JPH0730625Y2 - クレーン付ダンプ車における安全装置 - Google Patents
クレーン付ダンプ車における安全装置Info
- Publication number
- JPH0730625Y2 JPH0730625Y2 JP1990020912U JP2091290U JPH0730625Y2 JP H0730625 Y2 JPH0730625 Y2 JP H0730625Y2 JP 1990020912 U JP1990020912 U JP 1990020912U JP 2091290 U JP2091290 U JP 2091290U JP H0730625 Y2 JPH0730625 Y2 JP H0730625Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- box
- hydraulic
- dump truck
- switching valve
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Description
【考案の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 本考案はクレーン付ダンプ車において、クレーンの格納
時に誤って荷箱を傾動させた時の安全装置に関する。
時に誤って荷箱を傾動させた時の安全装置に関する。
（ｂ）従来の技術 従来のクレーン付ダンプ車は、車体上に荷箱を傾動可能
に塔載し、この荷箱の前方の車体上にはブームを後方の
荷箱上に格納するクレーンを塔載している。
に塔載し、この荷箱の前方の車体上にはブームを後方の
荷箱上に格納するクレーンを塔載している。
（ｃ）考案が解決しようとする課題 前記構造のため、クレーンの格納時に誤って荷箱を傾動
させると荷箱の前壁がクレーンに当たって前壁やクレー
ンが損傷するという問題があった。
させると荷箱の前壁がクレーンに当たって前壁やクレー
ンが損傷するという問題があった。
そこで、この考案の目的は、クレーンの格納時に誤って
荷箱を傾動させても荷箱の前壁がクレーンに当たらない
ようにすることにある。
荷箱を傾動させても荷箱の前壁がクレーンに当たらない
ようにすることにある。
（ｄ）課題を解決するための手段 上記目的を達成するためこの考案は、油圧ポンプからの
作動油を油圧回路中の油圧シリンダ内に流入させ、この
油圧シリンダの伸長作動により傾動する荷箱を車体上に
塔載し、前記荷箱の前方の車体上には荷箱の傾動を阻害
しない位置まで起立させうるとともに、ブームを後方の
荷箱上に格納するクレーンを塔載してなるクレーン付ダ
ンプ車において、前記油圧回路中に油圧ポンプからの作
動油をオイルタンクにバイパスさせるバイパス切換弁を
設け、荷箱の前壁の上部には、荷箱が傾動して前記クレ
ーンに当接するのを感知すると、前記バイパス切換弁を
バイパス側に切換える感知装置を設けたことである。
作動油を油圧回路中の油圧シリンダ内に流入させ、この
油圧シリンダの伸長作動により傾動する荷箱を車体上に
塔載し、前記荷箱の前方の車体上には荷箱の傾動を阻害
しない位置まで起立させうるとともに、ブームを後方の
荷箱上に格納するクレーンを塔載してなるクレーン付ダ
ンプ車において、前記油圧回路中に油圧ポンプからの作
動油をオイルタンクにバイパスさせるバイパス切換弁を
設け、荷箱の前壁の上部には、荷箱が傾動して前記クレ
ーンに当接するのを感知すると、前記バイパス切換弁を
バイパス側に切換える感知装置を設けたことである。
（ｅ）作用 クレーンの格納時に誤って荷箱を傾動させると、荷箱の
前壁の上部に設けた感知装置が感知して、油圧回路中の
バイパス切換弁がバイパス側に切換わる。
前壁の上部に設けた感知装置が感知して、油圧回路中の
バイパス切換弁がバイパス側に切換わる。
すると、油圧ポンプからの作動油はオイルタンクにバイ
パスし、荷箱の傾動は停止し、荷箱の前壁とクレーンと
の当たりは防止される。
パスし、荷箱の傾動は停止し、荷箱の前壁とクレーンと
の当たりは防止される。
（ｆ）実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
（１）は車体（２）上に後方傾動可能に塔載した荷箱
で、この荷箱（１）の前方の車体（２）上には操作レバ
ー（３）……により操作されるクレーン（４）が塔載さ
れ、このクレーン（４）に荷箱（１）の後方傾動を阻害
しない位置まで起立させられるとともにブーム（５）を
後方の荷箱（１）上に格納するようになっている。
で、この荷箱（１）の前方の車体（２）上には操作レバ
ー（３）……により操作されるクレーン（４）が塔載さ
れ、このクレーン（４）に荷箱（１）の後方傾動を阻害
しない位置まで起立させられるとともにブーム（５）を
後方の荷箱（１）上に格納するようになっている。
次に荷箱（１）の前壁（６）の上部に設けた感知装置
（７）を説明すると、（８）（８）は前壁（６）の左右
一対の支柱（９）（９）の上端に取付部材（10）（10）
を介して回動自在に軸（11）（11）支した左右一対の回
動片で、この回動片（８）（８）間にはパイプ（12）を
介装し、前記パイプ（12）は右回動片（８）の外側にも
延長してある。
（７）を説明すると、（８）（８）は前壁（６）の左右
一対の支柱（９）（９）の上端に取付部材（10）（10）
を介して回動自在に軸（11）（11）支した左右一対の回
動片で、この回動片（８）（８）間にはパイプ（12）を
介装し、前記パイプ（12）は右回動片（８）の外側にも
延長してある。
（13）は右回動片（８）を介してパイプ（12）を上方に
付勢するスプリング、（14）（14）は回動片（８）
（８）の上方回動を規制する上部ストッパ（15）は右回
動片（８）の下方回動を規制する下部ストッパである。
付勢するスプリング、（14）（14）は回動片（８）
（８）の上方回動を規制する上部ストッパ（15）は右回
動片（８）の下方回動を規制する下部ストッパである。
前記右取付部材（10）にはリミットスイッチ（16）が取
付けられ、このリミットスイッチ（16）はスプリング
（13）力によりパイプ（12）が上方位置のとき「断」と
なり、クレーン（４）の格納時に誤って荷箱（１）を傾
動させてパイプ（12）がクレーン（４）のブーム（５）
に当たって下方に回動すると「接」となるようにしてあ
る。
付けられ、このリミットスイッチ（16）はスプリング
（13）力によりパイプ（12）が上方位置のとき「断」と
なり、クレーン（４）の格納時に誤って荷箱（１）を傾
動させてパイプ（12）がクレーン（４）のブーム（５）
に当たって下方に回動すると「接」となるようにしてあ
る。
次に第６図の油圧回路を説明すると、（17）は油圧ポン
プ、（18）は荷箱（１）の昇降及び停止を行なうととも
に荷箱（１）の停止時にクレーン（４）のコントロール
バルブ（図示せず）へ作動油を送る制御弁で、この制御
弁（18）と油圧シリンダ（19）とは主配管（20）にて連
絡し、この主配管（20）の途中とオイルタンク（21）と
の補助配管（22）にはバイパス切換弁（23）を介装して
ある。
プ、（18）は荷箱（１）の昇降及び停止を行なうととも
に荷箱（１）の停止時にクレーン（４）のコントロール
バルブ（図示せず）へ作動油を送る制御弁で、この制御
弁（18）と油圧シリンダ（19）とは主配管（20）にて連
絡し、この主配管（20）の途中とオイルタンク（21）と
の補助配管（22）にはバイパス切換弁（23）を介装して
ある。
ところで、本実施例では荷箱（１）を後方傾動可能とし
ているが、側方傾動可能でも同様の効果を有するもので
ある。
ているが、側方傾動可能でも同様の効果を有するもので
ある。
本考案は前記の如き構成で、次に作用について説明す
る。
る。
荷箱（１）を後方傾動させる場合には、まず制御弁（1
8）を中立位置にして油圧ポンプ（17）から作動油を送
るとともにクレーン（４）の操作レバー（３）……を操
作してブーム（５）を後方の格納位置より前方に移動さ
せる。
8）を中立位置にして油圧ポンプ（17）から作動油を送
るとともにクレーン（４）の操作レバー（３）……を操
作してブーム（５）を後方の格納位置より前方に移動さ
せる。
その後、切換弁（18）を右位置に切換えると油圧ポンプ
（17）からの作動油は油圧シリンダ（19）に流入し、荷
箱（１）は後方傾動する。
（17）からの作動油は油圧シリンダ（19）に流入し、荷
箱（１）は後方傾動する。
また、ブーム（５）を格納位置より上方に最大角度起立
させると荷箱（１）を後方傾動させることができる。
させると荷箱（１）を後方傾動させることができる。
次にクレーン（４）のブーム（５）が格納位置のままで
誤って制御弁（18）を右位置にして油圧ポンプ（17）か
らの作動油を油圧シリンダ（19）に流入させると荷箱
（１）は後方傾動し、回動片（８）（８）間のパイプ
（12）がクレーン（４）のブーム（５）に当接する。
誤って制御弁（18）を右位置にして油圧ポンプ（17）か
らの作動油を油圧シリンダ（19）に流入させると荷箱
（１）は後方傾動し、回動片（８）（８）間のパイプ
（12）がクレーン（４）のブーム（５）に当接する。
するとパイプ（12）は下方に回動し、リミットスイッチ
（16）は「断」より「接」となり、バイパス切換弁（2
3）が右位置よりバイパス側の左位置となり、油圧ポン
プ（17）からの作動油はバイパス切換弁（23）を通って
オイルタンク（21）にバイパスされ、荷箱（１）の後方
傾動は停止し、荷箱（１）の前壁（６）とクレーン
（４）のブーム（５）との当たりは防止される。
（16）は「断」より「接」となり、バイパス切換弁（2
3）が右位置よりバイパス側の左位置となり、油圧ポン
プ（17）からの作動油はバイパス切換弁（23）を通って
オイルタンク（21）にバイパスされ、荷箱（１）の後方
傾動は停止し、荷箱（１）の前壁（６）とクレーン
（４）のブーム（５）との当たりは防止される。
（ｇ）考案の効果 以上の如く本考案は、油圧回路中に油圧ポンプからの作
動油をオイルタンクにバイパスさせるバイパス切換弁を
設け、荷箱の前壁の上部に荷箱が傾動してクレーンに当
接するのを感知し、バイパス切換弁を切換える感知装置
を設けたので、クレーンの格納時に誤って荷箱を傾動さ
せても感知装置がバイパス切換弁を切換え、荷箱の傾動
が停止するので、荷箱の前壁がクレーンに当たることな
く、前壁やクレーンが損傷することはない。
動油をオイルタンクにバイパスさせるバイパス切換弁を
設け、荷箱の前壁の上部に荷箱が傾動してクレーンに当
接するのを感知し、バイパス切換弁を切換える感知装置
を設けたので、クレーンの格納時に誤って荷箱を傾動さ
せても感知装置がバイパス切換弁を切換え、荷箱の傾動
が停止するので、荷箱の前壁がクレーンに当たることな
く、前壁やクレーンが損傷することはない。
第１図は本考案の安全装置を装備したクレーン付ダンプ
車の側面図、第２図は安全装置の詳細図、第３図は第２
図のＡ矢視図、第４図は第３図のＢ矢視図、第５図は第
２図のＣ矢視図、第６図は油圧回路図である。 （１）は荷箱、（２）は車体、（４）はクレーン、
（５）はブーム、（６）は前壁、（７）は感知装置、
（16）はリミットスイッチ、（17）は油圧ポンプ、（1
9）は油圧シリンダ、（21）はオイルタンク、（23）は
バイパス切換弁である。
車の側面図、第２図は安全装置の詳細図、第３図は第２
図のＡ矢視図、第４図は第３図のＢ矢視図、第５図は第
２図のＣ矢視図、第６図は油圧回路図である。 （１）は荷箱、（２）は車体、（４）はクレーン、
（５）はブーム、（６）は前壁、（７）は感知装置、
（16）はリミットスイッチ、（17）は油圧ポンプ、（1
9）は油圧シリンダ、（21）はオイルタンク、（23）は
バイパス切換弁である。
Claims (1)
- 【請求項１】油圧ポンプからの作動油を油圧回路中の油
圧シリンダ内に流入させ、この油圧シリンダの伸長作動
により傾動する荷箱を車体上に搭載し、前記荷箱の前方
の車体上には荷箱の傾動を阻害しない位置まで起立させ
うるとともに、ブームを後方の荷箱上に格納するクレー
ンを搭載してなるクレーン付ダンプ車において、前記油
圧回路中に油圧ポンプからの作動油をオイルタンクにバ
イパスさせるバイパス切換弁を設け、荷箱の前壁の上部
には、荷箱が傾動して前記クレーンに当接するのを感知
すると、前記バイパス切換弁をバイパス側に切換える感
知装置を設けてなるクレーン付ダンプ車における安全装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990020912U JPH0730625Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | クレーン付ダンプ車における安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990020912U JPH0730625Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | クレーン付ダンプ車における安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03113388U JPH03113388U (ja) | 1991-11-19 |
| JPH0730625Y2 true JPH0730625Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31523995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990020912U Expired - Lifetime JPH0730625Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | クレーン付ダンプ車における安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730625Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011207302A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Shinmaywa Industries Ltd | ダンプカー |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5932335B2 (ja) * | 1978-02-23 | 1984-08-08 | 新明和工業株式会社 | クレ−ン付きダンプカ−における荷箱とクレ−ンブ−ムの干渉防止装置 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP1990020912U patent/JPH0730625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03113388U (ja) | 1991-11-19 |
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