JPH0730803Y2 - 天井パネル - Google Patents

天井パネル

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JPH0730803Y2
JPH0730803Y2 JP7974789U JP7974789U JPH0730803Y2 JP H0730803 Y2 JPH0730803 Y2 JP H0730803Y2 JP 7974789 U JP7974789 U JP 7974789U JP 7974789 U JP7974789 U JP 7974789U JP H0730803 Y2 JPH0730803 Y2 JP H0730803Y2
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JP
Japan
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ceiling panel
ceiling
locking portion
panel
jig
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JP7974789U
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JPH0318309U (ja
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卓郎 石井
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばシステム天井と呼ばれる格子状下地組
に天井パネルを乗せるようにして天井を仕上げる工法に
用いられるような型成形天井パネルに関するものであ
り、さらに詳細にはこの天井パネルの取扱、取り付けが
容易となるように、パネル外形形状を変更することな
く、これに取り付けられた治具を有する天井パネルに関
する。
〔従来の技術〕
近年いわゆる“システム天井”と称してアルミ材等で格
子状に下地組を行い、格子状の“Tバー”の上に、天井
パネルを乗せるようなかたちで、天井を仕上げる工法が
実施されている。このようなシステム天井の天井パネル
は、一般に軽量部材であるグラスウールやロックウール
で従来制作されていた。これにたいして、材料の強度、
耐火性、外観、コスト等を考慮して、グラスウール等よ
り重く、堅牢な材料としてのGRG,GRC材で前記の天井パ
ネルを制作することが提案されている。即ち重量の増し
た天井パネルを容易に取り扱える治具を備えることに対
する要請が発生してきている。
さてこのような天井パネルの製作、組立、使用の各段階
で、これに傷、汚れ等を付けることなく、それを取扱
い、現場にて取り付けるため、これまでさなざまな取扱
用治具を取り付けたものがあった。
その代表的なものとしては、第6図に示すように天井パ
ネルにインサートナットを埋め込み、そのインサートナ
ットにフックの雄ネジ部を螺合させることで、これを介
してパネルの取扱、取り付けを行うものがある。また上
記のインサートナットを天井パネルに埋め込む代わりに
ボルト、穴付きフック等を天井パネルに埋め込むことで
パネルの取扱、取り付けをおこなうようにされたものも
あった。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のような方法において、天井パネル内にインサート
ナットを埋め込む場合は、埋め込み物の周辺にある程度
の天井パネル素材のボリュームがないと、強度がでず、
埋め込んだものが外れてしまう恐れがるだけでなく、イ
ンサートナットの雌ネジ部を天井パネルに埋め込まなく
ればならないために、インサートナットを埋め込んだ部
分を厚くしなければならず、製品形状が制約をうけると
ともに、重量的にもこれが増加することとなっていた。
そしてインサートナットを埋め込む場合は、輸送中等に
雌ネジ部の穴にゴミ等が詰まったりするため使用時に問
題を生じたりする欠点があり、一方ボルト、穴付きフッ
ク等を埋め込んだ場合は、パネルから突出物がとびだし
ていることにより、これが障害となって重ね置きがきか
ない、他部材を傷つけたりする等の不都合があった。即
ち運送中運送効率を落とすとともに、取り扱いに充分な
注意をはらわなければならなかった。
上記のような問題点に鑑みて、本願の目的は工場内ある
いは現場での取扱が容易であるとともに、重ね置き等に
対しても余分な空間を必要としない天井パネルを得るこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的に対して、本願考案の天井パネルは、天井パ
ネルに埋め込まれるアンカー部と、前記アンカー部に可
撓性部材で連結された係止部とを有する治具を設け、前
記係止部が前記天井パネル外部に配置されていることを
特徴とする。そしてその作用、効果は次のとおりであ
る。
〔作用〕
上述の天井パネルには、アンカー部と係止部を有する治
具が装着される。そしてこのアンカー部は天井パネルに
埋め込まれ確実に固定される。また係止部は前記のアン
カー部に可撓性部材により連結されるとともに、天井パ
ネルの外部に配置される。従って、この係止部を用いて
天井パネルの工場内における脱型作業、及び塗装、養生
作業をすることができるのである。またこの係止部は、
輸送、現場作業においても取扱部として使用することが
でき、天井パネルの損傷、汚損をすることなく作業を進
めることができる。殊にアンカー部だけを天井パネルの
肉厚内に埋め込めばよいために、インサートナットを埋
め込むのに比してパネルに治具取り付け用の厚肉部を設
ける必要はない。以上に説明したことに加えて、係止部
とアンカー部は可撓性部材により連結されるため、天井
パネル外部で係止部は自由な姿勢をとることができる。
従って輸送、保管時に天井パネルを重ね置きする場合で
も、係止部をパネル外形形状に沿うようして重ね合わせ
ることが可能となり、積み重ねた天井パネルを傷つけな
い。
〔考案の効果〕
従って本願の構成を取ると、従来のインサートナット、
ボルト、穴付きフックが有していた欠点を取り除くこと
ができ、結果従来技術において残存していた製品形状、
重量での制約、運送効率の低下等の欠陥を克服すること
ができた。そして工場内あるいは施工中の取扱を容易に
し、最小容積で重ね置きの可能な天井パネルを得ること
ができた。
さらに本願の好ましい実施態様例として、係止部と前記
可撓性部材とが同一部材で形成されているものとする
と、係止部自体が可撓性を有することとなり、形状的な
自由がさらに増し、前述の課題に対してさらに有利な天
井パネルを得ることができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本願の天井パネル(1)の一例が示されてい
る。ここに図示するものはGRG(ガラス繊維補強石膏)
材で型成形され、外形が正方形で、その内側部位が上方
に膨出した凸部として形成されている。ここでこのパネ
ルは、建物の天井側に同図で示される側の面が配設され
る。さてこのパネルの4隅近辺部位に本願の特徴をなす
治具(2)が固定されている。この治具(2)単体の詳
細図が、第2図に示されている。さてこの治具(2)
は、天井パネル(1)に埋め込まれるアンカー部(2a)
と天井パネル(1)を取扱い、あるいは取り付ける場合
に使われる係止部(2c)を有している。そしてこれらア
ンカー部(2a)と係止部(2c)が可撓性部材で連結され
る構造が取られている。さらに具体的には、この例でア
ンカー部(2a)は4φ径のアルミ棒材で形成されてお
り、係止部(2c)は可撓性部材であるステンレス番線で
ループ形状に形成され、且つその一端がアンカー部(2
a)に連結されているのである。ここで、第1図に示さ
れるようにこのアンカー部(2a)をなすアルミ棒材およ
び、可撓性部材としてのステンレス番線の一部は、天井
パネル(1)の内部に確実に埋め込まれている。この埋
め込み操作は、型成形の段階で天井パネル(1)の材料
がまだ固まらない間にこの治具(2)の所要部分をパネ
ルの所定箇所に埋め込み、材料の固化を待って天井パネ
ルに一体とする構造となっているのである。またこの例
では4φ径アルミ棒材は、その長さを100mm程度に形成
されており、ステンレス番線で形成されるループ部は、
アルミ棒材との連結接点から約100mm程度の高さを有す
るループとして形成されている。ここでアンカー(2a)
の天井パネルとの固着強度を考慮して、アルミ棒線は第
1図破線で示されるように、正方形の外側面から共に45
度の角度をなして配設されている。
つぎにこの治具(2)の使用方法について説明すると、
これは天井パネル(1)を型枠から外す時に使われると
ともに、塗装、養生等の天井パネルを取り扱う場合にそ
の操作部として使用される。このようにこの天井パネル
(1)では直接パネル本体に触らないで作業ができるた
め、汚損あるいは塗装、乾燥班を生じることはない。ま
た運送、保管等の場合には、可撓部(2b)を、第3図に
示されているように天井パネル(1)形状に合わせて撓
ませ天井パネルを積み重ねることが可能である。すなわ
ち、輸送、保管等の場合に最小限の空間しか必要とせ
ず、且つ係止部(2c)が天井パネル(1)外部で自由な
姿勢をとれるため、他部材を傷つけることもないのであ
る。つぎにこの天井パネル(1)の施工時の状態を第4
図に基づいて説明する。この図面は、天井スラブ下面よ
り吊り下げられた吊りボルト(3)にTバー(4)が装
着されている状態を示している。そしてTバー(4)の
両側部に本願の天井パネル(1),(1)が載置され
る。ここで図示されるように、Tバー(4)を挟んでそ
の両側に位置された天井パネル(1),(1)の治具
(2),(2)の係止部(2c),(2c)が圧着端子等で
はずれを防止した補助具(5)によって連結される。こ
の構造を取ることにより、Tバー(4)と天井パネル
(1),(1)は連結され、天井パネル(1)が下地組
に絡められた構造とされるため、地震時等の天井パネル
(1)の落下事故を確実に防止することが可能とされる
のである。
〔別実施例〕
さて、上記の例では、係止部(2c)を可撓性材料と同一
の材料で作成する場合を示したが、必要に応じて係止部
(2c)を可撓性部材とは別部材で形成することもでき
る。また前記の例でループ形状に形成されていた係止部
(2c)は係止が可能であればどのような形状でもよい。
第5図に示すものは、前記のことを考慮した別構成の治
具(2)の例であり、これは、係止部(2c)をナイロン
製のフック形状物とし、これと板状のアンカー部(2a)
とがステンレス線で連結して構成されている。これでも
上述の目的は、十分に達せられることとなるわけであ
る。
さて、天井パネル(1)の素材はGRG,GRC等に限らずど
のようなものでもよく、また治具(2)の素材はステン
レス、アルミ等にとらわれることなく、耐水性、耐久
性、強度、等があるものであればよい。即ち係止部(2
c)はアルミ、ナイロンで形成してもよく、またアンカ
ー部(2a)もステンレスや真鍮でもよい。形状寸法は、
必要に応じて自由に決定することができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本眼出願及び従来技術に係わる天井パネルの実施
例を示し、第1図は、天井パネルの斜視図、第2図は、
治具の詳細図、第3図は、天井パネルを重ね置した場合
の係止部の状態を示す模式図、第4図は、施工後の天井
パネル組付状態図、第5図は、別構成の治具の詳細図、
第6図は、インサートナットを備えた天井パネルの断面
図。 (1)……天井パネル、(2)……治具、(2a)……ア
ンカー部、(2b)……可撓性部、(2c)……係止部、
(3)……吊りボルト、(4)……Tバー。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の型枠を用いて型成形される天井
    パネル(1)であって、前記天井パネル(1)に埋め込
    まれるアンカー部(2a)と、前記アンカー部(2a)に可
    撓性部材で連結された係止部(2c)とを有する治具
    (2)を設け、前記係止部(2c)が前記天井パネル
    (1)の外部に配置されている天井パネル。
  2. 【請求項2】前記係止部(2c)をループ形状に形成した
    請求項1に記載の天井パネル。
  3. 【請求項3】前記係止部(2c)をフック形状に形成した
    請求項1に記載の天井パネル。
  4. 【請求項4】前記係止部(2c)と前記可撓性部材とが同
    一材料で形成されている請求項1に記載の天井パネル。
JP7974789U 1989-07-05 1989-07-05 天井パネル Expired - Lifetime JPH0730803Y2 (ja)

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JPH0318309U JPH0318309U (ja) 1991-02-22
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