JPH07312474A - 電子部品の搭載構造 - Google Patents

電子部品の搭載構造

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JPH07312474A
JPH07312474A JP10417794A JP10417794A JPH07312474A JP H07312474 A JPH07312474 A JP H07312474A JP 10417794 A JP10417794 A JP 10417794A JP 10417794 A JP10417794 A JP 10417794A JP H07312474 A JPH07312474 A JP H07312474A
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JP
Japan
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electronic component
silicon chip
mounting structure
stress
notch
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JP10417794A
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Kazuhiro Maeno
一弘 前野
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の剥離や断線を回避し、もって信頼
性の向上を図ることができる電子部品の搭載構造を提供
すること。 【構成】 基材である銅板1と電子部品であるシリコン
チップ2とを接合材である共晶はんだ3を介して接合し
てなる搭載構造において、シリコンチップ2の接合面S
2 を部分的に切り欠き、外周部全域にわたって切り欠き
部4を形成する。この切り欠き部4によって応力が分散
・緩和され、剥離等につながるクラックC同士のつなが
りが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線膨張係数の異なる基
材と電子部品とを接合材を介して接合してなる電子部品
の搭載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂やセラミックス等からなる配線基
板、金属製の放熱板等のような基材の上に、シリコンチ
ップやチップ部品等といった電子部品を搭載する技術が
従来よりいくつか知られている。
【0003】図10には、従来における電子部品の搭載
構造の一例が示されている。例えば銅板32を基材とし
た場合、通常、シリコンチップ30ははんだ合金31等
の接合材を介して銅板32上にはんだ付けされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シリコンチ
ップ30及び銅板32のように線膨張係数が異なるもの
同士をはんだ付けしたときには、以下のような不具合が
生じる。
【0005】即ち、はんだ合金31による接合を行った
場合、はんだ合金31の融点の温度(例えば共晶はんだ
では183℃)と室温との差、シリコンチップ30及び
銅板32の線膨張係数差に相当する残留応力が発生す
る。そして、このとき発生した応力は、特にシリコンチ
ップ30の接合面33側のエッジ部34に集中すること
になる。
【0006】例えば、上記のモジュールを組み込んだ電
子機器が温度変化の激しい環境で使用されると、図10
に示されるように、前記エッジ部34を起点としてほぼ
水平方向にクラック35が生じてしまう。そして、電子
機器が温度変化に遭遇する回数が増すにつれてはんだ合
金31中をクラック35が進展伝搬し、クラック35が
水平方向に沿って次第に大きくなる。すると、大きくな
ったクラック35同士がつながること等によって、シリ
コンチップ30が剥離したり断線したりする結果とな
る。従って、電子機器の信頼性が著しく低下してしま
う。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、電子部品の剥離や断線を回避し、
もって信頼性の向上を図ることができる電子部品の搭載
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、線膨張係数の異なる
基材と電子部品とを接合材を介して接合してなる電子部
品の搭載構造において、前記電子部品の接合面を部分的
に切り欠いた電子部品の搭載構造をその要旨としてい
る。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記切り欠きは、前記電子部品の接合面の窪み加
工部であることをその要旨としている。また、請求項3
に記載の発明では、請求項1において、前記切り欠き
は、前記電子部品の接合面の外周部の切り欠き部である
ことをその要旨としている。
【0010】
【作用】請求項1〜3に記載の発明の構成によると、電
子部品の接合面を部分的に切り欠いたことによって、エ
ッジ部に特に集中していた応力が接合面の主に切り欠か
れた部分の範囲内で分散され、結果として局所的な応力
の緩和が図られる。従って、接合面における複数の箇所
を起点とする微小なクラックが発生したとしても、エッ
ジ部を起点とする大きなクラックが発生するということ
はない。
【0011】特に請求項2に記載の発明の構成による
と、窪み加工部に分散される応力によって同部分を起点
とする微小なクラックが発生するため、エッジ部を起点
としかつ水平方向に延びるクラックが相対的に小さく少
なくなる。従って、同クラックの進展伝搬度合いも小さ
くなり、クラック同士のつながりが起こりにくくなる。
【0012】請求項3に記載の発明の構成によると、切
り欠き部を設けたことによって、エッジを起点とするク
ラックの進展伝搬の方向がいくぶん下向きに変わり、か
つその経路も比較的長くなる。このため、クラックが進
展伝搬したとしても、クラック同士のつながりが起こり
にくくなる。
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を具体化した一実施例におけ
るシリコンチップの搭載構造を図1〜図3に基づき詳細
に説明する。
【0014】本実施例では、基材として銅板1が選択さ
れ、電子部品としてシリコンチップ(9mm角,0.5mm
厚)2が選択されている。また、両者を接合するための
接合材として、Pb:Sn=37:63という合金組成
を有する共晶はんだ3が選択されている。なお、銅の線
膨張係数は約17×10-6/℃、シリコンの線膨張係数
は約3×10-6/℃、共晶はんだの線膨張係数は約25
×10-6/℃である。従って、搭載物であるシリコンチ
ップ2と、被搭載物である銅板1との線膨張係数の差
は、およそ14×10-6/℃となっている。
【0015】シリコンチップ2の内部及び上面側(即ち
非接合面S1 側)には、従来公知の半導体製造プロセス
によって、あらかじめ所定の回路パターン(図示略)が
形成されている。一方、シリコンチップ2の裏面側(即
ち接合面S2 )は、その外周部全域にわたって直線的に
切り欠かれている。その結果、接合面S2 にあった直角
のエッジ部の代わりに、図2に示されるような切り欠き
部4が形成されている。同図において、P1 はあらたに
形成されたエッジ部P1 を示し、P2 は切り欠き部4と
底面との中間にあたる屈曲部P2 を示している。
【0016】切り欠き部4の大きさ(ここでは図1に示
すLの長さ)は大きいほどよく、エッジ部P1 及び屈曲
部P2 のそれぞれの角度θ1 ,θ2 は180°に近いほ
どよい。その理由は、以下に示す通りである。切り欠き
部4の大きさLについては、屈曲部P2 がチップ中心部
に近いほど屈曲部P2 にかる応力集中が緩和され、切り
欠いていない接合面S2 の膨張等による変化量が少なく
なるためである。また、エッジ部P1 及び屈曲部P2 の
角度θ1 ,θ2 については、大きいほど当該部分への応
力集中が緩和されるためである。従って、互いの条件の
兼ね合いで最適値が決定されることになる。例えばエッ
ジ部P1 の角度θ1 と屈曲部P2 の角度θ2 とをほぼ等
しくすると、両部分における応力が適切に分散されるこ
とになる。
【0017】ここで、シリコンチップ2を搭載するとき
の手順について簡単に説明する。まず、図2に示される
ように、銅板1上の所定部分に所定の大きさのペレット
はんだ5を搭載する。次いで、あらかじめ切り欠き部4
が形成されたシリコンチップ2を塗布部分に搭載する。
次に、シリコンチップ2が搭載された銅板1をリフロー
炉に移し、銅板1を共晶はんだ3の接合に適する温度
(183+α℃)に加熱する。その後、銅板1の温度を
室温まで冷却し、リフローソルダリングが完了する。す
ると、ペレットはんだ5が図1に示されるようなフィレ
ット状になり、銅板1とシリコンチップ2とが接合され
た状態となる。
【0018】次に、本実施例のシリコンチップ2の搭載
構造の作用効果について説明する。この実施例による
と、シリコンチップ2の接合面S2 を部分的に切り欠く
ことにより、外周部の全域にわたって切り欠き部4が設
けられている。即ち、接合面S2 に屈曲部P2 が存在し
ているため、シリコンと銅との線膨張係数差に起因する
応力が屈曲部P2 にも分散される。その結果として、確
実に応力の緩和が図られる。従って、屈曲部P2 及びあ
らたに形成されたエッジ部P1 を起点として微小なクラ
ックCが発生することがあっても、前記エッジ部P1 の
みを起点として大きなクラックCが発生することはな
い。よって、クラックCのつながりを防止することでき
る。
【0019】また、この実施例によると、接合面S2 で
ある底面に対して切り欠き部4が傾斜しているため、前
記エッジ部P1 を起点とするクラックCの進展伝搬の方
向がいくぶん下向きに変わる。しかも、その経路が切り
欠き部4を設けない構成に比べて長くなる。このため、
クラックCが進展伝搬したとしても、クラックC同士の
つながりが起こりにくい。以上の結果、シリコンチップ
2の剥離や断線等といった不良が確実に減少する。そし
て、このような搭載構造を採用したモジュールを使用す
れば、電子機器の信頼性を向上させかつ製品寿命を延ば
すことなどが可能となる。
【0020】さらに、この実施例によるとシリコンチッ
プ2に切り欠き部4を形成するときでも、特殊な手段や
装置等が必要となるわけではない。このため、実施が容
易でありかつコスト性にも優れるというメリットがあ
る。
【0021】図3(a)〜図3(h)には、切り欠き部
4の変形例がいくつか示されている。例えば、直線的に
切り欠いた上記の切り欠き部4とは異なり、図3(a)
に示されるように、曲線的に切り欠くことによって全体
的に凹状のアールを有する切り欠き部6としてもよい。
また、図3(b)に示されるように、曲線的に切り欠く
ことによって全体的に凸状のアールを有する切り欠き部
7としてもよい。
【0022】図3(c)に示される切り欠き部8のよう
に、屈曲部P2 に部分的にアールを付けてもよい。勿
論、図3(d)に示される切り欠き部9のように、屈曲
部P2及びあらたに形成されるエッジ部P1 の両方に部
分的にアールを付けてもよい。以上のように各切り欠き
部6〜9にアールを付けた構成であると、アール領域全
体に応力が分散されることとなる。従って、アールを付
けない構成のときに比して、より確実に応力の緩和が図
られ、クラックCの進展伝搬度合いも小さくなる。
【0023】また、図3(e)に示される切り欠き部1
0のように、エッジ部P1 の角度θ1 を大きくし、かつ
屈曲部P2 の角度θ2 を小さくしてもよい。逆に、図3
(f)に示される切り欠き部11のように、エッジ部P
1 の角度θ1 を小さくし、かつ屈曲部P2 の角度θ2 を
大きくしてもよい。仮に他のファクターを一定にした場
合、両角度θ1 ,θ2 が大きくかつ互いに等しくなるほ
ど、両部分において応力を分散・緩和する作用が大きく
なる。
【0024】図3(g)に示されるように切り欠き部1
2を小さくしたり、図3(h)に示されるように切り欠
き部13を大きくしてもよい。仮に他のファクターを一
定にした場合、切り欠き部の12,13が大きくなるほ
ど、応力を分散・緩和する作用が大きくなる。 〔実施例2〕次に、実施例2のシリコンチップ15の搭
載構造を図4〜図6に基づいて説明する。
【0025】本実施例においても、基材、電子部品及び
接合材として、銅板1、シリコンチップ15及び共晶は
んだ3がそれぞれ選択されている。シリコンチップ15
の内部及び非接合面S1 側には、図示しない回路パター
ンがあらかじめ形成されている。シリコンチップ15の
接合面S2 には、接合面S2 をほぼ3等分するように直
線的に窪み加工が施されている。その結果、図4に示さ
れるように、断面略半円形状をした窪み加工部16が2
本平行に形成されている。同図において、P3はエッジ
部P3 を示し、P4 は窪み加工部16の淵部P4 を示し
ている。
【0026】また、応力緩和能力に対しては、窪み加工
部16における淵部P4 の角度θ4、及び各窪み加工部
16の間隔L1 ,L2 ,L3 が作用する。つまり、窪み
加工部16における淵部P4 の角度θ4 は大きいほどよ
い。また、前記間隔L1 〜L3 のうち間隔L2 が短くそ
れぞれの窪み加工部16がチップ中心部に近いほどよ
い。この場合、各窪み加工部16に加わる応力が小さく
なる。しかし、これによって逆にエッジ部P3 に加わる
応力は増加する(L1 ,L3 の距離が長くなり膨張によ
る変位量が増加する)ため、相互の兼ね合いが問題にな
る。この実施例では、L1 =L2 =L3 とすることによ
り、それぞれの区間での膨張変位量を均等にし、応力の
適切な分散を図っている。なお、本実施例では、窪み加
工部16の深さDは0.2mmであり、幅Wは0.3mmで
ある。シリコンチップ15を搭載するときの手順につい
ては、前記実施例1と基本的に同じであるので、その説
明を省略する。
【0027】さて、この実施例では、シリコンチップ1
5の接合面S2 の2箇所に窪み加工部16が設けられて
いる。即ち、接合面S2 に非平面的な部分が存在するこ
とから、エッジ部P3 ばかりでなく窪み加工部16(特
に淵部P4 )にも応力が分散される。その結果、淵部P
4 を起点とする微小なクラックCが発生し、エッジ部P
3 を起点とするクラックCが相対的に小さくなる。つま
り、淵部P4 及びエッジ部P3 を起点とする微小なクラ
ックCが発生することがあっても、エッジ部P1 のみを
起点とする大きなクラックCが発生することはない。よ
って、クラックCの進展伝搬度合いが小さくなり、クラ
ックC同士のつながりが起こりにくくなる。また、各窪
み加工部16の内部方向にはクラックCが発生しにく
い。以上の結果、シリコンチップ15の剥離や断線等と
いった不良が確実に減少する。そして、このような搭載
構造を採用したモジュールを使用すれば、電子機器の信
頼性を向上させかつ製品寿命を延ばすことなどが可能と
なる。
【0028】勿論、シリコンチップ15に対する窪み加
工には特殊な手段や装置等を要しないため、実施が容易
でありかつコスト性にも優れるというメリットがある。
図6(a)〜図6(f)には、窪み加工部16の変形例
がいくつか示されている。即ち、窪み加工部16の断面
形状は略半円形状に限定されるわけではなく、例えば図
6(a)に示されるように、断面略四角形状の窪み加工
部17としてもよい。また、図6(b)に示されるよう
な断面略五角形状の窪み加工部18としたり、図6
(c)に示されるような断面略三角形状の窪み加工部1
9としてもよい。さらに、図6(d)に示されるよう
に、淵部P4 にアールを付けた断面略四角形状の窪み加
工部20でもよい。この構成であるとアール領域全体に
応力が分散されるため、アールを付けない窪み加工部1
7よりもさらに確実に応力の緩和が図られ、クラックC
の進展伝搬度合いもそれに応じて小さくなる。
【0029】また、窪み加工部16を設ける位置や本数
を図6(e),図6(f)のように変更してもよい。図
6(e)には、シリコンチップ15の外形とほぼ等しい
正方形状かつ1本からなる窪み加工部21が示されてい
る。図6(f)には、2本ずつ直交して配置された合計
4本からなる窪み加工部22が示されている。 〔実施例3〕次に、図7,図8に基づいて実施例3のシ
リコンチップ25の搭載構造を説明する。この実施例に
おいても、基材、電子部品及び接合材として、銅板1、
シリコンチップ25及び共晶はんだ3がそれぞれ選択さ
れている。シリコンチップ25の内部及び非接合面S1
側には、図示しない回路パターンがあらかじめ形成され
ている。シリコンチップ25の接合面S2 には、前記実
施例1,2において説明した切り欠き部4及び窪み加工
部16の両方が設けられている。
【0030】この構成であると、切り欠き部4にも窪み
加工部16にも応力が分散されるため、前記実施例1,
2のときよりもさらに確実に応力の緩和が図られる。従
って、クラックCの進展伝搬度合いも前記実施例1,2
に比較していっそう小さくなる。その結果、シリコンチ
ップ2の剥離や断線等といった不良が極めて少なくな
り、電子機器の信頼性向上や製品寿命の向上などが達成
される。
【0031】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、例えば次のように変更することが可能で
ある。 (1) 実施例1〜3において示した切り欠き部4,6
…や窪み加工部16,17…に代えて、例えば接合面S
2 の一部のみを残して大部分を切り欠くことにより、凸
部を形成してもよい。ただし、切り欠き量が少なくて済
む実施例1〜3のほうが、凸部に比べて形成が容易かつ
コスト的にも有利である。また、電子部品の内部に配線
等があるときでも配線を損傷するおそれがない、という
点において有利である。
【0032】(2) 搭載される電子部品の種類はシリ
コンチップ2,15,25のみに限定されることはな
く、例えば各種材料からなるパッケージやチップ部品等
でもよい。なお、パッケージやチップ部品等の場合に
は、外部接続電極であるリード等の底面に切り欠き部
4,6…や、窪み加工部16,17等が形成される。
【0033】(3) 接合材として使用した共晶はんだ
3の代わりに、例えば組成比の異なる他のPb−Sn系
のはんだ合金を選択してもよい。勿論、Pb−Sn系に
限られず、例えばAu系、In系、Bi系等のはんだ合
金を選択してもよい。また、金属合金からなる接合材の
みならず、例えばエポキシ系接着剤等の硬化後の性状が
比較的硬く、はんだ材料と同様にクラックCが生ずるお
それのある材料等を使用してもよい。
【0034】(4) 基材として銅板1以外にも、例え
ば銅合金からなる板、鉄合金からなる板、鉄板、アルミ
ニウム板、アルマイト板等の金属板を使用してもよい。
また、表面に接続用パッド等が形成された、アルミナ、
窒化アルミニウム等のセラミックス基板や、ガラスエポ
キシ等の樹脂基板であっても勿論よい。
【0035】(5) 窪み加工部16,17…の本数は
任意であり、例えば1本または3本以上にしてもよい。
この本数が増えると、応力を分散・緩和する作用がより
大きくなる。また、窪み加工部16,17…を複数本形
成するときでも、必ずしも実施例1のように等間隔に形
成なくてもよい。ただし、等間隔に形成するほうが接合
面S2 の全域にわたって均等に応力の分散・緩和が図ら
れるため好ましい。また、窪み加工部16,17…は、
等断面形状をした溝状に限定されることはない。例えば
半球状や角錐状等であってもよい。
【0036】(6) 接合面S2 を部分的に切り欠く手
法としては、例えば化学的または物理的な手法によるエ
ッチングや、研粒による研磨加工等も可能である。 (7) 図9に示される別例のシリコンチップ26のよ
うに、窪み加工部27の幅を広げてもよい。
【0037】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって把握
される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2,3において、切り欠き部または窪み
加工部にアールを設けること。この構成であると、より
確実に電子部品の剥離や断線を防止できる。
【0038】(2) 請求項3において、窪み加工部を
複数本設けるとともに、それらをほぼ等間隔に配置する
こと。この構成であると、より確実に電子部品の剥離や
断線を防止できる。
【0039】(3) 電子部品の接合面を部分的に切り
欠くことによって、切り欠き部や窪み加工部を形成した
後、その電子部品を接合材を介して基材上に接合する電
子部品の搭載方法。この方法であると、簡単にかつ確実
にクラックのつながりを防止し、電子部品の剥離や断線
等を防止できる。
【0040】(4) 基材上に接合するときに接合面と
なる側に切り欠き部または窪み加工部が形成された、半
導体チップ、パッケージ、チップ部品等の電子部品。こ
のような構成であると、基材から剥離しにくくなるた
め、信頼性に優れた電子部品とすることができる。
【0041】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 ・電子部品: シリコンチップ、ガリウム砒素チップ等
といった半導体チップや、QFP,SOP,PLCC等
といった各種パッケージなどの能動部品をいうほか、例
えばチップ抵抗、チップコンデンサ、チップインダクタ
等といった受動部品をもいう。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、接合面を部分的に
切り欠く構成とした請求項1〜3に記載の発明によれ
ば、応力の分散・緩和によって接合材中におけるクラッ
クの進展伝搬度合いが小さくなること等により、電子部
品の剥離や断線が回避され、もって信頼性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシリコンチップの搭載構造を示す概
略断面図である。
【図2】同じく搭載前のシリコンチップと銅板とを示す
分解斜視図である。
【図3】(a)〜(h)は、切り欠き部の変形例を示す
部分概略断面図である。
【図4】実施例2のシリコンチップの搭載構造を示す概
略断面図である。
【図5】同じく搭載前のシリコンチップと銅板とを示す
分解斜視図である。
【図6】(a)〜(d)は窪み加工部の変形例を示す部
分概略断面図であり、(e),(f)は変形例の窪み加
工部が形成されたシリコンチップの底面図である。
【図7】実施例3のシリコンチップの搭載構造を示す概
略断面図である。
【図8】同じく搭載前のシリコンチップと銅板とを示す
分解斜視図である。
【図9】別例のシリコンチップの搭載構造を示す概略断
面図である。
【図10】従来における電子部品の搭載構造を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1…基材としての銅板、2,15,25,26…電子部
品としてのシリコンチップ、3…接合材としての共晶は
んだ、4,6,7,8,9,10,11,12,13…
切り欠きとしての切り欠き部、16,17,18,1
9,20,21,22,27…切り欠きとしての窪み加
工部、S2 …接合面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線膨張係数の異なる基材と電子部品とを接
    合材を介して接合してなる電子部品の搭載構造におい
    て、前記電子部品の接合面を部分的に切り欠いた電子部
    品の搭載構造。
  2. 【請求項2】前記切り欠きは、前記電子部品の接合面の
    窪み加工部である請求項1に記載の電子部品の搭載構
    造。
  3. 【請求項3】前記切り欠きは、前記電子部品の接合面の
    外周部の切り欠き部である請求項1に記載の電子部品の
    搭載構造。
JP10417794A 1994-05-18 1994-05-18 電子部品の搭載構造 Pending JPH07312474A (ja)

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Cited By (7)

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