JPH07308494A - モータマウントおよび該マウントを備えた衣類乾燥機 - Google Patents

モータマウントおよび該マウントを備えた衣類乾燥機

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JPH07308494A
JPH07308494A JP6104096A JP10409694A JPH07308494A JP H07308494 A JPH07308494 A JP H07308494A JP 6104096 A JP6104096 A JP 6104096A JP 10409694 A JP10409694 A JP 10409694A JP H07308494 A JPH07308494 A JP H07308494A
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JP
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motor
inner ring
motor mount
holder
ring
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JP6104096A
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Inventor
Yoshitsugu Nishiguchi
義貢 西口
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転音や振動等が軽減された衣類乾燥機を提供
すること。 【構成】 回転ドラム2を回転させるモータ3はホルダ
5に取り付けられている。モータ3とホルダ5との間に
はモータマウント6が介在されている。モータ3にはド
ラムベルト9を介して変動する偏荷重が加わる。この偏
荷重によりモータ3は偏荷重の加わる方向に振動を生じ
る。モータマウント6はこの振動を吸収する構成にされ
ている。つまり、モータマウント6は内リング31と外
リング32と両者をつなぐゴム連結体33とを含む構成
である。ゴム連結体33は内リング31と外リング32
との所定部分に配置され、偏荷重の加わる方向には内リ
ング31と外リング32との間は空隙34が形成されて
いる。 【効果】ゴム連結体33の伸縮のみでなく、横方向のず
れや剪断力により、偏荷重による振動を吸収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類乾燥機における
運転音の軽減と、そのために改良されたモータマウント
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣類を収容した回転ドラムに
加熱空気を供給するとともに、回転ドラムを回転させて
衣類を乾燥させる衣類乾燥機が知られている。かかる衣
類乾燥機には、一般に、モータが備えられており、該モ
ータによって回転ドラムが回転される。
【0003】このような衣類乾燥機においては、従来よ
り、運転音が比較的大きいという問題があった。本発明
者は、この運転音について検討したところ、特に、12
0Hzの音が耳障りであることを突き止めた。また、こ
の120Hzの音は、モータに由来する電磁振動である
ことを突き止めた。ところで、従来の衣類乾燥機におい
ては、回転ドラムを回転させるためのモータは、ハウジ
ング内のたとえば底部に取り付けられている。そしてモ
ータの回転力はベルトを介して回転ドラムに伝達されて
いる。モータは、通常、ハウジング内に設けられたホル
ダに取り付けられている。モータとホルダとの間には通
常、振動等を吸収するためのモータマウントが介在され
ている。それゆえモータが生じる電磁振動等は、理論的
にはモータマウントで吸収され、ホルダおよびハウジン
グには伝わらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の衣類
乾燥機を調べてみると、モータマウントによる電磁振動
等の吸収が十分でないことがわかった。それゆえモータ
の発生する電磁振動は、モータマウントを介してホルダ
に伝わり、ホルダからハウジング全体に伝わる。そして
ハウジング全体がモータの生じる電磁振動に共鳴して、
上記120Hzの比較的高い運転音が生じるわけであ
る。
【0005】かかる運転音を低減するためには、その音
源であるモータの電磁振動を低減させる方法が考えられ
る。しかしながら、モータ単体の振動を減らすには、モ
ータの設計等をやり直す必要があり、そのために衣類乾
燥機の価格等が高騰することを考えると、実際的な方法
ではない。そこで、本発明者は、たとえモータが電磁振
動を生じても、その電磁振動がハウジング全体に伝達し
なければ、運転音は極めて低く抑えられることに着目
し、モータの生じる電磁振動がホルダひいてはハウジン
グ全体に伝わらないようなモータマウントを発明した。
【0006】すなわち、この発明は、モータの発生する
電磁振動等を良好に吸収し得るモータマウントを提供す
ることを目的とする。また、この発明は、上記改良され
たモータマウントが装着された、運転音の低減された衣
類乾燥機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータをホルダに取り付ける際に、モータとホルダとの
間に介在され、モータの発生する振動等がホルダへ伝わ
るのを吸収するためのモータマウントであって、モータ
に嵌合される内リングと、内リングの外側を、内リング
と所定の間隔を隔てて取り囲む外フレームと、内リング
と外フレームとを連結する弾性材とを含み、該弾性材
は、モータマウントが装着されたとき、所定の方向には
内リングと外フレーム間は空隙が形成されるように内リ
ングおよび外フレーム間に設けられており、内リングの
外表面および外フレームの内表面とそれぞれ固着されて
いることを特徴とするモータマウントである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のモ
ータマウントにおいて、前記モータマウントは、モータ
に備えられた前後の軸受部外表面とホルダとの間にそれ
ぞれ介在され、前記内リングは、軸受部外表面に嵌合さ
れることを特徴とするものである。請求項3記載の発明
は、請求項1または2記載のモータマウントにおいて、
前記外フレームは、内リングと同心に内リングを取り囲
む外リングであることを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載のモータマウントにおいて、前記弾性
材は、内リングを中心にして、対向する90°の角度範
囲内の領域に設けられていることを特徴とするものであ
る。請求項5記載の発明は、請求項1記載のモータマウ
ントにおいて、前記内リングは、モータに備えられた前
後の軸受部のケーシングで兼用されていることを特徴と
するものである。
【0010】請求項6記載の発明は、ハウジングと、前
記ハウジング内に回転自在に配置され、乾燥すべき衣類
を収容するための回転ドラムと、前記ハウジング内に配
置されたモータを保持するためのホルダと、前記ホルダ
に嵌合され、回転ドラムを回転させるためのモータと、
前記モータの回転力を回転ドラムに伝達するための伝達
手段と、前記モータとホルダとの間に介在された請求項
1ないし5のいずれかに記載のモータマウントとを含む
ことを特徴とする、衣類乾燥機である。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の衣
類乾燥機において、前記モータマウントの空隙は、前記
伝達手段を介してモータに加わる偏荷重の方向に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1記載のモータマウントは、内リングと
外フレームとを連結する弾性材が、内リングと外フレー
ム間のすべてに設けられているわけではなく、所定の方
向には内リングと外フレーム間に空隙が形成されるよう
に設けられている。それゆえ空隙が形成されている方向
に内リングと外フレームとの相対的な位置をずらすよう
な力(偏荷重)が加わった場合、弾性材の主として横ず
れ作用で振動が吸収される。つまり弾性材の伸縮作用だ
けではなく引っ張りおよび剪断の作用を活用して、内リ
ングと外フレームとの間の力の伝達を良好に吸収するこ
とができる。
【0013】請求項2記載のモータマウントは、モータ
の前後の軸受部とホルダとの間に介在される。よってモ
ータの前後において、モータからホルダへ伝わる振動等
を吸収可能である。請求項3記載のモータマウントは、
外フレームがリング状であるから、内リングと外リング
とからなるドーナツ形状のマウントとすることができ
る。よって従来のゴム製マウント等と同様にモータとホ
ルダとの間に装着可能である。
【0014】請求項4記載のモータマウントは、弾性材
を設ける領域と空隙の形成領域とがほぼ等しくされてお
り、弾性材の引っ張りおよび剪断による衝撃吸収機能を
高められる。請求項5記載のモータマウントは、内リン
グがモータの軸受部のケーシングで兼用されているか
ら、モータマウントをモータと一体的に形成でき、モー
タの装着がし易い。
【0015】請求項6は、請求項1ないし5のいずれか
に記載のモータマウントを備えた衣類乾燥機であるか
ら、モータが生じる電磁振動はモータマウントで吸収さ
れ、ホルダに伝わりにくい。したがって運転音が低い衣
類乾燥機とすることができる。請求項7記載の衣類乾燥
機では、モータマウントの空隙はモータに加わる偏荷重
の方向に形成されている。それゆえ運転時にモータに偏
荷重が加わり、その偏荷重と共にモータ振動がホルダに
伝わろうとしても、その振動はモータマウントで吸収さ
れる。それゆえ運転音を低減できる。
【0016】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この発明の一
実施例にかかる衣類乾燥機の全体の概要を示す斜視図で
あり、その内部構造が透かされ、本願発明に関連する部
分のみが図解的に示されている。
【0017】図1を参照して説明すると、この実施例の
衣類乾燥機は、外観形状が略直方体状のハウジング1を
備えている。ハウジング1内には乾燥すべき衣類を収容
するための回転ドラム2が回転自在に配置されている。
ハウジング1には図示しない扉が配置されており、扉を
開けることにより、回転ドラム2内へ衣類を出し入れす
ることができる。ハウジング1内には、また、モータ3
が備えられている。モータ3は回転ドラム2を回転させ
るとともに、回転ドラム2内への空気の循環を行うため
のファン4を駆動する。モータ3はハウジング1に配置
されたホルダ5に取り付けられている。モータ3とホル
ダ5との間には、後述するモータマウント6が介在され
ている。モータ3の回転軸7はモータ3の前後に突出し
ており、前方に突出する回転軸7にはドラム用プーリ8
が取り付けられている。そして回転ドラム2とドラム用
プーリ8との間にはドラムベルト9が張設されている。
ドラムベルト9の張力は、張力調整機構10で調整され
ている。
【0018】モータ3から後方へ突出するモータ回転軸
7にはファン用プーリ12が取り付けられており、ファ
ン用プーリ12とファン4との間にファンベルト13が
張設されている。図2は、この衣類乾燥機におけるモー
タ3の取付部分付近の斜視図であり、図3は、モータ3
の取付構造を説明するための分解斜視図である。
【0019】図2および図3を参照して説明すると、モ
ータ3には、その前部に軸受突部15が形成されてい
る。また、その後部にも図示しないが軸受突部が形成さ
れている。そして各軸受突部15の中心から前後に回転
軸7が突出している。ホルダ5に取り付けられたモータ
3は、前後の各軸受突部15がホルダ5で保持されてい
る。より具体的には、ホルダ5は、ハウジング1に取り
付けられた底板16と、底板16の前縁および後縁から
底板16に対して垂直上方へ延びる前側板17および後
側板18とを備えている。そして前側板17および後側
板18には、それぞれ、略半円弧状に凹まされたモータ
受部19,20が形成されている。これらモータ受部1
9,20にモータ3の軸受突部15が保持される。この
場合において、軸受突部15にモータマウント6が嵌合
され、モータマウント6の外周面がモータ受部19,2
0に係合される。このようにしてモータ3がホルダ5に
装着され、係止金具21,22が、それぞれ、前側板1
7および後側板18にねじ23,24で取り付けられて
いる。
【0020】なお、図2および図3において、張力調整
機構10は、ドラムベルト9に押しつけられるアイドル
プーリ11と、アイドルプーリ11を回転自在に保持す
る弾性アーム14とを備えている。アイドルプーリ11
は、弾性アーム14の先端に回転自在に取り付けられて
おり、弾性アーム14の後端は前側板17に係止されて
いる。
【0021】この実施例の特徴は、モータマウント6が
改良された構成になっていることである。すなわち、従
来、モータマウント6はたとえばゴムによる一体成形品
であった。そしてこのゴム製モータマウントが、モータ
3の生じる振動等がホルダ5へ伝わるのを吸収する役目
をしていた。ところが、従来のゴム製モータマウントは
モータ3の生じる振動を吸収するのに不十分であること
がわかり、本発明者は、以下に述べる改良されたモータ
マウントを開発した。
【0022】図4Aはこの発明の一実施例にかかるモー
タマウント6の正面図であり、図4Bは該モータマウン
ト6の側面図である。図4A,Bを参照して、このモー
タマウント6は、同心状に配置された相対的に小径の内
リング31および相対的に大径の外リング32を備えて
いる。内リング31は、前述したように、モータ3の軸
受突部15に嵌合し得る寸法である。また、内リング3
1の外側を、内リング31と所定間隔隔てて取り囲む外
リング32は、前述したホルダ5のモータ受部19また
は20に係合し得る寸法である。これらリング31およ
び外リング32は、たとえば金属や硬質プラスチック等
の変形しない材料で構成されている。さらに、内リング
31と外リング32との間には、両リング31,32を
連結する弾性材、たとえばゴムの連結体33が設けられ
ている。この実施例の特徴は、ゴム連結体33が内リン
グ31と外リング32との隙間に隈無く充填されている
わけではなく、所定の方向には内リング31と外リング
32との間に空隙34が形成されるように設けられてい
ることである。たとえば、ゴム連結体33は、内リング
31を中心にして、対向する90°の角度範囲内の内リ
ング31と外リング32との間の領域に、扇状に設けら
れている。より具体的には、図4Aにおいて、内リング
31と外リング32との間の領域のうち、左右の各4分
の1の角度領域にはゴム連結体33が設けられており、
上下の各4分の1の角度領域には、ゴム連結体は設けら
れておらず、空隙34が形成されている。
【0023】また、内リング31と外リング32との間
に設けられたゴム連結体33は、内リング31の外周面
および外リング32の内周面とそれぞれ固着されてい
る。ゴム連結体33と内リング31または外リング32
とを固着する方法としては、たとえば加硫溶着を施せば
よい。あるいは接着剤を用いてもよい。なお、実際の製
造に際しては、内リング31と外リング32とを同心に
配置し、空隙34となる部分にスペーサを挿入し、ゴム
連結体33を設ける部分に溶融したゴムを流し込むこと
により製造できる。また、内リング31と外リング32
との間全体にゴムを充填した後、空隙34を形成する部
分のゴムを除去することにより製造してもよい。
【0024】図6Aおよび図6Bは、それぞれ、従来の
ゴム製モータマウントにおける振動吸収作用と、この発
明の一実施例にかかるモータマウントにおける振動吸収
作用とを比較説明するための図解図である。図1および
図2でも説明したように、モータ3の回転軸7にはドラ
ム用プーリ8が取り付けられ、ドラムベルト9が掛けら
れている。ドラムベルト9は、通常、図6A,図6Bに
示す方向に掛けられている。回転ドラム2を回転開始さ
せるモータ起動時には、モータ3に大きなトルクが要求
される。そしてモータ回転軸7が回転を開始すると、ド
ラムベルト9を通じてモータ回転軸7に矢印A1方向の
偏荷重が加わる。矢印A1方向の偏荷重は、一定ではな
く、回転ドラム2に収容された衣類等の影響で変動す
る。よってモータ3は矢印A1方向に変化する偏荷重を
受け、該偏荷重方向に振動を生じる。
【0025】従来、この偏荷重によるモータ3の振動
は、図6Aに示す全体がゴムで形成されたゴム製モータ
マウント60で吸収されるようになっていた。より具体
的には、ゴム製モータマウント60のうちの主として偏
荷重方向部分61が伸縮することにより、偏荷重に基づ
く振動が吸収されることになっていた。しかしモータマ
ウント60を構成するゴムの伸縮量はあまり大きくな
く、ゴムの伸縮のみでは偏荷重の吸収が不十分であっ
た。よって、ゴムが伸びきったり縮みきったりした状態
では、モータ自体が生じる電磁振動がそのままゴム製マ
ウント60からホルダ5へと伝わり、衣類乾燥機のハウ
ジング1全体へと伝わっていた。
【0026】これに対し、この発明の一実施例にかかる
モータマウント6は、図6Bに示すように、モータ3と
ホルダ5との間に介在されている。すなわち、空隙34
がモータ3に加わる偏荷重の方向に位置するように取り
付けられている。モータマウント6をこのように取り付
けると、偏荷重方向に対してモータマウント6の自由度
が大きく、振動吸収力が向上する。すなわち、偏荷重に
よりモータ3に生じる矢印A1方向の振動は、内リング
31に伝わる。内リング31が矢印A1方向に振動する
と、その振動はゴム連結体33の横ずれにより吸収さ
れ、外リング32にはほとんど伝わらない。つまり、こ
の実施例のモータマウント6では、ゴム連結体33の伸
縮だけでなく、横ずれ方向の引っ張りおよび剪断機能に
より振動が吸収される。したがってモータ3の振動がホ
ルダ5へ伝達されるのを低減することができる。
【0027】この実施例にかかるモータマウント6は、
上述したようにドラムベルト9により加わる矢印A1方
向の偏荷重により、モータ3の生じる振動がホルダ5に
伝わるのを吸収するものであればよい。したがって、先
に述べた図4に示す具体的な実施例以外に、たとえば図
5Aおよび図5Bに示すような構成のモータマウントと
してもよい。
【0028】すなわち、図5Aは、モータマウント6の
変形例であり、ゴム連結体33に任意の数の小穴35が
形成された例である。このように小穴35を形成する
と、ゴム連結体33の伸縮力や横ずれ方向の引っ張り力
や剪断力が向上するという利点がある。また、モータマ
ウント6は、図5Bに示すように、内リング31の外側
を取り囲む外リング32が、リング状ではなくたとえば
正面四角形状の外フレーム36であってもよい。かかる
場合も、対向する各4分の1の角度領域に空隙34が形
成され、それと交差方向に対応する各4分の1の角度領
域にゴム連結体33が設けられているのが好ましい。
【0029】さらに、内リング31を省略して、モータ
3の軸受突部15を内リング31として用いることもで
きる。すなわち、ゴム連結体33をモータ3の軸受突部
15の表面に直接接着し、そのゴム連結体33の外側に
外リング32を接着した構成としてもよい。このような
構成にすれば、モータマウント一体形のモータとするこ
とができる。
【0030】上述の各実施例では、弾性材としてのゴム
連結体33は、内リング31を中心にして、対向する9
0°の角度範囲内の領域に配置されている例を示した
が、空隙34を上述の実施例よりも相対的に狭くした
り、あるいは空隙34を相対的に広くしてもよい。この
ような変形は、内リング31と外リング32との間を連
結する弾性材としてのゴム連結体33の材質や伸縮力等
により変更すればよい。
【0031】また、以上の実施例では、モータ3は回転
ドラム2およびファン4の回転のための兼用モータとさ
れているが、それぞれ別個独立にモータが設けられてい
る場合は、回転ドラム2用のモータに上述したモータマ
ウント6を適用するのがよい。というのは、回転ドラム
2内には、乾燥すべき衣類が収容されているから、回転
ドラム2の回転に起因してモータ3に大きな偏荷重が加
わるからである。
【0032】
【発明の効果】請求項1ないし5記載のモータマウント
によれば、モータに発生する所定方向の振動を良好に吸
収することができ、モータに発生する該所定方向の振動
等がホルダへ伝わるのを軽減もしくは防止することがで
きる。また、請求項6または7記載の衣類乾燥機によれ
ば、回転ドラムが回転する際にモータに加わる偏荷重に
より、モータが偏荷重方向に振動を生じても、その振動
がホルダおよびハウジングへ伝達されるのが吸収され、
あるいは振動伝達量が軽減されるから、運転時の振動や
運転音が軽減された衣類乾燥機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる衣類乾燥機の全体
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる衣類乾燥機におけ
るモータの取付部分付近の斜視図である。
【図3】この発明の一実施例にかかる衣類乾燥機のモー
タの取付構造を説明するための分解斜視図である。
【図4】A,Bは、この発明の一実施例にかかるモータ
マウントの正面図および側面図である。
【図5】A,Bは、それぞれ、この発明にかかるモータ
マウントの変形例を示す正面図である。
【図6】従来のモータマウントとこの発明の一実施例に
かかるモータマウントとを比較した場合の偏荷重方向の
吸収作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 回転ドラム 3 モータ 5 ホルダ 6 モータマウント 9 ドラムベルト 15 軸受突部 31 内リング 32 外リング 33 ゴム連結体 34 空隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータをホルダに取り付ける際に、モータ
    とホルダとの間に介在され、モータの発生する振動等が
    ホルダへ伝わるのを吸収するためのモータマウントであ
    って、 モータに嵌合される内リングと、 内リングの外側を、内リングと所定の間隔を隔てて取り
    囲む外フレームと、 内リングと外フレームとを連結する弾性材とを含み、 該弾性材は、モータマウントが装着されたとき、所定の
    方向には内リングと外フレーム間は空隙が形成されるよ
    うに内リングおよび外フレーム間に設けられており、内
    リングの外表面および外フレームの内表面とそれぞれ固
    着されていることを特徴とするモータマウント。
  2. 【請求項2】請求項1記載のモータマウントにおいて、 前記モータマウントは、モータに備えられた前後の軸受
    部外表面とホルダとの間にそれぞれ介在され、前記内リ
    ングは、軸受部外表面に嵌合されることを特徴とするも
    のである。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のモータマウントに
    おいて、 前記外フレームは、内リングと同心に内リングを取り囲
    む外リングであることを特徴とするものである。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のモー
    タマウントにおいて、 前記弾性材は、内リングを中心にして、対向する90°
    の角度範囲内の領域に設けられていることを特徴とする
    ものである。
  5. 【請求項5】請求項1記載のモータマウントにおいて、 前記内リングは、モータに備えられた前後の軸受部のケ
    ーシングで兼用されていることを特徴とするものであ
    る。
  6. 【請求項6】ハウジングと、 前記ハウジング内に回転自在に配置され、乾燥すべき衣
    類を収容するための回転ドラムと、 前記ハウジング内に配置されたモータを保持するための
    ホルダと、 前記ホルダに嵌合され、回転ドラムを回転させるための
    モータと、 前記モータの回転力を回転ドラムに伝達するための伝達
    手段と、 前記モータとホルダとの間に介在された請求項1ないし
    5のいずれかに記載のモータマウントとを含むことを特
    徴とする、衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】請求項6記載の衣類乾燥機において、 前記モータマウントの空隙は、前記伝達手段を介してモ
    ータに加わる偏荷重の方向に形成されていることを特徴
    とするものである。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012080660A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Toshiba Corp 回転電機
RU2476974C2 (ru) * 2011-05-31 2013-02-27 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Оренбургский государственный университет" Электрическая машина

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