JPH0545642Y2 - - Google Patents

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JPH0545642Y2
JPH0545642Y2 JP1985190489U JP19048985U JPH0545642Y2 JP H0545642 Y2 JPH0545642 Y2 JP H0545642Y2 JP 1985190489 U JP1985190489 U JP 1985190489U JP 19048985 U JP19048985 U JP 19048985U JP H0545642 Y2 JPH0545642 Y2 JP H0545642Y2
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JP
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boom
bucket
detector
cylinder
carrying tool
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントローダにおける運搬用作業
具の姿勢補正装置に関するものである。
(従来の技術) トラクタ等の車輌に装着されたフロントローダ
において、例えば土砂の運搬を行なう場合、ブー
ム先端のバケツトに土砂が入ると、バケツトをす
くい方向に回動させた後、ブームシリンダにより
ブームを上昇させて行く。この場合、ブームが基
部を支点として回動運転するため、バケツトをブ
ームを固定したままの状態であれば、ある高さま
でブームが上昇した時に、バケツトが後下がりに
後傾状態となり、バケツト上の土砂が後側にこぼ
れ落ちるので、その前にバケツトを水平に戻す必
要がある。
しかし、従来は、このような位置までブームが
上昇した時に、それを検出してバケツトを水平方
向に自動的に戻す等の対策は何等講じられていな
かつた。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、経験不足のオペレータが運転した場
合、土砂がバケツトからこぼれ落ちて、ボンネツ
ト等を損傷したり、オペレータが怪我をすること
があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような問題点を解決することを
目的としたものであつて、そのための手段とし
て、上下動自在に枢支されたブームを上下動する
ブームシリンダと、このブームの先端部に回動自
在に枢支された運搬用作業具をチルト動作するバ
ケツトシリンダと、前記両シリンダをそれぞれ制
御する制御弁とを備えているフロントローダにお
いて、ブームの上昇位置を検出する第1検出器
と、運搬用作業具の回動角度を検出する第2検出
器と、運搬用作業具が被運搬物の落下を生じる姿
勢となつた時に前記各検出器の信号によつて運搬
作業具を水平方向に補正する補正手段を設け、該
補正手段は、前記両制御弁の上流側に備えた電磁
弁と、該電磁弁のソレノイドが前記両検出器を介
して励磁されたときブーム制御弁への作動油の供
給を停止しバケツト制御弁に接続するバイパス回
路を備えているとともに、前記第2検出器は、バ
ケツトシリンダのストロークに応じてオン・オフ
するものである。
(作用) フロントローダにより土砂の運搬を行なう場
合、先ず第1図の仮想線aの如く最下位まで降
し、バケツト10の下面を水平に接地させた状態
で前進してバケツト10を土砂に突込んで行く。
次にバケツトシリンダ12を収縮させ、バケツト
10を仮想線bからcの如くピン11廻りにすく
い回動させる。この時、バケツトシリンダ12が
縮むので、第4図に示す如く第2検出器19が接
点22,23の接触によつてオンする。
次にブームシリンダ9を伸ばしてブーム7をピ
ン廻りに上昇させて行く。そして、ブーム7が実
線位置まで上昇すると、バケツト10側が相当な
後傾状態となり、土砂24がこぼれる手前に達す
る。従つて、この状態までブームシリンダ9が伸
びると、第1検出器13が接点17,18の接触
によつてオンすることになり、ブザー38が警報
を発すると共に、ソレノイド36が励磁して電磁
弁35が切換わるので、ブーム制御弁27が上昇
側にあつても、ブーム7が上昇を停止する。
一方、バイパス回路37がつながると共に、ダ
ンプ用ソレノイド29が励磁してバケツト制御弁
27がダンプ側に切換わるので、バケツトシリン
ダ12が伸び、バケツト10の姿勢を実線から仮
想線d程度までダンプ方向に戻して行く。そし
て、バケツトシリンダ12がストロークLだけ伸
び、バケツト10が仮想線dまで水平方向に戻る
と、第2検出器19の接点22,23を離れてオ
フとなるので、バケツト制御弁27が中立に戻る
と共に、電磁弁35が戻る。従つて、再度ブーム
シリンダ9を伸ばし、ブーム7を仮想線eの最上
昇位置まで上昇させても、バケツト10は第2図
に示す実線の如く大きく後傾状態となることはな
く、土砂のこぼれを生じることなくブーム7を上
昇させることができる。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第2図において、1はトラクタ車体、2は前
輪、3はボンネツト、4はハンドルである。
5はトラクタ車体1に設けられた取付台、6は
これに着脱自在とされたマストである。7はブー
ムで、ピン8を介してマスト6に上下動自在に枢
支されており、このブーム7はマスト6とこの間
に設けられたブームシリンダ9により昇降駆動さ
れる。10は運搬用作業具としてのバケツトで、
ブーム7の先端にピン11により回動自在に枢支
され、バケツトシリンダ12によつて回動操作さ
れる。
13はブーム7の上昇位置を検出する第1検出
器で、第3図にも示すように、ブームシリンダ9
に付設された箱状の本体14と、この本体14に
摺動自在に挿入されかつブームシリンダ9とマス
ト6との枢支用のピン15に連結された作動棒1
6とを有し、ブーム7が第2図の実線位置まで上
昇した時に、本体14内の接点17と作動棒16
の接点18とが接触するように構成されている。
19はバケツト10の回動角度を検出する第2
検出器で、第4図にも示すように、前記第1検出
器13と同様、バケツトシリンダ12に付設され
た本体20及び作動棒21と、これらに設けられ
た接点22,23とを有する。
これら検出器13,19が共にオンするのは、
すくい後のバケツト角度のままでブーム7が上昇
した時に、バケツト10の土砂(被運搬物)24
がこぼれ落ちるに至る前の時となつている。
25はコントロールボツクスで、マスト6に取
付けられており、この内部にはブーム制御弁26
と、バケツト制御弁27が組込まれている。制御
弁26,27は操作レバー28により手動操作さ
れる。即ち、ブーム制御弁26は操作レバー28
の前後操作に機械的に連動し、またバケツト制御
弁27は第1図の如くダンプ用ソレノイド29と
すくい用ソレノイド30とを備えた電磁弁型であ
つて、操作レバー28の左右操作に図外のスイツ
チを介して連動するようになつている。
第1図は、ブーム制御弁26、バケツト制御弁
27を含む制御回路を示す。第1図において、3
1は油圧ポンプ、32はリリーフ弁、33はトラ
クタ車体1後部の三点リンク用の油圧装置、34
はその制御弁装置である。
35は電磁弁で、通常時には油圧ポンプ31と
制御弁26,27とをつなぐが、ソレノイド36
が励磁したときに、ブーム制御弁26への作動油
の供給を停止し、油圧ポンプ31をバイパス回路
37を介してバケツト制御弁27側に接続するよ
うになつている。
ソレノイド29,36には検出器13,19と
警報器としてのブザー38とが直列に接続されて
いる。従つて、ブーム7が土こぼれ寸前まで上昇
すると、検出器13,19が共にオンしてブザー
38がなると同時に、電磁弁35が切換わり、ブ
ームシリンダ9を停止させ、一方バケツト制御弁
27がダンプ側に切換わり、バケツトシリンダ1
2が伸長してバケツト10の姿勢を水平方向に補
正するようになつている。
なお、検出器13,19はボリユーム等を用い
て、ピン8,11の位置に組込んでも良い。
また上記実施例では、補正動作中であることを
確認するためにブザー38を備えたものを例示し
たが、これは省略しても良い。
またブザー38を設ける場合にも、ソレノイド
29,36を直列接続し、その直列回路にブザー
38を並列に接続し、かつブザー38に入切用の
スイツチを接続して、このスイツチによりブザー
38の回路を開閉できるようにしても良い。
なお実施例では、補正手段を電磁弁35、バイ
パス回路37、及びバケツト制御弁27の一部等
で構成するものを例示したが、これに限定される
ものではない。
また運搬作業具は、バケツト10以外のフオー
ク等でも良い。
(考案の効果) 本考案によれば、ブームの上昇によつて運搬用
作業具が被運搬物の落下を生じる姿勢となつた時
に、それを検出して自動的に作業員の姿勢を水平
方向に補正するようにしているので、土砂等の運
搬作業に際して、経験不足のオペレータが運転す
る場合にも、能率的に作業を行えるし、また、作
業具を水平方向に補正した後においてもブームの
上昇ができることから、被運搬物の落下を防止し
つつブームの上昇量が大きくなつて、積込み運搬
が能率的に作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す油圧回路図、
第2図は同フロントローダの側面図、第3図及び
第4図は検出器の構成図である。 7……ブーム、9……ブームシリンダ、10…
…バケツト(運搬用作業具)、12……バケツト
シリンダ、13……第1検出器、19……第2検
出器、26……ブーム制御弁、27……バケツト
制御弁、35……電磁弁、38……ブザー(警報
器)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下動自在に枢支されたブームを上下動するブ
    ームシリンダと、このブームの先端部に回動自在
    に枢支された運搬用作業具をチルト動作するバケ
    ツトシリンダと、前記両シリンダをそれぞれ制御
    する制御弁とを備えているフロントローダにおい
    て、ブームの上昇位置を検出する第1検出器と、
    運搬用作業具の回動角度を検出する第2検出器
    と、運搬用作業具が被運搬物の落下を生じる姿勢
    となつた時に前記各検出器の信号によつて運搬作
    業具を水平方向に補正する補正手段を設け、該補
    正手段は、前記両制御弁の上流側に備えた電磁弁
    と、該電磁弁のソレノイドが前記両検出器を介し
    て励磁されたときブーム制御弁への作動油の供給
    を停止しバケツト制御弁に接続するバイパス回路
    を備えているとともに、前記第2検出器は、バケ
    ツトシリンダのストロークに応じてオン・オフす
    ることを特徴とするフロントローダにおける運搬
    用作業具の姿勢補正装置。
JP1985190489U 1985-12-10 1985-12-10 Expired - Lifetime JPH0545642Y2 (ja)

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JPS6299653U JPS6299653U (ja) 1987-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5114132B2 (ja) * 2007-08-27 2013-01-09 株式会社クボタ フロントローダ
JP5114133B2 (ja) * 2007-08-27 2013-01-09 株式会社クボタ フロントローダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139203A (en) * 1976-05-18 1977-11-21 Kubota Ltd Earthhmoving machine
JPS60246933A (ja) * 1984-05-18 1985-12-06 Toyoda Autom Loom Works Ltd ベルロ−ダにおけるバケツトの傾角自動修正装置
JPS60246993A (ja) * 1984-05-22 1985-12-06 植村 厚一 地中筒体の前進方法及びその装置

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