JPH0730283A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH0730283A
JPH0730283A JP5168922A JP16892293A JPH0730283A JP H0730283 A JPH0730283 A JP H0730283A JP 5168922 A JP5168922 A JP 5168922A JP 16892293 A JP16892293 A JP 16892293A JP H0730283 A JPH0730283 A JP H0730283A
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JP
Japan
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tape
component
retainer
holding
electronic component
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Pending
Application number
JP5168922A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Goto
敏仁 後藤
Hisao Suzuki
久雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Toshiba Corp
Asahi Koki Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Asahi Koki Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープに保持された電子部品を部品取出位置
に送り出すものにあって、部品取出位置に送り出された
テープの振動を防止する。 【構成】 本体フレーム22の先端上面部に、テープ2
4の両側縁部が載置されて送られ終端部を部品取出位置
Aとしたテープ供給路31を設ける。テープ供給路31
の上方を部品取出位置Aを除いて覆うテープ押え32を
設ける。テープ押え32の下面に、部品取出位置A側に
延出しテープ24のスプロケット穴29bとは反対側の
側縁部を押える細幅状の押え板44を一体に有する薄板
43を設ける。薄板43に、テープ押え32の保護フィ
ルム30剥離用のスリット32a部分に延出する剥離片
部45を一体に設ける。保持テープ回収路35の上方を
覆う前部テープ押え36をテープ押え32と別体に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺なテープに封入さ
れたチップ形の電子部品を、テープ供給路の終端部の部
品取出位置に1個ずつ供給する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばチップ形の電子部品を基板に自動
的に装着する部品実装装置においては、テープフィーダ
と称される部品供給装置を複数個配置し、実装ヘッドに
より、その部品供給装置の部品取出位置から電子部品を
例えば吸着により取得して基板に装着する作業を自動的
に実行するように構成されている。
【0003】図7は、従来のテープフィーダ1の先端部
分を示しており、本体フレーム2には、先端部の上面部
に位置して、テープ3が送られるテープ供給路4が前後
方向に延びて設けられ、さらにそのテープ供給路4に連
続して保持テープ回収路5が設けられている。そして、
図8にも示すように、それらテープ供給路4及び保持テ
ープ回収路5の上方を覆う金属板製のカバー6が設けら
れている。このとき、前記テープ供給路4の終端部分が
部品取出位置Aとされ、前記カバー6には、その部品取
出位置Aにテープ3を露出させる窓部6aが形成されて
いる。また、本体フレーム2には、スプロケットホイー
ル7やそれを所定角度ずつ回動させる駆動レバー8等か
らなる送り機構9が組付けられている。
【0004】一方、前記テープ3は、図10にも示すよ
うに、一側縁部にスプロケット穴10aを有する保持テ
ープ10に所定ピッチで形成された各凹部10b内にチ
ップ形の電子部品11を収容し、さらにその上面を保護
フィルム12で覆って構成され、図示しないリールに巻
回された状態で本体フレーム2の後部に取付けられてい
る。そして、リールから引出されたテープ3は、テープ
供給路4を通してスプロケット穴10aがスプロケット
ホイール7に係合した状態にセットされるようになって
いる。
【0005】これにて、前記駆動レバー8の一回の揺動
によって、前記テープ3が1ピッチずつ移動して窓部6
aに電子部品11が1個ずつ送り出されるのである。こ
のとき、カバー6の上面部にはシャッタ部材13が設け
られ、このシャッタ部材13が前記駆動レバー8に連動
して窓部6a部分にスライド移動し、以て、移動時の電
子部品11の飛出しが防止されるようになっている。
【0006】また、図9にも示すように、保護フィルム
12は、窓部6aよりも手前においてカバー6に形成さ
れたスリット6bから上方に向けて剥がされてフィルム
巻取リールに巻取られるようになっている。さらには、
電子部品11が取出された残りの保持テープ10は、保
持テープ回収路5を通って図示しないテープ巻取リール
に巻取られるようになっている。それらの巻取り動作
も、前記駆動レバー8に連結されたリンク機構を介して
行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、部品取出位置A(窓部6a部分)におい
て、カバー6によるテープ3(保持テープ10)の押え
が十分に行われなくなるため、テープ3が部分的に浮上
がって傾くようなことがあり、テープ3の送り時の振動
により部品11が凹部10b内から跳上がってしまう虞
があった。このように部品11が跳上がることがある
と、部品11が凹部10b内から飛出してしまったり、
凹部10bの縁部に斜めに乗上げたような状態となり、
吸着ミスを招いてしまうことになる。
【0008】また、上記のような問題点と共に、その他
にも、次のような欠点があった。即ち、例えば部品11
が凹部10bの縁部に斜めに乗上げて吸着ミスが起こっ
た場合には、その電子部品11が保持テープ回収路5と
その上方を覆うカバー6との間に引掛かって、カバー6
を浮上がらせてしまうことがあり、ひいてはシャッタ部
材13の動作に支障を来すことがあった。さらには、テ
ープ3から保護フィルム12を剥がす際にも、図9に示
すように、例えば静電気等によって電子部品11が保護
フィルム12側にくっついた状態となって浮上がり、ス
リット6b部分に引掛かることがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その主たる目的は、テープに保持された電子部品を
部品取出位置に送り出すものにあって、部品取出位置に
送り出されたテープが振動することを極力防止すること
ができる部品供給装置を提供するにある。そして、これ
に加えて、吸着ミスに起因するテープ押えの浮上がりを
防止し、また、保護フィルムの剥離時の電子部品の引掛
かりを防止することを副次的な目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の部品供給装置
は、長尺な保持テープにチップ形の電子部品を多数個封
入してなるテープを、本体フレームの上面部に設けられ
たテープ供給路上を所定ピッチで送り出し、前記電子部
品を前記テープ供給路の終端部の部品取出位置に1個ず
つ供給するものにおいて、前記テープ供給路の上方を前
記部品取出位置を除いて前記テープの通過する隙間を確
保した状態で覆うテープ押えに、前記部品取出位置部分
に延出し前記保持テープの側縁部を押える押え板を設け
たところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0011】この場合、本体フレームに、テープ供給路
の部品取出位置から送出し方向先方に連続する保持テー
プ回収路の上方を覆う前部テープ押えを、前記テープ押
えと別体に設けるようにすれば効果的である(請求項2
の発明)。また、前記テープ押えの下面に薄板を設け、
その薄板に前記押え板を一体に設けることもできる(請
求項3の発明)。さらには、前記薄板に、前記テープ押
えに形成されテープの上面から剥がされる保護フィルム
を上方に排出するためのスリットの幅を狭めるように延
出し先端縁部が上方への湾曲状をなす剥離片部を一体に
設けるようにするようにしても良い(請求項4の発
明)。
【0012】
【作用】本発明の請求項1の部品供給装置によれば、テ
ープ供給路の上方を覆うテープ押えに、テープ供給路の
終端部の部品取出位置部分に延出し保持テープの側縁部
を押える押え板を設けたので、部品取出位置においても
テープの押えを十分に行うことができるようになる。従
って、部品取出位置において、テープが浮上がることが
未然に防止され、大きく振動することがなくなる。
【0013】この場合、請求項2の部品供給装置によれ
ば、テープ供給路の上方を覆うテープ押えと、保持テー
プ回収路の上方を覆う前部テープ押えとを別体に構成し
たので、吸着ミスに起因して電子部品が保持テープ回収
路に送られ、前部テープ押えを浮上がらせることがあっ
ても、テープ押えが浮上がることはない。
【0014】また、請求項3の部品供給装置によれば、
テープ押えの下面に設けた薄板に押え板を一体に設ける
ようにしているので、押え板の形成を容易に行うことが
できる。
【0015】さらには、請求項4の部品供給装置によれ
ば、前記薄板に、保護フィルムを上方に排出するための
スリットの幅を狭めるように延出し先端縁部が上方への
湾曲状をなす剥離片部を一体に設けるようにしたので、
剥離片部により、スリットの幅が狭くなって保護フィル
ムの剥離時の電子部品の浮上がりを抑えることができる
と共に、その湾曲した先端縁部により保護フィルムの排
出をスムーズに行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
6を参照して説明する。まず、図5は本実施例に係る部
品供給装置たるテープフィーダ21の後端部(図で右
側)を除くほぼ全体の構成を示しており、このテープフ
ィーダ21は、本体フレーム22に、チップ形の電子部
品23を多数個封入してなる長尺なテープ24を交換可
能に備えると共に、前記テープ24に封入されている電
子部品23を部品取出位置Aに1個ずつ送り出す送出し
機構25を備えて構成されている。
【0017】前記本体フレーム22は、例えば金属板か
ら、前記テープ24の幅寸法よりもやや大きい薄幅の箱
状に構成され、高さが一段低くなっている先端側部分
(図5で左側部分)に前記送出し機構25が組込まれ、
その後方の高さ方向に膨らんだ部分に、先端側から順
に、フィルム巻取リール26,テープ供給リール27,
テープ巻取リール28(一部のみ図示)が設けられてい
る。このうちテープ供給リール27には前記長尺なテー
プ24が巻回されている。
【0018】図6に示すように、前記テープ24は、長
手方向に所定ピッチで凹部29aを有すると共に一側縁
部にスプロケット穴29bを有する保持テープ29に、
その各凹部29a内にチップ形の電子部品23を収容
し、さらに、その上面を保護フィルム30で覆って構成
されている。
【0019】本体フレーム22の先端部の上面部には、
図1などにも示すように、前記テープ24(保持テープ
29)の両側縁部が載置されて送られるテープ供給路3
1が前後方向に延びて設けられており、このテープ供給
路31の終端部(前端部)が部品取出位置Aとされてい
る。前記テープ供給リール27から引出されたテープ2
4は、このテープ供給路31上を前方へスライド移動す
るようになっている。このとき、詳しくは後述するよう
に、テープ供給路31の上方は前記部品取出位置Aを除
いてテープ押え32により覆われ、テープ24はそれら
の間の隙間を通るようになっている。
【0020】前記送出し機構25は、上端部が前記部品
取出位置Aの側方に位置されるスプロケットホイール3
3を、本体フレーム22から前方に突出する駆動レバー
34により所定角度ずつ間欠的に回転駆動するように構
成されている。前記テープ24のスプロケット穴29b
は、前記スプロケットホイール33の上端部に係合され
ており、これにて、駆動レバー34の一回の揺動(上昇
及び戻り下降)によって、前記テープ24がテープ供給
路31を前方へ1ピッチずつ移動して部品取出位置Aに
電子部品23が1個ずつ送り出されるようになってい
る。
【0021】このとき、図3などに示すように、部品取
出位置Aに至る前に、保持テープ29の上面を覆ってい
た保護フィルム30は、テープ供給路31の中間に位置
してテープ押え32に形成されたスリット32aから図
5で右上方に向けて剥がされ、剥がされた保護フィルム
30は前記フィルム巻取リール26に巻取られるように
なっている。
【0022】一方、前記部品取出位置Aにおいて電子部
品23が取出された残りの保持テープ29は、図5に示
すように、前記テープ供給路31に連続し本体フレーム
22の先端をU字状に折曲がって本体フレーム22の下
部を後方に延びる保持テープ回収路35を通って前記テ
ープ巻取リール28に巻取られるようになっている。ま
た、後述するように、本体フレーム22には、その前端
部に位置して、保持テープ回収路35の上方を覆う前部
テープ押え36が、前記テープ押え32とは別体に設け
られている。
【0023】尚、詳しい説明は省略するが、前記テープ
巻取リール28による保持テープ29の巻取り、及び、
前記フィルム巻取リール26による保護フィルム30の
巻取りは、前記レバー駆動34に連結されて本体フレー
ム22内に設けられたリンク機構37を介して行われる
ようになっている。また、これも後述するように、前記
部品取出位置A部分には、テープ24の移動時の電子部
品23の飛出しを防止するためのシャッタ部材38が設
けられている。
【0024】以上のように構成されたテープフィーダ2
1は、図5に示すように、部品実装装置の取付ベース3
9に着脱可能に取付けられ、押えアーム40により固定
されるようになっている。このとき、前記駆動レバー3
4は、部品実装装置に設けられたエアシリンダ41の上
部に配置され、そのエアシリンダ41により所定のタイ
ミングで駆動されるようになっている。また、部品取出
位置Aに供給された電子部品23は、部品実装装置の吸
着ノズル42により吸着されて搬送されるようになって
いる。
【0025】さて、前記テープ押え32部分について、
図1乃至図4を参照して詳述する。前記テープ押え32
は、比較的厚肉な金属板から構成され、図2及び図3に
示すように、前記テープ供給路31の上方を、その終端
部(図で右端部)の部品取出位置Aを除いて覆うように
設けられている。そして、先端部(図で右側)には、部
品取出位置Aからさらに先方の保持テープ回収路35の
始端部分まで延びて、前記テープ24のスプロケット穴
29bが形成されている側の側縁部を押える延出部32
bが一体に設けられている。また、図2に示すように、
この延出部32bの上面には、前記吸着ノズル42の吸
着位置を示しテープ24のセット時の位置合せを容易と
するための位置合せマーク32cが設けられている。
【0026】また、このテープ押え32には、部品取出
位置A側で開放し、退避位置にあるシャッタ部材38の
作用面部38aが配置される矩形状の切欠部32dが形
成されている。さらに、前述のように、テープ供給路3
1の中間部に位置して、保護フィルム30を排出するた
めのスリット32aが設けられている。このスリット3
2aは、加工上の制約から比較的幅広に形成されてい
る。
【0027】そして、このテープ押え32の下面には、
金属製の薄板43がこの場合かしめ及び接着により取付
けられている。この薄板43は、図2に破線で示すよう
に、テープ押え32の下面部形状に沿ってほぼ同等の形
状に構成されているのであるが、図1にも示すように、
この薄板43には、前記部品取出位置A側に延出し前記
テープ24のスプロケット穴29bとは反対側の側縁部
を押える細幅状の押え板44が一体に形成されている。
【0028】また、この薄板43は、前記テープ押え3
2の切欠部32dを塞ぐように設けられている。さら
に、この薄板43には、前記テープ押え32のスリット
32a部分に位置して、剥離片部45が一体に設けられ
ている。この剥離片部45は、図4にも示すように、前
記スリット32a内に、前側から後方側に向けて前記ス
リット32aの幅を狭めるように延出し、その先端縁部
が上方に湾曲状に折曲されている。
【0029】一方、前記保持テープ回収路35の上方を
覆う前部テープ押え36は、やはり比較的厚肉な金属板
より構成され、上述のように、本体フレーム22に、前
記テープ押え32とは別体にねじ止めされて設けられる
ようになっている。この場合、前部テープ押え36は、
保持テープ回収路35の始端部分では前記テープ押え3
2の延出部32bを避けた状態に設けられ、その先端部
は、斜めやや上方に折曲された状態に形成されている。
【0030】尚、前記シャッタ部材38は、テープ押え
32の上面部分を前後方向にスライド移動可能に設けら
れ、前記駆動レバー34の駆動により、前後に駆動され
るようになっている。このとき、シャッタ部材38は、
通常時には、図1にも示すように、一段下がった状態の
幅広な作用面部38aが前記テープ押え32の切欠部3
2d内(薄板43の上面)に退避した退避位置に位置
し、駆動レバー34が駆動されることにより、前記作用
面部38aがテープ24の送りと一体的に部品取出位置
A部分に移動され、テープ24が停止した状態(新たな
電子部品23が部品取出位置Aに供給された状態)で、
前記退避位置に戻るように構成されている。これにて、
部品取出位置Aに移動される際の電子部品23の飛出し
が防止されるようになっているのである。
【0031】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、駆動レバー34が駆動されることにより、
テープ24はテープ供給路31を1ピッチずつ前方に送
られ、部品取出位置Aに1個づつ電子部品23が供給さ
れる。このとき、部品取出位置Aでは、テープ24(電
子部品23)が露出するようになるが、テープ押え32
には、保持テープ29のスプロケット穴29bが形成さ
れている側の側縁部を押える延出部32bが一体に設け
られていると共に、その反対側の側縁部を押える押え板
44が設けられているので、部品取出位置Aにおいても
テープ24の押えを十分に行うことができるようにな
る。
【0032】従って、部品取出位置Aにおいて、テープ
24が大きく振動するようなことがなくなり、電子部品
23が凹部29a内から跳上がってしまうことが未然に
防止される。また、この場合、押え板44を、テープ押
え32の下面に設けた薄板43に一体に設けるようにし
ているので、テープ押え32自体の加工が困難である事
情があっても、押え板44を容易に設けることができる
のである。
【0033】また、テープ24の上面を覆っていた保護
フィルム30は、テープ押え32のスリット32a部分
で剥がされて上方に排出されるのであるが、本実施例で
は、テープ押え32の下面に設けた薄板43に、スリッ
ト32aの幅を狭めるように延出する剥離片部45を設
けたので、静電気等によって電子部品23が保護フィル
ム30側にくっついて上方に浮上がろうとしても、剥離
片部45によりその浮上がりが阻止されるようになる。
また、剥離片部45の先端縁部が湾曲していることによ
り、保護フィルム30を引掛かることなくスムーズに排
出することができるのである。
【0034】さらに、本実施例では、テープ供給路31
の上方を覆うテープ押え32と、保持テープ回収路35
の上方を覆う前部テープ押え36とを別体に構成したの
で、部品取出位置Aにて吸着されなかった電子部品23
が、保持テープ回収路35に送られて前部テープ押え3
6を浮上がらせることがあっても、その浮上がり力がテ
ープ押え32に伝達されることはない。従って、万一電
子部品23が凹部29aの縁部に斜めに乗上げて吸着ミ
スが起こった場合でも、テープ押え32が浮上がること
はなくなり、シャッタ部材38の動作に支障を来すこと
がなくなるのである。
【0035】このように本実施例によれば、部品取出位
置Aにおいてテープ24の側縁部を押える押え板44を
設けたので、従来のような部品取出位置Aにて電子部品
11が凹部10b内から跳上がって吸着ミスを招いてし
まうものと異なり、部品取出位置Aに送り出されたテー
プ24が振動することを極力防止することができ、ひい
ては電子部品23の跳上がりに起因する吸着ミスを未然
に防止することができるものである。
【0036】また、特に本実施例では、押え板44を、
テープ押え32の下面に設けた薄板43に一体に設ける
ようにしているので、押え板44の形成を容易に行うこ
とができるといった利点を得ることができる。
【0037】そして、本実施例では、テープ押え32と
前部テープ押え36とを別体に構成したので、従来のよ
うな吸着ミスが起こった場合にカバー6が浮上がる虞の
あったものと異なり、万一、電子部品23が凹部29a
の縁部に斜めに乗上げて吸着ミスが起こった場合でも、
テープ押え32が浮上がることはなくなり、ひいては、
シャッタ部材38の動作に支障を来すことを未然に防止
することができるのである。
【0038】さらに、本実施例では、前記薄板43に剥
離片部45を設けたので、テープ3から保護フィルム1
2を剥がす際に電子部品11がスリット6b部分に引掛
かる虞があった従来と異なり、剥離片部45により電子
部品23の浮上がりを防止することができ、また、保護
フィルム30を引掛かることなくスムーズに排出するこ
とができるものである。
【0039】尚、上記実施例では、テープ押え32の下
面に薄板43を設けこの薄板43に押え板44を一体に
設けるようにしたが、押え板を、薄板とは関係なく単独
で設けるようにしても所期の目的を達成することができ
る。その他、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
るものである。
【0040】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1の部品供給装置によれば、テープに保持され
た電子部品を部品取出位置に送り出すものにあって、テ
ープ供給路の上方を覆うテープ押えに、テープ供給路の
終端部の部品取出位置部分に延出し保持テープの側縁部
を押える押え板を設けたので、部品取出位置に送り出さ
れたテープが振動することを極力防止することができ、
ひいては電子部品の跳上がりに起因する吸着ミスを未然
に防止することができるという優れた効果を奏するもの
である。
【0041】そして、これに加え、請求項2の部品供給
装置によれば、テープ供給路の上方を覆うテープ押え
と、保持テープ回収路の上方を覆う前部テープ押えとを
別体に構成したので、吸着ミスに起因するテープ押えの
浮上がりを防止することができる。また、請求項3の部
品供給装置によれば、テープ押えの下面に設けた薄板に
押え板を一体に設けるようにしているので、押え板の形
成を容易に行うことができる。さらには、請求項4の部
品供給装置によれば、前記薄板に剥離片部を一体に設け
るようにしたので、保護フィルムの剥離時の電子部品の
引掛かりを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、部品供給装置
の先端部を示す斜視図
【図2】テープ押え部分の上面図
【図3】テープ押え部分の左側面図
【図4】スリット部分の拡大縦断側面図
【図5】全体構成を示す右側面図
【図6】テープの斜視図
【図7】従来例を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【図9】図4相当図
【図10】テープの斜視図
【符号の説明】
図面中、21はテープフィーダ(部品供給装置)、22
は本体フレーム、23は電子部品、24はテープ、25
は送出し機構、29は保持テープ、30は保護フィル
ム、31はテープ供給路、32はテープ押え、32aは
スリット、32bは延出部、32cはマーク、32dは
切欠部、35は保持テープ回収路、36は前部テープ押
え、38はシャッタ部材、38aは作用面部、43は薄
板、44は押え板、45は剥離片部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 敏仁 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 鈴木 久雄 東京都北区堀船2丁目20番46号 日本たば こ産業株式会社機械技術開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な保持テープにチップ形の電子部品
    を多数個封入してなるテープを、本体フレームの上面部
    に設けられたテープ供給路上を所定ピッチで送り出し、
    前記電子部品を前記テープ供給路の終端部の部品取出位
    置に1個ずつ供給するものにおいて、 前記テープ供給路の上方を前記部品取出位置を除いて前
    記テープの通過する隙間を確保した状態で覆うテープ押
    えに、前記部品取出位置部分に延出し前記保持テープの
    側縁部を押える押え板を設けたことを特徴とする部品供
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記本体フレームには、テープ供給路の
    部品取出位置から送出し方向先方に連続する保持テープ
    回収路が設けられると共に、その保持テープ回収路の上
    方を覆う前部テープ押えが前記テープ押えと別体に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の部品供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テープ押えの下面に薄板が設けられ
    ていると共に、前記押え板は、その薄板に一体に設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の部品供
    給装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ押えには、テープの上面から
    剥がされる保護フィルムを上方に排出するためのスリッ
    トが形成されていると共に、前記薄板には、前記スリッ
    ト部分にその幅を狭めるように延出し先端縁部が上方へ
    の湾曲状をなす剥離片部が一体に設けられていることを
    特徴とする請求項3記載の部品供給装置。
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