JP4023256B2 - 車室内除臭装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の除臭を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車室内の臭気を除去するための装置が複数提案されている。例えば、特公昭59−51451号公報および特公平7−55614号公報には、車両の停車中に太陽電池を利用して車室内の換気をすることにより車室内の臭気を除去する装置に関する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
車両内に発生する臭気の要因としては、車両の内装品に付着した臭い成分の車室内への遊離が挙げられる。例えば、車室内のインストルメントパネル、ステアリングホイール、シート等にタバコの臭い成分等が付着してしまい、それが後に遊離して残り香となる場合がある。また、車両内装材取り付け時に使用された接着剤の成分が臭気を発生する原因となる場合もある。
【0004】
また、表皮材裏の毛抜け防止のバッキング材に活性炭が添加されたシート等の、乗員の汗やタバコ臭等の臭い成分を吸収することにより車内の除臭を行うものが、逆に臭い成分を発生する原因となる場合もある。これは、炎天下に車両が置かれた場合に、活性炭の除臭能力が飽和して逆に吸収していた臭い成分を吐き出してしまうことによるものである。
【0005】
このような車両の内装品に付着した臭い成分は、その付着の度合いによっては車室内空間中に遊離し難くなるので、単に車内の換気や空気清浄を行うだけでは付着した臭い成分を有効に除去できない場合がある。例えば、低温下においては臭い成分の遊離の量が減るので、換気等を行っても付着している臭い成分の除去の効果は薄い。したがって、付着した臭い成分の遊離の量が増え、換気等を行うことによる臭気除去の効果が大きくなるような温度下で臭気の除去を行うことが望ましい。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度下の車室内において、この臭い成分の除去を行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車室内の温度を検知する温度センサと、前記車室内の臭い成分を除去する除臭手段と、前記車室内を暖める車室内暖房装置と、車室内の空気中の臭い成分の濃度を検知する臭いセンサと、駐車中であり、かつ前記臭いセンサが前記臭い成分を所定濃度以上検知しており、かつ前記温度センサにより検出される車室内の温度が、前記車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達しているかの基準となる所定の温度より高い場合に、前記除臭手段に前記車室内の臭い成分を除去させる除臭制御手段と、駐車中であり、かつ前記臭いセンサが前記臭い成分を所定濃度以上検知しており、かつ前記車室内の温度が前記所定の温度より低い場合に、前記車室内の温度が前記所定の温度より高くなるよう前記車室内暖房装置に前記車室内を暖めさせる暖房制御手段と、を備えた車室内除臭装置である。
【0008】
これによって、車両の駐車時には、温度センサにより検出される車室内の温度が車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達していれば、除臭手段が車室内の除臭を行い、この温度に達していなければ、この車室内暖房装置が車室内をこの温度に達するように暖めるので、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度下の車室内において、この臭い成分の除去を行うことが可能となる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車室内除臭装置において、前記車室内暖房装置は、車両用シートの内部に設けられた電気ヒータであることを特徴とする。
【0015】
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の車室内除臭装置において、前記除臭手段は、車室内外の換気を行うための送風機から構成されていることを特徴とする。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車室内除臭装置において、前記除臭手段は、車室内の空気清浄器により構成されていることを特徴とする
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る車室内除臭装置を車両内に配設した状態を概略的に示すブロック図である。
【0019】
この車室内除臭装置は、温度センサ2、臭いセンサ3、コントローラ4、日射センサ5、空調装置6、車両用シート30等により構成される。
【0020】
コントローラ4は、図示しないCPU、RAM、ROMを有し、CPUはROMにあらかじめ記録されたプログラムを読み出し、それに従って処理を行い、その処理の必要に応じてRAMに対して情報の書き込み、読み出しを行う。なおこのROMには、上記したプログラム以外にも、閾値としての室内温度、日射量、成分濃度等があらかじめ記録されている。これらの閾値については後述する。またコントローラ4は、サーミスタ等から成る車室内の温度を検出する温度センサ2、ドライバー席天井に配置され、車室内に遊離している臭い成分(HC、CO、NOX、CO2等)の濃度を検出する臭いセンサ3、および車室内に入射する日射量を検出する日射センサ5から、それぞれが検出した物理量の情報を信号として入力されるようになっている。またコントローラ4は、後述する空調装置6の各モータ、車両用シート30に搭載された送風ユニットおよび電気ヒータを制御するようになっている。またコントローラ4は、信号線により車両のイグニッションキーのON、ACC、OFFの位置を検知するようになっている。
【0021】
図2に、空調装置6の通風系の構成を示す。空調装置6は、車室内に向かって空気が送風される空気通路を構成するケース9を有し、このケース9の空気通路の最上流部に外気導入口7および内気導入口8を有する内外気切替箱13を配置している。この内外気切替箱13内に、内外気切替ドア14を回動自在に配置している。この内外気切替ドア14はサーボモータ27によって駆動されるもので、内気導入口8より内気(車室内空気)を導入する内気モードと外気導入口7より外気(車室外空気)を導入する外気モードとを切り替える。
【0022】
内外気切替箱13の下流側には車室内に向かう空気流を発生させる遠心式の送風ファン11を配置している。この送風ファン11は、モータ15により駆動するようになっている。送風ファン11の下流側にはケース9内を流れる空気を冷却する蒸発器12を配置している。この蒸発器12はコントローラ4の制御を受け、図示しない冷凍サイクルによって送風ファン11の送風空気を冷却する冷房用熱交換器である。
【0023】
蒸発器12の下流側にはケース9内を流れる空気を加熱するヒーターコア17を配置している。このヒーターコア17は車両エンジンの冷却水を熱源として、蒸発器12通過後の空気(冷風)を加熱する暖房用熱交換器であり、その側方にはヒーターコア17をバイパスして空気が流れるバイパス通路18が形成してある。
【0024】
蒸発器12とヒーターコア17との間にはエアミックスドア16が回動自在に配置してある。このエアミックスドア16はサーボモータ28により駆動されて、その回転位置(開度)が連続的に調節可能になっている。エアミックスドア16の開度によりヒーターコア17を通る空気量(温風量)と、バイパス通路18を通過してヒーターコア17をバイパスする空気量(冷風量)とを調節し、これにより、車室内に吹き出す空気の温度を調節するようになっている。
【0025】
ケース9の空気通路の最下流部には、車両の前面窓ガラスWに向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口19、乗員上半身に向けて空調風を吹き出すためのフェイス吹出口20、および乗員下半身に向けて空調風を吹き出すためのフット吹出口21の計3種類の吹出口が設けられている。
【0026】
これら吹出口19〜21の上流部にはデフロスタドア22、フェイスドア23およびフットドア24が回動自在に配置されている。これらのデフロスタドア22、フェイスドア23およびフットドア24は、図示しないリンク機構を介して共通のサーボモータ25によって駆動される。なお、サーボモータ25、27、28、およびモータ15はコントローラ4が制御できるようになっている。
【0027】
図3は車両用シート30の構成の概要を示すもので、この車両用シート30は具体的には運転席あるいは助手席のシートとして使用されるものである。
【0028】
車両用シート30のシートクッション部31の内部およびシート背もたれ部32の内部にはそれぞれ、第1送風ユニット33、第2送風ユニット34が内蔵されている。この第1、第2送風ユニット33、34はそれぞれ電動モータと、この電動モータにより回転駆動される送風ファンとを備えている。
【0029】
第1送風ユニット33はシートクッション部31の下方部に空気吸入口(図示せず)を配置し、この空気吸入口から車室内空気を吸入し、そして、この吸入空気をシートクッション部31の内部の空気通路35を通してシートクッション部31の表皮部材36に送風し、この表皮部材36に開口している多数の吹出開口部37から空気(空調風)を矢印cのように乗員の身体に向けて吹き出すようになっている。
【0030】
また、第2送風ユニット34も同様の空気送風機能を果たすものであり、シート背もたれ部32のうち下部側の背面部位に空気吸入口(図示せず)を配置し、この空気吸入口から車室内空気を吸入し、そして、シート背もたれ部32の内部の空気通路38、シート背もたれ部32の表皮部材39に設けた多数の吹出開口部40から空気(空調風)を矢印dのように乗員の身体に向けて吹き出すようになっている。
【0031】
また、シートクッション部31およびシート背もたれ部32において、各表皮部材36、19の裏側にそれぞれ電気ヒータ42、43が配置してある。この電気ヒータ42、43はワイヤー状の電気抵抗体から構成され、シートクッション部31およびシート背もたれ部32の乗員当たり面の広い範囲にわたって蛇行状に配置されている。
【0032】
従って、電気ヒータ42、43に通電し、発熱させると、シートクッション部31およびシート背もたれ部32の乗員当たり面をなす表皮部材36、39を電気ヒータ42、43により直接加熱できる。また、電気ヒータ42、43の通電時に同時に第1送風ユニット33、34を作動させると、電気ヒータ42、43により加熱された温風を吹出開口部37、40から吹き出すことができる。
【0033】
次に、上記構成における除臭装置の作動を図4により説明する。図4は、コントローラ4が作動中に実行するループ状のプログラムのフローチャートである。なおコントローラ4は、車両のイグニッションキーのON、OFFに関わらず常にバッテリより電力供給を受けて作動状態にある。
【0034】
ステップ110では、コントローラ4は検知しているイグニッションキーの状態がOFFであるか否かを判定する。このイグニッションキーがOFFであるか否かで車両が駐車中か否かを判定する。
【0035】
イグニッションキーがOFFでない場合、処理はステップ112に進み、通常の車内の空調のための作動を行う。通常の空調作動とは、モータ15を制御して送風ファン11を作動させ、車両の乗員による図示しないスイッチ類への入力を受けてサーボモータ27を制御し内外気切替ドア14を切り替え、またサーボモータ25を制御してデフロスタドア22、フェイスドア23、フットドア24を切り替え、室内の温度あるいは乗員の温度設定に基づいてエアミックスドア16および蒸発器12の作動を制御して冷房あるいは暖房を行う作動である。イグニッションキーがOFFでない間は、ステップ112とステップ110の処理が繰り返される。
【0036】
イグニッションキーがONとなると、処理はステップ111に進み、現在通常の空調作動が行われていれば、送風ファン11および蒸発器12の作動を停止させることで、この通常の空調作動を停止する。
【0037】
そして処理はステップ120に進み、臭いセンサ3が一定以上の臭いを検出しているか否かを判定する。具体的には、臭い成分の濃度が所定の濃度(例えば2〜3ppm)以上であるか否かを判定する。
【0038】
所定の濃度以上である場合、処理はステップ130に進み、コントローラ4は空調装置6に車室内外の空気の換気による除臭を行わせる。具体的には、サーボモータ27を制御して内外気切替ドア14を外気モードに切り替え、サーボモータ25を制御してデフロスタドア22、フットドア24を閉じ、フェイスドア23を開き、モータ15を制御して送風ファン11を作動させる。また車両用シート30の第1送風ユニット33、第2送風ユニット34を作動させる。これによって、外気導入口7から外気が流入し、入流した外気はフェイス吹出口20から車内に吹き出し、また後部排気口Tから車室内の空気が流出する。
【0039】
そしてステップ140では、温度センサ2の検出による車内温度が所定の室内温度(例えば35℃〜45℃)より高いか否かを判定する。この所定の温度は、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達しているかの基準となる。
【0040】
所定の温度より高ければ、処理はステップ150に進み、日射センサ5の検出による日射量が所定の日射量(例えば150W/m2)以上であるか否かを判定する。
【0041】
所定の日射量未満であれば、処理はステップ160に進み、コントローラ4は空調装置6および電気ヒータ42、43に車内および車両用シート30を暖めさせる。具体的には、空調装置6のサーボモータ28を制御してエアミックスドア16がbの位置に止まるようにし、送風ファン11から送出される外気の全てがヒーターコア17を通るようにする(マックスホットモード)。さらに、車両用シート30の電気ヒータ42、43が発熱するよう制御する。さらに、サーボモータ27を制御して内外気切替ドア14を外気モードにし、サーボモータ25を制御してデフロスタドア22、フットドア24を閉じ、フェイスドア23を開き、モータ15を制御して送風ファン11を作動させる。また車両用シート30の第1送風ユニット33、第2送風ユニット34を作動させる。そして処理はステップ110に戻る。
【0042】
上記のようなステップ110→120→130→140→150→160→110のループにおいては、車両のイグニッションキーがOFFで、かつ臭いセンサ3が一定以上の臭いを検知し、かつ車内温度が所定温度未満で、かつ日射量が所定量未満の場合、換気と同時に車両用シート30を含めた車内の暖房が行われる。
【0043】
ステップ140で車内温度が所定の温度以上であった場合、処理はステップ170に進み、暖房が行われている場合は暖房を中止し、換気のみを行う。具体的には、エアミックスドア16をaの位置で止め、送風ファン11から送出される外気の全てがバイパス通路18を通るようにする(マックスクールモード)。そして、電気ヒータ42、43の発熱を停止させる。換気のための処理はステップ130で示したものと同様である。そして処理はステップ110に戻る。このようにするのは、車内温度が除臭に適した温度に達していれば、さらに車内を暖めずとも換気のみで除臭効果があるからである。
【0044】
またステップ150で日射量が所定の日射量以上であった場合も、処理はステップ170に進み、暖房が行われている場合は暖房を中止する。このようにするのは、日射量が十分あれば、その日射によって車内が暖められ、現在以降の時刻に自然に車内温度が除臭に適した温度に達する除臭時期が来ると推定できるからである。
【0045】
また、ステップ120で臭いセンサ3が一定以上の臭いを検出しなかった場合、処理はステップ180に進み、コントローラ4は換気または暖房が行われている場合はそれらを中止する。具体的には、コントローラ4はモータ15を制御して送風ファン11の作動を停止させ、また電気ヒータ42、43の発熱を停止させる。この際、内外気切替ドア14、エアミックスドア16、デフロスタドア22、フェイスドア23、フットドア24の状態はどのようなものであってもよい。そして処理はステップ110に戻る。
【0046】
以上のような作動によって、車両の駐車時(イグニッションOFF時)、車内の臭いの成分の濃度が所定の濃度より高いときには、温度センサにより検出される車室内の温度が車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達していればコントローラ4が車室内の除臭を行う。またこの温度に達しておらず、かつ車内温度が除臭に適した温度に自然に達すると推定できない場合には、この温度まで車室内暖房装置が車室内を暖める。したがって、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度下の車室内において、この臭い成分の除去を行うことが可能となる。
【0047】
また換気時、第1送風ユニット33、第2送風ユニット34、の作動により車両用シート30に付着した臭い成分の遊離がより促進されるようになる。
【0048】
また暖房時、電気ヒータ42、43の発熱により車両用シート30の温度が高くなり、車両用シート30に付着した臭い成分の遊離がより促進されるようになる。
【0049】
(第2実施形態)
図5に、本発明の第2実施形態に係る車室内除臭装置が車両内に配設された状態を概略的に示す。本実施形態がその構成において第1実施形態と異なる部分は、車室内の空気清浄器50が車両1の後部に設けられていることと、車外の臭い成分の濃度を検出する外気臭センサ60が設けられていることである。
【0050】
コントローラ4は、外気臭センサ60が検出した物理量の情報を信号として入力されるようになっている。
【0051】
図6にこの空気清浄器50の構成を示す。空気清浄器50はケース51内に、車室内空気(内気)を内気吸入口52から吸入する送風機53を設ける。この送風機53は電動モータ54により駆動する。コントローラ4は、電動モータ54の回転制御を行うことにより空気清浄器50の作動を制御できるようになっている。
【0052】
ケース51内で、送風機53の下流側にフィルタ55を配置して、送風機53の送風空気中の臭い成分ををフィルタ55で吸着した後に、吸着によって清浄化された内気を吹出口56から車室内へ吹き出す。フィルタ55は、空気中の臭い成分を吸着する活性炭等の脱臭材をウレタンフォームのような多孔質フィルタ基材に適宜のバインダーにより担持させたものである。
【0053】
本実施形態では、外気が清浄でない場合には、除臭のために換気を行う代わりにこの空気清浄器50を用いる。以下この除臭装置の作動を図7を用いて説明する。図7は、作動中のコントローラ4が実行するプログラムのフローチャートである。なお、図7中、図4と同等の処理には同一のステップ番号を付し、図4と異なる部分についてのみ説明する。
【0054】
ステップ120で臭いセンサ3が一定以上の臭いを検出したと判定すると、処理はステップ125に進む。ステップ125では、外気臭センサ60が車外の臭い成分の濃度が所定の外気臭気濃度(例えば2〜3ppm)以上であるか否かを判定する。なお、この所定の外気臭気濃度は、あらかじめコントローラ4のROMに記録されており、コントローラ4はROMからこの値を読み出すことで判定を行う。
【0055】
ステップ125において、車外の臭い成分の濃度が所定の外気臭濃度以上である場合、処理はステップ135に進み、コントローラ4は電動モータ54を制御して送風機53を作動させ、モータ15を制御して送風ファン11を作動させ、サーボモータ28を制御してエアミックスドア16をマックスクールの位置で止め、サーボモータ25を制御してデフロスタドア22およびフットドア24を閉じ、フェイスドア23を開くことにより、車内の空気清浄を行う。また現在空調装置6による車室内外の換気が行われていればそれを停止させる。すなわち、サーボモータ27を制御して内外気切替ドア14を内気モードに切り替える。
【0056】
またステップ125において、車外の臭い成分の濃度が所定の外気臭濃度以下である場合、処理はステップ130に進み、コントローラ4は図4のステップ130と同様の処理で空調装置6に換気を行わせ、また空気清浄器50による除臭が行われていれば、電動モータ54を制御して送風機53を停止させることで、その作動を停止させる。
【0057】
また、ステップ185では、除臭(換気または空気清浄)・暖房が行われていればその作動を停止する。具体的には、電動モータ54を制御して送風機53を停止させ、モータ15を制御して送風ファン11の作動を停止させ、また電気ヒータ42、43の発熱を停止状態にする。この際、内外気切替ドア14、エアミックスドア16、デフロスタドア22、フェイスドア23、フットドア24の状態はどのようなものであってもよい。
【0058】
以上のような作動により、除臭装置第1実施形態の効果に加え、車室内除臭装置は、外気の臭い成分の濃度が所定の値より高い場合には空気清浄器50を用いて除臭を行い、そうでない場合には一般に空気清浄器より除臭効果の高い換気を行うことで、外気が汚れている場合においても空気清浄を行うことができるので、より効果的な除臭を行うことが可能となる。
【0059】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る車内除臭装置の構成が、第1実施形態の車内除臭装置と異なる部分は、温度センサ2を備えていないことである。
【0060】
本実施形態の車内除臭装置は、日射センサ5の検出する日射量が大きいときは、時間の経過と共に車室内温度が上昇するので、この事実に基づいて車室内に付着した臭い成分を除去するのに適した温度(例えば35℃以上)となる除臭時期を推定し、この除臭時期に換気を行うようになっている。なお、本実施形態においては、除臭時期とは車両が駐車してからの所定時間(例えば0.5時間)後以降のことである。
【0061】
以下この除臭装置の作動を図8を用いて説明する。図8は、作動中のコントローラ4が実行するプログラムのフローチャートである。なお、図8中、図4と同等の処理には同一のステップ番号を付し、図4と異なる部分についてのみ説明する。なお、コントローラ4は図示しないクロックを有し、これによって時間を計測することができるようになっており、また最後にイグニッションキーがOFFになった時刻をRAMに記録・保存するようになっている。
【0062】
ステップ120で臭いセンサ3が所定の濃度(例えば2〜3ppm)以上の臭い成分を検出したと判定すると、処理はステップ210に進み、コントローラ4は図4のステップ150と同様の、日射センサ5の検出による日射量が所定の日射量(例えば150W/m2)以上であるか否かの判定を行う。
【0063】
所定の日射量以上であれば、処理はステップ220に進み、コントローラ4は最後にイグニッションキーがOFFとなってからの経過時間tが0.5時間〜2時間までの間であるか否かを判定する。経過時間tが0.5時間〜2時間までの間であれば、処理はステップ240に進み、コントローラ4は図4のステップ130と同様の換気の制御処理を行い、処理はステップ110に戻る。経過時間tが0.5時間以下、あるいは2時間以上の場合は処理はステップ180の換気・暖房中止処理に進む。
【0064】
ステップ210において所定の日射量未満であれば、処理はステップ230に進み、コントローラ4は最後にイグニッションキーがOFFとなってからの経過時間tが2時間未満であるか否かを判定する。経過時間tが2時間未満であれば、処理はステップ240の換気処理に進み、経過時間tが2時間以上の場合は処理はステップ180の換気中止処理に進む。
【0065】
このような作動によって、車内除臭装置は、日射量が所定の量以上である場合は、時間の経過と共に車室内の温度が上昇し、0.5時間後には車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度になると推定し、0.5時間後に換気を開始する。
【0066】
これによって、車内除臭装置は、車両の駐車時には、日射センサ5を用いて除臭時期を推定し、現在が除臭時期である場合に、除臭手段に車室内の臭い成分を除去させることができるので、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度下の車室内において、この臭い成分の除去を行うことが可能となる。
【0067】
また、イグニッションをOFFにした時点での車内の温度は、通常それまで乗員が車両の運転等を行っていたと考えられるので、空調によっておよそ25℃程度になっていると考えられる。それゆえ日射量が少ない場合は、イグニッションOFF後時間が経過しても臭い成分の除去に適した車内温度に到達することが見込めないが、その場合はすぐに換気を行うことで、除臭に適した温度とは言えないとしても少しでも高い温度で換気を行い、また少なくとも現在車室内中に遊離している臭い成分だけでも除去する。
【0068】
また、日射量が多い場合も少ない場合も、イグニッションがOFFとなってから2時間で換気を停止するが、この2時間という値は、バッテリ電源の過使用を防止するために設定された換気時間の上限である。
【0069】
なお、本実施形態では除臭手段として空調装置6を用いているが、第2実施形態のように空気清浄器50を用いて除臭するようになっていてもよい。
【0070】
(第4実施形態)
図9に、本発明の第4実施形態に係る車室内除臭装置が車両内に配設された状態を概略的に示す。本実施形態がその構成において第3実施形態と異なる部分は、車両のバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧計61、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水温センサ62が設けられていることである。
【0071】
コントローラ4は、このバッテリ電圧計61、および冷却水温センサ62が検出した物理量の情報を信号として入力されるようになっている。
【0072】
本実施形態では、日射量が所定量以下で、日射による車内の十分な温度上昇が見込めない場合には、暖房を行うようになっている。より具体的には、日射量が所定量以下の場合、バッテリ電圧および冷却水温度に基づいて空調装置6、電気ヒータ42、43による暖房の制御を行う。なお、コントローラ4のROMには、この制御のための所定の電圧、および所定の水温の値が記録されている。
【0073】
以下この除臭装置の作動を図10を用いて説明する。図10は、作動中のコントローラ4が実行するプログラムのフローチャートである。なお、図10中、図8と同等の処理には同一のステップ番号を付し、図8と異なる部分についてのみ説明する。
【0074】
ステップ210で日射量が所定の日射量(150W/m2)未満であると処理はステップ310に進み、コントローラ4はバッテリ電圧計61が検出するバッテリ電圧がROM中の所定の電圧(例えば10.8V)以上であるか否かを判定する。
【0075】
所定の電圧以上でなければ、処理はステップ180に進み、換気・暖房が行われていればそれを中止する。所定の電圧以上であれば、処理はステップ320に進み、冷却水温センサ62が検出する水温が所定の水温(例えば45℃)以上であるか否かを判定する。
【0076】
所定の水温以上であれば、処理はステップ330に進み、コントローラ4は空調装置6に車内を暖めさせる。具体的には、空調装置6のサーボモータ28を制御することにより、エアミックスドア16がbの位置に止まるようにし、送風ファン11から送出される外気がヒーターコア17を通るようにする。
【0077】
所定の水温未満であれば、処理はステップ340に進み、コントローラ4は電気ヒータ42、43に車内の一部である車両用シート30を暖めさせる。具体的には、車両用シート30の電気ヒータ42、43が発熱するよう制御する。
【0078】
以上のような車内除臭装置の作動によって、バッテリ電圧が所定電圧以上であり、かつ冷却水温度が所定水温以上である場合、すなわちバッテリ電源が枯渇する恐れがなく、かつ冷却水が車内を暖めるのに十分な温度である場合は、空調装置6によって暖房を行う。
【0079】
また、バッテリ電圧が所定値以上であり、かつ冷却水が所定温度以下である場合、すなわちバッテリ電源は十分であるが冷却水を利用した暖房では除臭効果がない場合は、電気ヒータ42、43によって暖房を行う。
【0080】
また、バッテリ電圧が所定値未満である場合、すなわちバッテリ電源の枯渇の恐れがある場合は、暖房を行わない。
【0081】
これによって、車室内に付着した臭い成分の除去のための暖房を、水温、バッテリ電源の状態に応じて行うことが可能となる。
【0082】
なお、本発明の各実施形態において、空調装置6の換気機能、および空気清浄器50が除臭手段を構成する。
【0083】
また、空調装置6の暖房機能、電気ヒータ42、および電気ヒータ43が車室内暖房装置を構成する。
【0084】
また、コントローラ4の、図4および図7のステップ130の換気制御処理、および図7のステップ135の空気清浄制御処理が、駐車中であり、かつ温度センサにより検出される車室内の温度が、車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達しているかの基準となる所定の温度より高い場合に、除臭手段に車室内の臭い成分を除去させる除臭制御手段を構成する。なお、これが上記した除臭制御手段となるのは、この処理によって、図4および図7のステップ140から170への処理の分岐において換気が行われているようになるからである。また、上記した図4のステップ130の処理は、ステップ170の直前および直後に行うようになっていてもよい。
【0085】
また、コントローラ4の図4および図7のステップ160の処理が、駐車中であり、かつ車室内の温度が所定の温度より低い場合に、車室内暖房装置に車室内を暖めさせる暖房制御手段を構成する。
【0086】
また、コントローラ4の図4、7におけるステップ150および170の処理、ならびに図8、10におけるステップ210およびステップ220の処理が、車室内温度が車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度にある除臭時期を推定する除臭時期推定手段を構成する。また、この除臭時期推定の推定は、日射センサ5の日射量の検出結果に基づいたものであるが、例えばコントローラ4は車外の気温を検出する外気温センサから外気温の情報の入力を受け付け、この外気温の情報に基づいて除臭時期の推定を行ってもよい。詳しくは、例えば上記図4、7のステップ150、および図8、10のステップ210の判定処理が、日射量が一定以上でかつ外気温が一定(例えば25℃)以上であるかの判定であってもよい。
【0087】
また、コントローラ4の図8、10におけるステップ240の処理が、駐車中であり、かつ現在が除臭時期推定手段が推定した除臭時期である場合に、除臭手段に車室内の臭い成分を除去させる除臭制御手段を構成する。
【0088】
また、各実施形態においては、臭いセンサ3が所定濃度以上の臭い成分を検知したときに、車両除臭装置が除臭のための作動を行うようになっているが、例えば車両の総走行距離がある距離(例えば6000km以下)の場合には常に除臭のための作動を行うようになっていてもよい。あるいは購入後半年程度の一定期間は常に除臭のための作動を行うようになっていてもよい。これは、購入直後半年程度までの車両からはVOC(揮発性有機化合物)等の臭い成分の付着量が多く、これを除去するためにできるだけ長く臭い成分の除去を行う必要があるからである。また、上記例示した6000kmという閾値は、総走行距離が6000kmに達する頃には車両購入後半年程度経過しているだろうという観点に基づいた値である。
【0089】
また、図4、7、8、10のステップ120の臭いセンサ3検出の判定処理は、過去の臭い成分の検出濃度との比較で判定を行っても良い。例えば、過去4分間の検出濃度の平均に対して今回の濃度が15%以上増加したか否かの判定でもよい。
【0090】
また、図4、7、8、10のステップ110の処理はイグニッションキーのOFFか否かの判定処理は、車両が駐車中か否かの判定を行うための基準として用いているが、他の駐車中か否かの判定を行う基準を用いてもよい。
【0091】
また、車両用シート30の第1送風ユニット33および第2送風ユニット34が、送風ダクト等によって空調装置6の吹き出し口から外気を吸入し、シートにその外気を吹き出すようになっていることで、第1送風ユニット33および第2送風ユニット34が、車室内外の換気を行うための送風機としての除臭手段となっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における車室内除臭装置を車両内に配設した状態の概略図である。
【図2】空調装置6の通風系の構成図である。
【図3】車両用シート30の構成図である。
【図4】第1実施形態におけるコントローラ4の処理のフローチャートである。
【図5】第2実施形態における車室内除臭装置が車両内に配設された状態の概略図である。
【図6】空気清浄器50の構成図である。
【図7】第2実施形態におけるコントローラ4の処理のフローチャートである。
【図8】第3実施形態におけるコントローラ4の処理のフローチャートである。
【図9】第4実施形態における車室内除臭装置が車両内に配設された状態の概略図である。
【図10】第4実施形態におけるコントローラ4の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…車両、2…温度センサ、3…臭いセンサ3、4…除臭コントローラ、
5…日射センサ、6…空調装置、30…車両用シート、
33…第1送風ユニット、34…第2送風ユニット、
42、43…電気ヒータ、50…空気清浄器、54…電動モータ、
60…外気臭センサ、61…バッテリ電圧計、62…冷却水温センサ。

Claims (4)

  1. 車室内の温度を検知する温度センサと、
    前記車室内の臭い成分を除去する除臭手段と、
    前記車室内を暖める車室内暖房装置と、
    車室内の空気中の臭い成分の濃度を検知する臭いセンサと、
    駐車中であり、かつ前記臭いセンサが前記臭い成分を所定濃度以上検知しており、かつ前記温度センサにより検出される車室内の温度が、前記車室内に付着した臭い成分の除去に適した温度に達しているかの基準となる所定の温度より高い場合に、前記除臭手段に前記車室内の臭い成分を除去させる除臭制御手段と、
    駐車中であり、かつ前記臭いセンサが前記臭い成分を前記所定濃度以上検知しており、かつ前記車室内の温度が前記所定の温度より低い場合に、前記車室内の温度が前記所定の温度より高くなるよう、前記車室内暖房装置に前記車室内を暖めさせる暖房制御手段と、を備えた車室内除臭装置。
  2. 前記車室内暖房装置は、車両用シートの内部に設けられた電気ヒータであることを特徴とする請求項1に記載の車室内除臭装置。
  3. 前記除臭手段は、車室内外の換気を行うための送風機から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車室内除臭装置。
  4. 前記除臭手段は、車室内の空気清浄器により構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車室内除臭装置。
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