JPH07301098A - 小型運搬車 - Google Patents

小型運搬車

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JPH07301098A
JPH07301098A JP6093198A JP9319894A JPH07301098A JP H07301098 A JPH07301098 A JP H07301098A JP 6093198 A JP6093198 A JP 6093198A JP 9319894 A JP9319894 A JP 9319894A JP H07301098 A JPH07301098 A JP H07301098A
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JP
Japan
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small
vehicle
occupant
pedestal
folding
Prior art date
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Pending
Application number
JP6093198A
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English (en)
Inventor
Hideo Kazama
日出夫 風間
Shigeru Sasaki
茂 佐々木
Shoichi Ando
章一 安藤
Fumiyoshi Komata
文良 小俣
Keisuke Takushima
啓介 多久島
Nobuo Seno
信夫 瀬能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANO SHARYO SEISAKUSHO KK
Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
SANO SHARYO SEISAKUSHO KK
Sato Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可搬性を備えるための小型化を簡単な作業で行
う。 【構成】乗員が座乗する台座部2を備えてなるものにお
いて、全体の主要部分をパイプ材,フレーム材等の骨材
のみで形成し、少なくとも台座部2から上方へ突出した
部分12,13,14の一部を台座部2へ折畳み可能に
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型運搬車に関する。
さらに詳しくは、作業員等の乗員を乗車させて狭い坑道
内等を走行する小型運搬車の可搬性に係る改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、乗員を乗車させる小型運搬車は、
乗員が座乗する台座部の周囲にハンドル,車輪,駆動
部,バッテリ等を装備し、かなりの車両重量を備えてな
るものが一般的であった。
【0003】この従来の小型運搬車では、狭い坑道内へ
の搬入や狭い坑道内での方向転換等に対応した可搬性を
備えるために、例えば、全体を複数に分割可能にして容
積的に小型化することが想到される。なお、駆動部,シ
ャーシの間の分割構造としては、特開昭62ー2479
23号公報に記載の技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の小型運搬
車で想到される分割による小型化手段では、小型化させ
るための分解作業や小型化を復元するための組立作業が
面倒であるという問題点がある。また、分割部位の嵌合
組付等に伴って、重量軽減を図ることができないという
問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、可搬性を備えるための小型化を簡単な作
業で行える小型運搬車を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る小型運搬車は、次のような手段を採用
する。
【0007】即ち、請求項1では、乗員が座乗する台座
部を備えてなる小型運搬車において、全体の主要部分を
パイプ材,フレーム材等の骨材のみで形成し、少なくと
も台座部から上方へ突出した部分の一部を台座部へ折畳
み可能にしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2では、請求項1の小型運搬
車において、台座部から上方へ突出した部分は、乗員の
背部を支える背もたれと、乗員がステアリング操作する
ハンドルとであることを特徴とする。
【0009】また。請求項3では、請求項1または2の
小型運搬車において、車体の周側部に外側へ突出して設
けられ全体を旋回支持することのできる旋回用突起を備
えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4では、請求項3の小型運搬
車において、旋回用突起に車両重量の重心を近接させた
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、全体の主
要部分が骨材のみで形成されているため、全体の車両重
量が軽量化され、既に全体が重量的に小型化されてい
る。さらに、台座部から上方へ突出した部分を折畳む
と、車高が低下し全体が容積的にも小型化される。この
折畳み,折畳み解除の作業は、分解,組立の作業よりも
簡単である。
【0012】また、請求項2では、折畳まれる部分が乗
員を保護したり乗員が使用するために大きく突出してい
る部材である背もたれ,ハンドルになる。
【0013】また、請求項3では、旋回用突起を利用し
て全体を旋回させると、全体の方向転換が容易になる。
【0014】また、請求項4では、旋回支点に重心が近
接するため、旋回用突起を利用した全体の旋回が容易
化,安定化する。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る小型運搬車の実施例を図
面に基いて説明する。
【0016】図1〜図6は、本発明に係る小型運搬車の
第1実施例を示すものである。
【0017】この実施例では、図1から明らかなよう
に、全体の主要部分がパイプ材,フレーム材からなる骨
材のみで形成され、カバー類,装飾品類を極力省略して
軽量化されている。即ち、後述の各部を加えた総車両重
量は、約48Kgに抑えられている。なお、車体長は約
1130mm,車幅は約480mmとなっている。
【0018】骨材で形成された車体の中央部には、ベー
スパネル1が張設されている。このベースパネル1は、
その上面の後方側に乗員Mが1名座乗可能な台座部2,
バッテリ3等を装備し、その下面にモータ4等を装備す
る取付ベースとなる。また、このベースパネル1は、台
座部2に座乗した乗員Mの大腿部等を汚泥,小石等の飛
び跳ね衝突による傷付き,汚損から保護する。
【0019】ベースパネル1に装備されたバッテリ3
は、走行エネルギ源としてモータ4を駆動する。このバ
ッテリ3は、1回の充電で5000m程度走行可能なも
のを使用してある。また、このバッテリ3は、保守が容
易な密閉型メンテナンスフリータイプとするのが好まし
い。
【0020】モータ4の駆動は、後部車輪5の車軸6に
ギア噛合,チェーン等により伝達される。モータ4の駆
動制御は、車体の前方側に設けられたフットスイッチ7
を用いて、乗員Mの足踏み操作により行われる。なお、
フットスイッチ7には電磁開閉器付きの電磁制動部(図
示せず)が接続され、フットスイッチ7を離すと電磁制
動が掛かるようになっている。また、モータ4の駆動に
よる走行速度は、人間の歩行速度と略同様の時速5Km
程度の安全なものに設定されている。また、モータ4の
駆動による走行方向は、車体横の操作スイッチ8により
前後進の切換えられるようになっている。
【0021】また、駐車時の制動のためのサイドブレー
キ9も設けられている。このサイドブレーキ9は、走行
時の電磁制動部の制動が有効に機能しない場合に補助的
に使用するので便利なように、操作アームが車体の横に
設けられている。なお、このサイドブレーキは、水濡れ
等に耐えて高い制動力を得るために、ディスクブレーキ
とするのが好ましい。
【0022】走行のステアリング操作は、前部車輪10
に連結したステアリングアーム11と連係したハンドル
12によって行われる。このハンドル12は、全体が略
T字形に形成され、基部付近で台座部2側へ折畳み可能
になっている。この折畳み構造は、図5に詳細に示され
るように、コ字形の固定側端12aと、固定側端12a
のコ字形に配設された支持ピン12bと、支持ピン12
bに回動可能に支持された回動側端12cと、固定側端
12a,支持ピン12b,回動側端12cを被覆,露出
可能なスライド筒12dとからなる。スライド筒12d
は、固定側端12a,支持ピン12b,回動側端12c
を被覆して回動側端12cの回動折畳みを阻止し、固定
側端12a,支持ピン12b,回動側端12cを露出さ
せて回動側端12cの回動折畳みを許容する。
【0023】走行のステアリング操作を行う乗員Mは、
ヘッドレスト13付の背もたれ14によって背部が支
持,保護されている。このヘッドレスト13,背もたれ
14は、基部付近で台座部2側へ折畳み可能になってい
る。この折畳み構造は、図4に詳細に示されるように、
背もたれシート14aを支持する背もたれ支柱14bを
乗員Mの側方を保護する側方アーム15にピン14cで
回動可能に連結し、側方アーム15から下方に延びた立
アーム16に背もたれ支柱14bの下端が当接するスト
ッパ17を設けてなる。
【0024】なお、ヘッドレスト13,側方アーム15
には、夫々緩衝材13’,15’が設けられて乗員Mの
保護機能を高めている。この側方アーム15は、全体と
して略々コ字形に曲げられて車幅と車体長とが形成さ
れ、後部を図2に示すように下位に曲げられて枠状のベ
ースフレーム20に一体化されている。また、側方アー
ム15には、サイドブレーキ9の操作の邪魔にならない
ように、湾曲部15”が設けられている。
【0025】さらに、この実施例では、車体の後部に、
旋回用突起18が突出して設けられている。この旋回用
突起18は、全体の車両重量を支えることが可能な強度
を備え、これを支点として車体を旋回することができる
ようになっている。なお、バッテリ3,モータ4の位置
から、図6に示すように、車両重量の重心Gが旋回用突
起18に近接している。
【0026】この実施例によると、前述のように軽量化
されているため、重量的な面での可搬性は良好になって
いる。また、図3に示すように、ハンドル12,ヘッド
レスト13,背もたれ14を折畳むと、容積的な面での
可搬性も良好となる。なお、ハンドル12,ヘッドレス
ト13,背もたれ14の折畳みにより、車高Hが約96
5mmのものを折畳車高hを約350mmとすることが
できる。従って、図6に示すような直径1350mmの
狭い坑道Tの内部に使用可能となる。
【0027】ハンドル12,ヘッドレスト13,背もた
れ14の折畳みは、前記スライド筒12d以外は単なる
回動であるため、可搬性を備えるための小型化の作業は
極めて簡単である。また、回動構造であるため、その製
造が面倒になったりコストが嵩んだりすることはない。
【0028】このように小型化により可搬性を備える
と、狭い坑道内への搬入や狭い坑道内での方向転換等を
容易に行えることになる。特に、折畳車高約350mm
で車幅約480mmであるので、直径約600mmのマ
ンホール孔から分解せずに孔内搬入可能となる。また、
狭い坑道T内での方向転換では、図6に示すように旋回
用突起18を利用すると便利である。さらに、車両重量
の重心Gが旋回用突起18に近接しているため、旋回に
際して大きな力が要求されることがない。
【0029】図7は、本発明に係る小型運搬車の第2実
施例を示すものである。
【0030】この実施例では、前述の第1実施例のベー
スパネル1をも折畳み可能にしてある。なお、この折畳
み構造は、図5に示す如きヒンジとスライド筒等を利用
することによって簡単に構成することができる。また、
モータ4,後部車輪5の駆動伝達構造は、RR式である
ため、折畳み構造の影響を受けることがない。
【0031】この実施例によると、容積的により小型化
することができる
【0032】以上、図示した実施例の外に、ハンドル1
2を備えないレール走行式とする実施例も可能である。
【0033】さらに、前部車輪10,後部車輪5を交換
可能にして、路面走行,レール走行の双方を可能にする
実施例とすることも可能である。
【0034】さらにまた、ハンドル12,ヘッドレスト
13,背もたれ14の折畳み構造としてヒンジ構造を図
示説明したが、これに限定する趣旨ではない。図示しな
いが、ヒンジ箇所をパイプ相互の差込構造として折畳む
ことも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係る小型運搬車
は、各請求項共通として、主要部を骨材で形成して計量
化と小型化とを図れるうえに、折畳みにより容積的な小
型化を図るために、マンホール孔等からの可搬性を備え
るための小型化を簡単な作業で行える効果がある。
【0036】さらに、各請求項共通として、折り畳み構
造で構造が複雑化しないため、容易,安価に製造するこ
とができる効果がある。
【0037】さらに、請求項3のみとして、旋回用突起
を利用することにより、狭い坑道内での方向転換等を容
易に行うことができる効果がある。
【0038】さらに、請求項4のみとして、重心の位置
から、旋回用突起を利用した旋回に大きな力を必要とし
ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型運搬車の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の折畳み状態図である。
【図4】図1の要部の拡大図である。
【図5】図1の他の要部の拡大図である。
【図6】図3の旋回使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明に係る小型運搬車の第2実施例を示す側
面図で、(A)〜(D)の順に折畳み工程を示してあ
る。
【符号の説明】
2 台座部 12 ハンドル(台座部から上方へ突出し
た部分) 13 ヘッドレスト(台座部から上方へ突
出した部分) 14 背もたれ(台座部から上方へ突出し
た部分) 18 旋回用突起 G 重心
フロントページの続き (72)発明者 安藤 章一 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 小俣 文良 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 多久島 啓介 富山県富山市桜木町1番11号 佐藤工業株 式会社内 (72)発明者 瀬能 信夫 大阪府富田林市寺池台1−16−220−404

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が座乗する台座部を備えてなる小型
    運搬車において、全体の主要部分をパイプ材,フレーム
    材等の骨材のみで形成し、少なくとも台座部から上方へ
    突出した部分の一部を台座部へ折畳み可能にしたことを
    特徴とする小型運搬車。
  2. 【請求項2】 請求項1の小型運搬車において、台座部
    から上方へ突出した部分は、乗員の背部を支える背もた
    れと、乗員がステアリング操作するハンドルとであるこ
    とを特徴とする小型運搬車。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の小型運搬車におい
    て、車体の周側部に外側へ突出して設けられ全体を旋回
    支持することのできる旋回用突起を備えたことを特徴と
    する小型運搬車。
  4. 【請求項4】 請求項3の小型運搬車において、旋回用
    突起に車両重量の重心を近接させたことを特徴とする小
    型運搬車。
JP6093198A 1994-05-02 1994-05-02 小型運搬車 Pending JPH07301098A (ja)

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