JPH07309653A - 押出成形セメント製品用添加剤 - Google Patents

押出成形セメント製品用添加剤

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JPH07309653A
JPH07309653A JP6123078A JP12307894A JPH07309653A JP H07309653 A JPH07309653 A JP H07309653A JP 6123078 A JP6123078 A JP 6123078A JP 12307894 A JP12307894 A JP 12307894A JP H07309653 A JPH07309653 A JP H07309653A
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water
additive
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polyol
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Satoshi Tanaka
智 田中
Hideo Okubo
大久保秀雄
Yoshiyo Ogawa
佳代 小川
Hitoshi Komuda
小牟田仁史
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメント系水混練物の押出成形時の脱水現象
を抑え、かつ、滑り性を付与することにより押出時のス
クリュートルクを低減させ、良好な仕上がり外観を製品
に付与する押出成形セメント製品用添加剤を提供する。 【構成】 ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールおよびジフェニルメタンジイソシ
アネートとの反応により得られる水溶性ポリウレタン樹
脂からなる押出成形セメント製品用添加剤。 【効果】 押出成形時のスクリュートルクを低減させ、
かつ脱水現象抑制効果および保形性に優れ、成形品の仕
上がり外観が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出成形セメント製品用
添加剤に関するものである。さらに詳しくは押出成形時
の水混練物に保形性、保水性、滑り性等を付与するため
に添加する添加剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形セメント製品用添加剤と
してメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース誘導体
や、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルアルコールなどの合成高分子化合物(例えば、
特開昭57−61652号公報、特開昭57−2098
66号公報)などが知られている。しかしながら、これ
らのうちセルロース誘導体は保水性に優れ、押出時の脱
水現象は抑えられるものの、粘着性が強すぎるため、滑
り性、離型性が十分とはいえず、スクリュートルクを増
大させたり、成形品の外観が低下するなどの問題点があ
った。一方、ポリエチレンオキサイドなどの合成高分子
化合物は滑り性に優れるものの、保水性が十分ではな
く、このためセメント質の水混練物を押し出す場合、ダ
イスにかかる押出圧力により水が分離し、その結果押出
成形が不能となったり、成形後クラックが発生し外観不
良となるなどの問題点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の押出成形セメント製品用添加剤に見られる上記欠点を
解消する添加剤、すなわち保水性を向上させることによ
り脱水現象を抑え、かつ滑り性を水混練物に付与するこ
とにより、押出時のスクリュートルクを低減させ、かつ
良好な仕上がり外観を製品に付与する押出成形セメント
製品用添加剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の水溶性ポリウレ
タン樹脂を押出成形セメント製品用添加剤として用いる
ことにより、押出時のスクリュートルクを低減させ、か
つ良好な仕上がり外観が付与された押出成形セメント製
品を与えることを見いだし、本発明に到達した。すなわ
ち本発明は、水溶性ポリオキシアルキレンエーテルポリ
オール(A)、500〜3,000の数平均分子量を有
する非水溶性ポリオール(B)および有機ポリイソシア
ネート(C)から誘導され、(A):(B)の重量比が
(99.9〜90.0):(0.1〜10.0)である
水溶性ポリウレタン樹脂(D)からなる押出成形セメン
ト製品用添加剤である。
【0005】本発明において、水溶性ポリオキシアルキ
レン化合物(A)としては、例えばエチレンオキサイド
(以下、EOと略記)単独重合体;EO/プロピレンオ
キサイド(以下、POと略記)共重合体;ヒドロキシル
基を有する化合物(a)にEO単独、またはEOと他の
アルキレンオキサイド[PO、1,2−ブチレンオキサ
イド、テトラヒドロフラン、α−オレフィンオキサイ
ド、アルキレンオキサイド置換体(エピクロロヒドリ
ン、スチレンオキサイド等)等]を付加して得られる化
合物;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0006】(a)としては、例えば多価アルコール類
(ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコ
ール、ポリカプロラクタム、ジメチロールプロピオン酸
(塩)、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、ショ糖など);多価フェノール類(ヒドロキノン、
カテコールなど);ビスフェノール類(ビスフェノール
A、ビスフェノールS、テトラメチルビスフェノール
A、テトラメチルビスフェノールSなど);水;および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち
好ましいものはエチレングリコール、プロピレングリコ
ールおよび水である。
【0007】EOとともに他のアルキレンオキサイドを
用いる場合の付加様式は、ランダム付加でもブロック付
加でもよいが、(A)を構成するポリオキシアルキレン
鎖の末端部分は、ポリイソシアネートとの反応性の点か
らヒドロキシエチル基となっているものが好ましい。E
OとEO以外のアルキレンオキサイドを併用する場合の
(A)中の平均オキシエチレン単位含有量は通常65重
量%以上、好ましくは70重量%以上である。
【0008】以上(A)として例示したもののうち特に
好ましいものは、ポリエチレングリコールおよびEO/
PO共重合物である。
【0009】(A)の数平均分子量は通常1,000〜
30,000、好ましくは2,000〜25,000で
ある。(A)の数平均分子量が1,000未満ではポリ
ウレタン樹脂が水に難溶性となり、30,000を超え
るとポリイソシアネート(C)との反応性が乏しくなり
目的とする性能を有するポリウレタン樹脂を得ることが
困難となる。
【0010】500〜3,000の数平均分子量を有す
る非水溶性ポリオール(B)としては、例えば、ポリエ
ーテルグリコール類(ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール、テトラヒドロフラ
ンとプロピレンオキサイドのランダムおよび/またはブ
ロック共重合体など);ポリエステルポリオール類(ポ
リカプロラクトンポリオール、ポリエチレンアジペー
ト、ポリプロピレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリヘキシレンアジペート、ポリエチレン−ブチレ
ンアジペート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
ど);ポリオレフィングリコール類(ポリブタジエング
リコール、ポリプロピレングリコール、これらの水素化
物など);シリコン系ポリオール類(ポリメチルシロキ
サンジオールなど);ポリエーテルポリエステルポリオ
ール類(ポリブチレンアジペートのPO付加物、ポリプ
ロピレングリコールとアジピン酸の縮合物、ポリプロピ
レングリコールのカプロラクトン重付加物、ビスフェノ
ールAのPO付加物とテレフタル酸の縮合物など);お
よびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらの
うち好ましいものはテトラメチレンエーテルグリコール
およびポリカプロラクトンポリオールである。
【0011】(B)の数平均分子量が500未満では押
出時の保形性が悪くなり、3,000を超えると押出時
の保水性が悪くなるので好ましくない。
【0012】本発明において、(A):(B)の重量比
は(99.9〜90.0):(0.1〜10.0)であ
る。(A)の比率が99.9を超えると押出時のスクリ
ュートルクが増大し、90.0未満では得られるポリウ
レタン樹脂の水溶性が悪くなるので好ましくない。
【0013】有機ポリイソシアネート(C)としては、
例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、2,4−もしくは2,6−トリレンジイソ
シアネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)、イソフォロンジイソシアネート(IPD
I)、エチレンジイソシアネート、1,5−ナフチレン
ジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネ
ート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−
フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ートなどのジイソシアネート類;トリレンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンとの反応物;アニリンを
塩酸の存在下でホルムアルデヒドを反応させて得たポリ
アミンをホスゲン化して得られるポリフェニルメタンポ
リイソシアネート;これらの製造工程で得られる粗製ポ
リイソシアネート;およびこれらの2種以上の混合物を
挙げることができる。これらのうち好ましいものはジイ
ソシアネート類および粗製ジフェニルメタンジイソシア
ネートであり、特に好ましいものはMDI、TDI、I
PDIおよびHDIである。
【0014】本発明において、(A)と(B)の合計水
酸基と(C)のイソシアネート基(以下、NCO基とい
う)の当量比は、通常1:(0.8〜1.0)、好まし
くは1:(0.9〜0.98)である。NCO基が0.
8当量未満では(C)の重量分子量が低くなり保水性が
不足し、1.0当量を超えると残存NCO基が水溶液中
で水と反応して架橋しウレタン樹脂の水溶性が低下する
ので好ましくない。
【0015】本発明における水溶性ポリウレタン樹脂
(D)の重量平均分子量は、通常20,000〜50
0,000、好ましくは30,000〜400,000
である。重量平均分子量が20,000未満では保水性
が不足し、脱水現象が認められ、500,000を超え
るとセメント質混練物の流動性が低下し、いずれの場合
もスクリュートルクが増大する。
【0016】(D)中のオキシエチレン単位の含有量は
通常少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも80
重量%である。(D)中のオキシエチレン単位の含有量
が60重量%未満では水溶性が不十分となる。
【0017】(D)の製法については特に限定されず、
通常のポリウレタン樹脂を製造する方法で(A)、
(B)および(C)を反応させることにより得られる。
ウレタン化の反応温度は通常30〜200℃、好ましく
は50〜180℃である。反応時間は通常0.1〜30
時間、好ましくは0.1〜8時間である。該ウレタン化
反応は通常無溶剤系で行われるが、必要によりイソシア
ネートに不活性な有機溶剤中で行ってもよい。該有機溶
剤としてはアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキサイド、トルエン、ジオ
キサン等が挙げられる。溶剤を用いる場合は、通常、反
応後に溶剤を溜去して水溶性ポリウレタン樹脂(D)を
得る。
【0018】本発明の添加剤は必要に応じて公知の他の
添加剤を併用してもよい。該他の添加剤としては、セル
ロース誘導体(例えば、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロースお
よびヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル
アミドなどの水溶性高分子化合物が挙げられる。これら
のうち好ましいものはセルロース誘導体であり、特に好
ましいものはメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースで
ある。併用する場合の他の添加剤の割合は特に限定され
ないが、(D)の重量に対して通常40重量%以下、好
ましくは20重量%以下である。
【0019】本発明の添加剤が用いられるセメント質材
料としては、水硬性セメント(例えば普通ポルトランド
セメント、早強ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、高炉セメントフライアッシュセメントおよび着色セ
メント)が挙げられる。また、補強のため繊維質材料例
えば無機繊維(石綿、岩石綿、ガラス繊維など)および
有機繊維(ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプ
ロピレン繊維、ビニロン繊維、炭素繊維など)の添加も
可能である。さらに骨材(例えば川砂、ケイ砂、軽量骨
材、ポゾラン等)を併用してもよい。
【0020】本発明の添加剤には必要に応じて各種セメ
ント用混和剤(材)を併用することも可能である。これ
らの混和剤(材)として公知のセメント分散剤(ナフタ
リンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、メラミンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩、リグニンスルホン酸塩など)、
硬化遅延剤(グルコン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、ポ
リリン酸塩など)、硬化促進剤(塩化カルシウム、亜硝
酸塩など)、収縮低減剤(低級アルコールアルキレンオ
キサイド付加物など)、防錆剤(亜硝酸ナトリウム、亜
硝酸カルシウムなど)、撥水防水剤(高級脂肪酸、パラ
フィンなど)、急結剤(アルミン酸カルシウム、カルシ
ウムスルホアルミネート)、膨張材、高炉スラグ、シリ
カフューム、石膏、石灰などを挙げることができる。
【0021】セメント質材料に対する本発明の添加剤の
配合量はセメント質、繊維質材料、骨材などの配合割
合、成形品の押出速度、ダイス形状などにより種々変え
ることができるが、セメント質材料100重量部に対し
て、通常0.05〜7重量部、好ましくは0.2〜5重
量部である。添加剤の量が0.05重量部未満では押出
機のスクリュートルクが小さくなるという本発明の効果
が得られないことがあり、7重量部を超えても同様であ
る。また、セメント質材料100重量部に対する繊維質
材料の量は通常0〜50重量部、好ましくは2〜40重
量部、骨材の量は通常0〜300重量部、好ましくは1
〜200重量部、水の量は通常20〜80重量部、好ま
しくは20〜70重量部、混和剤(材)の量は通常0〜
10重量部、好ましくは1〜8部である。
【0022】本発明の添加剤の使用方法の一例を示せば
以下の通りである。すなわちセメント質材料、無機質材
料、骨材および本発明の添加剤をニーダー型ミキサーな
どでドライブレンドしたのち、水を加えよく混練した
後、スクリュー型真空押出成形機、スクリュー型押出成
形機、プランジャー型成形機などで、その先端に付けた
ダイス等を通して水混練物を所望の形に成形する。押出
された押出成形品は切断機などを用いて所望の長さに切
断した後、室温、蒸気養生、またはオートクレーブ養生
などで養生後、製品とする。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、以下において「部」は重量部、「%」は重量%を示
す。
【0024】実施例1 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
92部、ポリブチレンアジペートジオール(数平均分子
量2,000)8部およびHDI1.3部を170℃で
5時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹脂からなる本発
明の添加剤[1]を得た。該[1]のゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーによる(以下同様)重量平均分
子量は100,000であった。
【0025】実施例2 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
100部、ポリエチレングリコール(数平均分子量8,
000)100部、ポリカプロラクトンジオール(数平
均分子量980)2部およびMDI5部を180℃で3
時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹脂からなる本発明
の添加剤[2]を得た。該[2]の重量平均分子量は7
9,000であった。
【0026】実施例3 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
90部、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコー
ル[ポリプロピレングリコール(数平均分子量3,50
0)にEOを付加したもの;数平均分子量15,00
0]10部、ポリオキシテトラメチルエーテルグリコー
ル(数平均分子量1,000)3部およびTDI1.4
部を160℃で5時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹
脂からなる本発明の添加剤[3]を得た。該[3]の重
量平均分子量は89,000であった。
【0027】実施例4 ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコール[ポリ
プロピレングリコール(数平均分子量1,700)にE
Oを付加したもの;数平均分子量8,500]98部、
ポリオキシテトラメチルエーテルグリコール(数平均分
子量1,500)2部およびIPDI12.6部を17
0℃で5時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹脂からな
る本発明の添加剤[4]を得た。該[4]の重量平均分
子量は75,000であった。
【0028】実施例5 実施例2で得た添加剤[2]とヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(「メトローズ90SH15000」;信
越化学工業製)とを重量比90:10の割合で配合する
ことにより本発明の添加剤[5]を得た。
【0029】比較例1 ポリオキシエチレングリコール(数平均分子量10,0
00)100部およびMDI2.3部を170℃で3時
間反応させ、水溶性ポリウレタン樹脂からなる比較の添
加剤[6]を得た。該[6]の重量平均分子量は56,
000であった。
【0030】性能試験例1 普通ポルトランドセメント100部、ケイ砂7号100
部、石綿20部、実施例1〜5の添加剤(粉末品)
[1]〜[5]各1部をドライブレンドした後、水35
部を加え、モルタルミキサーで10分間混練し水混練物
を得た。その混練物を45mmφのシリンダーを持つス
クリュー型押出成形機と、その先端に取り付けた10m
mφのダイスを通して押出成形を行い、スクリュー軸に
かかるトルクの測定、脱水現象の有無の観察、および押
出成形品の表面状態の観察を行った。比較の添加剤とし
て添加剤[6](粉末品)、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース(HPMC;「メトローズ90SH1500
0」、信越化学工業製)およびポリエチレンオキサイド
(PEO;「アルコックスE−60」、明成化学工業
製)をそれぞれ使用した試験(比較例1〜3)の結果も
併せて表1に記した。
【0031】
【表1】 (注)表面外観 良好:押出成形品の表面が平滑 不良:押出成形品の表面が鱗状、もしくはひび割れが発
【0032】表1に示した如く、比較例1〜3の従来の
添加剤を使用した場合に比べ本発明の添加剤を使用した
場合は、押出成形機のスクリュートルクが低く、成形品
の表面もなめらかで脱水現象も見られないことが判る。
【0033】
【発明の効果】本発明の押出成形セメント製品用添加剤
は従来の添加剤に比べ、下記の特長を有する。 (1)成形前の水混練物のダイス内での滑りが良くなり
粘着性が低下するため、押出成形機にかかるトルクが低
下する。 (2)水混練物の保水性が向上し、成形機内での脱水現
象が抑えられる。 (3)水混練物の保水性、滑り性が良好となり、成形品
の表面仕上がり状態が良好となる。 (4)押出成形機にかかるトルクが低下するため、押出
速度を上げることが可能となり、単位時間当りの成形品
生産量が増加する。 上記効果を奏することから、本発明の添加剤を用いたセ
メント押出成形品は、建築物の外壁材、間仕切材、天井
材などに有用である。
フロントページの続き (72)発明者 小牟田仁史 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性ポリオキシアルキレンエーテルポ
    リオール(A)、500〜3,000の数平均分子量を
    有する非水溶性ポリオール(B)および有機ポリイソシ
    アネート(C)から誘導され、(A):(B)の重量比
    が(99.9〜90.0):(0.1〜10.0)であ
    る水溶性ポリウレタン樹脂(D)からなる押出成形セメ
    ント製品用添加剤。
  2. 【請求項2】 (D)が、(A)と(B)の合計水酸基
    と(C)のイソシアネート基とを1:(0.8〜1.
    0)の当量比で反応させてなる水溶性ポリウレタン樹脂
    である請求項1記載の添加剤。
  3. 【請求項3】 (D)中のオキシエチレン基含有量が、
    少なくとも60重量%である請求項1または2記載の添
    加剤。
  4. 【請求項4】 (A)がエチレンオキサイド単独重合体
    および/またはエチレンオキサイドとプロピレンオキサ
    イドのランダムもしくはブロック共重合体である請求項
    1〜3のいずれか記載の添加剤。
  5. 【請求項5】 (B)がポリプロピレンエーテルポリオ
    ール、ポリテトラメチレンエーテルポリオール、ポリエ
    ステルポリオールおよびポリオレフィンポリオールから
    なる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4
    のいずれか記載の添加剤。
  6. 【請求項6】 (C)が、4,4’−ジフェニルメタン
    ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソフ
    ォロンジイソシアネートおよびヘキサメチレンジイソシ
    アネートからなる群から選ばれる少なくとも1種である
    請求項1〜5のいずれか記載の添加剤。
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