によって電流ヒュー
ズ1(17)が切れると、それ以降は、ヒーター(8)
には電源が供給されない。このような状態において、再
生運転を行わせても、すでにハニカム状シリカゲル
(9)は飽和状態にあり、それ以上空気の水分を吸湿す
ることができないため、湿度センサ(22)で検知され
る湿度は低下しなくなる。
短絡し、その時に発生する異常電流によって電流ヒュー
ズ1(17)が切れると、それ以降は、ヒーター(8)
には電源が供給されない。このような状態において、再
生運転を行わせても、すでにハニカム状シリカゲル
(9)は飽和状態にあり、それ以上空気の水分を吸湿す
ることができないため、湿度センサ(22)で検知され
る湿度は低下しなくなる。
【0021】そこで、CPU(19)では、所定回数、
すなわちN回の吸湿運転後に湿度が下がらない場合には
除湿運転に異常があると検知する。この検知が、ヒータ
ー(8)の短絡による運転異常の検知となる。そして、
図1に示した表示部(24)に設けた異常LEDを点滅
させ、また、ブザーを鳴動させて運転異常を報知する。
なお、吸湿回数NについてはあらかじめCPU(19)
に適宜に設定することができ、また、その変更も可能で
ある。
すなわちN回の吸湿運転後に湿度が下がらない場合には
除湿運転に異常があると検知する。この検知が、ヒータ
ー(8)の短絡による運転異常の検知となる。そして、
図1に示した表示部(24)に設けた異常LEDを点滅
させ、また、ブザーを鳴動させて運転異常を報知する。
なお、吸湿回数NについてはあらかじめCPU(19)
に適宜に設定することができ、また、その変更も可能で
ある。
【0022】N回の吸湿により庫内湿度の低下が湿度セ
ンサ(22)を介して検知された場合には、適湿状態と
なるまで再生及び吸湿運転が繰り返される。以上に例示
した除湿装置の動作状態を示したものが図4のフローチ
ャートである。このように、除湿装置においては、電流
ヒューズ1(17)は、ヒーター(8)への電源供給の
みを切るため、ヒーター短絡時においても他の部位へは
正常時と同様に電源が供給される。この電源供給を受け
て、CPU(19)は、ヒーター短絡の異常を除湿運転
の異常として検知することができる。従来のように、電
流ヒューズ1(17)が切れることによって、除湿装置
全体の動作が停止してしまうようなことはない。ヒータ
ー短絡に基づく動作異常を確実に検知することができ
る。その異常検知は、表示部(24)に備えた異常LE
D及びブザーで視覚的及び聴覚的に使用者に報知するこ
とができ、たとえば床下収納庫などの目に付きにくい場
所に除湿装置が設置されても、使用者に十分に注意を促
すことが可能となる。異常検知ができないために、庫内
に収納される物品等の収納物などがかびたり、錆びたり
するのを防止することができる。
ンサ(22)を介して検知された場合には、適湿状態と
なるまで再生及び吸湿運転が繰り返される。以上に例示
した除湿装置の動作状態を示したものが図4のフローチ
ャートである。このように、除湿装置においては、電流
ヒューズ1(17)は、ヒーター(8)への電源供給の
みを切るため、ヒーター短絡時においても他の部位へは
正常時と同様に電源が供給される。この電源供給を受け
て、CPU(19)は、ヒーター短絡の異常を除湿運転
の異常として検知することができる。従来のように、電
流ヒューズ1(17)が切れることによって、除湿装置
全体の動作が停止してしまうようなことはない。ヒータ
ー短絡に基づく動作異常を確実に検知することができ
る。その異常検知は、表示部(24)に備えた異常LE
D及びブザーで視覚的及び聴覚的に使用者に報知するこ
とができ、たとえば床下収納庫などの目に付きにくい場
所に除湿装置が設置されても、使用者に十分に注意を促
すことが可能となる。異常検知ができないために、庫内
に収納される物品等の収納物などがかびたり、錆びたり
するのを防止することができる。
【0023】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。回路部の回路構成、制御方式等
の細部については様々な態様が可能であることはいうま
でもない。
定されるものではない。回路部の回路構成、制御方式等
の細部については様々な態様が可能であることはいうま
でもない。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、ヒーター短絡により異常が発生した場合に、ヒー
ターへの電源供給のみを切り、他の部位には正常時と同
様に電源供給を行い、その異常を確実に検知することが
できる。除湿装置の安全性がより一層向上し、庫内に収
納される収納物などの保管管理も良好に行うことができ
る。
って、ヒーター短絡により異常が発生した場合に、ヒー
ターへの電源供給のみを切り、他の部位には正常時と同
様に電源供給を行い、その異常を確実に検知することが
できる。除湿装置の安全性がより一層向上し、庫内に収
納される収納物などの保管管理も良好に行うことができ
る。
【図1】この発明の除湿装置の回路構成の一実施例を示
した回路構成図である。
した回路構成図である。
【図2】温度ヒューズ1付近の回路構成を例示した回路
構成図である。
構成図である。
【図3】図1に示したCPUによる動作制御方式を示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【図4】図1の除湿装置のヒーター短絡の異常時の動作
を示したフローチャートである。
を示したフローチャートである。
【図5】従来の除湿装置を例示した断面図である。
【図6】図5の除湿装置の斜視図である。
【図7】除湿装置回路部の電源部の回路構成を示した部
分回路構成図である。
分回路構成図である。
【図8】従来の除湿装置のヒーター短絡の異常時の動作
を示したフローチャートである。
を示したフローチャートである。
8 ヒーター 11 温度センサ 16 温度ヒューズ 17 電流ヒューズ1 18 電源回路 19 CPU 20 電源スイッチ 21 電源 22 湿度センサ 23 ファンモーター 24 表示部 25 ヒーターリレー
Claims (4)
- 【請求項1】 吸気口部と排気口部とを有するケーシン
グの内部に庫内及び庫外の両方に開放される通気路が形
成され、この通気路に、ファン、ヒーター及び通風性吸
湿材が配設されるとともに、動作制御を行う制御部が備
えられた除湿装置において、ヒーター短絡による異常電
流によって切れる電流ヒューズを、ヒーターへの電源供
給のみを切り、他の部位へは電源を供給する位置に配設
し、制御部においてヒーター短絡時の運転異常を検知す
ることを特徴とする除湿装置。 - 【請求項2】 制御部は表示部と鳴動部とを備え、運転
異常をその表示部に表示し、かつ鳴動部を鳴動させる請
求項1記載の除湿装置。 - 【請求項3】 表示部はLEDを備え、運転異常をこの
LEDの点滅により表示する請求項2記載の除湿装置。 - 【請求項4】 鳴動部はブザーを備え、運転異常をこの
ブザーの鳴動で報知する請求項2記載の除湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111462A JPH07313830A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 除湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111462A JPH07313830A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 除湿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313830A true JPH07313830A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14561853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6111462A Pending JPH07313830A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 除湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07313830A (ja) |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP6111462A patent/JPH07313830A/ja active Pending
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