JPH0641917Y2 - 着座型バギー車のパーキングブレーキ - Google Patents

着座型バギー車のパーキングブレーキ

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JPH0641917Y2
JPH0641917Y2 JP1987071389U JP7138987U JPH0641917Y2 JP H0641917 Y2 JPH0641917 Y2 JP H0641917Y2 JP 1987071389 U JP1987071389 U JP 1987071389U JP 7138987 U JP7138987 U JP 7138987U JP H0641917 Y2 JPH0641917 Y2 JP H0641917Y2
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JP
Japan
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brake
seat
floor
buggy
sitting
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JP1987071389U
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JPS63179296U (ja
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英義 小菅
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は着座型バギー車のパーキングブレーキの構造に
関する。
〔従来の技術〕
農地や荒れ地での走行に適した車両として3輪または4
輪のバギー車が使用されている。
このバギー車は、車体上部に装着した鞍型シートに跨が
りバーハンドルを握って運転する騎乗型バギー車と、車
体中央部にフロアーおよび着座シートを設け、該着座シ
ートに腰かけて丸ハンドルを握って運転する着座型バギ
ー車に分けることができる。
前記騎乗型バギー車は主にレジャーバイクとして使用さ
れるが、前記着座型バギー車は農地や原野で種々の機材
や食糧などを運搬するのに使用されることもある。
本考案は、この着座型バギー車のパーキングブレーキの
操作レバーの配置構造に係わる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の着座型バギー車にあっては、パーキングブレーキ
の操作レバーとして、一般に、運転者が手前に引いて作
動させる形式のものが使用されていた。この場合、操作
レバーは例えば着座シート直前のフロアーの中央部に取
付けられていた。
しかし、このような従来構造のパーキングブレーキで
は、操作性を確保するうえからもその取付け位置がフロ
アー中央部またはその付近に限られるので、足下のスペ
ースが制限され運転居住性が余りよくなく、また、着座
シートの形式もベンチシートではなくセパレートタイプ
のものに限定される場合があった。
先行技術文献として例えば実公昭45-6586号がある。
〔目的〕
本考案は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、本
考案の目的は、フロアー上からブレーキレバーを無く
し、足元のスペースを充分に広くして運転居住性を向上
させることができ、コンパクトで左右いずれ側からも乗
り降りすることができ、しかも身近の位置で体重を利用
して操作することができる着座型バギー車のパーキング
ブレーキを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、車体中央部にフロアーを設け、該フロアー上
に着座シートを設け、該着座シートに腰かけて丸ハンド
ルを握って運転する型式の着座型バギー車のパーキング
ブレーキにおいて、前記着座シートを前記フロアー上に
支持するフレームメンバーの前面の該シートの左右方向
略中央部の位置にブラケットを固定し、該ブラケットに
手動で前後方向に回動操作可能な直線状のブレーキレバ
ーを軸支し、該ブレーキレバーの回動位置を、ブレーキ
を作動させない時には略垂直方向に延びる位置に、ブレ
ーキを作動させる時には前記垂直方向に延びる位置から
前方へ押し出して傾斜させた位置に、それぞれ設定する
構成とすることにより、上記目的を達成するものであ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るパーキングブレーキを
備えた着座型バギー車の左側面を示し、第2図は第1図
の平面を示し、第3図は第1図中の線III-IIIに沿った
断面を示す。
第1図において、フレーム10の前部にはサスペンション
12を介して左右に操向用の前輪(通常バルーンタイヤ)
14が取付けられ、フレーム10の後部には駆動輪としての
左右の後輪(通常バルーンタイヤ)16が軸支またはサス
ペンション(共に図示せず)を介して取付けられてい
る。
フレーム10の前部には、ボンネット(アッパーカバー)
18、フェンダー(泥よけ)20およびダッシュパネル22等
が取付けられ、さらに前輪14、14を図示しないラックピ
ニオン機構あるいはアッカーマン機構を介して操輪する
ためのハンドルコラム24が軸支され、その上端に丸ハン
ドル26が取付けられている。
前記フレーム10の中央部にはフロアー28および着座シー
ト30が取付けられ、運転者は着座シート30に腰かけ前記
丸ハンドル26を握って運転するよう構成されている。
フレーム10の前記シート30の後側にはキャリヤ(荷台)
32が取付けられており、該フレーム10の該キャリヤ32下
側の空間には後輪16、16を駆動するためのエンジン、ト
ランスミッションおよびディファレンシャル等から成る
駆動ユニット34が取付けられている。
前記着座シート30には背もたれ36が設けられており、ま
た、該着座シート30の両側にはアームレスト38、38が設
けられている。図示の例では左右のアームレスト38、38
は前記キャリヤ32の両側前端部に固定されている。
而して、本考案によれば、前記着座シート30の下中央部
に押し下げ作動させるブレーキレバー40が取付けられて
いる。
前記ブレーキレバー40は第1図中実線で示す垂直に近い
位置ではブレーキを作動させないが、シート30に腰かけ
た運転者が該ブレーキレバー40を前方へ(矢印A方向
へ)押して二点鎖線で示す位置へ回動させた時、ブレー
キ(通常後輪ブレーキ)が作動してバギー車が駐車状態
にロックされる。
一方、走行時には、ブレーキレバー40の先端のボタンを
押せばリターンスプリングにより自動的に該ブレーキレ
バー40が実線で示す解除位置へ戻され、走行可能な状態
になる。
前記ブレーキレバー40は、第1図および第3図に示すご
とく、着座シート30が取付けられるフレームメンバー4
2、すなわちメインフレーム10の中央部から上方へ突出
したメンバー42の前面中央部にブラケットを介して回動
操作可能に軸支されている。
第4図は前記ブレーキレバー40軸支部の詳細を示し、第
5図はパーキングブレーキ力を左右の後輪16、16(第6
図)へ伝達するためのブレーキケーブルのイコーライザ
ーを示し、第6図は後輪ブレーキの作動部を示す。
第4図において、メインフレーム10に突設されたフレー
ムメンバー42の前面にブラケット44が設けられ、該ブラ
ケット44に設けた支軸46に前記ブレーキレバー40が回動
可能に軸支されている。
前記ブレーキレバー40の下端部には1本の操作側のケー
ブル48が連結され、このケーブル48は第5図に示すイコ
ーライザー機構50を介して左右の後輪16、16のホィール
ブレーキ52、52(第6図)を駆動する2本のケーブル5
4、54に連結されている。
前記イコーライザー機構50は、ブレーキ操作力を左右の
ホィールブレーキ52、52に均等に伝達するためのバラン
サー機構である。
第6図は前記ブレーキレバー40で操作されるオィールブ
レーキ52の概略を示す図であり、図示の例では、ブレー
キレバー40を矢印A方向(第4図)に押して作動させた
とき、前記ケーブル54を介してブレーキパネル56に軸支
したレバー58を回動させ、後輪16のハブに設けた内拡式
ドラムブレーキ52を作動させて制動状態にする。
なお、第1図のバギー車には以上のパーキングブレーキ
の他に通常のブレーキも装着されている。
この通常のブレーキはフートペダル60(第1図)で前輪
14、14および後輪16、16を制動する油圧ブレーキであ
り、該フートペダル60で駆動するマスターシリンダー
(不図示)、各車輪のホィールシリンダー(不図示)へ
油圧を伝達するブレーキホース(不図示)、各車輪のブ
レーキ装置(不図示)などで構成されている。
以上説明した実施例によれば、着座シート30を支持する
フレームメンバー42の前側中央部すなわち着座シート30
の下中央部の位置に設けたブラケット44を介して押して
作動するブレーキレバー40を軸支し、パーキングブレー
キを使用する時にはブレーキレバー40を略垂直位置から
前方へ(矢印A方向へ)押し出すよう構成したので、フ
ロアー28上の足下のスペースが充分に広くなり、着座シ
ート30に腰かけて丸ハンドル26を握って運転する場合の
運転居住性を向上させることが可能になった。
また、ブレーキレバー40を、着座シート30を支持するフ
レームメンバー42の前面中央部に固定されたブラケット
44に軸支したので、フロアー上からブレーキレバーを無
くし、コンパクトな構成で、足下のスペースを充分に広
くすることができた。
さらに、レバー40を押してブレーキを掛けるように構成
したので、運転者の体重を利用して操作することがで
き、操作性が向上した。
また、ブレーキレバー40は、着座シート30を支持するフ
レームメンバー42の中央部に軸支されるので、通常の場
合では車体の中央部に配置されることになり、したがっ
て、ブレーキケーブル48、54、54を左右対称に構成する
ことが容易になり、ケーブル長さの相違による左右のブ
レーキ効率の差異を無くすことが可能となる。
さらにまた、ブレーキレバー40は、着座シート30を支持
するフレームメンバー42の中央部に取り付けられるの
で、この中央部に補強メンバーを設けることにより、前
記フレームメンバー42の小型軽量化を図ることができ
た。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれば、車体
中央部にフロアーを設け、該フロアー上に着座シートを
設け、該着座シートに腰かけて丸ハンドルを握って運転
する型式の着座型バギー車のパーキングブレーキにおい
て、前記着座シートを前記フロアー上に支持するフレー
ムメンバーの前面の該シートの左右方向略中央部の位置
にブラケットを固定し、該ブラケットに手動で前後方向
に回動操作可能な直線状のブレーキレバーを軸支し、該
ブレーキレバーの回動位置を、ブレーキを作動させない
時には略垂直方向に延びる位置に、ブレーキを作動させ
る時には前記垂直方向に延びる位置から前方へ押し出し
て傾斜させた位置に、それぞれ設定する構成としたの
で、フロアー上からブレーキレバーを無くし、足元のス
ペースを充分に広くして運転居住性を向上させることが
でき、コンパクトで左右いずれ側からも乗り降りするこ
とができ、しかも身近の位置で体重を利用して操作する
ことができる着座型バギー車のパーキングブレーキが提
供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパーキングブレーキを備えた着座
型バギー車の左側面図、第2図は第1図の平面図、第3
図は第1図中の線III-IIIに沿った断面図、第4図は第
1図中のブレーキレバー取付け部の詳細を示す部分側面
図、第5図はブレーキケーブルのイコーライザーを示す
部分正面図、第6図は第1図の後輪のブレーキ装置を示
す平面図である。 26……丸ハンドル、28……フロアー、30……着座シー
ト、40……ブレーキレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体中央部にフロアー28を設け、該フロア
    ー28上に着座シート30を設け、該着座シート30に腰かけ
    て丸ハンドル26を握って運転する型式の着座型バギー車
    のパーキングブレーキにおいて、前記着座シート30を前
    記フロアー28上に支持するフレームメンバー42の前面の
    該シート30の左右方向略中央部の位置にブラケット44を
    固定し、該ブラケット44に手動で前後方向に回動操作可
    能な直線状のブレーキレバー40を軸支し、該ブレーキレ
    バー40の回動位置を、ブレーキを作動させない時には略
    垂直方向に延びる位置に、ブレーキを作動させる時には
    前記垂直方向に延びる位置から前方へ押し出して傾斜さ
    せた位置に、それぞれ設定することを特徴とする着座型
    バギー車のパーキングブレーキ。
JP1987071389U 1987-05-13 1987-05-13 着座型バギー車のパーキングブレーキ Expired - Lifetime JPH0641917Y2 (ja)

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JPS63179296U JPS63179296U (ja) 1988-11-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588853B2 (ja) * 1975-07-18 1983-02-17 カブシキガイシヤ スギナミソツキセイサクシヨ 液晶ガラスを設けた溶接マスクにおける光制御方法

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