JPH07311859A - 自動券売設備 - Google Patents

自動券売設備

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JPH07311859A
JPH07311859A JP12575494A JP12575494A JPH07311859A JP H07311859 A JPH07311859 A JP H07311859A JP 12575494 A JP12575494 A JP 12575494A JP 12575494 A JP12575494 A JP 12575494A JP H07311859 A JPH07311859 A JP H07311859A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 割引券購入希望の客が自動券売機にて割引券
の発行を可能とし、従来のように割引券購入希望者は特
定の窓口をさがし出し窓口までいかなければならない事
態を解消し、客の利便性向上と窓口業務の簡素化を同時
に図る。 【構成】 自動券売機(50)と証明書確認機(60)で自動券
売設備を構成し、前記自動券売機(50)が、発券機能部(3
0)と制御部(22)と、提示のために接客面から挿入された
証明書(80)を内部所定位置まで搬送し静止させた後に搬
送し返却する提示用機構(41)と、証明書(80)を撮像する
ビデオカメラA(42)とを具備し、且つ、前記証明書確認
機(60)が、ビデオカメラA用の画像モニタ(61)と、報知
動作をする報知部(63)と、割引券発行の可否を指令する
操作部(64)とを具備した構成とする。自動券売機(50)
に、券購入客を撮像するビデオカメラB(43)を具備して
も良く、少なくとも割引券発券時の証明書特定情報を記
録蓄積する発券記録データベース(70)を付加しても良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動券売機を含み構成
され、鉄道等に利用できる自動券売設備に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道等の運賃は一律ではなく、年令によ
り異なるほか各種の割引が行われている。例えば、学生
に対しては学生割引が適用されるし、身体障害者やその
付き添い人に対しても割引きが適用される。この様な割
引きに際しては、学生証等の証明書を提示を受け係員が
正当性の確認を行っている。因みに、使用回数による割
引も行われている。
【0003】ところで、鉄道等に於ける運賃徴収の省力
化のため、自動券売機が既にひろく普及している。しか
し、従来の自動券売機は大人・子供の区分を行うのみで
通常の運賃を徴収し乗車券等を発行するようになってい
る。従って、割引運賃による割引券を購入しようとする
客は、所定の窓口へ行き、係員に証明書を提示し割引券
を購入する以外に方法が無かった。
【0004】即ち、割引券購入客は、自動券売機では所
望の券は買えず所定の窓口をさがし窓口までいかなくて
はならず、不便な状態にあった。また、駅側にとっても
割引券発行のために所定窓口にも券発行装置を備える必
要があった。なお、券発行装置自体は定期券発行等と兼
用する例が多いが、窓口業務が複雑化する結果となって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願各発明は、上述し
たような実情に鑑みてなされたもので、割引券の購入希
望客が特定窓口をさがし窓口まで行く必要がなく一般券
と同様に自動券売機にて割引券の購入もできるようにし
て客の利便と窓口業務の簡素化を図る目的で、証明書の
確認を可能とする自動券売機及びこれと付帯した設備
(証明書確認機等)からなる自動券売設備を新規に提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に本願第一発明では、自動券売設備を、通貨等の対価の
投入に応じて、客の指定する乗車券等の券を発行する発
券機能部と制御部に加えて、接客面から提示するために
挿入された証明書を内部所定位置まで搬送し静止させた
後に搬送し返却する提示用機構と、静止した証明書の表
面を撮像するビデオカメラAとを有した自動券売機と、
前記ビデオカメラAからのビデオ信号を映像化する画像
モニタと、前記制御部からの報知信号を受け報知動作を
する報知部と、前記制御部に対し割引券発行の可否を指
令する信号を送出する操作部を有した証明書確認機によ
り構成する。
【0007】本願第2発明では、上記第一発明に於い
て、更に前記自動券売機が、対面する券購入客を撮像す
るビデオカメラBを有しており、前記証明書確認機がこ
のビデオカメラBからのビデオ信号を映像化する画像モ
ニタを有する構成とする。また、本願第3発明の自動券
売設備は、上記第一発明の構成に加えて、少なくとも割
引券発券時の証明書特定情報を記録蓄積する発券記録デ
ータベースを備える。
【0008】本願第4発明では、上記何れかの発明の自
動券売設備に於いて、自動券売機の前記提示用機構を、
筐体の接客面に設けられ割引券購入客が証明書を挿入す
るための水平方向に延びるスリット状の挿入・返却口
と、この挿入・返却口の延長上に手前から奥へと延在し
証明書を載せて奥に或いは逆方向に搬送可能な第1無端
ベルトと、この第1無端ベルトの挿入・返却口側に上方
から接するように付勢されて設けられ第1無端ベルトと
で証明書を挟持する第1無端ベルトより短い第2無端ベ
ルトと、第2無端ベルトに続いて奥に設けられ略平板状
で且つ少なくとも中央部が透明であり第2無端ベルト側
端部に上方反り部が形成され、第1無端ベルトに上方か
ら接し証明書を第1無端ベルトとで挟持するガイドシュ
ーと、搬送経路中のガイドシューより手前側の所定位置
で搬送中の証明書の前端を検出可能に設けられた証明書
位置検出手段とで構成し、且つ、前記ビデオカメラA
は、前記ガイドシューの透明部を上方から撮像するよう
に設置する。
【0009】
【作用】第一発明及び他の各発明共通に、発明を構成す
る自動券売機では、通常の券売機能は従前と全く同等
で、客が対価物(通貨やストアードフェアカード)を投
入し、購入希望券を指定することにより所定の券を発券
し所定の釣り銭を(有れば)返却する。これに加えて、
割引券の購入希望客に対しては、自動券売機が発券前に
証明書の提示を促し、客が証明書を接客面から挿入する
と、提示用機構はこの証明書を内部に搬送し、所定位置
で止める。そしてビデオカメラAにて証明書の表面を撮
像する。ビデオ信号は証明確認要請のための報知信号と
共に、自動券売機と離れた証明書確認機に送られる。証
明書確認機では、報知部が報知動作をして係員に証明確
認要請があったことを知らせる。
【0010】これに対応して係員は、ビデオカメラAか
らのビデオ信号を映像化する画像モニタにより、画面上
の証明書画像より証明書が正しく割引が正当と判定すれ
ば操作部で所定の操作をして、発券可の指令信号を返送
する。必要なら割引種別を区分可能に指令を返送する。
自動券売機側では、これを受けて割引を適用した料金と
引換えに所定割引券を発券する。勿論、必要に応じて釣
り銭を返却する。もしも、係員が画像より証明書が正し
くないと判定した場合には、その旨を操作部を介して返
送する。自動券売機側では、これを受けて割引を適用で
きない旨を客に知らせ対応を促す。このように、自動券
売機にて割引券の発行が可能となる。
【0011】本願第二発明では、更に前記自動券売機が
有するビデオカメラBにより自動券売機と対面する券購
入客を撮像し、前記証明書確認機側の画像モニタに購入
客の顔を写すことが可能となっている。従って、係員は
証明書の写真と照合したり男女間の偽りや、年令の極端
な相違等を判断資料にして不正な割引購入行為を防止す
ることができる。
【0012】本願第三発明では、上述の割引券の発券過
程中で、提示された証明書を特定する情報、例えば学校
名や学籍番号等を係員が操作部より入力し、少なくとも
割引券発券時の証明書特定情報を記録蓄積する発券記録
データベースにより既に発券済の割引券に使用された証
明書の提示記録との比較を受け同一区間の期間重複等の
矛盾があればその旨を返送する。これにより、同一証明
書による重複した割引券の発行を防止することが可能と
なる。
【0013】第四発明の提示用機構によれば、証明書の
提示に際して、割引券購入客は筐体の接客面に設けられ
た水平方向に延びるスリット状の挿入・返却口より証明
書を挿入する。すると、証明書は挿入・返却口の延長上
で第1無端ベルトと短い第2無端ベルトに挟持されて奥
に搬送される。第2無端ベルト部の終端を通過した証明
書は、ガイドシューの上方反り部にガイドされてガイド
シューと第1無端ベルト間に入り両者間で挟持されて更
に搬送される。証明書前端部は、証明書位置検出手段に
よりガイドシューより手前側の所定位置で検出されるの
で、これに同期させて所定量奥方向に搬送した後搬送を
停止することで、ガイドシュー中央部の透明部の真下に
証明書の表面が位置する。
【0014】従って、ガイドシューの透明部を上方から
撮像するように設置されているビデオカメラAの撮像視
野に証明書が入り、証明書確認機では判定に適切な証明
書の画像が得られ、係員は証明書内容を容易に判定でき
る。判定終了後には、第1無端ベルトが逆転して証明書
を挿入・返却口より返却し購入客はこれを受け取る。
【0015】
【実施例】以下、実施例をあげ図面に沿って本願各発明
について説明する。図1は本発明の自動券売設備の一実
施例をブロック図で示したもので、図2は本発明に係る
提示用機構の一例を説明する関連部分の側面図、図3は
本発明に係る自動券売機の構成の一例を説明するブロッ
ク図、図4はその外観斜視図である。
【0016】図1に示すように実施例の自動券売設備
は、割引証明書(80)の提示を受けこれを処理可能な自動
券売機(50)と、これと対応し離れた場所に設置される証
明書確認機(60)、複数の自動券売機と結ばれた発券記録
データベース(70)で構成されている。前記自動券売機(5
0)は、既知の発券機能部(30)と、この発券機能部(30)の
各部(図3参照)を制御する制御部(22)を有し、従来と
同様に通貨及び/又はその対価物(プリペイドカード
等) の投入に応じて、客の指定する乗車券等の券を発行
するようになっている。
【0017】上述構成に加えて、実施例の自動券売機(5
0)は、客により提示された割引証明書(80)を受付けその
内容を証明書確認機(60)に送るための証明受付部(40)を
備えている。証明受付部(40)は、接客面から挿入された
証明書を内部所定位置まで搬送し静止させ、所定処理後
に逆搬送し返却する提示用機構(41)、静止した証明書の
表面を撮像するビデオカメラA(42)、自動券売機に対面
する券購入客を内部から撮像するビデオカメラB(43)を
有している。各ビデオカメラ(42,43) の出力ビデオ信号
は、証明書確認機(60)へと送られる。
【0018】図2は、提示用機構(41)の一例を示す側面
図である。(1a)は自動券売機(50)の筐体(1) の接客面に
設けられ割引券購入客が証明書(80)を挿入するための水
平方向に延びるスリット状の挿入・返却口である。この
挿入・返却口(1a)の延長上に手前から奥へと延在し証明
書を載せて奥に或いは逆方向に搬送可能な第1無端ベル
ト(103) が設けられている。この第1無端ベルト(103)
の挿入・返却口側には上方から接するように付勢されて
短い第2無端ベルト(109) が設けられている。第2無端
ベルト(109) は第1無端ベルト(103) と証明書(80)を挟
持し適宜駆動源により回転駆動され証明書を搬送する
【0019】第2無端ベルト(109) に続いて奥には略平
板状で且つ中央部(111) に透明板を嵌め込んであり第2
無端ベルト側の端部に上方反り部(110a)が形成されたガ
イドシュー(110) が第1無端ベルト(103) に上方から接
して設けられている。このガイドシューは第1無端ベル
ト(103) とで証明書(80)を挟持する。
【0020】搬送経路中のガイドシューより手前側の所
定位置には搬送中の証明書(80)の前端を検出するために
証明書位置検出手段(112) が設けられている。実施例で
は、挿入・返却口(1a)の直後に発光ダイオード(112A)と
フォトトランジスタ(112B)からなるフォトセンサが設け
られ、挿入された証明書(80)の前端が光経路を遮断する
時点を認識し、以降の搬送量を制御して証明書をガイド
シューの中央部の透明部分に位置するように静止させ
る。
【0021】ガイドシューの透明部分の上方には、ビデ
オカメラA(42)が固定されており、焦点は透明板(111)
の下面部に合わせてあり、搬送されて静止した証明書の
表面を撮像することができる。ビデオカメラB(43)は、
自動券売機に対面する券購入客の主として上半身部分を
内部から撮像するように設置されている。
【0022】上記自動券売機(50)に対応する証明書確認
機(60)は、駅係員の常駐する離れた適宜の場所に設けら
れる。この証明書確認機(60)は、ビデオ信号用の画像モ
ニタ(61)、ビデオ信号の切換器(62)、報知部(63)及び操
作部(64)より構成されている。画像モニタ(61)には、切
換器(62)を介して前述の自動券売機(50)側のビデオカメ
ラA(42)及びビデオカメラB(43)からのビデオ信号が入
力され、証明書(80)の表面或いは購入客を選択的に画像
表示するようになっている。
【0023】報知部(63)は、前記制御部(22)からの証明
書提示に対応する報知信号を受け報知動作をする。対応
して係員が、画像モニタ(61)により証明書の確認等を行
う。操作部(64)は、係員が判断結果に基づいて前記制御
部に対し割引券発行の可否を指令する信号を送出するた
めのものである。なお、係員は操作部を介してビデオカ
メラのズーム機構を働かせて証明書の映像を見易いもの
に調整できるようにしても良い。また、搬送機構を働か
せて証明書の所望の位置を画像モニタに映すように制御
するようにしても良い。
【0024】発券記録データベース(70)は、同一の割引
証明書によって期間や区間等が不当に重複する割引券の
発券を防止するためのもので、複数の自動券売機(50)と
接続されて集中管理されており、割引券発券時の証明書
特定情報等を記録蓄積することができ、必要に応じて或
る証明書により既に発券された事実が有るかどうか、ま
た、発券内容等の情報を引き出すことができる。
【0025】実施例の自動券売機の発券機能は、割引を
適用して良い旨が入力された場合に割引を加味した料金
を算定し適用する点のみ異なり、発券機能自体は従来周
知のものと変わりがない。図3は、実施例の発券機能部
(30)主体に自動券売機の構成を図示したものであり、図
4は実施例の自動券売機の接客面を説明する外観斜視図
である。図4に示すように、自動券売機(50)の接客面
(前面)には、従来の操作部や表示部に加えて、提示用
機構(41)の挿入返却口が下部に開口しており、またビデ
オカメラB(43)のレンズ部が上部で開口している。
【0026】なお、発券動作等については、例えば本出
願人により出願の特願平6-58144 号『明細票発行機能付
券売機』に詳細に開示されており、実施例のものも略同
等であるので、煩雑さを避けるため単に図示するに留め
構成等の詳細な説明はここでは省略する。なお、図3・
図4にて各部に付した符号は、掲記出願(特願平6-5814
4 号)に開示のものと極力対応するように付してある。
【0027】次に、上述の自動券売設備の作用について
説明する。実施例に於ける自動券売機では、通常の券売
機能は従前と全く同等で、客が対価物(通貨やストアー
ドフェアカード)を投入し、購入希望券を指定すること
により所定の券を発券し所定の釣り銭を(有れば)返却
する。これは周知の機能であり、上記『特願平6-58144
号』提案にても詳細に記載されているので説明を省略す
る。
【0028】このような券売機能に加えて実施例の自動
券売機(50)では、割引券の購入ができる。即ち割引券の
購入希望客に対しては、自動券売機が発券前に表示或い
は合成音声等により証明書の提示を促すようになってい
る。証明書を携帯した客が接客面に設けられた水平方向
に延びるスリット状の挿入・返却口(1a)から証明書を挿
入すると、提示用機構はこの証明書を内部に搬送し所定
位置で止める。
【0029】即ち、挿入された証明書は挿入・返却口(1
a)の延長上で第1無端ベルト(103)と短い第2無端ベル
ト(109) に挟持されて奥に搬送される(図2参照)。証
明書前端部は、証明書位置検出手段(112A,112B) により
ガイドシュー(110) より手前側の所定位置で検出される
ので、これに同期させて所定量だけ奥方向に搬送され
る。第2無端ベルト部の終端を通過した証明書は、ガイ
ドシュー(110) の上方反り部(110a)にガイドされてガイ
ドシュー(110) と第1無端ベルト(103) の間に入り両者
に挟持されて更に奥まで搬送される。そして、ガイドシ
ュー中央部の透明部(111) の略真下に証明書の表面が位
置した状態で搬送が停止される。従って、ガイドシュー
の透明部を上方から撮像するように設置されているビデ
オカメラA(42)の撮像視野に証明書が入る。
【0030】こうして証明書の表面が、ビデオカメラA
(42)によって撮像される状態となる。これと前後して、
証明確認要請のための報知信号が自動券売機と離れた証
明書確認機(60)に送られる。また、ビデオカメラA(42)
からのビデオ信号も証明書確認機(60)に出力される。ビ
デオカメラB(43)からのビデオ信号も同じく証明書確認
機(60)に出力されている。なお、ビデオ信号は常時送出
するようにしてもかまわない。
【0031】証明書確認機(60)では、前記報知信号に対
応して報知部(63)が報知動作をして係員に証明確認要請
があったことを知らせる。これを受けて係員は、画像モ
ニタ(61)により映像化されたビデオカメラA(42)からの
ビデオ信号、即ち証明書の記載や写真等を見ることがで
きる。なお、現在と異なる部位を見たい時には操作部(6
4)を操作することで提示用機構(41)の搬送部を低速で動
かして証明書の位置を変えて所望の画像を得ることがで
きる。また、証明書の特定の部位を拡大して見たいとき
等には、やはり操作部(64)を操作することでビデオカメ
ラA(42)のズーム機構を駆動して拡大したり、反対に縮
小画像を得ることができる。
【0032】係員は画像モニタ(61)により、画面上の証
明書画像より証明書が正しいかを判定する。判定は、運
用基準の定めかたにもよるが、単に証明書の有無の確認
から証明書の記載内容の吟味まで、必要に応じて適宜決
定すれば良い。
【0033】実施例の自動券売設備では、発券記録デー
タベース(70)に照会することが可能になっている。即
ち、係員が証明書の画像より証明書を特定する情報、例
えば学校名と学籍番号等の情報を操作部(64)より入力
し、照会動作を指令すれば、自動券売機(50)を介して、
この証明書による券売が何時あったか等の情報が発券記
録データベース(70)より得られる。即ち、発券記録デー
タベース(70)では少なくとも割引券発券時の証明書特定
情報を記録蓄積しており、提示された証明書の内容と、
既に発券済の割引券に使用された証明書の提示記録とを
比較し同一区間の期間重複等の矛盾があればその旨を返
送する。なお、発券記録データベース(70)は複数の自動
券売機と接続されて集中管理されていて、他の自動券売
機での購入記録も含めて参照できるようになっている。
【0034】なお、実施例では、自動券売機が有するビ
デオカメラB(43)により自動券売機(50)と対面する券購
入客を撮像して証明書確認機側の画像モニタ(61)に購入
客の顔を写すことが可能となっている。従って、係員は
もし必要があれば切換器(62)を操作することビデオカメ
ラB(43)からのビデオ信号を画像モニタ(61)に写しだ
し、購入客を見て判定に役立てることができる。例え
ば、係員は証明書の写真と照合して男女間の偽りや、年
令の極端な相違、証明書に貼付された写真と明らかに異
なる人物の券購入等をチェックできる。これらを判断資
料にして不正な割引購入行為を排除することができる。
【0035】そして、係員が証明書等が適正で割引が正
当と判定すれば操作部(64)で所定の承認操作をして、発
券可の指令信号を自動券売機(50)に返送する。必要なら
割引種別が区分可能な指令を返送する。自動券売機側で
は、これを受けて割引を適用した料金と引換えに所定割
引券を発券する。勿論、必要に応じて釣り銭を返却す
る。もしも、係員が画像より証明書が正しくないと判定
した場合等には、その旨を操作部(64)を介して返送す
る。自動券売機側では、これを受けて割引を適用できな
い旨を客に知らせ対応を促す。
【0036】判定終了後には、第1無端ベルト(103) が
逆転して証明書(80)を挿入・返却口(1a)より返却し購入
客はこれを受け取る。以上説明したように、本発明によ
れば自動券売機(50)にて割引券の発行が可能であり、割
引券購入希望の客は特定の窓口をさがし出し窓口までい
かなくてよいことになる。なお、定期券発行も継続定期
券であれば自動券売機等で発券することができるものも
実用されており、自動券売機の多機能化の進み具合によ
っては窓口では券発行装置を省略し自動券売機等のみで
発券をするとの運用の可能性もあり、全体としての発券
装置の削減や駅務の単純化も期待できる。
【0037】なお、実施例では自動券売機側にも画像表
示が可能な表示部を有しているので、上述構成に加え、
係員のいる証明書確認機側にビデオカメラを付加し、自
動券売機側と証明書確認機側で相互に音声を伝達するよ
うにすれば、係員と購入客相互の意志疎通が図れ、無機
的でない応対が可能となり好適である。
【0038】
【発明の効果】以上実施例により説明したように、本願
第一発明では、従来の発券機能部と制御部に加えて、接
客面から提示するために挿入された証明書を内部所定位
置まで搬送し静止させた後に搬送し返却する提示用機構
と、静止した証明書の表面を撮像するビデオカメラAと
を有した自動券売機と、前記ビデオカメラAからのビデ
オ信号を映像化する画像モニタと、前記制御部からの報
知信号を受け報知動作をする報知部と、前記制御部に対
し割引券発行の可否を指令する信号を送出する操作部を
有した証明書確認機により自動券売設備を構成している
ので、割引券購入希望の客は自動券売機にて割引券の発
行が可能であり、従来のように特定の窓口をさがし出し
窓口までいかなくて良く、客の利便性向上と窓口業務の
簡素化が同時に可能となる。
【0039】また、本願第2発明では、上記第一発明に
於いて、更に前記自動券売機が、対面する券購入客を撮
像するビデオカメラBを有し、また、前記証明書確認機
がこのビデオカメラBからのビデオ信号を映像化する画
像モニタを有することから、証明書確認機側にて、証明
書内容と購入者の外観を得ることができ、証明書の妥当
性の判定に役立つ。
【0040】また、本願第3発明の自動券売設備は、上
記第一発明の構成に加えて、少なくとも割引券発券時の
証明書特定情報を記録蓄積する発券記録データベースを
備えていることから、同一証明書を不当に重複して使用
する不正を防止できる。
【0041】更に、本願第4発明では、上記夫々の自動
券売設備に於いて、自動券売機の前記提示用機構を、筐
体の接客面に設けられ割引券購入客が証明書を挿入する
ための水平方向に延びるスリット状の挿入・返却口と、
この挿入・返却口の延長上に手前から奥へと延在し証明
書を載せて奥に或いは逆方向に搬送可能な第1無端ベル
トと、この第1無端ベルトの挿入・返却口側に上方から
接するように付勢されて設けられ第1無端ベルトとで証
明書を挟持する第1無端ベルトより短い第2無端ベルト
と、第2無端ベルトに続いて奥に設けられ略平板状で且
つ少なくとも中央部が透明であり第2無端ベルト側端部
に上方反り部が形成され、第1無端ベルトに上方から接
し証明書を第1無端ベルトとで挟持するガイドシュー
と、搬送経路中のガイドシューより手前側の所定位置で
搬送中の証明書の前端を検出可能に設けられた証明書位
置検出手段とで構成し、且つ、前記ビデオカメラAは、
前記ガイドシューの透明部を上方から撮像するように設
置したことから、簡単かつ確実に証明書の提示を受け付
け、証明書内容を適切に撮像することができ、証明書確
認機側で映像化して証明書の適否を確実に判定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の自動券売設備の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る自動券売機に於ける提示用機構の
一構成例を示す拡大断面図である。
【図3】実施例に於ける自動券売機の構成を発券機能部
を主体に示したブロック図である。
【図4】実施例に於ける自動券売機の外観を示す斜視図
である。
【符号の説明】
(22)…制御部 (30)…発券機能部 (41)…提示用機構 (42)…ビデオカメラA (43)…ビデオカメラB (50)…自動券売機 (60)…証明書確認機 (61)…画像モニタ (63)…報知部 (64)…操作部 (70)…発券記録データベース (80)…証明書 (1a)…挿入・返却口 (103) …第1無端ベルト (109) …第2無端ベルト (110) …ガイドシュー (110a)…上方反り部 (111) …中央透明部 (112) …証明書位置検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通貨等の投入に応じて、客の指定する乗
    車券等の券を発行する自動券売機(50)と、異なる場所に
    設けられた証明書確認機(60)とからなる自動券売設備で
    あって、 前記自動券売機(50)が、発券機能部(30)と制御部(22)に
    加えて、提示のために接客面から挿入された証明書(80)
    を内部所定位置まで搬送し静止させた後に搬送し返却す
    る提示用機構(41)と、静止した証明書(80)の表面を撮像
    するビデオカメラA(42)とを有しており、 前記証明書確認機(60)は、前記ビデオカメラAからのビ
    デオ信号を映像化する画像モニタ(61)と、前記制御部(2
    2)からの報知信号を受け報知動作をする報知部(63)と、
    前記制御部(22)に対し割引券発行の可否を指令する信号
    を送出する操作部(64)とを有していることを特徴とする
    自動券売設備。
  2. 【請求項2】 前記自動券売機(50)が、対面する券購入
    客を撮像するビデオカメラB(43)を有しており、 前記証明書確認機(60)は、前記ビデオカメラB(43)から
    のビデオ信号を映像化する画像モニタ(61)を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動券売設備。
  3. 【請求項3】 少なくとも割引券発券時の証明書特定情
    報を記録蓄積する発券記録データベース(70)を備えた請
    求項1に記載の自動券売設備。
  4. 【請求項4】 自動券売機(50)の前記提示用機構(41)
    が、筐体(1) の接客面に設けられ割引券購入客が証明書
    (80)を挿入するための水平方向に延びるスリット状の挿
    入・返却口(1a)と、この挿入・返却口(1a)の延長上に手
    前から奥へと延在し証明書を載せて奥に或いは逆方向に
    搬送可能な第1無端ベルト(103) と、この第1無端ベル
    ト(103) の挿入・返却口側に上方から接するように付勢
    されて設けられ第1無端ベルトとで証明書(80)を挟持す
    る第1無端ベルトより短い第2無端ベルト(109) と、第
    2無端ベルト(109) に続いて奥に設けられ略平板状で且
    つ少なくとも中央部(111) が透明であり第2無端ベルト
    側の端部に上方反り部(110a)が形成され、第1無端ベル
    ト(103) に上方から接し証明書(80)を第1無端ベルト(1
    03) とで挟持するガイドシュー(110) と、搬送経路中の
    ガイドシューより手前側の所定位置で搬送中の証明書(8
    0)の前端を検出可能に設けられた証明書位置検出手段(1
    12) とで構成され、 前記ビデオカメラA(42)は、前記ガイドシュー(110) の
    透明な中央部(111) を上方から撮像するように設置され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の自動券売設備。
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