JPH07302782A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH07302782A JPH07302782A JP9598894A JP9598894A JPH07302782A JP H07302782 A JPH07302782 A JP H07302782A JP 9598894 A JP9598894 A JP 9598894A JP 9598894 A JP9598894 A JP 9598894A JP H07302782 A JPH07302782 A JP H07302782A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- lto film
- irradiated
- oxide film
- film
- Prior art date
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- Pending
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- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】半導体基板上の絶縁膜として用いるLTO膜の
パターニングをできるだけ少ない工程数でパターニング
する。 【構成】パターンとして残すべき部分のLTO膜を光ア
ニールにより緻密化したのちエッチングすれば、光を照
射されない部分が速くエッチングされるので、光を照射
したパターンが残る。光の照射には、遮光マスクを用い
ての全面照射か、レーザビームによる局部的照射を用い
る。
パターニングをできるだけ少ない工程数でパターニング
する。 【構成】パターンとして残すべき部分のLTO膜を光ア
ニールにより緻密化したのちエッチングすれば、光を照
射されない部分が速くエッチングされるので、光を照射
したパターンが残る。光の照射には、遮光マスクを用い
ての全面照射か、レーザビームによる局部的照射を用い
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上の絶縁膜
としてCVD法等により成膜した低温酸化膜(LTO膜)
を用いる半導体素子の製造方法に関する。
としてCVD法等により成膜した低温酸化膜(LTO膜)
を用いる半導体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化膜の成膜方法として用いられる熱酸
化法は、高温で行われるため、アルカリ重金属のような
有害不純物により酸化膜あるいは半導体基板の表面が汚
染されている。そこで製造工程中に生じたこのような酸
化膜を除去し、表面を清浄化したのち、SiO2 、PS
G、BSG、BPSG等のLTO膜で表面を被覆する。
このようなLTO膜に、その下の半導体領域、電極ある
いは配線などへの接触孔形成などのために、フォトエッ
チング法によりパターニングを行う。図3 (a)〜 (e)
はそのようなパターニング工程の一例を示し、シリコ
ン基板1の上に成膜したLTO膜2の表面にレジストの
密着性向上のための蒸気処理を行ったのち、レジスト3
を塗布する〔同図 (a) 〕。次にマスク4を通して光5
により露光し〔同図 (b) 〕、現像を行う〔同図 (c)
〕。次いで、現像液、リンス液などの除去、レジスト
3のLTO膜2との密着性強化などのためのポストベー
ク工程を行ったのち、露出しているLTO膜2をエッチ
ングして除去する〔同図 (d)〕。最後にレジストを灰
化して除去する〔同図 (e) 〕。
化法は、高温で行われるため、アルカリ重金属のような
有害不純物により酸化膜あるいは半導体基板の表面が汚
染されている。そこで製造工程中に生じたこのような酸
化膜を除去し、表面を清浄化したのち、SiO2 、PS
G、BSG、BPSG等のLTO膜で表面を被覆する。
このようなLTO膜に、その下の半導体領域、電極ある
いは配線などへの接触孔形成などのために、フォトエッ
チング法によりパターニングを行う。図3 (a)〜 (e)
はそのようなパターニング工程の一例を示し、シリコ
ン基板1の上に成膜したLTO膜2の表面にレジストの
密着性向上のための蒸気処理を行ったのち、レジスト3
を塗布する〔同図 (a) 〕。次にマスク4を通して光5
により露光し〔同図 (b) 〕、現像を行う〔同図 (c)
〕。次いで、現像液、リンス液などの除去、レジスト
3のLTO膜2との密着性強化などのためのポストベー
ク工程を行ったのち、露出しているLTO膜2をエッチ
ングして除去する〔同図 (d)〕。最後にレジストを灰
化して除去する〔同図 (e) 〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体素子の製
造方法におけるLTO膜のパターニングには、このよう
に工程が多段階必要であり、そのために長い時間がかか
り、コストも高くなった。本発明の目的は、LTO膜パ
ターニングの工程を簡素化した半導体素子の製造方法を
提供することにある。
造方法におけるLTO膜のパターニングには、このよう
に工程が多段階必要であり、そのために長い時間がかか
り、コストも高くなった。本発明の目的は、LTO膜パ
ターニングの工程を簡素化した半導体素子の製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体素子の製造方法は、LTO膜を成
膜したのち、パターンとして残す部分に選択的に光を照
射して加熱し、そのあとエッチングによりLTO膜の光
の照射されなかった部分を除去するパターニング工程を
含むものとする。LTO膜の光を照射しない部分を遮光
マスクで覆ったのち、全面的に光を照射する方法、ある
いはレーザ光を用いてLTO膜のパターンとして残す部
分のみに局部的に光を照射する方法のどちらも良い方法
である。LTO膜を除去するためのエッチング液がふっ
酸を5〜10倍の水で希釈した溶液であることが良い。
めに、本発明の半導体素子の製造方法は、LTO膜を成
膜したのち、パターンとして残す部分に選択的に光を照
射して加熱し、そのあとエッチングによりLTO膜の光
の照射されなかった部分を除去するパターニング工程を
含むものとする。LTO膜の光を照射しない部分を遮光
マスクで覆ったのち、全面的に光を照射する方法、ある
いはレーザ光を用いてLTO膜のパターンとして残す部
分のみに局部的に光を照射する方法のどちらも良い方法
である。LTO膜を除去するためのエッチング液がふっ
酸を5〜10倍の水で希釈した溶液であることが良い。
【0005】
【作用】低温酸化膜の光を照射して加熱した部分は緻密
化が起こり、ふっ酸溶液などによるエッチング速度が遅
くなるため、その部分を残すことができ、レジストパタ
ーンを形成しないでパターニングができる。
化が起こり、ふっ酸溶液などによるエッチング速度が遅
くなるため、その部分を残すことができ、レジストパタ
ーンを形成しないでパターニングができる。
【0006】
【実施例】以下、図3を含めて共通の部分に同一の符号
を付した図を引用して本発明の実施例について述べる。
図1 (a) 、 (b) に示した実施例では、SiH4 とO
2 の混合ガスを用い、基板温度400℃で行うプラズマ
CVDにより、シリコン基板1の表面上に成膜したLT
O膜2の表面にフォトエッチング法を用いて金属などで
遮光マスク6を形成し、全面に赤外線ランプなどからの
光5を照射する〔同図 (a) 〕。これにより、マスク6
に覆われないで光5が照射されたLTO膜2の部分は緻
密化する。次いで、5倍ないし10倍の水で希釈したふ
っ酸溶液を用いてエッチングする〔同図 (b) 〕。光5
が照射されて緻密化した部分は、エッチング速度が遅い
ため、マスク6で覆われた初期状態のままの部分がエッ
チングにより除去されたあとでも図のように残る。すな
わち、レジストの塗布工程なしにLTO膜のパターニン
グができる。光の照射は、ランプを用いないでレーザビ
ームの走査によって行ってもよい。
を付した図を引用して本発明の実施例について述べる。
図1 (a) 、 (b) に示した実施例では、SiH4 とO
2 の混合ガスを用い、基板温度400℃で行うプラズマ
CVDにより、シリコン基板1の表面上に成膜したLT
O膜2の表面にフォトエッチング法を用いて金属などで
遮光マスク6を形成し、全面に赤外線ランプなどからの
光5を照射する〔同図 (a) 〕。これにより、マスク6
に覆われないで光5が照射されたLTO膜2の部分は緻
密化する。次いで、5倍ないし10倍の水で希釈したふ
っ酸溶液を用いてエッチングする〔同図 (b) 〕。光5
が照射されて緻密化した部分は、エッチング速度が遅い
ため、マスク6で覆われた初期状態のままの部分がエッ
チングにより除去されたあとでも図のように残る。すな
わち、レジストの塗布工程なしにLTO膜のパターニン
グができる。光の照射は、ランプを用いないでレーザビ
ームの走査によって行ってもよい。
【0007】図2 (a) 、 (b) に示した実施例では、
LTO膜2の表面にYAGレーザビーム7を選択的に照
射する〔同図 (a) 〕。照射された部分のLTO膜2は
緻密化しているので、上記と同様なふっ酸溶液でエッチ
ングした場合に残る〔同図 (b) 〕。これにより、レー
ザビーム7の照射領域に対応したLTO膜2のパターン
がフォトエッチング工程を用いないで形成できる。
LTO膜2の表面にYAGレーザビーム7を選択的に照
射する〔同図 (a) 〕。照射された部分のLTO膜2は
緻密化しているので、上記と同様なふっ酸溶液でエッチ
ングした場合に残る〔同図 (b) 〕。これにより、レー
ザビーム7の照射領域に対応したLTO膜2のパターン
がフォトエッチング工程を用いないで形成できる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、LTOが光アニールに
より緻密化することができ、エッチングされにくくなる
ことを利用して、光アニールを選択的に行うことによ
り、LTO膜のパターニングが、レジストの塗布工程な
しに、さらにはフォトエッチング工程なしに行うことが
でき、半導体素子製造の際の工程数の低減によりコスト
ダウンを可能にした。また、この光アニール工程は、従
来他の目的で行っていた光アニール工程と同時に行うこ
とも可能である。
より緻密化することができ、エッチングされにくくなる
ことを利用して、光アニールを選択的に行うことによ
り、LTO膜のパターニングが、レジストの塗布工程な
しに、さらにはフォトエッチング工程なしに行うことが
でき、半導体素子製造の際の工程数の低減によりコスト
ダウンを可能にした。また、この光アニール工程は、従
来他の目的で行っていた光アニール工程と同時に行うこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるLTO膜パターニン
グ工程を (a) 、 (b) の順に示す断面図
グ工程を (a) 、 (b) の順に示す断面図
【図2】本発明の別の実施例におけるLTO膜パターニ
ング工程を (a) 、 (b) の順に示す断面図
ング工程を (a) 、 (b) の順に示す断面図
【図3】従来のLTO膜パターニング工程を (a) ない
し (e) の順に示す断面図
し (e) の順に示す断面図
1 シリコン基板 2 LTO膜 5 光 6 遮光マスク 7 レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316 X P
Claims (4)
- 【請求項1】低温酸化膜を成膜したのち、パターンとし
て残す部分に選択的に光を照射して加熱し、そのあとエ
ッチングにより低温酸化膜の光を照射されなかった部分
を除去するパターニング工程を含むことを特徴とする半
導体素子の製造方法。 - 【請求項2】低温酸化膜の光を照射しない部分を遮光マ
スクで覆ったのち、全面的に光を照射する請求項1記載
の半導体素子の製造方法。 - 【請求項3】レーザ光を用いて低温酸化膜のパターンと
して残す部分のみに局部的に光を照射する請求項1記載
の半導体素子の製造方法。 - 【請求項4】低温酸化膜を除去するためのエッチング液
がふっ酸を5〜10倍の水で稀釈した溶液である請求項
1ないし3記載の半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9598894A JPH07302782A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9598894A JPH07302782A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302782A true JPH07302782A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14152521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9598894A Pending JPH07302782A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302782A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266141A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Seiko Epson Corp | 基板の熱処理方法 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP9598894A patent/JPH07302782A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266141A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Seiko Epson Corp | 基板の熱処理方法 |
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