JPH0730772B2 - リーマ付きドリルねじ - Google Patents

リーマ付きドリルねじ

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JPH0730772B2
JPH0730772B2 JP4349686A JP34968692A JPH0730772B2 JP H0730772 B2 JPH0730772 B2 JP H0730772B2 JP 4349686 A JP4349686 A JP 4349686A JP 34968692 A JP34968692 A JP 34968692A JP H0730772 B2 JPH0730772 B2 JP H0730772B2
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Inventor
克己 新城
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有限会社新城製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材を支持部材である
金属板に重ね合わせて締結するのに使用するリーマ付き
ドリルねじの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来のこの種リーマ付
きドリルねじを示している。図4に示すように、ねじ軸
部2とドリル部3との間の軸部4の外周面にねじ軸部2
の外径より半径方向に突出する一対のリーマ部5を設け
たリーマ付きドリルねじ1が最も一般的である。該リー
マ付きドリルねじ1は、ドリル部3により木材に削成し
た下穴をリーマ部5によってねじ軸部2が干渉しない穴
径に拡大するが、ドリル部3の切粉排出溝6の終端6a
とリーマ部5との間(e)の軸部分4aでは未だリーマ
部5によって下穴が拡大されていないので、該軸部分4
aで切粉の排出が妨害され、特に前記木材が厚い場合に
はドリル部3の切削機能を著しく低下させるだけではな
く、軸部分4aと切粉との摩擦によって発熱し、木材が
焼けるという欠点があった。
【0003】このような問題点を解決するものとして、
図5に示すように、ドリル部3のランド7にリーマ部
5′を設け、ドリル部3の切粉排出溝6が終端6aに達
する前に下穴をリーマ部5′で拡大するように構成した
リーマ付きドリルねじ1′が知られている。しかし、該
ドリルねじ1′はリーマ部5′を設ける位置が周方向に
おいて限定されるので、リーマ部5′の加工が大きな障
害となって生産性が著しく低下するという問題がある。
加えて、近年、ドリルねじは大量消費時代を迎え、その
ドリル部の加工は切削加工法から鍛造加工法に移行し
た。そして、鍛造製ドリルねじでは、ドリル部3のラン
ド7の外周面は切削製ドリルねじのランドの外周面のよ
うに円柱形ではなく、相当大きな逃げ角を持った非円弧
状曲面に形成されている。このため、前述のようにリー
マ部5′を設ける周方向の位置を設定しても、その位置
が少しでもずれると、ピンチ・ポインティングのような
プレス加工により成形されるリーマ部5′の大きさにば
ら付きを生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、リーマ部の加工に際して周
方向の位置を特に限定する必要がなく、しかもすぐれた
切粉排出機能を備えたリーマ付きドリルねじを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ねじ軸部とドリル部との間の中間軸部
に、前記ねじ軸部の外径より半径方向に突出するリーマ
部を設けたリーマ付きドリルねじであって、前記中間軸
部に細径部分を設けて形成した環状凹部により前記ドリ
ル部の切粉排出溝に連続する切粉排出部が設けられ、一
方、前記リーマ部が前記細径部分から前記中間軸部の前
記ねじ軸部側に亘って設けられていることを特徴とす
る。前記リーマ部とリーマ部との間に前記切粉排出部に
連続する切粉排出通路を設けることが望ましい。
【0006】
【作用】上記構成により、前記ドリル部で下穴を削成す
る木材が厚い場合でも、切削により生じた切粉は前記ド
リル部の切粉排出溝から前記中間軸部の切粉排出部に排
出され、さらに前記リーマ部によって拡大された下穴側
へ排出される。このとき、前述のように、リーマ部とリ
ーマ部との間に切粉排出通路を設けておくと、拡大した
下穴側への切粉排出がよりスムーズに行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明によるリーマ付きドリルねじ10の
一実施例を示しており、ねじ軸部12の一端に頭部11
を有し、他端に中間軸部14を介してドリル部13が設
けられている。そして、ねじ軸部12の終端と中間軸部
14との境界部分にねじ軸部12の外径より半径方向に
突出する一対のリーマ部15,15が直径方向に相対向
して設けられている。一方、中間軸部14にはねじ軸部
12の内径(谷径)よりも小径の細径部分を設けて、ね
じ軸部12とドリル部13との間に環伏凹部17が形成
され、該環状凹部17が、ドリル部13による下穴切削
時にドリル部13の切粉排出溝16に連続する切粉排出
部となる。一方、リーマ部15,15は、図示のよう
に、細径部分から中間軸部14のねじ軸部12側に亘っ
て設けられており、リーマ部15,15により拡大され
る下穴が環状凹部17により形成した前記切粉排出部に
直ちに連通するようになっている。なお、上記のように
細径部分を有する中間軸部14は、ねじ軸部12及びド
リル部13を成型加工する前のシャンクに中間軸部14
に相当する部位に予め細径部分を加工しておくだけで
易に形成することが可能であり、製造コストにほとんど
影響しない。
【0008】上記のように構成されたリーマ付きドリル
ねじ10を用いて木材に下穴をあけて支持部材である金
属板に前記木材を締結すると、ドリル部13で木材に下
穴を削成する際に生じる切粉は切粉排出溝16から環状
凹部17に排出され、さらにリーマ部15,15で拡大
された下穴に収容されるので、切粉が詰ってドリル部1
3の切削機能を低下させたり、切粉との摩擦によって発
熱するなどの不都合がない。
【0009】また、ドリル部13で木材に深穴を削成す
る場合のように、ドリル部13の切粉排出溝16から環
状凹部17に排出された切粉が環状凹部17に充満して
切粉排出作用に支障を来たすおそれがある場合には、図
2及び図3に示すように、リーマ部15とリーマ部15
との間の軸部周面に軸方向に延びる凹溝を設けて環状凹
部17をねじ軸部12側に連通する切粉排出通路18を
形成すると効果的である。このような通路18を設ける
と、環状凹部17に充満した切粉は通路18を通じてね
じ軸部12側へ排出されると共に、リーマ部15,15
により拡大した下穴に収容されるから、深穴を削成する
場合でも切粉の排出が妨害されるおそれはない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドリルね
じは、ドリル部とリーマ部との間の中間軸部に細径部分
を設けて形成した環状凹部により前記ドリル部の切粉排
出溝に連続する切粉排出部が設けられ、一方、前記リー
マ部が前記細径部分から前記中間軸部の前記ねじ軸部側
に亘って設けられているから、前記ドリル部による下穴
の削成で生じた切粉は前記ドリル部の切粉排出溝から前
記切粉排出部に排出され、さらに前記リーマ部で拡大し
た下穴に排出されるので、切粉はスムーズに排出され、
切粉が詰まってドリル部の切削機能を低下させたり、摩
擦による発熱を生じるおそれがない。また、請求項2に
係る発明のように、前記リーマ部とリーマ部との間に、
前記切粉排出部(環状凹部)からねじ軸部側に連続する
切粉排出通路を設けると、より効果的である。したがっ
て、本発明のドリルねじは、特に厚みの大きい木材や金
属材の締結に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーマ付きドリルねじの一実施例
を示す正面図である。
【図2】別の実施例の要部正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【図5】別の従来例を示す要部正面図である。
【符号の説明】
10 リーマ付きドリルねじ 11 頭部 12 ねじ軸部 13 ドリル部 14 中間軸部 15 リーマ部 16 ドリル部13の切粉排出溝 17 環状凹部(切粉排出部) 18 切粉排出通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸部とドリル部との間の中間軸部
    に、前記ねじ軸部の外径より半径方向に突出するリーマ
    部を設けたリーマ付きドリルねじであって、前記中間軸
    部に細径部分を設けて形成した環状凹部により前記ドリ
    ル部の切粉排出溝に連続する切粉排出部が設けられ、一
    方、前記リーマ部が前記細径部分から前記中間軸部の前
    記ねじ軸部側に亘って設けられていることを特徴とする
    リーマ付きドリルねじ。
  2. 【請求項2】 前記リーマ部とリーマ部との間に前記切
    粉排出部に連続する切粉排出通路が設けられている請求
    項1記載のリーマ付きドリルねじ。
JP4349686A 1992-12-02 1992-12-02 リーマ付きドリルねじ Expired - Fee Related JPH0730772B2 (ja)

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JPH06173923A JPH06173923A (ja) 1994-06-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180067242A (ko) * 2016-12-12 2018-06-20 인천대학교 산학협력단 드릴 비트

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