JPH0730244Y2 - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
- Publication number
- JPH0730244Y2 JPH0730244Y2 JP4780289U JP4780289U JPH0730244Y2 JP H0730244 Y2 JPH0730244 Y2 JP H0730244Y2 JP 4780289 U JP4780289 U JP 4780289U JP 4780289 U JP4780289 U JP 4780289U JP H0730244 Y2 JPH0730244 Y2 JP H0730244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throw
- honing
- cutting edge
- line
- flank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Milling Processes (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、工具寿命に達した場合でも、再研削して使用
することなく使い捨てにするスローアウェイチップに係
わり、特に、フライス切削に用いて好適なスローアウェ
イチップに関する。
することなく使い捨てにするスローアウェイチップに係
わり、特に、フライス切削に用いて好適なスローアウェ
イチップに関する。
[従来の技術] 従来より、フライス切削に使用されるスローアウェイチ
ップとして、被加工物の加工面を向上させるために、す
くい面と逃げ面との交線である切刃稜線に大きな凸の曲
率を持たせたものがある。
ップとして、被加工物の加工面を向上させるために、す
くい面と逃げ面との交線である切刃稜線に大きな凸の曲
率を持たせたものがある。
特に、サーメットやセラミックを材質とするスローアウ
ェイチップでは、切刃強化のため、切刃稜線にホーニン
グ加工が行われている。
ェイチップでは、切刃強化のため、切刃稜線にホーニン
グ加工が行われている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、あらかじめ形成された切刃稜線に大きな凸の
曲率を持たせてあることから、ホーニング形状を均一と
するためには、丸ホーニングとする必要があった。
曲率を持たせてあることから、ホーニング形状を均一と
するためには、丸ホーニングとする必要があった。
このため、切刃の切れ味が低下し、被加工物の加工面の
品位を劣化させる課題を有していた。
品位を劣化させる課題を有していた。
本考案は、上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、切れ味を低下させることなく、切刃を強化したス
ローアウェイチップを提供することにある。
的は、切れ味を低下させることなく、切刃を強化したス
ローアウェイチップを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、すくい面と逃げ面
との交線に、前記逃げ面からの距離を一定に保ちなが
ら、前記交線の両端から前記交線の中央に向かって、前
記すくい面に対する角度を連続的に減少させる角度ホー
ニングを施すことにより、前記逃げ面上に、前記すくい
面側へ凸の曲率となる切刃稜線を形成したことを技術的
手段とする。
との交線に、前記逃げ面からの距離を一定に保ちなが
ら、前記交線の両端から前記交線の中央に向かって、前
記すくい面に対する角度を連続的に減少させる角度ホー
ニングを施すことにより、前記逃げ面上に、前記すくい
面側へ凸の曲率となる切刃稜線を形成したことを技術的
手段とする。
[作用] 上記構成よりなる本考案は、すくい面と逃げ面との交線
に角度ホーニングを施すことにより、凸の曲率を有する
切刃稜線を形成するものである。
に角度ホーニングを施すことにより、凸の曲率を有する
切刃稜線を形成するものである。
ホーニング加工は、逃げ面からの距離を一定に保ちなが
ら、交線の両端(ノーズ部)から中央に向かって、すく
い面に対するホーニング角度が連続的に減少するように
行われる。
ら、交線の両端(ノーズ部)から中央に向かって、すく
い面に対するホーニング角度が連続的に減少するように
行われる。
この結果、逃げ面上に、すくい面側へ凸の曲率を持つ切
刃稜線が形成される。
刃稜線が形成される。
[考案の効果] 上記作用を有する本考案のスローアウェイチップは、従
来のように、凸の曲率を持つ切刃稜線を形成した後で、
切刃強化のためのホーニング加工を行うものでなく、ホ
ーニング加工によって凸の曲率を持つ切刃稜線を形成し
ていくものである。
来のように、凸の曲率を持つ切刃稜線を形成した後で、
切刃強化のためのホーニング加工を行うものでなく、ホ
ーニング加工によって凸の曲率を持つ切刃稜線を形成し
ていくものである。
従って、切れ味を低下させることなく、切刃を強化する
ことができる。
ことができる。
[実施例] 次に、本考案のスローアウェイチップを図面に示す一実
施例に基づき説明する。
施例に基づき説明する。
第1図はスローアウェイチップの斜視図、第2図はスロ
ーアウェイチップの平面図である。
ーアウェイチップの平面図である。
本実施例のスローアウェイチップ(以下チップと略す)
1は、サーメットを材質として、平面形状が正方形(一
辺の長さ12.70mm)を呈する厚板状(厚さ4.76mm)に設
けられている。
1は、サーメットを材質として、平面形状が正方形(一
辺の長さ12.70mm)を呈する厚板状(厚さ4.76mm)に設
けられている。
このチップ1は、例えば、図示しないスローアウェイフ
ライスに使用されるもので、第1図において上面がすく
い面2、外周側面がそれぞれ逃げ面3として構成されて
いる。
ライスに使用されるもので、第1図において上面がすく
い面2、外周側面がそれぞれ逃げ面3として構成されて
いる。
すくい面2と各逃げ面3とが交差する4か所の交線4に
は、それぞれ、以下に説明する角度ホーニングが施され
る。
は、それぞれ、以下に説明する角度ホーニングが施され
る。
角度ホーニングは、すくい面2と逃げ面3との各交線4
を、研磨しながら所望の切刃稜線として仕上げるもので
ある。
を、研磨しながら所望の切刃稜線として仕上げるもので
ある。
本実施例では、逃げ面3からの距離を一定に保ちなが
ら、各交線4の両端であるノーズ部5から各交線4の中
央部6に向かって、ホーニング角度(ホーニングによっ
て削り取られたホーニング面7のすくい面2に対する角
度)が連続的に減少するように行われる。つまり、第4
図(第2図のA−A線断面図)に示すように、各ノーズ
部5でのホーニング角度θ1が最大(例えば45度)とな
り、第5図(第2図のB−B線断面図)に示すように、
交線4の中央部6でのホーニング角度θ2が最小(例え
ば5度)となる。
ら、各交線4の両端であるノーズ部5から各交線4の中
央部6に向かって、ホーニング角度(ホーニングによっ
て削り取られたホーニング面7のすくい面2に対する角
度)が連続的に減少するように行われる。つまり、第4
図(第2図のA−A線断面図)に示すように、各ノーズ
部5でのホーニング角度θ1が最大(例えば45度)とな
り、第5図(第2図のB−B線断面図)に示すように、
交線4の中央部6でのホーニング角度θ2が最小(例え
ば5度)となる。
この場合、ホーニング面7と逃げ面3との稜線が切刃稜
線8として形成されるが、第2図に示すように、ホーニ
ング面7とすくい面2との稜線9が、逃げ面3から一定
の距離となるように加工されるため、逃げ面3上に表わ
れる切刃稜線8は、第1図および第3図に示すように、
すくい面2側へ凸の曲率を持つように形成される。な
お、第3図はスローアウェイチップの正面図である。
線8として形成されるが、第2図に示すように、ホーニ
ング面7とすくい面2との稜線9が、逃げ面3から一定
の距離となるように加工されるため、逃げ面3上に表わ
れる切刃稜線8は、第1図および第3図に示すように、
すくい面2側へ凸の曲率を持つように形成される。な
お、第3図はスローアウェイチップの正面図である。
このように、角度ホーニングによって凸の曲率を持つ切
刃稜線8を形成したことにより、切れ味を低下させるこ
となく、切刃を強化させることができる。
刃稜線8を形成したことにより、切れ味を低下させるこ
となく、切刃を強化させることができる。
(変形例) 実施例では、チップ1の上面側に切刃を形成したが、上
面側とともに下面側にも、角度ホーニングによって切刃
を形成してもよい。
面側とともに下面側にも、角度ホーニングによって切刃
を形成してもよい。
チップ1の形状を、平面形状が正方形を呈する厚板状と
したが、三角形や六角形など他の形状でもよい。また厚
板状である必要もない。
したが、三角形や六角形など他の形状でもよい。また厚
板状である必要もない。
本考案のチップ1は、スローアウェイフライスに限定し
て使用する必要はない。
て使用する必要はない。
ノーズ部5でのホーニング角度θ1を45度、交線4の中
央でのホーニング角度θ2を5度として例示したが、本
考案では、θ1が最大60度、θ2が最小1度までの範囲
で、ホーニング角度を連続的に可変すればよい。
央でのホーニング角度θ2を5度として例示したが、本
考案では、θ1が最大60度、θ2が最小1度までの範囲
で、ホーニング角度を連続的に可変すればよい。
チップ1の材質としてサーメットを示したが、サーメッ
ト以外に、セラミック、高速度鋼など他の材質を使用し
てもよい。
ト以外に、セラミック、高速度鋼など他の材質を使用し
てもよい。
第1図はスローアウェイチップの斜視図、第2図はスロ
ーアウェイチップの平面図、第3図はスローアウェイチ
ップの正面図、第4図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第5図は第2図のB−B線に沿う断面図である。 図中 1…スローアウェイチップ 2…すくい面 3…逃げ面 4…交線 5…ノーズ部(交線の両端) 6…中央部(交線の中央) 8…切刃稜線
ーアウェイチップの平面図、第3図はスローアウェイチ
ップの正面図、第4図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第5図は第2図のB−B線に沿う断面図である。 図中 1…スローアウェイチップ 2…すくい面 3…逃げ面 4…交線 5…ノーズ部(交線の両端) 6…中央部(交線の中央) 8…切刃稜線
Claims (1)
- 【請求項1】すくい面と逃げ面との交線に、前記逃げ面
からの距離を一定に保ちながら、前記交線の両端から前
記交線の中央に向かって、前記すくい面に対する角度を
連続的に減少させる角度ホーニングを施すことにより、
前記逃げ面上に、前記すくい面側へ凸の曲率となる切刃
稜線を形成したスローアウェイチップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4780289U JPH0730244Y2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | スローアウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4780289U JPH0730244Y2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | スローアウェイチップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139003U JPH02139003U (ja) | 1990-11-20 |
JPH0730244Y2 true JPH0730244Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31564055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4780289U Expired - Fee Related JPH0730244Y2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | スローアウェイチップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730244Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07185908A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-25 | Kyocera Corp | スローアウェイチップ |
JP4465809B2 (ja) * | 1999-07-09 | 2010-05-26 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウェイチップ |
JP6641598B2 (ja) * | 2016-04-27 | 2020-02-05 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 切削工具 |
CN111246954B (zh) * | 2017-08-02 | 2021-12-28 | 京瓷株式会社 | 切削刀片、切削工具以及切削加工物的制造方法 |
WO2019069916A1 (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-11 | 京セラ株式会社 | 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP4780289U patent/JPH0730244Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02139003U (ja) | 1990-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |