JPH05217649A - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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Publication number
JPH05217649A
JPH05217649A JP4017773A JP1777392A JPH05217649A JP H05217649 A JPH05217649 A JP H05217649A JP 4017773 A JP4017773 A JP 4017773A JP 1777392 A JP1777392 A JP 1777392A JP H05217649 A JPH05217649 A JP H05217649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
movable body
cable
circuits
fixed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4017773A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Matsumoto
満典 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP4017773A priority Critical patent/JPH05217649A/ja
Publication of JPH05217649A publication Critical patent/JPH05217649A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続すべき回路数が異なるケーブルリールを
安価に提供する。 【構成】 外筒部5を有する固定体1と内筒部10を有
する可動体2との間にリング状の空間11を画成し、こ
の空間11にフラットケーブル3を収納巻回すると共
に、該フラットケーブル3の幅方向への移動を規制する
規制体12を配設し、この移動体12の内方端を内筒部
10の大径部10aより内側に延出して逃げ部10bと
すき間Sを存して対向させた。 【効果】 使用回路数に応じてフラットケーブルの幅寸
法が変った場合でも、規制体の厚さ寸法を適宜選択する
ことにより、フラットケーブルは空間内に安定的に収納
され、また、フラットケーブルは大径部によって内方へ
の移動が規制されるため、規制体と内筒部との間のすき
間に入り込むことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置等に適用され、固定体と可動体との間の電気的接続
を帯状のフラットケーブルを介して行うケーブルリール
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルリールは、固定体と、この固定
体に対して回動自在に装着された可動体との間を可撓性
を有するケーブルにて連結したもので、自動車のステア
リング装置のように回転数が有限である装置の電気的接
続手段として用いられている。
【0003】図5はこの種のケーブルリールの従来例を
示す断面図であり、図中1は固定体、2は可動体、3は
フラットケーブルである。固定体1は、底板4の外周縁
に外筒部5を立設した下ケース6と、外筒部5の上端に
接合・一体化された上ケース7とからなり、これら底板
4と上ケース7のそれぞれの中央にはセンタ孔8,9が
開設されている。可動体2は円筒状の内筒部10を有
し、上下両端面に段落部2aが形成されている。この可
動体2は、両段落部2aが前記底板4と上ケース7のセ
ンタ孔8,9にそれぞれガイドされることにより、固定
体1に対して回動自在に連結されている。フラットケー
ブル3は、互いに平行な複数本の導体を絶縁フィルムで
ラミネートした帯状体からなり、固定体1の下ケース6
と上ケース7および可動体2の内筒部10とで画成され
る平面視リング状の空間11内に、渦巻状に巻かれて収
納されている。このフラットケーブル3の長手方向の両
端は、前記固定体1の外筒部5と可動体2の内筒部10
とにそれぞれ固定され、図示せぬが外部に導出されてい
る。
【0004】前述の如く構成されたケーブルリールは、
自動車のステアリング装置のステアリングホイール側に
前記可動体2が、ステアリングコラム等の固定側に前記
固定体1がそれぞれ固定された状態で使用される。使用
に際しては、ステアリングホイールの回転力によって可
動体2を正・逆いずれかの方向へ回転させると、フラッ
トケーブル3は可動体2の内筒部10に巻き込まれ、あ
るいは固定体1の外筒部5へと巻き戻されるようになっ
ており、いずれの状態においても、固定体1と可動体2
との間の電気的接続はフラットケーブル3を介して常時
維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケーブルリ
ールは、ホーン回路やエアバッグ回路あるいはクルーズ
コントロール回路等の種々の回路の電気的接続手段とし
て用いられているが、必要とされる回路数は使用目的に
応じて異なり、例えば2回路の場合や5回路の場合があ
る。このため、従来は、導体の本数が異なる数種類のフ
ラットケーブルを準備し、この中から必要とされる回路
数に対応する導体を備えたフラットケーブルを選択する
か、フラットケーブルに備えられる導体の本数を予想さ
れる最大の回路数に設定しておき、このフラットケーブ
ルのうち何本かの導体を必要とされる回路数に応じて選
択的に利用するようにしていた。
【0006】しかしながら、前者の場合、導体の本数が
変化するとそれに応じてフラットケーブルの幅寸法が変
化するため、フラットケーブルの収納用空間の容積、す
なわち、固定体や可動体を含む全ての部品の高さ寸法を
使用するフラットケーブルの幅寸法に応じて変えなけれ
ばならず、部品の共通化が図れない分だけケーブルリー
ルリールのトータルコストがアップするという問題があ
った。一方、後者の場合、部品の共通化を図ることはで
きるが、回路数が少なくなると使用されない無駄な導体
が発生し、周知のようにフラットケーブルの単価は導体
の本数が増加することに伴って高騰するため、この点か
らフラットケーブルのトータルコストがアップするとい
う問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、接続すべき回路数が
変化した場合でも、部品の共通化を図りながらフラット
ケーブルを空間内に安定的に収納し、トータルコストの
低いケーブルリールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外筒部を有する固定体と、内筒部を有し
前記固定体に対して回動自在に装着された可動体と、前
記外筒部と内筒部との間に画成される平面視リング状の
空間内に収納巻回された帯状のフラットケーブルとを備
え、前記フラットケーブルの長手方向の両端が前記固定
体と可動体とに固定されて外部に導出されたケーブルリ
ールにおいて、前記可動体の内筒部に大径部と該大径部
より小径な逃げ部とを形成し、前記空間内に前記フラッ
トケーブルの幅方向の一端と対向する規制体を配設し、
この規定体の内方端を前記大径部よりも内側に延出して
前記逃げ部と対向させたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】接続すべき回路数に応じて使用するフラットケ
ーブルの幅寸法が変化した場合、該フラットケーブルは
空間内に設けられた規制体によって幅方向の移動が規制
されているため、空間内に安定的に収納される。また、
フラットケーブルは可動体の大径部によって内径方向へ
の移動が規制されているため、フラットケーブルの幅方
向の端部が規制体の内方端と可動体の逃げ部との間のす
き間に入り込むことはなく、フラットケーブルが上記す
き間に入り込むことに起因する騒音の発生やフラットケ
ーブルの損傷等は防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1および図2は本発明の第1実施例に係るケーブ
ルリールの断面図であり、図5に対応する部分には同一
符号を付してある。本実施例が前述した従来例と異なる
点は、可動体2の内筒部10にテーパを設けたことと、
空間11内に規制体12を設けたことにあり、その余の
構成は基本的に同じである。
【0011】すなわち、可動体2の外周面には、図の下
から上に向かって径寸法が順次小さくなるようなテーパ
が設けられており、該テーパによって内筒部10の下端
に大径部10aが、その上方に大径部10aに対して径
寸法が小さい逃げ部10bがそれぞれ形成されている。
規制体12は、その下面にフラットケーブル3の幅方向
上端と対向するリング状の平坦面を有し、固定体1の一
部、例えば上ケース7の下面にねじ止めや成形等の適宜
手段を用いて一体的に設けられている。この規制体12
の外方端は下ケース6の外筒部6と密着しているが、内
方端はすき間Sを介して前記逃げ部10bと対向してお
り、このすき間Sの下端は前記大径部10aよりも径方
向内側に位置している。
【0012】前記規制体12は、使用されるフラットケ
ーブル3の幅寸法に応じて厚さ寸法(高さ寸法)の異な
るものが選択され、例えば、図1に示すように導体の本
数が少ない幅狭なフラットケーブル3の場合は厚肉の規
制体12が用いられ、図2に示すように導体の本数が多
い幅広なフラットケーブル3の場合は薄肉の規制体12
が用いられる。したがって、図1に示すような少数回路
用ケーブルリールと図2に示すような多数回路用ケーブ
ルリールとを組み立てるのに際し、規制体12と上ケー
ス7とを別部品で構成した場合は、下ケース6と上ケー
ス7および可動体2を共通部品とすることが可能とな
り、規制体12を上ケース7に一体成形した場合でも、
下ケース6と可動体2を共通部品とすることが可能とな
る。
【0013】前述の如く構成されたケーブルリールを使
用するのに際して、ステアリングホイールの回転力によ
って可動体2を一方向へ回転させると、フラットケーブ
ル3は可動体2の大径部10aの周面に巻き込まれ、可
動体2を他方向へ回転させると、フラットケーブル3は
固定体1の外筒部5の内周面に巻き戻される。かかる使
用時に、フラットケーブル3の幅方向両端(上下両端)
は規制体12の下面と底板4の上面とに規制されている
ため、フラットケーブル3は空間11でばらけることが
防止され、外筒部5または内筒部10側へスムーズに移
動される。また、可動体2の逃げ部10bと規制体12
の内方端との間にはすき間Sが形成されているため、可
動体2の回転も円滑となり、しかも、すき間Sの下端は
大径部10aよりも内方に位置するため、フラットケー
ブル3の内方への移動は大径部10aによって規制さ
れ、すき間S内に入り込むことはない。したがって、フ
ラットケーブル3がすき間S内に入り込むことによって
発生する種々の問題、例えば可動体2のトルクが増大し
たり、フラットケーブル3が損傷したり、あるいはフラ
ットケーブル3がすき間S内で振動して不快音を発生す
る等の不具合を防止できる。
【0014】上記第1実施例にあっては、可動体2や下
ケース6等の主要部品を変更することなく、接続すべき
回路数の異なる種々のケーブルリールを提供することが
できるため、回路数に合わせて全ての部品を変更してい
たものに比べると、トータルコストの低減化を図ること
ができる。また、可動体2の内筒部10にテーパを設け
ることによって大径部10aと逃げ部10bとを形成し
たため、規制体12の厚さ寸法が変化した場合でも、規
制体12と逃げ部10bとの間に必要とされるすき間S
内にフラットケーブル3が入り込むことを防止でき、ト
ルクの増大やフラットケーブル3の損傷あるいは騒音の
発生等を防止することができる。
【0015】図3および図4は本発明の第2実施例に係
るケーブルリールの断面図であり、図1,2に対応する
部分には同一符号を付すことで、重複する説明は適宜省
略する。本実施例が前述した第1実施例と異なる点は、
可動体2の内筒部10に設けられた大径部10aと逃げ
部10bを、テーパの代りに段差によって形成した点に
あり、その余の構成は基本的に同じである。
【0016】この第2実施例にあっても、可動体2や下
ケース6等の主要部品を変更することなく、例えば図3
に示すような少数回路用のケーブルリールや、図4に示
すような多数回路用のケーブルリールを提供することが
でき、トータルコストの低減化が図れる。また、使用回
路数に応じて規制体12の厚さ寸法が変化した場合で
も、規制体12の内方端が常に大径部10aの内側に位
置しているため、フラットケーブル3が規制体12と逃
げ部10bとの間のすき間Sに入り込むことを防止でき
る。
【0017】なお、可動体2の内筒部10に形成される
大径部10aと逃げ部10bの形状は上述したテーパや
段差に限定されず、例えば第1実施例とは逆向きのテー
パや円弧状あるいは階段状等の他の形状も可能であり、
要は、可動体2の径寸法が軸方向に沿って不均一で、規
制体12の内方端を大径部10aの内側に収納可能なス
ペースを確保できる形状であれば良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主要部品の変更を要することなく使用回路数の異なる種
々のケーブルリールを提供することができると共に、可
動体の内筒部と固定体との間に必要とされるすき間にケ
ーブルリールが入り込むことを防止でき、安価で高性能
なケーブルリールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るケーブルリールの断
面図である。
【図2】図1のケーブルリールの回路数を変更した例を
示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るケーブルリールの断
面図である。
【図4】図3のケーブルリールの回路数を変更した例を
示す断面図である。
【図5】従来例に係るケーブルリールの断面図である。
【符号の説明】
1 固定体 2 可動体 3 フラットケーブル 4 底板 5 外筒部 6 下ケース 7 上ケース 8,9 センタ孔 10 内筒部 10a 大径部 10b 逃げ部 11 空間 12 規制体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒部を有する固定体と、内筒部を有し
    前記固定体に対して回動自在に装着された可動体と、前
    記外筒部と内筒部との間に画成される平面視リング状の
    空間内に収納巻回された帯状のフラットケーブルとを備
    え、前記フラットケーブルの長手方向の両端が前記固定
    体と可動体とに固定されて外部に導出されたケーブルリ
    ールにおいて、前記可動体の内筒部に大径部と該大径部
    より小径な逃げ部とを形成し、前記空間内に前記フラッ
    トケーブルの幅方向の一端と対向する規制体を配設し、
    この規定体の内方端を前記大径部よりも内側に延出して
    前記逃げ部と対向させたことを特徴とするケーブルリー
    ル。
JP4017773A 1992-02-03 1992-02-03 ケーブルリール Withdrawn JPH05217649A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4017773A JPH05217649A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 ケーブルリール

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JP4017773A JPH05217649A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 ケーブルリール

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Family

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JP4017773A Withdrawn JPH05217649A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 ケーブルリール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006028076A1 (ja) * 2004-09-10 2006-03-16 Niles Co., Ltd. 回転コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006028076A1 (ja) * 2004-09-10 2006-03-16 Niles Co., Ltd. 回転コネクタ
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Effective date: 19990518