JPH07303790A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JPH07303790A
JPH07303790A JP6101106A JP10110694A JPH07303790A JP H07303790 A JPH07303790 A JP H07303790A JP 6101106 A JP6101106 A JP 6101106A JP 10110694 A JP10110694 A JP 10110694A JP H07303790 A JPH07303790 A JP H07303790A
Authority
JP
Japan
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water level
tank
pulsator
water
inner tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP6101106A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakuni Takegawa
正訓 竹川
Kazutoshi Adachi
一利 足立
Masaki Nakaya
正樹 中家
Satoru Okanishi
悟 岡西
Shunichi Iwakiri
俊一 岩切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07303790A publication Critical patent/JPH07303790A/ja
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を自動的に
行う全自動洗濯機において、洗い行程の衣類の撹拌中に
泡が内槽上部、外槽上部より溢れるのを防止する。 【構成】 内槽32の中央底部にパルセータ2を回転自
在に配設し、モータ10の駆動力により駆動機構部11
を介してパルセータ2または内槽32を選択的に駆動
し、パルセータ2に設けた裏羽根6のポンプアップ作用
により、内槽32を内包する外槽7内の水を内槽32の
上部より吐出して強制循環させる。外槽7内への給水を
給水制御手段27により制御し、外槽7内の水位を水位
検知器21により検知し、予め複数の水位レベルを記憶
手段28に記憶している。内槽32は内壁に複数の貫通
した穴5を設け、最高水位ではこの水位以下に位置した
穴5の最上列がパルセータ2の回転時における内槽32
と外槽7の間の水位より下方に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗い、すすぎ、脱水の
一連の行程を自動的に行う全自動洗濯機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全自動洗濯機は図6に示
すような構成が一般的であった。以下、その構成につい
て説明する。
【0003】図に示すように、内槽1は、略円筒形状を
有していて、中央底部にパルセータ2を配設し、上部に
は吐出部3と略環状のバランサー4が固着されており、
さらに内壁には複数の貫通した穴5を設けている。パル
セータ2は下面に裏羽根6を有している。外槽7は、内
槽1を内包し、上部には上部カバー8をバランサー4を
覆うように固着し、外底部に基板9を固着してモータ1
0、駆動機構部11、排水弁12などを配設している。
基板9の外縁部は、防振装置13、吊り棒14を介して
外枠15の上部角隅より垂下支持されている。排水口1
6は、外槽7の底部に設けており、排水弁12を介して
排水ホース17により機外へと連通する。
【0004】回転数検出器18は、駆動機構部11の回
転数を検出するもので、この回転数検出器18の出力は
回転数検出制御手段19を介して制御手段20に入力さ
れる。水位検知器21は、外槽7の下部と連通したゴム
管22を介して外槽7内の水位を検知する。この水位検
知器21の出力は、水位検知制御手段23を介して制御
手段20に入力される。
【0005】制御手段20はマイクロコンピュータで構
成され、モータ10の通電制御を行うモータ制御手段2
4、排水弁12の開閉動作の制御を行う排水制御手段2
5、内槽1への給水を行う給水弁26の給水制御手段2
7に指令信号を出力する。さらに、制御手段20は記憶
手段28と、回転数検出制御手段19の出力データに基
ずいて布量を判定する布量判定手段29、行程制御手段
30の機能手段を有している。これらの機能手段はマイ
クロコンピュータのプログラムにより実現される。ま
た、行程制御手段30は記憶手段28、布量判定手段2
9により設定された運転内容または設定手段31からの
設定内容に基ずき、洗い、すすぎ、脱水行程を各種制御
手段の制御により実行する。
【0006】上記構成において動作を説明すると、洗い
またはすすぎ行程においては、衣類と洗剤を内槽1内に
投入後、水位設定について設定手段31から高水位1
a、中水位1b、低水位1cなどのキー入力、または直
ちに運転を開始させて布量判定手段29により水位を自
動設定する。所定の水位まで自動給水するとモータ10
が回転し、このモータ10の回転力により駆動機構部1
1を介してパルセータ2を回転駆動させ衣類を撹拌す
る。ここで、パルセータ2の回転にともないパルセータ
2下面に設けた裏羽根6が外槽7の下部の洗濯液を吸い
上げ、内槽1上部に設けた吐出部3より吐出させ、再び
水面に落下させることにより洗濯液を循環させつつ糸
屑、異物などを除去し、洗剤の溶解を促進させている。
【0007】一方、脱水行程においては、排水弁12の
開放動作に連動して駆動機構部11に内蔵したクラッチ
が切り換わり、内槽1がモータ10の回転力により駆動
機構部11を介して回転駆動する。そこで、内槽1内の
衣類は回転による遠心力によって内槽1内周面に押しつ
けられ、衣類の脱水を行う。脱水液は穴5より内槽1か
ら外槽7へ移動し、外槽7下部の排水口16から排水弁
12を介して排水ホース17を通り、機外へ放出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の全自
動洗濯機では、洗い行程において内槽1内ではパルセー
タ2の駆動により渦運動をともないながら水面は放物線
状に近似して内槽1の中心で低く、内壁近傍で高くな
り、内槽1と外槽7の間では外槽7下部の洗濯液を吸い
上げるため水位が運転開始時より低くなる。このよう
に、内槽1内外でパルセータ2の反転駆動ごとに断続的
に水位差が生じるため、内槽1内の水面に発生した泡が
内槽1内から穴5を通り洗濯液とともに内槽1外へと流
出する。
【0009】このため、特に最高水位の運転時には、吐
出部3と水面迄の落差が最も小さくなり、ポンプアップ
作用による循環水量が多くなるため、内槽1内外の水位
差は増大して内槽1内の泡が内槽1外へ流れやすくな
る。加えて、内槽1と外槽7の間の隙間が少なくなるた
め、泡が崩壊するよりも溜まっていく速度のほうが速く
なり、図7に示すように、内槽1上部に設けたバランサ
ー4と上部カバー8の隙間から泡が溢れ出し、衣類から
遊離した汚れが内槽1および外槽7上部に再付着して汚
してしまう不具合があった。
【0010】さらに、外槽7上部より溢れた泡が外槽7
外へ落下して外槽7下部に配設したモータ10などの充
電部に付着し漏電させてしまう不安全な問題があった。
また、最高水位以下の水位においては、最高水位よりは
吐出部3と水面迄の落差が大きくなるが、布量が極めて
少ないときや強めの水流(例えばジーンズ洗いなど)に
て撹拌するときは、ポンプアップ作用も増すため、内槽
1外へ泡が流出しやすくなり、内槽1内壁を泡が上昇し
て内槽1および外槽7の上部を汚しやすくしてしてしま
う不具合があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、最高
水位時では内槽外に泡が流出するするのを防止すること
を第1の目的としている。
【0012】また、水位レベルの広範囲にわたり内槽外
に泡が流出するの抑えるとともに、安全にユーザーが使
用できるようにすることを第2の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、中央底部にパルセータを回転自在に
配設した内槽と、前記内槽を内包する外槽と、ポンプア
ップ作用により前記外槽内の水を前記内槽上部より吐出
して強制循環させる前記パルセータに設けた裏羽根と、
モータと、前記モータの駆動力により前記パルセータま
たは前記内槽を選択的に駆動させる駆動機構部と、前記
外槽内への給水を制御する給水制御手段と、前記外槽内
の水位を検知する水位検知器と、予め複数の水位レベル
を記憶している記憶手段とを備え、前記内槽は内壁に複
数の貫通した穴を設け、最高水位ではこの水位以下に位
置した前記穴の最上列が前記パルセータ回転時における
前記内槽と前記外槽の間の水位より下方に配設したこと
を第1の課題解決手段としている。
【0014】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の内槽は内壁に複数の貫通した穴を
設け、最高水位以外の水位ではこの水位以下に位置した
前記穴の最上列がパルセータ回転時における前記内槽と
外槽の間の水位より下方に配設したことを第2の課題解
決手段としている。
【0015】さらに、内槽は内壁に複数の貫通した穴を
設け、前記穴を前記内槽の上方に疎で、下方に密となる
ように不等間隔に配設したことを第3の課題解決手段と
している。
【0016】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
洗い行程において内槽および外槽回りの空間容積が一番
小さくなる最高水位のときに、パルセータに設けた裏羽
根のポンプアップ作用により内槽内の水位と内槽と外槽
の間の水位に差が生じても、内槽内水面近傍の洗濯液は
内槽外へ流出することができなくなり、内槽水面上に発
生した泡が内槽内から内槽と外槽の間へ流出するのを防
止することができる。
【0017】また、第2の課題解決手段により、洗い行
程において低めの水位で負荷が小さい(布量が少量)と
きに、低めの水位であっても負荷が軽くなるため内槽壁
面近傍の水位と内槽と外槽の間の水位の差は大きくなる
ことがあるが、最高水位以外の水位ではこの水位以下に
位置した穴の最上列がパルセータ回転時の内槽と外槽の
間の水位より下方に配設することにより、低めの水位か
ら最高水位に至るまで内槽内の泡の内槽外への流出を防
止することができる。
【0018】さらに、第3の課題解決手段により、穴が
内槽の上方に疎で、下方に密となるべく不等間隔に配設
することにより、水位が低くなればなるほど洗剤量も少
なくてすむため、泡の絶対量も比較的少なくなり、洗い
行程における泡の内槽外への流出を抑えるとともに、脱
水行程においては内槽上下にわたり幅広く水を放出する
ことができて衣類の脱水むらを低減できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
【0020】図に示すように、内槽32は内壁に複数の
貫通した穴5を設け、最高水位ではこの水位以下に位置
した穴5の最上列がパルセータ2の回転時における内槽
32と外槽7の間の水位より下方に配設している。ま
た、記憶手段28には、図2に示すように、布量判定手
段29の出力(布量)に対応した水位とこれらの水位に
対して標準水流などが初期より設定されている。
【0021】上記構成において図3を参照しながら動作
を説明すると、まず、内槽32内に衣類を投入し、設定
手段31より水位について高水位1a、中水位1b、低
水位1cなどのキー入力して運転を開始させるか、また
は布量判定手段29により水位を自動設定し、同時に洗
剤を内槽32内に投入する。ここで、図3に示すように
穴5の最高列は高水位1aに対してL1=20〜50m
m下方に位置されている。
【0022】水位の自動設定は、衣類を内槽32内に投
入後直ちに運転を開始させると制御手段20の指令によ
りモータ制御手段24がモータ10へのオン、オフの通
電制御を行い、駆動機構部11を介してパルセータ2を
断続的にX方向、反X方向に反転駆動させる。これによ
り、パルセータ2の回転が駆動機構部11を介して回転
数検出器18で出力されるパルス値の信号は、回転数検
知制御部19に送られるとともに、モータ10が所定回
数の休止期間(オフ時)におけるパルセータ2の惰性回
転時の出力パルス値が積算される。この積算値に基ずき
布量判定手段29で布量を判定し、洗いの水位、水流、
洗い時間、すすぎ時間、脱水時間などを設定する。
【0023】つぎに、制御手段20の指令により給水制
御手段27が給水弁26を開放し水位検知器21の出力
値(変位量)を水位検知制御手段23で周波数に変換し
て各水位に対する所定値になるまで給水する。所定水位
に達すると、給水制御手段27により給水弁26を閉
じ、行程制御手段30によりモータ制御手段24を介し
てモータ10への断続通電を行い、パルセータ2を反転
駆動させて衣類を撹拌して洗い行程を開始させる。
【0024】撹拌が始まると、図3に示すように、内槽
32内ではパルセータ2の反転ごと(X方向、反X方
向)に渦運動(水流)が生じるため、水面は放物線形状
に近似した自由表面(破線1d)を成し、水位が中心で
低く内壁近傍で高くなる。一方、裏羽根6により外槽7
下部の洗濯液が反転ごとに吸い上げられ、吐出部3を通
り再び内槽32内へと循環し、洗濯液内の糸屑、異物な
どを捕獲したり、洗剤の溶解を促進させる。
【0025】ここで、吐出部3と水面迄の落差(H1、
H2、H3)は水位が下がるほど大きくなるため、最高
水位において最も吐出部3からの流量が多くなるととも
に外槽7下部より吸い上げられる洗濯液の量も多くなる
ことから、最高水位でポンプアップ作用の効果が最も良
くなり、洗濯液の循環が最も良くなる。
【0026】一方、撹拌と洗濯液の循環により洗剤が水
に溶け出して内槽32内の水面上に泡が生じてくるが、
内槽32と外槽7の間ではパルセータ2の反転ごとに水
位が下がり(破線1e)、特にポンプアップ効果の大き
い最高水位において内槽32と外槽7とに断続的に水位
差が生じても、内槽32外の下がった水位より穴5の最
上列の方が下方に位置しているため、泡が内槽32外へ
流出して内槽32外壁と外槽7内壁をつたい上部カバー
8から外槽7外へ溢れることを防止できる。
【0027】泡は内槽32と外槽7の間より空間容積が
大きい内槽32内において、水面上部で大気圧の影響を
受けながら生成と崩壊をくり返すのみであるため、内槽
32から溢れることはなくモータ10などの充電部に付
着して起こる漏電等の不安全事故を防止することができ
る。
【0028】つぎに、本発明の第2の実施例を図4を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0029】図に示すように、内槽33は、内壁に複数
の貫通した穴5を設けていて、この穴5は、高水位1a
と同様に、高水位1a以下の中水位1b、低水位1cに
おいて、これらの各水位に対して穴5の最上列が中水位
でL2=20〜60mm、低水位でL2=20〜60m
m下方に位置している。
【0030】上記構成において、所定の水位まで給水し
た後、パルセータ2を反転駆動させ衣類を撹拌して洗い
行程を開始すると、内槽33内ではパルセータ2の反転
ごと(X方向、反X方向)に渦運動(水流)が生じて、
水面が放物線形状に近似した自由表面(高水位は1d、
中水位は1f、低水位は1h)を成し、水位が中心で低
く内壁近傍で高くなるが、水量が比較的少ない低めの水
位で布量が少ないときに駆動抵抗が小さくなるため、こ
のような傾向になりやすくなる。
【0031】したがって、洗濯液が裏羽根6により外槽
7下部から内槽33の上部の吐出部3まで吸い上げら
れ、再び内槽33内へと循環することにより、内槽33
と外槽7の間ではパルセータ2の反転ごとに水位が下が
り(高水位では破線1e、中水位では1g、低水位では
1i)、水量が比較的少ない低めの水位で布量が少ない
ときに、内槽33と外槽7とに生じる断続的な水位差が
比較的大きくなっても、各々の水位レベル(高、中、
低)において内槽33外の下がった水位より穴5の最上
列の方が下方に位置しているため、撹拌により生じた泡
が内槽33外へ流出できず、このため、低めの水位から
高めの水位まで内槽33外壁と外槽7の内壁を伝い上部
カバー8から外槽7外へ溢れることを防止することがで
きる。
【0032】つぎに、本発明の第3の実施例を図5を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0033】図に示すように、内槽34は、内壁に複数
の貫通した穴5を設けていて、この穴5は内槽34の上
方に疎に設け、下方に密に設けており、内槽34の上下
方向の穴5間の距離は下方に行くにつれ小さくなってい
る。
【0034】上記構成において、内槽34の穴5の上下
方向の間隔が比較的大きいと(内槽34の上下にわたっ
て穴5が疎)、洗い行程において撹拌により内槽34内
に生じた泡が内槽34外への流出を抑え、泡が内槽34
上部、外槽7上部で溢れることはないが、穴5が内槽3
4上方に対して下方が密となっても、水位が低いときは
水量も少なくなり、したがって、洗剤量も比較的少なく
てすむため、洗剤が溶解して生じる泡の絶対量も少なく
なるとともに、内槽34と外槽7の間において空間容積
も水位が高いときに対して大きくなることにより、泡は
上昇していく速度も徐々に小さくなり崩壊が促進される
ため、内槽34上部、外槽7上部で泡が溢れることはな
い。
【0035】また、水位が低くなるにつれ吐出部3と水
面までの距離が大きくなると、裏羽根6がポンプアップ
作用によって外槽7下部の洗濯液を吸い上げて内槽34
の上部の吐出部3より吐出される水量が高水位、中水位
に比べ低水位以下の水位(たとえば、少量水位、極小水
位など)ではきわめて少なくなり、洗濯液が吐出しない
ことがあるが、内槽34の下方で穴5が密に設けてある
ことより、撹拌中に内槽34内外の洗濯液の循環が促進
され、洗剤も短時間で充分に溶解することができる。
【0036】さらに、逆にそれだけ内槽34下方に穴を
多く設けているため、脱水行程において内槽34の回転
前の自然排水していくにつれ含水している衣類が内槽3
4下方に沈滞し、内槽34の回転の起動とともに早期に
多量の水を脱水させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、中央底部にパル
セータを回転自在に配設した内槽と、前記内槽を内包す
る外槽と、ポンプアップ作用により前記外槽内の水を前
記内槽上部より吐出して強制循環させる前記パルセータ
に設けた裏羽根と、モータと、前記モータの駆動力によ
り前記パルセータまたは前記内槽を選択的に駆動させる
駆動機構部と、前記外槽内への給水を制御する給水制御
手段と、前記外槽内の水位を検知する水位検知器と、予
め複数の水位レベルを記憶している記憶手段とを備え、
前記内槽は内壁に複数の貫通した穴を設け、最高水位で
はこの水位以下に位置した前記穴の最上列が前記パルセ
ータ回転時における前記内槽と前記外槽の間の水位より
下方に配設したから、最高水位において洗濯液の循環水
量が最も多く、ポンプアップ作用による内槽と外槽の水
位差が大きくなっても、撹拌時に内槽と外槽の間の水位
より内槽の穴が下方に位置しているため、泡が内槽外へ
流出し内槽外壁と外槽内壁を伝って上昇し、内槽上部や
外槽上部を汚したり、外槽上部より溢れることを防止す
ることができる。
【0038】また、内槽は内壁に複数の貫通した穴を設
け、最高水位以外の水位ではこの水位以下に位置した前
記穴の最上列がパルセータ回転時における前記内槽と外
槽の間の水位より下方に配設したから、最高水位以下の
水位において、撹拌時に内槽と外槽の間の水位より内槽
の穴が下方に位置しているため、水位レベル全域にわた
って内槽上部や外槽上部における泡立ちを防止すること
ができる。
【0039】さらに、内槽は内壁に複数の貫通した穴を
設け、前記穴を前記内槽の上方に疎で、下方に密となる
ように不等間隔に配設したから、広範囲の水位レベルに
わたり内槽上部や外槽上部における泡立ちを抑えること
ができ、加えて、低い水位における洗剤の溶解を促進さ
せ、脱水起動の早期より脱水量を増大させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全自動洗濯機のシステ
ム構成図
【図2】同全自動洗濯機の水流の反転時限を示す図
【図3】同全自動洗濯機の要部断面図
【図4】本発明の第2の実施例の全自動洗濯機の要部断
面図
【図5】本発明の第3の実施例の全自動洗濯機の要部断
面図
【図6】従来の全自動洗濯機のシステム構成図
【図7】同全自動洗濯機の要部断面図
【符号の説明】
2 パルセータ 5 穴 6 裏羽根 7 外槽 10 モータ 11 駆動機構部 21 水位検知器 27 給水制御手段 28 記憶手段 32 内槽
フロントページの続き (72)発明者 岡西 悟 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩切 俊一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央底部にパルセータを回転自在に配設
    した内槽と、前記内槽を内包する外槽と、ポンプアップ
    作用により前記外槽内の水を前記内槽上部より吐出して
    強制循環させる前記パルセータに設けた裏羽根と、モー
    タと、前記モータの駆動力により前記パルセータまたは
    前記内槽を選択的に駆動させる駆動機構部と、前記外槽
    内への給水を制御する給水制御手段と、前記外槽内の水
    位を検知する水位検知器と、予め複数の水位レベルを記
    憶している記憶手段とを備え、前記内槽は内壁に複数の
    貫通した穴を設け、最高水位ではこの水位以下に位置し
    た前記穴の最上列が前記パルセータ回転時における前記
    内槽と前記外槽の間の水位より下方に配設した全自動洗
    濯機。
  2. 【請求項2】 内槽は内壁に複数の貫通した穴を設け、
    最高水位以外の水位ではこの水位以下に位置した前記穴
    の最上列がパルセータ回転時における前記内槽と外槽の
    間の水位より下方に配設した請求項1記載の全自動洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 中央底部にパルセータを回転自在に配設
    した内槽と、前記内槽を内包する外槽と、ポンプアップ
    作用により前記外槽内の水を前記内槽上部より吐出して
    強制循環させる前記パルセータに設けた裏羽根と、モー
    タと、前記モータの駆動力により前記パルセータまたは
    前記内槽を選択的に駆動させる駆動機構部と、前記外槽
    内への給水を制御する給水制御手段と、前記外槽内の水
    位を検知する水位検知器と、予め複数の水位レベルを記
    憶している記憶手段とを備え、前記内槽は内壁に複数の
    貫通した穴を設け、前記穴を前記内槽の上方に疎で、下
    方に密となるように不等間隔に配設した全自動洗濯機。
JP6101106A 1994-05-16 1994-05-16 全自動洗濯機 Pending JPH07303790A (ja)

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JP (1) JPH07303790A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166992A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Panasonic Corp 洗濯機

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