JP3088632B2 - 左官モルタル用混和剤 - Google Patents

左官モルタル用混和剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は左官モルタル用混和剤に
関する。さらに詳しくはラス下地モルタル、タイル圧着
用モルタル、パーライトモルタルなどのモルタルの性質
を改良するために添加する混和剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、左官モルタル用混和剤としては、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロースなどのセルロース誘導体(例えば、特開昭5
6−155058号公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セルロ
ース誘導体を使用したモルタルはコテ塗り時の作業性、
特にコテ伸び性に優れるものの、粘着性が強すぎるた
め、コテ離れ性が悪くなり、一定の厚さに平滑に塗布す
ることが困難であったり、また添加量が多くなると、強
度低下を引き起こすなどの問題点があった。本発明の目
的は、従来の左官モルタル用混和剤に見られる上記欠点
を解消する混和剤、すなわちコテ作業性に優れ、かつ、
強度低下を引き起こすことのない左官モルタル用混和剤
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の水溶性ポリウレ
タン樹脂を左官モルタル用混和剤として用いることによ
り、コテ塗り時の作業性を改善し、かつ強度低下を引き
起こすことのない左官モルタルが得られること見いだ
し、本発明に到達した。すなわち本発明は、水溶性ポリ
オキシアルキレンポリオール(A)および有機ポリイソ
シアネート(B)から誘導され、オキシエチレン単位の
含有量が少なくとも60重量%であり、重量平均分子量
が20,000〜500,000であって、残存NCO
基を有しない水溶性ポリウレタン樹脂(C)からなるこ
とを特徴とする左官モルタル用混和剤である。
【0005】本発明において、水溶性ポリオキシアルキ
レン化合物(A)としては、例えばエチレンオキサイド
(以下、EOと略記)単独重合体;EO/プロピレンオ
キサイド(以下、POと略記)共重合体;ヒドロキシル
基を有する化合物(a)にEO単独、またはEOと他の
アルキレンオキサイド[PO、1,2−ブチレンオキサ
イド、テトラヒドロフラン、α−オレフィンオキサイ
ド、アルキレンオキサイド置換体(エピクロロヒドリ
ン、スチレンオキサイド等)等]とを共付加して得られ
る化合物;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。
【0006】(a)としては、例えば多価アルコール類
(エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ヘキシレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
ポリブタジエングリコール、ポリカプロラクトンポリオ
ール、ジメチロールプロピオン酸(塩)、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール、ショ糖など);多価
フェノール類(ヒドロキノン、カテコールなど);ビス
フェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールS、
テトラメチルビスフェノールA、テトラメチルビスフェ
ノールSなど);水;およびこれらの2種以上の混合物
が挙げられる。これらのうち好ましいものはエチレング
リコール、プロピレングリコールおよび水である。
【0007】EOとともに他のアルキレンオキサイドを
用いる場合の付加様式は、ランダム付加でもブロック付
加でもよいが、(A)を構成するポリオキシアルキレン
鎖の末端部分は、ポリイソシアネートとの反応性の点か
らヒドロキシエチル基となっているものがより好まし
い。EOとEO以外のアルキレンオキサイドを併用する
場合の(A)中の平均オキシエチレン単位含有量は、通
常65重量%以上、好ましくは70重量%以上である。
【0008】以上(A)として例示したもののうち特に
好ましいものは、ポリエチレングリコールおよびEO/
PO共重合物である。
【0009】(A)の数平均分子量は通常1,000〜
30,000、好ましくは2,000〜25,000で
ある。(A)の数平均分子量が1,000未満ではポリ
ウレタン樹脂が水に難溶性となり、30,000を超え
ると後述のポリイソシアネート(B)との反応性が乏し
くなり目的とする性能を有するポリウレタン樹脂を得る
ことが困難となる。
【0010】また、ウレタン樹脂のポリオール成分とし
て上記の(A)とともに、必要に応じて水溶性を阻害し
ない範囲で他のヒドロキシル基を有する化合物を併用す
ることができる。該他のヒドロキシル基を有する化合物
としては、前記(a)として例示したヒドロキヒル基を
有する化合物(但し、水を除く。)などが挙げられる。
該化合物の使用量は(A)に対して通常10重量%以下
である。
【0011】有機ポリイソシアネート(B)としては、
例えば4,4’−もしくは2,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、2,4−もしくは2,6
−トリレンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HDI)、イソフォロンジイソシ
アネート(IPDI)、エチレンジイソシアネート、
1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジベ
ンジルジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネートなどのジイソシアネート類;ト
リレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの
反応物;アニリンを塩酸の存在下でホルムアルデヒドを
反応させて得たポリアミンをホスゲン化して得られるポ
リフェニルメタンポリイソシアネート;これらの製造工
程で得られる粗製ポリイソシアネート;およびこれらの
2種以上の混合物を挙げることができる。これらのうち
好ましいものはジイソシアネート類および粗製ジフェニ
ルメタンジイソシアネートであり、特に好ましいものは
MDI、TDI、IPDIおよびHDIである。
【0012】本発明において、(A)の水酸基と(B)
のイソシアネート基(以下、NCO基という)との当量
比は、通常1:(0.8〜1.0)、好ましくは1:
(0.9〜0.98)である。NCO基が0.8当量未
満では水溶性ポリウレタン樹脂(C)の分子量が低くな
り充分なコテ伸び性が得られず、1.0当量を超えると
残存NCO基が水溶液中で水と反応して架橋しウレタン
樹脂の水溶性が低下するので好ましくない。
【0013】(C)の重量平均分子量は、通常20,0
00〜500,000、好ましくは30,000〜40
0,000である。重量平均分子量が20,000未満
ではコテ伸び性が不足し、また保水性が不十分であるこ
とからひび割れ発生の原因となり、500,000を超
えるとモルタル混練物の流動性が低下し、良好なコテ作
業性(モルタルの適度な流動性、コテ伸び性等)を確保
するのに必要な混練水量が増大する結果、強度低下を引
き起こす原因となる。
【0014】また、(C)中のオキシエチレン単位の含
有量は通常少なくとも60重量%、好ましくは少なくと
も80重量%である。(C)中のオキシエチレン単位の
含有量が60重量%未満では水溶性が不十分となる。
【0015】(C)の製法については特に限定されず、
通常のポリウレタン樹脂を製造する方法(ワンショット
法または多段法)で(A)および(B)を反応させるこ
とにより得られる。ウレタン化の反応温度は通常30〜
200℃、好ましくは50〜180℃である。反応時間
は通常0.1〜30時間、好ましくは0.1〜8時間で
ある。該ウレタン化反応は通常無溶剤系で行われるが、
必要によりイソシアネートに不活性な有機溶剤中で行っ
てもよい。該有機溶剤としてはアセトン、テトラヒドロ
フラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイ
ド、トルエン、ジオキサン等が挙げられる。溶剤を用い
る場合は、通常、反応後に溶剤を溜去して水溶性ポリウ
レタン樹脂(C)を得る。
【0016】本発明の混和剤は必要に応じて公知の他の
左官モルタル用混和剤と併用してもよい。該他の混和剤
としては、セルロース誘導体(例えば、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメ
チルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース)、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミドな
どの水溶性高分子化合物が挙げられる。これらのうち好
ましいものはセルロース誘導体であり、特に好ましいも
のはメチルセルロース、ヒドロキシエチルロースおよび
ヒドロキシプロピルメチルセルロースである。併用する
場合の他の混和剤の割合は特に限定されないが、(C)
の重量に対して通常40重量%以下、好ましくは20重
量%以下である。
【0017】本発明の混和剤が用いられるセメント質材
料としては、水硬性セメント(例えば普通ポルトランド
セメント、早強ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、高炉セメント、フライアッシュセメントおよび着色
セメント)が挙げられる。また、補強のため繊維質材料
例えば無機繊維(石綿、岩石綿、ガラス繊維など)およ
び有機繊維(ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリ
プロピレン繊維、ビニロン繊維、炭素繊維、パルプな
ど)の添加も可能である。さらに骨材としては、川砂、
ケイ砂、軽量骨材、寒水砂などを挙げることができる。
【0018】本発明の混和剤には必要に応じて公知の各
種セメント用混和剤(材)を併用することも可能であ
る。これらの混和剤(材)として公知のセメント分散剤
(ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、メラミン
スルホン酸ホルマリン縮合物塩、リグニンスルホン酸塩
など)、硬化遅延剤(グルコン酸塩、クエン酸塩、酒石
酸塩、ポリリン酸塩など)、硬化促進剤(塩化カルシウ
ム、亜硝酸塩など)、収縮低減剤(低級アルコールアル
キレンオキサイド付加物など)、防錆剤(亜硝酸ナトリ
ウム、亜硝酸カルシウムなど)、撥水剤(高級脂肪酸、
パラフィンなど)、防水剤(アクリル系高分子エマルジ
ョン、酢酸ビニル高分子エマルジョン、エチレン−酢酸
ビニル系高分子エマルジョン、SBR系高分子エマルジ
ョン、エポキシ樹脂エマルジョンなど)、急結剤(アル
ミン酸カルシウム、カルシウムスルホアルミネートな
ど)、膨張材、高炉スラグ、シリカフューム、石膏、石
灰などを挙げることができる。
【0019】セメント質材料に対する本発明の混和剤の
配合量はセメント質、繊維質材料、骨材などの配合割合
などにより種々変えることができるが、セメント質材料
100重量部に対して、通常0.01〜7重量部、好ま
しくは0.05〜3重量部である。添加剤の量が0.0
1重量部未満ではコテ滑り性が十分でなく、7重量部を
超えるとコテ離れ性が低下する。また、セメント質材料
100重量部に対する繊維質材料の量は通常0〜50重
量部、好ましくは2〜40重量部、骨材の量は通常0〜
300重量部、好ましくは1〜200重量部、水の量は
通常20〜80重量部、好ましくは20〜70重量部、
混和剤(材)の量は通常0〜30重量部、好ましくは
0.5〜20部である。
【0020】本発明の添加剤の使用方法の一例を示せば
以下の通りである。すなわちセメント質材料、無機質材
料、骨材および本発明の混和剤をミキサーでドライブレ
ンドしたのち、水を加えてよく混練し、流動化させ、そ
の状態で必要箇所に例えばコテを用いて塗布する。タイ
ルなどの下地モルタルの場合には、塗布後、硬化前に化
粧タイルなどを貼り合わせた後硬化させる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、以下において「部」は重量部、「%」は重量%を示
す。
【0022】実施例1 ポリエチレングリコール(数平均分子量8,000)1
00部およびHDI2.05部を170℃で5時間反応
させ、水溶性ポリウレタン樹脂からなる本発明の混和剤
[1]を得た。該[1]のゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによる(以下同様)重量平均分子量は8
5,000であった。
【0023】実施例2 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
100部、ポリエチレングリコール(数平均分子量8,
000)100部、プロピレングリコール2部およびM
DI 10.6部を180℃で3時間反応させ、水溶性
ポリウレタン樹脂からなる本発明の混和剤[2]を得
た。該[2]の重量平均分子量は72,000であっ
た。
【0024】実施例3 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
90部、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコー
ル[ポリプロピレングリコール(数平均分子量3,50
0)にEOを付加したもの;数平均分子量15,00
0]10部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(数平均分子量1,000)3部およびTDI 1.3
部を160℃で5時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹
脂からなる本発明の混和剤[3]を得た。該[3]の重
量平均分子量は89,000であった。
【0025】実施例4 ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコール[ポリ
プロピレングリコール(数平均分子量1,700)にE
Oを付加したもの;数平均分子量8,500]100部
およびIPDI 2.5部を170℃で5時間反応さ
せ、水溶性ポリウレタン樹脂からなる本発明の混和剤
[4]を得た。該[4]の重量平均分子量は69,00
0であった。
【0026】実施例5 実施例1で得た混和剤[1]とヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(「メトローズ90SH4000」;信越
化学工業製)とを重量比90:10の割合で配合するこ
とにより本発明の混和剤[5]を得た。
【0027】性能試験例1 普通ポルトランドセメント100部、川砂200部、実
施例1〜5の混和剤(粉末品)[1]〜[5]各0.5
部をドライブレンドした後、水60部を加え、モルタル
ミキサーで5分間混練して得たモルタル混練物につい
て、塗装作業性試験および圧縮強度試験を実施した。塗
装作業性については、充分に水打ちを行なったコンクリ
ート板上にコテ塗りを行い、官能試験による評価とし
た。比較例として、ヒドロキエチルセルロース(HE
C;「SP−850」、ダイセル化学工業製)およびヒ
ドロキプロピルメチルセルロース(HPMC;「メトロ
ーズ90SH−4000」、信越化学工業製)をそれぞ
れ使用した(比較例1および2)試験結果も併せて表1
に記した。
【0028】
【表1】 (注)塗装作業性評価基準: ◎;優れている ○;良い △;普通 ×;劣る 圧縮強度:JIS R5201に準拠(材令28日)
【0029】表1に示した如く、従来の混和剤を使用し
たモルタル(比較例1および2)に比べ本発明の混和剤
を使用したモルタルは、コテ作業性、特にコテ離れ性に
優れ、硬化後の強度発現も良好であることが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明の混和剤を用いたモルタルは従来
の混和剤を用いたものに比べ、下記の効果を有する。 (1)コテ作業性、特にコテ離れ性に優れ、しかもコテ
伸び性を害することなく一定の厚さでの均一塗布が可能
となる。 (2)強度発現が良好であり、特に冬場の工事に際して
も、硬化不良を引き起こすことがない。 (3)保水性が向上し、ひび割れが抑制される。 上記効果を奏することから本発明の混和剤は、こて塗り
による左官モルタル、例えばラス下地モルタル、タイル
圧着用モルタル、パーライトモルタルなどのモルタルの
性質を改良するために添加する混和剤として有用である
のみならず、高性能減水剤などと併用することにより優
れた流動性が得られることから、床材として使用される
セルフレベリング性モルタル混和剤としても有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−139121(JP,A) 特開 平7−277857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 24/28 C04B 28/02 - 28/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性ポリオキシアルキレンポリオール
    (A)および有機ポリイソシアネート(B)から誘導さ
    れ、オキシエチレン単位の含有量が少なくとも60重量
    %であり、重量平均分子量が20,000〜500,0
    00であって、残存NCO基を有しない水溶性ポリウレ
    タン樹脂(C)からなることを特徴とする左官モルタル
    用混和剤。
  2. 【請求項2】 (A)がエチレンオキサイド単独重合体
    および/またはエチレンオキサイドとプロピレンオキサ
    イドのランダムもしくはブロック共重合体であり、
    (B)が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
    ト、トリレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシ
    アネートおよびヘキサメチレンジイソシアネートからな
    る群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の
    混和剤。
  3. 【請求項3】 セメント質材料100重量部に対して、
    請求項1または2記載の混和剤0.01〜7重量部、繊
    維質材料0〜50重量部、骨材0〜300重量部、水2
    0〜80重量部、および他の混和剤(材)0〜30重量
    部が配合されてなるセメントまたはモルタル組成物。
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