JPH07299949A

JPH07299949A - サーマルプリンターで使用されるカセツトのための収納箱

Info

Publication number: JPH07299949A
Application number: JP7120385A
Authority: JP
Inventors: Lieven Dirx; リーベン・デイルクス
Original assignee: Agfa Gevaert NV
Current assignee: Agfa Gevaert NV
Priority date: 1994-04-29
Filing date: 1995-04-24
Publication date: 1995-11-14
Also published as: US5600361A; EP0679524B1; DE69408971T2; EP0679524A1; DE69408971D1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】非使用の期間中、即ち、プリンターに設置さ
れない間、装填されたカセットの容易かつ安全な保持を
許容する、記憶された形式のカセットのための収納箱を
提供する。【構成】収納箱１０は、頂壁１３、底壁１４、２つの
側壁１５，１６及び後壁１７、箱への接近のための前面
開口１８、そのような開口を閉じるためのドア１９と、
後壁１７の方向において箱の前面開口から延びる各側壁
１５，１６におけるスロット２２とを有する略矩形囲い
であり、該スロット２２の高さと構成は、取手２８，２
９が該スロット２２にはめ込まれる間、前面開口１８を
通して収納箱１０にカセット３３の挿入を許容する如く
であり、取手２８，２９の外側部分は、箱の外側にあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンターで
使用されるカセットのための収納箱に関する。

【０００２】

【従来技術】サーマル印刷プロセスにおいて、色素保持
ドナーリボンは、印刷ゾーンにおいて色素収容印刷シー
トと当接される。サーマル印刷は、リボン移動の方向を
横断する方向においてリボンにわたる多要素印刷ヘッド
とドナーリボンを接触させることにより行われる。印刷
ヘッドは、一般に、密接な間隔の抵抗性加熱要素の線形
配列を具備し、各要素は、直接に対向するドナーリボン
の部分を加熱し、これにより、リボンから印刷シートに
色素を転写させるために印加電圧によって個別にアドレ
ス指定される。印刷シートは、印刷ヘッドを通過して印
刷シートを前進させる回転可能な印刷ドラムの表面に装
着される。

【０００３】色素リボンは、種々の色の熱転写色素の一
連の離間フレームを含むウェブ状色素キャリヤの形態で
あり、供給スプールに巻かれる。リボンは、供給スプー
ルから支給され、巻取スプールに再巻装される。色素リ
ボンは、加熱要素から収容シートへの熱伝達を阻止しな
いように、一般にわずか１０マイクロメートルの大きさ
の次元における厚さを有するために、取り扱いが難し
い。その理由のために、供給スプールと巻取スプール
は、通常、印刷ヘッドによりリボンを印刷ドラムにおけ
る収容シートと当接させる中央矩形開口を有する専用カ
セットにおいて設けられる。

【０００４】第一形式のカセットは、プラスチックから
作製され、可処分形式である。プリンターの操作者のた
めに都合が良く、脆弱なリボンの保護は満足された。

【０００５】環境上の要請により、可処分カセットの使
用にはますます制約が課せられ、そのため、再装填可能
で、基本的に原可処分カセットと同一構成を有するが、
開放と再装填を許容する二部分構造を有する第２形式の
カセットが到来した。完全な巻取スプールの供給は、単
純な厚紙パッケージにおいて行われた。

【０００６】それから、前者のプラスチックのものの複
製ではないが、最初から、再装填可能なカセットとして
設計された第３形式のカセットが到来した。それは、頑
丈な完全な開構造であり、事実、基本的に、シート金属
の２つの平行なフランジと相互連結棒とを具備し、棒の
間に供給及び巻取スプールが回転及び除去可能に支持さ
れたフレームにほかならない。フレームは、その操作の
ための取手を側部において具える。そのような操作は、
完全に開フレーム構造において装填されたリボンの種類
を考慮し、巧妙である。記載された形式のカセットは、
「サーマルプリンターで使用される色素リボンパッケー
ジと色素リボンパッケージから色素リボンをサーマルプ
リンターの再装填可能なカセットに装填する方法（”Ｄ
ｙｅｒｉｂｂｏｎｐａｃｋａｇｅｆｏｒｕｓｅ
ｗｉｔｈａｔｈｅｒｍａｌｐｒｉｎｔｅｒａｎ
ｄａｍｅｔｈｏｄｏｆｌｏａｄｉｎｇｔｈｅ
ｒｅｌｏａｄａｂｌｅｃａｓｓｅｔｔｅｏｆａ
ｔｈｅｒｍａｌｐｒｉｎｔｅｒｗｉｔｈａｄｙ
ｅｒｉｂｂｏｎｆｒｏｍａｄｙｅｒｉｂｂｏ
ｎｐａｃｋａｇｅ”）」と題する、１９９２年１０月
２２日に提出された同時係属ＥＰ出願９２２０３２
４７．９において開示される。

【０００７】しかし、このカセットは、次の理由のため
に色素リボンの操作問題を完全に解決しない。サーマル
印刷は、透明並びに不透明印刷を生産するために使用さ
れ、これは白黒又はカラーである。これらの種々の形式
の応用は、対応する形式の色素リボンを必要とし、こう
して、実際に、少なくとも３つのカセットが、適切な色
素リボンを各々装填されて使用される。プリンターの使
用において、操作者は、行われる作業の形式により、カ
セットを規則的に置き換えることを強制される。カセッ
ト自体の頻繁な取扱いは、取手が設けられるために問題
を提起しないが、カセットの保管は、色素リボンを有す
るスプールが、自由に露呈され、こうして、ほこりによ
る偶然の接触又は汚損が、法外にリボンを損傷させるた
めに、論点を形成する。

【０００８】

【発明の目的】本発明の目的は、非使用の期間中、即
ち、プリンターに設置されない間、装填されたカセット
の容易かつ安全な保持を許容する、記載された形式のカ
セットのための収納箱を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明により、サーマル
プリンターで使用されるカセットのための収納箱であ
り、このカセットは、巻装された色素リボンのロールを
有する供給スプールと、供給スプールから支給されたリ
ボンを収容するために色素リボンの前端を装着した巻取
スプールとを収容するために配置され、該カセットは、
カセットの容易な把持を許容する横外向き取手を各側部
において設けられた収納箱が、頂壁、底壁、２つの側壁
及び後壁、箱への接近のための前面開口、そのような開
口を閉じるためのドア、後壁の方向において箱の前面開
口から延びる各側壁におけるスロットとを有する一般矩
形囲いであり、該スロットの高さと構成は、前面開口を
通して収納箱にカセットの挿入を許容する如くであり、
取手の外側部分は、箱の外側にあり、こうして、カセッ
トの操作を許容することを特徴とする。

【００１０】発明の収納箱は、環境条件に対して色素リ
ボンを装填されたカセットの満足された保護を与える。
収納箱のハウジングにおける開口、すなわち、側壁にお
ける２つのスロットは、色素リボンを関する問題を生じ
させる性質ではないことが示された。収納箱の主な目的
は、新供給及び巻取スプールがパックされた原巻付けと
同様には色素リボンのための気密及び防湿障壁を形成し
ないが、指及び他の接触に対して、プリンターにおける
最初の使用の後、色素リボンを保護することであること
が想起される。

【００１１】発明の収納箱の他の利点は、次の如くであ
る。箱は、空間節約形である。まず、前面ドアは箱への
直接の接近を与え、そのため、カセットの除去は、多く
の他の収納保持器における如く、上部カバー又は同等物
を取り去って下に置き、又はスライドを引き出す必要な
しに、行われるからである。第２に、個々の使用を許容
しながら、幾つかの箱が相互に積み重ねられるからであ
る。

【００１２】さらに、収納箱は、前面ドアを介した直接
の接近のために時間を節約する。カセットの除去は、こ
れにより、わずかな操作のみを必要とし、その結果、時
間の節約と危険の縮小が為され、これは医療分野におけ
る緊急事態において重要である。

【００１３】収納箱の側壁におけるスロットのレベル
は、取手が、対向壁との当接なしにスロットを通って自
由に進展し、カセットは箱の底壁において支持される如
くである。

【００１４】しかし、カセットが箱において自由に懸架
され、取手はスロットによって支持される如くレベルに
おいて収納箱におけるスロットを有することが適切であ
る。これは、箱の底部に関するスロットの高さと、フレ
ームにおける取手の対応する高さにおける公差は重要で
はないという利点を有する。さらに、長い行程における
カセットのフランジは、カセットの挿入と回収の反復の
後、底部の内面において溝を生じさせることが回避され
る。

【００１５】発明による収納箱の他の好ましい特徴は次
の如くである。

【００１６】支持スロットの深さは、箱の深さの８０％
未満である。

【００１７】取手は、スロットの方向において平坦であ
り、そしてスロットの高さは、取手の幅と厚さを考慮し
て、取手とこうしてカセットの傾斜が、カセットが箱の
底壁又は頂壁に接触する範囲まで発生しない如くであ
る。

【００１８】箱のドアは、その下端部においてヒンジを
有し、これにより、旋回ドアは、箱への邪魔のない接近
を設ける。

【００１９】収納箱は、箱の輸送を容易にするために引
き出される取手を有する。

【００２０】収納箱は、多重カセット保持器を構成する
ために他の箱と積み重ねるために配置される。

【００２１】発明は、以後、添付の図面を参照して実施
例により記載される。

【００２２】

【実施例】図１の図面は、発明による収納箱の一つの実
施態様を示す。２つの収納箱１０と１２が、互いに積み
重ねて示され、下側は保管カセットを示すために開放さ
れる。

【００２３】上側収納箱１０を参照すると、箱は、一般
に、頂壁１３、底壁１４（図４参照）、２つの側壁１５
と１６、後壁１７と、その下端部においてハウジングに
ヒンジで連結したドア１９によって閉鎖可能な前面開口
１８（下側箱１２を参照）とを有する矩形ハウジングで
ある。ドア１９は、箱の内側の点検を許容するガラスパ
ネル２０と、箱の内容物を識別するラベルのための凹部
２１とを有する。

【００２４】側壁１５と１６の各々は、箱（箱１２を参
照）の深さＤよりも浅い深さｄにおいて、前面開口から
底部に平行に走っているスロット状開口２２を設けられ
る。適切には、ｄは、０．７５Ｄよりも小さい。スロッ
トの幅ｗは、保管されるカセットの取手の内側部分３０
の幅Ｗよりも小さい（図２を参照）。スロットは、取手
の厚さｔよりもわずかに大きな高さｈを有する。

【００２５】発明による収納箱で使用される色素リボン
カセットの一つの実施態様が、図３に示される。カセッ
ト３３は、基本的に、２つのフランジ２３と２４を２５
と２６の如く幾つかの相互連結棒によって離間平行関係
において保持して成る金属フレームである。フランジ
は、下側において、サーマルプリンターの印刷ドラムに
適正にはめ込むための凹状開口２７を有する。上側にお
いて、フランジは、段状形式を有する取手２８と２９を
有し、図２において取手２８に対して詳細に示された如
く、内側部分３０、中央部分３７、及び外側部分３１を
具備する。取手は、好ましくは、フランジと一体であ
り、そして適切な構造材料は、適正に切断され折り曲げ
たステンレス鋼ホイルである。

【００２６】巻装された色素リボン３２のロールを有す
る供給スプール３１は、３４の如く、フレームのバネク
リップにはめ込まれるが、巻装スプール３６は、フレー
ムの反対端部において同様にジャーナルされる。記載さ
れたフレームは、２つの取手を用いて容易に操作され
る、頑丈かつ軽量な構造であり、操作者の指は、取手の
外側部分３１に係合し、中央部分３７によってリボンか
ら離して良好に保持される。

【００２７】開放された箱におけるカセットの挿入は、
箱の入口１８において肩部４２と４３の上面４０と４１
と取手２８と２９の内側部分３０を当接させながら、箱
においてフレームの巻装スプール端部を注意深く位置さ
せることにより行われる。表面４０と４１は、わずかに
傾き、対応する溝２２に正確に嵌まるまで、取手をそれ
と接触させて上方に案内する。巻装スプール３６におけ
るフランジ５２と５３は、カセットの壁とスプールコア
の接触を回避する。

【００２８】カセットのいっそうの挿入は、スロット２
２の対向壁との当接により、取手を水平に整列させ、そ
の結果、カセットは、取手がスロット２２の後端との当
接により停止されるまで、箱の底壁及び頂壁と平行に移
動する。

【００２９】底壁１４の上のスロット２２のレベルは、
カセットが取手を用いて箱に自由に懸架される如くであ
る。スロットの高さｈと取手の厚さｔ及び長さＬ（図３
参照）は、カセットの可能な傾斜が、非常に制限され、
そのため装填されたカセットは、箱の底壁にも頂壁にも
触らない如くである。箱におけるカセットの横位置付け
は、取手の中央部分３７が箱の横壁１５、１６の一方又
は他方の外面に係合することによって獲得される。

【００３０】次の例は、上記の収納箱とそこで使用され
る色素リボンカセットを示す。

【００３１】箱の一般サイズ：３８０ｘ９０ｘ
２７５ｍｍ壁深さＤ：２５５ｍｍスロット深さｄ：１９２ｍｍスロット高さｈ：２．５ｍｍスロット幅ｗ：１５．０ｍｍ取手厚ｔ：１．５ｍｍ取手長Ｌ：６５ｍｍ取手深さＷ：４５ｍｍ色素リボン長：６０ｍｍ幅：２７０ｍｍ発明の適切な実施態様により、図示の収納箱は、箱の輸
送を容易にする取手４５を設けられる。そのような取手
は、図４に示された如くフレーム４６の一部をなし、一
方の側に対して示された４７と４８の如く、４つの外向
き脚部を有し、箱の底壁１４によって形成された４９の
如く溝と側壁１６の下方リム５０において滑動する。図
４は、箱保持位置において取手４５を示すが、図１は、
回収位置において取手を示す。

【００３２】発明のさらに適切な実施態様により、収納
箱は、箱の頂部において４つの対応する凹部に嵌まる４
つの足部５１を有し、凹部５２は、より後方に位置し、
凹部５３は、より前方に位置する。凹部５２により、収
納箱は、図１に示された如く互いに関して後方に積み重
ねることができ、その結果、わずかに傾斜したドアは、
相互に同一平面になる。しかし、足部５１はまた、より
前方の凹部５３にはめ込まれ、その結果、箱は、完全に
垂直に積み重ねられ、それらの後壁は、相互に同一平面
になる。

【００３３】本発明による収納箱は、任意の適切な材料
から作製される。上記の箱において、側面パネルとドア
は、適切なプラスチック、例えば、ＡＢＳの射出成型に
より作製されるが、頂壁、後壁及び底壁は、側面パネル
の対応する凹部及び溝に嵌まる板の適切な切断と折畳み
によって形成された。

【００３４】本発明による収納箱で使用される色素リボ
ンカセットの取手は、図に示されたもの以外の形状を有
し、そして、カセット自体もそうである。発明の収納箱
で使用されるカセットと、新しい色素リボンのロールの
適度な装填の技術についてのより多くの詳細は、前述の
同時係属ＥＰ出願において見いだされる。

【００３５】収納箱の構造の剛性は、３つ以上の箱の随
時の積重ねにより、カセットの取手が阻止される程度に
まで、下側箱のスロット高さｈが縮小されない如くであ
る。本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりであ
る。

【００３６】１．サーマルプリンターで使用されるカセ
ット（３３）のための収納箱（１０、１２）であり、こ
のカセットは、巻装された色素リボンのロールを有する
供給スプールと、供給スプールから支給されたリボンを
収容するために色素リボンの前端を装着した巻取スプー
ルとを収容するために配置され、該カセットは、カセッ
トの容易な把持を許容する外向き取手（２８、２９）を
両側部において備える収納箱において、該収納箱が、頂
壁（１３）、底壁（１４）、２つの側壁（１５、１１）
及び後壁（１７）、箱への接近のための前面開口（１
８）、そのような開口を閉じるためのドア（１９）と、
後壁の方向において箱の前面開口から延びる両側壁にお
けるスロット（２２）とを有する略矩形囲いであり、該
スロットの高さと構成は、取手が該スロットにはめ込ま
れる間、前面開口を通して収納箱にカセットの挿入を許
容する如くであり、取手（２８、２９）の外側部分（３
１）は、箱の外側にあり、こうして、カセットの操作を
許容することを特徴とする収納箱。

【００３７】２．取手（２８、２９）の内側部分（３
０）が、スロット（２２）によって支持される上記１に
記載の収納箱。

【００３８】３．該支持スロット（２２）が、箱の底壁
に平行である上記２に記載の収納箱。

【００３９】４．該支持スロット（２２）の深さｄが、
箱の深さＤの７５％よりも小さい上記１、２又は３に記
載の収納箱。

【００４０】５．該スロット（２２）へのカセットの取
手の接近を容易にするその前面開口（１８）の近くに傾
斜案内表面（４０、４１）を有する上記１〜４のいずれ
か一つに記載の収納箱。

【００４１】６．取手（２８、２９）が、スロットの方
向において平坦であり、そしてスロットの高さｈが、取
手の長さＬと厚さｔを考慮して、取手とこうしてカセッ
トの傾斜が、カセットが箱の底壁又は頂壁に触る範囲ま
で発生しない如くである上記１〜５のいずれか一つに記
載の収納箱。

【００４２】７．箱のドア（１９）が、下方端部におい
てヒンジ（９）を有する上記１〜６のいずれか一つに記
載の収納箱。

【００４３】８．ドア（１９）が、垂直に対してわずか
に傾斜した位置を有する上記７に記載の収納箱。

【００４４】９．足部（５１）と、上部において２列の
対応する凹部（５２、５３）を有し、多重カセット保持
器を構成するために、幾つかの箱の完全に垂直又はわず
かに後方に互い違いにした積重ねを許容する上記８に記
載の収納箱。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による２つの収納箱の組み立ての一実施
態様を示す斜視図である。

【図２】図１の収納箱の一側壁の部分の線２−２におけ
る垂直断面図である。

【図３】図１の箱において使用されるカセットの一実施
態様の斜視図である。

【図４】底部から見た後壁に載置される図１による収納
箱の斜視図である。

【符号の説明】

１０収納箱１３頂壁１４底壁１５側壁１６側壁１８前面開口１９ドア２２スロット２８取手２９取手

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】サーマルプリンターで使用されるカセッ
トのための収納箱であり、このカセットは、巻装された
色素リボンのロールを有する供給スプールと、供給スプ
ールから支給されたリボンを収容するために色素リボン
の前端を装着した巻取スプールとを収容するために配置
され、該カセットは、カセットの容易な把持を許容する
外向き取手を両側部において備える収納箱において、該
収納箱が、頂壁、底壁、２つの側壁及び後壁、箱への接
近のための前面開口、そのような開口を閉じるためのド
アと、後壁の方向において箱の前面開口から延びる両側
壁におけるスロットとを有する略矩形囲いであり、該ス
ロットの高さと構成は、取手が該スロットにはめ込まれ
る間、前面開口を通して収納箱にカセットの挿入を許容
する如くであり、取手の外側部分は、箱の外側にあり、
こうして、カセットの操作を許容することを特徴とする
収納箱。