JPH07303402A - 畦塗り機 - Google Patents

畦塗り機

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JPH07303402A
JPH07303402A JP9877594A JP9877594A JPH07303402A JP H07303402 A JPH07303402 A JP H07303402A JP 9877594 A JP9877594 A JP 9877594A JP 9877594 A JP9877594 A JP 9877594A JP H07303402 A JPH07303402 A JP H07303402A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畦に空隙が存しないように畦の側面部を強固
に塗り固めることの可能な畦塗り機を提供する。 【構成】 トラクタの3点リンク機構などに装着する支
持枠2と、前記支持枠2の一側に配設された前方向に回
動可能な回転軸たる取付け棒25とを備える。前記取付け
棒25には頂部を対向させて略偏平円錐形状の一対の円盤
部材3A,3Bが軸着されている。また前記一対の円盤
部材3A,3Bの前方には耕墾装置4が配設されてい
る。前記一対の円盤部材3A,3Bは偏心状態で前記取
付け棒25に軸着されている。 【効果】 偏心状態で軸着された略偏平円錐形状の一対
の円盤部材3A,3Bにより側面部を強固に塗り固めな
がら畦を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は畦塗り機に関し、特に畦
を強固に塗り固めることができる畦塗り機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の畦塗り機としては、トラク
タのリンク機構に装着する支持枠と、前記支持枠の一側
に所定の間隔をもって回動可能に軸着された略偏平円錐
形状の円盤部材と、前記一対の円盤部材の前方に配設さ
れた耕墾装置とを備え、前記略偏平円錐形状の円盤部材
をその中心で回転軸に軸着したものが公知である。この
畦塗り機では前記耕墾装置で掘り起こした土を前記一対
の円盤部材を回動させることによりさらに掘り下げなが
ら方形に塗り固める。この作業をトラクタの進行ととも
に連続的に行うことにより畦を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記従来の畔塗り機
で畦塗りを行った場合、図9に示すように前記一対の円
盤部材3A,3Bが回動することにより、耕墾装置(図
示せず)で掘り起こした土が前記一対の円盤部材3A,
3B間に圧送され、この土を側面から押圧することによ
り塗り固めて畦90を形成するが、前記円盤部材3A,3
Bはその中心で軸着されているので回動しても相対的な
位置関係が変化しないため、畦90の側面部91への円盤
部材3A,3Bの食い込みが十分でなく、また空回りす
ることがあるという問題点がある。特に前記耕墾装置に
より土を掘り起こした際に形成される空隙やもぐらの穴
などを確実に潰すのは困難であり、畦90の内部に空隙
が残存する。このように畦90の内部に空隙が残存すると
田の水持ちが悪くなるという問題点が生じる。
【0004】本発明は前記問題点を解決して、側面部を
強固に塗り固めながら畦を形成することが可能な畦塗り
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の畦塗
り機は、支持枠と、前記支持枠の一側に配設された前方
向に回動可能な回転軸と、前記回転軸に頂部を対向させ
て軸着された略偏平円錐形状の一対の円盤部材と、前記
一対の円盤部材の前方に配設された耕墾装置とを備える
畦塗り機において、前記一対の円盤部材が偏心状態で前
記回転軸に軸着されているものである。
【0006】
【作用】前記請求項1の構成では、前記一対の円盤部材
が偏心状態で回転軸に軸着されているので、回転軸の直
下における前記一対の円盤部材の間隔が回動に伴い変動
する。このため耕墾装置により掘り起こされた土が前記
一対の円盤部材間に圧送されると前記円盤部材の間隔の
変動にともない円盤部材による側面からの押圧力が定期
的に変動し、これにより畦の側面部を強固に塗り固める
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について添付図面
を参照して説明する。図1乃至図8は本発明の第1実施
例を示しており、1は畦塗り機であり、2は鋼製の支持
枠である。前記支持枠2は筒状体21の両端部に保持板2
2,22Aが固定され、前記筒状体21の中央にはユニバー
サルジョイント21Aが設けられており、このユニバーサ
ルジョイント21Aの上面には支持腕23が固設されてい
る。これらの取付け板22,22Aおよび支持腕23はトラク
タ81の3点リンク機構84により支持されている。すなわ
ち、取付け板22,22Aはロワーリンク83,83Aの受け部
86,86Aに連結され、支持腕23はトップリンク82に連結
される。また前記保持板22には回転軸たる六角柱形状の
取付け棒25を有する回動機構24が配設されている。前記
六角柱形状の取付け棒25は一対の対向面に貫通穴25Aが
形成されており、この貫通穴25Aを介して取付け棒25に
一対の円盤部材3が軸着される。また前記ユニバーサル
ジョイント21Aは、トラクタ81の後部の駆動装置87にド
ライブシャフト(図示せず)を介して接続されるドライ
ブ機構211 と、前記筒状体21内に配設された従動シャフ
ト(図示せず)とを有し、前記従動シャフトはドライブ
機構211 とベベルギア等により前記駆動装置87の駆動力
が伝達可能に接続されている。さらに、前記従動シャフ
トには前記回動機構24が連設されており、従動シャフト
に伝達された前記駆動装置87の駆動力が前記回動機構24
に伝達される構造となっている。また前記ドライブ機構
211 には耕墾装置4の取付け機構26が付設され、前記取
付け機構26の駆動軸26Aに前記ドライブ機構211 の回動
力が伝達可能に接続されている。なお27は円盤部材3の
位置調整機構であり、27Aは調整ハンドルである。
【0008】前記円盤部材3は、図2乃至図4に示すよ
うに略偏平円錐形状の円盤部材本体31と、前記円盤部材
本体31の中心Oに対してわずかに偏心した位置に形成さ
れた内面が前記取付け棒25と概ね同じ六角柱形状の貫通
孔32と、前記貫通孔32に連続して配設された略六角柱形
状の外形の固定部材33とを備え、前記固定部材33の一対
の対向面には貫通穴331 が穿孔されている。また本実施
例においては内側に径大な円盤部材3Aが外側に径小な
円盤部材3Bが配設されている。上述したような円盤部
材3A,3Bは、まず前記取付け棒25に径大円盤部材3
Aを嵌入し、前記取付け棒25の貫通穴25Aと、円盤部材
3Aの貫通穴部331 の位置をあわせて、固定部材たるピ
ン34により固定し、続いて径小な円盤部材3Bを所望と
する畦90の幅に応じた間隔および同一方向に偏心するよ
うな方向性をもって取付ける。さらに耕墾装置4は、図
5に示すようにカバー41と鍬状体42とを備え、前記鍬状
体42は、前記取付け機構26の駆動軸26Aに軸着され、円
盤部材3A,3Bの前方に配設されている。
【0009】このような畦塗り機1を装着するトラクタ
の一例を図6に示す。このトラクタ81の後部にはトップ
リンク82と左右一対のロワーリンク83からなる3点リン
ク機構84とが設けられている。この3点リンク機構84
は、トラクタ81の運転席(図示せず)を操作することに
よって、上下方向に回動できるようになっている。前記
トップリンク82の先端には受け部85が設けられ、前記支
持腕24に連結される。また前記ロワーリンク83の先端に
は受け部86,86Aが設けられ、前記取付け板22,22Aに
それぞれ連結される。また87は駆動装置であり、この駆
動装置87は、ドライブシャフト(図示せず)を介して前
記ドライブ機構211 に駆動力を伝達するように接続され
る。
【0010】前記構成につきその作用を説明する。まず
トラクタ81の後部の3点リンク機構84に畦塗り機1を連
結し、続いて駆動装置87にドライブシフトを接続し、他
端を畦塗り機1のドライブ機構211 に接続する。次に前
記位置調整ハンドル27Aにより円盤部材3A,3Bの位
置を調整する。そしてトラクタ81を前進させるとともに
前記駆動装置87を起動すると、前記駆動装置87の回動力
がドライブ機構211 からユニバーサルジョイント21A、
従動シャフト(図示せず)を経て前記回動機構24に伝達
され、取付け棒25が前方に回動しはじめる。一方取付け
機構26の駆動軸26Aも回動し耕墾装置4の鍬状体42が回
動しはじめる。前記鍬状体42が回動すると田の土が掘り
起こされて前記円盤部材3A,3B間に圧送される。さ
らに土が前記円盤部材3Aの外縁部よりさらに掘り起こ
されながら方形に塗り固められ畦90が形成される。この
際、前記円盤部材本体31が偏心状態で取付け棒25に取付
けられているので、円盤部材3A,3Bは図7に示すよ
うに偏った状態で回動する。すなわち、前記取付け棒25
を基準として円盤部材3A,3Bが上方に偏った状態
(図中の実線)と、下方に偏った状態(図中に一点鎖
線)との間を連続的に変動する。このため、取付け棒25
の直下における円盤部材3A,3Bの間隔が回転に伴い
変動し、図8に示すように最大値w1(上方に偏った状
態)と最小値w2(下方に偏った状態)の間で連続的に変
動する。このため畦90の側面部91は最小値w2をピークと
して定期的に押圧されるので良好に塗り固められる。ま
た前記鍬状体42により掘り起された際に生じた空隙やモ
グラの穴などを確実に潰すことができる。そのうえ、前
記円盤部材3Aが下方に偏った状態では、円盤部材3
A,3Bを中心で軸着した従来の場合と比較して地面の
下方を大きく掘り起すことができるので、畦の形成性が
良好であるという効果も奏する。また、本実施例におい
ては内側に位置する円盤部材3Aが径大で外側に位置す
る円盤部材3Bが径小であるので、他側の田をむやみに
掘り起して汚したりすることがない。なお、円盤部材3
A,3Bのみならず取付け棒25も回転体に対して偏心状
態で配設することにより、前記取付け棒25の位置も上下
に変動させることができる。このような構造とすること
により、畦90の天面部92も押圧して圧縮することができ
るため、長期間にわたって崩壊することのない丈夫な畦
を形成することができる。
【0011】以上詳述したとおり前記第1実施例による
畦塗り機1は、トラクタ81の3点リンク機構84に装着す
る支持枠2と、前記支持枠2の一側に配設された前方向
に回動可能な回転軸たる取付け棒25と、前記取付け棒25
に頂部を対向させて軸着された略偏平円錐形状の一対の
円盤部材3A,3Bと、前記一対の円盤部材3A,3B
の前方に配設された耕墾装置4とを備え、前記一対の円
盤部材3A,3Bが偏心状態で前記取付け棒25に軸着さ
れたものであるので、畦90の側面部91を強固に塗り固め
ることができる。
【0012】以上本発明を添付図面を参照して説明して
きたが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく
種々の変更が可能である。例えば円盤部材3A,3Bは
同じ大きさとしてもよいし、偏心の度合いも畦の幅、高
さ、土質などに応じて適宜設定することができる。また
円盤部材3A,3Bの形状は、円錐に限定されず本実施
例のように球体の一部を裁断した形状や円錐の斜面を適
当な曲面で形成したものなど種々の変形が可能である。
さらに、前記畦塗り機1はトラクタ81に限らず種々の作
業機器等に装着可能である。また前記畦塗り機1自体に
駆動装置87を搭載してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1の畦塗り機は、支持枠
と、前記支持枠の一側に配設された前方向に回動可能な
回転軸と、前記回転軸に頂部を対向させて軸着された略
偏平円錐形状の一対の円盤部材と、前記一対の円盤部材
の前方に配設された耕墾装置とを備え、前記一対の円盤
部材が偏心状態で前記回転軸に軸着されているものであ
るので、畦の側面部を強固に塗り固めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による畦塗り機を示す概略
図である。
【図2】前記第1実施例による畦塗り機の円盤部材の斜
面側からの斜視図である。
【図3】前記第1実施例による畦塗り機の円盤部材の底
面側からの斜視図である。
【図4】前記第1実施例において円盤部材を取付ける状
態を示す概略図である。
【図5】前記第1実施例による畦塗り機の耕墾装置を示
す斜視図である。
【図6】前記第1実施例による畦塗り機を装着可能なト
ラクタの後部を示す斜視図である。
【図7】前記第1実施例による畦塗り機の円盤部材の変
動状態を示す概略図である。
【図8】前記第1実施例による畦塗り機の取付け棒直下
の円盤部材の間隔の変動状態を示すグラフである。
【図9】従来例による畦塗り機の円盤部材の状態を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 畦塗り機 2 支持枠 3、3A,3B 円盤部材 4 耕墾装置 25 取付け棒(回転軸)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠と、前記支持枠の一側に配設され
    た前方向に回動可能な回転軸と、前記回転軸に頂部を対
    向させて軸着された略偏平円錐形状の一対の円盤部材
    と、前記一対の円盤部材の前方に配設された耕墾装置と
    を備える畦塗り機において、前記一対の円盤部材が偏心
    状態で前記回転軸に軸着されていることを特徴とする畦
    塗り機。
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