JPH07312646A - 電話通信装置 - Google Patents

電話通信装置

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Publication number
JPH07312646A
JPH07312646A JP10298494A JP10298494A JPH07312646A JP H07312646 A JPH07312646 A JP H07312646A JP 10298494 A JP10298494 A JP 10298494A JP 10298494 A JP10298494 A JP 10298494A JP H07312646 A JPH07312646 A JP H07312646A
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JP
Japan
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priority
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partner
communication
zone
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Application number
JP10298494A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Fujimoto
仁志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH07312646A publication Critical patent/JPH07312646A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信履歴から自動的に算出した着信相手の優
先度に従って通信相手の優先度に応じた取り次ぎができ
るようにした電話通信装置を得る。 【構成】 通信相手特定情報検出部109により通信相
手を特定するための情報を検出し、通信履歴記憶部10
2に通信相手毎の通信履歴情報を記憶し、相手優先度算
出部103によって、上記通信履歴情報に基づいて通信
相手の相手優先度を算出して、回線制御部101によ
り、予め設定される優先度しきい値と上記相手優先度と
に基づいた回線制御を行うことにより、通信履歴から自
動的に算出した通信相手の優先度に従った取り次ぎ処理
がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、専用線または公衆電
話網に接続されている交換機または電話機を総称する電
話通信装置に関するもので、特に、その通話中の着呼及
び通話中の着呼技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機では、着呼に対して選択を
することはできず、また、通話中の着呼も受けることは
できなかったが、近年、公衆電話網のサービスとして、
局交換機から通話中着呼を知らせる、いわゆるキャッチ
ホンサービスや迷惑電話おことわり試験サービスが開始
されている。
【0003】キャッチホンサービスでは、第一話者との
通話中に着呼があると、電話機に通話中着信音を送出
し、被呼者はフッキングにより該着呼を受け付け、第二
話者との通話が可能になる。その後は、相手話者が呼を
切断しない限り、フッキングによって第一話者と第二話
者を切り替えることができる。
【0004】また、迷惑電話おことわりサービスでは、
迷惑電話を受けた直後に、特定番号をダイヤルすること
により、同じ電話番号からの着信に対しては、局交換機
がメッセージ応答するようになされており、このように
して、迷惑電話をかけてきた相手からの着信を拒否する
ことができる。
【0005】さらに、INSネット64のようなISD
N網では、発番号や発サブアドレスのみならず、ユーザ
間の情報伝達も容易に行い得るので、指定した相手から
の着呼のみを受け付ける識別着信機能等を備えたISD
N電話機も出現している。
【0006】また、特開平02−322131号公報に
は、使用者が予め定めた優先条件に適合する着信のみに
電話機で応対できるようにした交換機が開示されてい
る。
【0007】また、特開平04−245841号公報に
は、通話状態にある電話機に対して着呼があり、着呼信
号に発呼側識別情報及び優先情報が含まれているとき、
交換機内の記憶部に予め記憶されている着呼電話機に定
められた優先情報との照合により、条件を満たしている
場合にのみ、通話中着信信号を電話機に送出するように
し、条件を満たさない場合は、伝言サービス等を提供す
るように構成された交換機が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電話機は、一方的に発呼者の都合により呼び出されて
いたものが、被呼者側で着呼を制御したいとの要求の高
まりから、それに応えるサービスや装置が実現されつつ
ある。しかしながら、着呼側で利用者を煩わせること無
く、着呼を知らせるか、自動応答して伝言メッセージを
録音するか、着信を拒否するかなどの判定を行うために
は、その判定基準となる複雑な優先条件情報を利用者が
設定する必要があった。
【0009】また、上述した特開平04−245841
号公報に開示されている通話中電話機に対する着呼優先
条件照合機能付交換機では、現通話相手と発呼者との優
先度差が考慮されていない。さらに、優先度を算出する
情報の通信履歴を取る上で、相手の識別が不可欠なもの
となるが、アナログ公衆網を経由してきた呼では、相手
の発番号や暗唱番号等の取得ができなかった。また、デ
ィジタル網でも、個人の特定は、暗証番号入力などの方
法をとらなければ実現できなかった。
【0010】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、通信履歴から自動的に
算出した着信相手の優先度に従って通信相手の優先度に
応じた取り次ぎができるようにした電話通信装置を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電話通信装置は、通信相手を特定するための情報を検
出する検出手段と、通信相手毎の通信履歴情報を記憶す
る記憶手段と、上記通信履歴情報に基づいて通信相手の
相手優先度を算出する算出手段と、予め設定される優先
度しきい値と上記相手優先度とに基づいて回線制御を行
う回線制御手段とを備えたものである。
【0012】また、請求項2に係る電話通信装置は、上
記記憶手段が、記憶期間が異なる複数の最新の通信履歴
情報を記憶することを特徴とするものである。
【0013】また、請求項3に係る電話通信装置は、上
記回線制御手段が、上記優先度しきい値未満で、かつ予
め設定された緊急接続ゾーン以下の範囲を着信音鳴動ゾ
ーンとすると共に、上記優先度しきい値未満で、かつ予
め設定された着信拒否切断ゾーン以上の範囲を自動対応
伝言ゾーンとして、上記相手優先度の値がいずれかのゾ
ーン内に属するかによって着呼に対する動作を選択制御
することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項4に係る電話通信装置は、上
記回線制御手段が、通話中に着呼がある場合に、着呼相
手の相手優先度が現在通話中の相手優先度の値以上で、
かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満である話中着信
音鳴動ゾーン内にある時は話中着信音を鳴動させて着信
を通知すると共に、上記着呼相手の相手優先度が現在通
話中の相手優先度の値未満で、かつ予め設定された着信
拒否切断ゾーン以上の範囲である自動対応伝言ゾーン内
にある時には着信は通知せず自動応答により伝言メッセ
ージ録音を行うべく選択制御することを特徴とするもの
である。
【0015】また、請求項5に係る電話通信装置は、上
記検出手段として、声紋認識によって個人の特定を行う
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0016】さらに、請求項6に係る電話通信装置は、
上記検出手段として、デュアルトーンを検出する手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1に係る電話通信装置におい
ては、検出手段により通信相手を特定するための情報が
検出されて、記憶手段に通信相手毎の通信履歴情報が記
憶され、算出手段によって、上記通信履歴情報に基づい
て通信相手の相手優先度が算出され、回線制御手段によ
り、予め設定される優先度しきい値と上記相手優先度と
に基づいた回線制御が行われることにより、通信履歴か
ら自動的に算出した通信相手の優先度に従った回線処理
が可能になる。
【0018】また、請求項2に係る電話通信装置におい
ては、上記記憶手段により、記憶期間が異なる複数の最
新の通信履歴情報を記憶するようにして、算出手段によ
り通信相手の相手優先度を算出する際、適切で有効な期
間の最新の通信履歴情報を用いることを可能にする。
【0019】また、請求項3に係る電話通信装置におい
ては、上記回線制御手段により、上記優先度しきい値以
上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満の範囲を
着信音鳴動ゾーンとすると共に、上記優先度しきい値未
満で、かつ予め設定された着信拒否切断ゾーン以上の範
囲を自動対応伝言ゾーンとして、上記相手優先度の値が
いずれかのゾーン内に属するかによって着呼に対する動
作を選択制御することによって、着呼に対してその相手
の優先度から適切な処理の選択が可能になる。
【0020】また、請求項4に係る電話通信装置におい
ては、上記回線制御手段により、通話中に着呼がある場
合に、着呼相手の相手優先度が現在通話中の相手優先度
の値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満で
ある話中着信音鳴動ゾーン内にある時は話中着信音を鳴
動させて着信を通知すると共に、上記着呼相手の相手優
先度が現在通話中の相手優先度の値未満で、かつ予め設
定された着信拒否切断ゾーン以上の範囲である自動対応
伝言ゾーン内にある時には着信は通知せず自動応答によ
り伝言メッセージ録音を行うべく選択制御することによ
り、話中着呼の場合にもその相手の優先度から適切な処
理の選択が可能になる。
【0021】また、請求項5に係る電話通信装置におい
ては、上記検出手段として、声紋認識によって個人の特
定を行う手段を備えることによって、回線網がアナログ
回線網で通信相手の発番号等の獲得が困難な場合に通信
相手の発呼者個人を特定を声紋認識によって可能にす
る。
【0022】さらに、請求項6に係る電話通信装置にお
いては、上記検出手段として、デュアルトーンを検出す
る手段を備えることによって、回線網がアナログ回線網
で通信相手の発番号等の獲得が困難な場合にデュアルト
ーン信号によって送られてくる通信相手のIDや発番
号、暗証番号等通信相手の発呼者個人を特定する情報を
取り出すことが可能で、発呼者個人の特定を可能にす
る。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1は実施例1に係る電話通信装置としての相手
優先度自動判定機能付き電話機を示すブロック構成図で
ある。図1において、100は相手優先度自動判定機能
付き電話機で、この電話機100は、ISDN公衆網2
に接続され、さらに、ISDN公衆網2を介して電話機
3や13との発着呼及び通信を行い得る。
【0024】ここで、上記電話機100は、優先度の値
に応じた緊急接続ゾーンと着信拒否切断ゾーンとが予め
設定されていて、優先度しきい値と相手優先度とに基づ
いて発着呼等の回線制御の選択を行う回線制御部101
と、通信履歴を記憶する通信履歴記憶部102と、この
通信履歴記憶部102に記憶された通信履歴情報に基づ
いて通信相手毎に相手優先度を計算する相手優先度算出
部103と、その相手優先度を記憶する相手優先度記憶
部104と、操作部105と、操作部105により予め
設定される優先度しきい値を記憶する優先度しきい値記
憶部106と、通信相手に伝言を記憶できる旨のガイド
を行うための自動音声応答部107と、伝言メッセージ
を記憶する伝言メッセージ記憶部108と、通信相手を
特定する情報を検出する通信相手特定情報検出部109
と、送話器110及び受話器112とを備えている。
【0025】また、図2は上記通信履歴記憶部102に
記憶されている通信相手の相手番号と通信履歴情報及び
優先度情報を表す概念図である。図2において、102
aは通信相手の相手番号、102bは通信履歴情報を示
し、通信履歴情報102bとしては、発信回数TC、発
信通話時間TT、着信回数RC、着信通話時間RT、割
込み通話時間IT、被割込み待ち時間IW、割込み呼び
出し時間RNGがあり、通信相手の相手番号102a毎
に記憶されている。また、102cは上記相手優先度算
出部103により計算される通信相手の相手番号102
a毎の優先度情報Pである。
【0026】ここで、上記割込み通話時間IT、上記被
割込み待ち時間IW、上記割込み呼び出し時間RNGに
ついては、以下のようにして、割込みあるいは被割込み
相手の優先度によって補正された数値が記憶されてい
る。つまり、実通話ではなく、以下の式で計算される換
算時間を積算した時間が用いられる。 ・割込み通話時間IT=それまでの割込み通話時間+α
1×(被割込み相手優先度÷割込み通話相手優先度)×
実割り込み通話時間 ・被割込み待ち時間IW=それまでの被割込み待ち時間
+α2×(割込み通話相手優先度÷被割込み相手優先
度)×実被割り込み待ち時間 ・割込み呼び出し時間RNG=それまでの割込み呼び出
し時間+α3×(割込み相手優先度÷被割込み相手優先
度)×実割り込み呼び出し時間 ここで、α1、α2、α3は係数である。
【0027】これらの通信履歴情報102bは、各通信
の呼接続、通話切替え、呼切断等のイベント発生タイミ
ングで、またはタイマによる一定周期毎のタイミンクで
更新される。イベント発生タイミングによる更新例を以
下に示す。上記割込み通話時間ITは、割込み通話開始
から計測され、呼切断あるいは被割込み通話への切替え
時に更新される。そして、被割込み通話への切替え時に
は、今まで通話していた相手は待たされるので、逆に、
被割込み待ち時間の計測を開始し、呼切断あるいは再度
の通話切替え時に被割込み待ち時間IWが更新される。
また、割込み呼び出し時間RNGの計測は着呼で開始さ
れ、呼接続または呼切断により更新される。
【0028】上記通信履歴情報102bは、上述したよ
うにして積算すると、時間とともに増加する一方であ
り、いつかはオーバーフローしてしまう。それを防ぐ為
には、古い情報は取り除く必要がある。例えば、各通信
毎に、発着呼の別、通話時間、割込み通話時間、被割込
み待ち時間、割込み呼び出し時間の履歴を別に記憶して
おき、それらを用いて通信履歴情報102bを計算する
ことが考えられる。一方、一定期間毎に、通信履歴情報
102bのそれぞれの値に1より小さい定数を乗じるこ
とで、時間的な重み付けをし、古い情報を取り除くこと
ができる。
【0029】これらの通信履歴情報102bを用いて相
手優先度を算出するが、一例として、次のようなルール
に基づいて通信履歴情報に乗じる係数を決定する。 (1) 通話時間の長い相手は優先度を上げる。 (2) 発信した回数の多い相手は優先度を上げる。 (3) 割込み通話時間が長い相手は、被割込み相手優先度
を加味した上で優先度を上げる。 (4) 被割込み待ち時間が長い相手は、割込み相手優先度
を加味した上で優先度を下げる。 (5) 割込み呼び出し時間が長い相手は、被割込み相手優
先度を加味した上で優先度を下げる。 (6) 同一通話中に同一相手からの着呼があった場合に
は、当回に限り優先度を上げる。 (7) 1通話当たりの通話時間が短い場合には、話中着信
に限って優先度を上げる。
【0030】上記通信履歴情報102bと上記ルールを
用いた相手優先度Pの計算式例を示す。 P=α×P+β1×(着信通話時間RT+発信通話時間
TT)+β2×割込み通話時間IT−β3×被割込み待
ち時間IW−β4×割込み呼び出し時間RNG+β5×
着信回数RC/着信通話時間RT (α、β1〜β5は係数)
【0031】この他にも、現通話者の優先度は通話時間
の経過とともに低くするといったルールを採用すること
で、より利用者の使用実態に適合した装置を実現するこ
とができる。
【0032】上記電話機100における発着呼等の回線
制御は、回線制御部101によって行われ、通信の履歴
は、通信相手特定情報検出部109で検出された通信相
手毎に、回線制御部101から通信履歴記憶部102に
図2に示す予め決められた形式で記憶される。相手優先
度算出部103では、通信履歴記憶部102に記憶され
た通信履歴情報から通信相手毎に相手優先度を計算し、
相手優先度記憶部104に記憶する。
【0033】図3は上記回線制御部101による優先度
しきい値と着呼相手優先度による取次ぎ処理の対応図で
ある。回線制御部101には、優先度の値に応じた緊急
接続ゾーンと着信拒否切断ゾーンとが予め設定されてい
て、優先度しきい値P0 と着呼相手優先度Pn の2つの
値によって着呼に対する処理を選択する。すなわち、着
呼相手優先度Pn が緊急接続ゾーンZ1 内にあれば、優
先度しきい値P0 にかかわらず、接続処理を行う。ま
た、着呼相手優先度Pn が着信拒否ゾーンZ4 内にあれ
ば、優先度しきい値P0 にかかわらず着信拒否する。
【0034】それ以外であれば、優先度しきい値P0
の相対的な関係により、例えば着呼相手優先度Pn が優
先度しきい値P0 以上で、かつ緊急接続ゾーンZ1 未満
の値である着信音鳴動ゾーンZ2 内にあれば、着信音鳴
動により着信を通知し、他方、着呼相手優先度Pn が優
先度しきい値P0 よりも低く、かつ着信拒否切断ゾーン
4 以上の値である自動対応伝言ゾーンZ3 内にあれ
ば、利用者に着信は通知せず、自動応答により伝言メッ
セージ録音を行う。
【0035】また、図4は図3に示す上記例と優先度し
きい値P0 が異なる場合の着呼相手優先度Pn による取
次ぎ処理の対応図である。図3に比べ、優先度しきい値
0 が大きい値を取っているので、着信音鳴動ゾーンZ
2 も相対的に着信相手優先度Pn の値が高い場合に限定
されている。逆に、自動対応伝言ゾーンZ3 の領域は拡
大している。したがって、同じ着呼相手優先度の値であ
っても、図5と図6では処理が異なる場合が発生し、閑
散時に比べ繁忙なときには優先度しきい値を高く設定す
ることにより、着信音鳴動ゾーンZ2 を狭めて自動応答
伝言ゾーンZ3 を広げるよう切り替えることができる。
【0036】次に、図5は上記回線制御部101による
現通話優先度と着呼相手優先度との比較による取次ぎ処
理の対応図である。これは、通話中に、他の電話機から
着呼があった場合に、現通話優先度P1 と着呼相手優先
度P2 の2つの値によって新たな着呼に対する処理を選
択する。すなわち、着呼相手優先度P2 が緊急接続ゾー
ンZ1 内にあれば、現通話優先度P1 の値にかかわら
ず、接続処理を行う。また、着呼相手優先度P2 が着信
拒否ゾーンZ4 内にあれば、現通話優先度値P1 にかか
わらず着信拒否する。
【0037】それ以外であれば、現通話優先度値P1
の相対的な関係により、例えば着呼相手優先度P2 が現
通話優先度値P1 以上で、かつ緊急接続ゾーンZ1 未満
の値である話中着信音鳴動ゾーンZ2'内にあれば、話中
着信音鳴動により話中着信を通知し、他方、着呼相手優
先度P2 が現通話優先度値P1 よりも低く、かつ着信拒
否切断ゾーンZ4 以上の値である自動対応伝言ゾーンZ
3 内にあれば、利用者に着信は通知せず、自動応答によ
り伝言メッセージ録音を行う。
【0038】また、図6は図5に示す上記例と現通話優
先度P1 が異なる場合の着呼相手優先度P2 による取次
ぎ処理の対応図である。図5に比べ、現通話優先度P1
の値が大きい値を取っているので、話中着信音鳴動ゾー
ンZ2'も相対的に着呼相手優先度P2 の値が高い場合に
限定されている。逆に、自動対応伝言ゾーンZ3 の領域
は拡大している。したがって、同じ着呼相手優先度値で
あっても、図5と図6では処理が異なる場合が発生す
る。つまり、現通話相手の優先度が高い場合には、新た
に着呼した相手の優先度も相対的に高いものしか取り次
ぎがないようにしており、話中着信音鳴動ゾーンZ2'
を狭めて自動応答伝言ゾーンZ3 を広げるよう切り替え
ることができる。
【0039】従って、図1において、まず、通話状態で
ないときに、電話機3から相手優先度自動判定機能付き
電話機100に対して着呼があった場合、回線制御部1
01を介して通信相手特定情報検出部109により電話
機3の相手番号が検出され、回線制御部101は、優先
度しきい値記憶部106に予め記憶された優先度しきい
値を読み込むと共に、相手優先度記憶部104から電話
機3の相手番号に対応する相手優先度を参照して該優先
度に対応した処理を行う。
【0040】例えば図3及び図4に示すように、該相手
優先度Pn が優先度しきい値P0 より低い場合には、回
線制御部101は呼を接続し、自動音声応答部107と
伝言メッセージ記憶部108に経路を接続することで、
自動アナウンスにより、相手に伝言を記憶できる旨のガ
イドを行い、伝言メッセージ記憶部108に相手の伝言
メッセージを記録する。他方、該優先度Pn が優先度し
きい値P0 以上の場合には着信音を鳴動し、利用者がハ
ンドセットを取り上た場合に、回線制御部101は経路
を送話器110と受話器111に接続する。
【0041】また、電話機3と通話中に、電話機13か
らの着呼があった場合、回線制御部101を介して通信
相手特定情報検出部109により電話機3の相手番号が
検出され、回線制御部101は、相手優先度記憶部10
4から電話機13の相手番号に対応する相手優先度P2
を参照し、現通話相手の電話機3に対応する相手優先度
1 と比較の上、両者の関係に対応した処理を行う。
【0042】例えば、例えば図5及び図6に示すよう
に、電話機13に対応する相手優先度P2 が現通話相手
の電話機3に対応する相手優先度P1 より相対的に低い
場合には、自動アナウンスにより、相手に伝言を記憶で
きる旨のガイドを行い、伝言メッセージ記憶部108に
相手の伝言メッセージを記録する。他方、該優先度が相
対的に高い場合には、受話器111に話中着信音を鳴動
させ、着信があることを利用者に知らせる。
【0043】なお、利用者は、操作部105を用いて相
手優先度記憶部104の内容の表示及び修正等加工を行
うことができ、通信履歴記憶部102の内容についても
表示及び消去を行うことができる。さらに、利用者は、
操作部105を用いて自動音声応答部107のアナウン
ス内容の設定や伝言メッセージ記憶部108に記憶され
ている伝言メッセージの取り出し及び消去を行うことが
できる。
【0044】従って、上記実施例1によれば、通信相手
特定情報検出部109により通信相手を特定するための
情報を検出し、通信履歴記憶部102に通信相手毎の通
信履歴情報を記憶し、相手優先度算出部103によっ
て、上記通信履歴情報に基づいて通信相手の相手優先度
を算出して、回線制御部101により、予め設定される
優先度しきい値と上記相手優先度とに基づいた回線制御
を行うようにしたので、通信履歴から自動的に算出した
通信相手の優先度に従った回線処理ができる。また、通
信履歴記憶部102に記憶期間が異なる複数の最新の通
信履歴情報を記憶するようにして、上記相手優先度算出
部103により通信相手の相手優先度を算出する際、適
切で有効な期間の最新の通信履歴情報を用いることを可
能にすることができる。
【0045】また、上記回線制御部101により、上記
優先度しきい値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾ
ーン未満の範囲を着信音鳴動ゾーンとすると共に、上記
優先度しきい値未満で、かつ予め設定された着信拒否切
断ゾーン以上の範囲を自動対応伝言ゾーンとして、上記
相手優先度の値がいずれかのゾーン内に属するかによっ
て着呼に対する動作を選択制御することによって、着呼
に対してその相手の優先度から適切な処理の選択が可能
になるという効果がある。
【0046】さらに、上記回線制御部101により、通
話中に着呼がある場合に、着呼相手の相手優先度が現在
通話中の相手優先度の値以上で、かつ予め設定された緊
急接続ゾーン未満である話中着信音鳴動ゾーン内にある
時は話中着信音を鳴動させて着信を通知すると共に、上
記着呼相手の相手優先度が現在通話中の相手優先度の値
未満で、かつ予め設定された着信拒否切断ゾーン以上の
範囲である自動対応伝言ゾーン内にある時には着信は通
知せず自動応答により伝言メッセージ録音を行うべく選
択制御することによって、話中着呼の場合にもその相手
の優先度から適切な処理の選択が可能になるという効果
がある。
【0047】実施例2.上記実施例1は電話機装置に関
するものであったが、相手優先度自動判定機能付き交換
機の場合についても同様に適用できる。図7は実施例2
に係る相手優先度自動判定機能付き交換機を示すブロッ
ク図の一例である。図7において、200は相手優先度
自動判定機能付き交換機で、この交換機200は、図1
に示す回線制御部101に対応する回線交換部201
と、複数の電話機それぞれに対応した通信履歴を記憶す
る通信履歴記憶部202と、この通信履歴記憶部202
に記憶された通信履歴情報に基づいて通信相手の電話機
毎に相手優先度を算出する相手優先度算出部203と、
複数の電話機それぞれに対応した相手優先度を記憶する
相手優先度記憶部204と、例えば電話機3により予め
設定される優先度しきい値を記憶する優先度しきい値記
憶部205と、通信相手に伝言を記憶できる旨のガイド
を行うための自動音声応答部206と、複数の電話機そ
れぞれに対応して伝言メッセージを記憶する伝言メッセ
ージ記憶部207と、通信相手を特定する情報を検出す
る通信相手特定情報検出部208とを備えている。な
お、電話機3が他の交換機等を経由して接続される場合
も含む。
【0048】また、図8は1週間、1ヵ月間、総合(一
年間)というように、活動の時間的区切りでまとめて記
憶期間が異なる複数の最新の通信履歴情報を記憶してな
る上記通信履歴記憶部202の内容を示したもので、通
信相手の相手番号と通信履歴情報及び優先度情報を表す
概念図である。図8において、202Aは最近1週間の
通信履歴、202Bは最近1ヵ月間の通信履歴、202
Cは総合通信履歴を示し、また、202aは通信相手の
相手番号、202bは通信履歴情報、202cは上記相
手優先度算出部203により計算される通信相手の相手
番号202a毎の優先度情報を示し、上記通信履歴情報
202bとしては、発信回数TC、発信通話時間TT、
着信回数RC、着信通話時間RT、割込み通話時間I
T、被割込み待ち時間IW、割込み呼び出し時間RNG
があり、通信相手の相手番号202a毎に記憶されてお
り、これら履歴情報がそれぞれ最近1週間の通信履歴2
02Aと最近1ヵ月間の通信履歴202B及び総合通信
履歴202Cに分かれて記憶されている。なお、最近1
週間の通信履歴202Aは略記号としてW.、最近1ヵ
月間の通信履歴202BはM.、総合通信履歴202C
はT.を頭にそれぞれつけて表している。
【0049】これらの通信履歴情報は、各通信の呼接
続、通話切替え、呼切断等のイベント発生タイミング
で、またはタイマによる一定周期毎のタイミンクで更新
される。時間的区切り毎の通信履歴情報を求めるには、
例えば、各通信毎に発着呼の別、通話時間、割込み通話
時間、被割込み待ち時間、割込み呼び出し時間の履歴を
時系列順に記憶しておき、それらを用いて毎回計算する
ことが考えられる。古い情報の重みを減らしてゆくため
に、タイマなどにより一定期間毎に1より小さい定数を
乗じる方法を前述したが、この定数値の設定により、情
報の有効な時間を変えることができる。定数値を小さく
とれば、情報の有効な期間は短くなり、1に近い値をと
れば情報の有効な期間は長くなる。この性質を利用し
て、1週間、1ヶ月間、1年間に相当する定数をそれぞ
れ設定し、一定期間毎に該定数を最近1週間の通信履歴
202A、最近1ヵ月間の通信履歴202B、総合通信
履歴202Cに乗じることで、望む履歴情報を得ること
ができる。
【0050】これらの通信履歴情報を用いることで、相
手優先度を算出するルールに次のような時間的変化を取
り入れることができるようになる。 (1) 最近、発信した相手は優先度を上げる。 (2) 通話時間の増加している相手は優先度を上げる。
【0051】従って、図7において、例えば通話状態で
ないときに電話機3から着呼電話機13(13aないし
13n)に対し着呼があった場合、相手優先度自動判定
機能付き交換機200は、優先度しきい値記憶部205
に記憶された優先度しきい値と、該着呼電話機13に対
応する通信履歴記憶部202に記憶された通信履歴情報
から相手優先度算出部203によって算出され相手優先
度記憶部204に記憶された相手優先度とを参照して、
該相手優先度に対応した処理を行う。例えば該相手優先
度が優先度しきい値より低い場合には、着呼電話機13
に着呼は通知ぜず、自動音声応答部206と伝言メッセ
ージ記憶部207に経路を接続することで、自動アナウ
ンスにより、相手に伝言を記憶できる旨のガイドを行
い、伝言メッセージ記憶部207に相手の伝言メッセー
ジを記録する。また、該相手優先度が優先度しきい値よ
り高い場合には、電話機13に着呼を通知する。着呼電
話機13(13aないし13n)のいずれかから発呼し
た場合も該電話機を上記の電話機3に置き換えた動作を
する。
【0052】すなわち、実施例1の電話機の場合と同様
にして、上記回線交換部201により、上記優先度しき
い値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン以下の
範囲を着信音鳴動ゾーンとすると共に、上記優先度しき
い値以下で、かつ予め設定された着信拒否切断ゾーン以
上の範囲を自動対応伝言ゾーンとして、上記相手優先度
の値がいずれかのゾーン内に属するかによって着呼に対
する動作を選択制御することによって、着呼に対してそ
の相手の優先度から適切な処理の選択を行う。
【0053】また、実施例1と同様に、上記回線交換部
201により、通話中に着呼がある場合に、着呼相手の
相手優先度が現在通話中の相手優先度の値以上で、かつ
予め設定された緊急接続ゾーン以下である話中着信音鳴
動ゾーン内にある時は話中着信音を鳴動させて着信を通
知すると共に、上記着呼相手の相手優先度が現在通話中
の相手優先度の値以下で、かつ予め設定された着信拒否
切断ゾーン以上の範囲である自動対応伝言ゾーン内にあ
る時には着信は通知せず自動応答により伝言メッセージ
録音を行うべく選択制御することによって、話中着呼の
場合にもその相手の優先度から適切な処理の選択を行
う。
【0054】従って、上記実施例2によれば、実施例1
の電話機と同様な効果を交換機の場合にも期待できると
ともに、通信履歴記憶部202に記憶期間が異なる複数
の最新の通信履歴情報を記憶するようにして、相手優先
度算出部203によって通信相手の相手優先度を算出す
る際、適切な有効な期間の最新の通信情報を用いること
ができる。
【0055】実施例3.次に、図9は実施例3に係る電
話通信装置を示す構成図で、声紋検出機能を有する相手
優先度自動判定機能付き電話機のブロック図である。図
9において、図1に示す実施例1と同一符号は同一部分
を示し、その説明は省略する。新たな符号として、20
は公衆網、300は実施例3に係る声紋検出機能を有す
る相手優先度自動判定機能付き電話機で、この電話機3
00は上記公衆網20を介して電話機3と接続されてい
る。また、309は通信相手特定情報検出部109内に
設けられた声紋認識部で、アナログ網で相手の発番号等
通信相手の特定情報の獲得が困難な場合に相手音声を認
識して通信相手を特定する。
【0056】図9に示す実施例3においては、発着呼等
の回線制御は、回線制御部101によって行われ、通信
の履歴は、回線制御部101から通信履歴記憶部102
に予め決められた形式で記憶される。通信の履歴を記憶
する場合に、通信相手の特定が必要であるので、呼接続
後に相手音声を声紋認識部309で認識し、相手を特定
した後、通信履歴を通信履歴記憶部102に記憶する。
相手優先度算出部103では、通信履歴記憶部102に
記憶された通信履歴情報から通信相手毎に相手優先度を
計算し、相手優先度記憶部102に記憶する。自動音声
応答部107では相手に伝言を記憶できる旨のガイドを
行い、伝言メッセージ記憶部108は相手の伝言メッセ
ージを記録するために、また、送話器110と受話器1
11は通話に用いられる。
【0057】特に、アナログ網などで相手の発番号の獲
得が困難な場合に、声紋検出機能を有する相手優先度自
動判定機能付き電話機300は、着呼に対して自動的に
接続し、声紋認識部309を用いて相手の「もしもし」
のような言葉から、発呼者個人を特定し、相手優先度記
憶部104に記憶されている該個人の相手優先度を用い
て取次ぎ処理を行う。
【0058】従って、上記実施例3によれば、実施例1
の効果に加え、アナログ網などで相手の発番号の獲得が
困難な場合にも、声紋検出によって発呼者個人を特定す
るので、回線網に拘わらず通信相手を確実に特定するこ
とができる。
【0059】実施例4.次に、図10は実施例4に係る
電話通信装置を示す構成図で、DT(デュアルトーン)
検出機能を有する相手優先度自動判定機能付き電話機の
ブロック図である。図10において、図1に示す実施例
1と同一符号は同一部分を示し、その説明は省略する。
新たな符号として、21はアナログ公衆網、400は実
施例4に係るDT検出機能を有する相手優先度自動判定
機能付き電話機で、この電話機400は上記アナログ公
衆網21を介して電話機3、13と接続されている。ま
た、401は実施例1の回線制御部101と同様な機能
を有するアナログ回線制御部で、発着呼等の回線制御
は、アナログ回線制御部401によって行われ、通信の
履歴は、アナログ回線制御部401から通信履歴記憶部
102に予め決められた形式で記憶される。さらに、4
09は通信相手特定情報検出部109内に設けられたD
T検出部で、アナログ網では相手の発番号等通信相手の
特定情報の獲得ができないので、電話機3、13からプ
ッシュダイヤルにより発生するDT信号によって送られ
てくるIDあるいは発番号、暗証番号などの発呼者を表
す情報を取り出し、通信相手を特定する。
【0060】図10に示す実施例4においては、実施例
1と同様な機能を営むと共に、通信の履歴を記憶する場
合に、通信相手の特定が必要であるが、アナログ公衆網
では相手の発番号の獲得できない。そこで、DT検出部
409を用いて、例えば電話機3からプッシュダイヤル
により発生するDT信号によって送られてくるIDある
いは発番号、暗証番号などの発呼者を表す情報を取り出
し、通信履歴の記憶と、着呼相手の特定を行う。相手優
先度算出部103では、通信履歴記憶部102に記憶さ
れた通信履歴情報から通信相手毎に相手優先度を計算
し、相手優先度記憶部104に記憶する。また、自動音
声応答部107では相手に伝言を記憶できる旨のガイド
を行い、伝言メッセージ記憶部108は相手の伝言メッ
セージを記録するために、また、送話器110と受話器
111は通話に用いられる。
【0061】従って、上記実施例4によれば、実施例1
の効果に加え、アナログ網などで相手の発番号の獲得が
困難な場合にも、電話機からプッシュダイヤルにより発
生するDT信号によって送られてくるIDあるいは発番
号、暗証番号などの発呼者を表す情報を取り出し、通信
履歴の記憶と着呼相手の特定を行うので、アナログ回線
網の場合にも適用でき、通信相手を確実に特定すること
ができる。
【0062】実施例5.次に、図11は実施例1ないし
4で用いる電話機の表面外観図である。図示するよう
に、電話機には、通話を行うハンドセット801と、ダ
イヤル番号や記憶された通信履歴及び相手優先度の表示
あるいは伝言メッセージの有無等を表示する表示器80
2、ダイヤル番号や各種情報の入力、修正を行うプッシ
ュボタン803、優先度しきい値を入力する入力スイッ
チ804、現在通話中の相手との優先度を表示する現通
話優先度表示器805、着呼や話中着呼の相手優先度を
表示する着呼優先度表示器806を備えており、上記プ
ッシュボタン803及び入力スイッチ804は例えば操
作部105に対応する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、通信相手を特定するための情報を検出する検出手
段と、通信相手毎の通信履歴情報を記憶する記憶手段
と、上記通信履歴情報に基づいて通信相手の相手優先度
を算出する算出手段と、予め設定される優先度しきい値
と上記相手優先度とに基づいた回線制御を行う回線制御
手段とを備えたので、通信履歴から自動的に算出した通
信相手の優先度に従った取次ぎ処理を行うことができ
る。
【0064】また、請求項2に係る電話通信装置によれ
ば、上記記憶手段により、記憶期間が異なる複数の最新
の通信履歴情報を記憶するようにしたので、算出手段に
より通信相手の相手優先度を算出する際、適切で有効な
期間の最新の通信履歴情報を用いることができる。
【0065】また、請求項3に係る電話通信装置によれ
ば、上記回線制御手段により、上記優先度しきい値以上
で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満の範囲を着
信音鳴動ゾーンとすると共に、上記優先度しきい値未満
で、かつ予め設定された着信拒否切断ゾーン以上の範囲
を自動対応伝言ゾーンとして、上記相手優先度の値がい
ずれかのゾーン内に属するかによって着呼に対する動作
を選択制御することによって、着呼に対してその相手の
優先度から適切な処理の選択ができる。
【0066】また、請求項4に係る電話通信装置によれ
ば、上記回線制御手段により、通話中に着呼がある場合
に、着呼相手の相手優先度が現在通話中の相手優先度の
値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満であ
る話中着信音鳴動ゾーン内にある時は話中着信音を鳴動
させて着信を通知すると共に、上記着呼相手の相手優先
度が現在通話中の相手優先度の値未満で、かつ予め設定
された着信拒否切断ゾーン以上の範囲である自動対応伝
言ゾーン内にある時には着信は通知せず自動応答により
伝言メッセージ録音を行うべく選択制御することによ
り、話中着呼の場合にもその相手の優先度から適切な処
理の選択ができる。
【0067】また、請求項5に係る電話通信装置によれ
ば、上記検出手段として、声紋認識によって個人の特定
を行う手段を備えることによって、アナログ網などで相
手の発番号の獲得が困難な場合にも、声紋検出によって
発呼者個人を特定するので、回線網に拘わらず通信相手
を確実に特定することができる。
【0068】さらに、請求項6に係る電話通信装置によ
れば、上記検出手段として、デュアルトーンを検出する
手段を備えることによって、回線網がアナログ回線網で
通信相手の発番号等の獲得が困難な場合にデュアルトー
ン信号によって送られてくる通信相手のIDや発番号、
暗証番号等通信相手の発呼者個人を特定する情報を取り
出すことが可能で、発呼者個人の特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る相手優先度自動判
定機能付き電話機のブロック図である。
【図2】 図1の通信履歴記憶部に記憶されている通信
相手と通信履歴情報及び優先度情報を表す概念図であ
る。
【図3】 実施例1に係る優先度しきい値と着呼相手優
先度による取次ぎ処理の説明図である。
【図4】 図3に示すものと優先度しきい値が異なる場
合の着呼相手優先度による取次ぎ処理の説明図である。
【図5】 実施例1に係る現通話相手の相手優先度と着
呼相手優先度による取次ぎ処理の説明図である。
【図6】 図5に示すものと現通話相手の相手優先度が
異なる場合の着呼相手優先度による取次ぎ処理の説明図
である。
【図7】 この発明の実施例2に係る相手優先度自動判
定機能付き交換機のブロック図である。
【図8】 図2の通信履歴記憶部に記憶されている通信
履歴情報が時間的な活動の区切り毎に分類されて記憶さ
れていることを表す概念図である。
【図9】 この発明の実施例3に係る声紋検出機能を有
する相手優先度自動判定機能付き電話機のブロック図で
ある。
【図10】 この発明の実施例4に係るDT(デュアル
トーン)検出機能を有する相手優先度自動判定機能付き
電話機のブロック図である。
【図11】 この発明の実施例5に係る電話機の表面外
観図である。
【符号の説明】
100 相手優先度自動判定機能付き電話機、101
回線制御部、102 通信履歴記憶部、103 相手優
先度算出部、104 相手優先度記憶部、106 優先
度しきい値記憶部、109 通信相手特定情報検出部、
200 相手優先度自動判定機能付き交換機、300
声紋検出機能を有する相手優先度自動判定機能付き電話
機、309 声紋認識部、400 DT(デュアルトー
ン)検出機能を有する相手優先度自動判定機能付き電話
機、409 DT(デュアルトーン)検出部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手を特定するための情報を検出す
    る検出手段と、通信相手毎の通信履歴情報を記憶する記
    憶手段と、上記通信履歴情報に基づいて通信相手の相手
    優先度を算出する算出手段と、予め設定される優先度し
    きい値と上記相手優先度とに基づいて回線制御を行う回
    線制御手段とを備えた電話通信装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、記憶期間が異なる複数
    の最新の通信履歴情報を記憶することを特徴とする請求
    項1記載の電話通信装置。
  3. 【請求項3】 上記回線制御手段は、上記優先度しきい
    値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未満の範
    囲を着信音鳴動ゾーンとすると共に、上記優先度しきい
    値未満で、かつ予め設定された着信拒否切断ゾーン以上
    の範囲を自動対応伝言ゾーンとして、上記相手優先度の
    値がいずれかのゾーン内に属するかによって着呼に対す
    る動作を選択制御することを特徴とする請求項1または
    2記載の電話通信装置。
  4. 【請求項4】 上記回線制御手段は、通話中に着呼があ
    る場合に、着呼相手の相手優先度が現在通話中の相手優
    先度の値以上で、かつ予め設定された緊急接続ゾーン未
    満である話中着信音鳴動ゾーン内にある時は話中着信音
    を鳴動させて着信を通知すると共に、上記着呼相手の相
    手優先度が現在通話中の相手優先度の値未満で、かつ予
    め設定された着信拒否切断ゾーン以上の範囲である自動
    対応伝言ゾーン内にある時には着信は通知せず自動応答
    により伝言メッセージ録音を行うべく選択制御すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電話
    通信装置。
  5. 【請求項5】 上記検出手段として、声紋認識によって
    個人の特定を行う手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の電話通信装置。
  6. 【請求項6】 上記検出手段として、デュアルトーンを
    検出する手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の電話通信装置。
JP10298494A 1994-05-17 1994-05-17 電話通信装置 Pending JPH07312646A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158579A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Fujitsu Ltd 電話応答支援装置及び方法
JP2009508401A (ja) * 2005-09-16 2009-02-26 キョウセラ ワイヤレス コープ. 電話の通話の優先順位付けのための方法およびデバイス

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JP2003158579A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Fujitsu Ltd 電話応答支援装置及び方法
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