JPH0730106B2 - リソバクター種sc14067から生産される抗生物質 - Google Patents
リソバクター種sc14067から生産される抗生物質Info
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- JPH0730106B2 JPH0730106B2 JP61068264A JP6826486A JPH0730106B2 JP H0730106 B2 JPH0730106 B2 JP H0730106B2 JP 61068264 A JP61068264 A JP 61068264A JP 6826486 A JP6826486 A JP 6826486A JP H0730106 B2 JPH0730106 B2 JP H0730106B2
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- A61P31/04—Antibacterial agents
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はリソバクター(Lysobacter)種SC14067から生
産される抗生物質、更に詳しくは、A.T.C.C.No.53042の
微生物リソバクター種SC14067の菌株の培養によつて生
産される新規な抗生物質EM5587、その生産方法および培
養物に関する。
産される抗生物質、更に詳しくは、A.T.C.C.No.53042の
微生物リソバクター種SC14067の菌株の培養によつて生
産される新規な抗生物質EM5587、その生産方法および培
養物に関する。
発明の構成と効果 本発明に係る新規抗生物質EM5587は、アメリカン・タイ
プ・カルチユア・コレクシヨン(American Type Cultur
e Collection)にA.T.C.C.No.53042で寄託されている微
生物リソバクター種SC14067の菌株の培養によつて生産
される。この抗生物質は、一連のグラム陽性菌およびグ
ラム陰性菌に対し活性を有し、特にグラム陽性菌に対し
良好な活性を有する。
プ・カルチユア・コレクシヨン(American Type Cultur
e Collection)にA.T.C.C.No.53042で寄託されている微
生物リソバクター種SC14067の菌株の培養によつて生産
される。この抗生物質は、一連のグラム陽性菌およびグ
ラム陰性菌に対し活性を有し、特にグラム陽性菌に対し
良好な活性を有する。
本発明抗生物質(EM5587のトリフルオロアセテート塩)
の特性を添付図面に示す。
の特性を添付図面に示す。
第1図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(メタノー
ル中)の紫外スペクトル、 第2図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(臭化カリ
ウム中)の赤外スペクトル、 第3図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ポジテイ
ブモード)の速原子衝撃(FAB)質量スペクトル、 第4図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテ
リウム置換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/ト
リフルオロ酢酸=50:50:0.1中)の13C−NMRスペクトル
(67.5MHz)、および 第5図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテ
リウム置換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/ト
リフルオロ酢酸=50:50:0.1中)の1H−NMRスペクトル
(400MHz)である。
ル中)の紫外スペクトル、 第2図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(臭化カリ
ウム中)の赤外スペクトル、 第3図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ポジテイ
ブモード)の速原子衝撃(FAB)質量スペクトル、 第4図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテ
リウム置換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/ト
リフルオロ酢酸=50:50:0.1中)の13C−NMRスペクトル
(67.5MHz)、および 第5図はEM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテ
リウム置換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/ト
リフルオロ酢酸=50:50:0.1中)の1H−NMRスペクトル
(400MHz)である。
EM5587の生産に用いる微生物は、リソバクター種SC1406
7の菌株である。かかる微生物の二次培養物は、メリー
ランド州ロツクビルのアメリカン・タイプ・カルチユア
・コレクシヨンの常設保管所から入手することができ
る。保管の受入番号は、A.T.C.C.No.53042である。本明
細書で記載および特徴づける特定の微生物以外に、該微
生物の変異株(たとえばX線、紫外線または窒素マスタ
ードの使用によつて生じる変異株)もこれを培養してEM
5587を生産しうることを理解すべきである。
7の菌株である。かかる微生物の二次培養物は、メリー
ランド州ロツクビルのアメリカン・タイプ・カルチユア
・コレクシヨンの常設保管所から入手することができ
る。保管の受入番号は、A.T.C.C.No.53042である。本明
細書で記載および特徴づける特定の微生物以外に、該微
生物の変異株(たとえばX線、紫外線または窒素マスタ
ードの使用によつて生じる変異株)もこれを培養してEM
5587を生産しうることを理解すべきである。
リソバクター種SC14067は、湿つた葉の腐植土層の土壌
試料〔この場合、ニユージヤージー州のワシントンズ・
クロツシング・ステート・パーク(Washington′s Cros
sing State Park)にある小川から得る〕から単離し
た。すなわち、該土壌をリトマン(Littman)の寒天培
地〔メリーランド州21030、コツキイースビル、ピー・
オー・ボツクス243のBBLミクロビオロジイ・システムズ
(Microbiology Systems)〕(最終濃度30μg/mlとなる
ように殺菌ストレプトマイシン溶液を補給)にて天板培
養する。
試料〔この場合、ニユージヤージー州のワシントンズ・
クロツシング・ステート・パーク(Washington′s Cros
sing State Park)にある小川から得る〕から単離し
た。すなわち、該土壌をリトマン(Littman)の寒天培
地〔メリーランド州21030、コツキイースビル、ピー・
オー・ボツクス243のBBLミクロビオロジイ・システムズ
(Microbiology Systems)〕(最終濃度30μg/mlとなる
ように殺菌ストレプトマイシン溶液を補給)にて天板培
養する。
約25℃で6日間培養後、リソバクター種SC14067のコロ
ニーを平板培養試料から単離する。単離したコロニーを
下記組成の寒天培地に採取する。組成 酵母エキス 5.0g グルコース 5.0g MgSO4・7H2O 0.1g FeSO4・7H2O 0.1g 寒天 17.5g 水道水 800ml 土壌抽出物の過物* 200ml *)土壌抽出物の過物は、土壌の水懸濁物(土壌:水
=1:2、w/v)を1時間煮沸し、冷却した抽出物を過す
ることにより作る。
ニーを平板培養試料から単離する。単離したコロニーを
下記組成の寒天培地に採取する。組成 酵母エキス 5.0g グルコース 5.0g MgSO4・7H2O 0.1g FeSO4・7H2O 0.1g 寒天 17.5g 水道水 800ml 土壌抽出物の過物* 200ml *)土壌抽出物の過物は、土壌の水懸濁物(土壌:水
=1:2、w/v)を1時間煮沸し、冷却した抽出物を過す
ることにより作る。
上記培地をオートクレーブ中121℃で30分間殺菌する。
リソバクター種SC14067はグラム陰性桿菌(rod)であ
り、培地の種類により種々の細胞形態を呈する。トリプ
チカーゼ(trypticase)−大豆寒天では、細胞は両端が
丸くなつた短い桿菌で、その長さは完全に均一である。
0.2%トリプトン寒天の場合、桿菌は細く、少し曲つて
おり、その長さは約0.4〜40μmの範囲にある。この培
地では、それらは特有の滑走運動を示す。果実体(frui
ting body)は全く形成しない。コロニーは粘稠性ある
いは粘液状で、色は濁つた黄色である。
り、培地の種類により種々の細胞形態を呈する。トリプ
チカーゼ(trypticase)−大豆寒天では、細胞は両端が
丸くなつた短い桿菌で、その長さは完全に均一である。
0.2%トリプトン寒天の場合、桿菌は細く、少し曲つて
おり、その長さは約0.4〜40μmの範囲にある。この培
地では、それらは特有の滑走運動を示す。果実体(frui
ting body)は全く形成しない。コロニーは粘稠性ある
いは粘液状で、色は濁つた黄色である。
ヒユーレイフソン(Hugh-Leifson)のO/Fグルコーステ
スト(J.Bacteriol.,66:24、1953年)において、リソバ
クター種SC14067は酸化的に発育するが、酸の生成は認
められない。培地のペプトンからの弱酸の生成はアンモ
ニアによつてマスクされる。ボード(Board)およびホ
ールデイング(Holding)のペプトンフリー培地〔ゲル
ハート(Gerhardt)ら編、Manual of Methods for Gene
ral Bacteriology、A.S.M、ワシントン,D.C.1981年、43
3頁〕において、窒素源として0.05%のモノ塩基性リン
酸アンモニウムおよび単独炭素源として0.5%グルコー
スを用いると、酸の生成が検出される。微生物はシトク
ロムオキシダーゼ、カタラーゼおよびホスフアターゼに
陽性である。
スト(J.Bacteriol.,66:24、1953年)において、リソバ
クター種SC14067は酸化的に発育するが、酸の生成は認
められない。培地のペプトンからの弱酸の生成はアンモ
ニアによつてマスクされる。ボード(Board)およびホ
ールデイング(Holding)のペプトンフリー培地〔ゲル
ハート(Gerhardt)ら編、Manual of Methods for Gene
ral Bacteriology、A.S.M、ワシントン,D.C.1981年、43
3頁〕において、窒素源として0.05%のモノ塩基性リン
酸アンモニウムおよび単独炭素源として0.5%グルコー
スを用いると、酸の生成が検出される。微生物はシトク
ロムオキシダーゼ、カタラーゼおよびホスフアターゼに
陽性である。
リソバクター種SC14067はキチン分解性(chitinolyti
c)で、酵母(たとえばサツカロマイセス(Saccharomyc
es))の細胞を溶解する。これはゼラチンやカゼインに
対し蛋白分解が強い。セルロース分解あるいは寒天分解
は明らかでない。インドール試験、メチルレツド試験お
よびボゲス−プロスカウエル(Voges-Proskauer)反応
は全て陰性である。リソバクター種SC14067DNAのモル%
G+Cは64.9である。
c)で、酵母(たとえばサツカロマイセス(Saccharomyc
es))の細胞を溶解する。これはゼラチンやカゼインに
対し蛋白分解が強い。セルロース分解あるいは寒天分解
は明らかでない。インドール試験、メチルレツド試験お
よびボゲス−プロスカウエル(Voges-Proskauer)反応
は全て陰性である。リソバクター種SC14067DNAのモル%
G+Cは64.9である。
これらの特徴は、クリステンセン(Christiansen)およ
びクツク(Cook)のイント・ジエイ・バクテリオル(In
t.J.Bacteriol),28(3),367〜393頁に記載のリソバ
クター属の微生物の特徴に全て一致する。
びクツク(Cook)のイント・ジエイ・バクテリオル(In
t.J.Bacteriol),28(3),367〜393頁に記載のリソバ
クター属の微生物の特徴に全て一致する。
次に本発明の係る新規抗生物質の生産について説明す
る。
る。
抗生物質EM5587は、リソバクター種SC14067(A.T.C.C.N
o.53042)を液内好気条件下、同化される炭水化物およ
び窒素源を含む水性栄養培地中、25℃またはその付近で
培養することにより生産することができる。発酵は培地
に実質的な活性が付与されるまで、通常約24〜28時間行
う。
o.53042)を液内好気条件下、同化される炭水化物およ
び窒素源を含む水性栄養培地中、25℃またはその付近で
培養することにより生産することができる。発酵は培地
に実質的な活性が付与されるまで、通常約24〜28時間行
う。
発酵の終了後、液体培地(ブイヨン)を遠心分離して、
発酵上澄みから生成する微生物の細胞を分離する。EM55
87は固体および液体部の両方に存在する。固体をアセト
ン/水(4:1)で抽出し、抽出物を減圧濃縮して油状残
渣とする。残渣を最小量のメタノールでトリチユレート
し、メタノール可溶物質をMCIゲルCHP20P**のカラムに
てクロマトグラフイーに対し、水/アセトニトリル/ト
リフルオロ酢酸混合物で溶離する。スタフイロコツカス
・アウレウス(Staphylo-coccus aureus、黄色ブドウ球
菌)に対する活性は、TLCにより均質であり、これらを
コンバインする。EM5587のアセトニトリル/水/トリフ
ルオロ酢酸溶液を窒素流下で蒸発させることにより、結
晶化を行うことができる。結晶性EM5587トリフルオロア
セテート塩を減圧過して集める。液体培地上澄みをpH
7.0に調整し、n−ブタノールで抽出する。ブタノール
抽出物を減圧濃縮し、次いでトリチユレートし、上記細
胞抽出物の場合と同様にクロマトグラフイを行い、EM55
87をそのトリフルオロアセテート塩で得る。
発酵上澄みから生成する微生物の細胞を分離する。EM55
87は固体および液体部の両方に存在する。固体をアセト
ン/水(4:1)で抽出し、抽出物を減圧濃縮して油状残
渣とする。残渣を最小量のメタノールでトリチユレート
し、メタノール可溶物質をMCIゲルCHP20P**のカラムに
てクロマトグラフイーに対し、水/アセトニトリル/ト
リフルオロ酢酸混合物で溶離する。スタフイロコツカス
・アウレウス(Staphylo-coccus aureus、黄色ブドウ球
菌)に対する活性は、TLCにより均質であり、これらを
コンバインする。EM5587のアセトニトリル/水/トリフ
ルオロ酢酸溶液を窒素流下で蒸発させることにより、結
晶化を行うことができる。結晶性EM5587トリフルオロア
セテート塩を減圧過して集める。液体培地上澄みをpH
7.0に調整し、n−ブタノールで抽出する。ブタノール
抽出物を減圧濃縮し、次いでトリチユレートし、上記細
胞抽出物の場合と同様にクロマトグラフイを行い、EM55
87をそのトリフルオロアセテート塩で得る。
**)上記MCIゲルCHP20Pは、三菱化学工業社製のマク
ロ網状スチレン−ジビニルベンゼン供重合体である。
ロ網状スチレン−ジビニルベンゼン供重合体である。
EM5587トリフルオロアセテート塩の水/アセトニトリル
(1:1、v/v)を適当なアニオン型に塩基性イオン交換樹
脂(たとえばカリフオルニア州リツチモンドのBio−Rad
社のAGMP−1)に通すことにより、他の塩を調製するこ
とができる。無機塩の具体例は、ハロゲン化水素塩(た
とえば塩酸塩、臭酸塩)、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩お
よびホウ酸塩である。有機塩の具体例は、酢酸塩、酒石
酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、安息香
酸塩、パーモ酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸塩、
アルカンスルホン酸塩(たとえばメタンスルホン酸塩)
およびアリールスルオン酸塩(たとえばベンゼンスルホ
ン酸塩)である。
(1:1、v/v)を適当なアニオン型に塩基性イオン交換樹
脂(たとえばカリフオルニア州リツチモンドのBio−Rad
社のAGMP−1)に通すことにより、他の塩を調製するこ
とができる。無機塩の具体例は、ハロゲン化水素塩(た
とえば塩酸塩、臭酸塩)、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩お
よびホウ酸塩である。有機塩の具体例は、酢酸塩、酒石
酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、安息香
酸塩、パーモ酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸塩、
アルカンスルホン酸塩(たとえばメタンスルホン酸塩)
およびアリールスルオン酸塩(たとえばベンゼンスルホ
ン酸塩)である。
EM5587の医薬的に許容しうる塩は、哺乳動物、たとえば
家畜(イヌ、ネコ、ウシ、ウマなど)やヒトの細菌感染
(特にグラム陽性感染)に対する薬剤として使用するこ
とができる。これらは、従来よりペニシリン類やセフア
ロスポリン類を感染部位に付与するのに用いられてきた
投与型式で投与することができる。かかる投与方法とし
ては、静脈注射、筋肉内投与、座薬投与が包含される。
使用するEM5587の投与量は、勿論、宿主のサイズや感染
の程度に応じて変るが、通常、大人の場合で、1日当り
たとえば約250mg〜2gの量である。なお、本発明化合物
の効力についての他の情報は、後述の説明において項目
「生物学的活性」の箇所で記載する。
家畜(イヌ、ネコ、ウシ、ウマなど)やヒトの細菌感染
(特にグラム陽性感染)に対する薬剤として使用するこ
とができる。これらは、従来よりペニシリン類やセフア
ロスポリン類を感染部位に付与するのに用いられてきた
投与型式で投与することができる。かかる投与方法とし
ては、静脈注射、筋肉内投与、座薬投与が包含される。
使用するEM5587の投与量は、勿論、宿主のサイズや感染
の程度に応じて変るが、通常、大人の場合で、1日当り
たとえば約250mg〜2gの量である。なお、本発明化合物
の効力についての他の情報は、後述の説明において項目
「生物学的活性」の箇所で記載する。
次に実施例を挙げて、EM5587の塩の製法および有用性に
ついて具体的に説明する。
ついて具体的に説明する。
実施例 リソバクター種SC14067(A.T.C.C.No.53042)を下記の
殺菌した寒天培地Aで培養する。培地A 酵母エキス 5.0g グルコース 5.0g MgSO4・7H2O 0.1g FeSO4・7H2O 0.1g 土壌抽出物の過物*** 200ml 寒天 17.5g 水道水 800ml ***)土壌抽出物の過物は、1容量の土壌と2容量
の水を100℃で1時間混合した後、過することにより
作る。使用に先立ち、培地を15ポンド流圧下121℃で15
分間殺菌する。斜面寒天(培地A)の表示に生育したリ
ソバクター種SC14067(A.T.C.C.No.53042)を、下記の
殺菌した培地B100mlをそれぞれ含有する2個の500mlエ
ルレンマイヤーフラスコに接種する。培地B 酵母エキス 5.0g ペプトン 3.0g マンニトール 5.0g 蒸留水で全体を1 使用に先立ち、培地を121℃で15分間殺菌する。
殺菌した寒天培地Aで培養する。培地A 酵母エキス 5.0g グルコース 5.0g MgSO4・7H2O 0.1g FeSO4・7H2O 0.1g 土壌抽出物の過物*** 200ml 寒天 17.5g 水道水 800ml ***)土壌抽出物の過物は、1容量の土壌と2容量
の水を100℃で1時間混合した後、過することにより
作る。使用に先立ち、培地を15ポンド流圧下121℃で15
分間殺菌する。斜面寒天(培地A)の表示に生育したリ
ソバクター種SC14067(A.T.C.C.No.53042)を、下記の
殺菌した培地B100mlをそれぞれ含有する2個の500mlエ
ルレンマイヤーフラスコに接種する。培地B 酵母エキス 5.0g ペプトン 3.0g マンニトール 5.0g 蒸留水で全体を1 使用に先立ち、培地を121℃で15分間殺菌する。
接種後、フラスコを回転振盪機(300rpm、2インチスト
ローク)にて25℃で約24時間培養する。発育培養フラス
コから1%(v/v)量をとり、上記殺菌培地B100mlをそ
れぞれ含有する50個の500mlエルレンマイヤーフラスコ
に移す。接種後、フラスコをもう一度前記回転振盪機に
て25℃で約24〜28時間培養する。フラスコの内容物を合
せ、液体培地を遠心分離して、約4.8の上澄み液体培
地および33g(湿重量)の細胞を得る。
ローク)にて25℃で約24時間培養する。発育培養フラス
コから1%(v/v)量をとり、上記殺菌培地B100mlをそ
れぞれ含有する50個の500mlエルレンマイヤーフラスコ
に移す。接種後、フラスコをもう一度前記回転振盪機に
て25℃で約24〜28時間培養する。フラスコの内容物を合
せ、液体培地を遠心分離して、約4.8の上澄み液体培
地および33g(湿重量)の細胞を得る。
細胞の塊(33g)を200ml部のアセトン/水(4:1)で3
回抽出する。過した抽出物をコンバインし、濃縮乾固
する。残渣をメタノールでトリチユレートし、溶解部分
を濃縮して黄色ガラス状物(705mg)とする。メタノー
ル可溶物質のクロマトグラフイーを、MCIゲルCH P20Pの
2.5×4.3cmカラムにて、1の0.1%トリフルオロ酢酸
/水および1の0.1%トリフルオロ酢酸/アセトニト
リルより調整した直線勾配で行う。TLC(Merckシリカゲ
ル−60、n−ブタノール/酢酸/水=4:1:1、Rf=0.4
2)により単一のRydon陽性の成分を有する画分を合せ、
乾燥して灰白色固体(173mg)を得る。固体をアセトニ
トリル/水/トリフルオロ酢酸(50:50:0.1)に溶解
し、窒素流下で放置して蒸発せしめ、73mgの結晶性EM55
87をそのトリフルオロアセテート塩で得る。
回抽出する。過した抽出物をコンバインし、濃縮乾固
する。残渣をメタノールでトリチユレートし、溶解部分
を濃縮して黄色ガラス状物(705mg)とする。メタノー
ル可溶物質のクロマトグラフイーを、MCIゲルCH P20Pの
2.5×4.3cmカラムにて、1の0.1%トリフルオロ酢酸
/水および1の0.1%トリフルオロ酢酸/アセトニト
リルより調整した直線勾配で行う。TLC(Merckシリカゲ
ル−60、n−ブタノール/酢酸/水=4:1:1、Rf=0.4
2)により単一のRydon陽性の成分を有する画分を合せ、
乾燥して灰白色固体(173mg)を得る。固体をアセトニ
トリル/水/トリフルオロ酢酸(50:50:0.1)に溶解
し、窒素流下で放置して蒸発せしめ、73mgの結晶性EM55
87をそのトリフルオロアセテート塩で得る。
70℃で3時間減圧乾燥した後の試料について、元素分析
を行う。実測値:C50.01、H6.92、N13.98、F7.4。
を行う。実測値:C50.01、H6.92、N13.98、F7.4。
EM5587のトリフルオロアセテート塩の紫外スペクトルを
第1図に示す。λmax(▲E1% 1cm▼):250(sh,1.4)、
257(1.5)、262(1.4)およびエンド吸収に加えて268n
m(0.9)。
第1図に示す。λmax(▲E1% 1cm▼):250(sh,1.4)、
257(1.5)、262(1.4)およびエンド吸収に加えて268n
m(0.9)。
EM5587のトリフルオロアセテート塩(臭化カリウム中)
の赤外スペクトルを第2図に示す。以下のピークが認め
られる:3345(br)、2965、2937、2878、1745(w)、1
666(s)、1530(s)、1203、1138、838、800、722お
よび702cm-1。
の赤外スペクトルを第2図に示す。以下のピークが認め
られる:3345(br)、2965、2937、2878、1745(w)、1
666(s)、1530(s)、1203、1138、838、800、722お
よび702cm-1。
EM5587のトリフルオロアセテート塩(ジチオトレイトー
ル/ジチオエリスリトール中)のFAB質量スペクトルを
第3図に示す。
ル/ジチオエリスリトール中)のFAB質量スペクトルを
第3図に示す。
EM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテリウム置
換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/トリフルオ
ロ酢酸=50:50:0.1中)の13C−NMRスペクトル(67.5MH
z)を第4図に示す。
換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/トリフルオ
ロ酢酸=50:50:0.1中)の13C−NMRスペクトル(67.5MH
z)を第4図に示す。
EM5587のトリフルオロアセテート塩(ジユウテリウム置
換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/トリフルオ
ロ酢酸=50:50:0.1中)の1H−NMRスペクトル(400MH
z)を第5図に示す。
換アセトニトリル/ジユウテリウム置換水/トリフルオ
ロ酢酸=50:50:0.1中)の1H−NMRスペクトル(400MH
z)を第5図に示す。
EM5587のトリフルオロアセテート塩を、Merckシリカゲ
ル−60にてn−ブタノール/酢酸/水(4:1:1)で薄層
分配クロマトグラフイーに付したRf値は、0.42である。
ル−60にてn−ブタノール/酢酸/水(4:1:1)で薄層
分配クロマトグラフイーに付したRf値は、0.42である。
EM5587のトリフルオロアセテート塩は、メタノール、ア
セトニトリル/水(1:1)およびジメチルスルホキシド
に可溶であるが、アセトニトリル、クロロホルム、ベン
ゼン、酢酸エチルまたは水には実質的に溶解しない。
セトニトリル/水(1:1)およびジメチルスルホキシド
に可溶であるが、アセトニトリル、クロロホルム、ベン
ゼン、酢酸エチルまたは水には実質的に溶解しない。
生物学的活性 EM5587のトリフルオロアセテート塩の好気性細菌に対す
る最小発育阻止濃度(MIC)を、寒天稀釈法で測定す
る。試験微生物を冷凍ストツクから準備し、稀釈して最
終濃度を107CFU/mlとする。EM5587のトリフルオロアセ
テート塩を適当な稀釈剤に濃度1000μg/mlで溶解する。
イースト・ビーフ・ブロス(Yeast Beef Broth)(デイ
フコ)で2倍稀釈を行い、1000μg/ml〜0.5ug/mlの範囲
とする。それぞれ1.5mlの稀釈試料を個々のペトリ皿に
入れ、これに13.5mlのK−10寒天****を加える。寒天中
の最終薬剤濃度の範囲は、100μg/ml〜0.05μg/mlであ
る。寒天のみを含有する微生物発育対照平板を準備し、
試験平板の前後に接種する。微生物を各平板の表面にデ
ンレイ・マルチポイント・イノキユレーター(Denley M
ulti−point Inoculator)(これはそれぞれ約0.001ml
の微生物を与える)で加え、寒天表面の最終接種濃度を
104CFUとする。
る最小発育阻止濃度(MIC)を、寒天稀釈法で測定す
る。試験微生物を冷凍ストツクから準備し、稀釈して最
終濃度を107CFU/mlとする。EM5587のトリフルオロアセ
テート塩を適当な稀釈剤に濃度1000μg/mlで溶解する。
イースト・ビーフ・ブロス(Yeast Beef Broth)(デイ
フコ)で2倍稀釈を行い、1000μg/ml〜0.5ug/mlの範囲
とする。それぞれ1.5mlの稀釈試料を個々のペトリ皿に
入れ、これに13.5mlのK−10寒天****を加える。寒天中
の最終薬剤濃度の範囲は、100μg/ml〜0.05μg/mlであ
る。寒天のみを含有する微生物発育対照平板を準備し、
試験平板の前後に接種する。微生物を各平板の表面にデ
ンレイ・マルチポイント・イノキユレーター(Denley M
ulti−point Inoculator)(これはそれぞれ約0.001ml
の微生物を与える)で加え、寒天表面の最終接種濃度を
104CFUとする。
****)上記K−10寒天は、以下の組成から成る。
牛肉エキス 1.5g 酵母エキス 3.0g ペプトン 6.0g デキストロース 1.0g 寒天 15.0g 蒸留水で全体を1000ml 各平板を37℃で18時間培養し、次いでMIC値を測定す
る。MICは微生物の発育を抑制する化合物の最低濃度で
ある。
る。MICは微生物の発育を抑制する化合物の最低濃度で
ある。
かかる寒天稀釈検定の結果は、以下の通りである。
また嫌気性細菌の感受性も、寒天稀釈法で測定する。試
験微生物は、チヨツプト・ミート・ブロス(Chopped Me
at Broth)(ロードアイランド州フイスケビルのスコツ
ト・ラボラトリーズ)で発育した24〜48時間培養物、ま
たはチヨコレート寒天斜面の洗液から準備する。上記斜
面はPro−tease♯3寒天(デイフコ)にヘモグロビンを
1%濃度まで加えて調製する。斜面の発育物をブレイン
・ハート・インフユージヨン・ブロス(Brain Heart In
fusion Broth)(BBLミクロビオロジイ・システムズ)
で洗い落し、密度1×108CFU/mlに稀釈する。EM5587の
トリフルオロアセテート塩を適当な稀釈剤に濃度100μg
/mlで溶解する。イースト・ビーフ・ブロス(デイフ
コ)で2倍稀釈を行い、1000μg/ml〜0.5μg/mlの範囲
とする。それぞれ1.5mlの稀釈試料を個々のペトリ皿に
入れ、これに13.5mlのDST寒天(メリーランド州コロン
ビア、レツド・ブランチ・ロードのオキソイドUSA・イ
ンコーポレイテツド)(該寒天は溶解したヒツジ皿液5
%およびビタミンK0.5μg/mlを含有)を加える。寒天中
の最終薬剤濃度の範囲は100μg/ml〜0.05μg/mlであ
る。寒天のみを含有する微生物発育対照平板を準備し、
試験平板の前後に接種する。微生物を各平板の表面にデ
ンレイ・マルチポイント・インキユレーター(これはそ
れぞれ約0.001mlの微生物を与える)で加え、寒天表面
の最終接種濃度を105CFUとする。各平板を嫌気性室(オ
ハイオ州マリエツタのホルマ・サイエンテイフイツク)
で37℃にて18時間培養し、次いでMIC値を測定する。MIC
は微生物の発育を抑制する抗生物質の最低濃度である。
験微生物は、チヨツプト・ミート・ブロス(Chopped Me
at Broth)(ロードアイランド州フイスケビルのスコツ
ト・ラボラトリーズ)で発育した24〜48時間培養物、ま
たはチヨコレート寒天斜面の洗液から準備する。上記斜
面はPro−tease♯3寒天(デイフコ)にヘモグロビンを
1%濃度まで加えて調製する。斜面の発育物をブレイン
・ハート・インフユージヨン・ブロス(Brain Heart In
fusion Broth)(BBLミクロビオロジイ・システムズ)
で洗い落し、密度1×108CFU/mlに稀釈する。EM5587の
トリフルオロアセテート塩を適当な稀釈剤に濃度100μg
/mlで溶解する。イースト・ビーフ・ブロス(デイフ
コ)で2倍稀釈を行い、1000μg/ml〜0.5μg/mlの範囲
とする。それぞれ1.5mlの稀釈試料を個々のペトリ皿に
入れ、これに13.5mlのDST寒天(メリーランド州コロン
ビア、レツド・ブランチ・ロードのオキソイドUSA・イ
ンコーポレイテツド)(該寒天は溶解したヒツジ皿液5
%およびビタミンK0.5μg/mlを含有)を加える。寒天中
の最終薬剤濃度の範囲は100μg/ml〜0.05μg/mlであ
る。寒天のみを含有する微生物発育対照平板を準備し、
試験平板の前後に接種する。微生物を各平板の表面にデ
ンレイ・マルチポイント・インキユレーター(これはそ
れぞれ約0.001mlの微生物を与える)で加え、寒天表面
の最終接種濃度を105CFUとする。各平板を嫌気性室(オ
ハイオ州マリエツタのホルマ・サイエンテイフイツク)
で37℃にて18時間培養し、次いでMIC値を測定する。MIC
は微生物の発育を抑制する抗生物質の最低濃度である。
かかる寒天稀釈検定の結果は、以下の通りである。
第1図〜第5図は本発明抗生物質の特性に関するもの
で、第1図は紫外スペクトル、第2図は赤外スペクト
ル、第3図は質量スペクトル、第4図は13C−NMRスペ
クトル、および第5図は1H−NMRスペクトルである。
で、第1図は紫外スペクトル、第2図は赤外スペクト
ル、第3図は質量スペクトル、第4図は13C−NMRスペ
クトル、および第5図は1H−NMRスペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨセフ・オサリバン アメカ合衆国ニユージヤージー、ベル・ミ ード、グリツグスタウン・ロード 542番 (72)発明者 ジヨン・イー・マツカラフ アメカ合衆国ニユージヤージー、ホワイト ハウス・ステイシヨン、ラトウーレツト・ ロード 7番
Claims (3)
- 【請求項1】近似元素分析値:C50.01,H6.92,N13.98,F7.
4、第1図に示す紫外スペクトル、第2図に示す赤外ス
ペクトル、第3図に示す質量スペクトル、第4図に示す
13C−NMRスペクトル(67.5MHz)、および第5図に示す
1H−NMRスペクトル(400MHz)を有することを特徴とす
る抗生物質EM5587のトリフルオロアセテート塩。 - 【請求項2】A.T.C.C.No.53042のリソバクター(Lysoba
cter)種SC14067を、同化される炭水化物および窒素源
を含有する培地中で培養し、次いで培地からEM5587を塩
で回収することを特徴とするEM5587の塩の生産方法。 - 【請求項3】微生物を約25℃で培養する前記第2項に記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US71580285A | 1985-03-25 | 1985-03-25 | |
US715802 | 1991-06-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227788A JPS61227788A (ja) | 1986-10-09 |
JPH0730106B2 true JPH0730106B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=24875544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61068264A Expired - Lifetime JPH0730106B2 (ja) | 1985-03-25 | 1986-03-25 | リソバクター種sc14067から生産される抗生物質 |
Country Status (6)
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---|---|
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EP (1) | EP0196042B1 (ja) |
JP (1) | JPH0730106B2 (ja) |
AT (1) | ATE77653T1 (ja) |
CA (1) | CA1266247A (ja) |
DE (1) | DE3685764T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5081225A (en) * | 1989-02-09 | 1992-01-14 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Gram-positive and gram-negative antibacterial compounds from the microorganism, janthinobacterium lividum |
JP3339235B2 (ja) * | 1994-02-18 | 2002-10-28 | 日本メディカルリサーチ株式会社 | 抗生物質wap−8294a、その製造法及び抗菌剤 |
HU218351B (hu) * | 1995-02-02 | 2000-08-28 | Nippon Medical Research, Inc. | WAP-8294A antibiotikumok, eljárás előállításukra, a termelő mikroorganizmus és az antibiotikumokat tartalmazó antibakteriális gyógyszerkészítmények |
US7271147B2 (en) * | 2000-03-30 | 2007-09-18 | Zaidan Hojin Biseibutsu Kagaku Kenkyu Kai | Antibiotics, tripropeptins and process for producing the same |
JP3863391B2 (ja) | 2001-06-13 | 2006-12-27 | Necエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
DE10320781A1 (de) * | 2003-05-09 | 2004-11-25 | Bayer Healthcare Ag | Acylierte Nonadepsipeptide |
DE102004051023A1 (de) * | 2004-10-20 | 2006-05-04 | Bayer Healthcare Ag | Desoxo-Nonadepsipeptide |
DE102004051025A1 (de) | 2004-10-20 | 2006-04-27 | Bayer Healthcare Ag | Substituierte Nonadepsipeptide |
DE102004051024A1 (de) * | 2004-10-20 | 2006-04-27 | Bayer Healthcare Ag | Heterocyclyl-substituierte Nonadepsipeptide |
DE102004053410A1 (de) * | 2004-11-05 | 2006-05-11 | Bayer Healthcare Ag | Cyclische Nonadepsipeptidamide |
DE102004053407A1 (de) | 2004-11-05 | 2006-05-11 | Bayer Healthcare Ag | Acylierte Nonadepsipeptide II |
DE102004053409A1 (de) * | 2004-11-05 | 2006-05-11 | Bayer Healthcare Ag | Verfahren zur gezielten Herstellung von Lysobactinfragmenten |
DE102006003443A1 (de) * | 2006-01-25 | 2007-07-26 | Aicuris Gmbh & Co. Kg | Asparagin-10-substituierte Nonadepsipeptide |
DE102006018080A1 (de) * | 2006-04-13 | 2007-10-18 | Aicuris Gmbh & Co. Kg | Lysobactinamide |
DE102006018250A1 (de) * | 2006-04-13 | 2007-10-18 | Aicuris Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum Herstellen von cyclischen Depsipeptiden |
JP5878303B2 (ja) * | 2010-05-25 | 2016-03-08 | 株式会社ゲノム創薬研究所 | 抗生物質含有画分、その抗生物質及びその抗生物質の製造方法 |
TW201717991A (zh) * | 2015-08-17 | 2017-06-01 | 拜耳動物保健有限公司 | 用於治療牛乳房炎之溶桿菌素 |
EP3363452A1 (en) | 2017-02-17 | 2018-08-22 | Bayer Animal Health GmbH | Combinations of lysobactin and aminogylcosides against diseases caused by gram-positive and gram-negative bacteria in non-human animals |
CN111979143B (zh) * | 2020-08-04 | 2022-04-29 | 安徽科技学院 | 一株溶杆菌及其生产应用 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4393047A (en) * | 1980-03-18 | 1983-07-12 | Microbiochemical Research Foundation | Antibiotic cytophagin and a process for producing the same |
US4588588A (en) * | 1983-12-05 | 1986-05-13 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Antibiotic EM5487 |
-
1986
- 1986-03-19 CA CA000504456A patent/CA1266247A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-03-24 EP EP86103991A patent/EP0196042B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-03-24 DE DE8686103991T patent/DE3685764T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-03-24 AT AT86103991T patent/ATE77653T1/de not_active IP Right Cessation
- 1986-03-25 JP JP61068264A patent/JPH0730106B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-03-09 US US07/023,425 patent/US4754018A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
CA1266247C (en) | 1990-02-27 |
EP0196042A2 (en) | 1986-10-01 |
CA1266247A (en) | 1990-02-27 |
ATE77653T1 (de) | 1992-07-15 |
US4754018A (en) | 1988-06-28 |
JPS61227788A (ja) | 1986-10-09 |
DE3685764T2 (de) | 1993-01-14 |
EP0196042B1 (en) | 1992-06-24 |
DE3685764D1 (de) | 1992-07-30 |
EP0196042A3 (en) | 1988-01-27 |
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