JPH07301099A - 小型運搬車設備 - Google Patents
小型運搬車設備Info
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- JPH07301099A JPH07301099A JP6093199A JP9319994A JPH07301099A JP H07301099 A JPH07301099 A JP H07301099A JP 6093199 A JP6093199 A JP 6093199A JP 9319994 A JP9319994 A JP 9319994A JP H07301099 A JPH07301099 A JP H07301099A
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- traveling
- small
- wheels
- rail
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Abstract
(57)【要約】
【目的】走行面に対応して走行輪を選択することがで
き、狭い坑道内等を走行するに好適とする。 【構成】走行輪5,10を着脱可能にした小型運搬車A
と、小型運搬車Aに交換着脱される交換用走行輪Bとを
備え、交換用走行輪Bは少なくとも路面走行に適したタ
イヤ車輪5,10とレール走行に適したレール車輪23
との2種類からなる。
き、狭い坑道内等を走行するに好適とする。 【構成】走行輪5,10を着脱可能にした小型運搬車A
と、小型運搬車Aに交換着脱される交換用走行輪Bとを
備え、交換用走行輪Bは少なくとも路面走行に適したタ
イヤ車輪5,10とレール走行に適したレール車輪23
との2種類からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型運搬車設備に関す
る。さらに詳しくは、小型運搬車を狭い坑道内等を走行
させるための小型運搬車設備の走行構造に係る改良に関
する。
る。さらに詳しくは、小型運搬車を狭い坑道内等を走行
させるための小型運搬車設備の走行構造に係る改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型運搬車としては、特開昭51
−7609号公報に記載のものが知られている。
−7609号公報に記載のものが知られている。
【0003】この従来の小型運搬車は、2種類の走行輪
を同軸に備えてなるもので、走行面に対応して走行輪を
選択使用するものである。
を同軸に備えてなるもので、走行面に対応して走行輪を
選択使用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の小型運搬
車では、2種類の走行輪を同軸に備えることから、車軸
が長くなり車幅が大きくなってしまうため、狭い坑道内
等を走行するには不向きであるという問題点がある。こ
れを解消するためには、2種類の車輪を有する小型運搬
車を複数台準備しなければならなかった。
車では、2種類の走行輪を同軸に備えることから、車軸
が長くなり車幅が大きくなってしまうため、狭い坑道内
等を走行するには不向きであるという問題点がある。こ
れを解消するためには、2種類の車輪を有する小型運搬
車を複数台準備しなければならなかった。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、走行面に対応して走行輪を選択すること
ができ、しかも狭い坑道内等を走行するに好適な小型運
搬車設備を提供することを課題とする。
されたもので、走行面に対応して走行輪を選択すること
ができ、しかも狭い坑道内等を走行するに好適な小型運
搬車設備を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る小型運搬車は、次のような手段を採用
する。
め、本発明に係る小型運搬車は、次のような手段を採用
する。
【0007】即ち、請求項1では、走行輪を着脱可能に
した小型運搬車と、小型運搬車に交換着脱される交換用
走行輪とを備え、交換用走行輪は少なくとも路面走行に
適したタイヤ車輪とレール走行に適したレール車輪との
2種類からなる。
した小型運搬車と、小型運搬車に交換着脱される交換用
走行輪とを備え、交換用走行輪は少なくとも路面走行に
適したタイヤ車輪とレール走行に適したレール車輪との
2種類からなる。
【0008】また、請求項2では、請求項1の小型運搬
車設備において、少なくとも1種類の交換用走行輪が小
型運搬車に予備搭載されていることを特徴とする。
車設備において、少なくとも1種類の交換用走行輪が小
型運搬車に予備搭載されていることを特徴とする。
【0009】また。請求項3では、走行輪および走行輪
に連結した車軸その他の付属部材を一体的に着脱可能に
した小型運搬車と、小型運搬車に交換着脱される交換用
走行輪ユニットとを備え、交換用走行輪ユニットは少な
くとも路面走行に適したタイヤ車輪およびタイヤ車輪に
連結した車軸その他の付属部材とレール走行に適したレ
ール車輪およびレール車輪に連結した車軸その他の付属
部材との2種類からなる。
に連結した車軸その他の付属部材を一体的に着脱可能に
した小型運搬車と、小型運搬車に交換着脱される交換用
走行輪ユニットとを備え、交換用走行輪ユニットは少な
くとも路面走行に適したタイヤ車輪およびタイヤ車輪に
連結した車軸その他の付属部材とレール走行に適したレ
ール車輪およびレール車輪に連結した車軸その他の付属
部材との2種類からなる。
【0010】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、小型運搬
車に対して交換用走行輪を選択して取付ることで、小型
運搬車に路面に対応した走行輪を備えることができる。
不要な走行輪は小型運搬車から取り外されるため、車軸
を長くしておく必要がなくなる。
車に対して交換用走行輪を選択して取付ることで、小型
運搬車に路面に対応した走行輪を備えることができる。
不要な走行輪は小型運搬車から取り外されるため、車軸
を長くしておく必要がなくなる。
【0011】また、請求項2では、交換用走行輪を交換
する必要が生じた場合に、小型運搬車に予備搭載されて
いる交換用走行輪を直ちに交換取付けすることができ
る。
する必要が生じた場合に、小型運搬車に予備搭載されて
いる交換用走行輪を直ちに交換取付けすることができ
る。
【0012】また、請求項3では、走行輪と共に不要な
付属物等が一体的に交換される。
付属物等が一体的に交換される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る小型運搬車設備の実施例
を図面に基いて説明する。
を図面に基いて説明する。
【0014】図1〜図3は、本発明に係る小型運搬車設
備の第1実施例を示すものである。
備の第1実施例を示すものである。
【0015】この実施例の小型運搬車Aでは、図1から
明らかなように、全体の主要部分がパイプ材,フレーム
材からなる骨材のみで形成され、カバー類,装飾品類を
極力省略して軽量化されている。即ち、後述の各部を加
えた総車両重量は、約48Kgに抑えられている。な
お、車体長は約1130mm,車幅は約480mmとな
っている。
明らかなように、全体の主要部分がパイプ材,フレーム
材からなる骨材のみで形成され、カバー類,装飾品類を
極力省略して軽量化されている。即ち、後述の各部を加
えた総車両重量は、約48Kgに抑えられている。な
お、車体長は約1130mm,車幅は約480mmとな
っている。
【0016】骨材で形成された車体の中央部には、ベー
スパネル1が張設されている。このベースパネル1は、
その上面の後方側に乗員Mが1名座乗可能な台座部2,
バッテリ3等を装備し、その下面にモータ4等を装備す
る取付ベースとなる。また、このベースパネル1は、台
座部2に座乗した乗員Mの大腿部等を汚泥,小石等の飛
び跳ね衝突による傷付き,汚損から保護する。
スパネル1が張設されている。このベースパネル1は、
その上面の後方側に乗員Mが1名座乗可能な台座部2,
バッテリ3等を装備し、その下面にモータ4等を装備す
る取付ベースとなる。また、このベースパネル1は、台
座部2に座乗した乗員Mの大腿部等を汚泥,小石等の飛
び跳ね衝突による傷付き,汚損から保護する。
【0017】ベースパネル1に装備されたバッテリ3
は、走行エネルギ源としてモータ4を駆動する。このバ
ッテリ3は、1回の充電で5000m程度走行可能なも
のを使用してある。また、このバッテリ3は、保守が容
易な密閉型メンテナンスフリータイプとするのが好まし
い。
は、走行エネルギ源としてモータ4を駆動する。このバ
ッテリ3は、1回の充電で5000m程度走行可能なも
のを使用してある。また、このバッテリ3は、保守が容
易な密閉型メンテナンスフリータイプとするのが好まし
い。
【0018】モータ4の駆動は、後部走行輪5の車軸6
にギア噛合,チェーン等により伝達される。モータ4の
駆動制御は、車体の前方側に設けられたフットスイッチ
7を用いて、乗員Mの足踏み操作により行われる。な
お、フットスイッチ7には電磁開閉器付きの電磁制動部
(図示せず)が接続され、フットスイッチ7を離すと電
磁制動が掛かるようになっている。また、モータ4の駆
動による走行速度は、人間の歩行速度と略同様の時速5
Km程度の安全なものに設定されている。また、モータ
4の駆動による走行方向は、車体横の操作スイッチ8に
より前後進の切換えられるようになっている。
にギア噛合,チェーン等により伝達される。モータ4の
駆動制御は、車体の前方側に設けられたフットスイッチ
7を用いて、乗員Mの足踏み操作により行われる。な
お、フットスイッチ7には電磁開閉器付きの電磁制動部
(図示せず)が接続され、フットスイッチ7を離すと電
磁制動が掛かるようになっている。また、モータ4の駆
動による走行速度は、人間の歩行速度と略同様の時速5
Km程度の安全なものに設定されている。また、モータ
4の駆動による走行方向は、車体横の操作スイッチ8に
より前後進の切換えられるようになっている。
【0019】また、駐車時の制動のためのサイドブレー
キ9も設けられている。このサイドブレーキ9は、走行
時の電磁制動部の制動が有効に機能しない場合に補助的
に使用するので便利なように、操作アームが車体の横に
設けられている。なお、このサイドブレーキは、水濡れ
等に耐えて高い制動力を得るために、ディスクブレーキ
とするのが好ましい。
キ9も設けられている。このサイドブレーキ9は、走行
時の電磁制動部の制動が有効に機能しない場合に補助的
に使用するので便利なように、操作アームが車体の横に
設けられている。なお、このサイドブレーキは、水濡れ
等に耐えて高い制動力を得るために、ディスクブレーキ
とするのが好ましい。
【0020】走行のステアリング操作は、前部走行輪1
0に連結したステアリングアーム11と連係したハンド
ル12によって行われる。また、走行のステアリング操
作を行う乗員Mは、ヘッドレスト13付の背もたれ14
によって背部が支持,保護されている。なお、ヘッドレ
スト13,側方アーム15には、夫々緩衝材13’,1
5’が設けられて乗員Mの保護機能を高めている。側方
アーム15は全体として略々コ字形に曲げられて車幅と
車体長とを形成し、図7に示す下位ベース15aに一体
化されている。また、側方アーム15には、サイドブレ
ーキ9の操作の邪魔にならないように、湾曲部15”が
設けられている。
0に連結したステアリングアーム11と連係したハンド
ル12によって行われる。また、走行のステアリング操
作を行う乗員Mは、ヘッドレスト13付の背もたれ14
によって背部が支持,保護されている。なお、ヘッドレ
スト13,側方アーム15には、夫々緩衝材13’,1
5’が設けられて乗員Mの保護機能を高めている。側方
アーム15は全体として略々コ字形に曲げられて車幅と
車体長とを形成し、図7に示す下位ベース15aに一体
化されている。また、側方アーム15には、サイドブレ
ーキ9の操作の邪魔にならないように、湾曲部15”が
設けられている。
【0021】前述の後部走行輪5,前部走行輪10は、
平坦な路面走行に好適なタイヤ車輪からなる。後部走行
輪5の車軸6,前部走行輪10の車軸19には、図2に
示すように、ボルト孔20付のフランジ21が固定され
ている。そして、後部走行輪5,前部走行輪10は、そ
のディスク5’,10’がフランジ21にボルト22で
締付け固定されている。また、ボルト22を緩めると、
フランジ21からディスク5’,10’を取り外すこと
ができる。
平坦な路面走行に好適なタイヤ車輪からなる。後部走行
輪5の車軸6,前部走行輪10の車軸19には、図2に
示すように、ボルト孔20付のフランジ21が固定され
ている。そして、後部走行輪5,前部走行輪10は、そ
のディスク5’,10’がフランジ21にボルト22で
締付け固定されている。また、ボルト22を緩めると、
フランジ21からディスク5’,10’を取り外すこと
ができる。
【0022】一方、交換用走行輪Bとして、レール走行
に好適なフランジ23a付のレール車輪23が用意され
ている。このレール車輪23は、図3に示すように、そ
のディスク23bが後部走行輪5,前部走行輪10のデ
ィスク5’,10’と同規格で、前記ボルト孔20付の
フランジ21にボルト22で締付け固定可能になってい
る。
に好適なフランジ23a付のレール車輪23が用意され
ている。このレール車輪23は、図3に示すように、そ
のディスク23bが後部走行輪5,前部走行輪10のデ
ィスク5’,10’と同規格で、前記ボルト孔20付の
フランジ21にボルト22で締付け固定可能になってい
る。
【0023】従って、タイヤ車輪からなる後部走行輪
5,前部走行輪10とレール車輪23とを自由に交換す
ることができる。レール車輪23を小型運搬車に装備し
た場合には、タイヤ車輪からなる後部走行輪5,前部走
行輪10を交換用走行輪Bとして保留しておく。
5,前部走行輪10とレール車輪23とを自由に交換す
ることができる。レール車輪23を小型運搬車に装備し
た場合には、タイヤ車輪からなる後部走行輪5,前部走
行輪10を交換用走行輪Bとして保留しておく。
【0024】この実施例によると、路面走行,レール走
行の走行面に対応して走行輪(後部走行輪5,前部走行
輪10とレール車輪23)を選択することができる。し
かも、小型運搬車に対して、走行輪を交換着脱するた
め、車軸6,19を長くする必要がない。このため、車
幅が大きくならず、狭い坑道内等を走行するに好適な構
造となる。なお、走行輪を交換着脱がボルト22による
ため、その作業が面倒になることはない。
行の走行面に対応して走行輪(後部走行輪5,前部走行
輪10とレール車輪23)を選択することができる。し
かも、小型運搬車に対して、走行輪を交換着脱するた
め、車軸6,19を長くする必要がない。このため、車
幅が大きくならず、狭い坑道内等を走行するに好適な構
造となる。なお、走行輪を交換着脱がボルト22による
ため、その作業が面倒になることはない。
【0025】図4は、本発明に係る小型運搬車設備の第
2実施例を示すものである。
2実施例を示すものである。
【0026】この実施例では、モータ4と連係していな
い前部走行輪10を車軸19と一体的に交換着脱可能に
してある。この着脱構造は、軸受部を分割してボルト締
することにより簡単に構成することができる。
い前部走行輪10を車軸19と一体的に交換着脱可能に
してある。この着脱構造は、軸受部を分割してボルト締
することにより簡単に構成することができる。
【0027】この実施例によると、ボルト締め個数等が
削減されて、第1実施例よりも交換着脱作業が簡単とな
る。
削減されて、第1実施例よりも交換着脱作業が簡単とな
る。
【0028】図5は、本発明に係る小型運搬車設備の第
3実施例を示すものである。
3実施例を示すものである。
【0029】この実施例では、モータ4と連係していな
い前部走行輪10を車軸19,ステアリングアーム1
1,ハンドル12と一体的に交換着脱可能にしてある。
この着脱構造は、前部走行輪10,車軸19,ステアリ
ングアーム11,ハンドル12をユニット化して、ステ
アリングアーム11の支持部をボルトで着脱可能にする
ことにより締することにより簡単に構成することができ
る。
い前部走行輪10を車軸19,ステアリングアーム1
1,ハンドル12と一体的に交換着脱可能にしてある。
この着脱構造は、前部走行輪10,車軸19,ステアリ
ングアーム11,ハンドル12をユニット化して、ステ
アリングアーム11の支持部をボルトで着脱可能にする
ことにより締することにより簡単に構成することができ
る。
【0030】この実施例によると、ボルト締め個数等が
削減されて、第1,第2実施例よりも交換着脱作業が簡
単となる。また、タイヤ車輪からなる前部走行輪10を
レール車輪23に交換する場合には、不要となるステア
リングアーム11,ハンドル12を一体的に取り外すこ
とができる。
削減されて、第1,第2実施例よりも交換着脱作業が簡
単となる。また、タイヤ車輪からなる前部走行輪10を
レール車輪23に交換する場合には、不要となるステア
リングアーム11,ハンドル12を一体的に取り外すこ
とができる。
【0031】図6〜図11は、本発明に係る小型運搬車
設備の第4実施例を示すものである。
設備の第4実施例を示すものである。
【0032】この実施例では、前記ハンドル12は、全
体が略T字形に形成され、基部付近で台座部2側へ折畳
み可能になっている。この折畳み構造は、図10に詳細
に示されるように、コ字形の固定側端12aと、固定側
端12aのコ字形に配設された支持ピン12bと、支持
ピン12bに回動可能に支持された回動側端12cと、
固定側端12a,支持ピン12b,回動側端12cを被
覆,露出可能なスライド筒12dとからなる。スライド
筒12dは、固定側端12a,支持ピン12b,回動側
端12cを被覆して回動側端12cの回動折畳みを阻止
し、固定側端12a,支持ピン12c,回動側端12c
を露出させて回動側端12cの回動折畳みを許容する。
体が略T字形に形成され、基部付近で台座部2側へ折畳
み可能になっている。この折畳み構造は、図10に詳細
に示されるように、コ字形の固定側端12aと、固定側
端12aのコ字形に配設された支持ピン12bと、支持
ピン12bに回動可能に支持された回動側端12cと、
固定側端12a,支持ピン12b,回動側端12cを被
覆,露出可能なスライド筒12dとからなる。スライド
筒12dは、固定側端12a,支持ピン12b,回動側
端12cを被覆して回動側端12cの回動折畳みを阻止
し、固定側端12a,支持ピン12c,回動側端12c
を露出させて回動側端12cの回動折畳みを許容する。
【0033】また、前記ヘッドレスト13,背もたれ1
4は、基部付近で台座部2側へ折畳み可能になってい
る。この折畳み構造は、図9に詳細に示されるように、
背もたれシート14aを支持する背もたれ支柱14bを
乗員Mの側方を保護する側方アーム15にピン14cで
回動可能に連結し、側方アーム15から下方に延びた立
アーム16に背もたれ支柱14bの下端が当接するスト
ッパ17を設けてなる。
4は、基部付近で台座部2側へ折畳み可能になってい
る。この折畳み構造は、図9に詳細に示されるように、
背もたれシート14aを支持する背もたれ支柱14bを
乗員Mの側方を保護する側方アーム15にピン14cで
回動可能に連結し、側方アーム15から下方に延びた立
アーム16に背もたれ支柱14bの下端が当接するスト
ッパ17を設けてなる。
【0034】さらに、この実施例では、車体の後部に、
旋回用突起18が突出して設けられている。この旋回用
突起18は、全体の車両重量を支えることが可能な強度
を備え、これを支点として車体を旋回することができる
ようになっている。なお、バッテリ3,モータ4の位置
から、図11に示すように、車両重量の重心Gが旋回用
突起18に近接している。
旋回用突起18が突出して設けられている。この旋回用
突起18は、全体の車両重量を支えることが可能な強度
を備え、これを支点として車体を旋回することができる
ようになっている。なお、バッテリ3,モータ4の位置
から、図11に示すように、車両重量の重心Gが旋回用
突起18に近接している。
【0035】さらに、この実施例では、図6に示すよう
に、交換用走行輪Bを小型運搬車Aのベースパネル1の
下面に予備搭載してある。
に、交換用走行輪Bを小型運搬車Aのベースパネル1の
下面に予備搭載してある。
【0036】この実施例によると、前述のように軽量化
されているため、重量的な面での可搬性は良好になって
いる。また、図8に示すように、ハンドル12,ヘッド
レスト13,背もたれ14を折畳むと、容積的な面での
可搬性も良好となる。なお、ハンドル12,ヘッドレス
ト13,背もたれ14の折畳みにより、車高Hが約96
5mmのものを折畳車高hを約350mmとすることが
できる。
されているため、重量的な面での可搬性は良好になって
いる。また、図8に示すように、ハンドル12,ヘッド
レスト13,背もたれ14を折畳むと、容積的な面での
可搬性も良好となる。なお、ハンドル12,ヘッドレス
ト13,背もたれ14の折畳みにより、車高Hが約96
5mmのものを折畳車高hを約350mmとすることが
できる。
【0037】ハンドル12,ヘッドレスト13,背もた
れ14の折畳みは、前記スライド筒12d以外は単なる
回動であるため、可搬性を備えるための小型化の作業は
極めて簡単である。また、回動構造であるため、その製
造が面倒になったりコストが嵩んだりすることはない。
れ14の折畳みは、前記スライド筒12d以外は単なる
回動であるため、可搬性を備えるための小型化の作業は
極めて簡単である。また、回動構造であるため、その製
造が面倒になったりコストが嵩んだりすることはない。
【0038】このように小型化により可搬性を備える
と、狭い坑道T内への搬入や狭い坑道内での方向転換等
を容易に行えることになる。特に、直径約1350mm
のマンホール孔に折畳んだ状態で搬入することができ
る。また、狭い坑道T内での方向転換では、図6に示す
ように旋回用突起18を利用すると便利である。さら
に、車両重量の重心Gが旋回用突起18に近接している
ため、旋回に際して大きな力が要求されることがない。
と、狭い坑道T内への搬入や狭い坑道内での方向転換等
を容易に行えることになる。特に、直径約1350mm
のマンホール孔に折畳んだ状態で搬入することができ
る。また、狭い坑道T内での方向転換では、図6に示す
ように旋回用突起18を利用すると便利である。さら
に、車両重量の重心Gが旋回用突起18に近接している
ため、旋回に際して大きな力が要求されることがない。
【0039】また、交換用走行輪Bが小型運搬車に予備
搭載されているため、場所を問わずに直ちに着脱交換す
ることができる。
搭載されているため、場所を問わずに直ちに着脱交換す
ることができる。
【0040】図12は、本発明に係る小型運搬車設備の
第5実施例を示すものである。
第5実施例を示すものである。
【0041】この実施例では、小型運搬車Aの前述のベ
ースパネル1をも折畳み可能にしてある。なお、この折
畳み構造は、ヒンジ等を利用することによって簡単に構
成することができる。また、モータ4,後部車輪5の駆
動伝達構造は、RR(後部エンジン後輪駆動)式である
ため、折畳み構造の影響を受けることがない。
ースパネル1をも折畳み可能にしてある。なお、この折
畳み構造は、ヒンジ等を利用することによって簡単に構
成することができる。また、モータ4,後部車輪5の駆
動伝達構造は、RR(後部エンジン後輪駆動)式である
ため、折畳み構造の影響を受けることがない。
【0042】この実施例によると、容積的により小型化
することができる
することができる
【0043】以上、図示した実施例の外に、交換用走行
輪Bとしてギア車輪等を備える実施例とすることも可能
である。
輪Bとしてギア車輪等を備える実施例とすることも可能
である。
【0044】さらに、小型運搬車Aを乗員Mを座乗させ
ない資材運搬専用の実施例とすることも可能である。
ない資材運搬専用の実施例とすることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明に係る小型運搬車設
備は、各請求項共通として、小型運搬車に対して走行輪
を複数種類の交換用走行輪の中から選択することができ
るため、走行面に対応して走行輪を選択することができ
る効果がある。
備は、各請求項共通として、小型運搬車に対して走行輪
を複数種類の交換用走行輪の中から選択することができ
るため、走行面に対応して走行輪を選択することができ
る効果がある。
【0046】さらに、各請求項共通として、小型運搬車
に対して交換用走行輪を選択し着脱交換することから、
車軸を長くしておく必要がなくなり車幅が大きくならな
いため、狭い坑道内等を走行するに好適となる効果があ
る。
に対して交換用走行輪を選択し着脱交換することから、
車軸を長くしておく必要がなくなり車幅が大きくならな
いため、狭い坑道内等を走行するに好適となる効果があ
る。
【0047】さらに、請求項2のみとして、場所を問わ
ずに直ちに予備搭載されている交換用走行輪を着脱交換
することができる効果がある。
ずに直ちに予備搭載されている交換用走行輪を着脱交換
することができる効果がある。
【0048】さらに、請求項3のみとして、交換用走行
輪の着脱交換と一体的に不要となる部材を取り外すこと
ができる効果がある。
輪の着脱交換と一体的に不要となる部材を取り外すこと
ができる効果がある。
【図1】本発明に係る小型運搬車設備の第1実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図1の要部の断面図である。
【図3】図2の走行輪の交換状態図である。
【図4】本発明に係る小型運搬車設備の第2実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】本発明に係る小型運搬車設備の第3実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】本発明に係る小型運搬車設備の第4実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図7の折畳み状態図である。
【図9】図6の要部の拡大図である。
【図10】図6の他の要部の拡大図である。
【図11】図8の旋回使用状態を示す側面図である。
【図12】本発明に係る小型運搬車設備の第5実施例を
示す側面図で、(A)〜(D)の順に小型運搬車の折畳
み工程を示してある。
示す側面図で、(A)〜(D)の順に小型運搬車の折畳
み工程を示してある。
5 後部走行輪(タイヤ車輪) 10 前部走行輪(タイヤ車輪) 23 レール車輪 A 小型運搬車 B 交換用走行輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 章一 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 小俣 文良 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 多久島 啓介 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 瀬能 信夫 大阪府富田林市寺池台1−16−220−404
Claims (3)
- 【請求項1】 車体に走行輪を着脱可能にした小型運搬
車と、小型運搬車に交換着脱される交換用走行輪とを備
え、交換用走行輪は少なくとも路面走行に適したタイヤ
車輪とレール走行に適したレール車輪との2種類からな
る小型運搬車設備。 - 【請求項2】 請求項1の小型運搬車設備において、少
なくとも1種類の交換用走行輪が小型運搬車に予備搭載
されていることを特徴とする小型運搬車設備。 - 【請求項3】 走行輪および走行輪に連結した車軸その
他の付属部材を一体的に着脱可能にした小型運搬車と、
小型運搬車に交換着脱される交換用走行輪ユニットとを
備え、交換用走行輪ユニットは少なくとも路面走行に適
したタイヤ車輪およびタイヤ車輪に連結した車軸その他
の付属部材とレール走行に適したレール車輪およびレー
ル車輪に連結した車軸その他の付属部材との2種類から
なる小型運搬車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093199A JPH07301099A (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 小型運搬車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093199A JPH07301099A (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 小型運搬車設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07301099A true JPH07301099A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14075913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093199A Pending JPH07301099A (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 小型運搬車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07301099A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100609741B1 (ko) * | 2005-02-25 | 2006-08-10 | 이승주 | 다목적 주행장치 |
JP2015161063A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | 株式会社クボタ工建 | 緊急脱出用台車および緊急脱出方法 |
KR20220041257A (ko) * | 2020-09-24 | 2022-04-01 | (주)성지모터스 | 안전성을 강화하여 터널 내에서 주행 가능한 궤도 차량 어셈블리 |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP6093199A patent/JPH07301099A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100609741B1 (ko) * | 2005-02-25 | 2006-08-10 | 이승주 | 다목적 주행장치 |
JP2015161063A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | 株式会社クボタ工建 | 緊急脱出用台車および緊急脱出方法 |
KR20220041257A (ko) * | 2020-09-24 | 2022-04-01 | (주)성지모터스 | 안전성을 강화하여 터널 내에서 주행 가능한 궤도 차량 어셈블리 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |