JPS5951451A - けい光ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、電光表示装置あるいはディスプレイなどの表
示素子として用いるのに好適な叶い光ランプに関する。

〔発明の技術的背景〕

屋外で文字や画像を表示する電光表示装置、案内表示、
ディスプレイなどに用いられる表示素子として消費電力
が比較的少なくてすみ、輝度も比較的高いけい光ランプ
を用いることが提案されている。

そして、従来、この種けい光ランプとしては実公昭４８
−２３３４３号公報に記載のものが知られている。これ
は、直管形叶い光ランプをＵ字状に屈曲し、この屈曲部
を発光表示部としている。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら、この構造では正面から見た場合の発光表
示部が１字状となり、縦方向と横方向の長さが異なるた
め、この発光表示部を複数用いて文字などを表わす場合
、線の太さの同一の文字を表わすことが困難になり、線
の幅の縦横の割合の異なる表示となるため見にくいとい
う欠点があった。

また、解像度のよい鮮明な表示を得るためには１つの発
光表示部を小さくし、これを多数用いて表示することが
要求されるが、このように叶い光ランプを屈曲した構造
では発光表示部の大きさを長辺を約４０間以下とするこ
とは困難であるという欠点があった。

さらに、管体は直管をＵ字状に屈曲しなければならず製
造に手間がかかるとともに、端部は一体構造ではないた
め、両端部に長円形などに形成した１つの口金を取付け
ることにより一体構造とし表示装置への取付けが容易に
なるようにしているが、この口金を管体に取付ける場合
、従来の１つの端部に１つの口金を取付ける作業に比べ
はるかに煩雑となり、このため量産性が悪いという欠点
があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、１つの発光表
示部を縦横の割合の同一な形状とできるとともに小型化
により実装密度をあげることができ、さらに口金の構造
および口金と管体との取付は作業を簡易化し、量産性に
優れ安価なげい光ランプを提供するものである。

〔発明の概要〕

次に本発明の詳細な説明する。電光表示装置、ディスプ
レイ、案内表示などに用いられる表示素子としてけい光
ランプを用いることは前述のように知られている。とこ
ろが、表示素子を叶い光ランプで構成するものは、従来
にあっては上述のような実用上の問題がある。

しかし、叶い光ランプは消費電力が比較的少なくてすみ
、かつ輝度も高いところから、１つの発光表示部の縦横
の割合を同一とでき、かつ小さくでき、さらに管体の製
造および口金の取付けが容易にでき量産性を向上するこ
とができれば、叶い光ランプを表示素子として充分活用
できるとの知見に基づいて本発明をなしたものである。

本発明は内部に水銀、不活性ガスを封入してなる有底筒
状の管体の開口部に一対の電極を封着し、前記管体内に
配設された隔壁にて前記電極を区分して管体底部を折返
し点とするＵ字状の放電路を形成し、少なくとも前記管
体底部内面にけい光体膜を形成してけい光ランプを構成
したことを特徴とする。

本発明においては、筒状の管体の底部に表示面を形成し
たため、１つの発光表示部の縦横の割合を同一とでき、
表示の視認性を向上できる。しかも、表示面は１つの管
体の底部に構成されているため、この表示面の大きさを
１つの管体の径の限界である略１５ｍｔ＜らいまで小さ
くでき、実装密度を向上でき、近距離からの解像度を向
上できる。

また、１対の電極間に隔壁を設けてＵ字状の放電路を形
成するため、１対の電極を管体の同一端に封着すること
ができ、口金の構造および管体と口金との取付は作業を
容易にすることができる。

本発明において、管体は任意の材料から構成され得るが
、たとえば透明ガラスをもって形成し、封入する水銀は
けい光ランプの付勢時にランプが低圧水銀蒸気放電を呈
するのに必要な適量であり、不活性ガスはたとえばアル
ゴン、ネオンまたはクリプトンの一種または複数種から
なり、０．３〜６ｖｒ＊Ｈｆ適度の圧力が封入される。

けい光体としては白色系または青、緑および赤色系の発
光を呈する既知の種々のけい光体の一種または複数種を
用いることができる。

〔発明の実施例〕

次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

（１）は透明ガラスからなる有底筒状の管体で、半球状
の底部を有し、この底部に対向して開口部が形成されて
いる。この開口部は排気管（４）を有するステム（５）
Ｋて気密に封着されており、また底部内面にはけい光体
膜（６）が設けられ、これにより表示面（２）を形成し
ている。この管体（１）の内部には０６００５〜０．０
０６ｍｍＨノの水銀および数ＷＩＩＩＨｉＩ−の圧力の
アルゴンガスが封入されている。

（７１（７）は互いに対向して設けられた１対のフィラ
メント電極で、管体（１）の開口部に封着されたステム
（５）Ｋ挿通固着されたウェルズ（８）の内端に接続支
持されている。

（９）は透明ガラスからなる平板状の隔壁で、ステム（
５）に連続して一体に形成されている。この隔壁（９）
は両電極（７１（７）間に位置し、これら両電極（７）
　（７）と平行に設けられており、この隔壁（９）の先
端と表示面（２）との間には間隙部が設けられ、この間
隙α〔を折返し点とするＵ字状の放電路が形成されてい
る。

この叶い光ランプの寸法は一例として次のよう和なって
いる。管体（１）の直径Ｒ＝　２５　ｍｍ、管体（１）
の全長！、＝５０１１．隔壁（９）の高さルー６５龍、
表示面（２）とフィラメント電極（７）との距離’２　
”　Ｓ　Ｇ１１ｌ　ｓ放電路長６５．、、管体（１）の
肉厚ｙａ、＝０．８〜ｔ　５　ｗ、ｘｓステム（５）オ
ヨび隔壁（９）ノ肉厚ｍ２＝　０．８〜１．５　ｍ。

上記寸法のけい光ランプにおける各定格値は、フィラメ
ント電圧４Ｖ１フイラメント電力２Ｗ。

ランプ電圧２６ｖ１ランプ電力５Ｗ、ランプ電流０、２
０　Ａとなる。

次に、とのけい光ランプの製造工程を説明する。

まず、管体（１）を形成し、この管体（１）の底部であ
る表示面（２）の内面にけい光体を塗布してけい光体膜
（６）を形成する。また、隔壁（９）を一体に有するス
テム（５）を成形し、とのステム（５）の隔壁（９）の
両端位置にそれぞれウェルズ（８）を挿通固着し、この
つ工ルズ（８）の上端間にフィラメント電極（７１（７
）を接続する。

次に、管体（１）に隔壁（９）およびフィラメント（７
）を挿入した状態で管体（１）とステム（５）とを溶着
により封着する。最後に排気管（４）から管体（１）内
部の空気を排気した後、水銀およびアルゴンガスを封入
し、排気管（４）を閉塞する。

なお、管体（１）と隔壁（９）の両側端との間には、隔
壁（９）を挿入する都合上わずかな間隙が設けられてい
るが、この間隙は放電的には遮断されており、後述する
放電時、放電路軸が短絡されることはない。

また、げい光体膜（６）を形成するけい光体を文表示面
（２）を赤、緑、青のいずれの色に発光させるかによっ
て異なる。９表示素子の用途の面から高輝度の希土類け
い光体が望ましくたとえば、赤であれば（Ｙ、　ＥｌＬ
）２０ｇ　、緑であれば（ｙ、ｃ、、Ｔｂ）２ＳＬｏ５
、青であればＣ８ｒ、Ｃａ、Ｅ、　）１０　（ＰＯ２）
ｌＣ１２などである。

次にこの実施例の作用を説明する。

両電極（７）　（７１間に所定の電圧を印加すると、放
電路を介して両電極（力（７）間で放電が行なわれ、表
示面（２）が発光される。この放電路はＵ字状であるた
め管体（１）の全長が短かくても必要な放電路長を得る
ことができる。

また、表示面（２）は半球面状に形成されているため、
正面から見た場合は円形となり、縦横の長さは同一とな
るため、文字などを表わす場合、縦横の線の太さを同一
とでき、見やすい表示とできる。

また、表示面（２）は１つの管体（１）の一端に形成さ
れているため、この表示面（２）の大きさをけい光ラン
プの１つの管体の径の限界である略１５ｇｍと小さくで
き、このため同一面積の表示装置には従来に比べ多数の
けい光ランプを配設することがで診る。このように１つ
の表示面（２）すなわち絵素を小さくすることができる
ため、表示を近距離から見ても解像度のよいものとする
ことができる。

さらに、隔壁（９）にて仕切られたフィラメント電極（
７）（力のウェルズ（８）は管体（１）の開口部に封着
されているため、口金を管体（１）と同一の形とし４ビ
ンを有する構造とすればよく構造を簡易化でき、かつ管
体（１）に口金を取付ける作業も容易にできる。

なお、前記実施例では管体（１）を円筒形としたが角筒
状とすることもでき、また、表示面（２）は半球状では
なく管体（１）の底部と平面とすることにより平面状と
することもできる。

また、とのけい光ランプは表示素子としてだけでなく、
一般照明用、計器照明などの局部照明用として使用で鎗
ることはもちろんである。

また、照明用として使用する場合はもちろんのこと表示
用として使用する場合も叶い光体膜（６）を底部だけで
なく、管体全面に形成してもよく、また、管体（１）の
側面に反射膜を形成し、側面への射出光を底部へ導くこ
ともできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、筒状の管体の少なくとも底部にけい光
体膜を設は表示面を形成したため、１つの発光表示部の
縦横の割合を同一とでき、表示の視認性を向上できる。

しかも、表示面は１つの管体の底部に構成されているた
め、この表示面の大きさを１つの管体の径の限界である
略１５ｍｍ＜らいまで小さくでき、実装密度を向上でき
、近距離から解像度を向上できる。また、１対の電極間
に隔壁を設けてＵ字状の放電路を形成するため、１対の
電極を管体の開口部に封着することかで鎗、口金の構造
および管体と口金との取付は作業を容易にすることがで
きる。　　□

【図面の簡単な説明】

才１図は本発明のけい光ランプの一実施例を示す縦断面
図、牙２図は矛１図と交差する方向から切断した縦断面
図、矛３図は横断面図である。 （１）・・管体、（２）・・表示面、（６）・脅けい光
体膜、（７）　（７）・・電極、（９）・・隔壁、（Ｉ
旬・・間隙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）有底筒状の管体と、この管体の開口部に封着され
   た一対の電極と、これら電極を区分して管体の底部を折
   返し点とするＵ字状の放電路を形成するように管体内に
   配設された隔壁と、少なくとも前記管体底部内面に形成
   された叶い光体膜とを具備し、内部に水銀、不活性ガス
   を封入してなることを特徴とするけい光ランプ。