JPH058770A - 補助輪付き走行車両 - Google Patents
補助輪付き走行車両Info
- Publication number
- JPH058770A JPH058770A JP15892291A JP15892291A JPH058770A JP H058770 A JPH058770 A JP H058770A JP 15892291 A JP15892291 A JP 15892291A JP 15892291 A JP15892291 A JP 15892291A JP H058770 A JPH058770 A JP H058770A
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- Japan
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- vehicle body
- support members
- vehicle
- auxiliary wheels
- upright
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 左右補助輪付き走行車両の旋回走行時等にお
いて、各補助輪に邪魔されることなく常に良好な走行フ
ィーリングが得られるようにし、また停車中は乗員が各
補助輪に対する支持部材の足載せ部を踏み下げるだけで
車体を直立姿勢に保持できるようにする。 [構成] 左右一対の補助輪Ws1 ,Ws2 を軸支する
支持部材41 ,42 を、その補助輪を介して車体を直立
させる下降位置と、各支持部材と同側への車体の傾動を
許容する上昇位置との間をそれぞれ移動し得るよう車体
の左右両側部に設け、各支持部材41 ,42 と車体間に
は、該支持部材を前記下降位置側へ付勢して空車状態で
は車体を直立状態に保持し得ると共に乗員の乗車状態で
は該支持部材の前記上昇位置への移動を許容する付勢機
構10を介装し、各支持部材41 ,42 の上部には乗車
状態で支持部材を踏み下げるための足載せ部6を設け
る。
いて、各補助輪に邪魔されることなく常に良好な走行フ
ィーリングが得られるようにし、また停車中は乗員が各
補助輪に対する支持部材の足載せ部を踏み下げるだけで
車体を直立姿勢に保持できるようにする。 [構成] 左右一対の補助輪Ws1 ,Ws2 を軸支する
支持部材41 ,42 を、その補助輪を介して車体を直立
させる下降位置と、各支持部材と同側への車体の傾動を
許容する上昇位置との間をそれぞれ移動し得るよう車体
の左右両側部に設け、各支持部材41 ,42 と車体間に
は、該支持部材を前記下降位置側へ付勢して空車状態で
は車体を直立状態に保持し得ると共に乗員の乗車状態で
は該支持部材の前記上昇位置への移動を許容する付勢機
構10を介装し、各支持部材41 ,42 の上部には乗車
状態で支持部材を踏み下げるための足載せ部6を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車、スクータ
等の、車体を左右に揺動しながら走行する走行車両、特
に左右一対の補助輪を備えた形式のものに関する。
等の、車体を左右に揺動しながら走行する走行車両、特
に左右一対の補助輪を備えた形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記形式の走行車両では、停車時
に車体を直立姿勢に保つのに操縦者が足を車体の左右外
側方に長く下げ降ろして接地する必要があるので、その
ような接地動作のための足の移動ストロークが大きく、
操作が面倒であり、また操縦者の足の外側方にレッグシ
ールド等のカバーを設けるといった車体レイアウト上の
自由度がなかった。
に車体を直立姿勢に保つのに操縦者が足を車体の左右外
側方に長く下げ降ろして接地する必要があるので、その
ような接地動作のための足の移動ストロークが大きく、
操作が面倒であり、また操縦者の足の外側方にレッグシ
ールド等のカバーを設けるといった車体レイアウト上の
自由度がなかった。
【0003】そこで斯かる問題を解決するために左右一
対の補助輪を車体の左右両側部に配設したものは従来公
知である(例えば実開昭60−168677号公報参
照)。
対の補助輪を車体の左右両側部に配設したものは従来公
知である(例えば実開昭60−168677号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来公知のもので
は、停車時には勿論のこと走行時にも左右一対の補助輪
が、車体を直立させようとする作動位置に強力に付勢さ
れるために、路面上干渉物の乗り越え走行や車体の左右
傾動を行う際に補助輪からの路面抵抗に因り良好な走行
フィーリングが得られない等の不都合がある。
は、停車時には勿論のこと走行時にも左右一対の補助輪
が、車体を直立させようとする作動位置に強力に付勢さ
れるために、路面上干渉物の乗り越え走行や車体の左右
傾動を行う際に補助輪からの路面抵抗に因り良好な走行
フィーリングが得られない等の不都合がある。
【0005】本発明は、上記従来のものの問題を解決し
得る、補助輪付き走行車両を提供することを目的とす
る。
得る、補助輪付き走行車両を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体の左右両側部に、前,後車輪から独
立した左右一対の補助輪をそれぞれ軸支する左右一対の
支持部材を、それらが補助輪を介して車体を直立させる
下降位置と、各支持部材と同側への車体の傾動を許容す
る上昇位置との間をそれぞれ移動し得るように設け、そ
の各支持部材と車体間には、該支持部材を前記下降位置
側に付勢して空車状態では車体を直立姿勢に保持し得る
と共に乗員の乗車状態では該支持部材の前記上昇位置へ
の移動を許容する付勢機構を介装し、前記各支持部材の
上部には、前記乗車状態で各支持部材を踏み下げるため
の足載せ部を設けたことを特徴とする。
に、本発明は、車体の左右両側部に、前,後車輪から独
立した左右一対の補助輪をそれぞれ軸支する左右一対の
支持部材を、それらが補助輪を介して車体を直立させる
下降位置と、各支持部材と同側への車体の傾動を許容す
る上昇位置との間をそれぞれ移動し得るように設け、そ
の各支持部材と車体間には、該支持部材を前記下降位置
側に付勢して空車状態では車体を直立姿勢に保持し得る
と共に乗員の乗車状態では該支持部材の前記上昇位置へ
の移動を許容する付勢機構を介装し、前記各支持部材の
上部には、前記乗車状態で各支持部材を踏み下げるため
の足載せ部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明をフルカバード形式
のスクータに適用した実施例について説明する。複数本
のフレームパイプ相互を枠組みして構成される車体Fに
はその前部に、走行ハンドルHに連なる前車輪Wfが、
またその後部に、エンジン(図示せず)によって駆動さ
れる後車輪Wrがそれぞれ公知の手段により懸架され
る。車体Fの後半上部には、操縦者及び同乗者が座乗す
るシートSが支持される。
のスクータに適用した実施例について説明する。複数本
のフレームパイプ相互を枠組みして構成される車体Fに
はその前部に、走行ハンドルHに連なる前車輪Wfが、
またその後部に、エンジン(図示せず)によって駆動さ
れる後車輪Wrがそれぞれ公知の手段により懸架され
る。車体Fの後半上部には、操縦者及び同乗者が座乗す
るシートSが支持される。
【0008】また車体Fには、これを体裁良く覆いボデ
ィ外板を構成する繊維強化合成樹脂等の軽量な素材より
成形されるカウリングCが装着されている。このカウリ
ングCは、透明な風防板1を一体的に組み込んだフロン
トカバーCfと、車体Fの左右両側面及び底面を覆うセ
ンタカバーCcと、そのセンタカバーCcの左右両側壁
部の後端部上縁間に跨がる後面開放の門型リヤカバーC
rとより構成され、フロントカバーCfの風防板1上部
は後方へ延びルーフ板として機能する。尚、リヤカバー
Crには、その開放後面を閉塞する透明板等の閉塞手段
(図示せず)を随時装着できるようになっている。
ィ外板を構成する繊維強化合成樹脂等の軽量な素材より
成形されるカウリングCが装着されている。このカウリ
ングCは、透明な風防板1を一体的に組み込んだフロン
トカバーCfと、車体Fの左右両側面及び底面を覆うセ
ンタカバーCcと、そのセンタカバーCcの左右両側壁
部の後端部上縁間に跨がる後面開放の門型リヤカバーC
rとより構成され、フロントカバーCfの風防板1上部
は後方へ延びルーフ板として機能する。尚、リヤカバー
Crには、その開放後面を閉塞する透明板等の閉塞手段
(図示せず)を随時装着できるようになっている。
【0009】またフロントカバーCcは、それの前端下
部が車体Fに前後揺動可能に枢支連結されていて、図4
に示した前方への揺動操作時にセンタカバーCcとの間
に、乗員の乗降を許容する空間が形成される。更にフロ
ントカバーCfには、それの前後揺動(即ち開閉)のた
めの操作ハンドル2と、同カバーCfを閉じ位置にロッ
クするための鍵部3とが付設される。
部が車体Fに前後揺動可能に枢支連結されていて、図4
に示した前方への揺動操作時にセンタカバーCcとの間
に、乗員の乗降を許容する空間が形成される。更にフロ
ントカバーCfには、それの前後揺動(即ち開閉)のた
めの操作ハンドル2と、同カバーCfを閉じ位置にロッ
クするための鍵部3とが付設される。
【0010】車体Fには、前,後車輪Wf,Wrの中間
においてそれら車輪Wf,Wrから独立した左右一対の
補助輪Ws1 ,Ws2 が左右一対の支持部材41 ,42
を介してそれぞれ昇降可能に取付けられる。その各支持
部材41 ,42 は、各補助輪Ws1 ,Ws2 を両持ちで
回転自在に軸支する左右一対の脚板部5i,5oと、そ
の両脚板部の上端部相互を一体的に結合する足載せ部と
しての足載せ板部6と、センタカバーCcのフロア部C
cf直下を縦走する車体Fの左右両側部外面に、車体左
右方向の支軸7回りに回動可能に支持されて後方に延び
る支持アーム8とより構成され、そのアーム8の後端部
は内側の脚板部5iに重合固着される。従って各支持部
材41 ,42 はそれの前記支軸7回りの上下回動によ
り、補助輪Ws1 ,Ws2 を介して車体Fを地面Eに直
立させる下降位置(図1〜3)と、各支持部材41 ,4
2 と同側への車体Fの傾動を許容する上昇位置(図5)
との間を移動可能である。
においてそれら車輪Wf,Wrから独立した左右一対の
補助輪Ws1 ,Ws2 が左右一対の支持部材41 ,42
を介してそれぞれ昇降可能に取付けられる。その各支持
部材41 ,42 は、各補助輪Ws1 ,Ws2 を両持ちで
回転自在に軸支する左右一対の脚板部5i,5oと、そ
の両脚板部の上端部相互を一体的に結合する足載せ部と
しての足載せ板部6と、センタカバーCcのフロア部C
cf直下を縦走する車体Fの左右両側部外面に、車体左
右方向の支軸7回りに回動可能に支持されて後方に延び
る支持アーム8とより構成され、そのアーム8の後端部
は内側の脚板部5iに重合固着される。従って各支持部
材41 ,42 はそれの前記支軸7回りの上下回動によ
り、補助輪Ws1 ,Ws2 を介して車体Fを地面Eに直
立させる下降位置(図1〜3)と、各支持部材41 ,4
2 と同側への車体Fの傾動を許容する上昇位置(図5)
との間を移動可能である。
【0011】前記各支持部材41 ,42 と車体F間に
は、該支持部材41 ,42 を前記下降位置側に常に付勢
する付勢機構10が介装されており、その付勢機構10
は図示例では、車体Fに一端を揺動可能に軸支されたシ
リンダ11と、そのシリンダ11内に摺動可能に嵌合さ
れピストンロッド部12aが後方へ長く延出するピスト
ン部材12と、そのピストン部材12を常に前方、即ち
収縮方向に弾発するコイルばね13とより構成される。
そのばね13の強さ(従って付勢機構10が支持部材4
1 ,42 に及ぼす下方への付勢力)は、空車状態では支
持部材41 ,42 を前記下降位置に保持して車体Fを図
1,4の直立状態に自立させるが、乗員の乗車状態では
支持部材41 ,42 を同下降位置に保持し得ない程度の
大きさ(即ちその乗車状態で乗員が左右方向一方に僅か
でも体重を寄せると、その一方側の支持部材41 ,42
が図5のように上昇位置に移動して、その一方側への車
体のスムーズな傾動が許容されるような大きさ)に設定
されている。尚、各支持部材41 ,42 と車体F間に
は、図示はされていないが各支持部材41 .42 の上昇
限界を規定するストッパ手段が設けられており、そのた
め車体の左右の各最大傾動角度は一定値に規制される。
は、該支持部材41 ,42 を前記下降位置側に常に付勢
する付勢機構10が介装されており、その付勢機構10
は図示例では、車体Fに一端を揺動可能に軸支されたシ
リンダ11と、そのシリンダ11内に摺動可能に嵌合さ
れピストンロッド部12aが後方へ長く延出するピスト
ン部材12と、そのピストン部材12を常に前方、即ち
収縮方向に弾発するコイルばね13とより構成される。
そのばね13の強さ(従って付勢機構10が支持部材4
1 ,42 に及ぼす下方への付勢力)は、空車状態では支
持部材41 ,42 を前記下降位置に保持して車体Fを図
1,4の直立状態に自立させるが、乗員の乗車状態では
支持部材41 ,42 を同下降位置に保持し得ない程度の
大きさ(即ちその乗車状態で乗員が左右方向一方に僅か
でも体重を寄せると、その一方側の支持部材41 ,42
が図5のように上昇位置に移動して、その一方側への車
体のスムーズな傾動が許容されるような大きさ)に設定
されている。尚、各支持部材41 ,42 と車体F間に
は、図示はされていないが各支持部材41 .42 の上昇
限界を規定するストッパ手段が設けられており、そのた
め車体の左右の各最大傾動角度は一定値に規制される。
【0012】前記センタカバーCcのフロア部Ccfの
左右両側部には、各支持部材41 ,42 の足載せ板部6
にそれぞれ対応して左右一対の開口91 ,92 が設けら
れている。従って各支持部材41 ,42 が下降位置に在
る時には、前記足載せ板部6が対応する開口91 ,92
を塞ぐように前記フロア部Ccfと略同一高さとなり
(図2,3参照)、また前記上昇位置に在る時には同足
載せ板部6が同フロア部Ccfより上方に突出する(図
5参照)。
左右両側部には、各支持部材41 ,42 の足載せ板部6
にそれぞれ対応して左右一対の開口91 ,92 が設けら
れている。従って各支持部材41 ,42 が下降位置に在
る時には、前記足載せ板部6が対応する開口91 ,92
を塞ぐように前記フロア部Ccfと略同一高さとなり
(図2,3参照)、また前記上昇位置に在る時には同足
載せ板部6が同フロア部Ccfより上方に突出する(図
5参照)。
【0013】次に前記実施例の作用を説明する。車両が
空車状態にある場合には、付勢機構10の下向きの付勢
力により各支持部材41 ,42 が下降位置に保持される
から、車体Fを図1,4の直立状態に自立させることが
できる。
空車状態にある場合には、付勢機構10の下向きの付勢
力により各支持部材41 ,42 が下降位置に保持される
から、車体Fを図1,4の直立状態に自立させることが
できる。
【0014】また車両走行中、操縦者は足を各支持部材
41 ,42 の足載せ板部6より離しておくか或いは軽く
載せたままとする。このような状態で乗員が左右方向一
方に僅かでも体重を寄せると、その際に車体Fに加わる
傾動モーメントにより、その一方側の支持部材41 ,4
2 が付勢機構10の付勢力に抗して図5のように上昇位
置に移動して、その一方側への車体Fのスムーズな傾動
が許容される。従って旋回走行時等には各補助輪W
s1 ,Ws2 に邪魔されることなく車体Fを所望の方向
へ簡単且つ軽快に傾動させることができる。
41 ,42 の足載せ板部6より離しておくか或いは軽く
載せたままとする。このような状態で乗員が左右方向一
方に僅かでも体重を寄せると、その際に車体Fに加わる
傾動モーメントにより、その一方側の支持部材41 ,4
2 が付勢機構10の付勢力に抗して図5のように上昇位
置に移動して、その一方側への車体Fのスムーズな傾動
が許容される。従って旋回走行時等には各補助輪W
s1 ,Ws2 に邪魔されることなく車体Fを所望の方向
へ簡単且つ軽快に傾動させることができる。
【0015】また車両走行中、一方の補助輪Ws1 ,W
s2 だけが路面上突起物を乗り越える際には、該一方の
補助輪Ws1 ,Ws2 に対応した支持部材41 ,42 が
付勢機構10の付勢力に抗して上昇位置に一時的に難な
く移動するので、その乗り越えに伴い車両全体が不用意
に傾動する虞れはない。
s2 だけが路面上突起物を乗り越える際には、該一方の
補助輪Ws1 ,Ws2 に対応した支持部材41 ,42 が
付勢機構10の付勢力に抗して上昇位置に一時的に難な
く移動するので、その乗り越えに伴い車両全体が不用意
に傾動する虞れはない。
【0016】更に走行中の車両を停車させようとする際
に乗員の体重が左右方向一方に僅かでも寄ると、上記と
同様に、その一方側の支持部材41 ,42 が付勢機構1
0の付勢力に抗して上昇位置に移動して同方向へ車体F
が傾動しようとするが、その停車の際には、図2に示す
ように操縦者が各支持部材41 ,42 の足載せ板部6に
足を載せて踏み下げることにより前記付勢機構10の付
勢力を助勢補助して各支持部材41 ,42 を下降位置に
保ち、車体Fを直立姿勢に難なく保つことができる。従
って停車のたびに足をわざわざ車体Fの左右外側方に長
く下げ降ろして接地させる必要はないから、停車動作の
際の足の移動ストロークを短くできて停車動作が迅速容
易に行われ、またセンタカバーCcの左右両側壁部に、
足の出入りを許容する大きな開口部を特別に設ける必要
もない。
に乗員の体重が左右方向一方に僅かでも寄ると、上記と
同様に、その一方側の支持部材41 ,42 が付勢機構1
0の付勢力に抗して上昇位置に移動して同方向へ車体F
が傾動しようとするが、その停車の際には、図2に示す
ように操縦者が各支持部材41 ,42 の足載せ板部6に
足を載せて踏み下げることにより前記付勢機構10の付
勢力を助勢補助して各支持部材41 ,42 を下降位置に
保ち、車体Fを直立姿勢に難なく保つことができる。従
って停車のたびに足をわざわざ車体Fの左右外側方に長
く下げ降ろして接地させる必要はないから、停車動作の
際の足の移動ストロークを短くできて停車動作が迅速容
易に行われ、またセンタカバーCcの左右両側壁部に、
足の出入りを許容する大きな開口部を特別に設ける必要
もない。
【0017】尚、前実施例ではフルカバード形式のスク
ータを示したが、本発明は、通常のスクータや、他の鞍
乗型車両、例えば自動二輪車や自動三輪車等の走行車両
にも適用可能であることは勿論である。
ータを示したが、本発明は、通常のスクータや、他の鞍
乗型車両、例えば自動二輪車や自動三輪車等の走行車両
にも適用可能であることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車体の左
右両側部に、前,後車輪から独立した左右一対の補助輪
をそれぞれ軸支する左右一対の支持部材を、それらが補
助輪を介して車体を直立させる下降位置と、各支持部材
と同側への車体の傾動を許容する上昇位置との間をそれ
ぞれ移動し得るように設け、その各支持部材と車体間に
は、該支持部材を前記下降位置側に付勢して空車状態で
は車体を直立姿勢に保持し得ると共に乗員の乗車状態で
は該支持部材の前記上昇位置への移動を許容する付勢機
構を介装し、前記各支持部材の上部には、前記乗車状態
で各支持部材を踏み下げるための足載せ部を設けたの
で、乗車状態においては各支持部材の上昇位置への移動
が、該部材や補助輪を特別に逃がし操作しなくても無理
なく許容され、従って路面上干渉物の乗り越え走行や車
体の左右傾動を、補助輪より大きな抵抗を受けることな
く容易且つ軽快に行うことができ、該補助輪の特設によ
っても車両本来の走行フィーリングを得ることができ
る。また上記乗車状態において停車中は、乗員が各支持
部材の足載せ部を単に踏み下げるだけで、各支持部材を
下降位置に保持して車体を直立させることができるか
ら、その直立姿勢を保つために足を車体の左右外側方に
下げ降ろして接地させることは不要となり、衣服の汚れ
を防止することができ、また車体の形状の自由度も向上
する。
右両側部に、前,後車輪から独立した左右一対の補助輪
をそれぞれ軸支する左右一対の支持部材を、それらが補
助輪を介して車体を直立させる下降位置と、各支持部材
と同側への車体の傾動を許容する上昇位置との間をそれ
ぞれ移動し得るように設け、その各支持部材と車体間に
は、該支持部材を前記下降位置側に付勢して空車状態で
は車体を直立姿勢に保持し得ると共に乗員の乗車状態で
は該支持部材の前記上昇位置への移動を許容する付勢機
構を介装し、前記各支持部材の上部には、前記乗車状態
で各支持部材を踏み下げるための足載せ部を設けたの
で、乗車状態においては各支持部材の上昇位置への移動
が、該部材や補助輪を特別に逃がし操作しなくても無理
なく許容され、従って路面上干渉物の乗り越え走行や車
体の左右傾動を、補助輪より大きな抵抗を受けることな
く容易且つ軽快に行うことができ、該補助輪の特設によ
っても車両本来の走行フィーリングを得ることができ
る。また上記乗車状態において停車中は、乗員が各支持
部材の足載せ部を単に踏み下げるだけで、各支持部材を
下降位置に保持して車体を直立させることができるか
ら、その直立姿勢を保つために足を車体の左右外側方に
下げ降ろして接地させることは不要となり、衣服の汚れ
を防止することができ、また車体の形状の自由度も向上
する。
【図1】本発明をフルカバード形式のスクータに適用し
た一実施例の全体側面図
た一実施例の全体側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】補助輪の昇降操作機構を示す、一部を破断した
拡大斜視図
拡大斜視図
【図4】フロントカウルを前方に開いた状態を示す全体
斜視図
斜視図
【図5】補助輪を上昇させた状態を示す、図2と同様の
断面図
断面図
【符号の説明】 41 ,42 支持部材 6 足載せ部としての足載せ板部 10 付勢機構 F 車体 Wf 前車輪 Wr 後車輪 Ws1 ,Ws2 補助輪
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体(F)の左右両側部に、前,後車輪
(Wf,Wr)から独立した左右一対の補助輪(W
s1 ,Ws2 )をそれぞれ軸支する左右一対の支持部材
(41 ,42 )を、それらが補助輪(Ws1 ,Ws2 )
を介して車体(F)を直立させる下降位置と、各支持部
材(41 ,42 )と同側への車体(F)の傾動を許容す
る上昇位置との間をそれぞれ移動し得るように設け、そ
の各支持部材(41 ,42 )と車体(F)間には、該支
持部材(41 ,42 )を前記下降位置側に付勢して空車
状態では車体(F)を直立姿勢に保持し得ると共に乗員
の乗車状態では該支持部材(41 ,42 )の前記上昇位
置への移動を許容する付勢機構(10)を介装し、前記
各支持部材(41 ,42 )の上部には、前記乗車状態で
各支持部材(41 ,42 )を踏み下げるための足載せ部
(6)を設けたことを特徴とする、補助輪付き走行車
両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15892291A JPH058770A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 補助輪付き走行車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15892291A JPH058770A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 補助輪付き走行車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058770A true JPH058770A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15682275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15892291A Pending JPH058770A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 補助輪付き走行車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058770A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11180370A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カバー付自転車 |
GB2376671A (en) * | 2001-03-08 | 2002-12-24 | James Edward Lawson | Stabilised two wheeled vehicle |
JP2007263925A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Anzen Motor Car Co Ltd | サイドスリップ測定装置 |
US7327536B2 (en) | 2002-10-11 | 2008-02-05 | Tdk Corporation | Suspension with integrally formed load beam load-generation member |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15892291A patent/JPH058770A/ja active Pending
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