JPH07312780A - コードレス電話装置 - Google Patents

コードレス電話装置

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JPH07312780A
JPH07312780A JP6127120A JP12712094A JPH07312780A JP H07312780 A JPH07312780 A JP H07312780A JP 6127120 A JP6127120 A JP 6127120A JP 12712094 A JP12712094 A JP 12712094A JP H07312780 A JPH07312780 A JP H07312780A
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signal
slave station
station
output
master station
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JP6127120A
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Inventor
Naoya Hino
直哉 日野
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Yupiteru Industries Co Ltd
Original Assignee
Yupiteru Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親局と子局との間で通話を行っている時に子
局が通話圏外に移動した際に、専用のトーン発生手段を
用いることなく子局に対してアラームを送ることのでき
るコードレス電話装置を提供すること 【構成】 親子間で制御信号を送受するため、親局のC
PU6から出力されるデジタル信号をトーン信号に変換
するMSK信号発生部33を備える。圏外検出部37に
て子局が通話圏外に移動したことを検知したことにとも
ない、CPUは、MSK信号発生部に対し同一符号を断
続的に与える。これにより、MSK信号発生部からは、
単一周波数の音が断続的に出力されるので、係る音(ア
ラーム)を音声圧縮部,帯域制限フィルタ11,送信部
12を介してアンテナ13から送信し、対応する子局へ
送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話装置に
関するもので、より具体的には無線で結ばれた子局を有
し、親局と子局との間で種々の警告用等のトーン信号
(可聴)を送受する機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用子局から親局を介して外線と通話
したり、親子間でインターホン(内線)として通話でき
るコードレス電話装置がある。ところで、係るコードレ
ス電話装置では、親局・子局の出力に応じた通話圏内が
あり、その通話圏内を外れると親子間での通信(外線,
内線)ができなくなる。そこで、通常は例えば親局と子
局との間で制御信号を送受し、両者間で制御信号の送受
が行われれば、子局は親局の制御可能領域(通話圏内)
にあり、子局からの応答がない場合には通話圏外にいっ
てしまったと判断し、通話圏外になった場合には移動側
である子局に対し警告信号を発するようにしている。す
なわち、その構造上一般に親局側に設置するアンテナの
方が効率の良いものを使用するため、親局から送信され
る電波の方が遠くまで飛ぶ。よって、子局が通話圏外に
移動したとしても外れた距離が短ければ親局からの電波
(制御信号)は子局側で受信することができる。従っ
て、上記のように親局から子局に対して警告信号を発す
ることにより通話圏外に移動してしまったこと伝え、通
話圏内に戻ることを促すことになる。
【0003】そして、係る警告信号は、所定の可聴のト
ーン信号(アラーム)を用いることになるので、親局内
に警告信号専用のトーン発生部を設けるとともに、その
トーン発生部の出力を発信部へ送るための通信路及び通
話切り替えスイッチ等を適宜位置に設けることになる。
これにより、通常の通信回線を用いた音声信号に重畳し
てトーン発生部から出力されるトーン信号を発信できる
ようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコードレス電話装置では、通話圏外警告信号発
生用の専用のトーン発生部並びにそれに付随する設備を
設ける必要があり、部品点数の増加に伴う装置の大型化
・コストアップを招く。
【0005】また、上記の如く親局と子局との間の通信
は、外線通話と内線通話がある。そして、子局側から外
線通話をしているときに通話をきると、電話局側からの
信号に基づいて話中音などが送られ、子局の使用者は通
信回線が切れたことを知ることができるが、内線通話を
している親局側で内線通話の終了処理をすると、それに
ともない子局側では待機状態、すなわち無音状態にな
る。
【0006】すると、子局を使用していた人は、自己の
意図とは無関係に通話が切れてしまうので、仮に子局側
の人が内線通話を終了する意図がない場合にいきなり無
音状態になると、その使用者は子局のバッテリー切れ
や、その他の故障を生じたと認識するおそれがあり、不
安となる。逆に、故障等により通話が不能になったのに
もかかわらず、単に親局側で内線通話の終了処理をした
ためと勘違いするおそれもある。
【0007】係る問題を解決するため、本発明者は、内
線通話終了を検知したならば疑似話中音等の所定のメッ
セージを子局に伝送することを考えたが、この場合もメ
ッセージを生成するトーン発生部や発生したトーンを発
信するための通信路等の設備が必要となり、上記と同様
の問題を生じる。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、所定のタイミングで親局と子局との間で行う可聴帯
域を用いて行われる所定の警告その他の伝達信号を送る
に際し、トーン発生部及びそれに付随する専用の伝達信
号発生機構を用いることなく行え、装置の小型化・コス
トダウンを図ることができ、しかも、複数種の伝達信号
を送ることもできるコードレス電話装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るコードレス電話装置では、電話回線
に接続され、送受信器を備えた親局と、その親局に対し
無線で接続可能な子局とを備え、前記子局が前記親局を
介して外線と接続されると共に前記親局との間で内線通
話を行うことができるコードレス電話装置において、前
記親局に、内蔵されたCPUから出力される子局に対す
るデジタル制御信号をトーン信号に変換するMSK信号
発生部を設けるとともに、そのMSK信号発生部の出力
を前記内線通話の送信系に重畳して前記子局に伝送可能
とし、前記子局の存在位置が通話圏内か否かを判断する
圏外検出手段を設け、前記圏外検出手段にて前記子局が
通話圏外に位置することを検知した際に、前記MSK信
号発生部に対し同一符号を断続的に与える制御手段を設
け、前記無線を介して前記子局に向けて単一周波数の断
続音からなる圏外警告信号を出力させるようにした。
【0010】そして、好ましくは前記内線通話中に、前
記圏外警告信号と異なる所定の伝達信号(例えば内線通
話終了信号)を送るに際し、MSK信号発生部を用い、
前記制御手段が前記同一符合と異なる符合に基いて、ま
たは前記断続の状態を変えることの少なくとも一方を行
い生成し、出力することである。
【0011】さらに、前記単一周波数の断続音を出力
後、前記子局側から所定の信号を受信するまで前記制御
手段が前記同一符号を断続的に与えるようにしてもよ
く、また、前記制御手段が、前記同一符号を断続的に出
力開始後一定期間経過した場合にその出力を停止する機
能をさらに備えるようにしてもよい。
【0012】
【作用】親局と子局とが無線を介して接続されて内線通
話状態になっている時等に、子局が通話圏外に移動する
と、圏外検出手段がそれを検知し、制御手段に対して検
出信号を送る。制御手段(CPU)はその信号を受ける
と、MSK信号発生部に対し、同一符号(1または0)
を断続的に出力する。すると、MSK信号発生部は、与
えられたデジタル符号に応じた周波数のトーン信号に変
換し、変換したトーン信号を内線通話の送信系に重畳
し、無線を介して子局に対し送信する。子局側では、M
SK信号発生部により生成された同一周波数からなるト
ーン信号(圏外警告信号)が断続的に送られてくるの
で、子局の使用者は、自己が通話圏外にきてしまったこ
とを知ることができるので、通話圏内に戻るように移動
する。そして、係る警告信号を発するために使用する部
品は、専用のトーン信号発生手段ではなく、親子間で所
定の制御信号の送受を行うために実装されるMSK信号
発生部を用いることができ、少ない部品点数で組み立て
ることができる。
【0013】また、使用する符合(1/0)を変えた
り、断続のタイミングを変えることにより、複数種の可
聴信号を生成することができる。よって、上記圏外警告
信号の他に、トーン信号(断続音)を用いて子局使用者
に所定の情報を伝えたい場合(例えば内線通話終了信
号)には、制御手段により異なる伝達信号を生成し、出
力することになる。そして子局使用者は、トーン信号の
状態が異なるので、それらを聞き分け、何のメッセージ
かを知り、所定の処理を行うことになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るコードレス電話装置の好
適な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は本
実施例のコードレス電話装置を構成する親局(親機)側
のブロック構成図を示し、図2は同子局(子機)側のブ
ロック構成図を示している。同図に示すように、本例で
は、送話器1aと受話器1bは、スピーチプロセッサ2
を介して外線(L1,L2)に接続可能となっている。
そして、発信する場合には、例えば親機本体表面に形成
されたボタン部4の押下をボタン入力部5で検出し、検
出した番号をCPU6に送る。そして、CPU6からの
制御信号に基づきダイヤルパルス発生部7にて押下され
たボタン(相手先ダイヤル番号)に対応するダイヤルパ
ルスを外線側に出力するようになっている。
【0015】一方、子局側から外線に対して通話する場
合には、スピーチプロセッサ2を切り替えて外線L1,
L2を音声圧縮部10a,音声伸張部10bに接続し、
外線側から送られてきた信号は、音声圧縮部10aで圧
縮された後、帯域制限フィルタ11を通過させて不要周
波数帯を除去し、送信部12を用いてアンテナ13より
子局に対して発信する。逆に子局から送られてきた信号
はアンテナ13を介して受信部14で受信し、音声伸張
部10bにて可聴領域に伸張し、スピーチプロセッサ2
を介して外線に送るようになっている。
【0016】また、親子局間での内線通話は、スピーチ
プロセッサ2の切り替えにより送受話器1と音声圧縮部
10a,音声伸張部10bを接続することにより、上記
子局と外線との接続と同様の原理により行われる。そし
て、スピーチプロセッサ2における接続回線の切り替え
は、CPU6からの制御信号により行われる。
【0017】また、図2に示すように、子局側は、送話
器20aの出力が音声圧縮部21a,帯域制限フィルタ
22を介して送信部23へ送られ、アンテナ24を介し
て上記親局へ向けて送信させるようになっている。そし
て、アンテナ24を介して受信部25にて受信した信号
は、音声伸張部21bにて可聴領域に伸張され、受話器
20bから出力される。
【0018】さらに、子局側から発信する場合には、子
機本体(図示省略)表面に形成したボタン部27の押下
をボタン入力部28で検出し、押されたダイヤル番号を
子局のCPU29,送信部23を介して親局側のCPU
6に送り、ダイヤルパルス発生部7を動作させるように
なっている。
【0019】さらにまた、親局,子局ともに内線ボタ
ン,保留ボタン等の操作スイッチ30,31を有し、各
操作スイッチ30,31の出力を上記ボタン入力部5,
28に接続している。これにより、保留ボタンを押下す
ると、それをボタン入力部5,28で検知し、直接また
は通信回線を用いて(CPU29から親局に対して所定
の信号が送られる)親局のCPU6に送られ、着呼され
た外線を一時保留状態にする。
【0020】また、一度(内線通話していない時に)内
線ボタンを押下した場合には、それをボタン入力部5,
28で検知し、それぞれのCPU6,29に送られる。
そして、各CPU6,29は、送信部12,23を用い
て相手側に対して内線呼び出し信号を出力する。そし
て、親局側で内線ボタンを押下された場合は、CPU6
は上記呼び出し信号を送ると共にスピーチプロセッサ2
を作動させて送受話器1を音声圧縮・伸張部10a,1
0bに接続し親子間の通信回線を確保する。また、子局
側で内線ボタンが押下された場合には、親局の受信部1
4を介してCPU6がその内線呼び出し信号を受信した
なら、上記と同様にスピーチプロセッサ2の切替処理を
する。
【0021】そして、内線通話状態で再度内線ボタンを
押下すると、CPU6,29では内線通話終了と判断
し、所定の終了処理(通信回線の解除,待機状態への復
帰,スピーチプロセッサ2の切り替え等)をする。ま
た、親局の場合、送受話器1を親機所定位置に載置しオ
ンフックした場合にも、それを検知し上記内線通話が解
除されるようになっている。
【0022】そして、上記した各種の処理を行うにあた
り、親機側のCPU6と子機側のCPU29の間で所定
の情報を送受を行う。この情報の送受は、各機能を現す
デジタル信号を2つの周波数のトーンに変換(MSK方
式)し、音声圧縮部10a,21aから出力されるアナ
ログの音声信号に重畳させて相手方に送るようになって
いる。
【0023】具体的には、図1,図2に示すように親機
側,子機側それぞれに、音声圧縮部10a,21aと帯
域制限フィルタ11,22とを結ぶラインにMSK信号
発生部33,34からの出力信号を加えるようにする。
また、上記各MSK信号発生部33,34から送られて
くるMSK信号を受信するMSK信号検出部35,36
を、それぞれ受信部14,25から音声伸張部10b,
21bへ行く信号ラインから分岐して接続する。
【0024】そして、このMSK信号発生部33,34
は、CPU6,29から出力される各制御信号(所定ビ
ット数の「1/0」の組み合わせで構成されるのデジタ
ル信号)を受け、「1」と「0」のそれぞれに応じた2
つの異なる周波数のトーンに変換するようになっている
(図3参照)。そして、1200BPSの場合は「1」
が「1200Hz」で「0」が「1800Hz」とな
り、また2400BPSの場合は「1」が「1200H
z」で「0」が「2400Hz」となる。
【0025】MSK信号検出部35,36は、上記トー
ン信号に変換されたMSK信号の受信を検出すると、上
記と逆の変換を行い、トーンの周波数を検出し、その値
から「0/1」のデジタル信号を生成し、CPU6,2
9に与える。そして、CPU6,29では、与えられた
デジタル信号から制御命令を判別し、所定の処理を行う
ようになる。このようにすることにより、通話のための
一般の音声と同じ伝送路を用いて制御信号の送受を行う
ことができる。
【0026】なお、係るMSK信号は、人間にとっては
耳障りな音であるので、MSK信号検出部35,36が
MSK信号を受信すると、音声伸張部10b,21bを
ミュートし、利用者に聞こえないようにしている。
【0027】さらに、親局側には、図1に示すように、
受信部14の出力を圏外検出部37にも送り、受信信号
の状態から子局が通話圏内にいるか否かを判断し、通話
圏外に移動したと判断した場合には制御部たるCPU6
に検出信号を送る。すると、CPU6は、子局に対して
警告信号(アラーム)を発信すべく所定の処理を行うよ
うになっている。なお、この圏外検出部37は、基本的
にはRSSI電圧を検出し、その電圧が一定値以下にな
った時に通話圏外に行ったと判断するようになってい
る。なお、係る圏外検出部37を含め、上記した各部の
構成は従来と同様であるので、それらの詳細な説明は省
略する。
【0028】ここで本発明では、CPU6からの制御信
号に基づいて子局に向けて発せられる警告信号を、MS
K信号発生部33により生成し出力するようにしてい
る。すなわち、内線通話中等において子局が通話圏外に
移動すると、上記したように圏外検出部37がそれを検
知し、CPU6に対して検出信号を送る。したがって、
親局に内蔵されるCPU6に圏外検出部37から検出信
号が与えられたならば、そのCPU6は、MSK信号発
生部33に対し同一符号を断続的に与えるようになる
(図4のST1〜ST3)。
【0029】すなわち、これは図5に示すように、例え
ば、CPU6が、同一符号である「1」を、出力と停止
を一定時間毎に繰り返し行う。すると、MSK信号発生
部33では、デジタル信号である「1」が入力されたと
きだけ、その符号に応じた周波数のトーン信号を出力
し、CPU6からの信号が送られてこないときには、ト
ーン信号も出力しない(無音)。したがって、MSK信
号発生部33の出力は、同一周波数のトーン信号が断続
的(本例ではオン時間とオフ時間が同じ)にオン・オフ
することになる。そして、その断続的にオン・オフする
トーン信号(警告信号(アラーム))は、帯域制限フィ
ルタ11,送信部12並びにアンテナ13を介して子局
に向けて送信される。
【0030】一方、子局側では、アンテナ24から受信
部25を介して上記アラームを受信する。そして、その
受信したアラームは、もともと親局側のMSK信号発生
部33で生成されたものであるが、短時間で断続するト
ーン信号であり通常の制御信号とその形態をまったく異
にするので子局のMSK信号検出部36ではMSK信号
として認識できず、そのまま音声伸張部21bに送られ
る。よって、子局の利用者は、受話器20bを介してア
ラームを聞くことができるようになる。尚、予め正規の
MSK信号により、断続音を送ることを子局側に伝へ、
ミュート機能が作動しないようにしてもよい。これによ
り、確実に子局使用者にアラームを伝えることができ
る。
【0031】なお、この断続音(アラーム)の出力は、
子局が通話圏内に戻ってきて子局からの応答信号を圏外
検出部37が検出すると、それをCPU6に伝え(圏外
検出信号の出力停止)、それに基づきCPU6がMSK
信号発生部33への同一符合の断続出力を停止すること
により停止される(図4のST4,ST5)。
【0032】また、係る停止処理は、上記したものに限
ることなく、一定時間アラームを出力したならば子局が
通話圏内に戻ってきたか否かにかかわらず出力を停止し
ても良い。係る場合には、例えばその停止にともない親
子間での通信回線をきる処理を合わせて行う。
【0033】なお、上記した実施例では、説明(図示)
の便宜上、CPU6は符合「1」を出力し、しかも断続
音は、オン時間とオフ時間を同じにしたが、本発明はこ
れに限ることはなく、オン時間とオフ時間は適宜変えて
も良いのはもちろんである。また、符合も「0」を用い
ても、もちろん良い。特に「0」を用いた方が周波数が
高く、高音となるので警告信号としては適している。
【0034】また、本例では、親局と子局との間で内線
通話を行っている場合に、親局側で所定の内線通話終了
処理を行うと、それを検知して親局から子局に対して疑
似話中音のような内線通話終了信号を出力し、子局使用
者に故障などでないことを知らせるようにしている。そ
して、この内線通話終了信号も、上記通話圏外に伴う警
告信号と同様にMSK信号発生部33により生成し、出
力している。
【0035】すなわち、基本的には上記アラームと同様
に、内線終了処理が行われたならばそれを検知してCP
U6がMSK信号発生部33に対し、同一符号を断続的
に与えるようにしている。これにより、子局使用者は
「ツー・ツー・…」というような話中音のような音声
(疑似話中音)を聞くことになる。但し、上記圏外アラ
ームと異ならせるため、出力符合を変えて周波数(音
域)を変えたり、或いは断続させるタイミング(デュー
ティ比及びまたは連続する時間)を適宜変えることによ
り対応する。
【0036】そして、好ましくは、上記したように通話
圏外に移動したことに伴い発せられるアラームの方が高
い音の方が望ましいので、両者を併用する場合には、ア
ラームを符合「1」にし、内線通話終了信号(疑似話中
音)を符合「0」とするのが良い。そして、このように
して出力される疑似話中音も、上記と同様の作用により
子局側で確実に受信され、子局の利用者は、受話器20
bを介して係る疑似話中音を聞くことができるようにな
る。しかも、音質や断続のタイミングが疑似話中音とア
ラームを変えることで、子局使用者はどちらを意味する
伝達信号かを聞き分けることは簡単に行える。なお、こ
の場合も予め正規のMSK信号により、断続音を送るこ
とを子局側に伝へ、ミュート機能が作動しないようにし
てもよい。これにより、確実に子局使用者に疑似話中音
を伝えることができる。
【0037】さらに、このように疑似話中音を出力した
CPU6は、上記MSK信号発生部33に対して出力す
る所定のオン・オフ信号の発生/停止を制御するための
制御機能も備えている。そしてこの制御手段部分のCP
U6の機能は、例えば図6に示すようになっている。
【0038】すなわち、まず親局または子局側からの内
線呼び出しに基づいて内線通話状態になっているとする
(ST11)。この状態になっていることは、CPU6
は検知している。この状態で、親局側からの内線通話終
了処理命令(親局の内線ボタンの押下,親局のオンフッ
ク)があるか否かを判断し(ST12)、係る命令があ
る場合には、CPU6がMSK信号発生部33に対し、
同一符号から構成されるデジタル信号を断続的に与えて
MSK信号発生部33から疑似話中音(上記したよう
に、アラームと異なる信号)を生成し、親局から子局へ
の通話路に重畳するように出力し、子局側に発信する
(ST13)。
【0039】これにより子局の使用者が自己の意思とは
関係なくいきなり内線通話が切れても、それが親局側の
指示に基づく場合には上記の如く疑似話中音が受話器2
0bから出力されるので、故障などと誤認識することが
なくなる。そして子局側の使用者は、疑似話中音を受け
たなら内線ボタンを押下し、それに基づきCPU29は
親局側に終話信号を送る。親局のCPU6は、この子局
側の内線ボタンの押下に伴う信号を受信すると、MSK
信号発生部33への断続的なデジタル信号の出力を停止
する。すると、MSK信号発生部33ではデジタル値の
入力がないので、疑似話中音の生成も停止し、子局への
疑似話中音の送信が停止される(ST14,15)。尚
上記ステップ12からステップ15までは制御手段とし
ての機能である。このように、子局側からの返答を待っ
て疑似話中音の送出を停止することにより、子局使用者
が確実に親局側で内線通話終了処理が行われたことを確
認させることができる。
【0040】そして、本例ではその後、親局を待機状態
にしたり、上記内線通話が外線通話の転送のために行わ
れていた場合で、親局が外線に出る場合には、上記待機
状態に替えて保留状態を解除し(CPU6からの制御信
号に基づいて行われる)、スピーチプロセッサ2を作動
させて親局と外線とを接続する等の所定の処理を行う。
なお、子局側では、CPU29が上記内線ボタン押下に
伴う信号を親局にむけて出力した後、待機状態に戻るよ
うにする。つまり、親局に実装されるCPU6が制御手
段を構成することになる(ST16)。
【0041】なお、上記した実施例では、CPU6のM
SK信号発生部33への疑似話中音発生用の信号の出力
停止の条件を、子局側からの内線通話完了信号が送られ
ることとしたが、本発明は必ずしもかかる構成にする必
要はなく、例えば一定期間疑似話中音を出力したら、子
局側からの応答の有無に拘らず出力を停止しても良い。
また、上記した実施例のようにCPU6からMSK信号
発生部33への疑似話中音用生成の信号の出力停止の条
件を子局側からの内線通話完了信号が送られることを原
則とし、疑似話中音出力開始後、一定期間子局側からの
応答がない場合には、出力を停止するようにしても良
い。
【0042】なお、上記した実施例では、通話圏外に伴
うアラームの生成出力機能と内線通話終了信号の生成機
能出力を備えたが、本発明では少なくもとアラーム生成
出力機能を有していればよく、また、アラーム生成出力
機能に併設する機能としては上記内線通話終了信号に限
ることなく、可聴信号(トーン信号)での所定の伝達信
号であればよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコードレス
電話装置では、親局と子局とが無線を介して接続されて
内線通話状態になっている時に、子局が通話圏外に移動
すると、圏外検出手段がそれを検知し、それに基づき制
御手段が子局に対して所定の圏外警告信号を発するが、
この時、従来から親子間での制御信号送受のために実装
されているMSK信号発生部をそのまま使用して上記圏
外警告信号を生成するようにしたため、MSK信号発生
部に対するCPUの出力信号の状態を替えるためにCP
U内のソフトウエアを替えるだけで良い。よって新たな
部品の追加が不要となる。よって、少ない部品点数で組
み立てることができ、装置の小型化・コストダウンを図
ることができる。
【0044】また、使用する符合(1/0)を変えた
り、断続のタイミングを変えることにより、複数種の可
聴信号を生成することができる。よって、上記圏外警告
信号の他に、トーン信号(断続音)を用いて子局使用者
に所定の情報を伝えたい場合(例えば内線通話終了信
号)には、制御手段により異なる伝達信号を生成し、出
力することにより対応することができ、複数種の伝達信
号を生成・出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコードレス電話装置の一実施例を
示す親局側のブロック構成図である。
【図2】本発明に係るコードレス電話装置の一実施例を
示す子局側のブロック構成図である。
【図3】MSK信号発生部の一般の機能を説明するタイ
ミングチャート図である。
【図4】制御手段たる親局のCPUの圏外アラーム発生
機能の一例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の要部である断続音を出力する作用を説
明するタイミングチャート図である。
【図6】制御手段たる親局のCPUの内線通話終了信号
発生機能のフローチャート図である。
【符号の説明】
6 CPU(制御手段) 33 MSK信号発生部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続され、送受信器を備えた
    親局と、その親局に対し無線で接続可能な子局とを備
    え、前記子局が前記親局を介して外線と接続されると共
    に前記親局との間で内線通話を行うことができるコード
    レス電話装置において、 前記親局に、内蔵されたCPUから出力される子局に対
    するデジタル制御信号をトーン信号に変換するMSK信
    号発生部を設けるとともに、そのMSK信号発生部の出
    力を前記内線通話の送信系に重畳して前記子局に伝送可
    能とし、 前記親局に、前記子局の存在位置が通話圏内か否かを判
    断する圏外検出手段を設け、 前記圏外検出手段にて前記子局が通話圏外に位置するこ
    とを検知した際に、前記MSK信号発生部に対し同一符
    号を断続的に与える制御手段を設け、前記無線を介して
    前記子局に向けて単一周波数の断続音からなる圏外警告
    信号を出力させるようにしたコードレス電話装置。
  2. 【請求項2】 前記内線通話中に、前記圏外警告信号と
    異なる所定の伝達信号を送るに際し、MSK信号発生部
    を用い、前記制御手段が前記同一符合と異なる符合に基
    いて、または前記断続の状態を変えることの少なくとも
    一方を行い生成し、出力するようにした請求項1に記載
    のコードレス電話装置。
  3. 【請求項3】 前記単一周波数の断続音を出力後、前記
    子局側から所定の信号を受信するまで前記制御手段が前
    記同一符号を断続的に与えるようにした請求項1または
    2に記載のコードレス電話装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記同一符号を断続的
    に出力開始後、一定期間経過した場合にその出力を停止
    する機能をさらに備えたものである請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のコードレス電話装置。
JP6127120A 1994-05-18 1994-05-18 コードレス電話装置 Withdrawn JPH07312780A (ja)

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