JP2005028991A - 立ち乗り式小型電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃などが乗員に伝わり難く、乗員に不快感を与えることがない立ち乗り式の小型電動車両を提供する。
【解決手段】車体を前側車体7と後側車体8とに分けて形成する。前記前側車体7の後端部と前記後側車体8の前端部とを連結軸9によって水平軸回りに揺動自在に連結する。前記前側車体7を左右一対の前輪2で支持させるとともに前記後側車体8を後輪3で支持させる。前記前輪2の車体内側近傍に前輪駆動用モータ22を前輪毎に設ける。前記前側車体7と前記後側車体8との間にクッションユニット11を介装されるように配設した。
【選択図】 図10
【解決手段】車体を前側車体7と後側車体8とに分けて形成する。前記前側車体7の後端部と前記後側車体8の前端部とを連結軸9によって水平軸回りに揺動自在に連結する。前記前側車体7を左右一対の前輪2で支持させるとともに前記後側車体8を後輪3で支持させる。前記前輪2の車体内側近傍に前輪駆動用モータ22を前輪毎に設ける。前記前側車体7と前記後側車体8との間にクッションユニット11を介装されるように配設した。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員が起立した状態でステップに乗車して走行する立ち乗り式小型電動車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の小型車両としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示された小型車両は、荷物搬送用のもので、左右2個ずつの前輪と後輪とによって支持された車体の中央部に荷台が設けられており、この荷台の後端部に設けられたステップに乗員が立ち、前記荷台の前端部に支持された操向ハンドルを乗員が把持した状態で走行するように構成されている。この小型車両は、後輪が原動機により駆動されることによって走行する。
【0003】
前記ステップは、荷台とともに車体に剛直に支持されており、乗員の背中を支えることができるように、背もたれが設けられている。この背もたれは、前記ステップの左右方向の両端部から上方に延びる支柱の上端部にこれらの支柱どうしを接続するように設けられ、両側部に肘掛けが上下方向に回動可能に取付けられている。
前記操向ハンドルは、荷台に車体後部の上方へ延びるように立設されたハンドルポストの後端部に操舵可能に取付けられている。この小型車両においては、前記操向ハンドルが操作されることによって、前輪が操舵されるように構成されている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−60586号公報(第4−5頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように構成された小型車両は、乗員が立つステップに車輪側から衝撃が伝達されるために、乗員に不快感を与えるという問題があった。なお、この種の小型車両においては、乗員の乗り心地を改善するに当たって車体が大形化するようなことは避けなければならない。
【0006】
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、衝撃などが乗員に伝わり難く、乗員に不快感を与えることがない立ち乗り式の小型電動車両を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、前輪と後輪とによって支持された車体に操向ハンドルとステップとが設けられ、乗員が前記ステップに起立した状態で乗車し前記操向ハンドルを把持して走行する立ち乗り式小型電動車両において、前記車体を前側車体と後側車体とに分けて形成し、前記前側車体の後端部と前記後側車体の前端部とを水平軸回りに揺動自在に連結し、前記前側車体を左右一対の前輪で支持させるとともに前記後側車体を後輪で支持させ、前記前輪の車体内側近傍に前輪駆動用モータを前輪毎に設け、前記前側車体と前記後側車体との間に緩衝部材を介装されるように配設したものである。
本発明によれば、前輪や後輪から車体を介して伝達される衝撃は、前側車体と後側車体のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和される。
【0008】
請求項2に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1に記載した発明に係る立ち乗り式小型車両において、左右のモータどうしの間であって車幅方向の中央部に緩衝部材を配設したものである。
この発明によれば、左右のモータどうしの間に形成されるデッドスペースを利用して緩衝部材を前記モータとの干渉を避けながら装備することができる。
【0009】
請求項3に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項2に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、左右の前輪どうしの間であって緩衝部材の両側方に、モータに給電するバッテリーをそれぞれ配設したものである。
この発明よれば、前輪と緩衝部材との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーを前記緩衝部材との干渉を避けながら装備することができる。
【0010】
請求項4に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項3に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、バッテリーを前側車体の上側に配設し、この前側車体の下側にモータを配設したものである。
この発明によれば、バッテリーをモータとの干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができるから、バッテリーの後方にステップを車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができる。
【0011】
請求項5に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1ないし請求項4のうち何れか一つに記載された発明に係る立ち乗り式小型車両において、前側車体と後側車体との連結部に介装したトーションバーによって緩衝部材を構成したものである。
この発明によれば、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前側車体と後側車体との連結部から上下方向および前後方向に大きく突出することがない。
【0012】
請求項6に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1ないし請求項5のうち何れか一つに記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、前側車体におけるモータの前方に上下方向へ延びる左右一対の筒体を設け、これらの筒体に操向ハンドルのハンドルポストを挿抜可能に挿入して取付けたものである。
この発明によれば、ハンドルポストを取付ける筒体によって、モータに前方から障害物が当たることを阻止することができる。また、前記筒体からハンドルポストを取外すことによって、車体の高さを低くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の一実施の形態を図1ないし図14によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の左側面図、図2は同じく右側面図、図3は同じく正面図、図4は同じく背面図、図5は同じく平面図、図6は同じく底面図である。図7は要部を拡大して示す側面図、図8はハンドル支持用ボックスの断面図、図9は本発明に係る立ち乗り式小型車両を上方から見た斜視図、図10は本発明に係る立ち乗り式小型電動車両を下方から見た斜視図である。図11は前側車体の上部を拡大して示す斜視図、図12は前側車体の下部を拡大して示す斜視図、図13は後輪取付部分を拡大して示す斜視図、図14はモータ用制御装置を示すブロック図である。
【0014】
これらの図において、符号1で示すものはこの実施の形態による立ち乗り式小型電動車両である。この小型電動車両1は、左右2個ずつの前輪2,2と後輪3,3とを備え、車体の中央部に設けられたステップ4に乗員5が起立した状態で乗車し、車体前部に設けられた操向ハンドル6を乗員5が把持した状態で前輪2を駆動輪として走行するものである。
【0015】
この小型電動車両11の車体は、図6、図10〜図12に示すように、前記前輪2を有する前側車体7と、前記後輪3を有する後側車体8とに分けて形成されている。前記前側車体7の後端部と、前記後側車体8の前端部とは、車幅方向に延びる連結軸9(図12参照)を介して水平軸回りに揺動自在に連結されている。この連結軸9を有する連結部10は、この実施の形態では車幅方向の四箇所に設けられている。これらの四箇所の連結部10のうち中央の二箇所の連結部10,10どうしの間には、後述するクッションユニット11を有する懸架装置12が設けられている。
【0016】
この懸架装置12は、図7、図11および図12に示すように、前記前側車体7の車幅方向の中央部に後下がりに延びるように設けられた2枚の前側ブラケット13,13と、前記後側車体8の車幅方向の中央部に前上がりに延びるように設けられた2枚の後側ブラケット14,14と、これら両ブラケット13,14の延設側端部どうしの間に介装された前記クッションユニット11とから構成されている。このクッションユニット11は、図示してはいないが、ゴムからなる弾性体と油圧式減衰器とを備えており、側方から見て後上がりに傾斜する状態で前記両ブラケット13,14どうしの間に介装されている。このクッションユニット11によって本発明でいう緩衝部材が構成されている。
【0017】
ここで、前側車体7と後側車体8のさらに詳細な構成についてそれぞれ説明する。
前記前側車体7は、図6、図11および図12に示すように、前記連結部10から車体前側に延びる4本の角パイプ15を有する下部フレーム16と、この下部フレーム16の前端部に溶接されて車幅方向に延びる前部フレーム17などによって構成され、車体カバー18(図1〜図5参照)によって覆われている。この実施の形態による車体カバー18は、左右の前輪2,2をも上方から覆うように形成されている。
【0018】
前記下部フレーム16は、車幅方向の両端部に前輪駆動装置19がそれぞれ取付けられるとともに、この前輪駆動装置19より車体内側にバッテリーケース20が装着されている。
前記前輪駆動装置19は、図6に示すように、左右一対の前輪2毎に設けられており、前記下部フレーム16に取付けられたギヤボックス21と、このギヤボックス21に取付けられたモータ22と、前記ギヤボックス21に回転自在に支持された前輪2のハブ23とから構成されている。このハブ23には、図11に示すように、前輪2のホイール24が一体に回転するように設けられている。この前輪2は、この実施の形態では空気が充填されたタイヤ25が装着されている。
【0019】
この実施の形態による前輪駆動装置19においては、モータ22が回転することによって、前記ギヤボックス21内の減速歯車(図示せず)を介して前記ハブ23にモータ22の回転が伝達され、前輪2が駆動されるように構成されている。また、このモータ22は、例えば図10に示すように、軸線方向が車幅方向と平行になる状態で下部フレーム16の下側であって前輪2の車体内側近傍に配設されている。この実施の形態では、図6に示すように、モータ22は前輪2と前記懸架装置12との間に位置付けられている。
【0020】
前記モータ22は、図14に示すように、制御装置26に接続され、この制御装置26によって回転方向が切換えられるとともに回転速度が制御される。
前記制御装置26は、図14に示すように、走行指令手段27と、この走行指令手段27にインターフェイス28を介して接続されたハンドル回動角検出手段29と、アクセル操作量検出手段30と、前後進切替手段31と、回転のフィードバック用として各モータ22に設けられた回転速度センサ32と、モータ制御部33とから構成されている。この実施の形態による制御装置26は、ハンドル回動角検出手段29によって検出された操向ハンドル6の回動角に対応するように左右のモータ22の回転数を増減させるとともに、前後進切替手段31からの入力データに対応させてモータ22の回転方向を切換える構成が採られている。
【0021】
前記ハンドル回動角検出手段29と前後進切替手段31は、操向ハンドル6の近傍に位置するハンドル支持用ボックス34(図1〜図5、図8〜図10参照)の内部に設けられ、前記アクセル操作量検出手段30は、操向ハンドル6の後述するアクセルレバー35に設けられている。
前記ハンドル支持用ボックス34は、前記前部フレーム17に立設された2本のハンドルポスト36,36の上端部にこれらのハンドルポスト36の上端部どうしを接続するように取付けられており、図8に示すように、車幅方向の中央部であって車体前側の端部に立設された支軸37を介して操向ハンドル6のハンドルクラウン38を左右方向に回動自在に支持している。
【0022】
また、このハンドル支持用ボックス34と前記ハンドルクラウン38における車体の後方を指向する後面は、前記2本のハンドルポスト36どうしの間となる車幅方向の中央部分が両端部に較べて車体前側に位置するように形成されている。この後面の前方への偏在部分を図8中に符号34a,38aで示す。図8に示すように、前記ハンドル支持用ボックス34内であって前記偏在部分34aと対応する部分には、前記前後進切替手段31が取付けられている。この前後進切替手段31は、図4および図9に示すように、前記ステップ4に立った乗員5が容易に操作できるようにするために、ハンドル支持用ボックス34の後面に操作部分31aが露出する状態で前記ボックス34に取付けられている。
【0023】
この操向ハンドル6は、図5に示すように、車幅方向の中央部が車体の前方に向けて凸になる山形状を呈するように曲げられたパイプからなり、車幅方向の両端部が下方を指向するように屈曲されて前記ハンドルクラウン38に固定されている。すなわち、この操向ハンドル6は、ハンドルクラウン38とともに前記支軸37を中心にしてハンドル支持用ボックス34に対して左右方向に揺動する。前記支軸37は、この実施の形態では、図8に示すように、ハンドルクラウン38に上端部が固着されるとともに、下端部が前記ボックス34に回動自在に支持されており、下端に前記ハンドル回動角検出手段29が接続されている。
【0024】
また、前記操向ハンドル6における車体右側部には、図5に示すように、アクセルレバー35とブレーキレバー39とが取付けられている。前記アクセルレバー35は、操向ハンドル6を把持する乗員5の右手の親指によって操作することができるように構成されている。このアクセルレバー35の内部に前記アクセル操作量検出手段30が設けられている。この実施の形態による小型電動車両1においては、前記アクセルレバー35の操作量がアクセル操作量検出手段30によって検出され、この操作量に対応して車速が増減するように構成されている。このアクセルレバー35の近傍に設けられた前記ブレーキレバー39は、後述する後輪3のブレーキを操作するためのものである。
【0025】
前記前輪駆動装置19の車体内側に設けられたバッテリーケース20は、前記モータ22や制御装置26に給電するバッテリー(図示せず)を内蔵し、前記下部フレーム16の上側に設けられたバッテリーケース支持用ボックス41(図7および図11参照)に着脱自在に取付けられている。このバッテリーケース20は、図9に示すように、前側車体7を覆う車体カバー18に形成された開口部18aに挿通され、前記バッテリーケース支持用ボックス41に装着された状態で上端部が前記車体カバー18から上方に突出している。
【0026】
前記バッテリーケース支持用ボックス41は、上方に向けて開放する箱状を呈するように形成され、図11に示すように、下部フレーム16における左右の前輪2,2どうしの間であって前記懸架装置12の両側方にそれぞれ取付けられている。このバッテリーケース支持用ボックス41とバッテリーケース20との接続部分は、バッテリーケース20をバッテリーケース支持用ボックス41に上方から装着することによって、これら両者に設けられた接触端子(図示せず)どうしが自動的に接続状態になり、バッテリーケース20をバッテリーケース支持用ボックス41から上方へ取外すことによって、前記接触端子どうしが離間して切断状態となるように構成されている。
【0027】
前記前側車体7の前部フレーム17は、図11に示すように、車幅方向の両端部で上下方向に延びる筒体42と、これらの筒体42の上下方向の両端部どうしを接続する角パイプ43と、これらの角パイプ43の車体前側の端部に溶接された前面板44などによって構成されている。前記筒体42は、前記ハンドルポスト36が上方から嵌合されて取付けられている。この実施の形態によるハンドルポスト36は、断面円形のパイプによって形成され、前記筒体42に上方から挿抜可能に取付けられている。また、このハンドルポスト36と筒体42との嵌合部分は、操向ハンドル6の高さを乗員の体格に合わせることができるように、固定用ボルト(図示せず)を緩めることによって、筒体42に挿入されるハンドルポスト36の長さを容易に調節できるように構成されている。前記筒体42の下端部は、前記下部フレーム16より下方に延びるように形成されている。この下方延在部42aは、図7および図12に示すように、前記モータ22の前方に位置するように形成されている。
【0028】
前記後側車体8は、図6、図9および図10に示すように、前記前側車体7との四箇所の連結部10に沿って車幅方向に延びる横パイプ51を有する後部フレーム52と、この後部フレーム52の後端部に溶接された後輪支持用フレーム53とから構成されている。前記後部フレーム52は、前記横パイプ51と、この横パイプ51の車幅方向中央部と交差して車体の前後方向に延びる主パイプ54と、前記横パイプ51の両端部と前記主パイプ54の後端部とを接続する左右一対の側部パイプ55,55とによって構成されている。この後部フレーム52の上側に前記ステップ4が取付けられている。
【0029】
このステップ4は、図9に示すように、後部フレーム52が位置する範囲の全域を上方から覆うように形成されている。この実施の形態によるステップ4は、図1および図2に示すように、前記前輪2と後述する後輪3との間に設けられ、前後方向の中間部の上面が前輪2の軸心Cと後輪3の上縁より低くなるように形成されている。また、このステップ4の車体後側の端部には、後輪3を上方から覆うように後上がりに傾斜して延びる傾斜部56が一体に形成されている。
【0030】
この傾斜部56は、この実施の形態では、図1および図2に示すように、側方から見て円弧状を呈するように形成されるとともに、図5および図9に示すように、前記ステップ4の車幅方向の一端部から他端部にわたって途切れることがないように形成されている。この傾斜部56の上端部分は、略水平になるように形成され、この上端部分における車幅方向の中央部は、後述する後輪支持用フレーム53の中央部を上方から覆うように、両側部より車体後側へ延設されている。この後側延設部分を図9中に符号56aで示す。
前記後輪支持用フレーム53は、前記主パイプ54の後端部から車幅方向の両側方に延びるように形成されており、両端部に後輪3が取付けられている。
【0031】
この後輪3は、図13に示すように、キャスターによって構成され、後輪支持用フレーム53の両端部に上下方向へ延びる支軸61によって上下方向の軸線回りに回転自在に取付けられている。詳述すると、この後輪3は、前記支軸61の下端部に回転自在に取付けられた支持用アーム62およびホルダープレート63と、前記支持用アーム62の下端部に水平な回転軸によって回転自在に取付けられた車輪64とから構成されている。
【0032】
この実施の形態による前記後輪3は、車輪64の外周面に接触する摩擦部材65(図13参照)を有するブレーキ66が設けられている。このブレーキ66は、前記ホルダープレート63に上下方向に揺動自在に支持された前記摩擦部材65と、前記支軸61の軸心部内に移動可能に嵌合されて下端部が前記摩擦部材65の揺動端部に連結されたプッシュロッド67と、このプッシュロッド67における前記支軸61から上方に突出する上端部を上方から押圧する揺動部材68と、この揺動部材68にブレーキワイヤー69を介して接続された操向ハンドル6側の前記ブレーキレバー39などによって構成されている。すなわち、このブレーキ66によれば、ブレーキレバー39を乗員5が把持することにより、前記揺動部材68がプッシュロッド67を下方へ押圧し、摩擦部材65が車輪64の外周面に接触させられることなり、車輪64が制動される。このブレーキ66は、車体左側の後輪3と車体右側の後輪3の両方に設けられている。また、このブレーキ66と後輪3の後輪支持用フレーム53への取付部分は、例えば図9に示すように、前記ステップ4の後端部に接続するように形成されたカバー70によって上方から覆われている。
【0033】
上述したように構成された立ち乗り式小型電動車両1においては、前記ステップ4に起立した状態で乗車した乗員5が操向ハンドル6を把持し、アクセルレバー35を操作することによって、モータ22が前輪2を駆動して走行する。走行中に例えば前輪2が路面の段差や突起物を乗り越えたりした場合は、ステップ4を有する後側車体8に対して前輪2側の前側車体7が上下方向に揺動するようになり、クッションユニット11が伸縮するようになるから、乗員5に伝達される衝撃が緩和される。すなわち、前輪2や後輪3から車体を介して乗員5に伝達される衝撃は、前側車体7と後側車体8のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和される。この結果、乗り心地のよい立ち乗り式小型電動車両1を形成することができた。
【0034】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、左右のモータ22どうしの間であって車幅方向の中央部にクッションユニット11が配設されているから、左右のモータ22どうしの間に形成されるデッドスペースを利用してクッションユニット11を前記モータ22との干渉を避けながら装備することができる。このため、車体の小型化を図りながら、乗り心地を向上させることができる。
【0035】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、左右の前輪2どうしの間であってクッションユニット11の両側方にバッテリーケース20がそれぞれ配設されているから、前輪2とクッションユニット11との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーケース20を前記クッションユニット11との干渉を避けながら装備することができる。このため、車体の小型化を図りながら、複数のバッテリーケース20を装備することができる。
【0036】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、バッテリーケース20が前側車体7の上側に配設され、この前側車体7の下側にモータ22が配設されているから、バッテリーケース20をモータ22との干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができる。このため、バッテリーケース20の後方にステップ4を車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができるから、乗車可能な部位が広く形成されて乗り易い立ち乗り式小型電動車両1を形成することができる。
【0037】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、前側車体7におけるモータ22の前方に上下方向へ延びる左右一対の筒体42が設けられているから、この筒体42によって、モータ22に前方から障害物が当たることを阻止することができる。また、これらの筒体42に操向ハンドル6のハンドルポスト36が挿抜可能に取付けられているから、前記筒体42からハンドルポスト36を取外すことによって、車体の高さを低くすることができる。
【0038】
上述した実施の形態においては、緩衝部材としてゴムと油圧式減衰器とからなるクッションユニット11を使用する例を示したが、緩衝部材としては、トーションバーによって構成することができる。このように構成するに当たっては、前側車体7と後側車体8との連結部10に連結軸9の代わりにトーションバーを介装する。このようにトーションバーを用いることによって、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前記連結部10から上下方向および前後方向に大きく突出することがないから、クッションユニット11を用いる場合に較べると懸架装置12をコンパクトに形成することができる。
また、上述した実施の形態では後輪3を左右方向に2個用いる例を示したが、後輪3は、車幅方向の中央部に1個だけ設けてもよいし、後輪支持用フレーム53に3個設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前輪や後輪から車体を介して伝達される衝撃は、前側車体と後側車体のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和されるから、乗員に不快感を与えることがない立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、左右のモータどうしの間に形成されるデッドスペースを利用して緩衝部材を前記モータとの干渉を避けながら装備することができるから、車体の小型化と乗り心地の向上とを両立させた立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、前輪と緩衝部材との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーを前記緩衝部材との干渉を避けながら装備することができるから、車体の小型化を図りながら、複数のバッテリーを装備することができる。
【0042】
請求項4記載の発明によれば、バッテリーをモータとの干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができるから、バッテリーの後方にステップを車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができる。このため、乗員が乗車し易い立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0043】
請求項5記載の発明によれば、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前側車体と後側車体との連結部から上下方向および前後方向に大きく突出することがないから、車体の小型化と乗り心地の向上とを両立できる立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0044】
請求項6記載の発明によれば、ハンドルポストを取付ける筒体によって、モータに前方から障害物が当たることを阻止することができるから、専らモータへの障害物の衝突を阻止するモータ保護用の部材を設ける場合に較べて、コストダウンを図ることができる。
また、前記筒体からハンドルポストを取外すことによって、車体の高さを低くすることができるから、車体を収納するスペースが狭くてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の左側面図である。
【図2】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の右側面図である。
【図3】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の正面図である。
【図4】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の背面図である。
【図5】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の平面図である。
【図6】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の底面図である。
【図7】要部を拡大して示す側面図である。
【図8】ハンドル支持用ボックスの断面図である。
【図9】本発明に係る立ち乗り式小型車両を上方から見た斜視図である。
【図10】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両を下方から見た斜視図である。
【図11】前側車体の上部を拡大して示す斜視図である。
【図12】前側車体の下部を拡大して示す斜視図である。
【図13】後輪取付部分を拡大して示す斜視図である。
【図14】モータ用制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…立ち乗り式小型電動車両、2…前輪、3…後輪、4…ステップ、6…操向ハンドル、7…前側車体、8…後側車体、9…連結軸、11…クッションユニット、17…前部フレーム、19…前輪駆動装置、20…バッテリーケース、22…モータ、36…ハンドルポスト、42…筒体。
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員が起立した状態でステップに乗車して走行する立ち乗り式小型電動車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の小型車両としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示された小型車両は、荷物搬送用のもので、左右2個ずつの前輪と後輪とによって支持された車体の中央部に荷台が設けられており、この荷台の後端部に設けられたステップに乗員が立ち、前記荷台の前端部に支持された操向ハンドルを乗員が把持した状態で走行するように構成されている。この小型車両は、後輪が原動機により駆動されることによって走行する。
【0003】
前記ステップは、荷台とともに車体に剛直に支持されており、乗員の背中を支えることができるように、背もたれが設けられている。この背もたれは、前記ステップの左右方向の両端部から上方に延びる支柱の上端部にこれらの支柱どうしを接続するように設けられ、両側部に肘掛けが上下方向に回動可能に取付けられている。
前記操向ハンドルは、荷台に車体後部の上方へ延びるように立設されたハンドルポストの後端部に操舵可能に取付けられている。この小型車両においては、前記操向ハンドルが操作されることによって、前輪が操舵されるように構成されている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−60586号公報(第4−5頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように構成された小型車両は、乗員が立つステップに車輪側から衝撃が伝達されるために、乗員に不快感を与えるという問題があった。なお、この種の小型車両においては、乗員の乗り心地を改善するに当たって車体が大形化するようなことは避けなければならない。
【0006】
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、衝撃などが乗員に伝わり難く、乗員に不快感を与えることがない立ち乗り式の小型電動車両を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、前輪と後輪とによって支持された車体に操向ハンドルとステップとが設けられ、乗員が前記ステップに起立した状態で乗車し前記操向ハンドルを把持して走行する立ち乗り式小型電動車両において、前記車体を前側車体と後側車体とに分けて形成し、前記前側車体の後端部と前記後側車体の前端部とを水平軸回りに揺動自在に連結し、前記前側車体を左右一対の前輪で支持させるとともに前記後側車体を後輪で支持させ、前記前輪の車体内側近傍に前輪駆動用モータを前輪毎に設け、前記前側車体と前記後側車体との間に緩衝部材を介装されるように配設したものである。
本発明によれば、前輪や後輪から車体を介して伝達される衝撃は、前側車体と後側車体のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和される。
【0008】
請求項2に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1に記載した発明に係る立ち乗り式小型車両において、左右のモータどうしの間であって車幅方向の中央部に緩衝部材を配設したものである。
この発明によれば、左右のモータどうしの間に形成されるデッドスペースを利用して緩衝部材を前記モータとの干渉を避けながら装備することができる。
【0009】
請求項3に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項2に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、左右の前輪どうしの間であって緩衝部材の両側方に、モータに給電するバッテリーをそれぞれ配設したものである。
この発明よれば、前輪と緩衝部材との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーを前記緩衝部材との干渉を避けながら装備することができる。
【0010】
請求項4に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項3に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、バッテリーを前側車体の上側に配設し、この前側車体の下側にモータを配設したものである。
この発明によれば、バッテリーをモータとの干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができるから、バッテリーの後方にステップを車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができる。
【0011】
請求項5に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1ないし請求項4のうち何れか一つに記載された発明に係る立ち乗り式小型車両において、前側車体と後側車体との連結部に介装したトーションバーによって緩衝部材を構成したものである。
この発明によれば、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前側車体と後側車体との連結部から上下方向および前後方向に大きく突出することがない。
【0012】
請求項6に記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両は、請求項1ないし請求項5のうち何れか一つに記載した発明に係る立ち乗り式小型電動車両において、前側車体におけるモータの前方に上下方向へ延びる左右一対の筒体を設け、これらの筒体に操向ハンドルのハンドルポストを挿抜可能に挿入して取付けたものである。
この発明によれば、ハンドルポストを取付ける筒体によって、モータに前方から障害物が当たることを阻止することができる。また、前記筒体からハンドルポストを取外すことによって、車体の高さを低くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の一実施の形態を図1ないし図14によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の左側面図、図2は同じく右側面図、図3は同じく正面図、図4は同じく背面図、図5は同じく平面図、図6は同じく底面図である。図7は要部を拡大して示す側面図、図8はハンドル支持用ボックスの断面図、図9は本発明に係る立ち乗り式小型車両を上方から見た斜視図、図10は本発明に係る立ち乗り式小型電動車両を下方から見た斜視図である。図11は前側車体の上部を拡大して示す斜視図、図12は前側車体の下部を拡大して示す斜視図、図13は後輪取付部分を拡大して示す斜視図、図14はモータ用制御装置を示すブロック図である。
【0014】
これらの図において、符号1で示すものはこの実施の形態による立ち乗り式小型電動車両である。この小型電動車両1は、左右2個ずつの前輪2,2と後輪3,3とを備え、車体の中央部に設けられたステップ4に乗員5が起立した状態で乗車し、車体前部に設けられた操向ハンドル6を乗員5が把持した状態で前輪2を駆動輪として走行するものである。
【0015】
この小型電動車両11の車体は、図6、図10〜図12に示すように、前記前輪2を有する前側車体7と、前記後輪3を有する後側車体8とに分けて形成されている。前記前側車体7の後端部と、前記後側車体8の前端部とは、車幅方向に延びる連結軸9(図12参照)を介して水平軸回りに揺動自在に連結されている。この連結軸9を有する連結部10は、この実施の形態では車幅方向の四箇所に設けられている。これらの四箇所の連結部10のうち中央の二箇所の連結部10,10どうしの間には、後述するクッションユニット11を有する懸架装置12が設けられている。
【0016】
この懸架装置12は、図7、図11および図12に示すように、前記前側車体7の車幅方向の中央部に後下がりに延びるように設けられた2枚の前側ブラケット13,13と、前記後側車体8の車幅方向の中央部に前上がりに延びるように設けられた2枚の後側ブラケット14,14と、これら両ブラケット13,14の延設側端部どうしの間に介装された前記クッションユニット11とから構成されている。このクッションユニット11は、図示してはいないが、ゴムからなる弾性体と油圧式減衰器とを備えており、側方から見て後上がりに傾斜する状態で前記両ブラケット13,14どうしの間に介装されている。このクッションユニット11によって本発明でいう緩衝部材が構成されている。
【0017】
ここで、前側車体7と後側車体8のさらに詳細な構成についてそれぞれ説明する。
前記前側車体7は、図6、図11および図12に示すように、前記連結部10から車体前側に延びる4本の角パイプ15を有する下部フレーム16と、この下部フレーム16の前端部に溶接されて車幅方向に延びる前部フレーム17などによって構成され、車体カバー18(図1〜図5参照)によって覆われている。この実施の形態による車体カバー18は、左右の前輪2,2をも上方から覆うように形成されている。
【0018】
前記下部フレーム16は、車幅方向の両端部に前輪駆動装置19がそれぞれ取付けられるとともに、この前輪駆動装置19より車体内側にバッテリーケース20が装着されている。
前記前輪駆動装置19は、図6に示すように、左右一対の前輪2毎に設けられており、前記下部フレーム16に取付けられたギヤボックス21と、このギヤボックス21に取付けられたモータ22と、前記ギヤボックス21に回転自在に支持された前輪2のハブ23とから構成されている。このハブ23には、図11に示すように、前輪2のホイール24が一体に回転するように設けられている。この前輪2は、この実施の形態では空気が充填されたタイヤ25が装着されている。
【0019】
この実施の形態による前輪駆動装置19においては、モータ22が回転することによって、前記ギヤボックス21内の減速歯車(図示せず)を介して前記ハブ23にモータ22の回転が伝達され、前輪2が駆動されるように構成されている。また、このモータ22は、例えば図10に示すように、軸線方向が車幅方向と平行になる状態で下部フレーム16の下側であって前輪2の車体内側近傍に配設されている。この実施の形態では、図6に示すように、モータ22は前輪2と前記懸架装置12との間に位置付けられている。
【0020】
前記モータ22は、図14に示すように、制御装置26に接続され、この制御装置26によって回転方向が切換えられるとともに回転速度が制御される。
前記制御装置26は、図14に示すように、走行指令手段27と、この走行指令手段27にインターフェイス28を介して接続されたハンドル回動角検出手段29と、アクセル操作量検出手段30と、前後進切替手段31と、回転のフィードバック用として各モータ22に設けられた回転速度センサ32と、モータ制御部33とから構成されている。この実施の形態による制御装置26は、ハンドル回動角検出手段29によって検出された操向ハンドル6の回動角に対応するように左右のモータ22の回転数を増減させるとともに、前後進切替手段31からの入力データに対応させてモータ22の回転方向を切換える構成が採られている。
【0021】
前記ハンドル回動角検出手段29と前後進切替手段31は、操向ハンドル6の近傍に位置するハンドル支持用ボックス34(図1〜図5、図8〜図10参照)の内部に設けられ、前記アクセル操作量検出手段30は、操向ハンドル6の後述するアクセルレバー35に設けられている。
前記ハンドル支持用ボックス34は、前記前部フレーム17に立設された2本のハンドルポスト36,36の上端部にこれらのハンドルポスト36の上端部どうしを接続するように取付けられており、図8に示すように、車幅方向の中央部であって車体前側の端部に立設された支軸37を介して操向ハンドル6のハンドルクラウン38を左右方向に回動自在に支持している。
【0022】
また、このハンドル支持用ボックス34と前記ハンドルクラウン38における車体の後方を指向する後面は、前記2本のハンドルポスト36どうしの間となる車幅方向の中央部分が両端部に較べて車体前側に位置するように形成されている。この後面の前方への偏在部分を図8中に符号34a,38aで示す。図8に示すように、前記ハンドル支持用ボックス34内であって前記偏在部分34aと対応する部分には、前記前後進切替手段31が取付けられている。この前後進切替手段31は、図4および図9に示すように、前記ステップ4に立った乗員5が容易に操作できるようにするために、ハンドル支持用ボックス34の後面に操作部分31aが露出する状態で前記ボックス34に取付けられている。
【0023】
この操向ハンドル6は、図5に示すように、車幅方向の中央部が車体の前方に向けて凸になる山形状を呈するように曲げられたパイプからなり、車幅方向の両端部が下方を指向するように屈曲されて前記ハンドルクラウン38に固定されている。すなわち、この操向ハンドル6は、ハンドルクラウン38とともに前記支軸37を中心にしてハンドル支持用ボックス34に対して左右方向に揺動する。前記支軸37は、この実施の形態では、図8に示すように、ハンドルクラウン38に上端部が固着されるとともに、下端部が前記ボックス34に回動自在に支持されており、下端に前記ハンドル回動角検出手段29が接続されている。
【0024】
また、前記操向ハンドル6における車体右側部には、図5に示すように、アクセルレバー35とブレーキレバー39とが取付けられている。前記アクセルレバー35は、操向ハンドル6を把持する乗員5の右手の親指によって操作することができるように構成されている。このアクセルレバー35の内部に前記アクセル操作量検出手段30が設けられている。この実施の形態による小型電動車両1においては、前記アクセルレバー35の操作量がアクセル操作量検出手段30によって検出され、この操作量に対応して車速が増減するように構成されている。このアクセルレバー35の近傍に設けられた前記ブレーキレバー39は、後述する後輪3のブレーキを操作するためのものである。
【0025】
前記前輪駆動装置19の車体内側に設けられたバッテリーケース20は、前記モータ22や制御装置26に給電するバッテリー(図示せず)を内蔵し、前記下部フレーム16の上側に設けられたバッテリーケース支持用ボックス41(図7および図11参照)に着脱自在に取付けられている。このバッテリーケース20は、図9に示すように、前側車体7を覆う車体カバー18に形成された開口部18aに挿通され、前記バッテリーケース支持用ボックス41に装着された状態で上端部が前記車体カバー18から上方に突出している。
【0026】
前記バッテリーケース支持用ボックス41は、上方に向けて開放する箱状を呈するように形成され、図11に示すように、下部フレーム16における左右の前輪2,2どうしの間であって前記懸架装置12の両側方にそれぞれ取付けられている。このバッテリーケース支持用ボックス41とバッテリーケース20との接続部分は、バッテリーケース20をバッテリーケース支持用ボックス41に上方から装着することによって、これら両者に設けられた接触端子(図示せず)どうしが自動的に接続状態になり、バッテリーケース20をバッテリーケース支持用ボックス41から上方へ取外すことによって、前記接触端子どうしが離間して切断状態となるように構成されている。
【0027】
前記前側車体7の前部フレーム17は、図11に示すように、車幅方向の両端部で上下方向に延びる筒体42と、これらの筒体42の上下方向の両端部どうしを接続する角パイプ43と、これらの角パイプ43の車体前側の端部に溶接された前面板44などによって構成されている。前記筒体42は、前記ハンドルポスト36が上方から嵌合されて取付けられている。この実施の形態によるハンドルポスト36は、断面円形のパイプによって形成され、前記筒体42に上方から挿抜可能に取付けられている。また、このハンドルポスト36と筒体42との嵌合部分は、操向ハンドル6の高さを乗員の体格に合わせることができるように、固定用ボルト(図示せず)を緩めることによって、筒体42に挿入されるハンドルポスト36の長さを容易に調節できるように構成されている。前記筒体42の下端部は、前記下部フレーム16より下方に延びるように形成されている。この下方延在部42aは、図7および図12に示すように、前記モータ22の前方に位置するように形成されている。
【0028】
前記後側車体8は、図6、図9および図10に示すように、前記前側車体7との四箇所の連結部10に沿って車幅方向に延びる横パイプ51を有する後部フレーム52と、この後部フレーム52の後端部に溶接された後輪支持用フレーム53とから構成されている。前記後部フレーム52は、前記横パイプ51と、この横パイプ51の車幅方向中央部と交差して車体の前後方向に延びる主パイプ54と、前記横パイプ51の両端部と前記主パイプ54の後端部とを接続する左右一対の側部パイプ55,55とによって構成されている。この後部フレーム52の上側に前記ステップ4が取付けられている。
【0029】
このステップ4は、図9に示すように、後部フレーム52が位置する範囲の全域を上方から覆うように形成されている。この実施の形態によるステップ4は、図1および図2に示すように、前記前輪2と後述する後輪3との間に設けられ、前後方向の中間部の上面が前輪2の軸心Cと後輪3の上縁より低くなるように形成されている。また、このステップ4の車体後側の端部には、後輪3を上方から覆うように後上がりに傾斜して延びる傾斜部56が一体に形成されている。
【0030】
この傾斜部56は、この実施の形態では、図1および図2に示すように、側方から見て円弧状を呈するように形成されるとともに、図5および図9に示すように、前記ステップ4の車幅方向の一端部から他端部にわたって途切れることがないように形成されている。この傾斜部56の上端部分は、略水平になるように形成され、この上端部分における車幅方向の中央部は、後述する後輪支持用フレーム53の中央部を上方から覆うように、両側部より車体後側へ延設されている。この後側延設部分を図9中に符号56aで示す。
前記後輪支持用フレーム53は、前記主パイプ54の後端部から車幅方向の両側方に延びるように形成されており、両端部に後輪3が取付けられている。
【0031】
この後輪3は、図13に示すように、キャスターによって構成され、後輪支持用フレーム53の両端部に上下方向へ延びる支軸61によって上下方向の軸線回りに回転自在に取付けられている。詳述すると、この後輪3は、前記支軸61の下端部に回転自在に取付けられた支持用アーム62およびホルダープレート63と、前記支持用アーム62の下端部に水平な回転軸によって回転自在に取付けられた車輪64とから構成されている。
【0032】
この実施の形態による前記後輪3は、車輪64の外周面に接触する摩擦部材65(図13参照)を有するブレーキ66が設けられている。このブレーキ66は、前記ホルダープレート63に上下方向に揺動自在に支持された前記摩擦部材65と、前記支軸61の軸心部内に移動可能に嵌合されて下端部が前記摩擦部材65の揺動端部に連結されたプッシュロッド67と、このプッシュロッド67における前記支軸61から上方に突出する上端部を上方から押圧する揺動部材68と、この揺動部材68にブレーキワイヤー69を介して接続された操向ハンドル6側の前記ブレーキレバー39などによって構成されている。すなわち、このブレーキ66によれば、ブレーキレバー39を乗員5が把持することにより、前記揺動部材68がプッシュロッド67を下方へ押圧し、摩擦部材65が車輪64の外周面に接触させられることなり、車輪64が制動される。このブレーキ66は、車体左側の後輪3と車体右側の後輪3の両方に設けられている。また、このブレーキ66と後輪3の後輪支持用フレーム53への取付部分は、例えば図9に示すように、前記ステップ4の後端部に接続するように形成されたカバー70によって上方から覆われている。
【0033】
上述したように構成された立ち乗り式小型電動車両1においては、前記ステップ4に起立した状態で乗車した乗員5が操向ハンドル6を把持し、アクセルレバー35を操作することによって、モータ22が前輪2を駆動して走行する。走行中に例えば前輪2が路面の段差や突起物を乗り越えたりした場合は、ステップ4を有する後側車体8に対して前輪2側の前側車体7が上下方向に揺動するようになり、クッションユニット11が伸縮するようになるから、乗員5に伝達される衝撃が緩和される。すなわち、前輪2や後輪3から車体を介して乗員5に伝達される衝撃は、前側車体7と後側車体8のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和される。この結果、乗り心地のよい立ち乗り式小型電動車両1を形成することができた。
【0034】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、左右のモータ22どうしの間であって車幅方向の中央部にクッションユニット11が配設されているから、左右のモータ22どうしの間に形成されるデッドスペースを利用してクッションユニット11を前記モータ22との干渉を避けながら装備することができる。このため、車体の小型化を図りながら、乗り心地を向上させることができる。
【0035】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、左右の前輪2どうしの間であってクッションユニット11の両側方にバッテリーケース20がそれぞれ配設されているから、前輪2とクッションユニット11との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーケース20を前記クッションユニット11との干渉を避けながら装備することができる。このため、車体の小型化を図りながら、複数のバッテリーケース20を装備することができる。
【0036】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、バッテリーケース20が前側車体7の上側に配設され、この前側車体7の下側にモータ22が配設されているから、バッテリーケース20をモータ22との干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができる。このため、バッテリーケース20の後方にステップ4を車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができるから、乗車可能な部位が広く形成されて乗り易い立ち乗り式小型電動車両1を形成することができる。
【0037】
この実施の形態による立ち乗り式小型電動車両1は、前側車体7におけるモータ22の前方に上下方向へ延びる左右一対の筒体42が設けられているから、この筒体42によって、モータ22に前方から障害物が当たることを阻止することができる。また、これらの筒体42に操向ハンドル6のハンドルポスト36が挿抜可能に取付けられているから、前記筒体42からハンドルポスト36を取外すことによって、車体の高さを低くすることができる。
【0038】
上述した実施の形態においては、緩衝部材としてゴムと油圧式減衰器とからなるクッションユニット11を使用する例を示したが、緩衝部材としては、トーションバーによって構成することができる。このように構成するに当たっては、前側車体7と後側車体8との連結部10に連結軸9の代わりにトーションバーを介装する。このようにトーションバーを用いることによって、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前記連結部10から上下方向および前後方向に大きく突出することがないから、クッションユニット11を用いる場合に較べると懸架装置12をコンパクトに形成することができる。
また、上述した実施の形態では後輪3を左右方向に2個用いる例を示したが、後輪3は、車幅方向の中央部に1個だけ設けてもよいし、後輪支持用フレーム53に3個設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前輪や後輪から車体を介して伝達される衝撃は、前側車体と後側車体のうち一方が他方に対して上下方向に揺動することによって緩和されるから、乗員に不快感を与えることがない立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、左右のモータどうしの間に形成されるデッドスペースを利用して緩衝部材を前記モータとの干渉を避けながら装備することができるから、車体の小型化と乗り心地の向上とを両立させた立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、前輪と緩衝部材との間に形成されるデッドスペースを利用してバッテリーを前記緩衝部材との干渉を避けながら装備することができるから、車体の小型化を図りながら、複数のバッテリーを装備することができる。
【0042】
請求項4記載の発明によれば、バッテリーをモータとの干渉を避けながら可及的車体前側に位置するように搭載することができるから、バッテリーの後方にステップを車体の前後方向に相対的に長くなるように形成することができる。このため、乗員が乗車し易い立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0043】
請求項5記載の発明によれば、トーションバーは車幅方向に延びるように形成することができ、前側車体と後側車体との連結部から上下方向および前後方向に大きく突出することがないから、車体の小型化と乗り心地の向上とを両立できる立ち乗り式小型電動車両を提供することができる。
【0044】
請求項6記載の発明によれば、ハンドルポストを取付ける筒体によって、モータに前方から障害物が当たることを阻止することができるから、専らモータへの障害物の衝突を阻止するモータ保護用の部材を設ける場合に較べて、コストダウンを図ることができる。
また、前記筒体からハンドルポストを取外すことによって、車体の高さを低くすることができるから、車体を収納するスペースが狭くてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の左側面図である。
【図2】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の右側面図である。
【図3】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の正面図である。
【図4】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の背面図である。
【図5】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の平面図である。
【図6】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両の底面図である。
【図7】要部を拡大して示す側面図である。
【図8】ハンドル支持用ボックスの断面図である。
【図9】本発明に係る立ち乗り式小型車両を上方から見た斜視図である。
【図10】本発明に係る立ち乗り式小型電動車両を下方から見た斜視図である。
【図11】前側車体の上部を拡大して示す斜視図である。
【図12】前側車体の下部を拡大して示す斜視図である。
【図13】後輪取付部分を拡大して示す斜視図である。
【図14】モータ用制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…立ち乗り式小型電動車両、2…前輪、3…後輪、4…ステップ、6…操向ハンドル、7…前側車体、8…後側車体、9…連結軸、11…クッションユニット、17…前部フレーム、19…前輪駆動装置、20…バッテリーケース、22…モータ、36…ハンドルポスト、42…筒体。
Claims (6)
- 前輪と後輪とによって支持された車体に操向ハンドルとステップとが設けられ、乗員が前記ステップに起立した状態で乗車し前記操向ハンドルを把持して走行する立ち乗り式小型電動車両において、前記車体を前側車体と後側車体とに分けて形成し、前記前側車体の後端部と前記後側車体の前端部とを水平軸回りに揺動自在に連結し、前記前側車体を左右一対の前輪で支持させるとともに前記後側車体を後輪で支持させ、前記前輪の車体内側近傍に前輪駆動用モータを前輪毎に設け、前記前側車体と前記後側車体との間に緩衝部材を介装されるように配設したことを特徴とする立ち乗り式小型電動車両。
- 請求項1記載の立ち乗り式小型車両において、左右のモータどうしの間であって車幅方向の中央部に緩衝部材を配設してなる立ち乗り式小型電動車両。
- 請求項2記載の立ち乗り式小型電動車両において、左右の前輪どうしの間であって緩衝部材の両側方に、モータに給電するバッテリーをそれぞれ配設してなる立ち乗り式小型電動車両。
- 請求項3記載の立ち乗り式小型電動車両において、バッテリーを前側車体の上側に配設し、この前側車体の下側にモータを配設してなる立ち乗り式小型電動車両。
- 請求項1ないし請求項4のうち何れか一つの立ち乗り式小型車両において、前側車体と後側車体との連結部に介装したトーションバーによって緩衝部材を構成してなる立ち乗り式小型電動車両。
- 請求項1ないし請求項5のうち何れか一つの立ち乗り式小型電動車両において、前側車体におけるモータの前方に上下方向へ延びる左右一対の筒体を設け、これらの筒体に操向ハンドルのハンドルポストを挿抜可能に挿入して取付けてなる立ち乗り式小型電動車両。
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