JPH0730471Y2 - リアフロアサイドメンバの結合構造 - Google Patents

リアフロアサイドメンバの結合構造

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JPH0730471Y2
JPH0730471Y2 JP1989038892U JP3889289U JPH0730471Y2 JP H0730471 Y2 JPH0730471 Y2 JP H0730471Y2 JP 1989038892 U JP1989038892 U JP 1989038892U JP 3889289 U JP3889289 U JP 3889289U JP H0730471 Y2 JPH0730471 Y2 JP H0730471Y2
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和彦 山下
久 小川
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等車両の車体フロア側部に配置されて車
体前後方向に延びる車体構成部材としてのリアフロアサ
イドメンバの結合構造に関する。
〔従来の技術〕
リアフロアサイドメンバは車体のフロア側部で前端部が
センタクロスメンバの背面部に突き当て状態で結合され
てセンタクロスメンバの後方側で車体前後方向に延びる
車体構成部材として用いられている(実願昭63-2483
号)。
このリアフロアサイドメンバは結合構造によっては車体
全体の剛性を向上して車体の振動、騒音低減操縦安定性
向上を図ることができる。
例えば、第3図に示される従来のリアフロアサイドメン
バの結合構造では、リアフロアサイドメンバ10の前端部
をセンタクロスメンバ14の背面に突き当て状態で結合す
るだけでなく、センタクロスメンバ14よりも車体後方寄
りの部分でリアフロアサイドメンバ10をロツカインナ12
に沿わせてロツカインナ12に重ね合わせ状態で結合する
ことによりリアフロアサイドメンバ10をロツカと一体構
造として車体全体の剛性、特に車体の曲げ、圧縮剛性及
びねじり剛性を向上できるようになっている。なお、図
中矢印FR方向が車体前方となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この結合構造にあっては、ロツカインナ
12が第3図に示される如くロツカインナフロント16とロ
ツカインナリア18とに分割される分割構造のものでは効
果的ではない。すなわち、このような分割構造のロツカ
インナ12あっては、構造上ロツカインナリア18がセンタ
クロスメンバ14の背面部よりも車体前方寄りでロツカイ
ンナフロント16に重ね合わせ状態で結合されてセンタク
ロスメンバ14の背面部付近でロツカ断面部の板厚が車体
前後方向に断続的に変化し、車体の曲げや圧縮、ねじり
に対して不利となる。
本考案は上記事実を考慮し、分割構造のロツカインナが
適用される車両において車体剛性を向上することができ
るリアフロアサイドメンバの結合構造を得ることが目的
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ロツカインナフロントとロツカインナリアと
の結合部よりも車体後方側でクロスメンバに結合される
とともにクロスメンバよりも車体後方側でロツカインナ
リアに重ね合わせ状態で結合されるリアフロアサイドメ
ンバの結合構造において、前記リアフロアサイドメンバ
の前端部にロツカインナリアに沿って少なくともロツカ
インナリアとロツカインナフロントとの結合部まで車体
前方側に漸次幅を狭くして延びる縦壁と、該縦壁に連続
し車体前方側に漸次幅を狭くして延びる横壁と、を備え
た延長部を形成してクロスメンバ、ロツカインナリアお
よび延長部を重ね合わせ状態で結合したことを特徴とし
ている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、ロツカインナリアとロツカイン
ナフロントとの結合部からその後方にかけて連続してロ
ツカインナにリアフロアサイドメンバが重ね合わせ状態
で結合され、且つ車体前方へ向けてロツカインナリアと
重なる延長部の縦壁の幅及びクロスメンバと重なる延長
部の横壁の幅が漸次狭くなるので、延長部が無くなる部
位、すなわち、延長部の前端部において剛性の急変部が
なくなるため、リアフロアサイドメンバによってロツカ
を効果的に補強できる。これによってロツカが曲げ、圧
縮荷重及びねじり荷重に対して有利となるとともに、ロ
ツカとクロスメンバとの結合剛性が向上される。
〔実施例〕
第1図及び第2図には、本考案が適用された車両のリア
フロアサイドメンバ廻りの構造が示されており、図中矢
印FR方向は車体前方となっている。
第1図に示される如く、リアフロアサイドメンバ20はリ
アフロアパン21の下方でセンタクロスメンバ22の近傍か
らその後方にかけてロツカ24に沿って車体前後方向に延
設されている。このリアフロアサイドメンバ20には、第
2図に示される如く略ハツト型断面形状の一般部26の前
端に略L字型断面形状の延長部28が形成され、センタク
ロスメンバ22の背面部付近を境として車体後方側に一般
部26が、車体前方側に延長部28が延在されている。
一般部26は底壁30と、底壁30の両側から立ち上がる側壁
32、34と、両側壁32、34の端部から略直角に屈曲された
フランジ36、38とで断面略ハツト型に形成されている。
また、一般部26には前端に車体内側の側壁34の端部から
略直角に屈曲されたフランジ39が形成されている。一
方、延長部28は一般部26の車体外側の側壁32から車体前
方側に漸次幅を狭くして延長された縦壁40と、一般部26
の底壁30から車体前方側に漸次幅を狭くして延長された
横壁42とで断面略L字型に形成されいる。
このリアフロアサイドメンバ20はリアフロアパン21、セ
ンタクロスメンバ22、ロツカ24にそれぞれ結合されて車
体剛性向上に寄与している。
詳しく説明すると、一般部26のフランジ36、フランジ38
がリアフロアパン21の下面に重ね合わせ状態で溶着され
て一般部26がリアフロアパン21とで閉断面を形成してい
る。
また、一般部26のフランジ39、一般部26の車体外側の側
壁32及び延長部28の横壁42がセンタクロスメンバ22に溶
着されている。センタクロスメンバ22は縦壁44の下端部
から車体前方側に向けて横壁44の下端部から車体前方側
に向けて横壁46が略直角に屈曲されて断面L字型に形成
され、縦壁44の背面に一般部26のフランジ39が重ね合わ
せ状態で溶着されているとともに横壁46の下面に延長部
28のセンタクロスメンバ22が溶着されている。また、セ
ンタクロスメンバ22には車体幅方向端部に縦壁44から車
体前方に向けて略直角に屈曲されたフランジ47が形成さ
れ、フランジ47に一般部26の側壁32が重ね合わせ状態で
溶着されている。なお、センタクロスメンバ22には、縦
壁44の上部にリアフロアパン21の前端部が溶着されてリ
アフロアパン21の前端部とで車体幅方向に延びる閉断面
を形成している。また、センタクロスメンバ22の横壁46
の前端には、下面にフロントフロアパン45の後端が重ね
合わせ状態で溶着されている。
また、一般部26の車体外側の側壁32及び延長部28の縦壁
40がロツカ24に溶着されている。ロツカ24はロツカイン
ナ48とロツカアウタ50とで閉断面に形成され、ロツカイ
ンナ48に一般部26の側壁32及び延長部28の縦壁40が重ね
合わせ状態で溶着されている。ロツカインナ48は二分割
構造で車体前方側がロツカインナフロント52、車体後方
側がロツカインナリア54で構成され、ロツカインナフロ
ント52とロツカインナリア54との結合部付近から車体後
方にかけて一般部26の側壁32及び延長部28の縦壁40が延
在されている。ロツカインナフロント52とロツカインナ
リア54とはセンタクロスメンバ22の縦壁44よりも車体前
方寄りで一部重ね合わせ状態で溶着され、この結合部よ
りも車体後方寄りの部分を境に車体後方側に一般部26の
側壁32が延在され、車体前方側に延長部28の縦壁40が延
在されている。延長部28の縦壁40の先端はロツカインナ
フロント52とロツカインナリア54との結合部よりも若干
車体前方に至っている。なお、ロツカインナリア54の後
端部には車体外側にホイールハウスパネル56が重ね合わ
せ状態で溶着されている。
上記構成によれば、リアフロアサイドメンバ20の前端部
にロツカインナリア54に沿ってロツカインナリア54とロ
ツカインナフロント52との結合部まで車体前方側に漸次
幅を狭くして延びる縦壁40と、縦壁40に連続し車体前方
側に漸次幅を狭くして延びる横壁42と、を備えた延長部
28を設けたので、ロツカインナリア54とロツカインナフ
ロント52との結合部からその後方にかけて連続してロツ
カインナ48にリアフロアサイドメンバ20が重ね合わせ状
態で結合され、且つ車体前方へ向けてロツカインナリア
54と重なる延長部28の縦壁40の幅及びセンタクロスメン
バ22と重なる延長部28の横壁42の幅が漸次狭くなるの
で、延長部28が無くなる部位、すなわち、延長部28の前
端部において剛性の急変部がなくなり、リアフロアサイ
ドメンバ20によってロツカ24を効果的に補強できる。こ
れによってロツカ24の曲げ、圧縮荷重及びねじり荷重に
対して有利となるとともに、ロツカ24とセンタクロスメ
ンバ22との結合剛性が向上される。
すなわちセンタクロスメンバ22への延長部28の横壁42の
結合、及びロツカ24への延長部28の縦壁40の結合によっ
て延長部28がセンタクロスメンバ22とロツカ24と交差部
分の応力集中を分散するガセツトとして作用し、これに
よってセンタクロスメンバ22とロツカ24との結合剛性が
向上する。
このように本実施例では、ロツカ24の剛性を向上するこ
とができるとともにセンタクロスメンバ22とロツカ24と
の結合剛性を向上することができる。これにより、車体
の曲げ剛性、圧縮剛性及びねじり剛性の向上が図られて
車体の振動騒音が低減され、また操縦安定性が向上され
る。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案では、分割構造のロツカイン
ナが適用される車両において車体剛性を向上することが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された車両のリアフロアサイドメ
ンバ廻りの構造を示す斜視図、第2図は第1図の要部分
解斜視図、第3図は従来のリアフロアサイドメンバ廻り
の構造を示す斜視図である。 20……リアフロアサイドメンバ、22……センタクロスメ
ンバ、24……ロツカ、28……延長部、40……縦壁、42…
…横壁、48……ロツカインナ、52……ロツカインナフロ
ント、54……ロツカインナリア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロツカインナフロントとロツカインナリア
    との結合部よりも車体後方側でクロスメンバに結合され
    るとともにクロスメンバよりも車体後方側でロツカイン
    ナリアに重ね合わせ状態で結合されるリアフロアサイド
    メンバの結合構造において、前記リアフロアサイドメン
    バの前端部にロツカインナリアに沿って少なくともロツ
    カインナリアとロツカインナフロントとの結合部まで車
    体前方側に漸次幅を狭くして延びる縦壁と、該縦壁に連
    続し車体前方側に漸次幅を狭くして延びる横壁と、を備
    えた延長部を形成してクロスメンバ、ロツカインナリア
    および延長部を重ね合わせ状態で結合したことを特徴と
    するリアフロアサイドメンバの結合構造。
JP1989038892U 1989-03-31 1989-03-31 リアフロアサイドメンバの結合構造 Expired - Lifetime JPH0730471Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6136480U (ja) * 1984-08-07 1986-03-06 三菱自動車工業株式会社 リヤサイドメンバ先端結合部構造

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JPH02128687U (ja) 1990-10-23

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