JPH0730517Y2 - 蓋付容器の閉止構造 - Google Patents

蓋付容器の閉止構造

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JPH0730517Y2
JPH0730517Y2 JP2315092U JP2315092U JPH0730517Y2 JP H0730517 Y2 JPH0730517 Y2 JP H0730517Y2 JP 2315092 U JP2315092 U JP 2315092U JP 2315092 U JP2315092 U JP 2315092U JP H0730517 Y2 JPH0730517 Y2 JP H0730517Y2
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JP
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lid
handle
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packing
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JP2315092U
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JPH0618259U (ja
Inventor
良元 岡田
Original Assignee
全国学校用品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋付容器の閉止構造、
殊に小学校低学年の児童が使用する携帯用墨汁箱に適用
して最適な蓋付容器の閉止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種蓋付容器で、水密構造としたもの
は従来より多数開発されており、その従来容器の概要
は、容器又は蓋のいずれか一方に回動自在とした閉止部
材を装着し、他方にはこの閉止部材と係止する係合部を
形成するとゝもに、容器と蓋との面接部分にはパッキン
グを装着した構成のものである。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、前記のよう
な従来の密閉容器は、水密性を保持する関係から容器と
蓋との面接部分に装着したパッキングを強く圧縮しなけ
ればならず、例えばパッキング材としてニトリルゴムを
使用した場合には、約10kg/cm2 の力が必要となる。
従って、このような閉止構造を携帯用の墨汁箱に応用し
た場合には、小学校低学年の児童ではこれを回動操作す
ることが困難であるといった問題点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、このような
従来の問題点を解決するために成されたもので、非力な
人でも容易に操作でき、しかも開蓋時に容器と蓋との面
接部分、すなわちパッキングの上面に収納液体が付着す
ることのないものを提供することを目的としたものであ
り、その要旨は、容器本体と蓋とをヒンジで連結して閉
時に水密構造となるよう開閉自在に形成し、前記容器本
体の前部にコ字状の把手をその両端部で回動自在に枢着
するとゝもに、上端に前記把手に設けたストッパーと衝
当する突起と該突起の下方内側に係止爪を夫々備え、且
つ前記ストッパー方向に付勢した係止部材をその両端部
で前記把手の両側枠間に回動自在となるように枢着し、
前記蓋にはその前部に水平突起を突設するとゝもに、該
水平突起の上面に前記係止爪と係合する凹部を形成した
ことを特徴とする蓋付容器の閉止構造にある。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図5に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係る開閉構
造を備えた携帯用墨汁箱の閉止前の斜視図、図2は開蓋
時の斜視図、図3乃至図5は閉止構造の作動状態を示す
要部拡大断面図である。
【0006】図において、1は直方体形状の容器本体
で、該容器本体1と蓋2とをヒンジ3により開閉自在と
なるように連結するとゝもに、この容器本体1内には墨
汁溜となる円弧状の切欠部4Aを有するポリウレタンフ
ォーム等で形成した多孔質マット4が、又蓋2内にも同
材質からなる多孔質マット5が夫々収納されている。
【0007】6はコ字状の把手で、その両端部を前記容
器本体1の前面部左右に離間して突設した一対の取付ボ
ス7,7に枢軸8,8で夫々枢着して、該枢軸8,8を
中心にして回動自在となるよう装着されている。9は係
止部材で、前記把手6の左右両側枠6A,6A間に配設
されており、該係止部材9はその両端において前記左右
両側枠6A,6Aと枢軸10,10により夫々枢着し
て、該枢軸10,10を中心にして回動自在となるよう
装着されている。
【0008】11は係止爪で、前記係止部材9の上端部
内側に離間して2個突設しており、前記係止部材9の下
方部内側には湾曲した凹部12と、これに続く当接突起
13がそれぞれ形成されている。14は前記係止部材9
の枢軸10に巻装したコイルバネで、その一端は前記係
止部材9に、他端は把手6の側枠6Aにそれぞれ固定さ
れており、このコイルバネ14の弾性により前記係止部
材9を枢軸10を中心にして図中反時計方向に付勢して
いる。
【0009】15は前記係止爪11の上端に設けた突起
で、該突起15を把手6の前枠6Bの内側に設けたスト
ッパー16に衝当せしめることにより、前記係止部材9
のコイルバネ14の付勢による枢軸10を中心とする自
由な回動を規制し、把手6の時計方向への回動時にはこ
れと一体に移動する構成としている。17は容器本体1
と前記蓋2との面接部に形成した周溝で、該周溝17内
にはその上面18Aが平坦面としたパッキング18が嵌
合して取り付けられており、他方蓋2の前記パッキング
18との面接部には、前記パッキング18の上面18A
と当接する断面V状の突起2Aが蓋2と一体に形成され
ている。19は蓋2の前面部に設けた水平突起で、該水
平突起19の上面には前記係止爪11と係合する凹溝2
0が形成されている。
【0010】そこで、図2に示すように、蓋2を開いて
容器本体1内の多孔質マット4に墨汁を注ぐと墨汁は多
孔質マット4に吸収され、それが飽和状態になると切欠
部4Aに溜るので、この切欠部4A内に筆先を入れて墨
汁を含ませた後、多孔質マット4の上面において筆先を
揃えるとゝもに、筆先に含まれた余分な墨汁を切欠部4
Aの縁でしごいて書写するのに最適な状態にする。
【0011】そして書写を終えたら、図2の状態からヒ
ンジ3により蓋2を上方に回動して容器本体1上に重ね
合わせ、図1の状態にする。そして、図1に示す状態か
ら把手6を持ち上げ、枢軸8を中心にして上方(時計方
向)に回動すると、把手6に設けた前記ストッパー16
が係止部材9に設けた前記突起15と衝当しているの
で、この係止部材9は、図3に示すように、把手6の時
計方向への回動による移動と一緒に枢軸8を中心にして
同方向に回動する。
【0012】そして、把手6を更に時計方向に回動する
と、図4に示すように、係止部材9の係止爪11は水平
突起19の上面に形成した凹溝20と係合する。この係
止爪11が凹溝20内に完全に嵌合すると、係止爪11
は凹溝20に案内されて、係止部材9だけが前記コイル
バネ14の付勢に抗してその枢軸10を中心に時計方向
に回動し、係止部材9の突起15と把手の前枠6Bに設
けたストッパー16との係合が外れる。
【0013】図4の状態から把手6を更に回動し、把手
6を蓋2の外周面近くまで移動すると、図5に示すよう
に、前記係止部材9の係止爪11は凹溝20内において
時計方向に滑動し、係止部材9の枢軸10は把手6の枢
軸8の内側(図中右側)にくるので、ここからの把手6
の回動には殆ど力を必要とせず時計方向に自動的に回動
し、係止部材9がロックされて不用意な蓋2の開成が防
止される。
【0014】そして、この状態において、蓋2の開口部
周面に形成した断面V状の突起2Aが容器本体1の開口
部周面に設けたパッキング18の平坦な上面18Aと最
も強く圧接することになるので、容器本体1と蓋2との
面接部における水密性が確保される。
【0015】この場合、パッキング18の硬度が高い時
でも、これと当接する突起2Aが断面V状であるため、
パッキング18の平坦上面18Aとは線接触となり高接
触圧となるので、ここでのシール効果を充分に確保で
き、且つ開蓋時においても、墨汁がパッキングの平坦上
面18A全体に付着しない。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る蓋付容器の閉止構造は、上
記のように、容器本体と蓋とをヒンジで連結して閉時に
水密構造となるよう開閉自在に形成し、前記容器本体の
前部にコ字状の把手をその両端部で回動自在に枢着する
とゝもに、上端に前記把手に設けたストッパーと衝当す
る突起と該突起の下方内側に係止爪を夫々備え、且つ前
記ストッパー方向に付勢した係止部材をその両端部で前
記把手の両側枠間に回動自在となるように枢着し、前記
蓋にはその前部に水平突起を突設するとゝもに、該水平
突起の上面に前記係止爪と係合する凹部を形成した構成
であるから、把手の回動操作は小さな力で行うことが出
来るとゝもに、不用意な開錠を確実に防止することがで
きる。また、容器本体と蓋との面接周面の一方に上面を
平坦面としたパッキングを装着し、他方に断面V状突起
を形成した構成であるから、面接部におけるシール効果
が向上するとゝもに、開蓋時においても収納液体がパッ
キングの上面全体に付着しないので手を汚すこともな
い、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る閉止構造を備えた携帯用墨汁箱の
閉止前の斜視図である。
【図2】開蓋時の斜視図である。
【図3】閉止構造の作動状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図4】閉止構造の作動状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】閉止構造の作動状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋 2A V字状突起 3 ヒンジ 4 多孔質マット 6 把手 6A 側枠 6B 前枠 7 取付ボス 8 枢軸 9 係止部材 10 枢軸 11 係止爪 12 凹部 13 当接突起 14 コイルバネ 15 突起 16 ストッパー 17 周溝 18 パッキング 18A 上面 19 水平突起 20 凹溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋とをヒンジで連結して閉時
    に水密構造となるよう開閉自在に形成し、前記容器本体
    の前部にコ字状の把手をその両端部で回動自在に枢着す
    るとゝもに、上端に前記把手に設けたストッパーと衝当
    する突起と該突起の下方内側に係止爪を夫々備え、且つ
    前記ストッパー方向に付勢した係止部材をその両端部で
    前記把手の両側枠間に回動自在となるように枢着し、前
    記蓋にはその前部に水平突起を突設するとゝもに、該水
    平突起の上面に前記係止爪と係合する凹部を形成したこ
    とを特徴とする蓋付容器の閉止構造。
  2. 【請求項2】 容器本体と蓋との面接周面の一方に上面
    を平坦面としたパッキングを装着し、他方に断面V状の
    突起を形成したことを特徴とする請求項1記載の蓋付容
    器の閉止構造。
JP2315092U 1992-03-18 1992-03-18 蓋付容器の閉止構造 Expired - Lifetime JPH0730517Y2 (ja)

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JPH0618259U JPH0618259U (ja) 1994-03-08
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GB2449422B (en) 2007-05-18 2009-09-16 Kraft Foods R & D Inc Improvements in or relating to beverage preparation machines
GB2449421B (en) 2007-05-18 2009-09-09 Kraft Foods R & D Inc Improvements in or relating to beverage preparation machines
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