JPH0730621Y2 - 車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブルリール - Google Patents
車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブルリールInfo
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- JPH0730621Y2 JPH0730621Y2 JP1989105377U JP10537789U JPH0730621Y2 JP H0730621 Y2 JPH0730621 Y2 JP H0730621Y2 JP 1989105377 U JP1989105377 U JP 1989105377U JP 10537789 U JP10537789 U JP 10537789U JP H0730621 Y2 JPH0730621 Y2 JP H0730621Y2
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- fixed
- flat cable
- cable reel
- movable
- cable
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G11/00—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定体と可動体との間に電気的接続をフラツ
トケーブルを介して行うケーブルリールに係り、特に、
テレスコピツク機能を有する車両の伸縮式ステアリング
装置に付設して好適なケーブルリールに関する。
トケーブルを介して行うケーブルリールに係り、特に、
テレスコピツク機能を有する車両の伸縮式ステアリング
装置に付設して好適なケーブルリールに関する。
ケーブルリールは、複数ターン巻回したフラツトケーブ
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定して
外部に導出し、可動体を回転させたときに、フラツトケ
ーブルを可動体側に巻き込んだり、またはそれから巻き
戻しすることによつて、可動体を所定量回転させること
ができるようにしたもので、例えば自動車のステアリン
グ装置に組み付けられてエアーバツグ回路やホーン回路
あるいはクルーズコントロール回路等のコネクタとして
使用されている（特開昭57−66043号公報）。
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定して
外部に導出し、可動体を回転させたときに、フラツトケ
ーブルを可動体側に巻き込んだり、またはそれから巻き
戻しすることによつて、可動体を所定量回転させること
ができるようにしたもので、例えば自動車のステアリン
グ装置に組み付けられてエアーバツグ回路やホーン回路
あるいはクルーズコントロール回路等のコネクタとして
使用されている（特開昭57−66043号公報）。
上記の如きケーブルリールをステアリング装置に組み込
むに際しては、可動体をステアリングホイール側に固定
すると共に、固定体をコラムカバー等の固定側部材に固
定し、固定体より導出するフラツトケーブルを固定側コ
ネクタに接続するようになつている。ここで、ステアリ
ング装置に、ステアリングホイールをステアリングシヤ
フトの軸方向に移動調整することのできる、所謂テレス
コピツクと称せられる機能が備えられている場合は、ス
テアリングホイールの可動時にケーブルリール本体とコ
ネクタ間の距離が変化するため、フラツトケーブルの固
定体からの上記導出部分をこの変化量を見込んで充分に
長く設定しなければならない。
むに際しては、可動体をステアリングホイール側に固定
すると共に、固定体をコラムカバー等の固定側部材に固
定し、固定体より導出するフラツトケーブルを固定側コ
ネクタに接続するようになつている。ここで、ステアリ
ング装置に、ステアリングホイールをステアリングシヤ
フトの軸方向に移動調整することのできる、所謂テレス
コピツクと称せられる機能が備えられている場合は、ス
テアリングホイールの可動時にケーブルリール本体とコ
ネクタ間の距離が変化するため、フラツトケーブルの固
定体からの上記導出部分をこの変化量を見込んで充分に
長く設定しなければならない。
フラツトケーブルの導出部分がこのように相当量長くな
ると、単にそれを弛ませた状態にしただけでは邪魔にな
るため、例えば実公昭63−32527号公報に記載されてい
るような収納装置が必要となる。このものは、テレスコ
ピツク機能を有するステアリング装置の可動側と固定側
との間にハーネススプールを設けると共に、ステアリン
グホイールより導出された複数本のワイヤーハーネスを
上記ハーネススプール内に螺線状に巻回して収納し、ス
テアリングホイールの軸線方向の動きを、ハーネススプ
ール内でワイヤーハーネスの巻径が変化することにより
吸収するようになつている。
ると、単にそれを弛ませた状態にしただけでは邪魔にな
るため、例えば実公昭63−32527号公報に記載されてい
るような収納装置が必要となる。このものは、テレスコ
ピツク機能を有するステアリング装置の可動側と固定側
との間にハーネススプールを設けると共に、ステアリン
グホイールより導出された複数本のワイヤーハーネスを
上記ハーネススプール内に螺線状に巻回して収納し、ス
テアリングホイールの軸線方向の動きを、ハーネススプ
ール内でワイヤーハーネスの巻径が変化することにより
吸収するようになつている。
前述した従来の収納装置によれば、テレスコピツク動作
時に、例えばステアリングホイールが手前に引き込まれ
た場合はワイヤーハーネスの巻径が小さくなる方向へ変
化し、反対にステアリングホイールが押し込まれた場合
はワイヤーハーネスの巻径が大きくなる方向へ変化し、
この巻径の変化をハーネススプール内で行うことができ
るため、相当量長いワイヤーハーネスを比較的狭いスペ
ース内で処理することができる。
時に、例えばステアリングホイールが手前に引き込まれ
た場合はワイヤーハーネスの巻径が小さくなる方向へ変
化し、反対にステアリングホイールが押し込まれた場合
はワイヤーハーネスの巻径が大きくなる方向へ変化し、
この巻径の変化をハーネススプール内で行うことができ
るため、相当量長いワイヤーハーネスを比較的狭いスペ
ース内で処理することができる。
しかしながら、ケーブルリールのリード線として用いら
れるフラツトケーブルは、ワイヤーハーネスに比べると
曲げ剛性が高く幅寸法も大きいため、前述した収納装置
をケーブルリールに適用しようとすると、フラツトケー
ブルの導出部分を収納するための空間が徒に大型化する
というスペース的な問題が発生するばかりでなく、フラ
ツトケーブルに無理な捩れ力が作用して接続の信頼性を
低下させるという問題もあつた。
れるフラツトケーブルは、ワイヤーハーネスに比べると
曲げ剛性が高く幅寸法も大きいため、前述した収納装置
をケーブルリールに適用しようとすると、フラツトケー
ブルの導出部分を収納するための空間が徒に大型化する
というスペース的な問題が発生するばかりでなく、フラ
ツトケーブルに無理な捩れ力が作用して接続の信頼性を
低下させるという問題もあつた。
本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、取付けスペースの小
型化が図れると共に、信頼性の高い車両の伸縮式ステア
リング装置用ケーブルリールを提供することにある。
もので、その目的とするところは、取付けスペースの小
型化が図れると共に、信頼性の高い車両の伸縮式ステア
リング装置用ケーブルリールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、固定体と、これ
ら固定体と可動体との間に巻回されて収納されたフラツ
トケーブルとを備え、前記フラツトケーブルの両端が前
記固定体と可動体の外部にそれぞれ電気的に接続されて
いるケーブルリールにおいて、相対的に摺動自在に連結
された一対の保持体からなる収納ケースを備え、前記固
定体より導出する前記フラツトケーブルを前記両保持体
にそれぞれ固定すると共に、これら固定部分の間で半ル
ープ状に湾曲させたことを特徴とするものである。
ら固定体と可動体との間に巻回されて収納されたフラツ
トケーブルとを備え、前記フラツトケーブルの両端が前
記固定体と可動体の外部にそれぞれ電気的に接続されて
いるケーブルリールにおいて、相対的に摺動自在に連結
された一対の保持体からなる収納ケースを備え、前記固
定体より導出する前記フラツトケーブルを前記両保持体
にそれぞれ固定すると共に、これら固定部分の間で半ル
ープ状に湾曲させたことを特徴とするものである。
ステアリングホイールの軸方向の移動に伴つてケーブル
リール本体の固定体と収納ケースの一方の保持体との間
の距離が伸縮すると、この伸縮は収納ケースの両保持体
が相対移動することによつて吸収され、フラツトケーブ
ルはこれら保持体の動きに追従して収納ケース内を湾曲
しながら変形する。
リール本体の固定体と収納ケースの一方の保持体との間
の距離が伸縮すると、この伸縮は収納ケースの両保持体
が相対移動することによつて吸収され、フラツトケーブ
ルはこれら保持体の動きに追従して収納ケース内を湾曲
しながら変形する。
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの正面
図であり、同図に示すように、ケーブルリールはケーブ
ルリール本体１と収納ケース２とで構成されている。
図であり、同図に示すように、ケーブルリールはケーブ
ルリール本体１と収納ケース２とで構成されている。
第２図は前記ケーブルリール本体１の概略構成を示す断
面図であり、同図において、３は中央に回転筒3aを垂設
した可動体を示し、該回転筒3aの外側には円筒状のホル
ダ４が配置されている。このホルダ４は軸線方向に延び
るスリツト（図示せず）を有し、前記回転筒3aの外周面
と所定の間隔を存するように可動体３の天板部に嵌合固
定されている。５は複数本の導体をポリエチレンテレフ
タレート等の一対の可撓性フイルムでラミネートしたフ
ラツトケーブルで、該フラツトケーブル５は複数ターン
巻回され、その巻回始端はスリツトを通つてホルダ４内
で折り返されたのち可動体３の外部に導出されており、
この可動側導出部６の先端には図示せぬがコネクタが接
続されている。
面図であり、同図において、３は中央に回転筒3aを垂設
した可動体を示し、該回転筒3aの外側には円筒状のホル
ダ４が配置されている。このホルダ４は軸線方向に延び
るスリツト（図示せず）を有し、前記回転筒3aの外周面
と所定の間隔を存するように可動体３の天板部に嵌合固
定されている。５は複数本の導体をポリエチレンテレフ
タレート等の一対の可撓性フイルムでラミネートしたフ
ラツトケーブルで、該フラツトケーブル５は複数ターン
巻回され、その巻回始端はスリツトを通つてホルダ４内
で折り返されたのち可動体３の外部に導出されており、
この可動側導出部６の先端には図示せぬがコネクタが接
続されている。
一方、７は固定体を示し、該固定体７の中央には前記可
動体３の回転筒3aが回転自在にスナツプインする中心孔
7aが形成されると共に、外周縁には前記フラツトケーブ
ル５の巻き戻し位置を規制する外輪壁7bが立設されてい
る。さらに、この外輪壁7bの上端にはリング部材８が装
着されており、前記可動体３は該リング部材８に沿つて
回転摺動するようになつている。また、固定体７とリン
グ部材８の一部には斜め下方に向けてガイド部7c,8aが
突出形成されており、前述したフラツトケーブル５の巻
回終端は外輪壁7bの内側で折り返されたのち両ガイド部
7c,8aに沿つて固定体７の外部に導出されており、この
固定側導出部９は前記収納ケース２に導かれている。
動体３の回転筒3aが回転自在にスナツプインする中心孔
7aが形成されると共に、外周縁には前記フラツトケーブ
ル５の巻き戻し位置を規制する外輪壁7bが立設されてい
る。さらに、この外輪壁7bの上端にはリング部材８が装
着されており、前記可動体３は該リング部材８に沿つて
回転摺動するようになつている。また、固定体７とリン
グ部材８の一部には斜め下方に向けてガイド部7c,8aが
突出形成されており、前述したフラツトケーブル５の巻
回終端は外輪壁7bの内側で折り返されたのち両ガイド部
7c,8aに沿つて固定体７の外部に導出されており、この
固定側導出部９は前記収納ケース２に導かれている。
次に、前記収納ケース２の詳細を第３図ないし第５図を
用いて説明する。
用いて説明する。
第３図は収納装置２の断面図、第４図はその分解斜視
図、第５図はその収納装置に備えられる可動ホルダの斜
視図であり、これらの図において、10は可動ホルダ、11
は固定ホルダを示し、これら両ホルダ10,11は摺動可能
に連結されて前記収納ケース２を構成している。
図、第５図はその収納装置に備えられる可動ホルダの斜
視図であり、これらの図において、10は可動ホルダ、11
は固定ホルダを示し、これら両ホルダ10,11は摺動可能
に連結されて前記収納ケース２を構成している。
可動ホルダ10は一対の側板12を有し、これら側板12,12
間には２本の円筒状支柱13,14と１つのトラツク形状の
ガイドポスト15とが架設され、また両側板12,12の外面
には突起12aが形成されている。第５図に示すように、
一方の側板12と他方の側板12を含むブロツク体とは薄肉
のヒンジ部16を介して連結された一体成形品からなり、
このヒンジ部16に沿つて一方の側板12を他方側に180度
回転してねじ止めすることにより、すなわち、図中の２
点鎖線を折目線として一方の側板12を矢印方向へ折り畳
むことにより、第４図に示すように両側板12,12が対向
する可動ホルダ10が形成されるようになつている。ま
た、可動ホルダ10は長板状の脚片17を有し、該脚片17の
両端にはトラツク形状の取付孔18,18が穿設されてい
る。
間には２本の円筒状支柱13,14と１つのトラツク形状の
ガイドポスト15とが架設され、また両側板12,12の外面
には突起12aが形成されている。第５図に示すように、
一方の側板12と他方の側板12を含むブロツク体とは薄肉
のヒンジ部16を介して連結された一体成形品からなり、
このヒンジ部16に沿つて一方の側板12を他方側に180度
回転してねじ止めすることにより、すなわち、図中の２
点鎖線を折目線として一方の側板12を矢印方向へ折り畳
むことにより、第４図に示すように両側板12,12が対向
する可動ホルダ10が形成されるようになつている。ま
た、可動ホルダ10は長板状の脚片17を有し、該脚片17の
両端にはトラツク形状の取付孔18,18が穿設されてい
る。
一方、前記固定ホルダ11は、複数本のねじによつて接合
・一体化される基体19とカバー20とからなり、これら基
体19とカバー20の外面にはトラツク形状の取付孔21を有
する脚片22がそれぞれ設けられている。また、基体19と
カバー20の内面には長手方向に延びるガイド溝23が形成
されており（カバー20側のガイド溝は図示せず）、前記
可動体10の両突起12aはこれらガイド溝23に沿つて往復
移動できるようガイド溝23内に係合されている。
・一体化される基体19とカバー20とからなり、これら基
体19とカバー20の外面にはトラツク形状の取付孔21を有
する脚片22がそれぞれ設けられている。また、基体19と
カバー20の内面には長手方向に延びるガイド溝23が形成
されており（カバー20側のガイド溝は図示せず）、前記
可動体10の両突起12aはこれらガイド溝23に沿つて往復
移動できるようガイド溝23内に係合されている。
前記基体19の長手方向に沿う一端側には、洞穴状の空間
を画成する隔壁24とこの空間内に位置するガイド壁25と
が設けられており、また他端側には、半円筒状の膨出壁
26とこれに対向する規制壁27とが設けられており、これ
ら膨出壁26と規制壁27との間にケーブル排出路28が画成
されている。さらに、前記基体19の内部にはガイド棒29
が設けられており、前述した隔壁24、ガイド壁25、膨出
壁26、規制壁27およびガイド棒29は、基体19の側板とカ
バー20とを橋絡するように延びている。
を画成する隔壁24とこの空間内に位置するガイド壁25と
が設けられており、また他端側には、半円筒状の膨出壁
26とこれに対向する規制壁27とが設けられており、これ
ら膨出壁26と規制壁27との間にケーブル排出路28が画成
されている。さらに、前記基体19の内部にはガイド棒29
が設けられており、前述した隔壁24、ガイド壁25、膨出
壁26、規制壁27およびガイド棒29は、基体19の側板とカ
バー20とを橋絡するように延びている。
ケーブルリール本体１の固定体７より導出されるフラツ
トケーブルの前述した固定側導出部９は、可動ホルダ10
の一方の支柱13とガイドポスト15の周面に添つてＳ字状
に湾曲されて可動ホルダ10に固定されたのち、半ループ
状に湾曲されて隔壁24の内部に至り、当該部位でガイド
壁25に添つて反転されて固定ホルダ11に固定されたの
ち、ガイド棒29に案内されながら膨出壁26と規制壁27間
のケーブル排出路28を通つて固定ホルダ11の外部に導出
されるようになつている。そして、固定ホルダ11からの
導出部およびケーブルリール本体１から可動ホルダ10に
至る部分のフラツトケーブル９には、塩化ビニル樹脂等
からなる保護テープ30が貼着されている。さらに、可動
ホルダ10から固定ホルダ11の固定部分に至るフラツトケ
ーブル９の湾曲部9aは可撓性フイルムからなる一対の支
え板31によつて挾持されており、これら支え板31の両端
は、ガイドポスト15や隔壁24あるいはガイド壁25等の段
部に係止されて脱落防止が図られている。
トケーブルの前述した固定側導出部９は、可動ホルダ10
の一方の支柱13とガイドポスト15の周面に添つてＳ字状
に湾曲されて可動ホルダ10に固定されたのち、半ループ
状に湾曲されて隔壁24の内部に至り、当該部位でガイド
壁25に添つて反転されて固定ホルダ11に固定されたの
ち、ガイド棒29に案内されながら膨出壁26と規制壁27間
のケーブル排出路28を通つて固定ホルダ11の外部に導出
されるようになつている。そして、固定ホルダ11からの
導出部およびケーブルリール本体１から可動ホルダ10に
至る部分のフラツトケーブル９には、塩化ビニル樹脂等
からなる保護テープ30が貼着されている。さらに、可動
ホルダ10から固定ホルダ11の固定部分に至るフラツトケ
ーブル９の湾曲部9aは可撓性フイルムからなる一対の支
え板31によつて挾持されており、これら支え板31の両端
は、ガイドポスト15や隔壁24あるいはガイド壁25等の段
部に係止されて脱落防止が図られている。
第６図は前述の如く構成されたケーブルリールをテレス
コピツク機能付きの伸縮式ステアリング装置に実装した
状態を示す模式図であり、同図において32はステアリン
グホイール、33はコラム、34はテレスコピツク機構をそ
れぞれ示し、ケーブルリール本体１の可動体３はステア
リングホイール32側に、固定体７はテレスコピツク機構
34の可動ステージ側に固定され、一方、収納ケース２に
おける可動ホルダ10の脚片17はテレスコピツク機構34の
可動ステージ側に、固定ホルダ11の脚片22はコラム33等
の固定側部材に固定されている。ステアリングホイール
32とケーブルリール本体１および収納ケース２の可動ホ
ルダ10は、テレスコピツク機構34によつて図示せぬステ
アリングシヤフトの軸線方向（矢印Ａ−Ｂ方向）へ移動
できるようになつている。
コピツク機能付きの伸縮式ステアリング装置に実装した
状態を示す模式図であり、同図において32はステアリン
グホイール、33はコラム、34はテレスコピツク機構をそ
れぞれ示し、ケーブルリール本体１の可動体３はステア
リングホイール32側に、固定体７はテレスコピツク機構
34の可動ステージ側に固定され、一方、収納ケース２に
おける可動ホルダ10の脚片17はテレスコピツク機構34の
可動ステージ側に、固定ホルダ11の脚片22はコラム33等
の固定側部材に固定されている。ステアリングホイール
32とケーブルリール本体１および収納ケース２の可動ホ
ルダ10は、テレスコピツク機構34によつて図示せぬステ
アリングシヤフトの軸線方向（矢印Ａ−Ｂ方向）へ移動
できるようになつている。
かかる実装状態において、ステアリングホイール32を一
方側に回転させると、ケーブルリール本体１内のフラツ
トケーブル５は可動体３のホルダ４に巻き込まれ、反対
にステアリングホイール32を他方側に回転させると、フ
ラツトケーブル５は固定体７の外輪壁7b側に巻き戻さ
れ、いずれの状態においても、ステアリングホイール32
とケーブルリール本体１間の電気的接続はフラツトケー
ブルの可動側導出部６により、ケーブルリール本体１の
可動体３と固定体７間の電気的接続はフラツトケーブル
５により、さらにケーブルリール本体１とコラム33等の
固定側部材間の電気的接続はフラツトケーブルの固定側
導出部９を介して維持されるようになつている。
方側に回転させると、ケーブルリール本体１内のフラツ
トケーブル５は可動体３のホルダ４に巻き込まれ、反対
にステアリングホイール32を他方側に回転させると、フ
ラツトケーブル５は固定体７の外輪壁7b側に巻き戻さ
れ、いずれの状態においても、ステアリングホイール32
とケーブルリール本体１間の電気的接続はフラツトケー
ブルの可動側導出部６により、ケーブルリール本体１の
可動体３と固定体７間の電気的接続はフラツトケーブル
５により、さらにケーブルリール本体１とコラム33等の
固定側部材間の電気的接続はフラツトケーブルの固定側
導出部９を介して維持されるようになつている。
第７図は前記収納ケース２の動作説明図であり、ステア
リングホイール32が第６図の矢印Ｂ方向（破線位置）へ
引き込まれた状態に対応している。この場合、可動ホル
ダ10と固定ホルダ11は最も伸ばされた状態にあり、フラ
ツトケーブル９の湾曲部9aは実線で示す位置にある。
リングホイール32が第６図の矢印Ｂ方向（破線位置）へ
引き込まれた状態に対応している。この場合、可動ホル
ダ10と固定ホルダ11は最も伸ばされた状態にあり、フラ
ツトケーブル９の湾曲部9aは実線で示す位置にある。
これに対し、ステアリングホイール32を第６図の矢印Ａ
方向に押し込むと、ケーブルリール本体１と可動ホルダ
10もそれに伴つて同方向へ移動し、可動ホルダ10は突起
12aがガイド溝23内を摺動することにより固定ホルダ11
内を下降する。これによつて可動ホルダ10と固定ホルダ
11間の長さは最小となるが、この変化は、フラツトケー
ブル９の湾曲部9aが第７図の二転鎖線で示すように移動
することで吸収される。
方向に押し込むと、ケーブルリール本体１と可動ホルダ
10もそれに伴つて同方向へ移動し、可動ホルダ10は突起
12aがガイド溝23内を摺動することにより固定ホルダ11
内を下降する。これによつて可動ホルダ10と固定ホルダ
11間の長さは最小となるが、この変化は、フラツトケー
ブル９の湾曲部9aが第７図の二転鎖線で示すように移動
することで吸収される。
このように、上記一実施例にあつては、テレスコピツク
動作時におけるステアリングホイール32の軸方向の移動
を、収納ケース２内でフラツトケーブル９の湾曲部9aが
移動することによつて吸収できるため、ケーブルリール
本体１と外部コネクタ間に必要とされるフラツトケーブ
ルの導出部９を狭いスペースに配置することができる。
動作時におけるステアリングホイール32の軸方向の移動
を、収納ケース２内でフラツトケーブル９の湾曲部9aが
移動することによつて吸収できるため、ケーブルリール
本体１と外部コネクタ間に必要とされるフラツトケーブ
ルの導出部９を狭いスペースに配置することができる。
また、フラツトケーブル９の湾曲部9aには支え板31が重
ねられているため、湾曲部9aの座屈が防止され、信頼性
を高めることができる。
ねられているため、湾曲部9aの座屈が防止され、信頼性
を高めることができる。
また、可動ホルダ10はヒンジ部16を介して連結された一
体成形品からなるため、部品点数を削減することができ
る。
体成形品からなるため、部品点数を削減することができ
る。
さらに、フラツトケーブル９は可動ホルダ10内で両支柱
13,14間を移動可能であり、しかも可動ホルダ10と固定
ホルダ11の各取付孔18,21はこの移動方向に対して直交
する方向へ細長いトラツク形状となつているため、各部
の多少の寸法誤差を吸収することができる。
13,14間を移動可能であり、しかも可動ホルダ10と固定
ホルダ11の各取付孔18,21はこの移動方向に対して直交
する方向へ細長いトラツク形状となつているため、各部
の多少の寸法誤差を吸収することができる。
以上説明したように、本考案によれば、固定体から導出
されるフラツトケーブルを、相対的に摺動自在に連結し
た一対の保持体に固定すると共に、それらの間に半ルー
プ状の湾曲部を形成したため、テレスコピツク動作時等
にケーブルリール本体と外部コネクタ間の距離が変動し
た場合においても、それらの間に必要とされるフラツト
ケーブルの上記導出部分を弛ませることなく狭いスペー
スに収納することができ、その実用的価値を高めること
ができる。
されるフラツトケーブルを、相対的に摺動自在に連結し
た一対の保持体に固定すると共に、それらの間に半ルー
プ状の湾曲部を形成したため、テレスコピツク動作時等
にケーブルリール本体と外部コネクタ間の距離が変動し
た場合においても、それらの間に必要とされるフラツト
ケーブルの上記導出部分を弛ませることなく狭いスペー
スに収納することができ、その実用的価値を高めること
ができる。
図は全て本考案の実施例に係り、第１図はケーブルリー
ルの正面図、第２図はケーブルリール本体の断面図、第
３図は収納ケースの断面図、第４図はその分解斜視図、
第５図は可動ホルダの組立前の状態を示す斜視図、第６
図はケーブルリールの実装状態を示す模式図、第７図は
収納ケースの動作説明図である。 １……ケーブルリール本体、２……収納ケース、３……
可動体、5,6,9……フラツトケーブル、７……固定体、9
a……湾曲部、10……可動ホルダ（保持体）、11……固
定ホルダ（保持体）、12……側板、12a……突起、13,14
……支柱、15……ガイドポスト、16……ヒンジ部、17,2
2……脚片、18,21……取付孔、19……基体、20……カバ
ー、23……ガイド溝、24……隔壁、25……ガイド壁、26
……膨出壁、27……規制壁、28……ケーブル排出路、29
……ガイド棒、30……保護テープ、31……支え板、32…
…ステアリングホイール、33……コラム、34……テレス
コピツク機構。
ルの正面図、第２図はケーブルリール本体の断面図、第
３図は収納ケースの断面図、第４図はその分解斜視図、
第５図は可動ホルダの組立前の状態を示す斜視図、第６
図はケーブルリールの実装状態を示す模式図、第７図は
収納ケースの動作説明図である。 １……ケーブルリール本体、２……収納ケース、３……
可動体、5,6,9……フラツトケーブル、７……固定体、9
a……湾曲部、10……可動ホルダ（保持体）、11……固
定ホルダ（保持体）、12……側板、12a……突起、13,14
……支柱、15……ガイドポスト、16……ヒンジ部、17,2
2……脚片、18,21……取付孔、19……基体、20……カバ
ー、23……ガイド溝、24……隔壁、25……ガイド壁、26
……膨出壁、27……規制壁、28……ケーブル排出路、29
……ガイド棒、30……保護テープ、31……支え板、32…
…ステアリングホイール、33……コラム、34……テレス
コピツク機構。
フロントページの続き (72)考案者 竹澤 昌志 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−66043（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−13345（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】固定体と、この固定体に対して回動自在に
装着される可動体と、これら固定体と可動体との間に巻
回されて収納されたフラツトケーブルとを備え、前記フ
ラツトケーブルの両端が前記固定体と可動体の外部にそ
れぞれ電気的に接続されているケーブルリールにおい
て、相対的に摺動自在に連結された一対の保持体からな
る収納ケースを備え、前記固定体より導出する前記フラ
ツトケーブルを前記両保持体にそれぞれ固定すると共
に、これら固定部分の間で半ループ状に湾曲させたこと
を特徴とする車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブル
リール。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989105377U JPH0730621Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブルリール |
| CA002024909A CA2024909C (en) | 1989-09-11 | 1990-09-07 | Cable reel for expandable and contractible steering device of vehicle |
| DE4028816A DE4028816A1 (de) | 1989-09-11 | 1990-09-11 | Kabelrolle fuer eine aus- und einfahrbare lenksaeule in fahrzeugen |
| US07/779,116 US5125685A (en) | 1989-09-11 | 1991-10-15 | Cable reel for expandable and contractible steering device of vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989105377U JPH0730621Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブルリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0344176U JPH0344176U (ja) | 1991-04-24 |
| JPH0730621Y2 true JPH0730621Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=14405994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989105377U Expired - Lifetime JPH0730621Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 車両の伸縮式ステアリング装置用ケーブルリール |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5125685A (ja) |
| JP (1) | JPH0730621Y2 (ja) |
| CA (1) | CA2024909C (ja) |
| DE (1) | DE4028816A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US6349611B1 (en) | 2000-03-20 | 2002-02-26 | L & P Property Management Company | Cable operated actuator assembly |
| JP3756941B2 (ja) * | 2001-03-14 | 2006-03-22 | 古河電気工業株式会社 | ステアリングの継電機構 |
| JP5865805B2 (ja) * | 2012-09-05 | 2016-02-17 | Ｋｙｂ株式会社 | ステアリング装置 |
| US9744094B2 (en) | 2014-02-28 | 2017-08-29 | Evolution Technologies Inc. | Walker apparatus and backrest therefor |
| CN105905155B (zh) * | 2015-02-23 | 2019-09-27 | 株式会社捷太格特 | 转向装置 |
| US11648922B2 (en) | 2015-09-02 | 2023-05-16 | Evolution Technologies Inc. | Manually-operated, height-adjustable wheeled vehicle, and a brake assembly and wheel fork assembly thereof |
| US10053062B2 (en) * | 2015-09-02 | 2018-08-21 | Evolution Technologies Inc. | Brake assembly for a height-adjustable walker apparatus |
| US10730489B2 (en) | 2015-09-02 | 2020-08-04 | Evolution Technologies Inc. | Brake assembly for height-adjustable patient transport apparatus |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1163861A (en) * | 1967-03-03 | 1969-09-10 | Ford Motor Co | Collapsible Steering Column Assemblies |
| US3815438A (en) * | 1973-04-27 | 1974-06-11 | Gen Motors Corp | Energy absorbing steering column assembly |
| FR2297162A1 (fr) * | 1975-01-10 | 1976-08-06 | Citroen Sa | Dispositif de rappel d'une direction de vehicule |
| IT1209271B (it) * | 1980-10-14 | 1989-07-16 | Gomma Antivibranti Applic | Piantone di sterzo collassabile per autoveicoli. |
| US4630716A (en) * | 1985-06-03 | 1986-12-23 | General Motors Corporation | Strip roll forming energy absorbing device |
| JPH06332527A (ja) * | 1993-05-26 | 1994-12-02 | Fujitsu Ten Ltd | 出力値の異常検出装置 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP1989105377U patent/JPH0730621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-07 CA CA002024909A patent/CA2024909C/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-09-11 DE DE4028816A patent/DE4028816A1/de active Granted
-
1991
- 1991-10-15 US US07/779,116 patent/US5125685A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2024909C (en) | 1996-11-12 |
| CA2024909A1 (en) | 1991-03-12 |
| JPH0344176U (ja) | 1991-04-24 |
| DE4028816A1 (de) | 1991-03-21 |
| DE4028816C2 (ja) | 1992-04-16 |
| US5125685A (en) | 1992-06-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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